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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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Cu融合脈が翅縁に接しているの... 投稿者:新屋 投稿日:2009/04/13(Mon) 21:20:22 No.5372 ホームページ  引用 
3月26日、自宅周辺で死んでいるハエを見つけたので、持って帰り撮りに撮りました
(しかし「実はここが重要」という場所を撮っていないというオチかもしれません。今はもう捨てました)。
手でハエの体をつまむと、カリカリともろい殻のような感触と音がしてビビり、翅や脚を捕まえて
動かしていました。素手でないにしろ、あれこれいじって姿を整えるのは私には大仕事のようでした。

今日、学校の図鑑で調べることができ、Cu融合脈(矢印の脈ですよね)が翅縁に接しているようなので
ハナバエ科かフンバエ科、しかし姿からして(本当はよくないそうですが)フンバエではなさそうです。
ハナバエ科で合っているのでしょうか?


この拡大率では足りない? 投稿者:新屋 投稿日:2009/04/13(Mon) 21:30:16 No.5373 ホームページ  引用 
毛深いのがわかりやすい背中の写真です。目で見ても毛深いのはわかりにくかったです。
カメラの画質が良くなり、これでほとんど分類のわからない種類は減るだろうと思っていたのが、
ウミユスリカ様のロクモンホソハナレメイエバエの写真ほどの拡大(顕微鏡写真でしょうか?)を見て
死がいの劣化のせいだけではなく自分の写真の質ではまだか?など思いました。
あとはどこに着目すればよいでしょうか。

まだらのハエ 投稿者:新屋 投稿日:2009/04/07(Tue) 13:26:31 No.5342 ホームページ  引用 
ついに北海道も虫の季節になりました。飛ぶ昆虫はハエ・ハチが中心です。

自宅の周辺に飛んできたハエです。翅脈が見づらいですが羽の茶色いまだらが特徴的です。
羽は腹端をかなり越えます。このハエは何でしょうか。4月3日、札幌市、体長約6mm


Re: まだらのハエ 投稿者:新屋 投稿日:2009/04/07(Tue) 13:31:05 No.5343 ホームページ  引用 
とりあえずもう1枚を貼ります。

Re: まだらのハエ 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/04/07(Tue) 20:01:13 No.5344 ホームページ  引用 
新屋様.

以前私が尋ねたシマバエ科のHomoneura属の1種に似ています.
[ No.4448 ]

Re: まだらのハエ 投稿者:新屋 投稿日:2009/04/09(Thu) 20:21:10 No.5346 ホームページ  引用 
茨城_市毛様

確認したところ、羽の模様はほとんど合致していますが体長がだいぶ違います。Homoneuraを調べると、
40種以上が記録されているとありました。そっくりで大きさがかなり違うという別種は時々ありますね。
意味はhomo(同じ)neura(翅脈。メガネウラのneuraですね)?翅脈が単調なのは自分でもわかりましたがその先は…
ありがとうございました。

Re: まだらのハエ 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/04/09(Thu) 21:04:09 No.5347 ホームページ  引用 
新屋様.

体長がだいぶ違うとのことですが,測り方が違うのではないかと思います.

新屋様の体長6mmというのは,頭部先端から翅端まで長さではないでしょうか?

双翅目の場合,体長は文字通り翅を含まない体の長さだと思います.
この他に,翅の対角の長さを翅長と表すようです.

Re: まだらのハエ 投稿者:新屋 投稿日:2009/04/10(Fri) 20:49:53 No.5349 ホームページ  引用 
体長とは頭から腹端までの長さと心得ておりますが、それが、翅端までだと8〜9mmあるという大きさです。
けっこう大きいんです。

Re: まだらのハエ 投稿者:ハエ男 投稿日:2009/04/12(Sun) 09:51:12 No.5352  引用 
ハエの体長の標示についてはあくまでも目安とする程度にしたほうが良いと思います。

それは幼虫時の栄養状況などで大きな個体差が出てくる場合があるからです。(ヒメフンバエやニクバエなどではかなりの個体差があることを確認しています。)

また当掲示板の過去ログにもありますようにこの手のハエの同定の基本はあくまでも翅脈であり、刺毛、剛毛の配列であり、♂ゲニタリアであり、ついで翅の紋がくると考えていただいた方が間違いが少ないです。(同定の際に、体長はそれほど当てにしてません。)

新屋さんもお書きのようにそっくりで大きさが違うと言う場合もままありますが、その際も、大きさが評価のポイントではなく、頭部や胸部、前・中・後の各脚の刺毛、剛毛が重要な同定のポイントになります。

頭部の刺毛の配列が見辛いですが、雰囲気から判断すると市毛さんの書かれるようにシマバエ科のHomoneura属の一種であろうと思われます。
シマバエ科については日本ではまだまとめられた図鑑はなく、個別の論文を精査する必要があります。Homoneura属については笹川先生の論文のA revision of the Japanese species of Homoneura (Homoneura) (Diptera, Lauxaniidae), シリーズのPart1からPart3までの論文と「東洋区シマバエ科(双翅目)第 1 報(農学) 」「東洋区産シマバエ科(双翅目)第 2 報 : ヴェトナムのシマバエ相」「 東洋区産シマバエ科(双翅目)第4報 ラオスのシマバエ相 」などを参考にする以外にはなく、これらを読んでみても、翅の紋のみで同定はかなりきびしい状況であり、結局は♂ゲニタリアをみなければ確定はできないというのが現状です。(専門家も少なく、画像のみだと相当きびしいグループなのです。)

また井上 堅さんがシマバエ科の分類の属までの取り扱いの現状と、属までの検索キーの試案をネット公開してくれていますが、これも、翅脈と刺毛・剛毛配列が中心になっているはずです。よければご参照ください。

上記の論文はCiNiiで公開されていますので、そちらもご参照ください。

Re: まだらのハエ 投稿者:新屋 投稿日:2009/04/12(Sun) 20:26:35 No.5354 ホームページ  引用 
ヤドリバエで体長にかなり差が出るとは知っていました。他にもそうした例があるのですね。

>翅の紋のみで同定はかなりきびしい状況であり、結局は♂ゲニタリアをみなければ確定はできないというのが現状です。
例えば、東洋区シマバエ科(双翅目)第 1 報(農学)
http://nels.nii.ac.jp/els/110000033109.pdf?id=ART0000360458&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1239533053&cp=
をさっと見ると(家に電子辞書のような便利なものがなく)Homoneuraが17種ほど載っていますが、
全てどこかしこの色や翅の紋がほとんど同じか2、3通りしかないということでなかったり、
ミナミアオカメムシやナミテントウ並に1つの種で何通りもの色彩があるわけでなければ、外観で絞れる気がしますが…
初心者なもので文章で姿が具体的に想像できませんが、blackとbrownとyellowが多いものの差はあるようです。

Re: まだらのハエ 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/04/13(Mon) 00:43:30 No.5355  引用 
  サイドから一言。新屋さん、市毛さん、ハエ男さんがHomoneuraだろうとお考えのハエの写真による同定を巡って、論議されていますが、横で見ていて大変気になるのは、新屋さんはこのハエを採集されたのでしょうか?もし採集しているのなら、ハエそのものをメジャーで測定した結果の体長6mmと言うことであれば、その測定値も理解できます。
  しかし、生きたハエの目測だけによる測定値であったとしたら、私の場合ではとてもハエの体長(しかも腹端は斑紋のある翅の下にボヤーと見えている)を肉眼やカメラのレンズを通してだけで、mm単位で正確に言い当てる能力はありません。もちろん人によってはある程度目から離れたものの長さをmm単位で言い当てる訓練をされているかとも思います。
  しかし、新屋さんは「翅端までだと8〜9mmある」と言っており、そこにはすでに1mmの誤差の幅を読んでおられますね。さらに、写真に基づくと、体長がもし6mmであるとすれば、翅を含めた長さは10mmをやや越える値でなければなりません。新屋さんはその長さを8−9mmと言っていますので、8mmとしたらそこにはさらに2mmの誤差が生じています。
  私はメジャーをもたなければ、長さを測る場合に、手のひらを一杯に開いた場合の親指と中指の先端の間隔が”約”20cmといえるのが精一杯です。今目の前で1cmの間隔を書いてごらん、と言われたら、おそらく2−3mmは間違ってしまうでしょう。ましてや、6mmと8mmの違いはとても言い当てられません。

  この点を市毛さんやハエ男さんはどのように(というのは新屋さんの測定値にたいして、いささかの疑念ももたずにか、あるいはそれを承知の上でか)お考えになって、写真のハエのサイズについて論議されているのでしょうか?データの吟味の前にデータの信頼性の問題かと思いますが、いかがでしょうか。

 なお、双翅目の場合に、腹部の余り硬くない種(腹部背板が軟弱で、腹部の節間膜が長い種)では、同一個体であっても羽化直後とか、満腹状態とか、卵巣の発達具合とか、その個体のいろいろな状態で腹部の長さ(結果的には体長)がかなり変わります。
 また、オオミノガヤドリバエ(1頭のオオミノガ老熟幼虫に1-70頭が寄生する)やハマダラハルカ(変化の著しいネムノキの朽木の含水量)などのように、ある程度限りある餌資源量や餌資源の多様な質に依存し、幼虫の成長期が短い種では限定された期間内に生育を完了するために成虫のサイズ(翅長)にかなりの変異が現れます。一方豊富な、しかも質的に顕著な相違がない餌資源のなかで長い幼生期を成長するような種ではーー例えば渓流性のシブキバエ類(Clinoceraと近縁属)ーー成虫のサイズに大きな個体変異が現れません。
  それと、これは大事なことですが、双翅目では種間などの相違として、なにより体の大きさの比較を行なうための指標となる構造は翅であって、この長さを用いれば同一個体でも状態で変化する体長よりもはるかに良好な指標になります(短翅型の種では、翅長は信頼できない場合もあります)。

  個体変異について一例を示しますと、私が昨年の日本昆虫学会大会で講演し、今論文を書いているチーズバエ科の新属新種では♂の翅長が4.2mmから7.1mmまでの変異幅があり、翅長による最小個体は最大個体の6割に満たないほどの差があります。これは腐敗終期のミイラ化した大型動物のわずかに残存した水分の少ない骨髄や干からびつつある肉などを餌資源とせざるを得ない状況に依存した生育状態の相違によって生まれた結果であろうと思います。

Re: まだらのハエ 投稿者:新屋 投稿日:2009/04/13(Mon) 20:49:16 No.5371 ホームページ  引用 
>今目の前で1cmの間隔を書いてごらん、と言われたら、おそらく2−3mmは間違ってしまうでしょう。
指で1mmや1cmをつくれるのでそれをあてにしています。1cm以下なら誤差は1mm未満と思います…が
やはり定規などは使うべきですね。
写真は横から撮れませんでしたが横から見ることはできて、その時6mmくらいと思いました。
しかし全長8〜9mmという値は少なすぎました。あてにならないことは書かないべきでした。
採集に関してはhttp://furumusi.aez.jp/joyful1/joyful.cgi?list=pickup&num=5372#5372に書きました。

Peleteria semiglabra ウスグロ... 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/04/13(Mon) 08:07:54 No.5356 ホームページ  引用 
先週末,皇居のヤドリバエで記録されたウスグロハリバエの近縁種であるPeleteria semiglabraが採集できた.

従来ウスグロハリバエとされてきたPeleteria propinquaがくすんだ感じの個体で,両者が混じって採集されている.
P. propinquaとはpre-sutural iaを欠く事と交尾器で区別される.


Re: Peleteria semiglabra ウス... 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/04/13(Mon) 08:10:13 No.5357 ホームページ  引用 
同,交尾器です.図は極東の昆虫の検索からの引用です.

Re: Peleteria semiglabra ウス... 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/04/13(Mon) 08:11:13 No.5358 ホームページ  引用 
水戸周辺で普通に見られる,Peleteria propinquaです.

腐食物のハエ 投稿者:田中川 投稿日:2009/04/01(Wed) 23:23:45 No.5321  引用 
海岸のカニ殻捨て場に集まるハエの中に体長4ミリ弱ほどで横脈に斑紋があり、脚の腿節や脛節に黄色もしくはオレンジ色の紋があるハエを何度も見かけます。このハエは何バエでしょうか。
2009.3.29 三重県津市


Re: 腐食物のハエ 投稿者:田中川 投稿日:2009/04/01(Wed) 23:26:24 No.5322  引用 
別個体です。

Re: 腐食物のハエ 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/04/02(Thu) 07:15:20 No.5325 ホームページ  引用 
田中川様.

フンコバエ科の1種と思われます.

過去ログにマダラオオフンコバエというのがあります.

Re: 腐食物のハエ 投稿者:田中川 投稿日:2009/04/02(Thu) 10:42:25 No.5326  引用 
茨城_市毛様、ありがとうございます。
マダラオオフンコバエのようです。
画像一括閲覧ページにも登録済みだったのですね。一応覘きには行っているのですが、気づきませんでした。

Re: 腐食物のハエ 投稿者:田中川 投稿日:2009/04/04(Sat) 22:29:48 No.5330  引用 
アシマダラオオフンコバエCrumomyia annulus というのが林利彦さんの論文などで見つかりますが、和名が変更されたのでしょうか?

Re: 腐食物のハエ 投稿者:フンコバエ 投稿日:2009/04/07(Tue) 12:10:22 No.5339  引用 
画像はCrumomyia annulusに間違いありません。和名は今後はアシマダラオオフンコバエを使用する予定です。元々数種しか記録されていない状況で和名がつけられていましたが、和名が示す特徴を持った種が複数存在する場合など、最もふさわしい和名に今後変更する予定です。日本に150種ほど分布(記録されているのは70種程ですが)しているので属の和名も含めて最もふさわしい和名を考慮している最中です。昔の論文を参考にしている方には申し訳ありませんが、次回の総目録が出版されるまでには確定したいと思っています。
ちなみに本種は日本で最も普通に見られるオオフンコバエ亜科の1種で、里山・奥山環境共に見られ、動物性・植物性腐廃物に集まり、キノコからの発生も確認しています。

Re: 腐食物のハエ 投稿者:エリユスリカ 投稿日:2009/04/07(Tue) 12:29:38 No.5340  引用 
和名は余りいじらないで欲しいなあ!!

Re: 腐食物のハエ 投稿者:フンコバエ 投稿日:2009/04/07(Tue) 12:56:47 No.5341  引用 
訂正いたします。今後はマダラオオフンコバエを使用する予定です。
和名の変更については基本的に従来の和名を踏襲する予定ですが、和名から属がわかるようにフンコバエの前に属の名前をつけたいと思っています。

Re: 腐食物のハエ 投稿者:田中川 投稿日:2009/04/07(Tue) 20:43:34 No.5345  引用 
フンコバエ様、種の同定ありがとうございます。
和名変更にはそれなりの事情があったのですね。

不明なトゲハネバエ 投稿者:うみぼうず 投稿日:2009/04/06(Mon) 19:27:53 No.5337  引用 
2009.4.5昼過ぎ。福島県郡山市
梅の花(?)に来ていたトゲハネバエです。
交尾中のペアを採集できたので、2匹ともUPしてみます。

翅の前縁部にトゲがあるのでトゲハネバエかと思うのですが、合っていますでしょうか。


Re: 不明なトゲハネバエ 投稿者:うみぼうず 投稿日:2009/04/06(Mon) 19:31:08 No.5338  引用 
こちらが雄です。
立派な交尾器を持っています。

総会報告 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/04/05(Sun) 22:07:08 No.5336 ホームページ  引用 
先日,双翅目談話会の第14回総会が大阪自然史博物館で開かれました.

今回も盛況で,北海道から九州までの38名が参加し,過去最高の人数だったようです.
ここ数回,座れない方が続出しているため,来年からより大きな会場に変更する予定です.

参加して頂いた皆様,どうもありがとうございました.

P.S. 来年も4月第1土曜日に総会を開く予定です.

スズキカバエでは 投稿者:田中川 投稿日:2009/04/04(Sat) 22:57:14 No.5331  引用 
2009.4.4昼過ぎ、雨降り。三重県津市の自宅室内にカバエ科を見つけました。三枝先生の検索表からスズキカバエと自己同定しました。
後腿節は中央ないしやや先の方に幅広い暗色環をもつ
翅端部は広く顕著に暗色化し,r2+3室とr4+5室の亜端部には顕著な透明紋を現す


Re: スズキカバエでは 投稿者:田中川 投稿日:2009/04/04(Sat) 23:00:09 No.5332  引用 
後腿節の暗色環は節のほぼ中央に位置する
第1-3腹節は暗褐色

あっているでしょうか?


Re: スズキカバエでは 投稿者:田中川 投稿日:2009/04/04(Sat) 23:04:55 No.5333  引用 
捕まえて触っているうちに弱ってきました。お尻から何か白いものが出てきました。何でしょう。
両複眼は合眼的でないから雌ですよね。


Re: スズキカバエでは 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/04/05(Sun) 00:56:30 No.5334  引用 
同定されたとおりスズキカバエのメスです。腹端から出ているのは形状から卵だと思います。双翅目の中では、弱ったり、死ぬ直前にメスが産卵することがしばしばあります。例えばキリウジガガンボの♀を半殺しにしたり、また指でつまんだりしていると、次々と黒く細長い卵をはじくように産卵器から出していきます。卵ではないけれど、ニクバエのメスも死に際に卵胎生の蛆を次々と出してきます。

濾紙やティッシュのようなきれいな紙などを湿らせてその上に置けば(卵が乾く前に)、受精卵であれば孵化する可能性があったでしょう。私は飼育したことはありませんが、カバエの幼虫はさまざまな腐敗物を摂食するそうです。

Re: スズキカバエでは 投稿者:田中川 投稿日:2009/04/05(Sun) 11:11:07 No.5335  引用 
三枝豊平様、どうもありがとうございます。
検索表を今後も活用させていただきます。
白いものは卵だったのですね。
我家の庭には腐敗物が多いようです。

海岸の松林の中で 投稿者:田中川 投稿日:2009/04/01(Wed) 22:59:46 No.5318  引用 
松の砂防林の中で、体長は5ミリも無いような小さなハエを3個体ほど見つけました。何バエでしょうか。
2009.3.31昼頃 三重県津市


Re: 海岸の松林の中で 投稿者:田中川 投稿日:2009/04/01(Wed) 23:01:31 No.5319  引用 
別個体です。

Re: 海岸の松林の中で 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/04/01(Wed) 23:12:39 No.5320  引用 
これはオドリバエ科Empididae(またはこれを細分化したセダカバエ科Hybotidae)のLeptodromiella属の1種です。もともとこの属は北欧から記載されたものですが、日本にも数種が生息していて、いずれも未記載種です。

短い口器、触角刺毛が白色で微毛を密生すること、翅の臀葉の発達が悪く、翅の中室から出る脈が2本、R5脈を欠く、などの特徴があります。

成虫は春に出現し、主に森林の地表近くに生息し、しばしば表土上に静止しています。食性などは不明です。

日本産の種は脚の色彩や中胸背板のpollinosityの状態で識別することができますが、一箇所に複数種が生息することはないようです。

近縁な属にLeptopeza, Ocydromiaがあり、いずれもわが国に分布しています。

Re: 海岸の松林の中で 投稿者:田中川 投稿日:2009/04/01(Wed) 23:38:53 No.5323  引用 
三枝豊平様、ありがとうございます。
オドリバエ科のハエと初めて出会いました。スレンダーで魅力的なハエですね。松林にまた覘きに行ってきます。

管理者報告 投稿者:ハエ男 投稿日:2009/04/01(Wed) 08:53:16 No.5313  引用 
サーバーの障害で昨日アクセスできなかった方がいたのではないかと思います。

ご迷惑をお掛けしましたがすみませんでした。無事復旧しましたので、またよろしくお願いいたします。

話は変わりますが、ハエ男は無事出稼ぎを終了し、本日飯田に帰還します。

連絡先は変わらずfurumusiと(@aez.jp)です。

談話会会員の皆様は4/4に大阪でお会いしませう。

Re: 管理者報告 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/04/01(Wed) 15:26:46 No.5316 ホームページ  引用 
ハエ男様.

また,データが全部消えたのではないかと不安でした.

大阪で会いましょう.

横浜のカオビロホソヒラタ 投稿者:pakenya 投稿日:2009/04/01(Wed) 13:35:15 No.5314  引用 
関東はなかなか気温が上がらなくて、春物がまだまだって感じですが、昨日、会社の横の緑地で、昨年に引続きこの種が採れました。

額角が105度程度しかないので、極東の昆虫の検索ではカオビロホソヒラタアブ;Melangyna luciferaには行き着けないのですが、その他の特徴はドンピなのです。

これは師匠に見ていただかなくてはいけないようですので、4/4に大阪まで持参することにいたします。
>師匠!よろしくお願いいたします。


Re: 横浜のカオビロホソヒラタ 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/04/01(Wed) 15:25:00 No.5315 ホームページ  引用 
pakenya様.

たぶん,本州産のM. lasiophlalmaと同じくnewに該当するのかもしれません.海外に送って見てもらえるようにタコ採って下さい.

P.S. 額角の測定は結構難しいです.

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