56332894
一寸のハエにも五分の大和魂・改
[トップに戻る] [新着順表示] [アルバム] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [旧過去ログ] [管理用]
1: 興味深い有弁類 (4) / 2: ニセジョウザンケイ? (1) / 3: アシマダラブユ亜属? (2) / 4: 4枚翅のハエ? (4) / 5: ヤドリバエの仲間だと思うのですが (2) / 6: ガガンボ類の幼虫でしょうか? (6) / 7: トゲヒメヒラタアブでしょうか? (2) / 8: 京都府で得られたショウジョウバエ (5) / 9: 房総半島海浜のツルギアブ科(不明種?) (3) / 10: 富士山のアブ (2) / 11: クシツノアブ科について (2) / 12: Eupachygaster tarsalisメス? (1) / 13: ネグロクサアブ?の抜け殻 (7) / 14: ミズアブ科?不明種について (5) / 15: ハナアブ科不明種 (3) / 16: Choerades amurensisでしょうか? (6) / 17: Tabanus属? (2) / 18: 無題 (2) / 19: 無題 (3) / 20: ヤドリバエの不明種につきまして (2) /

おなまえ
Eメール
タイトル
コメント
コメント内には下記と同じURLを書き込まないで下さい
参照URL
添付File  (100kBまで)
暗証キー (英数字で8文字以内)
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
文字色

ニクバエ科 投稿者:素人 投稿日:2011/09/02(Fri) 15:33:42 No.7103  引用 
またまた,質問させていただきます。素人です。

今回はニクバエ科のハエです。腹部背面の市松模様からニクバエ科までの特定はできました。ここから先の特定はやはり生殖器を見るしかないのでしょうか?

判別しづらい画像かもしれませんが、分かる限りのご意見よろしくお願い致します。


Re: ニクバエ科 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/09/02(Fri) 19:31:43 No.7105  引用 
素人様.

 ニクバエ科については,♀で種の同定が出来るのは専門的にニクバエ類研究していた数名だけと伺っています.

 どのように調べていくかについては,国立情報学研究所の論文ナビゲータ [サイニィ]で,加納六郎(1954)日本産ニクバエ類普通種の検索 を読んでみてください.http://ci.nii.ac.jp/
各部の名称や,絵解きでのニクバエ科の普通種の検索例が載っています.

 双翅目を含めた昆虫全般でも,雌雄どちらかだけでしか種名が確定できない種類が色々とあるようです.
特に,双翅目は雌雄どちらかでしか種名を確定できないケースが多いと思います.

 余談ですが,私も30年ほど前には昆虫の生態写真家を目指す若者でした.東京の本屋まで出かけて,地方では入手できない色々な図鑑も多数買い込みましたが,生態写真だけからでは絵合わせで種名が確定できないことから,撮影した虫を標本にするようになったのが収集の始まりです.
 標本収集が始まってからも,比較する近似種がないと文面を読みこなせないことから,いつの間にか写真よりも収集に方向転換してしまい,今に至っています.
今のように,デジカメ+ネット社会だったら,このような分野にのめり込んでいなかったと思います.

数年前に長男に部屋を譲る時,思い切って昔のリバーサルフィルムを殆ど廃棄しましたが,「家が建つくらいお金をつぎ込んだな」としみじみ思いました(^_^;)

Re: ニクバエ科 投稿者:素人 投稿日:2011/09/05(Mon) 15:30:18 No.7106  引用 
茨城@市毛 様

 ご回答ありがとうございます。また、とても参考になる論文まで紹介していただき、誠にありがとうございます。

 標本収集に至る経緯も興味深いものでした。これからもよろしくお願いいたします。

このアシナガバエは…? 投稿者:Campsicn 投稿日:2011/08/31(Wed) 23:07:26 No.7099  引用 
はじめまして。最近になって双翅目に関心を持ち始めたCampsicnと申します。いつもこの掲示板を見て勉強させていただいております。

さて私はとりわけアシナガバエ科に関心を持っていますが、まだ部位の名称もおぼつかない上に文献も少ないということで、かなり同定に苦労しております。せめて属くらいはと思いながらも、今ひとつ確信が持てずにいます。

そのよくわからないものの一つがこれです。恐らくオスだと思います(そこも確信が持てない)。日本産水生昆虫(2005)ではHercostomusあたりに落ちそうですが、翅脈の感じやゲニの大きさが異なるように感じられます。田悟(2010)を見ていても、いまひとつ合致しそうな種がありませんでした。強いて言えばGymnopterusあたりが近いように感じましたが、日本産水生昆虫のほうにGymnopterusに至るキーがなかったので判別できません。

剛毛や刺毛の各名称を理解しているかも怪しいので、かなり不正確な推測かと思います。せめて属が何であるのかがわかりましたらご教示ください。お願いいたします。


Re: このアシナガバエは…? 投稿者:Anonymomyia 投稿日:2011/09/01(Thu) 16:36:52 No.7100  引用 
写真のアシナガバエは♂ではなくて♀の個体です。特に腹端の写真がありますが、このような形態がアシナガバエ科の♀の一般的構造です。

それで、属が何かということですが、この写真だけでは何とも言えませんが台紙の大きさなどから推察すると、Chrysotus属あたりが怪しいかと思います。

なお、アシナガバエ科をこれから調べようとなさるのでしたら、下記の中国のアシナガバエの総説を参照されることをお勧めします。

楊定他編著(2011)中国動物誌 昆虫綱 第53巻、双翅目 長足虻科 上巻と下巻、科学出版社(北京)420.00元(上下巻共)

中国の本を扱っている書店(例えば、上海学術書店 練馬区貫井1-3-53)等に問い合わせたら入手できるでしょう。

追記:上海学術書店のホームページを見ましたら、16,800円ででています。注文すれば10日位で入荷するそうです。

Re: このアシナガバエは…? 投稿者:Campsicn 投稿日:2011/09/02(Fri) 00:50:28 No.7101  引用 
Anonymomyia様

初心者の拙い質問にも関わらず、親切にお答え下さり、ありがとうございます。怪しいとは思っていましたがやはり♀でしたか。かなり初歩的なところから間違っており、お恥ずかしい限りです。

Chrysotusあたりが怪しいとのことでしたので、再度確認してみましたが、確かに近い感じを受けます(ちなみに書き忘れておりましたが、体長は約2-3mmといったところです)。
日本産水生昆虫(2005)では、Chrysotusに至るキーに「中脚、後脚の腿節は前面〜前方背面に亜先端剛毛を欠く」とありましたが、「前面〜前方背面の亜先端剛毛」がどれか、まだよくわかっていないため、そのあたりで検索表を読み違えていたかと思います。

写真にうつっていなかった後脚をアップしましたが、矢印で示したあたりが亜端剛毛(Preapical bristle?)でしょうか…? 脚断面の刺毛位置などが解説されている本もありますが、あのadとかpvとか書かれた断面図がよくわからず、各刺毛の名称が理解しきれていません。まだまだ勉強が必要ですね…。

ちなみに、紹介してくださった中国動物誌は一応入手しておりますが、まだ英語での各部の名称を理解できているかが怪しいため、まだ活用しきれておりません。とりあえずこちらでもChrysotusを確認してみます。ありがとうございます。


Re: このアシナガバエは…? 投稿者:Anonymomyia 投稿日:2011/09/02(Fri) 01:14:20 No.7102  引用 
脚の各部(腿節、脛節、付節)の位置を示す場合には、仮想的に脚が体の横に伸ばされた状態(体軸に対して直角、水平に伸長された状態)で、頭の方が前方(anterior, a)、腹端の側が後方(posterior, p)、上が背方(dorsal, d)、下が腹方(ventral, v)となります。それぞれについて中間があるので前方でやや背方の位置が前背方(anterodorsal, ad)、前方でやや腹側の位置が前腹方(anteroventral, av)というようになります。

後脚の場合は脚が体側に引きつけられている場合は、見えている面が前面(anterior surface)になります。ですから、あなたの図で示されている面は後面になりますので、ここには前面の刺毛は生じていません。
脚の面については、北隆館の新訂原色昆虫大図鑑第3巻の270ページにも詳しく書いておきましたので、参照してください。

Re: このアシナガバエは…? 投稿者:Campsicn 投稿日:2011/09/02(Fri) 17:55:29 No.7104  引用 
脚の各部名称についての解説、ありがとうございます。今まであまりよくわかっていなかった辺りが、かなりすっきりと理解できました。あとはいろんな標本を見ながら身につけていきたいと思います。

改めて標本の脚をを見ますと、「前面〜前方背面の亜先端剛毛」が確認できませんでしたので、やはりChrysotusあたりに属すのではないかと思います。♀なのでそれ以上同定できるかはわかりませんが…。それにしても、アシナガバエの♂の実物をまだ見たことがありませんが、私の未熟なスウィーピングには入らないほど敏捷なんでしょうね。

この度はありがとうございました。また何かわからないことを質問させていただくかも知れませんが、何卒よろしくお願いします。

翅脈だけで判別できますでしょう... 投稿者:素人 投稿日:2011/08/21(Sun) 14:28:38 No.7081  引用 
翅脈だけの画像でハエの種別の特定は可能なのでしょうか?
可能ならばどなたか教えてください。


Re: 翅脈だけで判別できますでし... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/08/21(Sun) 14:55:55 No.7082  引用 
素人様.

 これまで何度となく,この掲示板では双翅目の同定について討論されていますが,基本的には詳細な全体像が分からないと,種まで特定することは出来ません.
 他の昆虫と異なり,体表面の剛毛の本数や微毛の有無,向き,長さの比率等の情報が必要となります.場合によっては,交尾器の内部形状まで見ないと判断できないケースもあります.

今回の画像のハエは,クロバエ科やニクバエ科,ヤドリバエ科等の仲間と思われます.

Re: 翅脈だけで判別できますでし... 投稿者:素人 投稿日:2011/08/21(Sun) 15:17:53 No.7083  引用 
茨城@市毛 様

 早速のご返答ありがとうございます.全体像を撮影し,投稿したかったのですが,保存状態が非常に悪かったため黒く変色してしまいました.

一応,参考までに画像を載せたいと思います.因みに,体長は6mm度でした.

無理なご質問で大変申し訳ありませんでした.


Re: 翅脈だけで判別できますでし... 投稿者:Anonymomyia 投稿日:2011/08/22(Mon) 00:07:45 No.7084  引用 
体のぼんやりした画像から推定できることは、このハエがクロバエ科の1種であろう、ということでしょう。それ以上の同定はこの画像だけに基づくと、クロバエ科の専門家であれば別でしょうが、まず不可能かと思います。

Re: 翅脈だけで判別できますでし... 投稿者:素人 投稿日:2011/08/25(Thu) 12:22:27 No.7085  引用 
Anonymomyia 様

 ご回答ありがとうございます。私の技術不足のためきれいな画像が撮れていないにもかかわらず、ご回答していただき、感謝いたします。
 私もいろいろな図鑑を見てニクバエ科ではないかと考えていました。

 ところで、別の質問になるのですが、素人でも上手にきれいな画像を撮影する何か良い方法はないでしょうか。よろしければご教授よろしくお願いいたします。

Re: 翅脈だけで判別できますでし... 投稿者:Anonymomyia 投稿日:2011/08/26(Fri) 00:23:31 No.7086  引用 
私は標本写真には全く精通していません。これまで本掲示板に投稿した写真は今は古い機種のオークションにもあまり出てこない機能の大変低いニコンのCOOLPIX 990というデジカメで撮影したものです。数ミリ以下のものは、このカメラのレンズ部に双眼実体顕微鏡の10倍の接眼レンズを逆付けして(間にアダプターをつけて)撮影してきました。こんなことを書くと、なんてお粗末な機種で撮影しているものか、と皆さんから呆れかえられるかと思います。

こんな機種ではなくても、今は様々なデジカメが販売されているでしょうから、それらのマクロ機能を使えば確実に良い写真が撮れると思います。照明もLEDのさまざまな懐中電灯で十分でしょう。

なお、「福岡市の蝶」というサイトの画像掲示板には昆虫の撮影についていろいろと投稿がありますし、サイトの管理人の福田さんにお尋ねになれば、適当な示唆が得られることと思います。

Re: 翅脈だけで判別できますでし... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/08/26(Fri) 00:38:46 No.7087  引用 
素人様.

ネット上には色々な高倍率でのマクロ撮影について書かれているページがたくさんありますので,試行錯誤してみてください.

デジカメの種類や持っている設備によって色々とあります.

高倍率クローズアップレンズを付ける方法
 http://www.camecame.com/camera/a1/macro/

顕微鏡+コンパクトデジカメで簡易的に撮る方法
http://www1.cncm.ne.jp/~itoyama/dejikame.html

一眼レフでリバースアダプタを使う方法

その他,探せば色々な方法があります.

Re: 翅脈だけで判別できますでし... 投稿者:素人 投稿日:2011/08/31(Wed) 16:02:29 No.7098  引用 
Anonymomyia 様,茨城@市毛 様

多くの情報を書いていただき、ありがとうございます。
いろいろと試行錯誤してみたいと思います。

教えてください 投稿者:roshi 投稿日:2011/08/28(Sun) 22:08:00 No.7095 ホームページ  引用 
 皆様、初めまして。教えていただきたいアブがありまして、投稿させていただきます。

 写真のアブは、クロバネツリアブでしょうか、それともマエグロツリアブでしょうか。マエグロツリアブの情報がネット上ではあまり多く出ておらず、それがどんな種なのかもよく分かっておりません。この掲示板の古い投稿にある、翅脈での両種の見分け方があるのを拝見しましたが、それによるとマエグロツリアブにより近いように思います。

 撮影は三重県菰野町です。よろしくお願いします。


Re: 教えてください 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/08/30(Tue) 18:33:06 No.7096  引用 
roshi様.

 写真の翅脈がボケて見えるので苦しいのですが,m1室が広く腹部第2節後半と第3節に鱗毛があるので,roshi様の推測通りマエグロツリアブで良いと思います.

Re: 教えてください 投稿者:roshi 投稿日:2011/08/31(Wed) 00:04:38 No.7097 ホームページ  引用 
茨城@市毛様

 ありがとうございます。相変わらずボケていますが、翅脈のがもう少し分かりそうな写真を添付します。翅脈以外にも、鱗毛にも特徴があるのですね。

Tabanusの仲間。 投稿者:まあ 投稿日:2011/08/26(Fri) 20:58:52 No.7088  引用 
こんばんはです。
きれいな目をしたアブを見つけました。
ちょっと調べてみたのですが、Tabanus taiwanus n.spと書かれたイラスト図のアブに似てました。
なのでTabanus taiwanusというアブがどんなアブなのかとても気になりますが写真は見つけられませんでした。。

8月中旬(阿武隈山地の標高550mぐらい)
林道の地面の砂が流れたようなところを歩き回ってました。


Re: Tabanusの仲間。 投稿者: 投稿日:2011/08/26(Fri) 22:14:51 No.7089  引用 
まあ様

ケンセイです。

問い合わせの画像は残念ながらアブ科の♂の画像ですね。
日本産のアブ科の分類は♀の形質により記載などが行われており、なかなか採集できない♂については、♀との対応や交尾器などの形質の研究は遅れているのが現状です。

なので、画像の種は翅脈よりシロフアブ群の♂であるところまでは見当はつきますが、種までは困難です。

ちなみにシロフアブ種群には以下の6種が含まれます。
(学名は環境省目録参照)
ヨネヤマアブTabanus yoneyamai 東北地方
シロフアブTabanus mandarinus 北海道・本州・四国・九州
ギシロフアブTabanus signatipennis 北海道・本州・四国・九州
マンシュウシロフアブTabanus griseinus 北海道・本州・四国・九州
ニッポンシロフアブTabanus nipponicus 北海道・本州
タイワンシロフアブTabanus taiwanus 中国地方・九州・沖縄諸島

ということで、分布からはタイワンシロフアブではない可能性が高いです。

ケンセイ@アブ科の同定はなかなかしんどいです

Re: Tabanusの仲間。 投稿者:Anonymomyia 投稿日:2011/08/27(Sat) 07:48:09 No.7090  引用 
ケンセイさんのシロフアブ種群の学名について、早川氏の日本産水生昆虫(2005)では、

マンシュウシロフアブ Tabanus pallidiventris Olsoufiev, 1937
ギシロフアブ Tabanus takasagoensis Shiraki, 1918
シロフアブ  Tabanus trigeminus Coquillett, 1898

となっています。

Re: Tabanusの仲間。 投稿者:まあ 投稿日:2011/08/27(Sat) 12:13:40 No.7091  引用 
ケンセイ様、Anonymomyia様、コメントありがとうございます。タイワンシロフアブ、名前からして私も分布域はどうなんだろうと半分あきらめ半分期待でしたが、はいってませんね。

この辺(阿武隈山地)も今年は、平地にはたくさんいるのに、ここで見られなっかった昆虫に出会うことが何度もあり、昨年当たりからずいぶん移動してきているんじゃないかと感じてます。
こういう目のアブは、上記の中では上の5種については写真を見つけることができたので違っていることがわかりました
(Anonymomyia様の追記された学名の方も検索してみました。)ので、ヒジョーにタイワンシロフアブ、気になります。。

ネット上ではTabanus cf.secedenes、T.striatus、T.superjumentariusなどが似た目を持ってましたが、同種ではない感じです。

Re: Tabanusの仲間。 投稿者: 投稿日:2011/08/28(Sun) 13:14:49 No.7092  引用 
Anonymomyia様

学名のご指摘ありがとうございます。
アブ科は学名がいろいろ変わっているので注意する必要がありますね。

まあ様

東京都からはシロフアブ種群はマンシュウシロフアブ、シロフアブ、ギシロフアブの3種が記録されています。
埼玉県や栃木県を見ても、これら3種とニッポンシロフアブの4種が記録されています。なので、まあ様の写真はこの4種のうちのいずれかの♂の可能性が高いと思われます(分布からもこの4種が関東に分布してますね^^)。

ちなみに、私の意見ですが、腹背の斑紋パターンが♂も♀とほぼ同じであると仮定すると「シロフアブ」の可能性があると思われます。まったく根拠はありませんが・・・・^^;;;;

ケンセイ@アブ科に詳しい方の登場をお待ちします

Re: Tabanusの仲間。 投稿者:まあ 投稿日:2011/08/28(Sun) 16:57:57 No.7093  引用 
ケンセイ様のコメントで気づきました。
この目(白地に黒い横筋)の写真はすべて♂ですね。
因みにTabanus superjumentariusで♀を見たら普通に緑や赤に見えるあの複眼でした。
またひとつ勉強になりました。ありがとうございます。
それで同じ場所で撮ったシロフアブ♀の写真を見てみましたら目以外そっくりですね。
私もシロフアブ♂のように思えてきました。
♀の写真も載せてみます。どうでしょう?


Re: Tabanusの仲間。 投稿者: 投稿日:2011/08/28(Sun) 19:32:42 No.7094  引用 
まあ様

シロフアブの♀も同じ場所で確認したのですね^^
だとしたら、やはりシロフアブの♂の可能性が高いと思います。

北アルプスのハナアブ数種 投稿者:pakenya 投稿日:2011/08/20(Sat) 14:22:48 No.7076  引用 
8月上旬に、Cheilosiaの数種のタイプシリーズが採集されている北アルプスの大滝山2614mに採集に行きました。そのときの標本にはかなり珍しいのでは?と思われるものがありますので紹介いたします。

ひとつ目はBrachyopaです。2♀採集しました。
腹部の斑紋はヨツモンハナブトとかと似ていますが胸部が明色です。はなあぶ8号の大石さんの資料等で検索すると、触角の感覚孔の形状からはB. panzeriに行き着くようです。ですが、未記載種のイトウハナブトの♀は未検討なのでこちらの可能性もありますから確定できないようですね。♂を採集しなくてはいけません。


Re: 北アルプスのハナアブ数種 投稿者:pakenya 投稿日:2011/08/20(Sat) 14:31:13 No.7077  引用 
ふたつ目はMelanostomaです。

はじめに♀を紹介します。2個体採集しました。
腹部は黒色無班、脚も黒色部分が多く、極東ロシアの昆虫の検索でM. dubiumムモンツヤヒラタアブに行き着きました。
この種は、九大目録にも載っていませんし、どの図鑑にも出ていません。日本のハナアブver.1のリストに細字で載っているだけです。採集記録も見つけられません。わくわくしてくるのですが、やっぱり♂を確認しないと心配です。


Re: 北アルプスのハナアブ数種 投稿者:pakenya 投稿日:2011/08/20(Sat) 14:39:24 No.7078  引用 
Melanostomaでは、カクホシツヤヒラタアブがたくさんいましたが、それに混じって2個体だけ脚の黒いヤツが混じっていました。どうやらそれが真っ黒メスに対応する♂らしいです。

腹部はやや長く、末端が広がる特徴を持っています。腹板はほとんど暗色、脚と触角も明色部は僅かです。これがdubiumの♂か!?

ところが、British Hoverfliesやスウェーデンの図鑑のdubiumの記述とはずいぶん違いが見られます。
腹部が長すぎます。額角がほぼ直角なのも合いません。

こいつは未知の物かもしれませんね。

とりあえず、アシグロツヤヒラタアブとでも仮称しておきます。


Re: 北アルプスのハナアブ数種 投稿者:pakenya 投稿日:2011/08/20(Sat) 14:43:52 No.7079  引用 
連貼ですみません。もうひとつ。

Cheilosiaの中で調べているモトドマリクロハナアブ種群の未知のヤツの発見を報告します。

全長9.5mmとこの仲間では小さめ、顔面には長毛を持たず、微毛も少ない種です。一見、普通のモトドマリの小型個体に見えますが、あちこちに違いがあるようです。


Re: 北アルプスのハナアブ数種 投稿者:pakenya 投稿日:2011/08/20(Sat) 14:51:07 No.7080  引用 
横顔を見ると、モトドマリやカバケより顔面が下方に長いのが解ります。Geniはまだばらしていませんが、Hypandriumの感じは良く似ており、同じ種群であることは間違いないようです。

この種は3♂1♀採集しました。ヒメモトドマリと仮称しておこうと思います。

ちなみに同じお花畑のコバイケイソウやハクサンボウフウにモトドマリ、ヒトイロケブカ、カバケ、この種、アシグロ、カオクロなどなどがわんさか群れていました。この山は、奇跡的に高山帯まで特保から外れているので安心して採集できます。

いやあ、山の虫って面白い!

マツダマダラヒロクチバエ? 投稿者:pieris 投稿日:2011/08/18(Thu) 01:26:07 No.7070 ホームページ  引用 
Bacon.Lさん投稿(2009/08/19(Wed) 21:28:07 No.5864

)のヒロクチバエと同じ種ではないか思われる個体がいました。
夜間に灯火に飛来しており、撮影しているうちに高いところに飛び去ってしまいました。

熊本県山鹿市鹿北町 2011/08/14 撮影です。


Re: マツダマダラヒロクチバエ? 投稿者:pieris 投稿日:2011/08/18(Thu) 01:28:13 No.7071 ホームページ  引用 
いろんな角度から撮影を試みたかったのですが、叶いませんでした。

Re: マツダマダラヒロクチバエ? 投稿者: 投稿日:2011/08/18(Thu) 01:29:37 No.7072 ホームページ  引用 
頭部の拡大です。

Re: マツダマダラヒロクチバエ? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/08/18(Thu) 08:41:46 No.7073  引用 
pieris様.

ご推測通り,マツダマダラヒロクチバエ Euprosopia matsudai Kurahashi, 1974で良いと思います.

翅の斑紋が似たような種類で,オオマダラヒロクチバエ Euprosopia grahamiがいますが,これは腿節の大半が黄褐色です.

Re: マツダマダラヒロクチバエ? 投稿者: 投稿日:2011/08/18(Thu) 20:15:55 No.7075 ホームページ  引用 
市毛さま、ありがとうございます。
デカいミバエだと思って近寄ってみたら雰囲気が違い、あわてて車にカメラを取りに戻りました。
撮影後に採集しようと思いましたが途中で残念ながら逃げられました。

ヒロクチバエ 投稿者:Bacon.L 投稿日:2009/08/19(Wed) 21:28:07 No.5864  引用 
埼玉県飯能市、8/16
灯火に集まっていました。ハマダラヒロクチバエやオオマダラヒロクチバエに似ているように思いますが、決め手がありません。宜しくお願いします。


Re: ヒロクチバエ 投稿者: 投稿日:2009/08/22(Sat) 15:10:41 No.5873  引用 
私も、どこが決め手になるか確信はないのですが・・・

手持ちの資料の中では、平凡社の日本動物大百科第9巻 昆虫IIのP136に載っている写真のマツダマダラヒロクチバエ Euprosopia matsudai がいちばん似ていると思います。

マツダマダラヒロクチバエの記載論文はCiNiiで閲覧可能ですので、ご覧になってみて下さい。学名で検索するとヒットします。
http://ci.nii.ac.jp/
検索表を見ると、マツダマダラは腿節が黒くて丸顔、オオマダラは腿節が明褐色で馬面ということのようですね。

私は、マダラヒロクチバエの仲間の実物を見たことがありませんので、ハズレの可能性もあります。詳しい方がいらっしゃいましたら、フォロー願いますm(_ _)m。

8/24追記:マツダマダラヒロクチバエの学名が間違っていましたので修正しました。大変失礼しました。

Re: ヒロクチバエ 投稿者:Bacon.L 投稿日:2009/08/24(Mon) 00:29:43 No.5880  引用 
有り難うございます。じっくり読んでみます。

Re: ヒロクチバエ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/08/18(Thu) 09:07:08 No.7074  引用 
pierisさんから,別の写真の投稿があったので改めて見直してみました.

腿節の色が見えないので辛いのですが,上の2頭はマツダマダラヒロクチバエ Euprosopia matsudai Kurahashi, 1974と思われます.

下の個体も同種の♀と思いますが,もしかするとオオマダラヒロクチバエ Euprosopia grahami Malloch, 1931の可能性もあります.

Berkshiria sp. ????? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/07/15(Fri) 14:45:37 No.7041 ホームページ  引用 
 以前、我が家で撮影したミズアブ科Pachygasterinae亜科のKolomania albopilosaに付いてお訊ねしたところ、ケンセイ様より東京都本土部昆虫目録に載っていないので「はなあぶ」などに短報を書いていただけないか、と云う御話がありました。この時は写真だけで虫体を確保しておりませんでしたのでお断りしたのですが、先日(2011/07/10)、我が家(東京都世田谷区西部)のカラスザンショウの葉上に似た様なミズアブが居たので、恐らくK. albopilosaであろうと思い、マクロレンズで覗いて確認する前に網を振ってしまいました。
 それが、写真のミズアブです。しかし、管瓶に生きたまま入れ、メガネを掛けて観察したところ、腹部の白毛帯がありません。後で、写真を撮ってみると、触角の色も全く異なり、鞭節の先から黄白色の刺毛が伸びています。
 Manural of Nearctic DipteraでStratiomyidaeを検索すると、何と、日本に記録のないBerkshiriaに行き着いてしまいました。Diptera info、BugGuide.net等で調べると、胸背の瘤、触角の形態や色、脚の色など、実際よく似ています。
 しかし、このManualには、Kolomaniaは載って居らず、Kolomaniaを検索するとCosmariomyiaに辿り着きます。検索表が古いのか、分類に異説があるのか分かりませんが、他に文献を知らないので、これ以上の判断は私には無理の様です。
 一体、このミズアブは何属なのでしょうか。宜敷御教示下さい。


Re: Berkshiria sp. ????? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/07/15(Fri) 14:48:19 No.7042 ホームページ  引用 
 微針で寸止めにするつもりが、少し先が出ていました。

Re: Berkshiria sp. ????? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/07/15(Fri) 14:50:50 No.7043 ホームページ  引用 
 触角から黄白色の刺毛が伸びています。
 複眼に沿った顔の部分が白いのもBerkshiriaと同じです。

 慣れない微針挿しで、かなり曲がって刺さっていました。


Re: Berkshiria sp. ????? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/07/15(Fri) 14:56:53 No.7044 ホームページ  引用 
 一応、生時の写真も載せておきます。冷蔵庫で冷やして動けなくしてから、撮影しました。

 書き忘れていました。体長は約3.5mm、翅長は約3mmです。


Re: Berkshiria sp. ????? 投稿者: 投稿日:2011/07/15(Fri) 21:24:34 No.7045  引用 
アーチャーン様、投稿ありがとうございます。

確かにKolomania albopilosaではなさそうですね。
では何かという問いですが・・・私も良くわかりません。
体型などはWallacea属に似ているように見えますが・・・
実物を見ないと何とも言えないですね。

Berkshiria属は新北区の属かもしれませんが、私は知らないので良くわかりません。旧北区のマニュアルで同定するとはっきりするような気がします。返事がいつになるかわかりませんが、ミズアブ科について詳しい双翅目談話会の事務局のO氏に問い合わせておきました。回答があればお知らせします。

ということで。

ケンセイ@ミズアブ科はまだまだ不明種がいろいろいるようです

Re: Berkshiria sp. ????? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/07/15(Fri) 21:58:21 No.7046  引用 
アーチャーン様.

残念ながら,Manural of Nearctic Dipteraはタイトル通り新北区の双翅目だけを解説しているので,旧北区や東洋区の双翅目の属の検索は出来ません.

写真だけでの判別は困難なのですが,Wallacea albiesta Meijere, 1907と思われます.

Wallacea属は,日本周辺からAustralasia区にかけて分布する属で,新北区やエチオピア区,新熱帯区には分布していません.
属名からすると,ウォレス線で有名なA. R. Wallaceに献命されていると思われます.

Re: Berkshiria sp. ????? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/07/16(Sat) 07:39:27 No.7047 ホームページ  引用 
ケンセイ様.

 御回答有難う御座いました。
 O氏への問い合わせ、宜敷御願い致します。
 東京都本土部昆虫目録を見るとPachygasterinae亜科はネグロミズアブ1種のみなので、種が分かれば1種増えますね。

市毛様.

 御回答有難う御座いました。
 旧北区のマニュアルが欲しいところなのですが、現在入手可能なのでしょうか?
 また、Wallcea albiesta は、九大やこちらの目録ではそうなっていますが、W. albiseta で検索した方が沢山ヒットします。意味としても albiseta ならば「白刺毛」で分かり易いのですが・・・。何方が正しいのでしょう。

Re: Berkshiria sp. ????? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/07/16(Sat) 10:55:59 No.7048  引用 
アーチャーン様.

確かに,W. albisetaの打ち間違いでした.

なお,Contributions to a Manual of Palaearctic Dipteraは絶版のようですね.

親戚に考古学者がおり,文献は金を借りてでも買っておけと言われた覚えがありますが,大学生を抱えていると苦しいところがあります.
それでも,I Tachinidi della Fauna Italiana や Manual of Central American Dipteraを買っておきたいです(^_^;)

Re: Berkshiria sp. ????? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/07/16(Sat) 11:22:21 No.7049 ホームページ  引用 
市毛様.

 やはりalbisetaでしたか。九大目録も結構綴りの間違いがありますね。

 Contributions・・・は、AbebooksにVol.3だけありましたが、3.6万円もしています。仮に全巻有っても果たして幾らになるのやら、現在の経済状況では一寸買えそうにありません。

Re: Berkshiria sp. ????? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/08/02(Tue) 13:36:31 No.7067  引用 
アーチャーン様.

円高が進んでいるので,思い切ってI Tachinidi della Fauna Italiana を注文したのですが,売り切れという返信が届きました。゜゜(>ヘ<)゜ ゜。ビエェーン

イタリア語に躊躇していたのですが,「602 species from 236 genera are illustrated (773 high quality digital photos using a binocular microscope, 503 electron micrographs and 247 line drawings)」という解説にそそられていたので,いつかは買いたいと思っていたのです.

イタリア語で書かれたヤドリバエ科の本なんて誰も買わないだろうと思っていたのですが,考えが甘かったようです(^_^;)

それにしても,どんな写真か興味があります.

Re: Berkshiria sp. ????? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/08/02(Tue) 20:18:20 No.7068 ホームページ  引用 
 今、http://www.bookfinder.com/ で検索してみたところ、Pemberley Natural History Booksと云う本屋に1冊あると出ます。Biblio.com(Biblio.co.uk)とabebooksの両方に出品している様です。
 昔、大学にいた頃、ある特殊な分野で、20世紀初頭のイタリア語の大論文(200ページ位)があり、大学に残れば読むつもりだったのですが、飛び出してしまったので、未だに読んでいません。

Re: Berkshiria sp. ????? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/08/09(Tue) 13:32:18 No.7069  引用 
アーチャーン様.

 アメリカの本屋からドル払いで安く買うつもりでしたが,アドバイス通りイギリスのPemberley Natural History Booksから購入しました.
送料込みで140ポンド,約18000円でした.

 電子顕微鏡での剛毛の写真を見ると,卓上電子顕微鏡が買いたくなりますね.日立製,日本電子製共に約520万円と対抗しているようですが,低真空に強いのは日立のようですね.
それにしても,いまだに120万画素というのは驚きです.一昔前の3000万円クラスのデジタル式走査電子顕微鏡と変わらない低画質です(^_^;)

 やはり,卓上型ではなく低真空対応の中級機以上を買わないとがっかりしそうです.

P.S. 残念ながら,今年のサマージャンボも外れました(^_^;) 

北大キャンパスのミギワバエ[1] 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2011/07/25(Mon) 03:29:32 No.7060  引用 
ミズギワイエバエを採集しているという事は、当然同じ環境に出現するミギワバエ科も採集しております。ということで、順次、採集しているミギワバエ科も紹介していきます。

まず、キタミズギワイエバエと同じ大野池で多く採集された Setacera viridis。池のほとりの泥のぬかるんだ水溜りに群れて、泥の表面に繁殖した藻類を盛んに食んでいます。陽光の元ではまるでキンバエ類のように輝いて見えます。


北大キャンパスのミギワバエ[1] 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2011/07/25(Mon) 03:38:14 No.7061  引用 
先の画像はSetacera viridisの♂でしたが、こちらは同種の♀です。腹部の後方下面にやはり産卵用と思しき『熊手様構造』が突き出ているのが見えますでしょうか。Setacera viridisは泥中産卵種で、幼虫も成虫の摂食域と同様の環境で育つのではないでしょうか。

Re: 北大キャンパスのミギワバエ... 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2011/07/25(Mon) 15:56:05 No.7066  引用 
http://www.ingentaconnect.com/content/esa/envent/1977/00000006/00000006/art00013

Setaceraの幼虫は確かにシアノバクテリア(藍藻)を含む雑食の藻類食の様です。

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59] [60] [61] [62] [63] [64] [65] [66] [67] [68] [69] [70] [71] [72] [73] [74] [75] [76] [77] [78] [79] [80] [81] [82] [83] [84] [85] [86] [87] [88] [89] [90] [91] [92] [93] [94] [95] [96] [97] [98] [99] [100] [101] [102] [103] [104] [105] [106] [107] [108] [109] [110] [111] [112] [113] [114] [115] [116] [117] [118] [119] [120] [121] [122] [123] [124] [125] [126] [127] [128] [129] [130] [131] [132] [133] [134] [135] [136] [137] [138] [139] [140] [141] [142] [143] [144] [145] [146] [147] [148] [149] [150] [151] [152] [153] [154] [155] [156] [157] [158] [159] [160] [161] [162] [163] [164] [165] [166] [167] [168] [169] [170] [171] [172] [173] [174] [175] [176] [177] [178] [179] [180] [181] [182] [183] [184] [185] [186] [187] [188] [189] [190] [191] [192] [193] [194] [195] [196] [197] [198] [199] [200] [201] [202] [203] [204] [205] [206] [207] [208] [209] [210] [211] [212] [213] [214] [215] [216] [217] [218] [219]

処理 記事No 暗証キー

- Joyful Note -
- Antispam Version -