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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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明るい色のクロバエ科その2 投稿者: 投稿日:2014/04/03(Thu) 23:39:43 No.8801  引用 
総会前にご覧いただけるお時間があるといいのですが、ぎりぎりになってしまいました。
去年「明るい色のクロバエ科」のタイトルで投稿したハエの追加個体が採集できました。

はじめは予期せず1匹だけ違う所で採れました。
岐阜県海津市南濃町で、2013年11月29日、標高110[m]、体長9[mm]です。
日の当たる林道の落ち葉の上にいました。
そこで見たのは初めてで、今後同じようなポイントで現れなければ、山地であえてねらうのは大変だと思います。
ゲニタリアを引き出そうとしましたが、phallusが途中で折れてしまい失敗でした。

次に愛知県あま市の去年の採集場所で探しました。
シラカシの樹液に来るのを重点的に探し、12月から1月にかけて9匹採れました。
始めのうちだけ撮影しましたが、後は採集に徹しました。
しかしこれは雌雄ともにゲニタリアがなかなかきれいに引き出せず、触っていない無傷のものを2匹づつ残してあります。
2月以降にも追加個体が得られればまた挑戦しようと思ったのですが、見つかりませんでした。

去年の同じ時期は投稿した一匹を採集して飼育していただけで、他に現れても撮影しただけでした。
惜しいことをしましたが、始めのうちはそんなものでした。
春に気温が上がって他のハエの種類も個体数も増えてきても、これは見なくなりました。
もっと暖かい時期は他にいろいろ行きたい所があるので、冬場のように頻繁に訪れるわけではないのですが、
それにしても他の季節に見たことはありません。


Re: 明るい色のクロバエ科その2 投稿者: 投稿日:2014/04/03(Thu) 23:40:30 No.8802  引用 
検索がうまくできません。

Kurahashi(1964)では、
1 基幹脈の上側には刺毛がない
次は7ですが、前胸側板が裸か、とても細い黒い毛がるかという事ですが、実際には黄色っぽい毛があるので想定外です。
毛がある方で進むと、
8 鱗弁に黒い毛がある
全面にはないですがあると思います。
12 小盾板の強い縁剛毛は3対
次は15ですが、体が暗色でもメタリックでもなく選べません。
小盾板の剛毛をどこまで入れるか迷ったとして、4対以上にすると、
13で、線前翅内剛毛があり、生殖背板に突起がないCalliphoraになるので違います。


Re: 明るい色のクロバエ科その2 投稿者: 投稿日:2014/04/03(Thu) 23:41:22 No.8803  引用 
Fauna Japonicaでは、
1 径脈基幹の後ろに刺毛がない
2 前胸側板に毛がある
ここでは色は書いてありません
3 鱗弁上肋部は裸か細毛のみ
毛のグループと言えるほどはなく、数本だけです。
4 下部鱗弁の背面には毛がある
次は5ですが、体は茶色で灰色の粉に被われるというふうに当てはめてみても、Polleniopsisになります。
これはそれらしいのを持っているので違うと思います。

中国蝿類では、
1 基幹径脈および翅下瘤は裸、後背中剛毛は3-4本
次は2ですが、前半で後気門の何かの毛の集まりを聞いてきます。
前後に分かれてかぶさっている膜みたいなものかと予想しますがパスです。
後半は後小盾板は突出していません。
4 前胸側板中央凹陥は毛を具える
5 鱗弁上肋部は少なくとも後の毛の集まりはない
8でストップです。鱗弁上肋部の前の毛の集まりはないのですが、
前胸腹板は裸ではなく、下側背板は直立の長毛はなく、下鱗弁の上面は裸ではありません。

きちんとたどり着かないようです。

他に検索表は中国動物誌とか旧北区のマニュアルとかあるのですが、
総会前までに一度投稿しようと思い、解読と検討が間に合いませんでした。


Re: 明るい色のクロバエ科その2 投稿者: 投稿日:2014/04/03(Thu) 23:42:13 No.8804  引用 
第5腹板の後縁は以前ご指摘くださったようにやはりまっすぐに近い形状です。

膜がかぶさったようなのが一緒に出てきて、phallusが見えるように少し切って押しのけてあります。

乳酸処理もしました。
後生殖片の片方が破損していますが、だいたいこんな感じです。


Re: 明るい色のクロバエ科その2 投稿者: 投稿日:2014/04/03(Thu) 23:43:06 No.8805  引用 
メスの産卵器は背板や腹板がはっきりしません。
始めに先端をつまむのに苦労しました。
最近になって針で突いてひっかける方が楽だと思うようになりました。
これはかなり貧弱な感じで、いったんつまんだ先端を引っ張り続けるとちぎれるかもしれないと思い、
もっと根元のほうにピンセットをつまみかえて引っ張ると、先端が中に引っ込んでいきました。
そのままになった標本がいくつかあります。

今のところこのような状態です。
総会に持って行こうと思いますので、もし興味を持って下さった方がいらっしゃいましたら、
時間があればどういうものか見てやってくださいませ。


Re: 明るい色のクロバエ科その2 投稿者: 投稿日:2014/04/06(Sun) 22:00:16 No.8806  引用 
昨日はみなさま標本を見て下さりありがとうございました。
また、激励も下さり、一層頑張ろうと思いました。
この標本については倉橋先生に手紙を書こうと思います。
進展があったらまたご報告します。

Re: 明るい色のクロバエ科その2 投稿者: 投稿日:2014/05/10(Sat) 00:22:00 No.8838  引用 
種名がわかりましたのでご報告します。
倉橋先生に同定ラベルを付けていただけました。
Tricycleopsis paradoxa Villeneuve, 1927
タイワンニセコクロバエでした。
数が少ない種類なのだそうです。
「はなあぶ」に投稿しようと思います。
お世話になっております皆様、ありがとうございました。

メスの写真を貼ります。
樹液が出ているシラカシから逃げて、隣のイチイガシにとまりました。
愛知県あま市、2013年12月17日。


Re: 明るい色のクロバエ科その2 投稿者:さんご 投稿日:2014/05/12(Mon) 07:47:15 No.8844  引用 
大宮 様

おはようございます.総会ではお世話になりました.謎のクロバエはTricycleopsis paradoxaだったのですね.実物を見させていただいてよかったです.
鮮明な交尾器の写真と生態写真はとても貴重と思います.投稿いただいて感謝感謝です.
生態の情報も大変ありがたいです.樹液に来るんですね.地元でも探してみます.
今後もどしどし画像を投稿してくださいね.期待しています.よろしくお願いします.

Re: 明るい色のクロバエ科その2 投稿者: 投稿日:2014/05/12(Mon) 22:40:08 No.8846  引用 
さんご 様

こちらこそお世話になりました。
見ていただいてありがとうございました。

追加個体が採集できたら、まずは”インタクト”のものを倉橋先生にお送りすることになっています。
もしもご要望がありましたら、うまくいけばそのまた次のシーズンに採集できれば、標本を差し上げることができるかもしれません。
少し気の長い話ですが、しばらくお待ちください。

不明のハナアブ 投稿者:なみは 投稿日:2014/04/30(Wed) 10:56:16 No.8823  引用 
4月上旬に神奈川県相模原市緑区の低山地の明るい林道で採集しました。体長は8mm程度です。ハナアブ科であること以外、全くわかりません。ご教授ください。よろしくお願いします。

Re: 不明のハナアブ 投稿者:pakenya 投稿日:2014/04/30(Wed) 15:38:33 No.8824  引用 
なみはさん、こんにちは。

ハナアブを勉強中のpakenyaといいます。
ご投稿のハナアブはCheilosia; クロハナアブ属の1種の♀個体ですね。この属の日本の種には60種以上いるのですが、まだしっかり同定ができないグループなのです。この個体は、複眼に毛があり、脛節がほぼ黄色、翅の先端が曇っていないことと、早春であることから、Cheilosia japonica; ニッポンクロハナアブの可能性が高いと思います。
 ニッポンクロならフキノトウやタンポポによく飛来します。

Re: 不明のハナアブ 投稿者:なみは 投稿日:2014/05/06(Tue) 19:40:29 No.8831  引用 
pakenya様、皆様
こんばんは。
クロハナアブ属でしたか・・・。触覚第3節が長いので、クロハナアブの仲間だと思いませんでした。ただ、ニッポンクロハナアブは私も同定したことがあるので、ニッポンクロハナアブでは無いと思われます。頭部側面の画像を貼り付けます。もし種名がわかるようでしたら、ご教授ください。

Re: 不明のハナアブ 投稿者:なみは 投稿日:2014/05/06(Tue) 19:42:18 No.8832  引用 
pakenya様、皆様
画像が添付されませんでした。再度投稿させていただきます。


Re: 不明のハナアブ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2014/05/09(Fri) 22:29:30 No.8837  引用 
なみは様.

写真のハナアブは,ケコヒラタアブ属Psilotaの1種です.

Re: 不明のハナアブ 投稿者:なみは 投稿日:2014/05/12(Mon) 14:15:34 No.8845  引用 
茨城@市毛
こんにちは。
返信遅くなり、申し訳ございませんでした。
ケコヒアタアブ属Psilota sp.ですか!
ありがとうございます。
以前にも掲載されていました。勉強になります。
今後ともご教授ください。よろしくお願いします。

オオハチモドキバエ? 投稿者:フッカーS 投稿日:2014/05/06(Tue) 20:29:16 No.8833  引用 
都内で撮影したハチモドキバエの仲間について、ご意見を伺いたいと思いましたので投稿させていただきます。よろしくお願いします。
撮影は5月6日で、場所は渋谷区の代々木公園です。
体長は未計測ですが、目測では15ミリよりやや小さいくらいに感じました。
印象は掲示板の過去ログに投稿されていたオオハチモドキバエ(Eupyrgota luteola)に似ていると思うのですが、全体的に暗色部が少なく、後脚腿節は完全に淡色です。翅の暗色紋は不明瞭で、紋の形や場所がよく分かりません。


Re: オオハチモドキバエ? 投稿者:フッカーS 投稿日:2014/05/06(Tue) 20:36:49 No.8834  引用 
前から撮った写真です。

Re: オオハチモドキバエ? 投稿者:フッカーS 投稿日:2014/05/06(Tue) 20:38:59 No.8835  引用 
翅を別アングルから撮ったものです。
見づらい写真で申し訳ありません。


Re: オオハチモドキバエ? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2014/05/09(Fri) 22:26:59 No.8836  引用 
フッカーS様.

全体的に淡い色彩なので羽化してからあまり日数の経っていないテネラル個体と思われます.

複眼の大きさや翅の斑紋からするとEupyrgota luteolaオオハチモドキバエのような気がします.

Re: オオハチモドキバエ? 投稿者:フッカーS 投稿日:2014/05/10(Sat) 00:52:33 No.8843  引用 
茨城@市毛さま、ありがとうございます。
なるほど、テネラル個体だったのですね。
納得しました。
今後もよろしくお願いいたします。

ハナバチノスヤドリニクバエ 投稿者: 投稿日:2014/05/10(Sat) 00:24:46 No.8840  引用 
岐阜県海津市南濃町、2014年4月22日、体長10[mm]。
ニホンクロニクバエを狙って度々通っていましたが、来たか来たかと思っていると間違えるのです。
後でよく見るとaristaは羽毛状ではなく、npは2本しかないので、普通のニクバエとは違います。


Re: ハナバチノスヤドリニクバエ 投稿者: 投稿日:2014/05/10(Sat) 00:25:31 No.8841  引用 
ゲニタリアの絵合わせをすると、Fauna Japonicaの図の最後、Fig.77のBrachycoma deviaです。

検索表を見ていると、第一生殖背板に横の剛毛列が2列あるはずですが、その辺りはきれいでないので残念です。


Re: ハナバチノスヤドリニクバエ 投稿者: 投稿日:2014/05/10(Sat) 00:26:22 No.8842  引用 
過去の写真を引っ張り出してきました。
すぐ近くのポイントで、撮影日は、2011年5月2日です。
この時はニクバエ科にはできないと思い、一体何だろうかと思っていました。
見たのはこの時と、採集した今回の2回だけだと思います。

倉橋(1963)を見ると、岐阜県の恵那山から報告されています。
今回の採集場所では、スズメバチ類もマルハナバチ類も見るので、やはりそのあたりの何かに寄生しているようです。

ニホンクロニクバエその2 投稿者: 投稿日:2014/05/10(Sat) 00:23:12 No.8839  引用 
以前「ニホンクロニクバエでしょうか」のタイトルで投稿したハエですが、
こちらも倉橋先生に同定ラベルを付けていただけました。
Heteronychia nipponensis Shinonaga & Matsudaira, 1970
やはりニホンクロニクバエであるようです。

まだ追加個体が得られていません。
写真は、去年逃げられたもので、おそらく同種ではないかと思っています。
体色はべたっとした感じの黒が目立ち、現地でも他とは違って見えます。
腹部第3背板の背面後縁に1対の剛毛が立っています。
岐阜県海津市南濃町、2013年4月27日。
前回の投稿の時も今回も、写りはぼやっとしていて、実際に天気は雲の多い空模様でした。
引き続き探したいと思います。

同定のお願い 投稿者: 投稿日:2014/05/06(Tue) 00:59:39 No.8825  引用 
いつもご指導ありがとうございます。
5月5日に静岡県御殿場市で採集した画像の個体についてご教示いただけますでしょうか。
体長は約8ミリです。
よろしくお願いいたします。


Re: 同定のお願い 投稿者: 投稿日:2014/05/06(Tue) 01:00:31 No.8826  引用 
追加の画像です。

Re: 同定のお願い 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2014/05/06(Tue) 13:39:01 No.8827  引用 
キアブ科?? 翅脈がいまいちしっくりしませんが。

Re: 同定のお願い 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2014/05/06(Tue) 15:16:51 No.8828  引用 
HM様.

恐らく,ミズアブ科のActina属の♀ではないかと思います.
No. 4483から始まる,エゾホソルリミズアブのスレッドを参考にしてみてください.

Re: 同定のお願い 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2014/05/06(Tue) 17:27:28 No.8829  引用 
なるほど、納得です。

bugguide.net/node/view/881068/bgpage

Re: 同定のお願い 投稿者: 投稿日:2014/05/06(Tue) 18:58:15 No.8830  引用 
コメントをありがとうございました。

茨城@市毛様のアドバイスにあったスレッドを参照し、よく理解することができました。感謝申し上げます。
今後ともご指導よろしくお願いいたします。

同定のお願い 投稿者:HM 投稿日:2014/04/27(Sun) 10:28:43 No.8819  引用 
4月27日に静岡県御殿場市で採集したハエについてご教示ください。体長は10ミリ程度です。

Re: 同定のお願い 投稿者:HM 投稿日:2014/04/27(Sun) 10:29:35 No.8820  引用 
追加の画像です。

Re: 同定のお願い 投稿者:三枝豊平 投稿日:2014/04/28(Mon) 17:04:17 No.8821  引用 
画像のオドリバエはRhamphomyia属Calorhamphomyia亜属の1種の♂です.画像では種までわかりにくいので,標本をお送りいただければ検鏡して同定が可能と思います.ひとまずメールでご連絡ください.

Re: 同定のお願い 投稿者:HM 投稿日:2014/04/29(Tue) 20:26:28 No.8822  引用 
三枝豊平様

コメントありがとうございました。
メールを送らせていただきましたので、どうぞよろしくお願いいたします。                  HM

翅脈に変異のあるオドリバエ 投稿者:フッカーS 投稿日:2014/04/16(Wed) 20:42:14 No.8809  引用 
先日、千代田区北の丸公園で採集したオドリバエですが、
翅脈に変異と思しきものが見られる個体でしたので投稿させていただきます。


Re: 翅脈に変異のあるオドリバエ 投稿者:フッカーS 投稿日:2014/04/16(Wed) 20:48:52 No.8810  引用 
体長はおよそ5ミリ。
メスなので検索表で亜属を探ることは出来ませんでしたが、こちらの掲示板の過去ログに腹部に藍色の金属光沢がある種類の投稿があり、「Anacrostichus亜属かもしれない」といったコメントをお見受けしましたので、本種も同じ亜属ではないかと推察しました。


Re: 翅脈に変異のあるオドリバエ 投稿者:フッカーS 投稿日:2014/04/16(Wed) 20:54:39 No.8811  引用 
採集直前の画像です。
? Empis (Anacrostichus) sp. ,Female


Re: 翅脈に変異のあるオドリバエ 投稿者:三枝豊平 投稿日:2014/04/19(Sat) 15:27:06 No.8812  引用 
投稿された画像と採集場所から判断すると,Empis (Anacrostichus) cyaneivenris Frey ルリハラオドリバエの♀でしょう.

翅脈の異常は時折起こります.右翅の状態が正常で,左翅は二次的な脈でR4脈とR2+3脈が結ばれたものです.

Re: 翅脈に変異のあるオドリバエ 投稿者:フッカーS 投稿日:2014/04/20(Sun) 23:35:46 No.8813  引用 
三枝さま、ご教授ありがとうございます!
翅脈の変異は珍しいものかと思ってましたが、ときどき起こったりするものなんですね。これからは翅脈をチェックする際、左右で異なっていないか注意したいと思います。

Re: 翅脈に変異のあるオドリバエ 投稿者:三枝豊平 投稿日:2014/04/21(Mon) 12:50:34 No.8814  引用 
19日の投稿で種小名の綴りに間違いがあります.訂正しておきます.

cyaneivenris は cyaneiventris です.nとrの間にtが抜けていました.青い腹部の意味です.

Re: 翅脈に変異のあるオドリバエ 投稿者:フッカーS 投稿日:2014/04/21(Mon) 23:19:14 No.8815  引用 
三枝さま、改めて御礼申し上げます。
英名の意味を考えることはあまりしないので、綴りの間違いには気づきませんでした。ありがとうございます。

Re: 翅脈に変異のあるオドリバエ 投稿者:三枝豊平 投稿日:2014/04/24(Thu) 15:57:54 No.8816  引用 
お分かりの上の凡ミス入力と思いますが,掲示板を見ている方々のために,念のため指摘しておきます.

動物の学名は英語ではなくて,ラテン語またはラテン語化された外国語です.ギリシャ語系の言語もかなりラテン語化されて使われます.双翅目ではMuscaはラテン語でハエ類を意味しますが,オドリバエではEmpisはギリシャ語の蚊の仲間,Empisに近いRhamphomyiaはギリシャ語系で,Rhamphosは嘴,myiaは言うまでもなくハエ類です.cyaneiはギリシャ語系のkyaneosで,暗青色,ventrisはラテン語系のventer腹部です.通常複合語は同一語源のものを使いますが,Freyの命名のcyaneiventrisは混成語(混血語)になります.

変わった語源の属名ではチョウ類でミズイロオナガシジミの属名Antigiusがありますが,これは蝶類研究家で旧第三高等学校の故杉谷岩彦先生のSugitaniのローマ字をばらばらにして作成した語アナグラムです.同じくオナガシジミの属名Araragiやウラクロシジミの属名Iratsume,ダイセンシジミの属名Wagimoはいずれも日本語の古語をそのままラテン語の単数名詞として用いたものです.

Re: 翅脈に変異のあるオドリバエ 投稿者:フッカーS 投稿日:2014/04/25(Fri) 04:04:55 No.8817  引用 
申し訳ありません。「学名」と打つつもりが間違えたようです(汗)。
しかしながら、おかげで為になるお話が聞けました。
素人ゆえいろいろ可笑しな表現をすることがあるかと思いますが、今後もご指導のほどよろしくお願いいたします。

Re: 翅脈に変異のあるオドリバエ 投稿者:三枝豊平 投稿日:2014/04/25(Fri) 17:45:05 No.8818  引用 
24日の私の投稿で,

「Empisはラテン語」 と書き込みましたが,これは間違いで,イエバエ科のMuscaと混同して間違った記述をした結果です.

その後訂正を行っていますので,訂正前のをご覧になった方はご注意ください.

キイロクロコバエ 投稿者: 投稿日:2014/04/08(Tue) 23:12:13 No.8807  引用 
しばらく前のあまりシャープでない写真ですが引っ張り出してきました。
先日総会の日に携帯に入れておいた写真を何人かの方と見ましたがその中のひとつです。

「はなあぶ」32号にはクモの巣に侵入するキイロクロコバエの記事が載っていますが、
自分も過去に採集はしていませんが似たようなものを撮っています。

上の段は愛知県津島市で2010年5月22日に撮影したものです。
クモがいなくなった巣ですがユスリカがかかっていて、それにとりついていました。
風もありピントはなかなか合いませんでしたがご容赦ください。

下の段は愛知県愛西市で2009年6月6日に撮影したものです。
どんぐり類の花に来ていました。
この時は多数見ました。
交尾しているものもあり、葉の裏にいたのでめくって撮影しました。

キモグリバエやショウジョウバエと混同するとなかなか認識されないかもしれないということです。
目を凝らしてよく見ると、細長い口吻が折りたたまれているのや、太いarista を確認できます。

同定のお願い 投稿者:HM 投稿日:2014/03/16(Sun) 16:45:51 No.8782  引用 
いつもご指導ありがとうございます。
今日、採集したハエの同定をお願いしたく投稿させていただきました。
体長は約5ミリ、採集場所は静岡県御殿場市です。
どうぞよろしくお願いいたします。


Re: 同定のお願い 投稿者:HM 投稿日:2014/03/16(Sun) 16:47:12 No.8783  引用 
追加の画像です。

Re: 同定のお願い 投稿者:HM 投稿日:2014/03/16(Sun) 16:48:14 No.8784  引用 
追加の画像の2枚目です。

Re: 同定のお願い 投稿者: 投稿日:2014/03/16(Sun) 17:38:29 No.8785  引用 
 皆様、御無沙汰しております。色々身体的トラブルが発生して虫とは縁遠くなっておりますが、一応生きております(笑)。
 このハエは、以前私がお伺いを立てたシマバエと同じ種類ではないかと思います。No.5103からのスレッドを御覧下さい。

Re: 同定のお願い 投稿者:HM 投稿日:2014/03/16(Sun) 21:11:24 No.8786  引用 
アーチャーン様
コメントありがとうございます。
スレッド拝見しました。触角先端の形状から判断すると
Luzonomyza属の一種となりますでしょうか。
頭部の拡大画像からもし判断できることがありましたら、
ご教示いただけますと幸いです。


Re: 同定のお願い 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2014/03/23(Sun) 09:57:20 No.8795  引用 
アーチャン様.
 いつのまにか,ブログの更新が止まっていますね.
 お体を大切になさってください.

HM様.
おそらく,No.7556からのスレッドの種類と同種と思われ,Luzonomyza属の1種で良いと思います.
こちらのブログも参考にしてください.
http://wolffia.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/luzonomyza-8806.html

Re: 同定のお願い 投稿者:HM 投稿日:2014/03/24(Mon) 21:58:56 No.8799  引用 
茨城@市毛様

コメントをありがとうございました。
ブログも参考にさせていただきました。
どうしたらあのような鮮明な写真が撮れるのでしょうか。
美しい画像に感動いたしました。
ありがとうございました。

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