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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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教えてください 投稿者: 投稿日:2014/06/01(Sun) 18:11:58 No.8889  引用 
2014.5.22.堺市のコナラの樹液にたくさん集まっていました。
左端は Traginops orientalis だと思いますが、中央と右端に少し写っているいるショウジョウバエ科についてお尋ねします。Amiota(Phortica)だろうと思うのですが、お送りした写真から種名まで分かるのでしょうか。どこに着目すればいいのか分かりませんので、おって頭部、胸部背面、翅脈、側面の4枚の写真をお送りします。
なお、体長は、個体差がありますが、4.5mm〜5.5mm ほどでした。


Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2014/06/01(Sun) 18:14:07 No.8890  引用 
頭部の拡大です。

Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2014/06/01(Sun) 18:15:17 No.8891  引用 
胸部背面です。

Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2014/06/01(Sun) 18:16:45 No.8892  引用 
翅脈のよく分かる写真です。

Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2014/06/01(Sun) 18:17:40 No.8893  引用 
側面です。

Re: 教えてください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2014/06/02(Mon) 08:59:31 No.8894  引用 
そよかぜさん。ショウジョウバエには全くの素人なので,無責任なコメントです。

Okada(1988)以降,Phorticaが日本からどのくらい追加種があるか知りませんが,この文献に限って言えば,検索表は,

29. Caudal black bands of abdominal tergites not protruded at middle;.............magna Okada
-Caudal black bands of abdominal tergites protruded mid-dorsally;....... 30

とありますので,最初に示された写真でかろうじて光を反射している翅の下に透けている腹部の斑紋は magna の斑紋の記述に適合するのではないでしょうか。30に続くokadaiの全形図が同著にありますが,今回の写真の個体とは異なって腹部背板後縁の暗色帯は中央で前方に向かって突出しています。

最新の情報については,ショウジョウバエに詳しい方のコメントをお待ちになった方が良いでしょう。

なお,投稿された写真はかなり精緻なものですね。できましたら撮影機材や条件をこの掲示板でご紹介ください。

Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2014/06/02(Mon) 12:36:50 No.8895  引用 
アノニモミイア様、ありがとうございました。腹部背面の斑紋が大切なんですね。
翅による反射の少ない写真がありましたので、載せておきます。
写真からすると、これが Amiota(Phortica) magna (オオマダラメマトイ)の可能性が高いということですね。

撮影機材と条件を下に書いておきます。
カメラ:ニコンD7100、レンズ:ニコン AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
ISO 200、f/18、内臓ストロボ、ディフューザー使用、露出補正 +2.3
体長を測定するために等倍撮影したうえで、画像編集ソフトでシャープにし、トリミングしています。


Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2014/06/02(Mon) 12:39:12 No.8896  引用 
腹部背面の斑紋がポイントとなるということで、写真を見直していると、写真のようなものが混じっていました。1種類だと思いこんでいたのですが、違ったようです。体長も少し小さく、4mmほどでした。
これが Amiota(Phortica) okadai (マダラメマトイ)ということになるのでしょうか。


Re: 教えてください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2014/06/02(Mon) 16:25:35 No.8897  引用 
そよかぜさん。撮影機材などご教示いただき有難うございました。参考にさせていただきます。

新しくアップされた画像で,初めのは♀ですが,背板後縁の黒帯が前方に突出していないので,Okada, 1988に関する限りA. (Phortica) magna Okadaに同定できます。2番目のは明らかに黒帯が前方に突出しているので,maganaではなく,検索表で30以降のものです。同書の検索表とokadaiの図を貼り付けておきます。検索表の30は,黒帯の幅が背板の長さの半分より狭いのがokadaiとなっていて,kappaやconiferaでは半分より広いとなっています。画像ですと狭い(どこを指すのか難しいところですがこの場合は最も狭い位置,すなわち中央突出の両側を指すと判断します)ので,多分okadaiではないでしょうか。交尾器の特徴は解剖をしないとわかりません。

Okada, 1988以降に日本からPhortica亜属の種が記載されていたら上記は必ずしも正しいかわかりません。

検索表は次につけます。


Re: 教えてください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2014/06/02(Mon) 16:29:42 No.8898  引用 
Okada, 1988のPhortica亜属の検索表です。

Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2014/06/02(Mon) 20:27:33 No.8899  引用 
アノニモミイア様
図や検索表を添付していただくなど、お手数をおかけしました。
ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。

お願いします 投稿者:hachi 投稿日:2014/05/28(Wed) 09:52:40 No.8882  引用 
2014年5月22日、西東京市内で写しました。
メバエのようですが、頭などがこんなに鮮やかな色の写真を
見たことがありません。
ムネグロメバエの羽化して間もないもののようにも見えるのですが、
いかがでしょうか。


Re: お願いします 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2014/05/29(Thu) 20:08:08 No.8883  引用 
hachi 様.

hachi様の推測通り,ムネグロ(ムナグロ)メバエと思われます.本種とキアシクロメバエについては,体色の明暗が個体変異なのか成熟に伴い変化するのかはっきりしていません.

Re: お願いします 投稿者:hachi 投稿日:2014/05/29(Thu) 20:38:46 No.8884  引用 
茨城@市毛様

投稿したあとに調べたところムネグロの場合は複眼の内側に点があるらしい
ということがわかり、写真を拡大してみてやはりそうではないかと思っておりました。
必ずしも羽化直後ではないということですね。初めて写したメバエの写真が
このようなきれいなもので、ラッキーでした。
ありがとうございました。

これはなんですか 投稿者: 投稿日:2014/05/22(Thu) 20:53:20 No.8871 ホームページ  引用 
2014.05.20青森県むつ市大川目の渓流岸の露出石の上で撮りました。よろしくお願いします。3枚貼ります。

Re: これはなんですか 投稿者: 投稿日:2014/05/22(Thu) 20:54:19 No.8872 ホームページ  引用 
2枚目です

Re: これはなんですか 投稿者: 投稿日:2014/05/22(Thu) 20:55:12 No.8873 ホームページ  引用 
3枚目です

Re: これはなんですか 投稿者:三枝豊平 投稿日:2014/05/24(Sat) 15:09:58 No.8874  引用 
画像のオドリバエはアケボノシブキバエ属Proclinopygaの1種です.この属はヒマラヤから極東,北米に隔離分布していて,日本には10種ほど生息しています.P. seticosta Saigusa, P. bisipinicauda Saigusa,P. pervaga Collinの3種が記録されています.画像の種はP. bispinicaudaに外観が似ていますが,脚や交尾器の詳細を観察しないと同定はできません.

ProclinopygaはClinoceraやWiedemanniaなどと同様に渓流性のオドリバエで,前2属より渓流への適応形態の発達が弱いものです.配偶行動を含めて生態の詳細はほとんどわかっていません.画像の種に似たものでは,雄がアシナガバエ科 のDolichopusのように,雌の直上を飛ぶような行動をとることを観察したことがあります.

Re: これはなんですか 投稿者: 投稿日:2014/05/27(Tue) 22:22:46 No.8881 ホームページ  引用 
2014.05.27 先日のところ、むつ市大川目のほぼ同所で、同種と思われるものを採集しました。標本はお送りします。
交尾器を撮して見ました。
目撃は、それらしいのが石の上10センチぐらいから垂直に降り立って動かなくなりました。1匹だけがいると思ったら、交尾した2匹がおりました。まだ、前肢は挙げてはいませんでした。

名前を教えてください。 投稿者:ted 投稿日:2014/05/24(Sat) 17:32:58 No.8875  引用 
撮影日  2014/05/23
撮影場所 鳥取県大山町
体長   5mmくらい

少しピントがあまく、見難いですが、わかる範囲で結構ですので、教えてください。


Re: 名前を教えてください。 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2014/05/25(Sun) 21:19:31 No.8878  引用 
ted様.

この仲間は外見に特徴がないと写真での判断は困難です.
恐らく,イエバエ科のメスではないかと思われます.

Re: 名前を教えてください。 投稿者:ted 投稿日:2014/05/26(Mon) 10:05:50 No.8880  引用 
茨城@市毛 様

ありがとうございました。

小型の双翅目の写真を撮ると、いつも分類に困っています。

これからもよろしくお願いします。

これは何ですか? 投稿者:reit2011 投稿日:2014/05/25(Sun) 10:40:45 No.8876  引用 
5月に東京都内の公園排水溝で子供が見つけた水生生物です。
本体の長さ1センチ、尾の長さ1センチで、泳いでいます。

状況証拠的には、ハナアブの幼虫「オナガウジ」に見えますが・・・
この公園は確かにキク科の花壇があります。


なお、子供は「飼いたい」と言ってます・・・


Re: これは何ですか? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2014/05/25(Sun) 21:16:54 No.8877  引用 
reit2011様.

長い呼吸管が見えるので,ハナアブ類の幼虫で良いと思います.

幼虫を飼育する場合は,沈下性の魚のエサで飼えます.数日毎に水替えをします.なお,ガラス容器を登りますので,逃走に注意が必要です.
複数個体を同居させる際には,呼吸管が絡まないように細かくちぎったティッシュ等を沈めておくとよいです.

水底のエサやティッシュから離れ,いつまでも容器のヘリを這っているようになったら蛹化の時期ですので,落ち葉等を入れた別の容器に移してください.

Re: これは何ですか? 投稿者:reit2011 投稿日:2014/05/25(Sun) 21:56:40 No.8879  引用 
丁寧な飼い方指導ありがとうございます。
子供と頑張って飼ってみます。

この 投稿者: 投稿日:2014/05/20(Tue) 23:12:12 No.8864 ホームページ  引用 
水のしたたり落ちる崖下ちかく、涸れた砂防ダムの壁面に無数にいました。石の上にはケンカなど頻繁です。クモスケヤリバエより小さく見えます。二匹は対峙して正面衝突もみせました。対峙したメスのほうからオスの背面の毛をなでるかのような仕草をして、直後にオスがむこうへまわって交尾にいたりました。クモスケよりも背中の盛り上がりがありません。写真を載せます。
どうぞよろしくお願いします。


Re: この 投稿者: 投稿日:2014/05/20(Tue) 23:13:04 No.8865 ホームページ  引用 
交尾器をのせます

Re: この 投稿者: 投稿日:2014/05/20(Tue) 23:13:59 No.8866 ホームページ  引用 
交尾器です。

Re: この 投稿者: 投稿日:2014/05/20(Tue) 23:15:10 No.8867 ホームページ  引用 
顔の正面写真を載せます。

Re: この 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2014/05/21(Wed) 09:19:30 No.8868  引用 
おーやぎ様

今回のもやはりクモスケヤリバエだろうと思います.沿海州から九州まで本種の相当数の個体を見ていますが,2種混ざっていると言うことは疑ったこともありません.近似種がグンバイヤリバエでして,この群に近いものは中国には2,3種いますが,これらもクモスケヤリバエとははっきり異なっています.

いずれにしても両者の標本を送ってください.確認します.

また,無数にいるとのこと,そのような場所では幼虫が採れるかもしれません.すでに脱皮殻になっているかもしれませんが水際の湿った所の石の下あたりで見つからないでしょうか.

それと,無数にいていろいろな行動を観察されていますが,是非おーやぎさんお得意の動画を撮ってみせてください.クモスケは渓畔の石の上で雄が翅をひらひらと動かしながら走り回ったり,他の個体を追跡するのはしばしば見ていますが,本種の交尾行動はまだ見ていません.交尾中に♂の前脚跗節で♀の翅の前縁をつかむと思いますが,そのあたりの詳細な画像が採れないでしょうか.

Re: この 投稿者: 投稿日:2014/05/21(Wed) 10:24:59 No.8869 ホームページ  引用 
アノニモミイア先生ありがとうございます。
いま、動画をアップしようと思っていたところです。YuoTubeですがブログにものせたいと思います。交尾行動もとれています。標本をお送りします。

Re: この 投稿者: 投稿日:2014/05/21(Wed) 11:11:40 No.8870 ホームページ  引用 
アノニモミイア先生、ブログにアップしました。ご覧下さればと思います。
http://snowmelt.exblog.jp/22024782/
交尾の元動画はかなり長いです。
幼虫期の生態も調べてみたいと思います。
先のクモスケヤリバエはむつ市川内町の川幅2-3メートルの渓流中の露出石の上で
この無数にいるのは下北郡佐井村の枯れかかった砂防堰堤チョロチョロした清水が出る幅20-30センチほどの細流付近の石の上です。混生ではありません。

ウスグロヤリバエでしょうか 投稿者: 投稿日:2014/05/13(Tue) 22:43:34 No.8847  引用 
またお教え下さい。
2014.05.13青森県下北の渓流中の乾いた大きな石にとまっていました。ウスグロヤリバエでしょうか。お願いします。


Re: ウスグロヤリバエでしょうか 投稿者: 投稿日:2014/05/13(Tue) 22:44:52 No.8848  引用 
メスとおもわれる写真を送ります

Re: ウスグロヤリバエでしょうか 投稿者: 投稿日:2014/05/14(Wed) 02:18:15 No.8849  引用 
便乗させていただき、失礼いたします。
岐阜県海津市南濃町、標高140[m]くらい、2014年4月10日、3.5[mm]です。
林道わきの湧き水まわりの石の上にいました。


北龍館の新訂原色昆虫大図鑑IIIの450ページからの所には、
日本産ヤリバエ属Lonchopteraの種の検索表と、各種の解説があります。
PLATEは138です。

後脛節が肥大しているので、クモスケヤリバエ、L. stackelbergi ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
過去ログで、「新訂大図鑑で調べてみました。」のスレッドのNo.4461の、記述についての注意書きは読ませていただきました。

検索表の1で、内頭頂剛毛と後頭頂剛毛を間違えそうになりました。

検索表の5の、前脛節の2本の前背剛毛と1本の後背剛毛というのは、見当たりませんでした。
元がぬれている所なので、扱い方がまずく、抜けたかもしれません。
「ある程度個体変異がある。」とあるので始めからなかったかもしれません。


複合尾角葉は写真を撮った後、下向きに起こしたのですが、それだけではその他の構造は見えてきませんでした。
乾燥すると変形して90度折れ曲がったような格好になりました。


ヤリバエは初めて採集しましたので、ご存知の方のコメントをよろしくお願いいたします。


Re: ウスグロヤリバエでしょうか 投稿者: 投稿日:2014/05/14(Wed) 20:56:59 No.8850 ホームページ  引用 
今日昨日のところで採って(同じ種だと思いますが)きて交尾器を撮して見ました。アップします。

Re: ウスグロヤリバエでしょうか 投稿者:三枝豊平 投稿日:2014/05/18(Sun) 09:40:59 No.8852  引用 
おーやぎさん及び大宮さん:

画像のヤリバエはともにクモスケヤリバエLonchoptera stackelbergiです.本種は早春から晩秋まで成虫が見られるので,多化性と思います.今採れる春型(?低温期型)は体色が広範に暗色化していますが,夏型(?高温期型)は体がかなり黄褐色になり,暗色の斑紋が顕著に現れます.

皆さんの生態情報にあるように,本種は渓流の石の上でもっぱら活動しています.ヨーロッパにも幼虫が水生のヤリバエがあるので,クモスケヤリバエも幼虫が多分水生であろうと推定しています.ヨーロッパでは水辺の小石に下などにいるようですのでこのような場所にいるのかも知れません.扁平で一見ヒメイエバエ属Fanniaの幼虫のような感じです.

なお,新訂原色昆虫大図鑑第3巻の本種とグンバイヤリバエに関しては,一部記載内容の混同がありますので,ご注意ください.

Re: ウスグロヤリバエでしょうか 投稿者: 投稿日:2014/05/19(Mon) 00:04:07 No.8855  引用 
三枝先生

ご回答ありがとうございます。
あっていて、嬉しいと同時に少しほっとしています。
今度は色違いを採集したいと思います。
幼虫については、採集場所はめくれるような石は少ないのですが、探してみます。
ありがとうございました。

Re: ウスグロヤリバエでしょうか 投稿者: 投稿日:2014/05/20(Tue) 21:55:52 No.8858 ホームページ  引用 
三枝豊平先生
ありがとうございます。
クモスケヤリバエというのですか。石の上には二匹か三匹しかみあたりません。
これの、顔の正面写真が識別につかえないかとおもいました。
写真を二枚載せます。


Re: ウスグロヤリバエでしょうか 投稿者: 投稿日:2014/05/20(Tue) 21:58:28 No.8859 ホームページ  引用 
横からのも載せます。すれっどを替えて又質問します。別なヤリバエです。

ノミバエでしょうか? 投稿者: 投稿日:2014/05/19(Mon) 16:34:53 No.8856  引用 
ノミバエだと思うのですが、頭が見えなくて自身が無いのですが…。

Re: ノミバエでしょうか? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2014/05/20(Tue) 08:05:19 No.8857  引用 
後翅も見えるし,双翅目ではないと思います.多分半翅目(カメムシ目)のキジラミ科の種でしょう.

名前を教えて下さい 投稿者:rakuichi 投稿日:2014/05/17(Sat) 15:13:24 No.8851  引用 
排水溝の中の花を見ている時、目の前に現れパイプの上にとまりました。
ムシヒキアブの仲間ではないかと思いますが名前が分かりません。宜しくお願いします。


Re: 名前を教えて下さい 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2014/05/18(Sun) 11:04:25 No.8853  引用 
マガリケムシヒキ属の1種だろうと思います.近似種があるので写真だけからでは判断できません.

Re: 名前を教えて下さい 投稿者:rakuichi 投稿日:2014/05/18(Sun) 14:47:36 No.8854  引用 
アノニモミイアさん こんにちは!
ムシヒキアブの一種として同定させて頂きます。有難うございました。今後とも宜しくお願いします。

明るい色のクロバエ科その2 投稿者: 投稿日:2014/04/03(Thu) 23:39:43 No.8801  引用 
総会前にご覧いただけるお時間があるといいのですが、ぎりぎりになってしまいました。
去年「明るい色のクロバエ科」のタイトルで投稿したハエの追加個体が採集できました。

はじめは予期せず1匹だけ違う所で採れました。
岐阜県海津市南濃町で、2013年11月29日、標高110[m]、体長9[mm]です。
日の当たる林道の落ち葉の上にいました。
そこで見たのは初めてで、今後同じようなポイントで現れなければ、山地であえてねらうのは大変だと思います。
ゲニタリアを引き出そうとしましたが、phallusが途中で折れてしまい失敗でした。

次に愛知県あま市の去年の採集場所で探しました。
シラカシの樹液に来るのを重点的に探し、12月から1月にかけて9匹採れました。
始めのうちだけ撮影しましたが、後は採集に徹しました。
しかしこれは雌雄ともにゲニタリアがなかなかきれいに引き出せず、触っていない無傷のものを2匹づつ残してあります。
2月以降にも追加個体が得られればまた挑戦しようと思ったのですが、見つかりませんでした。

去年の同じ時期は投稿した一匹を採集して飼育していただけで、他に現れても撮影しただけでした。
惜しいことをしましたが、始めのうちはそんなものでした。
春に気温が上がって他のハエの種類も個体数も増えてきても、これは見なくなりました。
もっと暖かい時期は他にいろいろ行きたい所があるので、冬場のように頻繁に訪れるわけではないのですが、
それにしても他の季節に見たことはありません。


Re: 明るい色のクロバエ科その2 投稿者: 投稿日:2014/04/03(Thu) 23:40:30 No.8802  引用 
検索がうまくできません。

Kurahashi(1964)では、
1 基幹脈の上側には刺毛がない
次は7ですが、前胸側板が裸か、とても細い黒い毛がるかという事ですが、実際には黄色っぽい毛があるので想定外です。
毛がある方で進むと、
8 鱗弁に黒い毛がある
全面にはないですがあると思います。
12 小盾板の強い縁剛毛は3対
次は15ですが、体が暗色でもメタリックでもなく選べません。
小盾板の剛毛をどこまで入れるか迷ったとして、4対以上にすると、
13で、線前翅内剛毛があり、生殖背板に突起がないCalliphoraになるので違います。


Re: 明るい色のクロバエ科その2 投稿者: 投稿日:2014/04/03(Thu) 23:41:22 No.8803  引用 
Fauna Japonicaでは、
1 径脈基幹の後ろに刺毛がない
2 前胸側板に毛がある
ここでは色は書いてありません
3 鱗弁上肋部は裸か細毛のみ
毛のグループと言えるほどはなく、数本だけです。
4 下部鱗弁の背面には毛がある
次は5ですが、体は茶色で灰色の粉に被われるというふうに当てはめてみても、Polleniopsisになります。
これはそれらしいのを持っているので違うと思います。

中国蝿類では、
1 基幹径脈および翅下瘤は裸、後背中剛毛は3-4本
次は2ですが、前半で後気門の何かの毛の集まりを聞いてきます。
前後に分かれてかぶさっている膜みたいなものかと予想しますがパスです。
後半は後小盾板は突出していません。
4 前胸側板中央凹陥は毛を具える
5 鱗弁上肋部は少なくとも後の毛の集まりはない
8でストップです。鱗弁上肋部の前の毛の集まりはないのですが、
前胸腹板は裸ではなく、下側背板は直立の長毛はなく、下鱗弁の上面は裸ではありません。

きちんとたどり着かないようです。

他に検索表は中国動物誌とか旧北区のマニュアルとかあるのですが、
総会前までに一度投稿しようと思い、解読と検討が間に合いませんでした。


Re: 明るい色のクロバエ科その2 投稿者: 投稿日:2014/04/03(Thu) 23:42:13 No.8804  引用 
第5腹板の後縁は以前ご指摘くださったようにやはりまっすぐに近い形状です。

膜がかぶさったようなのが一緒に出てきて、phallusが見えるように少し切って押しのけてあります。

乳酸処理もしました。
後生殖片の片方が破損していますが、だいたいこんな感じです。


Re: 明るい色のクロバエ科その2 投稿者: 投稿日:2014/04/03(Thu) 23:43:06 No.8805  引用 
メスの産卵器は背板や腹板がはっきりしません。
始めに先端をつまむのに苦労しました。
最近になって針で突いてひっかける方が楽だと思うようになりました。
これはかなり貧弱な感じで、いったんつまんだ先端を引っ張り続けるとちぎれるかもしれないと思い、
もっと根元のほうにピンセットをつまみかえて引っ張ると、先端が中に引っ込んでいきました。
そのままになった標本がいくつかあります。

今のところこのような状態です。
総会に持って行こうと思いますので、もし興味を持って下さった方がいらっしゃいましたら、
時間があればどういうものか見てやってくださいませ。


Re: 明るい色のクロバエ科その2 投稿者: 投稿日:2014/04/06(Sun) 22:00:16 No.8806  引用 
昨日はみなさま標本を見て下さりありがとうございました。
また、激励も下さり、一層頑張ろうと思いました。
この標本については倉橋先生に手紙を書こうと思います。
進展があったらまたご報告します。

Re: 明るい色のクロバエ科その2 投稿者: 投稿日:2014/05/10(Sat) 00:22:00 No.8838  引用 
種名がわかりましたのでご報告します。
倉橋先生に同定ラベルを付けていただけました。
Tricycleopsis paradoxa Villeneuve, 1927
タイワンニセコクロバエでした。
数が少ない種類なのだそうです。
「はなあぶ」に投稿しようと思います。
お世話になっております皆様、ありがとうございました。

メスの写真を貼ります。
樹液が出ているシラカシから逃げて、隣のイチイガシにとまりました。
愛知県あま市、2013年12月17日。


Re: 明るい色のクロバエ科その2 投稿者:さんご 投稿日:2014/05/12(Mon) 07:47:15 No.8844  引用 
大宮 様

おはようございます.総会ではお世話になりました.謎のクロバエはTricycleopsis paradoxaだったのですね.実物を見させていただいてよかったです.
鮮明な交尾器の写真と生態写真はとても貴重と思います.投稿いただいて感謝感謝です.
生態の情報も大変ありがたいです.樹液に来るんですね.地元でも探してみます.
今後もどしどし画像を投稿してくださいね.期待しています.よろしくお願いします.

Re: 明るい色のクロバエ科その2 投稿者: 投稿日:2014/05/12(Mon) 22:40:08 No.8846  引用 
さんご 様

こちらこそお世話になりました。
見ていただいてありがとうございました。

追加個体が採集できたら、まずは”インタクト”のものを倉橋先生にお送りすることになっています。
もしもご要望がありましたら、うまくいけばそのまた次のシーズンに採集できれば、標本を差し上げることができるかもしれません。
少し気の長い話ですが、しばらくお待ちください。

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