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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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自宅のハエ 投稿者:田中川 投稿日:2009/02/26(Thu) 21:13:11 No.5127  引用 
庭で1個体だけ見かけました。何バエでしょうか。
2009.2.26 三重県津市


Re: 自宅のハエ 投稿者:田中川 投稿日:2009/02/26(Thu) 21:16:22 No.5128  引用 
別角度から

Re: 自宅のハエ 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/02/26(Thu) 21:39:03 No.5129 ホームページ  引用 
ハマベバエ(ハマベバエ科)に一票.

P.S. 比較しようと思ったのですが,標本が出てきません.

Re: 自宅のハエ 投稿者:エリユスリカ 投稿日:2009/02/26(Thu) 22:14:58 No.5130  引用 
Sphaeroceridaeちゃいますか?

Re: 自宅のハエ 投稿者:エリユスリカ 投稿日:2009/02/26(Thu) 22:15:44 No.5131  引用 
Sphaeroceridaeちゃいますか?

Re: 自宅のハエ 投稿者:Acleris 投稿日:2009/02/26(Thu) 22:43:25 No.5132 ホームページ  引用 
後脚の第1付節が細長いので、Sphaeroceridaeではないと思うのですが、どうでしょうか?
私はハマベバエにもう1票。

Re: 自宅のハエ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/02/26(Thu) 23:17:53 No.5133  引用 
市毛さんの投票どおり間違いなくハマベバエです.ただし,Coelopa属には数種あり,しかもこれらの中にはsibling speciesを含んでいるので,日本産に用いられているC. frigidaはおそらく適当ではないのだろうと思いますが,詳細は未検討です.MPDでは東西の旧北区にそれぞれ別の種が2種分布していることになっています.C. frigidaは西旧北区の種とされています.

ハマベバエはKelp fliesといわれるように海岸に打ち上げられた湿った海草に依存しています.幼虫は腐敗しつつある海草を主な食餌にしています.成虫はこのような海草の上,中をあるいたり,近くの空中を飛翔しています.私もかつて利尻島の海岸に膝上ほどまで堆積した海草の浜の空中を無数の個体があたかもミツバチの分封のように群飛状で海岸沿いに空中を飛翔しているのを観察したことがあります.ものすごい数でした.

成虫は大変飛翔力が強く,海岸から遥か(何十キロも)離れた場所でも見かけます.特に有機溶剤に引かれて,海岸で船舶の塗装をするとその面に飛来付着する”害虫”となります.また,クロロフォルムにも強く誘引されます.海岸から数キロはなれた場所に駐車しておいた私の自動車のなかに数頭のハマベバエが進入していたことがあります.うっかりして車の中に入れておいたクロロフォルムの瓶の栓が緩んで車内にわずかの蒸気が出ていただけで誘引されて,窓もとざされていたこの車のどこからか車内に進入してきていました.

Re: 自宅のハエ 投稿者:田中川 投稿日:2009/02/27(Fri) 00:39:36 No.5134  引用 
茨城_市毛様、エリユスリカ様、Acleris様、アノニモミイア様、調べていただいてどうもありがとうございます。
腐敗しつつある海藻と聞いて思い出しました。標本にしなかった海藻を洗面器に入れたまま庭に放置していたことを。

Trigonometopusの1種? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/02/21(Sat) 09:13:59 No.5103 ホームページ  引用 
 昨年の11月14日に東京都世田谷区西部で撮影したハエで、体長は4mm強、翅端まで6mm強です。始めはヤチバエの仲間かと思いましたが、検索表(市毛氏に触発されて買った「The European _Families of the Diptera」を使いました。初心者にはとても使い易い検索表だと思います)では、怪しげながらもシマバエ科に落ちました。以前、アノニモミイア氏に教えていただいた、シマバエ科の簡易識別法(No.5079)でも、シマバエ科の様です。触角の毛が良く見えませんが、少しボワーとして写っているところを見ると、有毛と思われます。
 次に、以前もう古いと言われた(株)エコリスのシマバエ科の検索表を辿ってみると(他に検索表が有りませんので)、これも怪しげながら、Trigonometopusに行き着きました。
 そこで、こちらのサイトに何かデータはないかと思い、「Trigonometopus」でワード検索すると、No.3096にAcleris氏が「埼玉県昆虫誌に出てくるTrigonometopusに似ているような気がします」として載せている写真の個体に腹部の模様を除き良く似ております。

 腹部の模様が良く見えませんし、勿論ゲニも見えませんが「Trigonometopus属の1種」として宜しいでしょうか。

 左の写真は、本来は下を向いていたのですが、見易くするため90度回転してあります。


Re: Trigonometopusの1種? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/02/21(Sat) 09:16:40 No.5104 ホームページ  引用 
 背面からの図。ストロボの光で危険を感じたのか、この後直ぐに逃げられてしまい、写真は他には翅の光った同じく背面からのものしか有りません。

Re: Trigonometopusの1種? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/02/22(Sun) 09:54:25 No.5105  引用 
アーチャーン様、こんにちは。

 画像の種は、Luzonomyza属の一種ではないかと思います。
 「埼玉県昆虫誌に出てくる22.Trigonometopus sp.」は、アーチャーンの撮影された種と同じ種をさしていると思っています。
 エコリスのシマバエ科の検索表では、key4の『前方の額眼縁剛毛は前傾するか否か』というのがこの2属の区別のkeyの一つとなっていますが、非常に微妙な傾斜なので判断に困ります。またTrigonometopusと思われる個体でも 前傾していないことも多々あります。

 これまで私が採ったものに限っては、触覚先端がの尖る方がTrigonometopusで、丸いのがLuzonomyzaで 区分可能のようでした。ある程度はこの部分で識別できそうです。

 画像の左上はアーチャーンさんの撮影されたLuzonomyza sp.と思います。右上は、少し小型で翅に暗化しないLuzonomyza sp.、下の種がTrigonometopus sp.と思っている種です。

 
 


Re: Trigonometopusの1種? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/02/23(Mon) 09:20:01 No.5113 ホームページ  引用 
バグリッチ様:

 御回答有難う御座います。

 シマバエ科検索表のkey4には「頭部は側面から見ると上部が前方に突き出し」とあるのにkey4'にはこの記述が無いのでTrigonometopusだと判断してしまいました。Luzonomyzaの頭部も同様の形をしているならば、話は違ってきます。
 私の写真を見ると、前方の額眼縁剛毛は、向かって左のは前傾していますが、右側のは後を向いています。左のは何か押し倒された様な感があります。
 触角も上から見ると多少は尖って見えますが、貼って頂いたTrigonometopusの写真を見ると、尖り方が全然違います。
 これらから判断して、写真のハエはTrigonometopusではなく、Luzonomyzaであると思われます。写真を貼って頂いた御蔭で違いが良く分かりました。有難う御座いました。

 ところで、この場合の「sp.」は未同定の意でしょうか、それとも、未記載種なのでしょうか?

Re: Trigonometopusの1種? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/02/23(Mon) 20:49:54 No.5118  引用 
アーチャーン様

 こんにちは。
 お問い合わせの件、私の書いたsp.は、未同定の意味です。

 取り急ぎ ご連絡いたします。

Re: Trigonometopusの1種? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/02/24(Tue) 12:42:24 No.5122 ホームページ  引用 
バグリッチ様:

 何時も適切な写真を貼って頂き、大いに助かります。今後とも宜敷御願ひ申し上げます。

ヤリバエ科質問 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/02/22(Sun) 22:45:49 No.5106 ホームページ  引用 
茨城県北部の山間部の川岸で採集した,翅長3mm程のヤリバエです(標高500m程).

後眼縁剛毛列や鬚剛毛は黒色です.交尾器を見ても該当しそうな種類がありません.

よろしくお願い致します.


Re: ヤリバエ科質問 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/02/22(Sun) 22:46:55 No.5107 ホームページ  引用 
同,交尾器です.

Re: ヤリバエ科質問 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/02/22(Sun) 22:47:46 No.5108 ホームページ  引用 
後面(腹面)です.

Re: ヤリバエ科質問 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/02/23(Mon) 01:36:57 No.5109  引用 
本種は北海道から本州中部にかけて分布する未記載種で,impicta(=japonica)やbifurcataなどと共に数種で1群を形成しています.L. impictaやbifurcataなどとは頭部の剛毛の色彩や翅脈上の刺毛の状態などで区別できます.しかし,本種(sp.1)にはかなり類似した別種(sp.2)があり,これら2種は次の表で区別できます.

♂の第6腹節背板後縁には2対の剛毛がある;第5腹節背板の側縁近くの剛毛は背板の後縁にきわめて接近する;R2+3脈の上面は刺毛を欠く;頭部の剛毛はすべて黒色;上雄板後部は尾角葉より短い;季節形なし(常に暗色)・・・・・・・sp. 1
♂の第6腹節背板後縁には亜側部に1対の剛毛があるが亜背部には剛毛を欠く;第5腹節背板の側縁近くの剛毛は背板の後縁から広く離れている;R2+3脈の上面に刺毛を生じる;頭部の剛毛のなかで頸より下の頭部下面の刺毛は黄色;上雄板後部は尾角葉より長い;季節型あり(夏型は淡色)・・・・・・・・sp.2

両種はしばしば混棲します.
sp.1の♂の腹部や交尾器の概要図を示しておきます.


Re: ヤリバエ科質問 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/02/23(Mon) 01:38:29 No.5110  引用 
♂交尾器の側面です.

Re: ヤリバエ科質問 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/02/23(Mon) 01:40:08 No.5111  引用 
Lonchoptera sp. 1の♂交尾器後面(背面)です.

Re: ヤリバエ科質問 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/02/23(Mon) 08:36:27 No.5112 ホームページ  引用 
三枝豊平様.

早速の回答ありがとうございます.

今回,新訂図鑑や本掲示板で解説されていなかった種類を見つけ,これは!と思いましたが,速攻で解説されてしまいました.さすが三枝様ですね.

これで,Lonchoptera属11種と,Spilolonchoptera属1種が日本に分布している事がわかりましたが,他に何種ぐらい三枝様の手元にあるのでしょうか?

なお,茨城県からはハコネヤリバエ,キイロヤリバエ,ウスグロヤリバエ,ウスグロヤリバエ近似種,クモスケヤリバエの5種が確認され,今回の未記載種を合わせ6種が分布していることが判明しました.ありがとうございました.

Re: ヤリバエ科質問 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/02/23(Mon) 09:52:18 No.5114  引用 
私の手元の日本産のヤリバエ科の標本は23種+アルファです.

10数種の標本が集まった30年ほど前に,これらの交尾器や脚などの詳細な図を作成したのですが(今回掲示したのはsp.1,自分ではnigrellaと仮称している種の図もその一部で,phallic organ+hypandriumの詳細図は数が多くなるので載せませんでした),その後種数が急速に増えたうえに,中国,ネパール,ブータン,インドシナ半島,台湾などの標本が急激に増加して,作業を停滞させる原因になっています.

従来の著者たちの交尾器の図は概念図程度のものがほとんどで,実際にはきわめて複雑な構造がphallusおよびその周りに存在します.これらを正確に描画するのはずいぶんと時間がかかる作業です.このような作業は将来の研究者に任せて,名前だけでも付ける仕事をすべきかとも思っています.

私はこれまで中国だけでも延べ6ヶ月ほど採集をしましたが,そこで得られた膨大な標本が,日本というように地域を限らない全世界にまたがる総説的な仕事をする上で,重くのしかかってきて,個人的には大きなブレーキになっています.これら中国の標本は現在でもほとんど三角紙包みで,三角紙1枚に多いものでは100頭以上の双翅類が包まれていて,このような三角紙がびっしりと詰まったインローの箱が50箱ほど私の仕事場のロッカーの中でほとんど惰眠をむさぼっているというのが実情です.
これらをマウントする人件費も資材費もまた収蔵する場所もありません.あるのはマウントされていない標本だけで,ほかはないない尽くしです.
中国農業大学の楊定先生がアシナガバエ科の大型種だけはこれらの標本に基づいて多数の論文を発表してくれています.

ついでですが,日本の双翅目分類研究の将来がまことに心細い限りです.大学の研究室,博物館などの研究機関での職業的双翅目分類学者は激減し,五指に満たない状況です.将来も増える可能性はほとんどありません.しかし,多くの群で多数の未記載種が日本列島には分布しているし,また普通種についても簡単に検索できる出版はほとんどありません(最近必要に迫られて調べた平地の草原に多産するイエバエ科のAtherigonaクキイエバエ属でも,手元の一部の標本をぬき出しただけで14種ー日本のイエバエ科では6種なのでこの数以上の未知種がいるというのが,現実です).一方中国では多くの研究者を楊定先生などが養成し,またタイについては米国の研究費で多数のマレーゼトラップがセットされ,その標本が世界各地の研究者に送られています(TIGERプロジェクト)し,台湾にもハンガリーの研究者が幾度も採集にきて論文を発表しています.これらの研究は記載分類の論文が容易に出版できるZOOTAXAに次々と発表されています.

このようにして,結果的には日本の双翅類分類研究は相対的に見ると著しく地盤沈下を起こしていることになります.

職業的研究者が少数で増加する可能性もあまり期待できない状況では,研究を進める上で選択肢は二つ,一つは日本の材料を外国の研究者に提供して研究してもらうという自然史研究後進国に甘んじること,もうひとつは双翅目談話会などに結集している非職業的双翅類研究者の分類学的研究への積極的な進出.奮起であると思います.

昨今,厳しい社会状況が続いていますが,鱗翅目,鞘翅目,直翅目などでは非職業的研究者が新分類群の記載を含む多くの貢献をしているのをみると,双翅目でもできないことではないと思います.そのためには研鑽とレベルアップが求められるでしょうが,そのような道筋を真剣に探る時期にきているのかな,と思っています.長くなりましたが,所感です.

Re: ヤリバエ科質問 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/02/23(Mon) 11:10:52 No.5115  引用 
今回の種の♂交尾器の腹半部の構造を参考に示しておきます.これは下半部の側面と背面です.

Re: ヤリバエ科質問 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/02/23(Mon) 11:13:22 No.5116  引用 
これは腹半部腹面図とphallic organの側面およびその基部の腹面です.

Re: ヤリバエ科質問 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/02/23(Mon) 11:15:16 No.5117  引用 
腹部の腹面です.
市毛さん.標本に余裕があったら解剖してこれらの図と比較してみてください.


Re: ヤリバエ科質問 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/02/23(Mon) 21:36:13 No.5119 ホームページ  引用 
三枝豊平様.

数々の図を示して頂きありがとうございます.

ハコネヤリバエや本種の場合,側面から見てもhypandrium周辺が複雑な構造をしていそうだと思っていました.

ヤリバエ科は種類数が少なそうだと思いましたが,やはりかなり手持ちの札があるのですね(^_^;)

日本の双翅目の将来については,三枝様同様危機感を持っています.今後の経済状況などが絡んでくるので,なかなか難しい問題ですね.

今後ともよろしくお願い致します.

Re: ヤリバエ科質問 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/02/24(Tue) 01:02:57 No.5120  引用 
茨城県の山地では,今回の種との識別点をしめしたL.sp.2およL. platytarsisクンバイヤリバエが小さな流れの周辺で発見できるかと思います.

何バエでしょうか? 投稿者:番頭 投稿日:2009/02/17(Tue) 04:06:39 No.5099  引用 
昨年採集したハエの中に、自分のキャパを越えたものがあったのでおたずねします。
科までの検索ではツヤホソバエとなったのですが、またどこかで迷子になったのかもしれません…。

宮城県の山間部、標高400m足らずの湿地周辺で、9月5日に採集しました。
腹面に2本のトゲというか爪が、直角に開いて生えています。体長は12mmです。


Re: 何バエでしょうか? 投稿者:Acleris@会社 投稿日:2009/02/17(Tue) 08:07:36 No.5100 ホームページ  引用 
コンニチワ。いつも聞いてばかりのハエ初心者ですが。
フンバエ科のアメイロオオフンバエの仲間だと思います。
私は採ったことがないのですが、過去記事に検索があります。
該当スレッドはこちら。
http://furumusi.aez.jp/joyful1/joyful.cgi?list=pickup&num=4548#4548
お手持ちの標本と比較してみて下さい。

Re: 何バエでしょうか? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/02/17(Tue) 09:27:14 No.5101  引用 
写真の標本はニセアメイロオオフンバエの♂です.念のためにAclerisさんの引用にある私が示した検索表と,♂腹部先端近くの腹面から見える第5腹節腹板の形(あなたが”とげ”と呼んでいる構造です)を比較して確かめたらいいかと思います.ニセアメイロオオフンバエのこの構造は市毛さんの茨城の標本に示されています.なお,あなたの標本のこの突起は直立した状態になっているので,観察する場合はかなり前方腹側からの角度で見ないと,その判別に適した形状がわからないでしょう.対になったこの突起の外縁が相互にほぼ平行になっているのがアメイロオオフンバエで,先端に向かって相互に顕著に離れていくのがニセアメイロオオフンバエです.

Re: 何バエでしょうか? 投稿者:番頭 投稿日:2009/02/17(Tue) 19:41:28 No.5102  引用 
なんと!
方向音痴にも程がありますね。
レスをいただいて自分でも見た記憶がよみがえりました。
しかも図鑑に載ってるし(赤面)
余計なお手間を取らせ、申し訳ありませんでした。

過去ログと標本を確認しました。
Acleris様、アノニモミイア様、どうもありがとうございました。

この破線は? (ニクバエ科) 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/02/14(Sat) 18:07:33 No.5094 ホームページ  引用 
兵庫に負けじと言う訳ではないですが,色々と手元の標本を整理しております.

ニクバエ科について,Fauna Japonicaよりも判り易い交尾器の図を探していたところ,極東の昆虫の検索でRodendorfによる不思議な図を見つけました.

図1,3,5に記されている破線ですが,毛の範囲を表しているのでしょうか?
図の説明には,側面からのsurstylusとcercusとしか書かれていません.

なお,ヨーロッパ部ロシアの昆虫の検索にも同様な図が引用されており,参考文献を見る限りDie Fliegenからの引用と思われます.

よろしくお願い致します.


Re: この破線は? (ニクバエ科) 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/02/15(Sun) 15:51:22 No.5095  引用 
Sarcophagidaeの専門家のお答えを期待したいところですが,どなたからも返答がないので,Sarcophagidaeにはまったくの門外漢ですが,意見を示しておきます.

Die FliegenのSarcophagidaeの部分のいろいろな図を見て,類推すると,破線はそれぞれの部分から生じているもっとも長い剛毛の先端の位置を結んだものということになります.

部分的に剛毛が描かれて,その先端を破線が通っている図,cercusには破線のみで,surstylusには剛毛があって破線を欠く図,などがあり,これらが上記の類推の根拠です.

ご参考までに.

Re: この破線は? (ニクバエ科) 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/02/16(Mon) 08:21:21 No.5097 ホームページ  引用 
アノニモミイア様.

やはり,Die Fliegenからの引用で,剛毛等の先端を結んだ線
なのですね.大胆な省略法で,驚いております.

ありがとうございました.

白菜のハエ復元 投稿者:田中川 投稿日:2009/02/15(Sun) 23:32:35 No.5096  引用 
消えたデータの内、私の投稿した「白菜のハエ」を自分のブログで復元してみました。自分が投稿した分はワードに貼り付けて保存しておいたので復元することが出来ました。三枝先生の投稿画像もあえて使わせてもらいました。こちらのデータが画像ともども復活したときには自分のブログの内容も変更するつもりです。
http://blog.goo.ne.jp/tanakagawa_shinogi/e/f3280f3eaa269b3bec15cfb35c596656

また質問に伺いました。 投稿者:Acleris 投稿日:2007/01/29(Mon) 18:41 No.2957 ホームページ  引用 
コンニチワ、ムシヒキアブの話題で思い出したので質問いたします。
昨年、カミキリ狙いの甲虫屋さんと枯れ枝を拾ってきたのですが(私は樹皮下喰いの小蛾目当て)、その1本からイシアブの1種が羽化してきました。
tgw様のムシヒキアブ図鑑を見ると、ムラサキクチブトイシアブというのに似ているような気がしますが、いかがなものでしょう?
わかるようでしたらご教授願います。

枯れ枝の採取:2006年1月24日、
採取地:兵庫県相生市壷根、海に面した海岸林
20リットルのプラスチックコンテナに太さ3〜8cm程度の枯れ枝を詰め込んでおいたところ、同年5月30日に1♀が羽化してきました。


Re: また質問に伺いました。 投稿者:Acleris 投稿日:2007/01/29(Mon) 18:42 No.2958 ホームページ  引用 
蛹の羽化状況です。
他の枯れ枝からは大量のクモガタケシカミキリ、そこそこのタカサゴシロカミキリが出てきましたが、イシアブの出た枝からはカミキリの羽化が見られませんでした。おそらく枯れ枝内を移動しながらカミキリ幼虫を補食していたものと思います。

カミキリはそのほか、ガロアケシ、ケシ、エグリトラ、ズマルトラ、ヒメクロトラ、フタオビミドリトラ、アトジロサビ(カミキリ省略)が羽化していました。

昔、クワガタの幼虫がいる腐朽木からオオイシアブが羽化してきたことがあったのですが、カミキリのいるような比較的硬い枯れ枝からイシアブが羽化してきたので、ちょっと意外でした。

余談ですが、イシアブ類の蛹が回転しながら
出てくるところを一度見てみたいものです^^;
それでは


Re: また質問に伺いました。 投稿者:Arge 投稿日:2009/02/13(Fri) 13:47:12 No.5093  引用 
2年前の記事ですが、市毛さんからムシヒキアブの話題が出ているのと、ちょうど兵庫県の目録作成のためAclerisさんから標本を送っていただいたので、こちらにも書き込んでおきます。

標本を見ると翅脈などの特徴はトゲヒラタイシアブ(トゲツヤイシアブ)のようですが、翅の色が薄いのと、腹部がやや青みを帯びているのが気になります。

いずれにせよ、貴重な記録と思いますので、専門家に問い合わせてみます。

ムシヒキアブ科 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/02/11(Wed) 19:13:15 No.5085 ホームページ  引用 
久々に,ムシヒキアブの標本を整理しようと思い立ち,リストを作ってみようと思いましたが,すでに「みんなで作る双翅目図鑑」にアップロードされていたのですね.

それにしても,日本産昆虫総目録(1989)で72種だったものが,114種まで増えていたのには驚きました.専門家が3人もいるので羨ましいと感じます.

2006年のはなあぶには,ムシヒキアブ研究入門(1)が書かれていますが,早く続編や各属の解説を書いて頂きたいものです.

Re: ムシヒキアブ科 投稿者:Arge 投稿日:2009/02/13(Fri) 13:42:45 No.5092  引用 
ムシヒキアブ科は、兵庫県のものをまとめる計画があるので、現在日本に何種類ぐらいいるか数えようとしてリストを作っていました。その後、去年末に「みんなで作る双翅目図鑑」にスパムが相次いだ時、他のものにも最新の知見を入れるついでに、ムシヒキアブも作ってしまいました。

これをみていると、まだまだ未記載種や不明種が出そうな気もします。

ヒメフンバエ♀ 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/02/12(Thu) 11:19:33 No.5087 ホームページ  引用 
 ヒメフンバエの雌で間違いないと思いますが、確認の為。居たのはシナホソカトリバエやウスイロアシブトケバエと同時同所で、東京都世田谷区西部で11月10日です。
 学名はTKMではScopeuma stercoraria、九大や此方のリストではScathophaga stercorariaとなっていますが、何方が正しい学名でしょうか。またScathophagaは意味からすると(随分露骨な名前なので笑ってしまいました)Scatophagaの筈で、実際、この両者が使われています。原記載では何方なのでしょうか。


Re: ヒメフンバエ♀ 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/02/12(Thu) 11:21:36 No.5088 ホームページ  引用 
 少し斜め前から見た図。interfrontal bristleが無いのが良く分かります。

Re: ヒメフンバエ♀ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/02/12(Thu) 15:02:24 No.5090  引用 
これらの学名の事情はSabrosky, C. S.(1999) Family-gorup names in Diptera and bibliography, An annotated catalog. Myia, vol. 10に詳しく出ています。

要するに、ヒメフンバエ属の命名者Meigen(1803)は、属の模式種Musca merdaria Fabricius, 1794に基づいて、Scathophaga属を創設しました。この模式種は今のScathophaga stercoraria (Linnaeus, 1758)のことです。この属名の原綴はMeigenの間違いで、本来はScatophagaとすべきでしたので、Meigen自身も、その後の著者もしばしばScatophagaとしていました。しかし、この属名に基づいて科名をScatophagidaeとすると、すでに魚類でもScatophagus属に基づいてScatophagidaeを使っているので、混乱を避けるために科名はMeigenの原綴のScathophagaに基づいてScathophagidaeがつかわれてきました。

Vockerothさんは北米のカタログの中で、属名についてはScatophagaを用い、かつこの綴りが慣用されているので、国際動物命名規約委員会にこれを使うように申請したと示しています。
しかし、おそらくその申請は了承されなかったのでしょう、現在はMeigenの元の綴りのScathophagaが北米のマニュアルでも旧北区のマニュアルでも用いられており、科名Scathophagidaeとの同一性が保たれています。

なお、ScopeumaはMeigenの1800年の名称でこれは国際動物命名規約委員会によって1963年に無効にされているもので、使えません。1800年の名称と1803年の名称はセットになっているものが多く、1803年の名称が知られていたのですが、その後1800年の出版が発見されて、対応する属名を一時はすべて1800年の名称に置き換えましたが、その後、上記のとおり1800年の名称はりジェクトされて、対応する1803年の名称が使われています。このような例は、ヤリバエ属のMusidoraとLonchoptera,ガガンボダマシ属のPetauristaとTrichocera、ヒラタアシバエ属のClythiaとPlatypezaなどなどたくさんあります。

Re: ヒメフンバエ♀ 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/02/12(Thu) 16:07:03 No.5091 ホームページ  引用 
アノニモミイア様:

 学名の経緯に関する詳細な情報有難う御座いました。一旦綴りを間違えると、簡単に直すことが出来ない場合があると言うことですね。
 アノニモミイア様ならではのお話と存じます。有難う御座いました。

シナホソカトリバエ? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/02/11(Wed) 10:50:56 No.5070 ホームページ  引用 
 昨年の11月10〜13日に東京都世田谷区西部で撮ったハエです(先日のウスイロアシブトケバエ(Bibio flavihalter)と同時同所で、近くにかなり水量のある泉が2個所あります)。非常に沢山いたので、何時でも撮れると思って油断をしていたところ、急に居なくなってしまい、結果として余り良い写真がありません。
 高精度で撮影していないので剛毛の有無が明瞭でなく、また、翅を畳んで居るので翅脈も良く分かりません。そこで、Web上で画像を探したところ、カトリバエ類と似ている様です。
 そこで今度はカトリバエ或いはLispeで検索してみると、此方の掲示板でNo.1013から始まる「Presumed Muscidae」と題するスレッドにバグリッチ氏が出されているNo.1020の写真(シナホソカトリバエ Lispe sinica)とよく似ておりました。
 また、Acleris氏が出されている標本写真(No.5169、No.5170:Googleのキャッシュから)と較べてみましたが、頭部、胸部、脚の剛毛は基本的に一致している様に見えます。
 「日本のイエバエ科」(先日遂に買ってしまいました)でLispe属内の検索をすると、些か怪しげではありますが(posterior bristleとは脛節端にある後ろ向きの剛毛なのか、脛節中央近くにある剛毛なのか良く分からないのですが・・・)、一応L. sinicaに落ちました。しかし、この写真から亜科、属レベルの検索をするのは一寸無理です。
 シナホソカトリバエ(L. sinica)で正しいでしょうか?


Re: シナホソカトリバエ? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/02/11(Wed) 10:52:51 No.5071 ホームページ  引用 
脚の見える写真

Re: シナホソカトリバエ? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/02/11(Wed) 10:54:22 No.5072 ホームページ  引用 
斜め前からの図。
前脚の良く見える写真もありますが、3枚までにしておきます。


Re: シナホソカトリバエ? 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/02/11(Wed) 12:10:46 No.5073  引用 
アーチャーン様.

ハエのことは判りませんが;^_^)

posterior bristleと書かれているのならば,後面に生えている剛毛のことと思われます.

Manual of Nearctic Diptera の図を貼っておきます.

このように独特の言い回しが多いので,基本的な文献を揃えていないと記載文などを読む場合に困ることがよくあります.


Re: シナホソカトリバエ? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/02/11(Wed) 13:23:37 No.5074 ホームページ  引用 
茨城_市毛様:

 わざわざ図を載せていただいて恐縮です。
 少し説明不足だったと思いますので、もう1枚前脚の見える写真も貼ることにしました。
 「日本のイエバエ科」のLispe属内の検索では、先ず最初に上(No.5070)に書いたposterior bristleが前脚脛節にあるか否かで分かれるのですが、写真を見ると、脛節端と脛節中程の2個所に後ろ向きの毛があります(No.5072の写真にもボケていますが写っています)。あるのだから何処でも良いとも言えますが、全然属を間違っている可能性もあるので、この内のどの剛毛が意とするposterior bristleなのかが気になっているのです。普通は脛節端にある方を指すのでしょうか?


Re: シナホソカトリバエ? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/02/11(Wed) 15:52:45 No.5075  引用 
あなたの写真の種はほぼ間違いなくシナホソカトリバエでしょう。西日本などではもっとも普通のカトリバエで、水辺に限らずやや湿り気のある低丈の草原には多産します。ご参考までに。

Re: シナホソカトリバエ? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/02/11(Wed) 15:58:09 No.5076  引用 
篠永先生のシナホソカトリバエに関係する形質の写真を数枚添付します。

Re: シナホソカトリバエ? 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/02/11(Wed) 16:03:22 No.5077  引用 
アーチャーン様.

脛節の剛毛の場合,末端部の剛毛は別の名称です(apical bristles端刺, preapical bresitles亜端刺).

5074の前脛節で見えているのは,pv剛毛が1本とpdもしくはd剛毛です.
手前側が後面となり,ソケットらしきものが光っているので,p剛毛があるのではないでしょうか?

詳しくは,新訂大図鑑の脚部の解説に書かれています.

胸部と脚部の剛毛の名称を覚えないことには,一部の双翅目を除き同定が出来ません.また,ここが難関です;^_^)

Re: シナホソカトリバエ? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/02/11(Wed) 16:10:08 No.5078  引用 
頭部でパルプの色彩です。

Re: シナホソカトリバエ? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/02/11(Wed) 16:11:34 No.5079  引用 
中胸背板のdc剛毛です。

Re: シナホソカトリバエ? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/02/11(Wed) 16:13:20 No.5080  引用 
最後に腹部の第2-5腹節背板の斑紋です。以上の特徴が合えばシナホソカトリバエでしょう。

Re: シナホソカトリバエ? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/02/11(Wed) 16:24:12 No.5081  引用 
シナホソカトリバエ雄の全形です。なお、カトリバエ属の前脛節の後剛毛はやや後腹の位置にあります。先端の剛毛との違いは市毛さんの指摘のとおりです。最初の写真が左前脛節の後面の写真です。剛毛の名称を英語で入れるとなぜか迷惑メール扱いをされたので、やむを得ず漢字で書きました。

Re: シナホソカトリバエ? 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/02/11(Wed) 17:15:12 No.5082  引用 
アノニモミイア様.

先日,迷惑メール用のNGワードを新しいファイルに更新したのでエラーとなったようです.該当するNGワードを修正しました.

御迷惑おかけしました<m(__)m>

以下,アノニモミイア様が投稿したオリジナルな文章です.
--------------------------------
シナホソカトリバエ雄の全形です。なお、カトリバエ属の前脛節のposterior bristleはややposteroventralの位置にあります。先端の剛毛との違いは市毛さんの指摘のとおりです。最初の写真が左前脛節の後面の写真です。

Re: シナホソカトリバエ? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/02/11(Wed) 17:44:55 No.5083 ホームページ  引用 
アノニモミイア様:

 詳細な御回答、有難う御座います。

 No.5076の真ん中にある剛毛は、No.5074の前脛節ほぼ中央に見られる剛毛と同一と思われます。
 パルプの色は両者(No.5072とNo.5078)でかなり違いますが、検索表では黄色か黒となっていますから、明らかに黄色の方に分があります。
 横線前のdc剛毛は最初の背面からの写真No.5070で1本であることが確認出来ます。
 腹部の斑紋は良い写真が無く、一寸難しい所ですが、No.5071の第3節後縁側面には白い部分があり、雌の模様に似ております。但し、此処に載せた写真は同一個体を撮ったものではありません。

 我が家の辺り(東京都世田谷区西部)には、シナホソとトウヨウしか居ない様ですし、上記の考察を総合してこのハエはシナホソカトリバエとして問題ないと判断いたします。

 有難う御座いました。

Re: シナホソカトリバエ? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/02/11(Wed) 18:00:36 No.5084 ホームページ  引用 
茨城_市毛様:

 御教示有難う御座います。

 apical bristrle,preapical bristleは「The European Families of the Diptera」(数日前に届きました)に出ていました。これらの剛毛の方向を問題とするときは、dorsoapical bristle、或いは、dorsal-apical bristleとでもするのでしょうか。

 脚の刺毛の方向は「脚を横水平に拡げた状態」で判断するとは知りませんでした。よく考えてみると、まだ、新訂大圖鑑の双翅目の解説(三枝先生が執筆されたと記憶しております)をキチンと呼んでいません。英語の本を買う前に、日本語の本をシッカリ読んでおくべきでした。反省、反省・・・。

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