変な写真を出してすみません。
ユキヤナギやレンギョウの花にたくさん来ている小さなハエですが、花にとまったまま死んでいるのをよく見かけます。 最初、病死かとも思ったのですが、あんまり多いので交尾なり産卵などを終えて天寿を全うした個体なのかとも思います。 実際のところはどうなんでしょうか?
死因を画像から推測するのは困難ですが、画像のハエはオドリバエ科の一種であることは間違いなさそうです。
Both pictures with genus Rhamphomyia, family Empididae. The top probably infected with a fungus of the genus Entomophthora.
Thank you Paul.
Paulさんは Diptera info http://www.diptera.info/news.php ていうサイトの管理人さんです。(このサイトはすごいですよ) 初めの画像はEntomophthora属で、その後のは Rhamphomyia属じゃないかっていうとります。
あれ?でも1160の画像と1166の画像は同じ種の画像だったのかな?
どちらの写真もRhamphomyia属で、最初の写真はRhamphomyia属のカビに感染しているらしい、ということではないでしょうか?
死体にカビが生えたのではなく、カビに感染して死んだということなのかな?英語が苦手できけません。 写真のようなものも結構目に付きますが、ハエ以外の虫では見かけないので少し気になっています。
真菌に感染して死亡する例は結構あるのですが、それが、地面にある場合は土壌生物にあっという間に食べられちゃうのではないでしょうか?
英語で困ってる方には以下のサイトで和文を英文翻訳してみてコピペしてみてはいかがでしょうか。(ワシはしょっちゅうやってます・・ただし、主語述語などはわかりやすく入力する必要がありますが・・) http://translate.livedoor.com/ まあ、同定に関しては一方向からの画像のみではやはり精度の上で問題があるので、各形質に言及してる場合をのぞいて、あくまでも参考程度に考えた方が良さそうです。 ちなみに1172の画像は翅脈や胸部の状況などから、ルリハリバエだと思います。
ハエ男さん、たびたびコメントをありがとうございます。
最初に出したような小さなハエは、大部分が他の虫などに食われて死ぬのだと思い込んでいました。それで、あのような死体があんまり沢山あったので意外に思った次第です。虫の死因についての認識が少し変わりそうです。 素人の妙な疑問に付き合ってくださってありがとうございました。また、よろしくお願いします。
ちょっと前の記事ですが、気が付いたのでレスしておきます。
最近流行の生物農薬の中に ボーベリア バッシアーナ(Beauveria bassiana)ってのがあります。 いわゆる昆虫病原性糸状菌ってやつなんですが、ボーベリア属に感染すると画像のように、体節の間からカビが噴出してくるように見えるそうです。 生物農薬としてのボーベリア バッシアーナは登録の上では双翅に有効とは出ていないのですが、寄主はかなり幅広いそうなので、上のオドリバエSP.も多分ボーベリア属のカビにやられたのではないでしょうか。 普段はほとんど気にしない分野ではありますが、ちょっと調べてみるとこれもおもしろそうです。(というか生物農薬を使っている農地に入った後はよっぽど注意しないと、これらの胞子を持ち帰ってしまって自分で飼育してる昆虫までやられる可能性があるわけで、要注意なんだな〜と思ってしまいました。) 1172のルリハリバエがかかってるのはEntomophthora muscae (Cohn)っていう真菌性の病気なのかもしれません。 どうやらEntomophthora muscae (Cohn)はその株の管理の難しさから商業的には利用は難しそうですが、興味深い内容でした。 Entomophthora muscae (Cohn)についてはグーグルで調べるといろいろと出ています。
生きているハエの写真はRhamphomyia (Megacyttarus) sororia Freyのオスでしょう.
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This fly is not a empidid but a male of a species of Penthetria (Bibionidae).
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ちょうど今見てらっしゃるんですか?アノニモミイアさん?
もしよければメールアドレスをおしえてくだされ・・ いろいろと教えていただきたいこともありますし・・ |
ヤドリバエ科のものにはこのような鱗弁が大きなものをよく見ますね・・
ハエ男さん、ありがとうございます。
ヤドリバエでは特に珍しくないようということですね。 |
私の家は天竜川を見下ろす段丘(棚田)の上の方にあるので無事なのですが・・・見下ろした川向かいの家&水田が見事に浸水してましたし、近所の橋も通行止めになっていて買い物に行くにはかなり大回りをして天竜川をわたらなければならないような状況でした。
皆様はご無事でしょうか? |
双翅目に関心を持つようになって数年、文献や標本はちょこちょこ集めてはいるけれどイマイチ進歩がないのが悩みです。
もっと双翅目全体を概観できるようになるにはどうしたらいいのか、座右において繰り返し眺めて楽しいテキストがないものか、いっそ双翅目全般を学習するためのカリキュラムを作ったら・・・等と考えていたら妄想が果てしなく広がって『日本双翅目大学』とか『1級双翅目鑑定士検定試験』とか訳のわからない構想があふれ出てきました。ま、その話はいずれ機会を見てということで・・・。 ところが現実に似たような催しがあったんですね。このBBSでも話題に上がったことがありましたっけ。 ●2005年ハエ目パラタクソノミスト講座 http://neosci-gw.museum.hokudai.ac.jp/html/modules/pukiwiki/234.html うぅ、楽しそう・・・。
TKM事務局様。
私も参加してみたいのですが、北海道はちと遠い。 特に今年は2006年7月22日(土)- 23日(日)と夏の旅行代金の高い時期&虫の最盛期に設定されており、残念でした。 今年は「ハエ目昆虫パラタクソノミスト講座:ショウジョウバエ(上級)」なるコースも設定されております。 この手の講座で、一寸疑問なのはFamilyまでの同定をどのような検索表を使っているかという点です。 近年Dr.Sueyoshiが小さい科をいくつか記録しているので、Dr.Sasakawaの絵解き検索では落としきれなくなっているのではないでしょうか? 日本の場合、旧北区の検索に東洋区のグループを加えなければいけないので結構難しいのではないかと考えています。 |
こんちは。
良い色ですねぇ。 近所にトゲアリのコロニーがあれば、探しに行くんですが(探しているとは限りませんが)・・・残念です。 記載論文はケンランながら、オウゴンの神通力もあって、どちらを使うか、個人的には悩みます。 ではまた。
Sundog様、バグリッチ様。
トゲアリがいる雑木林は見つけているのですが、コロニーの密度が足りないようでアリノスアブは見つかりません。 ところで、以前頂戴したベッコウアブの羽化が始まっており、毎日数頭のスズキベッコウが地面から這い出しております。えさ不足のためか多少小さいようですが可愛いもんです。
市毛様
出ましたか!やはりスズキでしたか!!いいなぁ。 私の手元に残した分は、長野のアパートで凍らせて全滅してしまいました。 今年こそは、成功させようと思います(エサを多めに、ですね)。 天井裏で、スズメバチの巣下から回収したニクバエ幼虫も全滅させてしまったので、こちらも機会があったら再チャレンジの予定です。 採集したら、お知らせしますが、まだ要りますか(もういらない/100頭位なら/500でも1000でも採れただけ)?
スズメバチの巣から得られたニクバエ幼虫ですか、それはすごい!
ニクバエ科やクロバエ科の幼虫のちょっとした飼育テクニックを紹介いたします。食品包装資材店や比較的大きなホームセンター、クワガタムシ飼育資材店などで売っているPET製の直径10cmほどの使い捨て食品ポットの底に寒天を流し入れて固め、そこに餌を置きます。ポットの口はセットになっている蓋ではなく、台所用不織布(ペーパータオル)のリードをかぶせ、輪ゴムでとめます。それを昆虫飼育用のプラケースに入れてポットの周囲は細かく裂いたティッシュペーパーで埋め尽くし、軽く霧を吹きます。さらにプラケースの口にもリードをかぶせて蓋を閉めておきます。成長した幼虫はポットの口にかぶせたリードを突き破って、周囲のティッシュペーパーの中で蛹になります。
ウミユスリカさま
幼虫の飼育テクニック、ご教授ありがとうございます。 巣下の残骸(スズメバチの尿・食べ残し・死骸の混合物)を丸ごと、厚手のビニール袋で密閉して、カビだらけにしてしまいました。 ハエ幼虫のエサですが、「ハエ幼虫の飼育」で検索したら「フスマ10、魚粉10、エビオス1」というのが出てきたので、コレでやってみます。 危険分散のために、なるべくばら撒きたいので、採れたらこちらで里親募集させて頂きます。 よろしくお願いします。
sundog様
ふすまと魚粉、エビオスの混合餌は、イエバエ用に開発されたもので、イエバエやヒメイエバエの餌には適していても、ニクバエ科には不適です。つまり、草食動物の糞や腐敗植物質を基本にしながらも、かなり雑食性の強い蛆に適合させたものなんです。もしその蛆が本当にニクバエ科の蛆なら、もっと動物質中心の餌でなくてはなりません。科の特定ができていないなら、やはり、できたら巣の下の残骸混合物をそのまま使うのが無難だと思います。ハエの蛆の餌は腐敗が進みやすいため、密閉してしまうと酸欠になりがちです。また乾燥も餌の性情を悪くしてしまいます。私のやっている技法は、要するに通気性と湿度の維持、餌からの浸出液の吸収保持、蛹化場所の確保を両立させているわけです。 里親の件、ぜひよろしくお願いします。輸送の際は、いったん幼虫と餌を分離し、幼虫は湿ったティッシュペーパーとともに餌と別容器にしたほうがいいと思います。
ウミユスリカさま
ハエ幼虫は飼育した事がないので、ご指導、大変ありがたいです。 ゴミの中には、他にもゴミムシ幼虫(?)や、ハネカクシが入っており、ハエ幼虫をエサにしているようです。 今年はそれらも(釣具屋でサシを買ってきて)飼育しようと思っています。 天井裏のスズメバチの駆除は、天井板にシミが出来る9月以降が本番になります。採集できたら、メールでもご連絡させて頂きます。 今後ともよろしくお願いします。 |
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