海外サイトで似ているものが見つかりました。
Sicus ferrugineus 2015年の過去ログに「日本産のSicus属で,体色が赤褐色となるのはS. ogumaeとS.ferrugineusの2種」という記載がありました。 和名はあるのでしょうか?
久保田様.
こちらは,Sicus ogumaeチャイロフタオレメバエの可能性が高いと思われます.
市毛様、ありがとうございました。
ネット上の写真を比べるとチャイロフタオレメバエはもう少し黒っぽく、色からだけであればferrugineusに近いかと感じていました。
久保田様.
確かにチャイロフタオレメバエで検索すると,黒い個体が出てきますね. これらは,Sicus nishitapensisクロフタオレメバエです. 稀に,やや中間的な色彩の個体が獲られます. 参考文献 市毛勝義. 2019. 日本産メバエ科忘備録. はなあぶ, (47): 35-64. |
久保田様.
メバエ科のMyopa maetaiマエタマダラメバエか,Myopa chuncheonensisチュンチョンマダラメバエと思われます.
市毛様、ありがとうございました。
この写真だけでは判断できないということですね。 定年退職後に数年前から自宅の虫をひたすら写真に撮っていますので、標本を作る元気がありません。 |
今日(3月17日)に川口市の緑地豊かな園地で撮影したものです。
「ハナアブの世界」HP: http://syrphidae.a.la9.jp/index.html などで調べた範囲で、ホソヒラタアブ Episyrphus balteatus に一番似ていると感じました。 同種でも腹部斑紋パターンに変異があるようで自信がもてません。 よろしくお願いします。
トンボ自然史研究所 様
御推測通り,ホソヒラタアブの斑紋変異型です. 松村松年によりEpistrophe fallaciusとして記載され,1950年発行の北隆館 日本昆虫図鑑改訂版ではジュウニモンホソヒラタアブという和名で図示されていました.
市毛様
ご教示有難うございます。 私はトンボ以外は素人ですが、今回はあたっていてホッとしました。 松村松年記載のものはシノニムとされたことになりますね。和名だけで虫の名を扱う場合には気を付けなければと、あらためて思いました。 そういえば私の恩師、坂上昭一(まもなく評伝本が出版予定)の初活字はマンシュウルリイトトンボ(現在のルリイトトンボ)の産卵観察記録でした。
> トンボ自然史研究所 様
> > 御推測通り,ホソヒラタアブの斑紋変異型です. > > 松村松年によりEpistrophe fallaciusとして記載され,1950年発行の北隆館 日本昆虫図鑑改訂版ではジュウニモンホソヒラタアブという和名で図示されていました. 市毛様 種名および型についてご教示いただき、ありがとうございました。 少し遅くなりましたが、当研究所のブログで写真撮影の状況などを紹介しておきました。 今後ともよろしくお願いいたします。 |
芋虫のつぶやき 様.
こちらはキノコバエ科の仲間と思われます.
市毛 様
早速のご返事ありがとうございました。 今後ともよろしくお願いいたします。 |
追加情報です。
2021.3.14 長野県安曇野市三郷
芋虫のつぶやき様.
Anisopodidaeカバエ科の仲間です.
マダラカバエに似ているような。
https://imomushiunti.blogspot.com/2019/03/blog-post_9.html |
長崎県で採集されたかと思いますが、和名初出文献や由来について、ご存知の方いらっしゃいませんでしょうか。宜しくお願い致します。
やきそば 様.
手持ちの文献でナガサキニセケバエの和名が出てくる最も古い文献は"素木得一(1950)日本昆虫図鑑 改訂版. 北隆館"です. その後,"素木(1954)昆虫の分類"にも出ています.
茨城@市毛 様
早速のご返信ありがとうございます。 気になってましたので、図書館などで確認したいと思います。 |
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