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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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ヒメフンバエと.. 投稿者:BaconL 投稿日:2011/05/05(Thu) 05:49:29 No.6824 ホームページ  引用 
2011/05/03に奥多摩で採集したフンバエです。
2頭採集して、どうも別種のようなので細かく観察してみました。
この掲示板の過去ログを参照させて頂きましたところ、右の個体はヒメフンバエのようですが、左の個体の正体がわかりません。
ご教示お願いします。


Re: ヒメフンバエと.. 投稿者:BaconL 投稿日:2011/05/05(Thu) 05:51:08 No.6825 ホームページ  引用 
こちらは右のヒメフンバエと思われる個体です。

Re: ヒメフンバエと.. 投稿者:BaconL 投稿日:2011/05/05(Thu) 05:52:41 No.6826 ホームページ  引用 
こちらがよくわからない個体です..
触覚の形状や頭部の剛毛の様子も随分違うように思います。


Re: ヒメフンバエと.. 投稿者:バグリッチ 投稿日:2011/05/05(Thu) 09:12:36 No.6827  引用 
BaconLさん、こんにちは。

 このあたりの話に関連した過去ログがあります。
 しぐまさんのNo.6296にはじまるスレッドに三枝先生がコメントされていて、No.6307では画像付きの説明もあります。

 今回の種に当たるかどうかはわかりませんが、一度ご覧になってみてください。

Re: ヒメフンバエと.. 投稿者:BaconL 投稿日:2011/05/06(Fri) 23:20:47 No.6838  引用 
バグリッチ様
レスありがとうございます。
最初のコメントに書いた通り、ヒメフンバエで検索して過去ログは読ませて頂きました。三枝先生が示された三種の触角の写真も拝見しましたが、そのどれとも一致しないように思われたのでスレッドを立てさせて頂きました。
その写真で見ると、他の2種とも顔面の剛毛や触角の形状がことなるように思います。
いかがでしょうか。

Re: ヒメフンバエと.. 投稿者:バグリッチ 投稿日:2011/05/08(Sun) 21:45:01 No.6851  引用 
BaconLさん、こんにちは。

 画像で見た感じでは、キアシに似ている印象ですが、現物を見ないとわかりません。
 
 触角の根元は、顔が凹んでしまっているようなので、よく見えませんが、基部2節の色はどうなっているのでしょうか?

 UPされている触角の先端の状態は変形しているためか、本来の形状がそうなのか、先がとがって見えますが、これも、画像からでは残念ながらよくわかりません。

 ちなみに前胸前側板刺毛があれば、キアシの可能性があると思います。 

 ”日本産フンバエ科に関する知見(1)”で検索すると、参考となるpdfが見られますので、一度 見てみてください。

Re: ヒメフンバエと.. 投稿者:茨城@市毛_喪中 投稿日:2011/05/17(Tue) 20:57:37 No.6858  引用 
BaconL様.

フンバエ科の分類では,♂の第5腹板の形状も重要な区別点です.意外と決め手になるかもしれません.

ご教授ください 投稿者:KLX 投稿日:2011/05/16(Mon) 21:08:43 No.6852  引用 
 5月の大阪南部のナワシロイチゴの群落で撮影しました。

 クチナガハリバエのような口ですが、身体に剛毛が無く。
脚が細くありません。


Re: ご教授ください 投稿者:KLX 投稿日:2011/05/16(Mon) 21:09:57 No.6853  引用 
 フンバエの様な脚ですが・・・

Re: ご教授ください 投稿者:KLX 投稿日:2011/05/16(Mon) 21:13:17 No.6854  引用 
 後からです。

 遠くからの撮影ですから画像が良くありません。
どんなハエなのか知りたくて投稿しました。
 よろしくお願いいたします。


Re: ご教授ください 投稿者:三枝豊平 投稿日:2011/05/16(Mon) 21:39:56 No.6856  引用 
私はメバエ科には詳しくないので、正確な同定ではありません。しかし、写真の双翅類はメバエ科Conopidaeの1種であることは間違いありません。メバエ科はどちらかと言えば、ヒラタアブ等の入るハナアブ科などに近縁のハエの仲間で、ヤドリバエなどとはかなり遠い類縁関係にあります。メバエ科はハナバチ類などに幼虫が寄生します。

種についても、ほとんど素人の当てずっぽうに近いのですが、ウスグロメバエあたりが怪しいのではと思います。

Re: ご教授ください 投稿者:KLX 投稿日:2011/05/16(Mon) 21:57:13 No.6857  引用 
三枝先生、早速のお答えありがとうございます。
感謝の気持ちで一杯です。

 私も最近マダラメバエを良く見る機会があって、白マスクの様子がそっくりだなと思いました。
 ファインダーを覗きながら、ひたすら??な撮影でした。

 国内ネットでは画像が出ませんから、Conopidaeで画像を探してみます。

追記

 Zodion cinereumで検索しましたら、ゾクゾク画像が出てきました。
ありがとうございます。

 

双翅目談話会八王子市調査会の案... 投稿者: 投稿日:2011/05/08(Sun) 21:32:09 No.6850  引用 
双翅目談話会関東事務局です。

以下の通り双翅目談話会で八王子市の双翅目調査を行います。
興味がある方は会員以外の方でもかまわないのでぜひご参加ください。

<2011年双翅目談話会八王子市調査会>
・調査日
2011年6月4日(土)
*雨天の場合は翌日(6月5日)に順延となります
・待ち合わせ場所、時間
午前9時に京王相模原線京王堀之内駅改札口(1ヶ所)出たところに集合
・おおまかな調査の流れ
全員で八王子市越野の日枝神社方面に徒歩で移動
→途中コンビニなどで昼食や飲み物を買う
→参加者に地図を渡し調査範囲やルートなどの説明の後、日枝神社裏参道から
調査開始 (基本的には道沿いを調査、私有地への立ち入りは行わない)
→15時から16時くらいに調査を開始した日枝神社裏参道の入口に集合
→近くのファミレス(ココス)でお茶をしながら調査成果などの報告会
→京王堀之内駅で解散
・双翅目の狙い目(※は南多摩など未記録種)
アリノスアブ類(コブアリノスアブ、トゲアリノスアブ、オウゴンアリノスアブ※など)
ハチモドキハナアブ類(ハチモドキハナアブ、ヒサマツハチモドキハナアブ※)
・参加予定者
現在までのところ私+4名となっております。

以上です。
参加希望者は私まで連絡願います。

ナミハナアブ? 投稿者:Shimo-no 投稿日:2011/05/07(Sat) 23:05:19 No.6846  引用 
こんばんは。

山口県で撮影したハナアブです。

腹部が黒色なのですが、ナミハナアアブの雌の黒型?でしょうか
御享受下さいませ。


Re: ナミハナアブ? 投稿者:茨城@市毛_喪中 投稿日:2011/05/08(Sun) 15:35:51 No.6848  引用 
Shimo-no様.

ナミハナアブではなく,シマハナアブかキョウコシマハナアブのメスと思われます.

Re: ナミハナアブ? 投稿者:Shimo-no 投稿日:2011/05/08(Sun) 20:32:15 No.6849  引用 
市毛様

御同定、ありがとうございました。
早速図鑑を見てみます。

ガガンボ? 投稿者:NEKISE 投稿日:2011/05/04(Wed) 15:04:34 No.6817  引用 
初めまして。NEKISEと申します。
奥多摩町で採集した太いガガンボのような昆虫の種類が分からないので質問しました。
普通種でしょうが、以下の綺麗でない写真では同定できないようでしたら撮り直します。よろしくお願いします。
(2011年5月3日奥多摩町で採集)



<追記>
絵合わせはガガンボではNGかも知れませんが、「ネグロクシヒゲガガンボTanyptera jozana fumibasis」に似ていることに気づきました。十分な根拠はありませんが、この種の個体変異ということは考えられないでしょうか。


Re: ガガンボ? 投稿者:NEKISE 投稿日:2011/05/04(Wed) 15:05:57 No.6818  引用 
二枚目です。

Re: ガガンボ? 投稿者:NEKISE 投稿日:2011/05/04(Wed) 15:06:51 No.6819  引用 
翅脈です。

Re: ガガンボ? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2011/05/05(Thu) 02:20:11 No.6823  引用 
私はガガンボ科を専門とする者ではありませんが、Takahashi(1960)によると、Tanyptera flavopostica Alexander, 1954の♀である可能性が高いと思います。あなたが推察されたfumibasisは学名の通り翅の基半部がかなり暗化し、逆に翅の先端前半部は透明で暗色部を欠くようです。T. flaboposticaの和名は知りません(未命名かもしれません)。

Re: ガガンボ? 投稿者:NEKISE 投稿日:2011/05/05(Thu) 10:52:44 No.6828  引用 
早速の返信、有り難うございました。
別種でしたか。Tanyptera flavopostica Alexander, 1954の可能性が高いとのこと、どうすればこの種だと断定できるでしょうか。
この種にかかわる文献も欲しいのですが、どうしたら手に入れられるでしょうか。
さらに画像でほぼ完璧に同定できるようなら、同定するときのポイントをなるべく綺麗に写したいと思うので、同定に必要な部位を教えて下さい。
よろしくお願いします。

Re: ガガンボ? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2011/05/05(Thu) 13:22:44 No.6829  引用 
あなたの御希望について投稿してのですが、その文中この掲示板がどこか気に入らない文章か単語があったのでしょう、掲載を拒否されたので、添付書類にしてあります。ご覧ください。

添付:6829.doc (28KB)

Re: ガガンボ? 投稿者:NEKISE 投稿日:2011/05/05(Thu) 15:14:55 No.6830  引用 
丁寧な説明有り難うございます。
とりあえずこの個体は♀なので、斑紋が重要なポイントだと解釈しました。その論文を見れば一目瞭然なのでしょう。国立図書館などにある物なんでしょうか(自分はまだ入れない年齢ですが)。

追記;
昆虫学文献データベースでも、提示してくださった論文の情報を見ました。

Re: ガガンボ? 投稿者:茨城@市毛_喪中 投稿日:2011/05/06(Fri) 00:22:11 No.6832  引用 
三枝先生,細かいアドバイスりありがとうございます.

今回の投稿拒否の元凶となった単語は,「カープヌードル」の「ヌード」でした.

前回のアシナガキンバエの捕食については,「咥」という文字が禁止単語として投稿拒否となっていました.

なお,この発言は管理者権限で強制的に禁止ワードを入れた文章を投稿しています.

P.S. 長文の場合,投稿トラブルで文章が消えてしまうとこを防ぐために,他のWordやメモ帳などで下書きをした文章を張り付けることも多いと思います.
その場合,投稿画面を開いてから投稿ボタンを押すまでの時間が早すぎると,自動巡回ソフトによる迷惑投稿として拒絶される場合がありますので,張り付けてからある程度時間をおいてから投稿ボタンを押すようにお願いします.

Re: ガガンボ? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2011/05/06(Fri) 08:24:05 No.6833  引用 
市毛様、迷惑メール扱いについていろいろとご示唆をいただきありがとうございました。天災を含めていろいろと御苦労が多い日々と推察申し上げますが、双翅学のために今後もご貢献を期待いたしております。

Re: ガガンボ? 投稿者: 投稿日:2011/05/06(Fri) 09:22:29 No.6834  引用 
しばらく見ていなくて失礼しました。
日本産のTanypteraには後脚の脛の先半分が明瞭に黄色くなるのに2種おります。
T. gracilis (Portschinsky, 1873)とT. parva (Portschinsky, 1887)(=T. flavopostica Alexander, 1954)です。

前者は和名シロアシクシヒゲガガンボ。北海道と本州の山地にいる比較的珍しい種で体長20ミリ弱、前胸が黄色く、翅に明瞭な斑紋を持ちません。

後者は三枝先生の言うように和名はありません。本州、四国、九州の低山地に見られる小型種で体長は普通15ミリ以下、胸部の背面は真っ黒で翅の縁紋の先が黒ずむ特徴があります。現在、flavoposticaはparvaのシノニムの扱いになっています。

Re: ガガンボ? 投稿者:まゆみ 投稿日:2011/05/06(Fri) 11:18:18 No.6835 ホームページ  引用 
ネグロクシヒゲガガンボの♂と思える写真を2010年5月21日に撮影していたので、便乗して、投稿致します。
広島市佐伯区湯来町で撮影しました。


Re: ガガンボ? 投稿者:まゆみ 投稿日:2011/05/06(Fri) 11:19:29 No.6836 ホームページ  引用 
違う方向からです。

Re: ガガンボ? 投稿者:NEKISE 投稿日:2011/05/06(Fri) 17:07:34 No.6837  引用 
達磨様

解説有り難うございます。するとこの種はTanyptera parva (Portschinsky, 1887)と断定してもよろしいのですね。和名がないとはさすがガガンボです。
シノニムということはTanyptera flavopostica Alexander, 1954という学名は通常使わないということでしょうか。

まゆみ様

ネグロクシヒゲガガンボ(と思われる)の写真有り難うございます。翅の斑紋が重要だとのことで、見比べてみると一目瞭然でしたね。個体変異ということもあるだろうと思っていましたが、達磨様の解説にある「羽の縁紋の先が黒ずむ特徴」というのは個体変異は無いか少ないことを表しているのだと解釈しました。

種の断定をして下さった三枝豊平様(先生と書くべきなのでしょうか)や達磨様、わかりやすい写真を載せてくださったまゆみ様には心から感謝しております。

Re: ガガンボ? 投稿者:達磨 投稿日:2011/05/06(Fri) 23:38:19 No.6839  引用 
まゆみさんのガガンボはヒメクシヒゲガガンボ(学名うろ覚え, Tanyptera angusti....)の様に見えます。明日、資料を見てちゃんと答えます。

Re: ガガンボ? 投稿者:NEKISE 投稿日:2011/05/07(Sat) 15:41:37 No.6840  引用 
すみませんが、クシヒゲガガンボをもう一匹見ていただけないでしょうか。昨年に朽ち木から羽脱してきた♂です。
♂なので三枝豊平様が詳しく教えて下さった交尾器の観察方法を試してみましたが、苛性ソーダの代わりに炭酸ソーダを使ってみたら成功しませんでした。翅脈や紋などでも同定できるでしょうか。
あまり綺麗な標本ではありませんができる限りよろしくお願いします。
(2010年2月5日 奥多摩町のケヤキの朽ち木から羽脱)


Re: ガガンボ? 投稿者:NEKISE 投稿日:2011/05/07(Sat) 15:43:28 No.6841  引用 
横から

Re: ガガンボ? 投稿者:NEKISE 投稿日:2011/05/07(Sat) 15:44:54 No.6842  引用 
翅脈です

Re: ガガンボ? 投稿者:達磨 投稿日:2011/05/07(Sat) 19:32:38 No.6843  引用 
ヒメクシヒゲガガンボの学名はTanyptera angustistylus Alexander, 1925 (←1924?)でした。

NEKISEさんの2匹目のクシヒゲガガンボは。T.gracilisだと思います。栃木県塩原温泉で数個体採集していますが、それ以外のものは初めて見ました。北海道のgracilisは翅の縁紋がうすぼんやりとしているのが普通のようですが、本州の個体にはある程度はっきりとした縁紋があります。
Tanypteraには本州だけでも私の手元に正体不明の種(?)が3つあり、まだ分類が終わっている訳ではありません。NEKISEさんのこの個体もちゃんと調べるとgracilisと違うものだったということになるかもしれません。


Re: ガガンボ? 投稿者:まゆみ 投稿日:2011/05/07(Sat) 22:03:32 No.6844 ホームページ  引用 
こんばんは♪

達磨様
正しい名前を教えて頂き、ありがとうございました。

NEKISE様
便乗して投稿し、名前が間違っていて、申し訳ございません。
投稿したお陰で、ヒメクシヒゲガガンボと教えて頂き、良かったです。

Re: ガガンボ? 投稿者:達磨 投稿日:2011/05/07(Sat) 23:01:37 No.6845  引用 
私の手元にある塩原温泉のT. gracilisです。

Re: ガガンボ? 投稿者:NEKISE 投稿日:2011/05/08(Sun) 12:54:50 No.6847  引用 
ご回答有り難うございます。
今のところはTanyptera gracilis(一瞬シロアシかと思いました)と断定するしかないようですね。
いずれはまた何種かに分かれるのでしょう。その時この種が何になるか楽しみに待っていることにします。

クシヒゲガガンボは全体的に綺麗なのでまた採集すると思いますし、ハナアブも採集しているので、双翅目で分からない種があったらまたよろしくお願いします。

ヤナギ類の樹皮に産卵していたハ... 投稿者:ハンマー 投稿日:2011/04/29(Fri) 23:14:25 No.6806  引用 
写真はヤナギ類の樹皮に産卵していたハナアブです。
「札幌の昆虫」との絵合わせ的にはニセスズキフタモンハナアブと思われますがそれで良いでしょうか?
(2011年4月29日、兵庫県三田市)


Re: ヤナギ類の樹皮に産卵してい... 投稿者:ハンマー 投稿日:2011/04/29(Fri) 23:15:37 No.6807  引用 
同じ個体の全身像です。

Re: ヤナギ類の樹皮に産卵してい... 投稿者:茨城@市毛_喪中 投稿日:2011/05/01(Sun) 09:57:41 No.6810  引用 
ハンマー様.

恐らく,その和名で呼ばれている種類だと思います.

なお,この属の幼虫は発酵した樹液を食べて育ちます.

P.S. Ferdinandea nigrifronsはイタリア等地中海沿岸で記録されている種類で,ヨーロッパの大半の記録は疑問視されております.当然,日本にいる種類が同種となるのか難しいところです.

Re: ヤナギ類の樹皮に産卵してい... 投稿者:ハンマー 投稿日:2011/05/03(Tue) 07:33:04 No.6812  引用 
市毛様
いつもありがとうございます。何やらお取り込中のご様子の中、レスを頂いて恐縮です。

この種の学名については混乱がある由、過去ログも参照して了解いたしました。

とろろで、同じヤナギの樹皮に写真のような蛹がついていました。形態的、時期的にこのハナアブの蛹である可能性がありますでしょうか?


Re: ヤナギ類の樹皮に産卵してい... 投稿者:茨城@市毛_喪中 投稿日:2011/05/03(Tue) 18:02:33 No.6815  引用 
ハンマー様.

確かに,尾部の及び頭部の呼吸管などからハナアブ科の蛹である可能性が高いです.頭部が開いた様子がないので,中に成虫がいる可能性があります.下の樹皮ごとえぐり取るようにして取り外し,持ち帰って観察してみると面白い種類が出てくるかもしれません.

Re: ヤナギ類の樹皮に産卵してい... 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2011/05/03(Tue) 18:11:34 No.6816  引用 
ハンマーさん、横レスで失礼します。Rotheray(1993) Colour guide to hoverfly larvae の p.75 からFerdinandea属について抜粋要約してみます。
「幼虫はEumerus, Cheilosia, Rhingiaの各属に似ている(添付の写真を見ると、「頭胸部が細まらず、ほぼ一様な淡褐色」と言えるように思います)。幼虫は樹皮下の狭いスペースに潜り込め、樹液中に潜む。樽型の蛹は、流れる樹液付近の樹皮下や裂け目で容易に見つかる。」とあります。
画像の蛹は、体色と形からみて Ferdinandea属の可能性は低いように思われます。羽化成虫を確認できればいいのですが、樹幹上のハナアブ類蛹で、被寄生率99%という経験がありますので、難儀な場合もありえます。

Re: ヤナギ類の樹皮に産卵してい... 投稿者:ハンマー 投稿日:2011/05/05(Thu) 16:43:42 No.6831  引用 
市毛様、ezo-aphid様
どうも、ありがとうございます。
次に行く時にまだあれば、採集してみます。

たびたび恐れ入ります。 投稿者:KLX 投稿日:2011/05/04(Wed) 17:44:12 No.6820  引用 
 5月 大阪南部のノイバラで見つけました。
ミズアブの仲間かと考えましたがヒットしません。
 ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教授願えませんか。
  よろしくお願いいたします。


Re: たぶたび恐れ入ります。 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2011/05/04(Wed) 18:21:02 No.6821  引用 
とりあえず Loxocera sp.でお調べを。

Re: たぶたび恐れ入ります。 投稿者:KLX 投稿日:2011/05/04(Wed) 19:11:38 No.6822  引用 
ありがとうございます、ezo-aphidさま。
ハネオレバエ科Loxocera cylindricaに属するハエで宜しいのでしょうか。
 面白いサイトも見つける事ができました。

キモグリバエでしょうか・・ 投稿者:heheman 投稿日:2011/04/28(Thu) 16:14:57 No.6791  引用 
4月22日に茨城県のある山のふもとで採取した6 mmほどあるものです。新訂原色昆虫大図鑑の検索表でキモグリバエに落ち着きましたが、まだまだ初心者でこんなに大きいキモグリバエがいるのかと信じられない状態です。Manual of nearctic DipteraによるとMeromyzaにたどり着き、これを調べるとRevision of the Genus Meromyza MG. (Diptera : Chloropidae) in Japan, with Three Newly Recorded SpeciesというCINIIの古い文献を見つけましたがうまくいきません。また外国のMeromyzaの種の写真を見ましたが何か違うような気もします・・・

属はもちろん科ですら違うのではないかと思ってしまう状態です・・・ どうか教えていただきたいです。


Re: キモグリバエでしょうか・・ 投稿者:heheman 投稿日:2011/04/28(Thu) 16:16:24 No.6792  引用 
一応翅脈はこのような感じです

Re: キモグリバエでしょうか・・ 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2011/05/03(Tue) 11:15:25 No.6813  引用 
みなさん、お忙しいようですので、代理。
このサイトのトップにあるワード検索で「早春のハエ」と打ち込んでください。no.6625以下に検討経過が載っています。

Re: キモグリバエでしょうか・・ 投稿者:heheman 投稿日:2011/05/03(Tue) 14:27:43 No.6814  引用 
ezo-aphid様
ありがとうございます。触角刺毛は細いのでキモグリバエ科Platycephala属ですね!

Manual of nearctic Dipteraにはこの属はのってなかったようですね・・・ 新しい情報を手に入れなくてはいけませんね

はなあぶの”アシナガバエの記事... 投稿者:田悟 投稿日:2011/05/01(Sun) 21:35:24 No.6811  引用 
こんにちは、田悟と申します。

 昨年”はなあぶ No.30-2”にアシナガバエ科の記事を載せていただいたのですが、大変申し訳ないミスを見つけました。
 この掲示板をご覧の皆様には、はなあぶ誌をお読みの方が多いと存じますので、訂正記事に先立ち、ご連絡申し上げます。

 <マダラホソアシナガバエの学名>

 誤 : Condylostylus luteicoxa Parent, 1929
 ↓
 正 : Condylostylus nebulosus (Matsumura, 1916)

 ミスの原因は、同定の判断ミスのような思考に基づいたものでなく、学名の取り扱い時の 単純なとり違いです。
 本種は有名な種ですので、お読みの皆様の混乱の原因となりやすいものと思い、心配しております。

 訂正させていただきますと共に、深くお詫び申し上げます。

千葉県産不明種 投稿者:ぴのきお 投稿日:2011/04/29(Fri) 19:00:19 No.6804  引用 
千葉県北総地域でイヌシデ樹幹にいたものです。
ハエは全く分かりません。
どなたか教えていただけますでしょうか。


Re: 千葉県産不明種 投稿者:三枝豊平 投稿日:2011/04/30(Sat) 00:18:07 No.6808  引用 
画像の双翅類は、アブに近いシギアブ科(鳥のシギ類のように脚が長い虻の意味)のシギアブ属Rhagioに属するRhagio miyonis Nagatomi, 1952の♀です。大変特徴的な翅の斑紋からそのように同定できると思います。シギアブ類は基本的には吸血性ではありません。
本種にはまだ和名がありません。公表すべきものではありませんが(新和名の提唱にはなりませんが)、もしあなたが学名は苦手だというのなら、ご自分のメモの目的だけで、たとえばミヨシギアブなどと勝手に呼ぶことも可能でしょう(miyonisという学名の種名(種小名)は命名者永冨昭博士の親友であるMiss Miyo Maruyamaさんに捧げて命名された、と原記載(新種を発表する論文)に示されています。The trivial name is dedicated to Miss Miyo Maruyama, my very best friend)

Re: 千葉県産不明種 投稿者:ぴのきお 投稿日:2011/04/30(Sat) 01:25:37 No.6809  引用 
三枝豊平様、ご丁寧なご回答、ありがとうございます。
撮影地の地区の目録には本種の記載はありませんでした。
採集しておけばよかったと思っております。
なかなか双翅目も面白いですね。
また、よろしくお願いいたします。

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