komachan様、はじめまして。
そして皆様、明けましておめでとうございます。 今年も私たちがいろいろな虫と出会えますように。^^ 私も素人なのでよくわかりませんが、 http://bugguide.net/node/view/372203 というところのガガンボによく似てます。 触角の違いは♂がクシヒゲ状で♀がシュッとした形なのかな? クシヒゲガガンボはそのような感じです。 『Limonia (Rhipidia)』で検索すると似たような触角のガガンボが見つかりました。 Limonia (Rhipidia) lecontei Alexander, 1940マダラクロヒメガガンボっていうのはどんなガガンボなのでしょうか?ちょっと気になります。
まあさん、ありがとうございます。
本年も、皆様にお世話になりたいと思います。 教えていただいた情報を基にするとLimonia duplicataの触覚が同じように思えます。 http://bugguide.net/node/view/90336 ご紹介いただいたURLの画像によく似た個体を撮影してあります。 これが♀ということになるのでしょうか。
私的には、たぶん同種の♀(ヒメガガンボ亜科Limonia (Rhipidia)属?)かなと思いますが、どうなのでしょう?^^;
まあ様,komachan様.
世界のガガンボ科のデータベースでは, Limonia (Rhipidia) leconteiマダラクロヒメガガンボ = Limonia (Rhipidia) maculataとなっています. まあ様の御指摘どおり,♂が櫛ひげ状で,♀は普通の触角です.
茨城@市毛 プロキシ変更中さん、ありがとうございます。
素人なりに単純に解釈すると、この個体はマダラクロヒメガガンボの♂と♀でよろしいのでしょうか。
茨城@市毛様、Limonia (Rhipidia) leconteiマダラクロヒメガガンボ = Limonia (Rhipidia) maculataなのですね、ありがとうございます。
触角の形もLimonia (Rhipidia)でよいようなので、 最初のコメントで紹介したサイトの写真のガガンボが一番近いと思いますが、Limonia (Rhipidia)の仲間ということで種名にたどり着けませんでした。 ので日本の既知種に Limonia (Rhipidia) isospilotqa Limonia (Rhipidia) lecontei = Limonia (Rhipidia) maculataマダラクロヒメガガンボ Limonia (Rhipidia) pulchraセアカヒメガガンボ の3種が載っていたので、 マダラクロヒメガガンボというのが気になったわけです。 ということで、Limonia (Rhipidia) maculataで探して見ましたら今回のガガンボはマダラクロヒメガガンボではないようです。 http://www.kolumbus.fi/esko.viitanen/rhipidia_maculata_e.htm どうでしょうか? これらのサイトの写真についても、専門家の方なのかそうでないのかも私にはわかりませんので、たくさんの写真が見つからない本種については、残念ながら今のところLimonia (Rhipidia)の仲間ということしかわかりません。。 何か追加情報あるといいですね。
現在ではRhipidiaは属として扱われることが多いようです。
達磨さん、まあさん、ありがとうございます。
この個体は、ヒメガガンボ亜科LimoniaのRhipidia属の一種の♂♀として整理してよさそうですね。 |
撮影日 2012.11.20
撮影地 長野県駒ケ根市 翅脈から検索するとタケカ科に近いように思えました。 さらに、海外の翅脈のサイトで検索すると「Allodia ornaticollis, wing」と表記された翅脈が若干の違いはあるものの似ていると思われます。 http://www.drawwing.org/insect/allodia-ornaticollis-wing アドバイスをいただければ幸いです。
こんな報文がありましたので、ご紹介まで。・・・ Allodia属の4新種は雄の尾端で判別しています。
Sasakawa & Ishizaki(2003) Fungus gnats of the genera Anatella, Allodia and Cordyla in Japan. Entomological science 6(2), 97-109.
キノコバエ科(狭義)の属などの分類では,翅脈相以外に翅の表面に生じるmicrotrichiaという微小な棘状の毛の配列や脚の距や棘の状態,触角の長さなども重要な形質になります.
写真の個体は翅脈相に関してはAllodiaやBrevicornuに似ていますが,この写真だけでは判断が困難でしょう.
ezo-aphidさん、アノニモミイアさん、ありがとうございます。
この画像では属までの同定はできないことがわかりました。 AllodiaやBrevicornuに似たキノコバエの一種として分類しておきます。 |
ケンセイです。
今年いくつかホソガガンボ属(Nephrotoma属)の見慣れない奴を同定したのでつぶやきます。 一つは岩手の調査で得られた奴で、胸部や腹部が真っ黒で黒光りしているクロホソガガンボ Nephrotoma stygia の♂です。 珍しいかどうかは良くわかりませんが、関東では伊香保と中禅寺の記録が論文に載っています。私もこいつは初めて同定しました。真っ黒いNephrotoma属がいることは知らなかったので、ちょっとびっくりしました。 もう一つは南アルプスの標高2000mくらいの地点で得られた奴で、Nephrotoma saghalinensis の♂です。これについては本州の記録はかなり少ないような気がしますが、論文では湯元(日光湯元だと思います)の記録が載っています。珍品のような気がしますが・・・どうなんでしょう。亜高山帯より上では割と普通種なのかも知れません。 ということで。 |
天道虫様.
Rhagionidaeシギアブ科の1種で,恐らくArthroceras rubrifronsあたりではないかと思います. なお,投稿の際には撮影日時と場所,出来れば大凡の体長を書いて下さい.
ありがとうございます。まったく見当も付かなかったので助かりました。
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天道虫様.
ネットやこの掲示板の過去ログにあるように,体色や外見ではなく体の各部を細かく調べる必要があります. No.8011「ケバエ科のハエについて」にコメントされている論文などをもとに調べてみてください. 細かな特徴を調べられるのは,撮影した本人だけです.
わかりました。このサイトにいろいろ出ているんでした。調べてみます。
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いつもご指導ありがとうございます。
11月24日に静岡県裾野市で採集したハエについてお教えください。ケバエ科のハエかと思われるのですが、北隆館の大図鑑では該当するものを見つけることができませんでした。複数の個体を見かけましたので、11月が発生の時期と思われます。体長は約10ミリです。 ご教示のほどよろしくお願いいたします。 FS
FS様.
ケバエ科については,脛節の突起などを見ないと判断が難しいと思います.文献がネットで見られますので参考にしてください. http://hbs.bishopmuseum.org/pi/pi2-4.htm 以前,同種と思われるケバエ科について,No.5037 Bibio属の1種という一連のスレッドで話題になりました.参考にしてください.
茨城@市毛様
コメントをありがとうございました。 文献とスレッドを紹介していただき、感謝申し上げます。 2つの資料で勉強してみたいと思います。 今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。 FS |
皆様こんばんは。またお世話になります。
巣穴に獲物を搬入するジガバチ♀が、この小さな寄生ハエに相当しつこくつきまとわれていました。 8月上旬@山形県南部の山地(標高〜600m) 写真鑑定は難しいとは思いますが、せめて科だけでも教えてくださると幸いです。 背中の縦縞がよく見えないのですけど、ニクバエ科なのでしょうか? 唯一私の知ってるドロバチヤドリニクバエとは素人目にも違う気がします。
顔。
連貼り失礼しました。 ブログの記事には追加の写真(別アングル)も載せてあります。 http://sigma-nature-vlog.blogspot.jp/2012/11/3.html よろしくお願いします。
しぐま様.
恐らく,ドロバチヤドリニクバエと同じニクバエ科のヤドリニクバエ亜科の1種だと思います.Fauna of Indiaを見ると,この仲間は交尾器の他に腹部斑紋にも種の特徴が出るようなので,専門家が見ると種まで解るのではないかと思います. また,額が広いのも特徴的に見え,Kurahashi(1970)に図示されたSphenometopa matsumurai シロオビギンガクヤドリニクバエの♀の頭部と酷似しているように見えます.
しぐま様
茨城@市毛様 こんばんは 私もSphenometopa matsumurai に1票入れたいと思います. 本種の♀は見たことがないのですが,♂はこれとよく似た腹部の斑紋をしています.ただし♂は腹部の白の部分がもっと純白な感じですが. ぜひ交尾ペアを採集していただいて,♂の画像を再び投稿してください.たしか本種のホストは未知ではなかったでしょうか(知らないのは私だけ?).もし本種と特定できれば大変貴重な記録ではないかと思います. ♀が歩いてハチを追尾するのですね.何かかわいい感じですね.アナバチヤドリニクバエやシリグロヤドリニクバエの場合は飛行して追尾します.とても面白いものを見させていただきました.どうもありがとうございます.
茨城@市毛さん、さんごさん
ご指導ありがとうございました。 色々と勉強になりました。 まさか種名までたちどころに判明してしまうとは予想だにしませんでした。感謝感激。 分類屋さんは「Fauna of India」なんていう文献まで手を広げて勉強なさってるんですねー。びっくり! >ぜひ交尾ペアを採集していただいて,♂の画像を再び投稿してください.たしか本種のホストは未知ではなかったでしょうか.大変貴重な記録ではないかと思います. 分かりました。気を付けて探してみることにします。 来季はジガバチの巣穴を暴いて貯食物を採集し、蜂の子を飼育してみる計画です。 もしかしたら寄生ハエの成虫も♂♀得られるかもしれません。 私にとってはこっちの方が早道のような気がします。 ホスト追尾法が種によって違うという話も興味深いですね。 ジガバチの同定だけ未だ出来ていないのが悩みの種です。 サトジガバチまたはヤマジガバチだと思うのですけど、自分では形態的に見分けられないでいます。
こんばんは。
二点、追加報告がございます。 ジガバチの正体が判明しました。 蜂屋のヒゲおやじさんに写真鑑定してもらい、ヤマジガバチだろうとご教示頂きました。 シロオビギンガクヤドリニクバエが寄生するホストにオオシロフクモバチも加わりました。 全く同じ裸地で数日後にオオシロフクモバチ♀の営巣を観察していると、 獲物のクモを貯食した直後に寄生ハエが現れ、隙を見て巣穴に幼虫を産仔しました。 (興味のある方はお手数ですが下記の拙ブログから動画をご覧下さい。) http://sigma-nature-vlog.blogspot.jp/2012/11/blog-post_21.html 寄生蝿は採集できませんでしたが、巣の横で待ち構えているところを写真に撮りました。 これもやはりシロオビギンガクヤドリニクバエ♀のようです。 という訳で、寄主のリストにオオシロフクモバチも加わりました。
しぐま様
おはようございます. これもすごい映像ですね.ホストは限定されないのですね. 一点,前回のコメントで説明不十分なことがありましたので追記します. 写真の個体は,頭部が茨城@市毛さんのご指摘のとおり,Kurahashiのレビジョンのシロオビギンガクの♀にドンピシャで,私の持っている同種の♂にも斑紋が酷似していますが,市毛さんがご指摘のように,♀から種の判定まで持ち込むのは専門家でないと厳しいです. 日本には同属は1種のみとされていますが,ときどき本邦から記録がなかった種がみつかったりしますので,現時点でシロオビギンガクとは言い切れないです.産仔の場面に遭遇しても,その時点で種がなかなか確定できないのが,このグループの生態を研究する上でブレーキになっています. 「おそらく」シロオビギンガク♀だろう,という程度と認識していただけたらと思います. ぜひ♂をゲットしていただいて,その映像(交尾器を含め)をご投稿くださることを願っています.
おはようございます。
さんごさん、コメントありがとうございました。 了解しました。 もし誰かにつっこまれたら、そのようにお伝えします。 ヤドリニクバエの世界はやはり奥が深く、強烈に難しいのですねー。 もし私の観察が正しければシロオビギンガクヤドリニクバエ幼虫(蛆虫)が食べて育つ餌は鱗翅目の幼虫(ジガバチの貯食物)でもクモ(クモバチの貯食物)でも選り好みしないということになります。 そこまでの広食性はあり得るのかな?と少々疑問(心配)になりました。 ヤマジガバチとオオシロフクモバチの営巣習性(掘坑性)がたまたま似ているので産仔できましたけど、結局獲物が口に合わなくて成虫まで育たないかもしれませんね。 そうなってくるとやっぱり、カリバチの巣を暴いて貯食物を採集し、飼育下で寄生ハエ成虫を得るのが一番確実のような気がします。 とにかく小さなハエなので、交尾中のペアを見つけて採集するというのは不慣れな私には至難の技だと思います。 あまり当てになさらず、気長にお待ち下さい。
しぐま様
ご返信ありがとうございます. 投稿していただいた映像があまりに鮮烈だったので,ハエマニアである私は思わず興奮してコメントした次第です.心理的にご負担をおかけしてしまったようで申し訳ないです. シロオビギンガクニクバエは,かつては普通種だったようですが,ほとんどの記録が1960年代のもので,近年の記録が非常に少なく,希少種になっているもののようです.ずっと本種のホストについてあれこれ考えていましたので,感動している次第です.本種は私の地元では非常にまれで,産仔を観察するのはほとんど不可能です. そのようなわけで,♂がゲットできれば重要な生態上の発見ととなると思い,勝手に興奮して書き込みをしました.♂なら専門家に同定していただいた比較標本をもっていますので,正しい同定に近づきやすいし,交尾ペアであれば確実性が増すからです. ♂の交尾器の確認ができればベストなのですが,本種は小型なうえ,このグループは交尾器が軟弱で,引き出すのがやや難しいです. 交尾ペアも,採れれば最高という意味で,必要ということではありません. あくま個人的希望として「もしよろしければお願いします」という気持ちで書き込みしていますので,お気軽にお考えいただけたらと思います(内心はメチャクチャ期待しています). ぜひ本種の生態を解明してください.どうぞよろしくお願いします.
さんご様
お気遣いありがとうございます。 (逆に気を使わせてしまって恐縮です) 問題の背景を解説して頂けると、なかなかやりがいのあるミッションのようですね。 今後ともご指導よろしくお願いします。 |
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