サーバー会社よりサーバーメンテナンスの連絡が入りましたのでお知らせしておきます。
3/20日(木)の午前2:00〜4:00の間、当サイトにアクセスしにくい・・または出来ない可能性がありますので、ご了承ください。 |
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。管理人です。
昨日の17時53分に当サイト内のBBS群(実はリンクされてない古いものを含めて、ひそかに6個もあったりしたのです。)に対して高負荷がかかったためサーバーダウンに近い状況になったそうです。そのためサーバー側で緊急に当BBSのシステムのCGIを停止という処理をしました。 とりあえず、残してあった古い掲示板のシステムなどを削除し、CGIの負担を軽くしてみましたが、どうなるでしょうか? 障害報告でした。
ハエ男様.
最近,掲示板が表示されるまでの時間が長くなっており,気になっていました. 多少軽くなったような気がします.
ハエ男様
ちょっと、心配しておりました。ひそひそ話の方にもSPAM投稿されてるし・・・・、復活、安心しました。 PS.日曜(談話会情報では3/16(土)となっていますが(^^;)、早朝東京発、夜の便で沖縄へ行く途上で自然史博物館に寄ります。標本は持っていけそうにありません。クロアシハラナガハナアブの♀を画像で紹介したいと思っており、磁気情報を準備中です。
サーバー会社とのやりとりの中で、ここ数日、同様の同時多発的な大量アクセスによる高負荷発生によるCGIの停止の事例が多数発生しているそうです。
こちらの責任ではないのですが、とりあえず、一安心といったところです。 pakenyaさん>曜日の間違いをお知らせいただきありがとうございます。直ちに修正いたしました。・・・大汗 |
う〜ん、こういうaedeagusはまだ見てないですね。
ただ、paramereが短くてクキッと急に曲がっていて、cercusの先端が急に細くなっているのはキーガンニクバエやエゾニクバエのようなPhallanthaの特徴ですよね。もしかすると、羽化時の事故か何かでaedeagusが変形してしまったキーガンニクバエの可能性はないでしょうか。
改めてaedeagusを精査してみたところモトミセラ・イソニクバエ型の部分があるのを確認しました。そしてcercusの先端の形状からイソニクバエのゲニタリア奇形と結論づけました。
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ブログ「達磨大蚊天国」がby dipteristによって開設されているので紹介します.これからガガンボなどに関する情報が出てくるのが期待されます.Googleで検索可.
アノニモミイア先生、宣伝していただき、ありがとうございます。三日坊主の私が、日記調につづっております。虫ネタと博物館ネタです。 お時間のある時にご覧ください。
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こんちは。
ハエ男さんにお願いです。 以前、油抜きに 手間なしブライトか何かを使って行う工夫の投稿があったと思いますが、もう一度見てみたいのですが、なぜか探せませんでした。(寝ぼけてたのかも) もし分っていましたら、何番くらいか教えてくだされば幸いです。
PCの機嫌が大変悪くぶちきれそうなワシです。(いよいよ壊れるか?)ただいま近所のネット喫茶でアクセス中・・・
その辺の記事は確かにあったと記憶していますが、ワード検索でヒットしないとなると消えてしまった可能性があります。 確か書き込み人はヒラタカメ屋のかりしうす氏だったと思いますので彼のサイトのhttp://flatbugs.org/の方に問い合わせてはいかがでしょうか?
バグリッチ様,ハエ男様.
ブライトの件は,私がMLで流した内容と思われます. ブログに載せておきました.http://dipterist.cocolog-nifty.com/
乾燥標本の油抜きは一番オーソドックスな方法ですが,キシレンに1-2日ほど浸けておいて,後にそれから取り出し,乾かせばきれいに抜けます.ただし,翅が乾く過程で柄付きの微針や濾紙などを使って翅膜が重なった部分を乾かしながら展開する必要があります.翅の柔らかいNematoceraなどにはあまり向いていませんが,キノコバエ程度のものではかなり良く油が抜け,また翅などの整形が可能です.乾燥後の毛の立ち具合も悪くはありません.
だた,キシレンは臭いし,引火性があるので要注意です.ホワイトガソリンは入手しやすいので,これで試してみる必要がありますね.
アノニモミイア様、市毛様、ハエ男様、早速のご教示ありがとうございました。
手間なしブライトは、一度試したのですが、確か50%に希釈と書いてあったような気がしますが、自信ありません。(違うかなぁ) はたして、どこで読んだのやら・・・ 当時、私もシマバエで試したのですが、結構上手くいった記憶があったのですが、しばらくやっていなかったら、方法がよくわからなくなってしまいました。 市毛さんのブログだったのですね。 アノニモミイア様が書かれたホワイトガソリンは、是非 試してみます。 皆様、引き続き 宜しくお願い致します。 |
こちらのBBSではいつも勉強させて頂いております。ありがとうございます。
さて写真の種ですが、科までの検索でヒツジバエ科にたどり着きました。 しかし口孔は小さいけれど退化しているというほどでもない気もしたり、大小とか、広い狭いとか、比較するモデルも見つからず自信が持てません。また仮にそうだとして、この先何を見たらよいのか、あるいはどこかの分岐で間違っているのか、ヒントが頂けましたらさいわいです。 体長は11mm。宮城県南部の丘陵地で昨年8月ライトに飛来したものです。 新しい北隆館の図鑑で、今までわからなかった部位の名称がわかるようになりました。「半月瘤」「額線」は、旧版や保育社の昆虫図鑑ではわかりませんでした…素人丸出しですみません…(額線=額囊溝と思っていいのでしょうか)。 コナだらけのお見苦しい標本・写真で申し訳ありません。よろしくお願いいたします。
恐らくヤドリバエ科でコオロギなどに寄生する夜行性のハエではないかと思います.単眼がなくて,前胸の側面から腹面にかけての前面がやや膨らんで膜状になっていれば,上記のようなヤドリバエ科の1種だと思います.私はヤドリバエ科は専門ではないので詳しいことは分りませんが,上記のようなことを専門家から聞いたことがあります.これらは良くライトトラップに飛来します.また標本にした時に油が良く滲み出してきます.
あなたの,メールでは(額線=額囊溝)となっていて,文字化けしているのでしょうか.
> あなたの,メールでは(額線=額囊溝)となっていて,文字化けしているのでしょうか.
あっ、すみません文字化けしました。 額「嚢(読みは「のう」でいいんですよね)」溝 こっちの字ならどうでしょうか。 アノニモミイア様ご教示ありがとうございます。 単眼はなく、前基節の前(首寄り)の部分が確かに広く膨らんで部分的に半透明になっています。 なるほど、やはりこの口は検索表で言う「機能的」な方の口なんですね。もやもやが一つすっきりしました。ありがとうございました。
額嚢溝(がくのうこう)または額線です.
このハエは恐らくヤドリバエ亜科TachininaeのOrmiini族のもので,この族ではしばしば単眼が退化ないし消失し,前胸腹板域が膜質化して膨大し,この部分が恐らく聴覚器となり,ここでホストのコオロギやキリギリス類などの鳴き声を夜間に聴いて,これらに既に幼虫が形成されている卵を産卵して寄生するようです.これら直翅類の鳴き声を録音して再生すると,これにも集まるそうです.Ormiiniの中でも,Aulacephalaは翅脈の状態などから,あなたの写真のハエに良く似ていると思います.中国蝿類下巻の1954ページにOrmiini族の検索表とAulacephala属の記載がありますので添付しておきます 添付:4349.pdf (55KB)
おもしろい生態ですね。同族の種について書かれた海外サイトを見ましたら、自分よりかなり大きなコオロギで複数の幼虫が育つようでしたが、このハエは大きさから見て、たくさんは寄生できないのでしょうね。
お示しいただいた文献での、m1+2とr4+5の長さの関係、翅の斑紋の記述はよく合致していました。上のレスで「単眼はない」と言い切ってしまいましたが、よく見ると中央単眼の位置に、毛の根元ほどの大きさの、てかてかしたかすかな出っ張りがありました。また、その種名をたよりに検索して、Insecta Matsumuranaの記述も読むことができました。手元の個体はおっしゃるようにすでに油が出てしまったのか、中胸背板の4本の縦条がはっきりしませんが、「内側の2本は横線の前で終わる」、「中胸小楯板の中央は幅広く淡色になる」などの記述はぴったりなので、これはAulacephala herveiであるとしたいと思います。 アノニモミイア様のお導きで(なんだか宗教チックですみません)、五里霧中の状態から結論を出すところまで来られました。ああ、とてもうれしいです。ありがとうございました。
私も今回の番頭さんの投稿で,コオロギヤドリバエ(?それともナキムシヤドリバエ,勝手な命名)類の行動について海外の文献を読む機会になり,勉強になりました.
とくに,このハエの雌が鳴いている直翅類に直進的に到達できることについての,形態学や生理学的な研究がアメリカでずいぶん進んでいることは,大変参考になりました. なお,デガシラバエ科に分類されることもあるAcomostylidaeクシケバエ科(日本ではまだ採れていないと思います)では,頭部がむやみに大きく(胸部と同様に,ほぼ球形で),顔が著しく膨らんでここの皮膚が薄く,鼓膜状になり(透明で内部の構造が見える),触角刺毛が著しく細かく(ちょっと見ると分岐が無数で細いために全体で薄膜のように見える)分岐しています.これも夜行性のようで,かなりの珍品のようですが,何らかの夜行性昆虫へ寄生するのでしょう.東南アジアあるいは八重山諸島などでの夜間採集の折りには注意したい昆虫です. これまでは夜間採集のおりに飛来するこの仲間を単に採集していただけですが,以前より興味を持って観察することができるでしょう. |
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