56331985
一寸のハエにも五分の大和魂・改
[トップに戻る] [新着順表示] [アルバム] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [旧過去ログ] [管理用]
1: 興味深い有弁類 (4) / 2: ニセジョウザンケイ? (1) / 3: アシマダラブユ亜属? (2) / 4: 4枚翅のハエ? (4) / 5: ヤドリバエの仲間だと思うのですが (2) / 6: ガガンボ類の幼虫でしょうか? (6) / 7: トゲヒメヒラタアブでしょうか? (2) / 8: 京都府で得られたショウジョウバエ (5) / 9: 房総半島海浜のツルギアブ科(不明種?) (3) / 10: 富士山のアブ (2) / 11: クシツノアブ科について (2) / 12: Eupachygaster tarsalisメス? (1) / 13: ネグロクサアブ?の抜け殻 (7) / 14: ミズアブ科?不明種について (5) / 15: ハナアブ科不明種 (3) / 16: Choerades amurensisでしょうか? (6) / 17: Tabanus属? (2) / 18: 無題 (2) / 19: 無題 (3) / 20: ヤドリバエの不明種につきまして (2) /

おなまえ
Eメール
タイトル
コメント
コメント内には下記と同じURLを書き込まないで下さい
参照URL
添付File  (100kBまで)
暗証キー (英数字で8文字以内)
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
文字色

同定のご指導をお願いします。 投稿者:komachan 投稿日:2012/11/09(Fri) 18:44:54 No.7941  引用 
撮影日 2012.11.06
撮影地 長野県駒ヶ根市

長い前足、しぼんだような腹部に特徴があると思い、調べてみましたが同定に至りません。
ご指導いただければ幸いです。


Re: 同定のご指導をお願いします... 投稿者:komachan 投稿日:2012/11/09(Fri) 18:45:59 No.7942  引用 
横からの画像です。

Re: 同定のご指導をお願いします... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/11/09(Fri) 19:36:57 No.7943  引用 
komachan様.

写真の虫は,ブユの1種です.
恐らく,写真では種名までは解らないと思います.

Re: 同定のご指導をお願いします... 投稿者:komachan 投稿日:2012/11/09(Fri) 20:56:01 No.7945  引用 
茨城@市毛さん、ありがとうございます。

ブユですか。
腹がしぼんでいるのは、血を吸って膨らむためなんでしょうね。

「日本産ブユ科 Simuliidae の種の検索表と薬剤によるブユ幼虫の駆除法について」という論文を眺めてみましたが、同定できる自信がまったくないので、ブユの一種として整理させていただきます。

このハエは何でしょうか? 投稿者:まあ 投稿日:2012/10/31(Wed) 20:11:53 No.7909  引用 
また聞いてみたいハエがいます。
4月中旬 たぶん5mmぐらいの小さなハエだったと思うのですが、何かわかりますでしょうか?
自分ではツヤホソバエなのかなあ?なんて思ったのですが、肝心の前足もはっきりしない写真です。
ちょっと色彩で何かわからないかなあと思い載せてみたいと思います。よろしくお願いいたします。
 場所:阿武隈山地標高550mぐらい


Re: このハエは何でしょうか? 投稿者:まあ 投稿日:2012/10/31(Wed) 20:14:30 No.7910  引用 
あまり変わり映えしませんけど、もう1枚です。

Re: このハエは何でしょうか? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2012/11/05(Mon) 11:11:44 No.7913  引用 
画像のハエはニセヒメコバエ科PseudopomyzidaeのTenuia属の1種です.大変珍しいハエで,T. nigripes Malloch, 1927がフィリピンから記録されています.私は日本から台湾,中国にかけての標本を持っていますが,複数種を含むようです.まあさんの投稿文から判断すると撮影だけで採集はされなかったようですが,残念なことです.日本産の標本は熊本県や山梨県の山地で採集した少数の標本を持つだけです.
いずれにしてもあなたの画像はこの科の大変貴重な生態写真です.
なお,この科ではほかに沿海州から記載されたPolypathomyia stackelbergi Krovosheina,1979が北海道から九州まで分布していますが(報文としては未記録です),これもかなりの稀少種です.

Re: このハエは何でしょうか? 投稿者:まあ 投稿日:2012/11/05(Mon) 18:26:57 No.7914  引用 
ニセヒメコバエ科というのがあるのも知りませんでした。
聞いてみてよかったです。ありがとうございます。
1方向の写真じゃちょっと無理がある気もしてたので嬉しいです。
そういえば、ここで見たのも1度きりでした。
生態のことは全然わかりませんが早春の頃に見た虫は晩秋にもいることが多々あるので、探してみたいと思います。

Re: このハエは何でしょうか? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2012/11/08(Thu) 16:20:30 No.7925  引用 
あなたの写真で,頭部の色彩斑紋と,もう一つ重要な形質は小楯板(胸部の後にある逆三角形ないし半円形の構造)の後半部が白色であることがはっきりと写っていたので,確定できました.

Re: このハエは何でしょうか? 投稿者:まあ 投稿日:2012/11/08(Thu) 21:17:28 No.7930  引用 
背面に情報がそろっていたのですね。ラッキーでした。この頭部の色彩斑紋が似ているハエがもう1種いるのでこれも体形等似ていることから、ニセヒメコバエ科ということもありますでしょうか?写真は前よりよくないので、ダメもとで恥ずかしながら聞いてみたいと思います。こちらは10月下旬で大きさも5mmぐらいだたと思います。
場所:阿武隈山地標高500m


Re: このハエは何でしょうか? 投稿者:まあ 投稿日:2012/11/08(Thu) 21:19:01 No.7931  引用 
もう1枚貼りたいと思います。

Re: このハエは何でしょうか? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2012/11/08(Thu) 22:43:45 No.7935  引用 
まあさん.あなたが推察した通りこれもPseudopomyzidaeの1種です.No. 7913で書きましたPolypathomyia stackelbergiがまさにこのハエです.本種の生態写真もあなたのものが初めてだろうと思います.本種は時に樹液に飛来していることがあります.前脚の付節が部分的に白いのが特徴です.これからこれらのハエにであった時にはぜひ標本として採集しておいたください.

Re: このハエは何でしょうか? 投稿者:まあ 投稿日:2012/11/09(Fri) 15:00:47 No.7938  引用 
ニセヒメコバエ科のこの2つの属は似ているのですね。なかなか難しいです。ニセヒメコバエ科は小さいですが美麗種ですね。このハエを見てみたい方は、この辺は特別変わった場所というわけでもなく、同じような環境がひたすら続いてるような場所ですので、広葉樹林があるような場所で早春や秋に木の幹を見てみるといるような気がします。両種とも虫のあまりいない肌寒い頃に出会いました。ここは近くに川がありませんので虫も少なめですが、ちょっと川があれば虫もずいぶん多いのでそのような場所の方が見られる可能性も高いのかな?なんて思います。私もぜひもう一度会いたいです。

Re: このハエは何でしょうか? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2012/11/09(Fri) 18:26:17 No.7939  引用 
Tenuiaの標本写真です.山梨県甘利山,1992年6月27日採集.

Re: このハエは何でしょうか? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2012/11/09(Fri) 18:28:44 No.7940  引用 
Polypathomyia stackelbergiの標本写真です.中国陜西省1997年6月24日採集.

両種とも乾燥標本にすると平凡なコバエになってしまいます.生態写真はさすが生き生きとしていますね.


Re: このハエは何でしょうか? 投稿者:まあ 投稿日:2012/11/09(Fri) 20:25:40 No.7944  引用 
標本写真ありがとうございます。細かい相違点などさっそく探してみたいと思います。採集は6月下旬ですね。出会える季節も長いのですね。楽しみです。

秋のオドリバエ 投稿者: 投稿日:2012/11/08(Thu) 16:27:13 No.7926  引用 
2012.11.6三重県津市の県道にて,ヤクシソウが群生する道路法面で見つけました.翅長は6mmほど,オドリバエ科のEmpis属かと思いますが,この時期にみられるオドリバエって何種類もいるのでしょうか?周辺部を探しましたが,この1個体だけでした.

Re: 秋のオドリバエ 投稿者:三枝豊平 投稿日:2012/11/08(Thu) 16:50:10 No.7928  引用 
田中川さん.画像のオドリバエはEmpis属Planempis亜属の1種です.この亜属にはEmpis (Planempis) autumnalis Saigusa, 1964があり,これも晩秋の種です.画像の種はこれとは別種で,静岡で採集した個体と同一のようです.よろしかったら標本をご提供ください.
この仲間はこの時期,日本各地(北は東北から九州まで)に生息しているようで,少なくとも5種は確認しています.おそらく中部山岳,近畿地方,中国山地,四国山地には別の種が生息していることと思います.♂は渓流などの上空1-2mの空間で求愛餌を捕るために飛翔していますし,この時期に開花するツワブキやキク科の花に吸蜜に集まっています.みなさんそれぞれの地方で注意してみてください.

なお,Empisのほかに,Rhamphomyia属でPararhamphomyia亜属のciliatopoda群が秋季に発生します.中部山岳のR. rotundicauda,南西諸島のyasumatsui,ciliatopodaが命名されていますが,ほかに西日本の低山地に1種,沖縄本島や八重山群島などにいくつかの種が生息しています.いずれも林間のギャップや林道上の空間で大きな群飛を形成します.
R. ciliatopoda群以外にもPararhamphomyiaの所属群不明の種が熊本の平地で晩秋に採集されています.本州中部から関東の山岳部では晩夏から初冬にかけて大型のEorhamphomyia亜属の1種が発生します.これは細長い体と橙色の脚が特徴的です.

Hilara属の少なくとも1種(黒色の小型種)は晩秋から発生し,これは九州の平地では正月にもまだ活動を続けています.

以上が私の知っている秋季に発生するEmpidinae亜科の種です.

Re: 秋のオドリバエ 投稿者: 投稿日:2012/11/08(Thu) 17:58:25 No.7929  引用 
三枝豊平様
秋のオドリバエについて,詳しく解説していただきありがとうございます.吸蜜に集まるオドリバエを探してみたいと思います.なお,標本は提供いたします.

同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/11/05(Mon) 20:39:18 No.7916 ホームページ  引用 
いつもご指導ありがとうございます。
また1種教えていただけますでしょうか。
採集データは以下の通りです。
採集日   2012年11月5日
採集場所  静岡県裾野市
体長    11ミリ

よろしくお願いいたします。
             FS


Re: 同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/11/05(Mon) 20:42:38 No.7917 ホームページ  引用 
追加の画像です。FS

Re: 同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/11/05(Mon) 20:43:42 No.7918 ホームページ  引用 
もう1枚追加します。FS

Re: 同定のお願い 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/11/06(Tue) 12:51:21 No.7920  引用 
FS様.

写真のハエは,フンバエ科のScathophaga mellipesキアシフンバエです.触角の第3節だけが黒色となるのが特徴です.

Re: 同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/11/07(Wed) 01:27:34 No.7922 ホームページ  引用 
茨城@市毛様

コメントをありがとうございました。
特徴まで教えていただき感謝申し上げます。
今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。

                   FS

大繁盛 投稿者: 投稿日:2012/11/06(Tue) 11:10:25 No.7919  引用 
昨日(2012,XI,06)の白神観察園(青森県西目屋村川原平)。寒々しい景色の中、スッポンダケのなかまにいろいろなハエが集まっていました。

flaviantennalisでしょうか 投稿者:komachan 投稿日:2012/11/03(Sat) 18:54:06 No.7911  引用 
撮影日 2012.09.19
撮影地 長野県駒ヶ根市
体長 2.4ミリ

オドリバエ科チョボグチセダカバエ亜科flaviantennalisでしょうか。
過去の投稿(No.2966)で紹介されている画像と若干黒い斑紋の形状や腹部の色が異なるように思えますが、いかがでしょうか。


Re: flaviantennalisでしょうか 投稿者:三枝豊平 投稿日:2012/11/05(Mon) 10:50:03 No.7912  引用 
画像のオドリバエはオドリバエ科 Empididae(あるいはこれを分割したセダカバエ科Hybotidae)のハシリバエ亜科TachydromiinaeのケズネクサハシリバエElaphropeza属の1種です.
新訂原色昆虫図鑑第3巻の405-406ページに示されたホソアカケズネクサハシリバエにほぼ相当するものと思います.
本属は台湾から多数の種が記載されており,また現在東南アジアの種の研究が進んでおり,これをまって日本産の種の研究を進める予定です.後脛節の背面に1-数本の刺毛を生じることで,Drapetisクロクサハシリバエ属から区別できます.
本属の種は草原に多く,叢のかなり低い位置でも活動しているようで,草原の上層を軽くスイーピングしたのでは多数個体は採集できません.繰り返ししつこく掬うと,Stilpon属の種も含めて多くの個体を採集できます.

Re: flaviantennalisでしょうか 投稿者:komachan 投稿日:2012/11/05(Mon) 18:26:59 No.7915  引用 
三枝様

詳しい解説まで加えていただきまして感謝します。
大変に参考になりました。
初心者ですが、我が家の敷地の生態をライフワークとして調査しているので、手詰まりになったらお力添えをお願いしたいと思います。
よろしくお願いします。

きれいな翅のハエ。その1 投稿者:まあ 投稿日:2012/10/24(Wed) 18:10:58 No.7902  引用 
こんばんはです。
また翅の模様が特徴的なのがいました。6月中旬。
翅先まで5mmぐらいだったと思います。
こんな写真ですが、ちょっと個性的だったので載せてみます。
シマバエの仲間でしょうか?

場所:阿武隈山地標高550mぐらい


Re: きれいな翅のハエ。その1 投稿者:バグリッチ 投稿日:2012/10/24(Wed) 20:57:43 No.7905  引用 
まあ様、皆さん、こんにちは。

 本種は、関東では標高の高い場所で良く見られます。

 画像からはNoeetomima sp.と思われます。(シマバエ科)

 埼玉県昆虫談話会『寄せ蛾記』の103号、140号に
 図が出ている図とよく似ています。

Re: きれいな翅のハエ。その1 投稿者:まあ 投稿日:2012/10/24(Wed) 22:22:03 No.7907  引用 
こちらも、シマバエ科のNoeetomima spということで、すっきりしました。どうもありがとうございます。シマバエ科は、見た目でのパターンがいろいろあって面白いです。

複雑な翅脈を持つ双翅目 投稿者:Campsicn 投稿日:2012/10/13(Sat) 01:18:07 No.7878  引用 
いつもお世話になっております。

10/6に福島県郡山市の湿地で1個体だけ採集できました。体長約2mmです。かなり独特な翅脈を持っていますが、検索表などをたどっても科が今ひとつ自信を持って確定できませんでした。一番近そうなのはフンコバエ科かと思いますが、いかがでしょうか。ちなみに写真では隠れていますが、小楯板に顕著に長い一対の刺毛があります。

不鮮明な写真で申し訳ありませんが、ご意見をいただければと思います。よろしくお願い致します。


Re: 複雑な翅脈を持つ双翅目 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/10/14(Sun) 10:40:33 No.7880  引用 
Campsicn様.

 写真のハエは,Campsicn様の御推測通りフンコバエ科の1種だと思われます.河川敷や湿地でミギワバエ類を採集する際に混じって採れます.
 フンコバエ科は,日本産昆虫総目録では16種がリストアップされているだけでしたが,その後国立感染症研究所の林利彦氏により多数の新種・新記録種が記載され,現在では約80種が日本から記録されています.

Re: 複雑な翅脈を持つ双翅目 投稿者:Campsicn 投稿日:2012/10/16(Tue) 01:41:14 No.7886  引用 
市毛様

コメントありがとうございます。あまり翅脈に模様のある種が見当たらなかったので自信がありませんでしたが、フンコバエ科でよさそうということがわかってよかったです。
林先生の論文なども読んでみて、属や種まで絞り込めないか試してみようと思います。

Re: 複雑な翅脈を持つ双翅目 投稿者:林 利彦 投稿日:2012/10/17(Wed) 22:04:32 No.7890  引用 
Campsicn様

レスが遅くなりましたが、画像の種はフトゲフンコバエ属(Genus Rachispoda)の1種です。私はこの種を1986年にLeptocera (Rachispoda) subtinctipennis (Brunetti, 1913)として記録しています。Rachispoda亜属は現在属として扱われています。この種はアフリカから南太平洋諸島、東洋区から日本まで広く分布するとされていましたが、その後交尾器の形態のみが違う複数種がいることが分かりました。基産地はインドなのですが、残念なことにタイプ標本が所在不明でどれが本当のsubtinctipennisなのか確定できないため、日本産の種が本当のsubtinctipennisなのか未記載種なのか学名が確定できない状態です。
Rachispoda属の種は市毛さんが書かれているように水辺や湿地でスウィーピングをするとよく採れます。
小楯板剛毛は1対としていますが、実際には本種には4対あります。一般にフンコバエ科のハエは小楯板剛毛は2対ですが、Leptocera属(4対)やRachispoda属(3-4対)では多くなっています。

Re: 複雑な翅脈を持つ双翅目 投稿者:Campsicn 投稿日:2012/10/20(Sat) 23:05:46 No.7901  引用 
林利彦様

コメントありがとうございます。種までほぼ見当がついてすっきりする一方、まだ未記載種の可能性も残っているということで、改めて分類の難しさと奥深さを感じています。
タイプ標本の問題は様々な分類群でお話を耳にしますが、標本の所在不明といったどうしようもない事情によって、研究が止まってしまうというのは、聞いていていつも歯がゆくなります。

今回は一旦 Rachispoda subtinctipennis (ハマダラフンコバエ?)として整理したいと思います。追加個体を得られる機械などがあれば、交尾器の検討にも挑戦してみたいと思います。ありがとうございました。

ヒゲナガケバエの仲間でしょうか 投稿者: 投稿日:2012/10/17(Wed) 23:45:21 No.7892  引用 
2012.10.10三重県松阪市の山地で見つけました.体長は4ミリほど.ヒゲナガケバエ科ではと思いますが,その先に進めません.いかがでしょうか.

Re: ヒゲナガケバエの仲間でしょ... 投稿者: 投稿日:2012/10/19(Fri) 10:15:46 No.7897  引用 
クロバネキノコバエ科Sciaridaeの一種でしょう。

Re: ヒゲナガケバエの仲間でしょ... 投稿者: 投稿日:2012/10/19(Fri) 13:26:08 No.7900  引用 
達磨様,ありがとうございます.
クロバネキノコバエ科でしたか,確かにそうですね.
どうも所属の科名さえ間違えてばかりで,気が滅入りそうです.双翅目の世界に足を踏み入れたものの,道に迷っているばかりです.恥を忍んで,皆さんに教えを乞うて学んでいきたいと思っています.今後ともよろしくお願いします.

アシナガバエの仲間でしょうか 投稿者: 投稿日:2012/10/17(Wed) 23:09:54 No.7891  引用 
2012.10.14三重県伊賀市の湿地帯で見つけました.体長は5ミリほど.アシナガバエあたりかと思いますが,いかがでしょうか.

Re: アシナガバエの仲間でしょう... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/10/18(Thu) 17:14:03 No.7894  引用 
田中川様.

写真のハエは,Psilidaeハネオレバエ科のLoxoceraチョウカクハネオレバエ属の1種です.漢字で書くと"長角翅折蝿"ですかね.

詳しくは,下記の文献で.
IWASA M. 1992: Notes on the genus Loxocera Meigen (Diptera, Psilidae) from Japan, Sakhalin and the Kuril Islands. Jap. J. Entomol. 60: 229-237.

Re: アシナガバエの仲間でしょう... 投稿者: 投稿日:2012/10/18(Thu) 23:57:30 No.7895  引用 
茨城@市毛様,ありがとうございます.ハネオレバエ科なんて大図鑑に載っていないので思いもつきませんでした.
お示しいただいた文献を見ますと,記載された6種の中ではヒトスジチョウカクハネオレバエあたりではないかと思っております.
この文献にはdc,vt,n,pvt,ocなどの専門的な略語が使われていますので,難儀しております.それぞれ何を意味するのか教えていただけるとありがたいです.


Re: アシナガバエの仲間でしょう... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/10/19(Fri) 09:01:05 No.7896  引用 
田中川様.

ハエの説明で困るのが,剛毛(刺毛)や胸部の名称で,その省略形も著者によって少し異なることがあることです.

一部の丁寧な著者は,論文中に
Chaetotaxy abbreviations:
ac = acrostichal, dc = dorsocentral, hu = humeral, mp = mesopleural, np = notopleural, oc = ocellar, ors = orbital, pa = postalar, prsc ac = prescutellar acrostichal, prst =presutural, pvt = postverticals, sa = supraalar, sc =scutellar, st = sternopleural, vi = vibrissa, vte = outer vertical, vti = inner vertical.
等と書いてくれます.

今回のは,
頭部の刺毛
 vt, 頭頂刺毛(vertical seta)
 pvt,後頭刺毛(postvertical seta)
 oc, 単眼刺毛(ocellar seta)
胸部の刺毛
 dc, 背中刺毛(dorsocentral setae)
 n, 背側刺毛(notopleural setae)

です.

Re: アシナガバエの仲間でしょう... 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2012/10/19(Fri) 10:41:14 No.7898  引用 
田中川様
Iwasa(1989)に、ハネオレバエ科のChaetotaxy abbreviationsや図示がありますのでご覧ください。
ciniiのサイトで「Japanese Chilyza」で検索すると出てきます。

Re: アシナガバエの仲間でしょう... 投稿者: 投稿日:2012/10/19(Fri) 13:14:43 No.7899  引用 
茨城@市毛様
早速のご回答,ありがとうございます.日本語でも専門用語は判りにくいのに,その英語の省略形となると尚更です.
おかげで文献の解読が早まりそうです.

ezo-aphid様
参考文献を教えていただき感謝します.
文献はThe Japanese Species of the Genus Chyliza (Diptera, Psilidae)ですね.用語の省略形について書いてもらってありました.図も判りやすいものでした.

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59] [60] [61] [62] [63] [64] [65] [66] [67] [68] [69] [70] [71] [72] [73] [74] [75] [76] [77] [78] [79] [80] [81] [82] [83] [84] [85] [86] [87] [88] [89] [90] [91] [92] [93] [94] [95] [96] [97] [98] [99] [100] [101] [102] [103] [104] [105] [106] [107] [108] [109] [110] [111] [112] [113] [114] [115] [116] [117] [118] [119] [120] [121] [122] [123] [124] [125] [126] [127] [128] [129] [130] [131] [132] [133] [134] [135] [136] [137] [138] [139] [140] [141] [142] [143] [144] [145] [146] [147] [148] [149] [150] [151] [152] [153] [154] [155] [156] [157] [158] [159] [160] [161] [162] [163] [164] [165] [166] [167] [168] [169] [170] [171] [172] [173] [174] [175] [176] [177] [178] [179] [180] [181] [182] [183] [184] [185] [186] [187] [188] [189] [190] [191] [192] [193] [194] [195] [196] [197] [198] [199] [200] [201] [202] [203] [204] [205] [206] [207] [208] [209] [210] [211] [212] [213] [214] [215] [216] [217] [218] [219]

処理 記事No 暗証キー

- Joyful Note -
- Antispam Version -