>take さま
M1、M2とMの柄部の比率から、お考えの通りだと思います。その他にも、下の写真ではMの基部とr-m、R4+5がほぼ一直線になっているという点もクロバネキノコバエであることを支持しています。あと、クロバネキノコバエでは一部の種を除いて左右の複眼が一部相接する構造(複眼橋)が見られますので、少しわかりにくいかもしれませんが確認してみてください。
inaensis様
早速ご教授いただきありがとうございます。 双眼実体顕微鏡の性能があまりよくないのですが、複眼橋を確認してみたいと思います。ありがとうございました。 また、色々教えていただけると幸いです。 |
>茨城@市毛 さま
大変お世話になっております。 双翅学会への入会を考えているのですが、入会方法がわかりません。会の連絡先や入会方法等についてご存知でしたら、恐れ入りますがご教示頂けますか。よろしくお願いいたします。
inaensis様.
双翅学会総務担当の中村剛之氏(craneflyheaven [at] ybb.ne.jp)に連絡して下さい.
>茨城@市毛 さま
ご連絡先お教えいただきありがとうございます。早速連絡してみたいと思います。 |
Yanasanae 様.
ミズアブ科のPtecticus sinchangensisヒメキイロコウカアブと思われます.
市毛さま
早速、回答いただきましたありがとうございました。 すっきりです。 |
kimu 様.
これはコウカアブと思われます.
茨城@市毛様
ご教授ありがとうございます。 同じ場所でアメリカミズアブも見かけました。 便所バチと呼ばれる2種ですよね。 |
画像の種はEmpis (Planempis) itoiana Freyに近縁の未記載種です.この群は北海道から台湾(E. hyalogyne, 石垣島にも分布)まで数種から構成されています.画像の種はitoianaに似ていますが,交尾器のわずかの差や脚が全面的に黄褐色で区別できます.私も軽井沢産のペアを持っています.
Planempisには,E. constrictaのように尾角突起の背面が平滑で内縁に半円形のえぐれがあり,左右の尾角突起が接するとえぐれによって円形の窓が生じる典型的なPlanempisの他に,この段階の途上にあるようなE. autumnalis, trochanterata, clausipygaのような種があります.また,このような典型的なPlanempisの他に,日本ではsyusiroiana群,lurida群,luteipilosa群等の種群があります.典型的な交尾器の種は,holocleroides-seminitida群,これを大型にしたようなlaccotheca群,腿節が肥大して腹面に棘を生じるmicrotheca群,これに似て腿節が単純な1群,pan-latro群,さらにRhamphomyiaで記載されたclariventrisも典型的な交尾器を持っています. Planempis亜属はパキスタンやヨーロッパアルプスにごく少数の種がいますが,他はネパールからインドシナ半島北部,中国大陸,台湾,韓国や日本,極東ロシア地域に広く分布しる西部支那系の群で,おそらく100種以上から構成されています.前記のitoiana群などはFreyによって最初はLeptempis亜属(ヨーロッパ固有)として記載されていました.亜属のタイプ種のE. mandarinaについては私の,Revision of the type series of Empis (Planempis) mandarina Frey, the type species of Planempis. ZOOTAXA, 3353: 55-68 (2012)を参照ください.
No. 10426で,leuogyne と間違えましたので,すでにこれを. hyalogyne と変更してあります.黒色のやや小型の種で,雌の翅がガラス透明であることに基づく命名かと思われます.
三枝様.
新訂大図鑑のitoiana Frey, 1953イトウサケオオドリバエの項で,"本種と♂交尾器がやや類似した種は本州・四国・九州に数種ある"と記されていた内の1種なのですね. 改めて図2329を見ると,尾角突起がそっくりなことに気づきました. ありがとうございました. |
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