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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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カマキリバエとミナミカマバエに... 投稿者:のらじ 投稿日:2007/09/01(Sat) 20:02:08 No.3820  引用 
埼玉県東南部の越谷市で2004年8月25日に水田で撮影したものです。2004年にこの掲示板で「カマキリバエとミナミカマバエの混生地」というタイトルでいろいろな話題が出ており、分布の境界が茨城県となっているので、埼玉だとミナミカマバエが一般的かと思うのですが、自分でも見分け方が分かるとおもしろいと思います。
2種を見分けるポイントを、教えていただけませんか?また、もし、この写真でどちらかがお分かりになれば、教えてください。お願いします。


カマキリバエとミナミカマバエに... 投稿者:のらじ 投稿日:2007/09/01(Sat) 20:03:49 No.3821  引用 
2004年8月21日に上記と同じ場所で撮影したものです。

カマキリバエとミナミカマバエに... 投稿者:のらじ 投稿日:2007/09/01(Sat) 20:06:15 No.3822  引用 
2004年8月21日に上記と同じ場所で撮影したものです。交尾のようです。

Re: カマキリバエとミナミカマバ... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/09/02(Sun) 11:09:22 No.3824  引用 
Miyagiの検索表の部分を添付します.mantisが今はjaponicaになったのでしょう.小さいので図をクリックして拡大して見てください.

Re: カマキリバエとミナミカマバ... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/09/02(Sun) 11:14:46 No.3825  引用 
Miyagiの前脚の図を添付します.50がpilimana Becker,51がcircularis Cresson, 52がmantis (=japonica)です.種を分けるポイントと言うことでご参考になれば.

Re: カマキリバエとミナミカマバ... 投稿者:のらじ 投稿日:2007/09/02(Sun) 12:32:50 No.3826  引用 
アノニモミイア様、ご回答ありがとうございました。
今、和訳辞書と格闘していたところですが、専門の辞書がないとだめかなとあきらめかけていました。前脚の図、とてもよく分かりました。前脚の映っている写真を見るとミナミカマバエでした。
詳しく、分かりやすい資料を、ありがとうございました。
こんどはつかまえて見てみます。

Re: カマキリバエとミナミカマバ... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/09/02(Sun) 14:41:26 No.3827  引用 
形態用語があるので少しややこしいのと,検索表のカプレットの対応すべき形質があまりうまく対応されていないので,これを引いていてやや不安感をもちます.

しかし,写真から判断すると多分circularisでしょう.

1.頭楯は狭く,三角形;顔面,中胸楯板と小楯板の剛毛は棘状;顔面中央の2突起を生じる瘤は先端が光沢ある黒色;前脚の脛節の距は脛節それ自体より長く,後付節第一付小節と等長・・・curcularis Cresson
  頭楯は幅広く,先は丸みを帯びている;顔面,中胸楯板,小楯板の剛毛は毛状・・・2
2.小腮鬚と脚は黒褐色;腹部は黒色で側部は粉を噴いたような帯がある;中脚は顕著な毛や剛毛を持たない・・・O. mantis (DeGeer)
  小腮鬚,前・後付節は黄色;腹部は一様に灰色粉で覆われ縁の帯や斑点をもたない;♂では腿節や後脚第1付小節の後下面に長毛のような剛毛列を持つ・・・O. pilimana Becker

これらの撮影器具は何をお使いですか.

Re: カマキリバエとミナミカマバ... 投稿者:のらじ 投稿日:2007/09/02(Sun) 23:18:20 No.3828  引用 
アノニモミイア様、訳して頂いてしまいすみません。ほんとにややこしいですが、両者の実物を見ながらなら違いがよくわかりそうです。今後の楽しみです。ありがとうございました。

写真は、NIKONのcoolpix4500で撮影したものです。本体の半分がくるくる回るコンパクトデジカメです。

オオオビヒラタアブ 投稿者:pakenya 投稿日:2007/08/30(Thu) 18:52:54 No.3810  引用 
こんばんは
はなあぶ投稿原稿2本が完成したので、一休みです。

先週末、八ヶ岳の阿弥陀岳へ登った際、高山ならではのdipteraにも何種かお目にかかることができました。
画像は、アザミ類に訪花するオオオビヒラタアブMegasyrphus erraticus (Linnaeus,1758)です。名のとおりがっちりした体つきをしており、すぐにこの種と分りました。標高2100mぐらいに多く見られました。

このほかには、ヒロオビヒラタアブやメスグロヒゲボソムシヒキなどが採集できました。生態写真を撮る暇は無かったですが。この2種は、2500mぐらいになって姿を見せました。

オオオビの生態画像はあまり出回っていないと思います。
Web図鑑に使ってください。


Re: オオオビヒラタアブ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/09/01(Sat) 18:57:34 No.3819  引用 
pakenya様.

八ヶ岳ですか.
膝の悪い私にとっては,うらやましい限りです.

オオオビヒラタアブも生態がわからないハナアブですね.

一度,水戸市近郊で春先に♂が大量に発生していたのですが,その後は一度も見たことがありません.

来年は,アプローチが短い高山を幾つか選んで,採集許可を申請してみたいと考えております.

P.S. 現在,はなあぶの原稿執筆を放棄して海外逃亡したい気分です.

正体不明の無弁類 投稿者: 投稿日:2007/08/31(Fri) 12:18:23 No.3811  引用 
ケンセイです。

埼玉の平地で得られたハエの中に、画像に示すような
正体不明のハエが複数個体入っていました。

シマバエ?、ミギワバエ?、ショウジョウバエ?
久しぶりにファミリーがわからなくて悩んでいます。
もしおわかりの方がいればご教示ください。

頭頂にこぶのようなものがあり、翅の斑紋も特徴的なので
すぐにわかるとおもったのですが・・・


Re: 正体不明の無弁類 投稿者: 投稿日:2007/08/31(Fri) 12:19:43 No.3812  引用 
アングルを変えた画像です。

Re: 正体不明の無弁類 投稿者: 投稿日:2007/08/31(Fri) 12:21:06 No.3813  引用 
言い忘れましたが、体長は3mm程度です。

Re: 正体不明の無弁類 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/08/31(Fri) 13:35:10 No.3814  引用 
Odiniidaeトゲアシモグリバエ科のTraginops orientalis naganensis Kato, 1952です.Insecta Matsumurana, 18 (1-2):6で加藤先生が記載されたものです.本種はPeriscelididaeなどと同じように樹液生活者で,晩春から盛夏にかけてクヌギなどの樹液にショウジョウバエなどと共にたくさん集まっています.頭頂部が盛り上り,翅に霜降り模様があるところが特徴でしょう.この時期樹液を探せば平地から山地にかけてどこでも採集できるはずです.

Re: 正体不明の無弁類 投稿者: 投稿日:2007/08/31(Fri) 13:54:13 No.3815  引用 
アノニモミイア様、早速の回答ありがとうございます。
北驫ルの原色昆虫大図鑑IIIに掲載されている種なのですね。

ハエ屋としてはまだまだ修行が足りないことを再認識いたしました^^;;;

トゲアシモグリバエ科・・・・そんな科の存在を知らなかったです。

Re: 正体不明の無弁類 投稿者:バグリッチ 投稿日:2007/08/31(Fri) 22:00:37 No.3816  引用 
アノニモミイア様、ケンセイ様、こんちは。

 トゲアシモグリバエ科は、採集した事がありません。
 しかし、画像を見て『もしかしたら』と思ったことがあります。
 添付の画像は、10年くらい前に樹液に来ていた種です。
 採らなかったので正体は不明のままでしたが、シマバエ科だと思っていました。
 翅の模様が似ているように感じたのと、『樹液生活者』という記述に反応しました。

 翅が反射していて、よくわかりませんが、いかがでしょうか? 


Re: 正体不明の無弁類 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/09/01(Sat) 09:05:38 No.3817  引用 
写真のハエはTraginops orientalis naganesisではなくて多分同じOdiniidaeに属するSchildomyia yushimai Kato,1952でしょう.この種はTraginopsと同じ論文で同じく長野県の材料で記載されたものです.Shildomyiaと推定した根拠は頭部の状態で,頭頂部の突出が写真では顕著にはみえず,この部分が全面的に黒色に見えるからです.Traginopsではorbital bristlesの内側に顕著な黒条が走っていて,これは単眼部の黒斑と後端を除いて分離しています.Shildomyiaは国内の標本は持ちませんが,韓国のを持っています.沿海州からも記録があります.
撮影場所がまだ残っていてクヌギなどの樹液が出ていれば,まだこの時期採集可能ではないでしょうか.標本があれば同定可能です.

Re: 正体不明の無弁類 投稿者:バグリッチ 投稿日:2007/09/01(Sat) 18:37:28 No.3818  引用 
アノニモミイア様

 ご教示ありがとうございます。
 Schildomyia yushimaiの可能性が強いのですね。
 確かに、頭頂部の突出はないように見えます。

 撮影場所は残っているのですが、ここ数年樹液が出ていないので、きついかもしれませんが、また 探しに行ってみます。

 Insecta Matsumurana, 18 (1-2):6は、北大のHPで入手できました。いつも、貴重なご教示 ありがとうございます。

カマバエ類 投稿者:赤塚カケス 投稿日:2007/08/25(Sat) 17:16:12 No.3809  引用 
「昆虫おたずね掲示板」でハエ男さまにカマバエ類の見つかる場所を「河原の砂地というよりはちょっとネトっとした感じのした泥に近い感じの水辺」と教えてもらいました。

本日、このような場所を探して、茨城県の菅生沼というところに行って見ました。確かに、ネトとした泥っぽい感じの場所をじっと双眼鏡で探していると、カマバエを見ることができました。菅生沼を横断する形で橋が架かっているのですが、その橋から双眼鏡で見ると小さなハエが泥の上にいます。遠くて写真に捉えることができなかったのが残念です。

ほかのハエとは違いやや後ろ足で立ち上がったようなポーズで鎌をボクシング選手のように手元に引き込んで構えています。動きも他のハエとはかなり違います。

ひょとすると以前にも見たことが、あったのかもしれませんが、小さいハエなので、その異型の姿に気がつかなかったようです。
とても面白いハエだと思いました。ハエ男さんのアドバイスが大変有効でした。有難うございました。

田んぼのハエ 投稿者:ぽんたくん 投稿日:2007/08/21(Tue) 17:47:44 No.3797  引用 
私の父は兵庫県丹波市で有機米を作っているのですが、先日私にイネを加害する昆虫を調べて欲しいということで、田んぼのイネ、田んぼのあぜ、周辺のイネ科草本群落。以上の3環境で定量採集しました。現在同定中なのですがハエは苦手としており、専門としている方に教えていただきたいのです。写真の種(キモグリバエ科?)は田んぼのあぜで採集しました。体長は約3mmです。どうぞよろしくお願いします。

Re: 田んぼのハエ 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/08/21(Tue) 19:56:23 No.3799  引用 
きちんとした正確な同定をご希望の場合は本サイトのトップページに公開してあります管理人ハエ男こと(古田治)の方までご連絡ください。

ハエ目の画像による同定は、現実にはかなり厳しい作業であると言わざるを得ません。チョウなどと異なり、体色や紋を見る前に、翅脈や体の剛毛、刺毛などで科など識別することが多いからです。特に微小なハエの場合は♂交尾器を見ないと同定できない場合がほとんどなので、現物が保管してあることというのが前提条件になります。

当BBSでは画像の中に典型的な形質がきちんと写っているものに関してはお答えしています(またはご覧いただいてる各グループの専門家の方々が回答してくれる場合もあります。)

今回の場合は、水田という事もあり、確実ではありませんがイネキモグリバエである確立が高いと思います。

Re: 田んぼのハエ 投稿者:ぽんたくん 投稿日:2007/08/22(Wed) 08:53:47 No.3801  引用 
ハエ男様、ありがとうございました。イネキモグリバエの可能性があるとのこと、これ以上は自力で調べて見ます。
ハエ男様のお仕事は調査や名前を調べたりすることが本業のようですね。残念ながら私は趣味でやっているので連絡は控えさせていただきます。これまでも掲示板を拝見させていただいていたので、今回の写真もそれなりに考えて撮影したのですがだめだったようですね。今回の種以外にもいっぱい採ったのですがどれも数ミリの微小種でした。重要な形質がわかるように撮影できそうにないので、もう少し自力であがいてみます。せめて何の仲間かぐらいは推定してからお尋ねいたします。

Re: 参考文献 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/08/22(Wed) 22:22:59 No.3803  引用 
日本産キモグリバエ科を調べられる図鑑は残念ながらありません。

キモグリバエ科をさらに細かく調べるのでしたら下記タイトルの文献が必要です。(日本のキモグリバエ科のモノグラフです)
Kinkichi KANMIYA A Systematic Study of The Japanese Chlopidae (Diptera) 1983.The Entomological Society of Washington p.1-370

これによりますとキモグリバエ科はこれまでに世界で2000種、日本では140種強の記録があるとなっています。

Re: 参考文献 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/08/23(Thu) 17:46:12 No.3804  引用 
ハエ男さんの紹介されたK. Kanmiyaの日本産キモグリバエの総説の文献は,検索に関連した図がほとんどでていませんし,全形図も一つも入っていないので,この群の素人がこれを使ってキモグリバエを検索するのはかなりの辛抱と熟練が必要だろうと思います.この文献があればすぐにでもキモグリバエが同定できるというものではないと思います.私はとても使いこなせません.属などの見当をつけるのなら,むしろ旧北区の双翅目のマニュアルの方が便利でしょう.これにはいろいろな属について全形図がありますので,これで属の見当をつけてから.Kanmiyaの日本の総説で種を検索すると言うのも一つの方法です.

Re: 参考文献 投稿者:ぽんたくん 投稿日:2007/08/23(Thu) 22:50:27 No.3805  引用 
アノニモミイアさま、ありがとうございます。
ハエはキモグリバエ科だけでないことを考えると「んぎゃー!!」と叫んでしまいますね。せめて科ぐらいは分かるようになりたいです。これからも識別に重要な形質が移っていない画像でお尋ねすることもあると思いますが素人に免じてお許し願えたら幸いでございます。

Re: 田んぼのハエ 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/08/24(Fri) 01:05:57 No.3806  引用 
ぽんたくん>私のところに北海道の試験場でハモグリバエの研究をされている先生から上記の画像についてのメールが入りましたので転載します。(一部BS用に言葉遣いは改変)

以下転載文---

BBS「一寸のハエにも五分の大和魂」内に見慣れたキモグリバエに似た画像が目につきましたのでメールしました。(「田んぼのハエ」)。

このハエは、麦の害虫であるムギキモグリバエと同じ属のMeromyza属だと思います。腿節が肥大しているのが特徴です。
イネキモグリバエは北海道でも局地的にしか発生していないようで、私はまだ現物(生きたもの)を見たことがありませんが、もう少しころんとした丸っこい体型だろうと思います。場所が兵庫県とのことなので確信はもてませんが、水田畦畔ではムギキモグリバエの類似種であるMeromyza orientalisというのが沢山とれます。生きている時はもう少し緑色がかっています。頭部や胸部背面の色彩を見た限りでは、orientalisによく似ています。他の国産数種を私は見たことがないので自信はありませんが。orientalisは畦畔では多数捕獲される種で、水田内でもすくい取りに混入することがあります。北海道では6月上〜7月中旬、8月中〜9月下旬の2回発生します。ホストはおそらくイネ科の複数の種(?属)と思います。イネそのものには寄生しないだろうと思います。

ここまで転載文

とのことでした。キモグリバエ科のMeromyza属と絞り込めれば農業試験場関連の文献などで、情報が得られるかもしれません。

Re: 田んぼのハエ 投稿者:ぽんたくん 投稿日:2007/08/24(Fri) 13:25:30 No.3808  引用 
ハエ男様、たびたびのご返信ありがとうございます。
確かにこの種は死んですぐはきれいな薄い緑色っぽい色をしていていました。イネのスイープでは1頭たりとも入らなかったのであぜのイネ科植物を食べている可能性があるのでしょうね。
名前調べは慎重にすべきですね。これからもよろしくお願いいたします。

なんというハエですか 投稿者: 投稿日:2007/08/19(Sun) 00:08:09 No.3776  引用 
また、お教え下さい。青森県下北半島2007.08.17撮影。雄がヨモギなどの中の空間や葉の先端上などを一応群飛して上下飛行しています。葉の裏には交尾しているものもみられました。写真を4枚載せます。

Re: なんというハエですか 投稿者: 投稿日:2007/08/19(Sun) 00:09:11 No.3777  引用 
雄です2枚目

Re: なんというハエですか 投稿者: 投稿日:2007/08/19(Sun) 00:10:01 No.3778  引用 
雄です3枚目

Re: なんというハエですか 投稿者: 投稿日:2007/08/19(Sun) 00:13:29 No.3779  引用 
雌です。雄の大きさは頭の先から翅の先まで6ミリくらい。雌はより大きいです。

Re: なんというハエですか 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/08/19(Sun) 07:56:27 No.3780  引用 
これはケバエ科のPleciaトゲナシケバエ属の1種です.日本には本属の種は数種棲息していますが,触角の節の状態や♂交尾器を検討しないと種の同定はできません.多数生息しているのでしたら,標本をある数採集されておけば,同定の機会があると思います.

Re: なんというハエですか 投稿者: 投稿日:2007/08/19(Sun) 10:16:49 No.3781  引用 
アノニモミイアさん。ありがとうございます。標本は乾燥するとかなり形状が変わります。眼などはへこみます。腹部も蛇腹状にひっこんで入り込みます。70%エタノールのものもお送りします。雌はなかなか探せないのでこれから行ってきます。

Re: なんというハエですか 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/08/24(Fri) 08:35:19 No.3807  引用 
お送りいただいた標本を検した結果,本種は兵庫県篠山から記載されたPlecia nagatomii Hardy & Nagatomi, 1960であることが分りました.本種の生態は従来全く知られていないと思います.

何というハエですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/08/21(Tue) 17:09:53 No.3794  引用 
昨日、白っぽいお腹の4mmくらいのハエがいたのですが、何というハエですか?
広島市佐伯区湯来町です。
よろしくお願いします!(^_^)/


Re: 何というハエですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/08/21(Tue) 17:10:50 No.3795  引用 
横から撮ってみました。

Re: 何というハエですか? 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/08/21(Tue) 20:01:15 No.3800  引用 
この手の胸部の紋を持つものはキモグリバエ科やハモグリバエ科にあるのですが、このグループはかなりマジに顕微鏡でみないと同定できないグループなので、画像では難しいです。

ありがとうございました♪ 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/08/22(Wed) 10:25:57 No.3802  引用 
ハエ男さん!画像だけでは判断できないハエでしたか?
それにしてもハエはいろんな種類がいます(^_-)ネッ
わたしは1年前くらいから家の回りで虫を撮りだしたのですが、目を凝らして見るといろいろいるもんだと驚いています。(^^ゞ
ありがとうございました♪

何というハエですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/08/19(Sun) 22:57:24 No.3784  引用 
昨日、クヌギの葉っぱに4mmくらいの羽根に模様があるハエがいたのですが、何という名前ですか?
広島市佐伯区湯来町です。
ハエが動くのでピントが甘いです。(^^;
よろしくお願いします。


Re: 何というハエですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/08/19(Sun) 22:58:32 No.3785  引用 
ハエが動いたので、違う方向からも撮ってみました。

Re: 何というハエですか? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/08/20(Mon) 02:24:33 No.3786  引用 
写真の角度が特徴を良く表わしていないので確実に当っているわけではありませんが,写真のハエは保育社の原色日本昆虫図鑑下巻の51図版882図にあるヒロクチバエ科のムネアカマダラバエRivellia basilaris Wiedemannではないでしょうか.

Re: 何というハエですか? 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/08/20(Mon) 04:20:11 No.3787  引用 
私もアノニモミイアさんの意見と同様にムネアカマダラバエではないかと思います。

ただ、画像からの種名を質問する場合、特に翅に紋がある種類の場合その紋がはっきりとわかるアングルの画像の投稿をお願いしたいところです。(今回はなんとかなりましたが、かなり微妙な種類も多いので・・)

ありがとうございました♪ 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/08/20(Mon) 11:36:31 No.3789  引用 
アノニモミイアさん!ハエ男さん!
ありがとうございました♪
ハエの羽根の紋は綺麗に撮りたいとは思っているのですが、今回素早く逃げられてしまいました。
7月17日にもこのハエに似たようなのを撮ったのですが、ピントが甘いです。
これも直ぐ逃げてしまい、残念でした。(^^;
こちらの画像の方が大きかったので、載せてみます。
4mmくらいのハエでした。


7月17日のハエ 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/08/20(Mon) 11:38:42 No.3790  引用 
顔を撮ってみました。
葉っぱの上でクルクル回っていて、撮り難いハエでした。(^^ゞ


Re: 必殺 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/08/21(Tue) 00:25:28 No.3792  引用 
メンソールの入っていないコールドスプレー(スポーツ用)や最近出た低温でムシの動きを止めるスプレー(とどめは叩いて殺すことらしい)などを遠くから噴射してやると虫の体温が下がって、動きが鈍くなる場合があります。

新たな画像を見るとムネアカマダラバエで間違いないと思います。

そんな必殺技があるとは?f(^... 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/08/21(Tue) 17:15:29 No.3796  引用 
ハエ男さん!そういう技があるとは?思いもつきませんでした。(^^ゞ
氷殺ジェットと言うのかな?
今度、買って試してみたいと思います。
ハエの名前も分かって嬉しいです。
ありがとうございました♪(^_^)/

ハマベニクバエ 投稿者:Arge 投稿日:2007/08/19(Sun) 22:43:14 No.3782  引用 
「はなあぶ」で短報が少ないそうなので、いくつか準備中です。

写真は兵庫県産のハマベニクバエ。兵庫県からの記録はなかったと思います。
瀬戸内海川の中河川の河口でした。

ところで質問ですが、これまでFauna Japonicaや総目録などでは本種の学名の種小名はcinereaとされてきましたが、はなあぶNo.21のリストではalbaになっています。これとFJSの38pの記述から、最新の学名はSarcophaga (Leucomyia) alba (Schiner, 1868)ということになるのでしょうか。


コシアキトゲアシイエバエ 投稿者:Arge 投稿日:2007/08/19(Sun) 22:49:01 No.3783  引用 
はなあぶ短報用第2弾、四国剣山中腹で採集したコシアキトゲアシイエバエです。
「日本のイエバエ」では、英文と和文で分布域に食い違いがあるようですが、四国からは未記録のようです。

何か問題点、疑問点などありましたらご教示ください。
よろしくお願いします。

ところで、ハマベニクバエの項の「瀬戸内海川」は瀬戸内海側の誤記です。


Re: ハマベニクバエ 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/08/20(Mon) 04:59:08 No.3788  引用 
ニクバエ科の属の取り扱いについては悩み多き・・・というのが現状です。

世界のニクバエ科の目録をまとめたT.Papeは属を大きく捉えてそれまでの属を亜属として取り扱って場合が多いです。

それに対して日本のニクバエ科の代表的研究者である倉橋先生は♀の形質から考えるとやはり亜属ではなく、多くが以前のような属としての取り扱いにした方が良いのではないかとのお考えで、多分、新しい日本産昆虫目録が出れば倉橋先生の取り扱いになるのではないかと考えられます。しかし、これはまだ未出版ですので、現状ではハナアブ誌のリストの学名に従っていただくのが出典を追えるという点では良いのでは無いかと思います・・・(あれはPapeのリストを元に作成しました。)(最新のリバフロ目録の方は一部倉橋先生の考えが採用されているようですが、何せ全種が出てるわけではないし、その出典が追えないという点で問題がありますし・・)

こんなところです。

Re: ハマベニクバエ 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2007/08/20(Mon) 12:47:51 No.3791  引用 
ご無沙汰しております。

病気のほうは、専門医の診断により線維筋痛症の典型的な症例と確定し、本格的な治療を受け始めています。どうも、幼児期に既に発症していたようで・・・。ともかく、ようやく医者のたらいまわし状態を脱出できそうです。

さて、ハマベニクバエですが、T. Papeの"Catalogue of the Sarcophagidae of the world (Insecta: Diptera)"によるシノニムリストによりますと、最初に記載されたのはインドをタイプ産地とする

Musca cinerea Fabricius, 1794

でして、これがFJCなどで使われてきているのですが、これは今日ミバエ科に分類されている

Musca cinereus Hrris, 1780

と、今日正体不明の

Musca cinerea Villers, 1789

のJunior primary homonymとなってしまって無効となってしまっています。

そして、次に行われた記載がスリランカをタイプ産地とする

Sarcophila alba Schiner, 1868

でして、これが現在有効とされています。

また、中国四川省渡口をタイプ産地として記載された、

Leucomyia dukoicus Zhang & Chao, 1988

というものがあるのですが、これもハマベニクバエのシノニムとされています。大陸の環境だと、内陸部にもハビタートがあるようですね。よりにもよって、あのじめじめした四川省とは・・・。

世界的な分布は中国、日本、インド、ラオス、フィリピン、スリランカ、台湾、タイで、中国では湖北省、遼寧省、四川省、広東省に分布しているようです。

ニクバエ亜科の分類ですが、T. Papeらのチームによる遺伝子解析によると、確かにT. PapeがSarcophaga属にまとめているグループは短期間に急速に種分化を起こしたまとまりのいい群のようですね。その一方で、倉橋先生の雌の生殖器の形質による形態比較もかなり重要だと思うんですよ。短期間に分岐したグループの内部の詳細な系統追跡は、遺伝子解析の苦手とする分野ですし、それにあれだけ膨大な種数に分岐したのを単にひとまとまりにしちゃうというのも、思考放棄の部分があると思いますので。

Re: ハマベニクバエ 投稿者:Arge 投稿日:2007/08/21(Tue) 01:16:59 No.3793  引用 
ハエ男様、いつもお世話になっております。

ウミユスリカ様、ご無沙汰しております。よいお医者様が見つかったようで何よりです。お体には十分お気をつけください。

ご教示ありがとうございました。
ニクバエのほうはalbaで短報を作成します。

内陸部といえば、ハマベニクバエ(およびその他海浜性種)は本当に海浜だけにしかいないか、ということで、琵琶湖沿岸の砂地に目をつけて一度採集に行ったのですが、場所が悪かったか不発に終わりました。

「駅から歩いていけるところ」を選んだのが敗因のようで、時間があれば今度は車で行ってみようと思います。

何というハエですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/08/17(Fri) 23:25:06 No.3772  引用 
昨日、林の縁の蔓の葉っぱの裏にいた羽根に模様のあるハエです。
広島市佐伯区湯来町です。
よろしくお願いします!


Re: 何というハエですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/08/17(Fri) 23:26:05 No.3773  引用 
ハエが向きを変えたのを撮って見ました。

Re: 何というハエですか? 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/08/18(Sat) 01:51:14 No.3774  引用 
翅の紋、胸部の紋、小盾板の色彩などからタテジマハマダラミバエだと思われます。

ありがとうございました♪ 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/08/18(Sat) 08:55:55 No.3775  引用 
ハエ男さん!検索したら、ネットでもわずかですが画像が出てきました。
ありがとうございました♪(^_^)/

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