70827872
一寸のハエにも五分の大和魂・改
[トップに戻る] [新着順表示] [アルバム] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [旧過去ログ] [管理用]
1: コクロコバエ Phyllomyza (3) / 2: 無題 (2) / 3: 何科のハエでしょうか? (10) / 4: トゲハネバエと思いきや (4) / 5: ハレギバエ (2) / 6: ハナレメイエバエ同定 (5) / 7: 雪の上にいたハエ (2) / 8: 不明なEpistrophe その2 (3) / 9: キタミズギワイエバエなのか否か (4) / 10: 不明ヤドリバエ (4) / 11: Bleraについて教えて頂きたいです。 (8) / 12: ミケハラブトハナアブモドキMallota inopinataでしょうか? (7) / 13: 不明なEpistrophe (5) / 14: ニセジョウザンケイ? (3) / 15: 興味深い有弁類 (4) / 16: アシマダラブユ亜属? (2) / 17: 4枚翅のハエ? (4) / 18: ヤドリバエの仲間だと思うのですが (2) / 19: ガガンボ類の幼虫でしょうか? (6) / 20: トゲヒメヒラタアブでしょうか? (2) /

おなまえ
Eメール
タイトル
コメント
コメント内には下記と同じURLを書き込まないで下さい
参照URL
添付File  (100kBまで)
暗証キー (英数字で8文字以内)
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
文字色

新訂大図鑑で調べてみました。 投稿者:Acleris@会社 投稿日:2008/04/17(Thu) 17:38:50 No.4459 ホームページ  引用 
コンニチワ。

新訂日本昆虫大図鑑、悪評もいろいろ聞きますが、3巻については、私はとても重宝しています。
いままでは市販の図鑑類では手の付けようがなかったマイナーな分類群について「種までの検索表」が結構あるので喜んでいます。


前置きが長くなりました。いつもはここで質問ばかりでしたが、新訂図鑑の検索表で、種まで辿り着いたDipteraがいるので2枚ほど貼りにきました。


まずはマダラホソカ Dixa longistyla
♂の後付節第1節に他より長い剛毛が1本あるのが特徴とのこと。
2008年4月6日 神戸市須磨区


Re: 新訂大図鑑で調べてみました... 投稿者:Acleris@会社 投稿日:2008/04/17(Thu) 17:40:11 No.4460 ホームページ  引用 
次はウスグロヤリバエ Lonchoptera sapporensis
2008年4月6日 神戸市須磨区
後眼縁剛毛列の上部の毛の色が黒いこと(下半分は黄色)、腹端部の形状(複合尾角葉はV字型の深い切れ込みがあり、長さは上雄板とほぼ等長)などから本種と思われます。


未記載種がいるとの事で暫定的な検索表という前置きがありましたが、いずれも普通種なのであっていると思っています。


管理人さま、「みんなでハエ図鑑」によろしければドーゾ^^;
(識者の皆様、イヤこれは違う。ということがありましたら、ご指摘よろしくお願いします。)


Re: 新訂大図鑑で調べてみました... 投稿者:三枝豊平 投稿日:2008/04/17(Thu) 18:45:14 No.4461  引用 
Dixa logistylaの同定はその通りです.本種に酷似してやや小形,第1基室中央に明瞭な暗紋を持つ新種がいます.本種でもこの部分にやや暗い,しかし輪郭がかなり不明瞭な暗紋を持つ個体がありますが,雄では交尾器の生殖端節が長いことや付節の長刺毛で区別でき,雌では本種より尾角が遥かに長いので区別できます.本種の琉球列島の集団は雄交尾器にやや変化があり,また一般に小型です.

ヤリバエの同定もその通りです.酷似種は雄の尾角葉がずっと短いので簡単に区別できますが,雌は難物です.北海道から本州まで両種は同所的で,九州は本種のみです.

ヤリバエ属の検索表は大体いいのですが,2403のクモスケヤリバエの453ページ第2行目の”♂の中腿節・・・から後はグンバイヤリバエの記述がそのまま入っていて間違いです.同種が類似しているので,グンバイの記述を元に変更したのですが,この部分を何で気が付かなかったのか,そのまま残してしまいました(パソコン入力での落とし穴でした).本種の検索表での特徴と置き換えなければなりません.分布も九州がはいります.冷温帯林は暖温帯林,和名の語源は中付節ではなく後脛節です.読者には申し訳ない次第です.これらの間違いも夏までに他の訂正とともに一括して公表します.

Re: 新訂大図鑑で調べてみました... 投稿者:Acleris 投稿日:2008/04/18(Fri) 05:13:51 No.4465 ホームページ  引用 
三枝先生、わざわざの書き込みありがとうございます!
市販の図鑑のみの同定では何か不安がつきまとうもので、
このような場で質問できることは、非常にありがたいです。

図鑑の訂正情報もありがとうございます。

ご無理をなさらないように、これからもよろしくお願いいたします。

Rhamphomyia と思われる2種? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/04/16(Wed) 23:29:29 No.4453  引用 
こんちは。

 12日に埼玉の湿地で採ったオドリバエ[2種?]です

 連続で質問ですが、Rhamphomyia と思われる1♂のゲニと、Rhamphomyia(Megactttarus)と思われる1♀ の全体画像です。

 後者の体色は背面が白い点と、翅脈が特徴的でした。

 種名に近づくことは出来ますでしょうか?


Re: Rhamphomyia と思われる2種... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/04/17(Thu) 01:28:44 No.4454  引用 
写真と図は雄雌ともにRhamphomyia (Megacyttarus) brunneostriata Freyです.北隆館の新訂図鑑の種番号2333に図示されていますし,また423ページに検索表があります.これでも検索が可能です.雌の翅の外半部の斑紋がやや強くでていますが,trimaculataほどではないので,雌はやはりbrunneostriataでしょう.R. trimaculataはやや山地性で,雄交尾器の尾角葉の背突起や背板葉の後背突起は本種より弱いので,図はbrunneostriataの交尾器に一致します.本種は関東以西の低地でもっとも普通のMegacyttarusです.地上2-5mほどの森林ギャップや林道などの空間でややジグザグ水平前進飛翔の後に急速に直線飛翔で後退してまたこれを繰り返すという群飛を行います.今頃が最盛期です.

Re: Rhamphomyia と思われる2種... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/04/17(Thu) 21:57:16 No.4463  引用 
アノニモミイア様

 いつもありがとうございます。
 Rhamphomyia (Megacyttarus) brunneostriata ですね。
 図を描かないと、はっきり覚えられ無いことがわかりました。今後は、しっかり見て、描いて、観察しようと思います。
 ♀がオスと全然違うのには 驚きました。

 なるべく早く 新訂図鑑を入手して、も一度勉強したいです。
 引き続き宜しくお願い致します。
 

シマバエ科質問 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/04/16(Wed) 22:39:42 No.4447  引用 
お世話になっております.

11月に茨城県の平野部で採集した体長3.5mm程のシマバエです.
旧北区のマニュアルでは,Sciasminettia属となりました.

今のところ,日本産のSciasminettia属はS. dichaetophora 1種とされていますが,これがS. dichaetophoraなのでしょうか?


Re: シマバエ科質問 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/04/16(Wed) 22:46:34 No.4448  引用 
体長3-3.5mmのシマバエで,検索ではHomoneura属となりました.

茨城県北部の標高700-1000mほどで,7月-9月に採集されます.

極東の昆虫の検索で絵合わせすると,H. insularisという種類の斑紋に近いと思われます.

よろしくお願い致します.


Re: シマバエ科質問 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/04/16(Wed) 23:17:49 No.4449  引用 
市毛様、こんちは。

 Sciasminettia dichaetophora と同定された画像の種と同じに見えますので、たぶん この種でよいと考えます。

 Homoneuraの方は、斑紋付きの種がいろいろ採れるのですが、今のところ ほとんど判明してません。(勉強不足で・・)

 市毛さんの画像の種も 似てるのを持っていますが、わからずじまいでした。
 今度は ゲニを出した上で、検索してみようと思います。

 役に立たないコメントですいません。
 ではまた。

はるかちゃん 投稿者:なんくろ 投稿日:2008/04/13(Sun) 23:30:24 No.4429  引用 
今の季節限定と言うことで、ハマダラハルカです。
佐賀県の多良岳で4月11日に撮影しました。
初めて投稿します、ドキドキ。
よろしくお願いいたします。


Re: はるかちゃん 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2008/04/15(Tue) 21:12:15 No.4436  引用 
なんくろさま、いつもお世話になっております。

ハマダラハルカは幼虫がネムの朽木に穿孔するんでしたっけ。

Re: はるかちゃん 投稿者:なんくろ 投稿日:2008/04/15(Tue) 23:21:25 No.4439  引用 
ウミユスリカ様
こちらこそいつもお世話になっております。
2004年に三枝先生が昆虫と自然に書かれた文章では、福岡県では専らネムノキから確認されているが、大分県でカシ類の枯れ木からも採集されているとの事です。
この画像のハマダラハルカは、他の個体も含めいろいろな樹木や石などに止まっては移動し、止まっては移動しを繰り返していました。
他の場所でも見かけているのですが、沢の近くなど水分条件が良さそうな場所で見るような気がします。ネムノキが川岸に生育するからか、朽木が柔らかく産卵しやすいからなのか、それともたまたまか(笑)

Re: はるかちゃん 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2008/04/16(Wed) 09:59:19 No.4442  引用 
> 2004年に三枝先生が昆虫と自然に書かれた文章では、福岡県では専らネムノキから確認されているが、大分県でカシ類の枯れ木からも採集されているとの事です。

なるほど。Cercusからも出るんですね。材の性質がずいぶん違っていそうですが、案外レンジが広いんですね。

> 他の場所でも見かけているのですが、沢の近くなど水分条件が良さそうな場所で見るような気がします。ネムノキが川岸に生育するからか、朽木が柔らかく産卵しやすいからなのか、それともたまたまか(笑)

ネムノキはマメ科ですから、窒素含有量が多いんじゃないかなって思っていまして、それが関係しているのかな、と勝手に考えてました。だから、同じように川辺に出るサイカチとか、移入種のニセアカシアでは同なのかなって妄想していた次第であります。

Re: はるかちゃん 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/04/16(Wed) 18:36:02 No.4443  引用 
近縁種のウスリーハルはエンジュ,アメリカのCramptonomyiaはハンノキのそれぞれ朽木に発生するようです.

Re: はるかちゃん 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2008/04/16(Wed) 19:15:06 No.4445  引用 
アノニモミイア先生

> 近縁種のウスリーハルはエンジュ,アメリカのCramptonomyiaはハンノキのそれぞれ朽木に発生するようです.

エンジュもハンノキも、どちらも窒素固定共生系を持つものばかりですね。非常に興味深い情報、ありがとうございます。

教えてください 投稿者:pakenya 投稿日:2008/04/04(Fri) 10:15:10 No.4405  引用 
沖縄シリーズです。

やんばるの山中で、ミミズの死体に群れていたやつです。
一見、ダイズコンリュウバエに似ていますが、m脈にも斑紋があります。各脚の腿節はオレンジですが脛節と付節はほぼ黒色です。全長約7mm。

体型や大きな口器はヒロクチバエ科かな?と思うのですが、よく判りません。

よろしくお願いいたします。


Re: 教えてください 投稿者:pakenya 投稿日:2008/04/04(Fri) 10:17:07 No.4406  引用 
側面からの画像です。

ブルーメタリックの体にオレンジの脚が目立ちます。


Re: 教えてください 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/04/04(Fri) 19:10:37 No.4407  引用 
pakenya様.

ツマグロホソナガヒロクチバエElassogaster hilgendorfiに一票. 
(see はなあぶ 17:1)

Re: 教えてください 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2008/04/05(Sat) 02:22:06 No.4415  引用 
とりあえず、"Manual of Nearctic Diptera"の検索表でElassogasterに至るキーを略式で紹介しますので、たどり着けるかどうか見てください。

R脈基部の背面は小剛毛に覆われない(R1脈はh脈より先端で小剛毛に覆われる)

前腿節には顕著に発達した剛毛はない

postfronsは中央部に瘤を持たない;触角は顔より長くならない;上前側板(中胸側板)剛毛は存在する

眼縁剛毛を欠く;mesoscutumは縦長で両側は平行;M脈は翅の先端部で前方に曲がる;翅の斑紋は単純で通常先端部に暗色の紋、横脈ごとに暗色の着色、subcostal cellには暗色の縁紋がある

Elassogaster

Re: 教えてください 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2008/04/05(Sat) 02:29:53 No.4416  引用 
ちなみに、ダイズコンリュウバエなどが含まれるRivellia属の場合、最後のキーのところで分岐して

1〜2本の眼縁剛毛がある;ほかの形質は多様

Lower calypter は幅が狭い

Rivellia

となります。

Re: 教えてください 投稿者:Arge 投稿日:2008/04/08(Tue) 18:05:15 No.4422  引用 
どの程度役に立つか正直よくわからないのですが、
以前見つけたオーストラリアのヒロクチバエ科のReviewです。

http://www.amonline.net.au/pdf/publications/1327_complete.pdf

属の検索表には、総目録の時点で日本から記録されている属は一応一通り載っています。
その後追加されたProsthiochaetaはないようですが。

Re: 教えてください 投稿者:pakenya 投稿日:2008/04/15(Tue) 16:04:13 No.4434  引用 
市毛様、ウミ様、Arge様、情報をありがとうございます。
レスが遅れて申し訳ありません、先ほど今月の沖縄出張から戻りました。

ウミ様ご教示の検索keyを確認してみたところ、矛盾は無いようで、Elassogasterのようです。

はなあぶ17号にはE. hilgendorfiのメスの写真が載っていますね。なるほど、同じ顔、同じ色彩です。目録に載っている本属の種は本種のみなので、あたり!のようです。分布も問題ないようですし。

今月の出張中にも、沖縄島南部の豊見城城址公園でも採集してきました。沖縄では各地に普通のようです。

皆様、ご教示ありがとうございました。

Re: 教えてください 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2008/04/15(Tue) 21:15:56 No.4437  引用 
属の検索が符合していたようで安心いたしました。

写真は雌でしょうか。

ミミズの死体に集まっていた個体の性比がどうなっていたのか気になります。やはり卵巣成熟に必要なタンパク質を摂取していたのでしょうか。

Re: 教えてください 投稿者:pakenya 投稿日:2008/04/16(Wed) 07:29:02 No.4440  引用 
投稿画像は♂個体で、geniを引き出してあります。

♀も採集しておりますが、雌雄の比率は確認していませんでした。

採集時、ミミズにはオビキンバエの類が黒山(金緑山)にたかっており、その隙間を窺っていたようで、あぶれたヤツ?が周囲の草に多数静止していました。採集したのは交尾していた1ペアのみです。

周囲に静止していたのがみんな♂だとしたら、栄養摂取に飛来する♀を♂が待っていたのかもしれませんが、未確認です。機会があったら確認してみたいと思います。

Re: 教えてください 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2008/04/16(Wed) 09:54:38 No.4441  引用 
> 投稿画像は♂個体で、geniを引き出してあります。

ヒロクチバエ科独特の長い鞭状突起のあるaedegusが見えていなかったので、広げてある生殖節を雌の産卵管の先端部と誤認してしまいました。確かにcercusとsurstylusが見えてますね。失礼いたしました。

> 採集時、ミミズにはオビキンバエの類が黒山(金緑山)にたかっており、その隙間を窺っていたようで、あぶれたヤツ?が周囲の草に多数静止していました。採集したのは交尾していた1ペアのみです。

オビキンバエ属のほうが体にボリュームがあるので確かに細身のヒロクチバエ科では太刀打ちできなさそうですね。南西諸島ですからオビキンバエ、ホホグロ、ホホジロの3種全部が出そうですが、何が来ていたのでしょう。

> 周囲に静止していたのがみんな♂だとしたら、栄養摂取に飛来する♀を♂が待っていたのかもしれませんが、未確認です。機会があったら確認してみたいと思います。

多くのハエで、卵巣の成熟に雌がタンパク質摂取を必要とするのはもちろんなのですが、オスも精巣の成熟にタンパク質が必要となりそうなフシがなきにしもあらずなんですよ。いくつかの私信からの類推なのですが。ゆとりがあったら確かめてみたい事項の一つです。

ですから、タンパク源の周囲への雄の飛来は、雌目当てと、自らの摂食のための、2つの可能性が考えられるんです。

クチキバエ文献 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/04/14(Mon) 23:18:21 No.4433  引用 
末吉氏のクチキバエ科の論文が下記のURLでダウンロード可能となっていることに気が付きました.

http://zoologie.umh.ac.be/asef/pdf/2006_42_01/full/Sueyoshi_ASEF_2006_42_1_1_26_full.pdf

Sueyoshi, M. 2006. Species Diversity of Japanese Clusiidae (Diptera: Acalyptrata) with description of 12 new species.

TKMネタも載っているかも知れません?

彼が書いた論文拾って見ると,茨城産の双翅目が結構増えました.
36基ものマレーズトラップを掛けていたので,論文以外のデータも相当有りそうですが,彼が茨城を離れてしまっているのでもったいないです.

Re: クチキバエ文献 投稿者:TKM事務局 投稿日:2008/04/15(Tue) 20:36:17 No.4435 ホームページ  引用 
市毛様
 興味深い文献の紹介ありがとうございました。さっと目を通したあとテキスト検索をかけて見ましたが残念ながら東京の記録はないようです。
 茨城のデータがずいぶん多いようですが、これは当然、茨城が特別クチキバエが豊富なわけではなく採る人がいないだけの話ですね。時折、末吉さん本人以外の採集者名が出てきますが、この人なら採るよな、と妙に納得させられる例が多いです。

クシヒゲガガンボの仲間 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/04/13(Sun) 19:22:49 No.4428  引用 
こんちは。

 昨日、埼玉の湿地でクシヒゲガガンボ類と思われる種を採りました。
 この類を採ったのは初めてです。

 古い北隆館図鑑では よくわかりませんでした。
 この情報量で、ある程度わかりますでしょうか?

 ちなみに、10頭くらい見ましたが、4♂しか採りませんでした。

 宜しくお願い申し上げます。
 


Re: クシヒゲガガンボの仲間 投稿者: 投稿日:2008/04/13(Sun) 23:36:52 No.4430 ホームページ  引用 
これはTanyptera parva (Portschinsky, 1887).
T. flavoposticata (Alexander, 1954)と同じものです。
縁紋が薄く、後脚の脛節の後半が淡い黄白色なのが特徴です。

Re: クシヒゲガガンボの仲間 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/04/14(Mon) 22:26:19 No.4432  引用 
達磨様

 いつもご教示ありがとうございます。
 Tanyptera parva という種なのですね。
 
 初めは、コシボソガガンボの類と思って採集しましたので、触角を見て、ドッキリしました。

 他にもいくつものガガンボを採っていますが、また少しずつ検鏡していきます。
 引き続き宜しくお願い申し上げます。
 

はじめまして 投稿者:usamimi 投稿日:2008/04/13(Sun) 13:49:35 No.4425  引用 
はじめて投稿させていただきます。昆虫に興味を持って撮影している者です。
写真は4月12日に東京都町田市で撮影しました。体長は1cm位だったと思います。ハエの仲間でしょうか。ご教示いただければ幸いです。


Re: はじめまして 投稿者: 投稿日:2008/04/13(Sun) 15:34:31 No.4426 ホームページ  引用 
これはコンボウハバチの仲間です。
友達が「蜂が好き」というホームページをやっているので、そっちで訪ねると何かしら教えてくれるだろうと思いますよ。

Re: はじめまして 投稿者:usamimi 投稿日:2008/04/13(Sun) 17:32:55 No.4427  引用 
達磨さん
ありがとうございます。
教えていただいたサイトでお尋ねしてみます。

こんなの見つけました 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2008/04/04(Fri) 20:44:33 No.4408  引用 
先ほど文献検索していたら、「森林総合研究所研究報告」の2007年号で、『森林総合研究所多摩森林科学園の双翅目昆虫相』という報文が出ているのに気がつきました。

「 東京都本土部昆虫目録作成プロジェクト」にとっても重要そうな文献ですね。

http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/kanko/402-9.pdf

Re: こんなの見つけました 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2008/04/04(Fri) 21:25:29 No.4409  引用 
よく見たら、謝辞にここの常連さんで東京都本土プロジェクトのメンバーの方の名前も・・・。

紹介するまでもなかったかもしれませんね。

Re: こんなの見つけました 投稿者: 投稿日:2008/04/11(Fri) 13:13:12 No.4424  引用 
ウミ様、ご無沙汰です。

多摩森林科学園のMさんより同定依頼がありまして、一部の双翅目は自分が同定をしております^^;;

東京都は山地の双翅目のデータが非常に少ないので、このような報文は大変有り難いです。TKMにもとても貢献しています。

自分のところにも狭山丘陵などのたくさんの未同定標本が家に眠っていますがなかなか手がつけられない状況です・・・
時間が欲しい〜

ケンセイ@仕事が多すぎて自分の標本整理などがなかなか出来ない状況が続いています・・・・

キモグリバエ? 投稿者:かりしうす 投稿日:2008/04/01(Tue) 02:55:57 No.4397  引用 
ご無沙汰しております。
夜におさんぽしていたら葉っぱに集団を作っているハエを発見しました。キモグリバエ科でしょうか?よく見るとそこら中でこんな集団を作っているようです。


Re: キモグリバエ? 投稿者:かりしうす 投稿日:2008/04/01(Tue) 02:59:26 No.4398  引用 
アップの写真です。葉脈に沿って定位していて見事でした。
撮影:2008年3月25日兵庫県伊丹市昆陽池


Re: キモグリバエ? 投稿者:フンコバエ 投稿日:2008/04/02(Wed) 11:46:58 No.4401  引用 
かりしうす様

これはキモグリバエ科のRhodesiella属と思います。

Re: キモグリバエ? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/04/04(Fri) 21:54:01 No.4410  引用 
かりしうす様,フンコバエ様,こんばんは.

私の自宅には,ヤマギシモリノキモグリバエ Rhodesiella yamagishiiという,変わった翅脈を持つ種類が生息しております.


Re: キモグリバエ? 投稿者:ハンマー 投稿日:2008/04/04(Fri) 23:06:46 No.4411  引用 
(数では)勝った。
兵庫県三田市、2007年11月11日


Re: キモグリバエ? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/04/04(Fri) 23:18:36 No.4412  引用 
こんちは。

 家の近所でも、冬にはRhodesiella と思われる種が、たくさん採れます。

 市毛さんの書かれた ヤマギシモリノキモグリバエ Rhodesiella yamagishiiに非常によく似ています。
 近似種は たくさんいるのでしょうか?

 近所に多い種名不明種のひとつですので、気になります。

Re: キモグリバエ? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/04/04(Fri) 23:36:10 No.4414  引用 
バグリッチ様.

赤坂御用地のキモグリバエを見ると,東京周辺に4種ぐらい分布しているようです.

上宮健吉,2005,赤坂御用地のキモグリバエ科(CiNiiでダウンロード可能)と,以前お送りした日本産のキモグリバエのモノグラフを調べると判ると思います.

Re: キモグリバエ? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/04/05(Sat) 19:14:57 No.4418  引用 
市毛様

 いつもありがとうございます。

 早速、赤坂御用地のキモグリバエで、調べてみたいと思います。

Re: キモグリバエ? 投稿者:かりしうす 投稿日:2008/04/08(Tue) 05:38:01 No.4421  引用 
皆様ご教示ありがとうございます。夜のおさんぽ調査の仲間達も喜ぶことと思います。
アホなことに投稿してから記憶喪失になり、今頃レスを拝見しました。年度末前後って、どうしてこうもくそったれ忙しいんでしょうね。

Re: キモグリバエ? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/04/08(Tue) 21:13:47 No.4423  引用 
皆さん、こんにちは。

 赤坂御用地のキモグリバエで調べたところ、近所のRhodesiella は、ヤマギシモリノキモグリバエ Rhodesiella yamagishiiでいいと判断されました。
 嬉しかったのは、とにかくたくさんいるのに、わからなかったキモグリバエの図が隣に並んでいて、アジアコブカタキモグリバエとわかったことです。
 この種が何者か、ホントに悩んでいましたが、ズバリの図がでていて、ほぼ間違いないと思われました。(画像)
 嬉いです。

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59] [60] [61] [62] [63] [64] [65] [66] [67] [68] [69] [70] [71] [72] [73] [74] [75] [76] [77] [78] [79] [80] [81] [82] [83] [84] [85] [86] [87] [88] [89] [90] [91] [92] [93] [94] [95] [96] [97] [98] [99] [100] [101] [102] [103] [104] [105] [106] [107] [108] [109] [110] [111] [112] [113] [114] [115] [116] [117] [118] [119] [120] [121] [122] [123] [124] [125] [126] [127] [128] [129] [130] [131] [132] [133] [134] [135] [136] [137] [138] [139] [140] [141] [142] [143] [144] [145] [146] [147] [148] [149] [150] [151] [152] [153] [154] [155] [156] [157] [158] [159] [160] [161] [162] [163] [164] [165] [166] [167] [168] [169] [170] [171] [172] [173] [174] [175] [176] [177] [178] [179] [180] [181] [182] [183] [184] [185] [186] [187] [188] [189] [190] [191] [192] [193] [194] [195] [196] [197] [198] [199] [200] [201] [202] [203] [204] [205] [206] [207] [208] [209] [210] [211] [212] [213] [214] [215] [216] [217] [218] [219] [220] [221]

処理 記事No 暗証キー

- Joyful Note -
- Antispam Version -