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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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福岡県糸島市のSphegina速報 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/04/19(Thu) 22:32:57 No.7632  引用 
 総会翌日の採集会の折り,福岡県糸島市のカエデの花で採集したSpheginaの速報です.

・Sphegina(Sphegina) mikado ミカドハナダカチビハナアブ 3♂.

・Sphegina(Sph.) violovitshi クロハラハナダカチビハナアブ 1♂.

・Sphegina(Asiosphegina) sp.4 ミヤマハナダカチビハナアブ 3♂.

・Sphegina(Asio.) sp.8 モモミイロハナダカチビハナアブ 12♂.


池崎さんの話通り,S.(A.) sp.8が最普通種でした.

Re: 福岡県糸島市のSphegina速報 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/04/22(Sun) 21:25:00 No.7643  引用 
一部訂正!

・Sphegina(Sphegina) mikado ミカドハナダカチビハナアブ 3♂.

=> Sphegina(Sph.) sp.6 モモコブハナダカチビハナアブ 3♂.

sp.6は北方系と思っていましたが,あっさり九州で採れましたね.検索表を作り直さなければ(^_^;)

Re: 福岡県糸島市のSphegina速報 投稿者:pakenya 投稿日:2012/04/24(Tue) 15:14:47 No.7650  引用 
遅ればせながら、私が持ち帰ったSpheginaの同定が終わりましたので報告します。

・Sphegina (Asiosphegina) sp.8 モモミイロ6♂
・Sphegina (Asiosphegina) sp.5? ツマグロ? 1♀
・Sphegina (s. str.) montana  クロケ1♂
・Sphegina (s. str.) sp.1 ?   ハラブト? 1♂

ツマグロ?はやや未熟な♀なのですが、額前半が裸体で光沢があることなど♂と共通の特徴があるのでツマグロと判断しました。
ハラブト?とは、交尾器や第4腹板の形状はハラブトなのですが、後腿節下面に小さな瘤があります(モモコブほど顕著ではない)ので疑問符をつけました。もしや市毛さんのもこれでは?


九州の標本は関東以北のものと色彩が合わず、困ったことに和名が適切でないようです。Asiosphegina sp.8のモモは2色です。また、montanaの額と背の毛は黄褐色です。一考が必要ですね。

Re: 福岡県糸島市のSphegina速報 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/05/20(Sun) 19:35:23 No.7702  引用 
pakenya様.

御指摘通り,S.(S.) sp.6としたのはsp.6に似た別種でした.(写真のように交尾器が全く違いました)
伯母子岳産のS.(S.) sp.1と同種かもしれませんが,標本を比較して見るまでは仮にS.(S.) sp.7としておきます.
旧北区のS. claviventris species-groupは,従来4種でしたがこれで6種に増えました.

手持ちの標本を調べたところ,山梨県牧丘町(国師ヶ岳山麓)の標本に混じっていました.
なんと,山梨県牧丘町ではS. mikadoとS.(S.) sp.6とS.(S.) sp.7と日本に分布するSph. claviventris group 3種全てが混じっていました.

先日,栃木県の塩原でカエデの花からS. mikadoとS.(S.) sp.7を数頭ずつ得られました.

S.(S.) sp.6は,記載のため北海道産の1♂と山梨産の1♂を除いて全てDr. Mutinに送ってしまっているので,もう少し標本がほしいところです.(Dr. Thompsonの横槍で記載が止まっているます *`へ´*)
描画用に交尾器を解剖するのに,thecaとaedeagusとの結合の仕方が良くわからないので,S. mikadoで練習してみようと思います.

S.(S.) montana クロケは,surstylusでの区別は個体変異があるかもしれません.aedeagusの先端形状で確認すべきです.
幸い,両者はtekaから出ている部分の形状が全く異なるので区別は容易です.

Sphegina (Asiosphegina) sp.5? ツマグロ? については,pakenyaさんの勇み足です.同様の特徴はS.(A.) sp.8の♀でも見られます.
先日も,地元の山でウツギに来るSpheginaを即席の飼育箱に入れて交尾観察をし,やっと2組のペアを得ました.これで,S.(A.) sp.8は4組のペアが得られました.
S.(A.) sp.8の和名については,国内で最初に報告しているのは木村輝夫さんですので,キムラハナダカチビハナアブで良いと思います.
S.(A.) sp.5は今のところ,標高1300〜1500m付近の高地からしか採れていません.

P.S. 昨日,追加標本を得るために再び塩原に行ってきましたが,狙いのS.(S.) sp.7は採れませんでした.
しかし,新手のSphgeina亜属の未知種を採ってしまいました.
極東の昆虫の検索では,S.(S.) tenuifemorataに行くのですが,aedeagusはS.(S.) veraeにドンピシャです.
個体変異?で前付節の先2節が黒化しているので,検索が上手くいかないようです.

残念ながら,S.(S.) veraeの原記載文が載っているThe fauna and ecology of insects in the south of the Far Eastという雑誌が,国内は元より大英図書館にも収蔵されていないのでDr. Mutinにコピーを送ってもらうしかないようです.


Re: 福岡県糸島市のSphegina速報 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/05/21(Mon) 19:49:15 No.7707  引用 
S.(S.) veraeと思われる個体の♂交尾器です.
展足した時は,aedeagus先端が良く見えていたのですが,乾燥と共にteka内に入ってしまいました.
surstylusを見ただけで「また未記録種が出た」と思い,喜び半分,困惑半分でした.

シロオビハリバエでよろしいでし... 投稿者:FS 投稿日:2012/05/21(Mon) 06:52:11 No.7703  引用 
いつもご指導ありがとうございます。
5月20日に静岡県裾野市で採集したヤドリバエを見ていただけますでしょうか。シロオビハリバエでよろしいでしょうか。
中胸楯板の模様が同定のポイントのようですが、いかがでしょうか。よろしくお願いいたします。
                       FS


Re: シロオビハリバエでよろしい... 投稿者:FS 投稿日:2012/05/21(Mon) 06:53:05 No.7704  引用 
追加の画像です。 FS

Re: シロオビハリバエでよろしい... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/05/21(Mon) 09:26:36 No.7705  引用 
FS様.

Trigonospila属は,前胸背の黒紋の他にParafacial側顔の幅やgena頬の高さなどで種類を判別します.

写真のヤドリバエは,前胸背の中央の黒紋が翅の付け根まで届いていないので,T. ludioかT. magnaと思われます.

詳しくは,Shima, H., 1979, Study on the Tribe Blondeliini from Japan (Diptera : Tachinidae) II. Revision of the Genera Trigonospila Pokorny and Lixophaga Townsend from Japan.に記されています.

Re: シロオビハリバエでよろしい... 投稿者:FS 投稿日:2012/05/21(Mon) 15:35:13 No.7706  引用 
茨城@市毛様

丁寧な解説をありがとうございました。
たいへん勉強になりました。
今後ともご指導をよろくお願い申し上げます。

                   FS

ガガンボの同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/05/16(Wed) 23:56:33 No.7696  引用 
いつもご指導ありがとうございます。
タゴガエルの生息する岩穴の入り口で同じ種のガガンボがたくさん交尾をしていました。
画像からわかることがありましたらご教示願えますでしょうか。よろしくお願いいたします。
                       
採集日  2012.05.16
採集場所 静岡県裾野市
体長   10ミリ
                        FS


Re: ガガンボの同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/05/16(Wed) 23:57:44 No.7697  引用 
追加の画像です。 FS

Re: ガガンボの同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/05/16(Wed) 23:59:01 No.7698  引用 
追加の画像です。 FS

Re: ガガンボの同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/05/16(Wed) 23:59:57 No.7699  引用 
追加の画像です。 FS

Re: ガガンボの同定のお願い 投稿者: 投稿日:2012/05/17(Thu) 12:10:06 No.7700  引用 
ユウレイガガンボ (Dolichopeza (Oropeza))の一種。

Re: ガガンボの同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/05/17(Thu) 13:06:11 No.7701  引用 
達磨様
コメントありがとうございました。
勉強になりました。
今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。

                   FS

ニンジンのハエ 投稿者: 投稿日:2009/04/15(Wed) 15:14:29 No.5384 ホームページ  引用 
皆様はじめまして。お世話になります。

ニンジンの地下部分を真冬に食べていた幼虫から羽化させました。
一見するとニンジンハネオレバエのようなのですが、ネットに落ちている
写真(下記参照)とは、触角周りを中心になんだか雰囲気が異なります。
体長4.2mm、前翅長3.8mm程度です。

http://www.applenet.jp/~towada-aec/kamikitaraku/NO012.html#010-2

このハエの正体が分かる方がおられましたら、ご教示下さい。


Re: ニンジンのハエ 投稿者:hasegawaosamu 投稿日:2012/05/16(Wed) 11:15:16 No.7693 ホームページ  引用 
キクノネハネオレバエ Psila nigricornis Meigen
だと思われます。

ニンジンハネオレバエではないようです。

Fauna Sinica Syrphidae入手 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/05/14(Mon) 22:29:13 No.7691  引用 
China Scientific Book Servicesで英文タイトルと中国語タイトルとが異なっていた,Fauna Sinica Insecta Vol.50が届きました.

HPの英文タイトルでは「Fauna Sinica Insecta Vol.50 Dipera Muscidae」となっていましたが,やはり中国語で書かれているように内容はハナアブ科でした.
もちろん,本の見開きには「Fauna Sinica Insecta Vol.50 Diptera Syrphidae」と書かれています.(Diperaというのも笑えます)

内容はかなり古臭い感じです.

2007年に発行されたFauna of Syrphidae from MT.Qinling-Bashan in Chinaより後退しています.
標本写真もカビが生えてるような標本写真です(^_^;)

面白いことに,素木が台湾から記載した種類について,「分布 中国台湾」として収録しています.

送料込み(Air Mail)で9000円でした.

腹部に黒い突起があるオドリバエ 投稿者: 投稿日:2012/05/11(Fri) 01:07:52 No.7686  引用 
三重県松阪市の森林公園で5月6日,腹部中央付近の両サイドに黒い突起があるオドリバエを捕まえました.Rhamphomyia属かと思いますが,この突起にはビックリしました.何のためにあるんでしょう.また,種の特徴なんでしょうか.標本にしたところ,乾燥が進むにつれ,突起が少し縮んでしまいました.画像は採集当日のものです.

Re: 腹部に黒い突起があるオドリ... 投稿者: 投稿日:2012/05/11(Fri) 01:09:57 No.7687  引用 
ひっくり返して撮影.翅長は約7ミリ.いかがでしょうか.

Re: 腹部に黒い突起があるオドリ... 投稿者:三枝豊平 投稿日:2012/05/11(Fri) 10:13:33 No.7688  引用 
このオドリバエはRhamphomyia属のCalorhamphomyia亜属の1種です。♀ですのでただちに種までの同定はできません。

本亜属に限らずEmpis属や一部のHilara属でもこのような膜状の突出物が生じます。この突出物は死後にも出ていることもありますが,私の観察では,Calorhamphomyiaの1種やカナダのRhamphomyia longicaudaでは,群飛中の♀がこれを出していました。

Nuptial giftを与えるオドリバエの群飛では,giftを持った♂が群飛の主体の場合は,これに♀が加わってただちに交尾して,その後は群飛から普通は離れます。一方,giftを持ってくる♂が少ない場合は♀だけの群飛が生じ,これに時折giftを持った♂が加わるとただちに交尾して,群飛から離れます。このようなわけで,オドリバエの群飛はほとんど♂だけ,ほとんど♀だけという二通りの群飛が見られますが,両性の個体数が著しく多い場合は♂♀混合の群飛も見られます。

私が観察したのはCalo.の場合は雌だけの群飛,longi.の場合は両性混合または♀だけの群飛でした。

この付属物については,♀が自らの卵巣が成熟しているように腹部を大きく見せかけて,そのような♀はすぐに産卵する可能性が高いのでこのような♀を♂が好んで選んでgiftを送るのであろう,という説があります。しかし,この説が成立するためには,♂が腹部の大きい♀を選択するということが実証されないと難しいしい上に,すべての♀が同様な行動を群飛中にするのであれば,♂にとってはいずれの♀も選択対象になり,結果的にこの突出物を出す効果がなくなってしまいます。私はこの説にはかなり疑問を持っています。

私が考えているのは,
1.この突出物は皮膚腺で,ここからフェロモンを分泌して,これに♂も♀も惹かれるのであれば,群飛が形成しやすくなる。
2.♂の少ない群飛の場合には,♀はながく群飛中で飛翔することになり,エネルギー消費が大きい。これを防ぐためにこの部分を広げて空中にとどまりやすくしている。(♀の脚に羽状剛毛が発達するのも,私はこのためと思っています)。
の二つの仮説です。

この膨らみがどのようにして突出するのか,
内部の構造はどうなっているのか,
自然状態でのこの突出物に関する行動をよく観察する,

の3点が今後の課題です。

Re: 腹部に黒い突起があるオドリ... 投稿者: 投稿日:2012/05/11(Fri) 23:22:12 No.7690  引用 
三枝先生,いつもありがとうございます.
この突起物は♀だけにできるもので,複数の属にみられるものであることを初めて知りました.
見つけた場所へ又出かけてみます.

白神山地(周辺)で採集会 投稿者:pakenya 投稿日:2012/05/07(Mon) 09:34:47 No.7683  引用 
双翅目談話会の採集会を6月23日と24日に予定しています。
場所は、弘前大学白神自然園がらみで周辺のブナ林域を考えています。

23の晩は達磨様と懇親会もあります。

東北北部のブナ自然林域で何と出会えるのか、興味のある方の参加を募集します。

Re: 白神山地(周辺)で採集会 投稿者: 投稿日:2012/05/09(Wed) 09:36:47 No.7684  引用 
みなさん、お待ちしています。

Re: 白神山地(周辺)で採集会 投稿者: 投稿日:2012/05/11(Fri) 12:42:01 No.7689  引用 
竹内様、達磨様、どうもです。

仕事であのあたりは何回も行きましたが、なかなか面白いところです。自分が行ったときは6月にはモトドマリクロハナアブがたくさんいて、8月にはマツムラナガハナアブが普通に草地の花にヒョウモン類に混じって飛んできました。

うう、行きたいですが仕事があああ終わらないいい^^;;;;

ケンセイ(来年以降も不定期でやりたいですね^^)

ヒメカバエ科でしょうか? 投稿者:Campsicn 投稿日:2012/04/24(Tue) 20:14:17 No.7651  引用 
いつもお世話になっております。

4月24日に兵庫県神戸市の川辺で採集した種です。
林縁に近い上流域でしたが、この種が比較的多く見られ、雌雄各数個体ずつ得られました。体長は約4mmです。

原色昆虫大図鑑の検索表ではヒメカバエ科となりましたが、本掲示板でも写真が出ていない科で、同定にあまり自信がないので、ご意見をお聞かせください。

Diptera.infoでMycetobia pallipesの画像を見てみましたが、翅脈などが異なるように見えます。そもそも日本のヒメカバエ科は何種類くらい確認されているのでしょうか…?


Re: ヒメカバエ科でしょうか? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2012/04/26(Thu) 00:05:06 No.7653  引用 
実物を顕微鏡下で観察しないと確実なことは言えませんが,キノコバエ科のBoletina属の1種であることは間違いないと思います。更に正確な同定を希望されるのでしたら,♂の標本(写真の個体も♂です)を送ってもらえば可能です。

Re: ヒメカバエ科でしょうか? 投稿者: 投稿日:2012/04/27(Fri) 01:59:37 No.7655  引用 
三枝先生

コメントありがとうございます。キノコバエ科なんですね。名前からは河川にいるイメージがなかったので、少々意外に思っております。

Boletina属の1種ということまでわかって嬉しい限りです。

Sasakawa and Kimura (1974) の検索表ではB. takagiiあたりに落ちましたが、交尾器の見方が今ひとつわからず、自信はありません。参考に、あまり鮮明でない写真ですが、交尾器の画像を載せます。

確実に種まで同定できると非常に有難く思いますので、ご迷惑でないようでしたら、標本をお送りして見ていただけると幸いです。ところで私は標本の送付の経験がないのですが、どのように送ればよろしいでしょうか。

過去スレッドで「キノコバエは油がしみだしやすい」ともあり、三角紙でよいものか思案しております。送付方法についてもご教示いただけると幸いです。お手数をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。


Re: ヒメカバエ科でしょうか? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2012/04/27(Fri) 17:25:25 No.7656  引用 
Campsianさん:ご質問などに答えた文章を入力したのですが,なぜか2回も掲示板から拒否されて(単語に具合が悪いのが入っていたのでしょう)しまったので,添付書類にしました。そちらをご覧ください。三角紙標本の送り方。昆虫の外部形態の観察法などを書いてあります。

後記:拒否された原因を管理人さんにお尋ねしたら,文中の「カップヌードル」の「ヌード」が引っかかったのだそうです。投稿する前にワードなどで作文した方がよさそうですね。
後記を投稿後にみましたら,ヌードは禁止用語から排除されたのでしょうか,後記が許可されました。


添付:7656.doc (30KB)

Re: ヒメカバエ科でしょうか? 投稿者: 投稿日:2012/05/01(Tue) 10:05:25 No.7669  引用 
三枝先生

返事が遅れて申し訳ありません。

大変わかりやすい解説をありがとうございます。交尾器等の処理方法については、これまで詳細な手順を知らなかったので二の足を踏んでおりました。近いうちに必要なものを揃えて、是非挑戦したいと思います。

標本についても近日中にお送りしたいと思っておりますが、送付先は何方にすればよいでしょうか? 何度もお手数をおかけして申し訳ありません。よろしくお願い致します。

Re: ヒメカバエ科でしょうか? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2012/05/02(Wed) 09:05:05 No.7674  引用 
前の投稿に添付した昆虫の外部形態の観察方法で,苛性カリや苛性ソーダを使う場合には,これら,とくに熱したものはタンパク質など溶かします。うっかり皮膚につくとぬるぬるしますが,これはその部分が溶けているためです。また毛織物につけると,繊維が溶けて穴があきます。つけないことが大事ですが,ついてしまったらすぐに水で十分洗って,酢でいいから少量ぬって中和し,さらに水洗してください。指先についたのを十分に洗い流しておかないで,その指で眼などをこすると炎症を起こすので特に注意してください。

Re: ヒメカバエ科でしょうか? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2012/05/10(Thu) 12:06:14 No.7685  引用 
Campsionさんから標本が送られてきまして,♂交尾器を詳細に検討した結果,Boletina属のBoletina nigricans Dziedzickiであることがわかりました。本種は英国から日本まで広く旧北区に分布しており,日本からはSasakawa, M. & Kimura, T. (1974)によって北海道,本州,九州から記録されています。今回の標本の♂交尾器の簡単な画像を載せておきます。

Die Fliegen der palaearktische... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/05/06(Sun) 19:44:49 No.7681  引用 
Die Fliegen der palaearktischen Regionの一部のPDFが下記のURLよりダウンロードできます.

University of Florida Digital Collections
http://ufdc.ufl.edu/UF00081814/00004/allvolumes

Re: Die Fliegen der palaearkti... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2012/05/06(Sun) 22:31:51 No.7682  引用 
市毛様

 毎度毎度、貴重な情報ありがたい限りです。

 活用させていただきたいと思います。

キモグリバエやっと現れました。 投稿者:まあ 投稿日:2012/05/04(Fri) 11:32:51 No.7677  引用 
前に見ていただいたキモグリバエをやっと見つける事が出来、
前より触角等もきれいに撮れたので、載せてみます。

場所は前回見つけた笹のところの、谷筋に5mほど降りた石の上のコケ類にいました。

前回はハエの部分名称もなにもわかってなくて、苦しい展開になってしまって諸先生方にご迷惑をおかけしてふたをしておきたい気持ちもちょっとあるのですが、やっぱりだめもとで出してみたいと思います。

阿武隈山地標高550mぐらい
大きさ 翅の先まで6mmぐらい


Re: キモグリバエやっと現れまし... 投稿者:まあ 投稿日:2012/05/04(Fri) 11:34:46 No.7678  引用 
全体その2です。

Re: キモグリバエやっと現れまし... 投稿者:まあ 投稿日:2012/05/04(Fri) 11:35:44 No.7679  引用 
頭部拡大してみました。

Re: キモグリバエやっと現れまし... 投稿者:まあ 投稿日:2012/05/04(Fri) 11:36:40 No.7680  引用 
頭部拡大その2です。
まだまだ荒い感じだなあ。

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