ハンマー様。
スズキベッコウハナアブかニトベベッコウハナアブと思われますが、翅の紋が見えないので判別が困難です。 胸背後側部〜小楯板後縁の剛毛が淡色に見えるので、恐らくスズキベッコウハナアブと思われます。
市毛さま。
どうもありがとうございました。 検索してみると大変面白い生態のアブのようですね。 |
********双翅目談話会からの連絡事項************
「はなあぶ」No.22の原稿締切りは8月末日となっております。お早めに原稿を編集係までお送り願います。 送付先アドレスは、「はなあぶ」各号の投稿規程に書かれております。 なお、メールで送付する場合は、別にCD-ROMかフロッピーにいれたものと、打ち出した原稿を編集係まで郵送してください。 |
調子が悪い悪いと思いながらもだまし、なだめ、すかしながらも使ってたワシのPCですが、ついに起動しなくなりました。
とりあえず再インストールしてみましたが・・・ いまのところ動いてくれてます・・・が・・・各種詳細なデータやバックアップの復旧はもう少しかかりそうです。(別にホームページのほうはサーバーにデータがあるので問題ないですけどね・・) とはいえここ数ヶ月のアドレスやデータはだめそうです・・頭痛い遺体・・ やっぱ、部屋が暑すぎるのだろうか・・
ハエ男様、御愁傷様ですm(__)m
たぶんHDDの寿命ですかね。 私もリムーバルケースに入れっぱなしで常用していたHDDは異常に寿命が短かったですね。冷却不足だったと思われます。 ところで、本体ケースのファンは大丈夫でしょうか? こちらもHDD程高回転ではありませんが、ベアリングが痛んだり、ホコリ等で回転数が落ちている場合があります。 会社で使用しているパソコンの中には、10年以上毎日使用されているものもありますが、やはりHDDや冷却ファンが壊れます。 いずれにしても、現在使用しているHDDのS.M.A.R.T.値を確認しておいたほうが良いと思われます。リアルタイム監視でなければフリーソフトで簡単に見られます。 |
昆虫のけい節部分にある「距棘」という読み名が解りません。
どなたか教えて下さい。
野比太様。
素直に、「きょきょく」という読みではないのでしょうか? 私はあまり考えない性格なので、距棘(きょきょく)・距刺(きょし)と読んでいます。
「きょ・きょく」です。
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みなさま、はじめまして。
愛媛で虫をやっている千尋と申します。今回は、みなさまにお聞きしたいことがあるので、投稿させていただきます。 私は、今年の6月初めに石鎚のふもとにある面河渓に採集に行ったのですが、その時の採集品のなかに、ジョウザンナガハナアブと思われる種が含まれていました。 自分で調べた限りでは、本種の分布は北海道と本州になっており、四国は含まれていません。 もし、いままで四国から記録がないのなら、然るべきところに報告しようと思います。 ただ、図鑑で分布に四国が含まれない種でも、実は四国から見つかっているということが、ままあるようなので、本種ももしかするとすでに四国から見つかっているかも知れません。 また、もし本種が四国に分布しないようでも、近似の別種が分布しているのでは? とも考え調べてみたのですが、結局よく分かりませんでした。 これらのことについて教えてください。よろしくお願いいたします。
双翅目談話会会誌「はなあぶ」の記事タイトルの検索は当サイト内のみんなで作る双翅目Web図鑑http://furumusi.aez.jp/diptera_web.htmの「検索」でキーワードを入れる事である程度できます。
しかし、これまでのところジョウザンナガハナアブが関連しそうな記事は見当たりませんでした。 双翅目の図鑑はこれまではごくごく少数の研究者によって書かれていますのでどうしても分布記録についての記述は不十分なものにならざるを得ません。あくまでも目安程度に考えると良いと思います。 また初記録かどうかは判断できなくても、記録が少ないことは確実だと思われるので発表されることをお勧めします。 現在、当サイト内においてハナアブの記録をまとめようとしてハナアブネットというコーナーを作りつつあります。http://furumusi.aez.jp/fly/hanaabu-net/hanaabu_net.htm この中で、近畿、関東、中部の一部の記録はすでに公開されてますが、四国はまだ手を付けていません。ぜひ四国の県のハナアブ記録情報がありましたらお知らせください。
ハナアブネットで近畿などの記録を作っているArgeと申します。
近畿が終わったら四国も作る予定で情報を集めていたのですが、まだ全部集まっていません。 四国のハナアブ科の記録としては2つぐらいしか大きなものはなさそうです。 一つは愛媛県から出ている「小田深山の自然」という本で2分冊になっていてたぶん2のほうに載っています。大阪市立自然史博物館にはあるので私は一部見たことがあるのですが、ハナアブのところはまだちゃんと見ていません。今月中に博物館に行く予定があるので確認してみます。 もう一つは古い記録で、素木博士と枝重博士による面河と石鎚の調査の記録です。これも実物は見たことがないのですが、九州大学の昆虫学論文データベースで検索ができます。以下のURLで、「昆虫学文献データベースの検索」から、簡易検索でジョウザンナガハナアブで検索すると、記録が出てきます。 http://konchudb.agr.agr.kyushu-u.ac.jp/konchur/index-j.html SHIRAKI, T., EDASHIGE, T, 1953. The insect fauna of Mt. Ishizuchi and Omogo Valley, Iyo, Japan. Trans. Shikoku Ent. Soc., 3(5-6): 84-125. ここからは詳細なデータ等はわかりません。 また、この記録がなぜその後の図鑑等に反映されていないかも不明です。 それに、ハエ男さんも書いておられるように、記録例も少ないようですし、古い記録ですので、新たに記録を発表したほうがいいかもしれません。
みなさま、ありがとうございます。
記録はないか、あってもごく少数で古いものであるということで了解しました。 やはり、どこかへ記録を出したほうがよいようですね。 >一つは愛媛県から出ている「小田深山の自然」 実は、私は某LOVE大の学生で昆虫学研究室の関係者です。 先輩が小田深山の調査に絡んでいるようなので、たぶん文献もあると思いますので、こんど見てみます。
大阪の自然史博物館で、ハチの研究会の行事に参加したついでに、各地のハナアブの分布試料も集めてきました。
「小田深山の自然」ですが、やはりジョウザンナガハナアブも記録されていました。 大原賢二・山本栄治, 2000. 小田深山およびその周辺のハナアブ類. 小田深山の自然II: 907-931. 1994年と97年に計3個体が採集されています。写真もありますし大原氏の同定ですので間違いはないと思われます。 とはいえ、やはり記録例の少ない種のようですので、発表したほうがいいと思われます。 |
Shiraki & Edashigeの論文の中でのジョウザンナガハナアブの記録に関する記述は下記引用の通りです.
54. Temnostoma jozankeanum (Matsumura, 1915) Nom. Jap.: Jozan-naga-hanaabu Mt. Ishizuchi, (S. Miyamoto, 1934)** すなわち,著者等はこの論文の中の多くの種のように実際彼らの手元の標本に基づいて記録したものとは異なって,本種の場合には出版された記録に基づいています.なお,**のついている文献は: Miyamoto, S. (1934). Ent. World, Tokyo, 2(9):300. です.こちらは論文を今手元に持っていませんので,詳しい論文題名は分かりませんが,半翅類や長翅目の研究者の宮本正一先生がお若い時に中国地方や四国のハナアブを研究されていたので,その頃の論文でしょう. 本種はなぜか九州大学の赤本の目録にも四国が分布に記録されていません.顕著な種なので,宮本先生の誤同定とは思えませんが,目録のこの部分をチェックされていた徳島県博の大原賢二さんがどのようにこの記録を扱ったのでしょうか. Shiraki & Edashigeの論文では記載年が1915となっていますが,これは多分誤まりで,かなりの種が松村松年先生の1915年に出版された「昆蟲分類学下巻」で記載されており(新種とは表記がないが原記載),それらの種が同先生の「新日本千蟲圖解,巻のニ」で新種としてまた記載されています.この場合は1915年のが新種の有効な記載になります.しかし,本種の場合は昆蟲分類学では記載されていないので,1916が本種(ジョウザンナガハナアブ,Spilomyia jozankeana Mats.として)の記載になるでしょう.一点注意しなければならないのは,1916の著書では,和文の記載では本種雌の図は「第十六圖(13)(♀)」となっていて,図版の絵に相当しますが,英文記載のところでは「(PL.XVI, Fig. 18, ♀」となっていて,Fig.18はMallota japonicaの図です.宮本先生は当然1916の著書の記載と上記した図はごらんになっているはずですから,誤同定はないとおもいます. |
上の写真はイケザキハイジマハナアブ(?)の採集地点です。この花の周りを飛び回っていました。花に止まったりという明らかな訪花の行動は見られませんでした。
しばらくあたりを探し回りましたが、1個体だけでした。
花はアキノタムラソウとのことです。
あと、ヒガシヒゲナガヤチバエの文献は「日本産水生昆虫」です。いつの間にか「西」が入ってしまってました。 |
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