kuwachanさん、こんにちは。
これは、はなあぶ誌の最新刊21の表紙に載っているヒメクロムシヒキHolopogon japonicusですね。美しく撮れていると思います。どちらで撮影されたのでしょう? ムシヒキアブの同定には、こちらのページが絶対お勧め。 http://www3.kcn.ne.jp/~tgw/ ただし、和名が雑誌等で採用されているものと違う場合があるので、注意が必要です。
私もこれは岐阜県金山や長野県の木曽谷の林道沿いで採集しましたよ。枯れ枝の先端で獲物を待ってるのがよく見られました。
そういえば、ムシヒキサイトのBBSもついに閉鎖してしまってましたね・・・ここはハエ系最後の砦のBBSかもしれません・・
こんばんは。
pakenyaさん,ありがとうございます。栃木県北部で撮りました。ムシヒキ図鑑のHolopogon japonicusに似ているとは思ったのですが自信がありませんでした。 ハエ男さん,いつもありがとうございます。ムシヒキだと思ったので,そちらのBBSに行ったら(掲示板が)ありませんと断られてしまいました。ハエの方ではないので悪いかなと思ったのですが,貼らせていただきました。名前が分かってとてもうれしいです。これからもこの掲示板が存続することを願っています。
ムシヒキサイトのtgwさんも時々このサイトを見てくれてますので、ムシヒキだけでなく双翅目や時にはそれ以外の昆虫の話しでもOKですのでどんどん投稿してやってくださいませ。
スパムメールとこの手のBBSの管理はいたちごっこになりますが、なんとか対策をとって続けて生きたいと思います。 |
ケンセイです。
以前ハエ男様のところにも甲虫屋のH氏より画像の問い合わせがあったと思いますが、先日私も同じ画像を見る機会があり、間違いなくヒロオビヒラタアブDasysyrphus tricinctusだと 思われるので、次号の「はなあぶ」に投稿しようと思います。 つきましては長野県のヒロオビヒラタアブの記録についてご存知の方があればご教示いただけるとありがたいです。 自分が調べた限り記録は見あたらないように思うのですが・・・ |
これは確かにめずらしそうなツリアブですね・・・
クロバネみたいに翅が黒だけじゃないしヤマシロに似てるけどちょっと違う・・・ これは埼玉県昆虫誌にBrachyanax sp.と表記されてるヤツだと思います。(未記載または外国で記載されてるかもしれないけどまだきちんと検討されていない種だと思います。 ) この種の生態画像ははじめて見ました
ハエ男さま早速の返信ありがとうございます。
やはり珍しい「アブ」だったんですね。 ハエかとばかり思おもっていました。 「生態画像ははじめて」とは、何時もお世話になっているので、ちょっとお返しできたかなぁ・・・と喜んでいます。 |
翅脈を見る限り、ミズアブ科であることは明白だと思います。ハラキンミズアブで良いと思います。
ただ、確かに目玉はでかいからアタマアブとしたくなる気持ちもわからなくはないですが・・・ 私はアタマアブを一般の方に紹介する時は「昆虫目玉おやじ」と読んでおります「頭部のほとんどが目ですし・・」
ありがとうございました。
アタマアブの情報が少なく,どこに違いがあるのか分からなかったので質問いたしました。翅脈の見方などもう一度確認したいと思います。お世話になりました。
アタマアブ科に関する論文は(連載?)九州大学農学部で出しているJournal of the Faculty of Agriculture, Kyushu Universityという雑誌にかなり出ています。
これらは九州大学付属図書館HPの「学内の電子化資料」→「九州大学研究誌目次速報データベース」→農学部→の 方からたどってPDFファイルをダウンロード出来ます。 以下はタイトル等です。 Journal of the Faculty of Agriculture, Kyushu University 34(3) <1990 Morakote,Rut/Hirashima,Yoshihiro A Systematic Study of the Japanese Pipunculidae(Diptera) Part I. Introduction to the Family and the Genus Verrallia Mik 1990. 34(3).123-159 A Systematic Study of the Japanese Pipunculidae(Diptera) Part II. The Genus Chalarus Walker 1990.34(3).161-181 A Systematic Study of the Japanese Pipunculidae(Diptera) Part III. The Genus Cephalops Fallen 1990.34(3).183-214 A Systematic Study of the Japanese Pipunculidae(Diptera) Part IV. The Genus Pipunculus Latreille 1990.34(3).215-239 以下Journal of the Faculty of Agriculture, Kyushu University 34(4) <1990 Morakote,Rut/Hirashima,Yoshihiro /Yano,Koji A Systematic Study of the Japanese Pipunculidae(Diptera) Part V The Genus Eudorylas Aczel 1990.34(4).281-355 A Systematic Study of the Japanese Pipunculidae(Diptera) Part VI. The Genera Dorylomorpha Acz61 and Tomosvaryella Aczel 1990.34(4).357-395 これらはPDFでDL出来るはずなので、ご参照ください。 各論文の後の方にはしっかりと図版もありましたので、わかり易いと思います。
kuwachan様。
確かに、似ているといえば似ていますね。 10年前の私だったら同じ様に勘違いしています。 アタマアブというと、小型の黒っぽいハエで、翅が長く、漫画の三頭身のような頭が極端に大きいアブというイメージです。 下記のURL等参考になるのではないでしょうか。 http://www.canacoll.org/Diptera/Staff/Skevington/Pipunculidae/Pipunculidae.htm
ハエ男さん
九州大学は,昆虫関係の捜し物をしていると有用な情報がたくさんあるところですね。今度ゆっくりのぞいてみようと思います。貴重な情報をありがとうございました。 茨城@市毛さん 頭,胸に比べて腹が小さいこと,ハエ男さんの言うように目玉のおやじであること,羽が意外と長いことがよく分かりました。検索図も送っていただきありがとうございました。 ちょっとピントが合っていませんが,横からの画像を貼ります。
ハエ男さん、こんちは。
九州大のHPですが、文献のインデックスまでは行き着くのですが、最後のダウンロードのところで、パスワード入力が必要で、拒否されます。 なにか方法がありますでしょうか? やっぱり無理かな?
ハエ男様、バグリッチ様。
フリーで入手できるのはESAKIAだけです。
すみません・・そうでした・・・
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胸背に黒条がしっかり見えるやつで、翅の紋がこれだけ幅広く翅端まで達してるので、クサギハマダラミバエのように思えます。(紋だけで見るとタンポポハマダラやタラノキハマダラにより似てるの感じなのですが、胸背の黒条は両種とも発達しないか、かなり黒っぽくなると文献に明記されてるので、クサギハマダラとしました。)
参考文献:市田忠夫 安直同定 絵合わせ日本本土のミバエ、1998 双翅目談話会第三回総会資料 市田忠夫 青森県のミバエ科、1994、 Celastrina 29 p.45-68
ハエ男様
コメントをいただきありがとうございました。 タラノキハマダラというのは気になりますね。写真のミバエが止まっている葉はまさにそのタラノキの葉です。 クサギハマダラミバエをYahooで検索したら1件だけ写真がありました。翅の黒帯は似ていますが、翅の先端のほうで後の縁の方に鋭角的に区切ったように黒い部分が塗り分けられているのに対して、私の撮影したものは、なだらかに塗り分けられています。この点で「紋はタンポポハマダラやタラノキハマダラに似ている感じ」と書かれたのだと思います。検索した画像では、腹部の節の部分の色が薄く横縞模様に見えましたが、タラノキハマダラの腹部はどうでしょうか?検索した範囲ではタラノキハマダラの画像は見つけられませんでした。
前記の文献「青森〜」の方にでてる写真で見ると画像のはほぼクサギハマダラに一致します。(胸部を拡大してみると4本の線が見えます)
翅の模様は意外と変異があって、その中でも特に安定した形質の部分を同定時には見ることになります。(見る部分を参考資料には書いてあるのです・・) 今回の場合、翅の模様もさることながら胸部の色彩、模様が重要な識別点であるとなっていて、タンポポ〜やタラノキ〜は胸部にそのようなすじはありませんでしたので、クサギとしました。
識別のポイントは、翅の黒帯と胸部の4本の黒い線があるということですね。ご丁寧な解説、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
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アリノスアブ類に止まってるのは確かにヌカカ科の一種だと思いますが、翅脈から吸液できるかはわたしにもわかりません。
翅脈には血液が通っています。ですから、吸血は十分可能です。
ハンマー様
昆虫外部寄生性のヌカカは多く知られています。代表的なものはAtrichopogon属とForcipomyia属です。トンポや蛾のはねには結構着いています。
皆様、どうもありがとうございました。
私は重箱の隅が好きな性質で、こういうのを見るのが大好きです。 トンボやガでも探してみます。 |
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