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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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unknown diptera 投稿者:てる 投稿日:2008/04/21(Mon) 10:15:43 No.4477  引用 
個人的に少し探しているハエがあります。写真のバルト琥珀のハエが少なくともその属でないことは判るのですが、やや類似した形質があって気になっています。

たいした根拠はないのですが、羽脈からPlatypezidae系の祖先的なもの(たとえばOpetia)かその特殊なもの(たとえばLonchopteridae)かな??などと直感的に思いました。それは違うぞ、と判定できる方がおられましたら、ぜひコメントお願いします。

実物はないので、写真以上のことはわかりません。上の範疇のものである可能性があれば、入手して、検分したいと考えています。

ニクバエ雌の同定 投稿者: 投稿日:2008/04/15(Tue) 21:25:06 No.4438  引用 
最近、今までに採集してあったニクバエの雌の腹部をKHOで処理して解剖し、同定を試みています。いくつかどうしてもわからないものもあるのですが、まじめに解剖すれば、かなりの個体がFauna Japonicaの生殖器の図で同定できそうです。

成熟した卵を持っている個体や産仔をひかえた個体だと蔵卵数も出せるので、生態学的に興味深い数値も得られてなかなかに面白いものです。たとえばシリタカニクバエですと最大22卵程度なのに対して、ナミニクバエだと同等のサイズなのに60を超えます。この差はすごい。センチニクバエは文献によると50ほど産むらしいので、人里で害虫化する種類は産仔数が多いのでしょうかね。

Re: ニクバエ雌の同定 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2008/04/20(Sun) 23:09:02 No.4475  引用 
これがシリタカニクバエの雌ゲニタリアです。

Re: ニクバエ雌の同定 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2008/04/20(Sun) 23:13:19 No.4476  引用 
そして、これが乾燥標本の解剖で得られた成熟卵です。この個体は19個の成熟卵を保有していました。子宮内の卵が完全に発育して幼虫になっていると殺虫管の中で死ぬときに幼虫の一部を産出してしまうことが多いのですが、成熟卵の段階ではあまりそういうことはないため、体内で保有している成熟卵の実数をあらわしていると思われます。

クチナガガガンボの一種 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/04/16(Wed) 23:23:55 No.4452  引用 
こんちは。

 昨年の秋に千葉の雑木林で採ったクチナガガガンボ類と思われる種です。

 ゲニの図で、種まで行きますでしょうか?

 ご教示いただけましたら ありがたく存じます


Re: クチナガガガンボの一種 投稿者: 投稿日:2008/04/18(Fri) 22:15:23 No.4468 ホームページ  引用 
達磨です。
おそらく、これはElephantomyia hokkaidensis Alexander, 1924 "the"クチナガガガンボです。
原記載文を読むと大変よく似ているものにE. takachihoi Ito, 1948というのがいますが、まだ両種をよく勉強していないので、これまでえられている写真のようなガガンボは皆hokkaidensisと仮に同定しています。
秋にキク科植物(特にアザミ類)に集まり吸蜜するので、しばしば写真で紹介されます。

Re: クチナガガガンボの一種 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/04/19(Sat) 23:28:11 No.4471  引用 
達磨さま

 いつも、ご教示ありがとうございます。
 クチナガガガンボElephantomyia hokkaidensisとして、記録させていただきます。
 確かに、秋に キク科植物の花に集まっています。
 特徴的なので、以前から気になっていました。

 引き続き宜しくいお願申し上げます。
 

ロクロウヒラズムシヒキ...多分... 投稿者:なんくろ 投稿日:2008/04/18(Fri) 00:03:41 No.4464  引用 
佐賀県の海浜で4月15日に撮影したものです。
tgwさんのムシヒキアブ図鑑で検索、図版確認(交尾器等)してみるとロクロウヒラズムシヒキに落ちました...が、今のところ本種は本州産の記録のみのようです。
ゴヘイニクバエがいないかな?と思って浜辺をうろついたのですが、海浜植生のある場所では、この種ばかりが見られました。雄雌共に多く、交尾行動も見られました。
福岡県の海浜ではありますが、3月18日に浜辺をうろついたときにはこの種を見かけることはありませんでした。
また、昨年の秋には見られなかったので、今頃、春の海浜で見られる種なのかな?
原記載は群馬県の伊香保ですので、砂地が好きなのかも知れません。


Re: ロクロウヒラズムシヒキ...... 投稿者: 投稿日:2008/04/18(Fri) 16:33:16 No.4467  引用 
なんくろ様、こんにちは。

え〜と、これはLasiopogon属の未記録種の可能性が高いです。おそらく、私が新潟で観察しているものと同種か近似種でしょう(昨年のNo.3406〜の記事をご覧下さい)。こちらでは、桜が咲く頃から5月末頃まで見られます。

ちなみに、ロクロウヒラズムシヒキは河川で見られるものらしく、春季に海浜で見られるのは別種だそうです(聞きかじり)。

日本産のLasiopogon属については、現在、UTSUKI氏が研究中です。多めに採集して、標本を提供していただければと思います。できれば、DNA解析用に無水エタノール液浸標本もあるとなお良いでしょう。

Re: ロクロウヒラズムシヒキ...... 投稿者:なんくろ 投稿日:2008/04/19(Sat) 01:35:58 No.4470  引用 
猫又さま

おぉ、そうだったんですね。
違和感があったのですが、氷解いたしました。
感謝、感謝です。
乾燥標本としては多少採集しています。
最近はいつもDNA分析用にアセトンを入れた容器を持ち歩いているので、今度見かけたときはアセトン漬けにしておきたいと思います。

新訂大図鑑 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/04/17(Thu) 08:53:17 No.4455  引用 
やっと新訂大図鑑が届きました.

ハエ目概説や新たに追加された部分については,すばらしい内容だと思います.
主要文献での各部位名称の一覧も非常に便利です.
検索表も,未発表の科や日本で記録される可能性のある科を含んで整理されており,旧北区の双翅目マニュアルをそのまま引くより効率的に調べられそうです.

手元の標本を調べるのが楽しみです.

Re: 新訂大図鑑 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/04/17(Thu) 09:01:47 No.4456  引用 
ついでに,これも載っていましたね.

ヤマトシダコバエの近似種.


Re: 新訂大図鑑 投稿者:三枝豊平 投稿日:2008/04/17(Thu) 17:07:13 No.4458  引用 
市毛さんに新訂図鑑についてお褒めいただきましたが,十分に検討して執筆できる時間的余裕もない状態で書いたものですから,いろいろと間違いが散見されて,読者の方には誤解や御迷惑をおかけしていることと思い,申し訳ない次第です.ちゃんと全体を精査して,訂正すべき点を何らかの方法で公表しなければならないのですが,現在日本産水生昆虫の改訂のアミカ科,ホソカ科などの成虫とオドリバエ科,ヤリバエ科などの執筆で忙殺されていまして,その段になりません.これを早急に終わって,夏までにはなんとか当面の正誤を公表したいと思っています.私からお願いするのは筋違いですが,間違いなどお気づきでしたら是非ご指摘いただければ幸いです.

Re: 新訂大図鑑 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/04/17(Thu) 21:51:52 No.4462  引用 
三枝先生、市毛様、皆様 こんにちは。

 新訂図鑑は買わないと、ついていけないようですね。
 早速、手配をしたいと思います。

 シダコバエ科も時々採れますが、数種出ているのでしょうか?
 読むまでの楽しみにしてみようと思います。

Re: 新訂大図鑑 投稿者:三枝豊平 投稿日:2008/04/19(Sat) 00:17:46 No.4469  引用 
シダコバエ科Teratomyzidaeは日本産は3種で,すべて未記載種です.市毛さんが示した種とヤマトの名称の顔面が一様に淡色の種,それに沖縄本島と奄美大島に1種,の合計3種です.

台湾や中国,フィリピン,ボルネオ,中国,ネパールなどに30種くらい未記載種があります.日本産の種のような斑紋の物のほかに,翅に斑紋を欠き,翅脈もあまり湾曲しない種群も含まれます.この種群はまだ日本で見付かっていませんが,八重山群島の山地には生息する可能性があります.

訃報 投稿者:Arge 投稿日:2008/04/06(Sun) 12:55:59 No.4420  引用 
双翅目談話会会員で、越佐昆虫談話会の会長をされていた櫻井精様が昨日亡くなられたそうです。
謹んでご冥福をお祈りします。

以下、昆虫情報処理研究会のメーリングリストより転記させていただきます。

通夜: 4月6日 19:00
葬儀: 4月7日 11:00
場所:セレモニーホール 花みずき
 956-0816 新潟市秋葉区新津東町3丁目5番24号
 Tel 0250-21-0009 Fax 0250-21-0015

Re: 訃報 投稿者: 投稿日:2008/04/18(Fri) 15:55:16 No.4466  引用 
超・遅いレスですみません。
Arge様のおかげで、ぎりぎり葬儀に間に合いました。実は4/5-6は所用で出かけていて、帰宅してからここを見てびっくり仰天だったのです(不在の間に越昆の幹事さんが自宅に電話を下さったが、連絡がつかなくて、そのままだった)。改めて、感謝いたします。

明日は越昆の大会がありますが、櫻井会長の追悼の会になりそうです。

新訂大図鑑で調べてみました。 投稿者:Acleris@会社 投稿日:2008/04/17(Thu) 17:38:50 No.4459 ホームページ  引用 
コンニチワ。

新訂日本昆虫大図鑑、悪評もいろいろ聞きますが、3巻については、私はとても重宝しています。
いままでは市販の図鑑類では手の付けようがなかったマイナーな分類群について「種までの検索表」が結構あるので喜んでいます。


前置きが長くなりました。いつもはここで質問ばかりでしたが、新訂図鑑の検索表で、種まで辿り着いたDipteraがいるので2枚ほど貼りにきました。


まずはマダラホソカ Dixa longistyla
♂の後付節第1節に他より長い剛毛が1本あるのが特徴とのこと。
2008年4月6日 神戸市須磨区


Re: 新訂大図鑑で調べてみました... 投稿者:Acleris@会社 投稿日:2008/04/17(Thu) 17:40:11 No.4460 ホームページ  引用 
次はウスグロヤリバエ Lonchoptera sapporensis
2008年4月6日 神戸市須磨区
後眼縁剛毛列の上部の毛の色が黒いこと(下半分は黄色)、腹端部の形状(複合尾角葉はV字型の深い切れ込みがあり、長さは上雄板とほぼ等長)などから本種と思われます。


未記載種がいるとの事で暫定的な検索表という前置きがありましたが、いずれも普通種なのであっていると思っています。


管理人さま、「みんなでハエ図鑑」によろしければドーゾ^^;
(識者の皆様、イヤこれは違う。ということがありましたら、ご指摘よろしくお願いします。)


Re: 新訂大図鑑で調べてみました... 投稿者:三枝豊平 投稿日:2008/04/17(Thu) 18:45:14 No.4461  引用 
Dixa logistylaの同定はその通りです.本種に酷似してやや小形,第1基室中央に明瞭な暗紋を持つ新種がいます.本種でもこの部分にやや暗い,しかし輪郭がかなり不明瞭な暗紋を持つ個体がありますが,雄では交尾器の生殖端節が長いことや付節の長刺毛で区別でき,雌では本種より尾角が遥かに長いので区別できます.本種の琉球列島の集団は雄交尾器にやや変化があり,また一般に小型です.

ヤリバエの同定もその通りです.酷似種は雄の尾角葉がずっと短いので簡単に区別できますが,雌は難物です.北海道から本州まで両種は同所的で,九州は本種のみです.

ヤリバエ属の検索表は大体いいのですが,2403のクモスケヤリバエの453ページ第2行目の”♂の中腿節・・・から後はグンバイヤリバエの記述がそのまま入っていて間違いです.同種が類似しているので,グンバイの記述を元に変更したのですが,この部分を何で気が付かなかったのか,そのまま残してしまいました(パソコン入力での落とし穴でした).本種の検索表での特徴と置き換えなければなりません.分布も九州がはいります.冷温帯林は暖温帯林,和名の語源は中付節ではなく後脛節です.読者には申し訳ない次第です.これらの間違いも夏までに他の訂正とともに一括して公表します.

Re: 新訂大図鑑で調べてみました... 投稿者:Acleris 投稿日:2008/04/18(Fri) 05:13:51 No.4465 ホームページ  引用 
三枝先生、わざわざの書き込みありがとうございます!
市販の図鑑のみの同定では何か不安がつきまとうもので、
このような場で質問できることは、非常にありがたいです。

図鑑の訂正情報もありがとうございます。

ご無理をなさらないように、これからもよろしくお願いいたします。

Rhamphomyia と思われる2種? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/04/16(Wed) 23:29:29 No.4453  引用 
こんちは。

 12日に埼玉の湿地で採ったオドリバエ[2種?]です

 連続で質問ですが、Rhamphomyia と思われる1♂のゲニと、Rhamphomyia(Megactttarus)と思われる1♀ の全体画像です。

 後者の体色は背面が白い点と、翅脈が特徴的でした。

 種名に近づくことは出来ますでしょうか?


Re: Rhamphomyia と思われる2種... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/04/17(Thu) 01:28:44 No.4454  引用 
写真と図は雄雌ともにRhamphomyia (Megacyttarus) brunneostriata Freyです.北隆館の新訂図鑑の種番号2333に図示されていますし,また423ページに検索表があります.これでも検索が可能です.雌の翅の外半部の斑紋がやや強くでていますが,trimaculataほどではないので,雌はやはりbrunneostriataでしょう.R. trimaculataはやや山地性で,雄交尾器の尾角葉の背突起や背板葉の後背突起は本種より弱いので,図はbrunneostriataの交尾器に一致します.本種は関東以西の低地でもっとも普通のMegacyttarusです.地上2-5mほどの森林ギャップや林道などの空間でややジグザグ水平前進飛翔の後に急速に直線飛翔で後退してまたこれを繰り返すという群飛を行います.今頃が最盛期です.

Re: Rhamphomyia と思われる2種... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/04/17(Thu) 21:57:16 No.4463  引用 
アノニモミイア様

 いつもありがとうございます。
 Rhamphomyia (Megacyttarus) brunneostriata ですね。
 図を描かないと、はっきり覚えられ無いことがわかりました。今後は、しっかり見て、描いて、観察しようと思います。
 ♀がオスと全然違うのには 驚きました。

 なるべく早く 新訂図鑑を入手して、も一度勉強したいです。
 引き続き宜しくお願い致します。
 

シマバエ科質問 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/04/16(Wed) 22:39:42 No.4447  引用 
お世話になっております.

11月に茨城県の平野部で採集した体長3.5mm程のシマバエです.
旧北区のマニュアルでは,Sciasminettia属となりました.

今のところ,日本産のSciasminettia属はS. dichaetophora 1種とされていますが,これがS. dichaetophoraなのでしょうか?


Re: シマバエ科質問 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/04/16(Wed) 22:46:34 No.4448  引用 
体長3-3.5mmのシマバエで,検索ではHomoneura属となりました.

茨城県北部の標高700-1000mほどで,7月-9月に採集されます.

極東の昆虫の検索で絵合わせすると,H. insularisという種類の斑紋に近いと思われます.

よろしくお願い致します.


Re: シマバエ科質問 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/04/16(Wed) 23:17:49 No.4449  引用 
市毛様、こんちは。

 Sciasminettia dichaetophora と同定された画像の種と同じに見えますので、たぶん この種でよいと考えます。

 Homoneuraの方は、斑紋付きの種がいろいろ採れるのですが、今のところ ほとんど判明してません。(勉強不足で・・)

 市毛さんの画像の種も 似てるのを持っていますが、わからずじまいでした。
 今度は ゲニを出した上で、検索してみようと思います。

 役に立たないコメントですいません。
 ではまた。

はるかちゃん 投稿者:なんくろ 投稿日:2008/04/13(Sun) 23:30:24 No.4429  引用 
今の季節限定と言うことで、ハマダラハルカです。
佐賀県の多良岳で4月11日に撮影しました。
初めて投稿します、ドキドキ。
よろしくお願いいたします。


Re: はるかちゃん 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2008/04/15(Tue) 21:12:15 No.4436  引用 
なんくろさま、いつもお世話になっております。

ハマダラハルカは幼虫がネムの朽木に穿孔するんでしたっけ。

Re: はるかちゃん 投稿者:なんくろ 投稿日:2008/04/15(Tue) 23:21:25 No.4439  引用 
ウミユスリカ様
こちらこそいつもお世話になっております。
2004年に三枝先生が昆虫と自然に書かれた文章では、福岡県では専らネムノキから確認されているが、大分県でカシ類の枯れ木からも採集されているとの事です。
この画像のハマダラハルカは、他の個体も含めいろいろな樹木や石などに止まっては移動し、止まっては移動しを繰り返していました。
他の場所でも見かけているのですが、沢の近くなど水分条件が良さそうな場所で見るような気がします。ネムノキが川岸に生育するからか、朽木が柔らかく産卵しやすいからなのか、それともたまたまか(笑)

Re: はるかちゃん 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2008/04/16(Wed) 09:59:19 No.4442  引用 
> 2004年に三枝先生が昆虫と自然に書かれた文章では、福岡県では専らネムノキから確認されているが、大分県でカシ類の枯れ木からも採集されているとの事です。

なるほど。Cercusからも出るんですね。材の性質がずいぶん違っていそうですが、案外レンジが広いんですね。

> 他の場所でも見かけているのですが、沢の近くなど水分条件が良さそうな場所で見るような気がします。ネムノキが川岸に生育するからか、朽木が柔らかく産卵しやすいからなのか、それともたまたまか(笑)

ネムノキはマメ科ですから、窒素含有量が多いんじゃないかなって思っていまして、それが関係しているのかな、と勝手に考えてました。だから、同じように川辺に出るサイカチとか、移入種のニセアカシアでは同なのかなって妄想していた次第であります。

Re: はるかちゃん 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/04/16(Wed) 18:36:02 No.4443  引用 
近縁種のウスリーハルはエンジュ,アメリカのCramptonomyiaはハンノキのそれぞれ朽木に発生するようです.

Re: はるかちゃん 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2008/04/16(Wed) 19:15:06 No.4445  引用 
アノニモミイア先生

> 近縁種のウスリーハルはエンジュ,アメリカのCramptonomyiaはハンノキのそれぞれ朽木に発生するようです.

エンジュもハンノキも、どちらも窒素固定共生系を持つものばかりですね。非常に興味深い情報、ありがとうございます。

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