双翅目には直接は関係が無いのですが、ここ連日甲虫関係者の訃報が続いております。
先月31日に、福井の佐々治寛之先生がお亡くなりになり、その葬儀が3日に行われました。 ところが、3日の晩にハムシ屋の小宮義璋氏がお亡くなりになったとの書き込みがゴミムシ板にあり、驚かされました。 共に私が甲虫を調べていた時代には、少なからずお世話になった方々でした。 一方、双翅目関係は、大御所は殆ど退官しており、残った方も退官間近となっているようですが、中堅~若手の研究者が希薄で、特に分類屋が少ないのが気になっております。 大学や研究機関の独立法人化で、お金にならない分類が切捨てられがちななか、プロの占めるウエイトが非常に高い双翅目の分類が今後どうなってしまうのか、不安に思います。 後継者のいない分類群については、特に今後が不安です。 鹿児島大学の永冨昭先生が亡くなった後、記載予定であったムシヒキアブなどが多数棚上げ状態になっており、当事者も残念がっているそうです。 今後どうなってしまうのでしょうかね? |
たぶんアブの仲間だと思いますが,体のバランスがなんか変な感じがします。この画像で分かりましたらよろしくお願いします。
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たえこ様、こんにちは。
ホシメハナアブのメスですね。 メスはハッキリした斑紋を持っていますが、オスは地味です。
茨城@市毛さま早速返信下さってありがとうございます。
ホシメハナアブのオスをこれから検索して調べてみます。 本当にありがとうございました。 |
![]() 翅にマダラ模様があったので、一瞬ハマダラハルカ?と思いましたが、よく見たらハルカではなくカバエ 一応、保育社の図鑑の記述とは完全に一致するのですがカバエ科って何種くらいいるんでしたっけ?
カバエ科は既知種3種,未記載種,未記録種が合計3種.
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![]() ユキヤナギやレンギョウの花にたくさん来ている小さなハエですが、花にとまったまま死んでいるのをよく見かけます。 最初、病死かとも思ったのですが、あんまり多いので交尾なり産卵などを終えて天寿を全うした個体なのかとも思います。 実際のところはどうなんでしょうか?
死因を画像から推測するのは困難ですが、画像のハエはオドリバエ科の一種であることは間違いなさそうです。
Both pictures with genus Rhamphomyia, family Empididae. The top probably infected with a fungus of the genus Entomophthora.
Thank you Paul.
Paulさんは Diptera info http://www.diptera.info/news.php ていうサイトの管理人さんです。(このサイトはすごいですよ) 初めの画像はEntomophthora属で、その後のは Rhamphomyia属じゃないかっていうとります。
あれ?でも1160の画像と1166の画像は同じ種の画像だったのかな?
![]() 死体にカビが生えたのではなく、カビに感染して死んだということなのかな?英語が苦手できけません。 写真のようなものも結構目に付きますが、ハエ以外の虫では見かけないので少し気になっています。
真菌に感染して死亡する例は結構あるのですが、それが、地面にある場合は土壌生物にあっという間に食べられちゃうのではないでしょうか?
英語で困ってる方には以下のサイトで和文を英文翻訳してみてコピペしてみてはいかがでしょうか。(ワシはしょっちゅうやってます・・ただし、主語述語などはわかりやすく入力する必要がありますが・・) http://translate.livedoor.com/ まあ、同定に関しては一方向からの画像のみではやはり精度の上で問題があるので、各形質に言及してる場合をのぞいて、あくまでも参考程度に考えた方が良さそうです。 ちなみに1172の画像は翅脈や胸部の状況などから、ルリハリバエだと思います。
ハエ男さん、たびたびコメントをありがとうございます。
最初に出したような小さなハエは、大部分が他の虫などに食われて死ぬのだと思い込んでいました。それで、あのような死体があんまり沢山あったので意外に思った次第です。虫の死因についての認識が少し変わりそうです。 素人の妙な疑問に付き合ってくださってありがとうございました。また、よろしくお願いします。
ちょっと前の記事ですが、気が付いたのでレスしておきます。
最近流行の生物農薬の中に ボーベリア バッシアーナ(Beauveria bassiana)ってのがあります。 いわゆる昆虫病原性糸状菌ってやつなんですが、ボーベリア属に感染すると画像のように、体節の間からカビが噴出してくるように見えるそうです。 生物農薬としてのボーベリア バッシアーナは登録の上では双翅に有効とは出ていないのですが、寄主はかなり幅広いそうなので、上のオドリバエSP.も多分ボーベリア属のカビにやられたのではないでしょうか。 普段はほとんど気にしない分野ではありますが、ちょっと調べてみるとこれもおもしろそうです。(というか生物農薬を使っている農地に入った後はよっぽど注意しないと、これらの胞子を持ち帰ってしまって自分で飼育してる昆虫までやられる可能性があるわけで、要注意なんだな~と思ってしまいました。) 1172のルリハリバエがかかってるのはEntomophthora muscae (Cohn)っていう真菌性の病気なのかもしれません。 どうやらEntomophthora muscae (Cohn)はその株の管理の難しさから商業的には利用は難しそうですが、興味深い内容でした。 Entomophthora muscae (Cohn)についてはグーグルで調べるといろいろと出ています。
生きているハエの写真はRhamphomyia (Megacyttarus) sororia Freyのオスでしょう.
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