![]() みんなで作る〜で見て見ましたがどれも違うような気がします。
KT様.
ここら辺のグループは,新訂大図鑑の検索表と解説で丹念に科を調べないと,近似のグループと区別し辛いです. 写真を見る限り,ショウジョウバエ科の1種だと思います. 樹液によく見られる,Amiotaマダラメマトイ属が良く似た腹部斑紋を備えています. Amiotaマダラメマトイ属については,下記のURLに比較的細かく書かれています. http://tokyoinsects.blog14.fc2.com/blog-entry-1173.html
市毛様、いつもありがとうございます。
なかなか検索表を使いこなせないでおります。 頭がヒートしそうだったので、みんなで作る〜を一つ一つ見てと横着してしまいました。市毛様がおっしゃるサイトとそのサイトで紹介されているサイトを見たところ、ご指摘のマダラメマトイ属に似ているようです。 先ほど、匿名さんよりメールをいただきました。 「君は一寸のハエにも・・・の掲示板の使用法を間違っています。もう少し双翅目について基本を勉強してから利用すべきです。私などは投稿するだけの力量が無いのを知っているので、皆さんの手を煩わせることなく、拝見することで勉強しています。まずは掲示板の過去スレを見ると参考文献やサイトの紹介などがあります。それを熟読の上投稿してください。みなさんは優しいので迷惑でもお答えしているのです。」 ショックでした。確かに双翅目について何も知りませんが、アマチュアで楽しく取り組めたらと思っておりましたもので…。主に研究対象として取り組むのではなく、せめて地元にいる種類を少しでも分かったらと思っておりました。お返事を差し上げたかったのですがどういうわけか返信できませんでした。 ご迷惑をおかけしていたのであればお詫び申し上げます。
KT様.
今回程度の,写りの良い写真をupして頂ければ,ある程度の推測は可能ですので,あまり恐縮せずに投稿してください. 生態写真だけですと,科の推測すら困難な場合が多いので,出来る限り撮影個体を確保し,標本として手元に置いて頂けると,ここの部分はどうなっているかという問い合わせが可能なので,今回のような投稿は模範的な投稿の一例です. 双翅目の科については,三枝先生による新訂大図鑑の科の検索でさえ完全ではありません(検索で落ちない新しい科が出ています).これについては,日本は比較的研究が進んだ旧北区と,未解明な東洋区との境界に位置しているので,完璧な検索表を作るのは至難な業です. この掲示板は,三人寄れば文殊の知恵といった具合に,プロの参加が殆どないアマチュア同士の交流の場と位置付けています. 確かに,匿名さんがおっしゃるように過去ログには膨大な情報が含まれていますので,時間があるときに一度読み返して頂けると幸いです. 私自身も,ハナアブ科ついては一定レベル以上の知識を持っていますが,その他については未だに自分の検索結果があっているのか不安なことも多いです. 科の検索で困るのは,特に翅脈のCostaが切れているかどうかで,迷子になってしまっうケースが多いようです.私も科すら不明で眠っているの標本が多数手元にあります. 投稿されることによって,自分なりに復習したり,足りない文献を請求したりして,私にとっては勉強の場となっていますので,あまり迷惑とは考えていません. 時間があるときに,回答していますので,仕事が多忙な時期は,回答が困難な場合もありますので,その場合はお時間を頂くことがあるかもしれません. 同じアマチュア同士,お互いにレベルアップしていけるように,頑張りましょう.
KT様、市毛様、コンニチワ。
詳しく検索したわけではありませんが、C脈(前縁脈)の基方(sc切目の手前)が太く刺状になること、 胸部背面が黒くてツヤのあることから、キノコショウジョウバエ属Mycodrosophilaの1種だと思いました。 ショウジョウバエに関しては、 日本ショウジョウバエデータベース http://www.dgrc.kit.ac.jp/~jdd/ の中に「ショウジョウバエ科の生物」があるので参考になります。 リンクをたどると文献のPDFもいくつか見られます。 あと、匿名様のおっしゃることも判りますが、そんなことを言っていたら 掲示板が過疎化してしまいそうな気がします。 ここに貼られたような触角刺毛の枝毛が判る程の鮮明な写真であれば どんどん貼って質問されたらよいと私は思います。 答えてくださる先生方もお忙しいですから、時間の取れるときしか相手出来ないと思いますが、 気長に待っていれば必ず何か返答があります。 大事なのは感謝のレスを必ずすることくらいだと思いますよ。 以前、管理人のハエ男様もこのような趣旨のことをおっしゃっていたと思います。
写真だけからの判定ですが、おそらくショウジョウバエ科のキノコショウジョウバエ属1Mycodrosophilaのハエでしょう。最初の個体と2番目のはおそらく別種であろうと思います(中胸背面の色彩、腹部背板の斑紋などの相違)。Mycodrosophilaには日本に20種ほどの種が生息していて、これらを区別する特徴はいろいろありますが、とくに腹部背面の斑紋が一つの重要な特徴になります。
ありゃりゃ、門外漢の私がちんたら文章を打っている間に先生方からレスが、、、、
え?新訂図鑑にない科がある?弱ったなぁ。。。
KT様
私もMycdrosophilaだと思います。 Mycodrosophilaに関しては、現在金沢大学で準教授をしておられる都野展子さんが京都大学の大学院生時代に、コフキサルノコシカケのような胞子に外膜を持った硬質多孔菌類の胞子を食物としており、さらに外膜だけを消化吸収して胞子を生きたまま排泄、胞子分散に寄与している事を明らかにしております。 また、Mycodrosophilaは雌の導卵突起の形態が種毎に非常に特徴がありますので、この部分だけ引き出してプレパラートにして画像を提示していただければ、比較的容易に同定することが出来ます。
市毛様、ありがとうございます。お手数をおかけすることもあるかとは思いますが、ゆっくり自分のペースで楽しみながらハエと付き合っていこうと思っております。今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。
Acleris様、ありがとうございます。ご紹介いただいたサイト、早速拝見いたしました。ダウンロードできるものは全てダインロードしました。キノコショウジョウバエ、なんか興味が湧いてきます。さっそく色々とみて見ます。ごん語ともご指導のほどよろしくお願いいたします。 アノニモミイア様、いつもありがとうございます。2種類かもしれないとのこと、びっくりいたしました。確かに最初のものと2枚目のものは違う個体を撮影しました。当日は一つのキノコから9個体得ましたが、これからじっくりと見てみたいと思います。今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。 ウミユスリカ 様、ありがとうございます。導卵突起を引き出すのには技術が必要なのでしょうか。プレパラートも必要なのはホールのあるタイプでしょうか。検体が小さいうえ40の手習いで上手く行きますでしょうか。とりあえず何でも挑戦してみようと思います。よろしくご指導のほどお願いいたします。
(旧)東京都立大学の教授でショウジョウバエ科の研究者であった故岡田豊日先生の「岡田豊日博士論文選集」(1988)に出ているTaxonomic outline of the family Drosophuilidae of Japanから、Micodrosophila属の種の検索表を私が邦訳したものを添付しておきます。双眼実体顕微鏡か倍率の高いルーペを必要としますが、あなたの採集したショウジョウバエを検索してみてはいかがですか。
添付:7202.doc (33KB)
KT様
アノニモミイア先生翻訳の検索表における『産卵管』が私の『導卵突起』に相当致します。腹部末端の生殖節の腹面先端をよく見ると、豆の鞘状に先端がやや突き出しているのを見ることが出来ます。観察するにはこの生殖節を先端の尖った精密ピンセットでつまみとり、一般のスライドグラスとカバーグラスと水で押しつぶし検鏡するだけで十分です。
2番目の画像のやつですが、アノニモミイア様にいただいた検索表で検索するとM. atrithoraxムナグロキノコショウジョウバエに行きつきました。採集した9個体の内、8個体は同じもののようです。1番目の画像のものだけが胸部にうっすらと黄褐色の紋様があります。しかし翅の黒点などは同じように見えます。個体変異ではないかと思いました。
脇からおじゃまします。門前の小僧ですが、ネットでは見られそうにないOkada(1988)の検索表について質問させてください。
この検索表では「14.R1脈先端の黒点はR1脈の下方にはほとんど達しない・・・・・subgratiosa Okada」となっていますが、subgratiosaの原記載(Okada(1965) Kontyu,33:327-350.)では「Wing・・・・, A black spot below second costal break prominent, reaching R2+3 below.」と記され Fig.36 に前翅の図があります。つまり、この検索表では原記載のsubgratiosaにたどり着けないように思います。これらは、別物なのでしょうか? あるいは、文献のどこかに誤植があるのでしょうか?
ezo-aphidさんのご指摘はもっともです。原文では、
14.Black spot at end of R1 scarcely extending below R1・・・・・・・・subgratiosa Okada Black spot at end of R1 exteniding below R1・・・・・・・・・・・・・・・・15 です。この原文は「選集」の書き下ろしの部分で、退官されるときに岡田先生が作成されたものと思います。先生ご自身はそれまで日本のMicodrosophila全体の論文はお書きでなかったかと思います(東南アジア関係は2論文あります)。 確かに、この検索表ではsubgratiosaには行きつかないでしょう。 むしろ、腹部背板の黒帯の状態をもとにして、検索表を作成した方がいいのかも知れません。私はショウジョウバエ科の分類を専門にしているわけではありませんので、あくまでも推定です。 なお、これらの種の腹部や翅の斑紋は、subgratiosaについてはご指摘の論文に腹部と翅の斑紋が、basalisについてはOkada, 1956, Systematic study of Drosophilidae and allied families of Japan (単行本です)の50ページに腹部と翅の斑紋が、serrataについてはOkada, 1986, Kontyu, 54(1):122に翅と腹部の斑紋が、gratiosaについては「選集」の42ページに全形図が、それぞれ載っています。 なお、「選集」は先生の退官記念論文集として出版されたもので、一般には現在入手が難しいかと思います。せめて書き下ろしの部分(検索表と一部の種の全形図を伴う種のチェックリスト)だけでもpdf化して配布することが可能なら便利ですが。 なお、邦訳検索表の誤入力がありました。 8のwassermanni は wassermani 12の korana は koreana 12の poecilogastra (Loe) は poecilogastra (Loew) です。訂正してください。仕事の合間に投稿しているので、時々誤入力があるので、ご注意ください。
早速のご見解ありがとうございます。
つまり、14番以降の4種については、この検索表によらず、原記載にあたるべきだと理解いたしました。翅脈や全形図で判別できればラクなものですから、どうしてもそれに頼ってしまいます。4種の翅と腹部の斑紋についての登載論文のご案内など、ご丁寧なご教示ありがとうございました。
原図を見て、検索表に最小限の修正をしてみました(14:上段末尾の番号、15:下段の後半全部)。なお、岡田さんはgratiosa(=splendida Okada,1956)としているので、原図はデータベースの「単行本」を見ました。
14.R1脈先端の黒点はR1脈の下方にはほとんど達しない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 R1脈先端の黒点はR1脈の下に広がる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 15.R1脈先端の黒点はM脈まで達する;腹部背板はほとんど全面的に黒色・・・・・・basalis Okada R1脈先端の黒点はR2+3脈までで、M脈には達しない・・・・・・・・・・・・・・・・ subgratiosa Okada
皆様,こんばんは.
大分盛り上がっていますね. 今回のOkada(1988)の検索表にしろ,日本のイエバエ科のモノグラフ・日本産水生昆虫の検索等,色々な検索表が出ていますが,自筆原稿を当人だけで校正するため,思い込みによる間違いも色々とあるようです. 国際的な学会誌ですと,各分野の専門家同士が互いにレフリーとなって査読するようなので,このような間違いは少ないと考えています.誤記・勘違いの根本に,日本の専門家の絶対数の不足があるのではないかと思っています. そのような訳ですので,色々な分野の疑問点について,この掲示板で知恵を出し合って盛り上がりましょう.
お邪魔します。ショウジョウバエの分類をかじっているものです。
Mycodrosophilaの検索表についての議論について、ezo-aphidさんの修正に従うと、gratiosa,serrataに辿りつけなくなってしまうのではないでしょうか。 これまでの議論にも挙がっているように、subgratiosaを含め、検索表の14.以降に分かれる4種については全て、"R1脈先端の黒点はR1脈の下に広がる" が当てはまるものと考え、以降を繰り上げてしまうのが良いと思われます。 したがって、 14.R1脈先端の黒点はM脈まで達する;腹部背板はほとんど全面的に黒色・・・・・・basalis Okada ー R1脈先端の黒点はR2+3脈までで、M脈には達しない・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 とし、 15. において、腹部背板の模様から(serrata)と(gratiosa,subgratiosa)に分けるのが好ましいと思います。 gratiosa,subgratiosa については、外見上の分類は難しく、male genitaliaを参照すべきであると思われます。 余談ですが、写真のハエはMy.gratiosa の可能性が高いかなと思っています(subgratiosa である可能性は捨て切れませんが、分布等から推察するに可能性は低いと思われる)。 1枚目と2枚目で別種との見方もありましたが、1枚目の個体については羽化直後であるなどの理由からくる誤差の範疇かと。
ezo-aphid様、IyoDros様、ありがとうございます。
結局、IyoDros様の検索表のように訂正加筆すればよいのでしょうか。私の検索による結果は間違っているのですね、追加個体も採れたので、再度検鏡してみます。 |
HM様.
写真のガガンボは,Elephantomyia属クチナガガガンボの1種と思われます. ガガンボに限らず双翅目の場合,よほど特色のあるわずかな種類以外は生態写真での同定は不可能で,○○の1種との回答となります.
茨城@市毛様
同定していただきありがとうございました。 たいへん勉強になりました。次回は採集しての同定を試みたいと思います。 |
そうです。写真の個体は♀です。幼虫は様々な腐敗植物質を摂食します。
アノニモミイア様、ありがとうございます。ほっとしました。
ところで本種の越冬体は何でしょうか?腐敗植物も冬場は凍りそうなので、成虫越冬でしょうか?
本種の越冬態は知りません。もともと熱帯系のキノコバエで(沿海州にも1種分布しますが)、どの程度日本本土で越冬しているかわかりません。九州でも春にはほとんど見られず、夏に増えてきます。特に、前日までまったく見なかったのにある朝突然、庭の草木に多くの個体が静止している、というようなこともあって、私は自力か風に乗るのか知りませんがmigrationの可能性も否定できないのでは、と思っています。
なお、昆虫の幼虫は周囲が凍結する温度になっても、体液のグリセリン濃度を上げるとかいろいろな対処で、凍結を防いでいたりしますので、腐食植物質を幼虫が摂食すると言っても、冬季に必ずしも凍死するとは言えません。ただし、Allactoneura属はもともと熱帯系のものなので、対凍性をもっているかどうか、この点が問題でしょう。 地球高温化にともなって、ナガサキアゲハやキマダラカメムシなどの北上のように、双翅類も熱帯系の種を含めて、我々が気付いていないだけで、当然北上しているはずです。この点Allactoneuraの生息記録は重要なデータになると思います。
アノニモミイア様、ありがとうございます。
なにはともあれ、採集し、記録することが「温暖化」を検証する一助にもなるかもしれないということが分かりました。それと緻密な調査や観察も大事ですね。 |
お忙しいところ失礼いたします。
ヒトリガの幼虫を飼育していた際、双翅目の幼虫が表皮を食い破って出てきました。それの成虫を同定しようとしたのですが、絵合わせくらいしかできず挫折しました…。 出来れば種名まで教えて頂けると幸いです。 宜しくお願い致します。 ヒトリガ幼虫の採集場所は北海道札幌市で、 採集日は2011年6月21日-7月14日です。 個体は70%アルコールで保存しており、状態は良くありません。
A-2
上個体と同じ個体です。
写真の寄生蠅はすべてヤドリバエ科Tachinidaeの種であることは間違いないでしょう。日本には数百種以上のヤドリバエ科のハエが生息していると言われています。そして、ヤドリバエ科の同定はごく一部の顕著な種を除くと、専門家が標本を検して初めて可能だろうと思います。
この科の分類学の研究論文から判断しますと、日本でヤドリバエ科を的確に同定できる専門家は九州大学に2名おられるだけでして、しかもその方たちは本掲示板には出てきていません。 研究論文作成などのために同定が必須であるという場合に限って、彼らに同定を依頼すればしてもらえる可能性はあります。 このように、現在(おそらく将来何十年も)日本でヤドリバエ科の「名前を単に知りたい」という希望は、一部の顕著な特徴を持っている種を除くと、叶えられない状況です。生物多様性の重要性が一見強調されているような昨今ですが、残念ながらわが国では双翅目に限らず昆虫分類学を専攻できるようなポジションや研究費の支給を国や地方自治体がほとんど行っていないというのが現状です。
質問様.
アノニモミイア氏が述べているようにヤドリバエ科は他のハエに比べ多数の種類が日本に分布しています.当然,属数も多く検索が非常に厄介です.旧北区の双翅目マニュアルでのヤドリバエ科の検索表は,549ものcoupletから成り立っているので,これを見ただけで大半の人は投げ出します. また,毎度のことながら,体全体の毛の配列を見ないと属を調べるための検索表を使えません.ヤドリバエ科の場合,人間に例えると首の付け根にある前胸腹板の形状や剛毛の有無などまで見なければならないので,時には乾燥標本の頭部を外して観察することもあります. 今回の場合,ヒトリガArctia cajaがHostとのことですので,H. Shima(2006)A Host-Parasite Catalog of Tachinidae (Diptera) of Japan(ヤドリバエ科の寄主目録)を元に推測していくと,A及びBはCarcelia属の1種の可能性が高いと思います.Dの種類も見た記憶はあるのですが,標本が出てきません. 実際には,この寄種目録に記録されていない種類も寄生する可能性があるので,標本を精査しないと属を特定することすら困難です.
とても早い回答有難うございます。
同定が難しいとは思っていましたが、 ヤドリバエ科がそこまで属数、種数が多く、困難なものだとは初めて知りました。 述べてくださった内容を知れただけでもとても勉強になりました。 アノニモミイア様、茨城@市毛様有難うございました。 |
皆様,双翅目談話会 関東同定会の日時が正式発表となりました.
場所:神奈川県立生命の星・地球博物館 日 時 平成23年11月19日(土) 午前10時より <懇親会を6:00頃から予定しています(小田原駅周辺の予定)> ◆ 持ち物:同定してほしい標本(双翅目)、筆記用具、ルーペ、弁当 会員以外でも参加出来ますので,興味のある方は覗いてみてください. |
まあ様.
いつも通り,撮影は阿武隈山地南部ですか? エダシゲオビヒラタアブかシバカワオビヒラタアブだと思います.判別には,高倍率で翅の第2基室周辺の微毛の分布状態を見る必要があります.(腹部斑紋と脚部の色には変異があります.)
茨城@市毛様、
コメントどうもありがとうございます。 そしてまた忘れてしまいました。 その通り、阿武隈山地標高550mぐらいです。 エダシゲオビヒラタアブかシバカワオビヒラタアブ、はずれじゃなくてほっとしてます。 でも確実な相違点が翅の第2基室周辺の微毛の分布状態にあるのですね。 私としては肉眼で何とかわかる違いを見つけたいと探してみるのですが、標本写真を見比べてみましたら、触角の上から複眼の付け根にかけて(部分名称がわかりませんが、鼻筋とでも言いましょうか・・汗!) シバカワ→黒い毛が筋状にあるように見えます。 エダシゲ→黄色い毛が同じく筋状にあるように見えます。 これもある程度の相違点になるのなら、嬉しいんですけど。 この写真ではそれもあまりはっきりしませんので、エダシゲオビヒラタアブかシバカワオビヒラタアブということで納得です。 もっとたくさんの個体をみないとだめですね。 種の差なのか、個体差なのかもまだ全然ピンときません・・; どうもありがとうございました。 |
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