私の家は天竜川を見下ろす段丘(棚田)の上の方にあるので無事なのですが・・・見下ろした川向かいの家&水田が見事に浸水してましたし、近所の橋も通行止めになっていて買い物に行くにはかなり大回りをして天竜川をわたらなければならないような状況でした。
皆様はご無事でしょうか? |
双翅目に関心を持つようになって数年、文献や標本はちょこちょこ集めてはいるけれどイマイチ進歩がないのが悩みです。
もっと双翅目全体を概観できるようになるにはどうしたらいいのか、座右において繰り返し眺めて楽しいテキストがないものか、いっそ双翅目全般を学習するためのカリキュラムを作ったら・・・等と考えていたら妄想が果てしなく広がって『日本双翅目大学』とか『1級双翅目鑑定士検定試験』とか訳のわからない構想があふれ出てきました。ま、その話はいずれ機会を見てということで・・・。 ところが現実に似たような催しがあったんですね。このBBSでも話題に上がったことがありましたっけ。 ●2005年ハエ目パラタクソノミスト講座 http://neosci-gw.museum.hokudai.ac.jp/html/modules/pukiwiki/234.html うぅ、楽しそう・・・。
TKM事務局様。
私も参加してみたいのですが、北海道はちと遠い。 特に今年は2006年7月22日(土)- 23日(日)と夏の旅行代金の高い時期&虫の最盛期に設定されており、残念でした。 今年は「ハエ目昆虫パラタクソノミスト講座:ショウジョウバエ(上級)」なるコースも設定されております。 この手の講座で、一寸疑問なのはFamilyまでの同定をどのような検索表を使っているかという点です。 近年Dr.Sueyoshiが小さい科をいくつか記録しているので、Dr.Sasakawaの絵解き検索では落としきれなくなっているのではないでしょうか? 日本の場合、旧北区の検索に東洋区のグループを加えなければいけないので結構難しいのではないかと考えています。 |
こんちは。
良い色ですねぇ。 近所にトゲアリのコロニーがあれば、探しに行くんですが(探しているとは限りませんが)・・・残念です。 記載論文はケンランながら、オウゴンの神通力もあって、どちらを使うか、個人的には悩みます。 ではまた。
Sundog様、バグリッチ様。
トゲアリがいる雑木林は見つけているのですが、コロニーの密度が足りないようでアリノスアブは見つかりません。 ところで、以前頂戴したベッコウアブの羽化が始まっており、毎日数頭のスズキベッコウが地面から這い出しております。えさ不足のためか多少小さいようですが可愛いもんです。
市毛様
出ましたか!やはりスズキでしたか!!いいなぁ。 私の手元に残した分は、長野のアパートで凍らせて全滅してしまいました。 今年こそは、成功させようと思います(エサを多めに、ですね)。 天井裏で、スズメバチの巣下から回収したニクバエ幼虫も全滅させてしまったので、こちらも機会があったら再チャレンジの予定です。 採集したら、お知らせしますが、まだ要りますか(もういらない/100頭位なら/500でも1000でも採れただけ)?
スズメバチの巣から得られたニクバエ幼虫ですか、それはすごい!
ニクバエ科やクロバエ科の幼虫のちょっとした飼育テクニックを紹介いたします。食品包装資材店や比較的大きなホームセンター、クワガタムシ飼育資材店などで売っているPET製の直径10cmほどの使い捨て食品ポットの底に寒天を流し入れて固め、そこに餌を置きます。ポットの口はセットになっている蓋ではなく、台所用不織布(ペーパータオル)のリードをかぶせ、輪ゴムでとめます。それを昆虫飼育用のプラケースに入れてポットの周囲は細かく裂いたティッシュペーパーで埋め尽くし、軽く霧を吹きます。さらにプラケースの口にもリードをかぶせて蓋を閉めておきます。成長した幼虫はポットの口にかぶせたリードを突き破って、周囲のティッシュペーパーの中で蛹になります。
ウミユスリカさま
幼虫の飼育テクニック、ご教授ありがとうございます。 巣下の残骸(スズメバチの尿・食べ残し・死骸の混合物)を丸ごと、厚手のビニール袋で密閉して、カビだらけにしてしまいました。 ハエ幼虫のエサですが、「ハエ幼虫の飼育」で検索したら「フスマ10、魚粉10、エビオス1」というのが出てきたので、コレでやってみます。 危険分散のために、なるべくばら撒きたいので、採れたらこちらで里親募集させて頂きます。 よろしくお願いします。
sundog様
ふすまと魚粉、エビオスの混合餌は、イエバエ用に開発されたもので、イエバエやヒメイエバエの餌には適していても、ニクバエ科には不適です。つまり、草食動物の糞や腐敗植物質を基本にしながらも、かなり雑食性の強い蛆に適合させたものなんです。もしその蛆が本当にニクバエ科の蛆なら、もっと動物質中心の餌でなくてはなりません。科の特定ができていないなら、やはり、できたら巣の下の残骸混合物をそのまま使うのが無難だと思います。ハエの蛆の餌は腐敗が進みやすいため、密閉してしまうと酸欠になりがちです。また乾燥も餌の性情を悪くしてしまいます。私のやっている技法は、要するに通気性と湿度の維持、餌からの浸出液の吸収保持、蛹化場所の確保を両立させているわけです。 里親の件、ぜひよろしくお願いします。輸送の際は、いったん幼虫と餌を分離し、幼虫は湿ったティッシュペーパーとともに餌と別容器にしたほうがいいと思います。
ウミユスリカさま
ハエ幼虫は飼育した事がないので、ご指導、大変ありがたいです。 ゴミの中には、他にもゴミムシ幼虫(?)や、ハネカクシが入っており、ハエ幼虫をエサにしているようです。 今年はそれらも(釣具屋でサシを買ってきて)飼育しようと思っています。 天井裏のスズメバチの駆除は、天井板にシミが出来る9月以降が本番になります。採集できたら、メールでもご連絡させて頂きます。 今後ともよろしくお願いします。 |
ハンマー様。
恐らくフタガタハアナブのメスと思われます。
市毛さま
いつも、ありがとうございます。 また、宜しくお願いします。
間違ってました(^_^;)
フタガタハラブトハナアブの誤記です。 (打ち間違え+旧名でした。)
市毛さま、
Imatisma dimorpha が Mallota dimorpha に変更されて、同時に和名もフタガタからフタガタハラブトに変更されたということでしょうか?
ハンマー様。
属名(学名)の変更は、結構昔です。 和名は、大石ら(1998)ハナアブの和名の改訂と統一のための提言で、マチマチだった和名の統一を図り、どの属かが判り易い様な和名が提唱されました。(強制力はないので、あくまで提唱です・・・)
市毛さま
よく分かりました。 どうもありがとうございました。 |
突然すみません。いろいろ調べてたらお詳しい方々ばかりなのでお邪魔させていただきました。
今イエバエについて調べているのですが、イエバエの好きな色や模様ってあるのでしょうか!? よろしくお願いいたします。
白い色のトレーを使ったホワイトパントラップには花に来るタイプのイエバエ科は結構来ます。
ただ、イエバエ科のハエは現在は100種類以上もありますので、種によっても相当好みは違いがあると思われます。 ただし、これらの種による好みの違いについての情報が出ている文献はまだないと思います。
ハエ男さん。早速ご返信ありがとうございます。まったく無知で申し訳ないですが、ホワイトパントラップとはなんですか?教えてください。
しかも100種類以上もいるのですか・・・なんかハクゲンさんの商品説明のページで水色とか水玉模様というのは発見したのですが、それもある特定の種だけということになりますかね!?
ホワイトパントラップ・・・
ホワイト=白い パン=フライパンのパンと同様に水などをためられるような形状の器 トラップ=ワナ つまり白いトレーみたいな皿状の器に水と洗剤を入れて設置しておくと、白い色に集まってくる昆虫がその液で溺れて死ぬので、それを回収するワナのことです。 ハクゲンさん(家庭用防虫剤殺虫剤のメーカーさんですよね・・)では通常、家屋に入ってくる人親和性が高いタイプのハエを対象にしていますので、街中で良く見られるいわゆる名前のはじめに何もつかないタダのイエバエや発酵臭に集まるショウジョウバエ類を対象にしていると思われます。 逆にハエを捕らえるワナとして購入しても、自然度が高い森林などにそれらのワナを設置しても思ってるほど集まりません。 |
こないだ発売されたばかりの吉田氏の著作「大阪府のハバチ・キバチ類」ですが、早くも著者のサイト内に正誤表がでていますので、ご参照ください。
やっぱし、こうでなくちゃね・・・間違いはないにこしたことはないけど、もし間違いが見つかれば、すばやく訂正・・大事なことです・・見習って欲しい大手出版社&大手かどうかわからないけど某大学出版社・・ |
kuwachanさん、こんにちは。
これは、はなあぶ誌の最新刊21の表紙に載っているヒメクロムシヒキHolopogon japonicusですね。美しく撮れていると思います。どちらで撮影されたのでしょう? ムシヒキアブの同定には、こちらのページが絶対お勧め。 http://www3.kcn.ne.jp/~tgw/ ただし、和名が雑誌等で採用されているものと違う場合があるので、注意が必要です。
私もこれは岐阜県金山や長野県の木曽谷の林道沿いで採集しましたよ。枯れ枝の先端で獲物を待ってるのがよく見られました。
そういえば、ムシヒキサイトのBBSもついに閉鎖してしまってましたね・・・ここはハエ系最後の砦のBBSかもしれません・・
こんばんは。
pakenyaさん,ありがとうございます。栃木県北部で撮りました。ムシヒキ図鑑のHolopogon japonicusに似ているとは思ったのですが自信がありませんでした。 ハエ男さん,いつもありがとうございます。ムシヒキだと思ったので,そちらのBBSに行ったら(掲示板が)ありませんと断られてしまいました。ハエの方ではないので悪いかなと思ったのですが,貼らせていただきました。名前が分かってとてもうれしいです。これからもこの掲示板が存続することを願っています。
ムシヒキサイトのtgwさんも時々このサイトを見てくれてますので、ムシヒキだけでなく双翅目や時にはそれ以外の昆虫の話しでもOKですのでどんどん投稿してやってくださいませ。
スパムメールとこの手のBBSの管理はいたちごっこになりますが、なんとか対策をとって続けて生きたいと思います。 |
ケンセイです。
以前ハエ男様のところにも甲虫屋のH氏より画像の問い合わせがあったと思いますが、先日私も同じ画像を見る機会があり、間違いなくヒロオビヒラタアブDasysyrphus tricinctusだと 思われるので、次号の「はなあぶ」に投稿しようと思います。 つきましては長野県のヒロオビヒラタアブの記録についてご存知の方があればご教示いただけるとありがたいです。 自分が調べた限り記録は見あたらないように思うのですが・・・ |
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