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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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Pararhamphomyia亜属の1種 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2020/04/18(Sat) 08:50:08 No.10469  引用 
水戸市近郊で4月末に採集した体長5mm程のオドリバエです.
後脚の腿節先端部と脛節基半が著しく変形しています.


Re: Pararhamphomyia亜属の1種 投稿者:三枝豊平 投稿日:2020/04/19(Sun) 01:23:18 No.10471  引用 
画像の種は,Rhamphomyia (Pararhamphomyia) deformipes Saigusa, 1963 ヒザゲヒメオドリバエです.本種は北海道(札幌)のタイプシリーズ(4♂)で記載されましたが,その後,乗鞍岳(?)(2♂),九州の阿蘇(1♂)などでごく少数の個体が採集されている稀な種です.雌は未知です.分布がかなり局地的ですが,おそらく場所と発生期があった場合に群飛を見つければ数が採集できると思います.市毛さんがどのような状況で採集されたか存じませんが,ぜひ記録しておいてください.本州からの確実な記録になります.もし,余分の標本がありましたら恵与いただけるとありがたいです.

Re: Pararhamphomyia亜属の1種 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2020/04/19(Sun) 21:23:59 No.10475  引用 
三枝 様.

deformipesの原記載に脚と交尾器の図が載っていたのに気づきませんでした.
還暦間近になってから,うっかりが多くて困ってます.

ちょうど発生時期なので,追加個体を狙ってみます.

ありがとうございました.

同定のお願い4 投稿者:大表章二 投稿日:2020/04/18(Sat) 04:29:44 No.10465  引用 
ハグロケバエのメスでしょうか?
つい最近、同種の投稿依頼があったようですね。同じようなお願いで恐縮ですが、よろしくお願いします。


Re: 同定のお願い4 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2020/04/18(Sat) 08:47:16 No.10468  引用 
大表章二 様.

独特な体型なので,ハグロケバエと思われます.

この掲示板の回答者は本州〜九州なので,北海道で普通に見られる種類でも見当がつかないことが多いです.

Re: 同定のお願い4 投稿者:大表章二 投稿日:2020/04/19(Sun) 08:47:12 No.10472  引用 
茨城@市毛様
 ありがとうございます。Bibio属の多くは脚の棘で判断判断するのですね。また撮影場所、撮影年月日を忘れないようにします。

同定のお願い2 投稿者:大表章二 投稿日:2020/04/18(Sat) 04:19:12 No.10463  引用 
エゾアシブトケバエのメスでしょうか?これも「札幌の昆虫」を参照しました。以下の投稿もすべて「札幌の昆虫」によります。類似種があるとのことなので、属名だけでもお願いします。

Re: 同定のお願い2 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2020/04/18(Sat) 08:43:39 No.10467  引用 
大表章二様.

Bibio属だけで,北海道に10種以上が分布してますので生態写真では判別できません.

なお,エゾアシブトケバエというは一般的に普及していない和名です(北海道農試で使われているようですが;^_^).
北海道以外ではBibio deceptusと学名で呼んでます.

同定のお願い 投稿者:大表章二 投稿日:2020/04/18(Sat) 04:15:13 No.10462  引用 
ケバエ科のBibio omaniでしょうか?「札幌の昆虫」を参照しました。
この後ケバエ科の同定のお願いを連続投稿させてください。


Re: 同定のお願い 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2020/04/18(Sat) 08:19:43 No.10466  引用 
大表章二様.

ケバエ類,特にBibio属は一部の種を除いて脚の棘を見ないと区別できません.過去の記事を見てください.

なお,投稿に際しては撮影時期と場所,体長を明記してください

同定のお願い3 投稿者:大表章二 投稿日:2020/04/18(Sat) 04:23:30 No.10464  引用 
ハグロケバエのオスでしょうか?

同定のお願い 投稿者:大表章二 投稿日:2020/04/17(Fri) 19:45:38 No.10457  引用 
Bibio matsumuranaではないかと思うのですが、よろしいでしょうか?またマトスムラナケバエという和名が記載されている文献と学名のみの文献がありました。マトスムラナケバエは標準和名と考えていいのでしょうか?種名が特定できない場合は、属名あるいは科名だけでも結構です。よろしくお願いします。
2012年5月24日北海道蘭越町にて撮影。


Re: 同定のお願い 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2020/04/17(Fri) 20:24:31 No.10458  引用 
大表章二 様.

写真のハエは,メスアカケバエの♀です.
マツムラケバエとは腹部の色が異なります.

なお,マトスムラナケバエという和名が出ているのは,文献ではなくインターネットのHP(ホームページ)ですよね?
文献というのは基本的には印刷物だけを指します.

かなり変わったHPで,1行目の和名らしいのはHP作成者の独特な名付けです.

出来れば,札幌の昆虫等の写真図鑑も調べてください.
なお,札幌の昆虫のハエ目は,アブ・ハエに詳しい多数の専門家が同定した標本の画像です.

P.S. 昆虫の和名は標準和名ではなく通俗名と考えた方が良いと思います(魚類のように討論して決まったものではありません).

双翅目(ハエ目)では,2014年に発行された日本昆虫目録に収録された和名が標準と言えますが,一般には普及していない目録なのが辛いところです.和名がついていない双翅目も多数残っています.

Re: 同定のお願い 投稿者:大表章二 投稿日:2020/04/18(Sat) 04:02:52 No.10461  引用 
茨城@市毛様

早速同定していただきありがとうございます。
胸背部の色だけに目が向いていました。
また「札幌の昆虫」は参照していたのですが、標本と生体の色の違いを見落としていました。
文献の意味、昆虫の和名の考え方も併せ、大変勉強になりました。
「日本昆虫目録」は今の私には、ちょっと手の出ない価格でした。

ハグロケバエでしょうか? 投稿者:神津WF 投稿日:2020/04/17(Fri) 13:05:48 No.10452  引用 
はじめて投稿させて頂きます。
4月16日に伊豆諸島の神津島で見つけました。
科や属レベルでも構いませんので、何卒宜しくお願い致します。


Re: ハグロケバエでしょうか? 投稿者:神津WF 投稿日:2020/04/17(Fri) 13:07:21 No.10453  引用 
こちらはオスだと思われる写真です。

Re: ハグロケバエでしょうか? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2020/04/17(Fri) 18:17:00 No.10455  引用 
神津WF 様.

メスの方はハグロケバエのようです.
オスも同種と思われます.

Re: ハグロケバエでしょうか? 投稿者:神津WF 投稿日:2020/04/17(Fri) 22:27:57 No.10460  引用 
茨城@市毛 様

早速のご回答ありがとうございました。
ハグロケバエとお答え頂き安心しました。

実はもうひとつご質問がございまして、、、
島在住の方がこのケバエに咬まれた(刺された)と情報を頂いたのですが、何かの拍子でそういうことが起こりえるのでしょうか?
もしくはケバエにそっくりな形態で、この時期に人間に危害を与えそうな昆虫は存在するのでしょうか?

Anthepiscopus属 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2020/04/15(Wed) 21:34:41 No.10434  引用 
茨城県の北部山地で5月に得られる,体長3mm程の2種類の小型のオドリバエです.

こちらは,Iteaphila nitidula Zetterstedt, 1838クロクチナガハナオドリバエと判明しました.
(Shinclair & Shamshev, 2012, World revision of Iteaphila macquarti groupを参考にしましました)


Re: Anthepiscopus属 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2020/04/15(Wed) 21:36:25 No.10435  引用 
このR4脈を欠く種類は,Anthepiscopus属と思われますが,如何でしょうか?

Re: Anthepiscopus属 投稿者:三枝豊平 投稿日:2020/04/16(Thu) 03:51:19 No.10436  引用 
Iteaphilaは同定された通り,I. nitidulaです.本種は日本でも広く分布していて,春にヤナギやカエデの花に集まっているのが採集できます.雄交尾器に背板葉が方形で長く伸びるのが特徴です.Anthepiscopus属も数種日本にいますが,私のところの標本はSinclairのところに行っていて,彼が研究することになっているはずです.お尋ねの種も多くはないのですが各地で取れます.IteaphilaのR4が失われたようなものです.

Re: Anthepiscopus属 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2020/04/16(Thu) 19:38:53 No.10442  引用 
三枝 様.

やはり,Anthepiscopus属も複数の種類が日本にいるのですね.「はなあぶ」にでも記録しておきます.

未整理の標本箱を探したら,やはり県北山地で採集したIteaphila orchestris Melander, 1902ナミクチナガハナオドリバエが見つかりました.


Re: Anthepiscopus属 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2020/04/16(Thu) 19:43:30 No.10443  引用 
気になったのが,北海道大雪山銀泉台で採集したこの個体です.

hypandriumの先端の形状が,全北区に分布するIteaphila macquarti Zetterstedtに良く似ています.


Re: Anthepiscopus属 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2020/04/16(Thu) 19:47:19 No.10444  引用 
北海道大雪山銀泉台の個体の全形図です.

Re: Anthepiscopus属 投稿者:三枝豊平 投稿日:2020/04/17(Fri) 09:37:24 No.10447  引用 
I. orchestrisもI. macquartiも市毛さんの同定の通りです.このほかにI. saigusaiというのが奥志賀高原で採集されています.5月31日に私が採集したホロタイプの雄1頭が知られているだけです.そちらに適期に採集に行かれる方は,ヤナギやカエデの花を狙って探してみてください.この種では,市毛さんが図示された3種の雄交尾器のようには背板葉が三角形や方形に伸びていません.

Re: Anthepiscopus属 投稿者:三枝豊平 投稿日:2020/04/17(Fri) 10:02:34 No.10449  引用 
I macquartiは日本から記録されていたとばかり思っていました.理由はShamishevとSinclairのこの仲間のrevisionの論文作成の折に,私のIteaphilaのコレクションは全部貸し出したので,その中にI.macquartiの大雪山の標本も多数含まれていました.しかし,今彼らの論文を見直してみると,なぜか本種の標本記録の中に私の大雪山の材料が含まれていません.しかも,彼らから返却された標本の中には本種について彼らの同定ラベルがついた多数の大雪山の標本が入っています.
 カナダとロシアで別々に研究してきたのを共著にしたので,いろいろと手違いがあったのでしょう.ちなみに本来なら標本の提供者として謝辞に述べるべきリストのなかに私の名前も欠落しています.Iteaphila saigusai Shamishevという新種をこの論文の中で記載していながら,です.
 このような次第で,私も日本昆虫目録の中では彼らの論文に従って,I. macquartiを含めていませんでした(お粗末ながら,これも今回の市毛さんの投稿で気づきました).

Re: Anthepiscopus属 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2020/04/17(Fri) 18:19:36 No.10456  引用 
三枝 様.

了解しました.
I. macquartiの記録が抜けていたのですね.

これも「はなあぶ」に投稿しておきます.

ありがとうございました.

同定のお願い 投稿者:大表章二 投稿日:2020/04/16(Thu) 08:55:14 No.10438  引用 
キリウジガガンボでしょうか?

Re: 同定のお願い 投稿者:三枝豊平 投稿日:2020/04/17(Fri) 09:28:30 No.10446  引用 
門外漢ですが,キリウジュガガンボが属するTipula属には日本列島でも100種以上に及ぶ多数の種が含まれています.詳細な種の同定には雄の交尾器の細かな形態を調べる必要があります.ですから,ガガンボの専門家でもこのような生態の画像をみても,容易には種の同定はできないと思います.Tipula属の1種ということで,一般的には十分だろうと思います.

Re: 同定のお願い 投稿者:大表章二 投稿日:2020/04/17(Fri) 10:08:39 No.10450  引用 
> 門外漢ですが,キリウジュガガンボが属するTipula属には日本列島でも100種以上に及ぶ多数の種が含まれています.詳細な種の同定には雄の交尾器の細かな形態を調べる必要があります.ですから,ガガンボの専門家でもこのような生態の画像をみても,容易には種の同定はできないと思います.Tipula属の1種ということで,一般的には十分だろうと思います.


ご教示いただきありがとうございます。Tipula属の1種ということで理解しました。茨城@市毛様にもお伝えしたのですが、標本写真なしで同定できるハエ目はごく1部しかいないという事を知ってはいたのですが、書かずに投稿してしまいました。失礼しました。以後気を付けたいと思います。

ごあいさつ 投稿者:大表章二 投稿日:2020/04/16(Thu) 08:44:06 No.10437  引用 
私は、居住している北海道蘭越町という地域の昆虫類の調査をしている一市民です。これまで、手作りの昆虫図鑑を作り、町民センターや図書館、学校等に寄贈をしたり、蘭越自然探検隊というサークルを作り、昆虫採集や標本づくりの体験活動を行ったりしてきました。
 今回「蘭越の昆虫 アブ ハエ篇」というハエ目を70種余収録した図鑑を制作しました。ただ、一市民が撮影した写真をもとに、閲覧可能な図鑑やネット情報を頼りに作ったもので、誤りや不十分な点も多いと思っています。標本はまったく作っていません。
 これまで、チョウ目(ガを除く)やコウチュウ目、カメムシ目の図鑑を制作した際には、地域の学芸員の方に見ていただくなどして、正確さを期するように努めたのですが、ハエ目については専門の方を存じ上げず困っていた所でした。
 そのような時に、貴サイトにたどりつきました。大変うれしく思い、同定依頼等の投稿させていただくことにしました。
 先に記したように70種以上あるので、一挙に多くの投稿をしてはご迷惑になるのではと考え、少しずつお願いすることにしました。何か不都合の点が生じた際にはご指摘ください。
どうぞよろしくお願い致します。

Re: ごあいさつ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2020/04/16(Thu) 19:31:11 No.10441  引用 
大表様.

残念ながら,ハエ・アブ類は余程顕著な特徴を持つ種類でないと生態写真での同定は困難です.

一般の方からのガガンボやヤドリバエの投稿は多いですが,殆ど判別出来ていません.

この掲示板の過去のスレッドを色々と見てください.

「昆虫エクスプローラ」や「ハエ図鑑:アブ図鑑・カ(蚊)図鑑 - 教育学部 理科教育講座 地学教室」なども参考にしてください.

Re: ごあいさつ 投稿者:大表章二 投稿日:2020/04/17(Fri) 09:55:50 No.10448  引用 
> 大表様.
>
> 残念ながら,ハエ・アブ類は余程顕著な特徴を持つ種類でないと生態写真での同定は困難です.
>
> 一般の方からのガガンボやヤドリバエの投稿は多いですが,殆ど判別出来ていません.
>
> この掲示板の過去のスレッドを色々と見てください.
>
> 「昆虫エクスプローラ」や「ハエ図鑑:アブ図鑑・カ(蚊)図鑑 - 教育学部 理科教育講座 地学教室」なども参考にしてください.
ご教示いただきありがとうございます。ハエ目の場合、標本写真がなければ、種までの同定はほとんどの場合無理だという事を理解はしていたので、属や科段階でも教えていただければと思ってはいたのですが、そのことを書かずに同定のお願いをしてしまいました。大変失礼しました。
過去のスレッドや紹介していただいたサイトなども参考にしたいと思います。

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