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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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マレーズトラップによって捕獲さ... 投稿者:りゅうひ 投稿日:2010/11/24(Wed) 12:14:26 No.6618  引用 
関東同定会に参加されました皆様、お疲れ様でした。
今回は地元栃木県で開催とのことで、できる限りお手伝いをさせていただきましたが、いたらぬ点がありましたことお詫び申し上げます。
さて、お尋ねさせていただきたいのは、栃木県北部の林道に8月〜9月にかけて設置したマレーズトラップで得られたハエです。アルマンキアブモドキなどとともに3個体捕獲されていました。なさけないことにfamiliyもわかりません。ご教示いただければ幸いです。体長約9mmです。よろしくお願いいたします。


Re: マレーズトラップによって捕... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/11/24(Wed) 18:56:48 No.6621  引用 
ハネオレバエ科Psilidaeと思いますが、今直ちに正確な同定結果を示すことができません。

Re: マレーズトラップによって捕... 投稿者:りゅうひ 投稿日:2010/11/29(Mon) 19:09:02 No.6623  引用 
アノニモミイア先生
ご無沙汰いたしております。ご返信ありがとうございました。
このハエについて、後程私信させていただいてもよろしいでしょうか?

Re: マレーズトラップによって捕... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/11/30(Tue) 12:03:32 No.6624  引用 
りゅうひ様。どうぞご連絡ください。

Re: マレーズトラップによって捕... 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2010/12/07(Tue) 11:45:31 No.6645 ホームページ  引用 
岩佐教授に照会したところ、「Loxocera(Platystyla) sp. near monstrata と思われるが、画像だけでは種名までたどり着けない」とのことでした。興味をひかれたようでしたので、標本送付をお覚悟のうえで、帯広畜大の岩佐教授にご相談なさってはいかがでしょう?

Re: マレーズトラップによって捕... 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2010/12/07(Tue) 11:54:31 No.6646  引用 

Re: マレーズトラップによって捕... 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2010/12/07(Tue) 13:32:03 No.6647  引用 
すみません。参考文献の引用に失敗しましたので、6646は削除してください。この文献は、Ciniiのサイトで「 Loxocera Kuril 」で検索すると出てきます。

Re: マレーズトラップによって捕... 投稿者:りゅうひ 投稿日:2010/12/07(Tue) 18:54:38 No.6649  引用 
ezo-aphid様
ご返信誠にありがとうございました。
また、お申し出誠にありがたい限りです。
実は標本は今はアノニモミイア先生の元にあります。
岩佐先生の見解と同じ見解をいただいておりまして、いずれも♀個体ですので、来年またマレーズトラップをしかけて♂個体を得ようと思っています。

Re: マレーズトラップによって捕... 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2010/12/07(Tue) 20:05:50 No.6650  引用 
りゅうひ様
 落着済みとは知らず、差し出がましいことををいたしました。得られているLoxoceraの標本数は、まだまだ少ないようです。発生環境が限られるものなのでしょうかねぇ。

Re: マレーズトラップによって捕... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/12/12(Sun) 13:45:25 No.6653  引用 
同定結果をりゅうひさんにお知らせして、この場所に示さなかったので、ezo-aphidさんに余計の手数をかけました。

りゅうひさんから送られてきた昆虫は、岩佐光啓氏が記載したLoxocera (Platystyla) monstrataに極めて近縁の未記載種です。L. monstrataとは、

1.体色がほぼ全面的に黒色ないし黒褐色(頬と中胸のkatepisternumが広範に黄褐色)。(L. monstrataでは広範に黄色)。
2.脚は黄色、後脛節の先2/3が暗褐色(L. monstrataでは中、後脛節が淡褐色)。
3.体長が♀で11mm(L. monstrataでは8mm)
4.翅は透明、翅のr-m横脈より先の中室前縁脈から後縁脈にかけて、これらを取り巻くように翅膜は特徴的な褐色条をあらわす(L. monstrataでは翅は透明で淡褐色を帯びる)。
5.翅は8.5mm(L. monstrataでは5.5-6mm)
6.平均棍は黄白色(L. monstrataでは淡褐色)。

の諸点で顕著に異なり、採集時期も8月から9月にかけてで、L. monstrataと同時期であるために、季節型とも考えられません。

なお、Platystyla亜属の模式種であるヨーロッパのL. (P.) hoffmannseggi Meigen, 1826、は胸部が今回の種と同様に光沢ある黒色ですが、本亜属に特徴的な触角刺毛(arista)が白色で白い毛でおおわれ、また第1-3腹節が橙色、さらに触角の基部の2節がかなり長いので、今回の種とは異なります。

3頭とも上記形質を等しく保有しますので、♀のみでも記載可能ですが、りゅひさんの来季の成果に♂の採集を期待してからにしたいと思います。

札幌市平野部のCladura sp. 投稿者: 投稿日:2010/12/04(Sat) 00:57:53 No.6631  引用 
ご無沙汰しております。札幌のウミユスリカこと村山茂樹@インベントリ・リサーチです。

晩秋の北海道はヒメガガンボ亜科のCladura sp.がやたらと目立ちますが、これは札幌平野部、つまり豊平川扇状地から石狩平野泥炭湿地帯への移行部に位置する北大キャンパスで採集したものです。


Re: 札幌市平野部のCladura sp. 投稿者: 投稿日:2010/12/04(Sat) 00:59:23 No.6632  引用 
上記のCladura sp.のゲニタリアです。

ガガンボダマシの未記録種 投稿者: 投稿日:2010/12/04(Sat) 01:28:56 No.6633  引用 
これはヒメガガンボ科のCladuraではなく、ガガンボダマシ科のTrichocera属の一種です。
この交尾器(とくにgonostylus)にそっくりな種が朝鮮半島からC. P. Alexanderによって記載されています。写真の種は国内では北海道内だけで見つかっています。朝鮮半島の種とは体色の記述が合わないので以前(院生時代)は別種と考えていたのですが体色は標本の状態で見方見え方が微妙に異なるので、朝鮮半島の種と一緒と考えて記録しておき、将来、直接的な比較ができるようになったときに確認すればいいかなと今では考えが変わりつつあります。こういうのは判断が難しいですね。

Re: ガガンボダマシの未記録種 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2010/12/04(Sat) 01:39:40 No.6635  引用 
なんと!ガガンボダマシ科でしたか。いやぁ、とんだ誤同定でした。糸角亜目はまだまだ修行が足りません。

この種はとにかく晩秋の北大キャンパス内にはウジャウジャと飛び回っており、隣接した我が家が入っているアパート内にもよく飛び込んできます。

定山渓のガガンボダマシ 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2010/12/05(Sun) 10:34:09 No.6639  引用 
同時期の豊平川水系を遡った定山渓近辺で多く採集されるガガンボダマシです。Dahl and Krzeminska (1997)の検索表でTrichocera sp.と判断致しました。

Re: 定山渓のガガンボダマシ 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2010/12/05(Sun) 10:38:45 No.6640  引用 
上記ガガンボダマシのゲニタリアです。この画像でははっきりしませんが、basal part of forceps の bridgi 部分の中央部分が2尖頭を形成しています。

Re: 定山渓のガガンボダマシ 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2010/12/05(Sun) 10:48:05 No.6641  引用 
ゲニタリアのparamereが薄片状でプレパラート画像ではっきりしないので、乾燥標本のままの横からの画像で示します。札幌の低地のガガンボダマシのparamereに比べて非常に長く伸張して反り返っているのがわかります。

Re: 定山渓のガガンボダマシ 投稿者: 投稿日:2010/12/06(Mon) 09:31:19 No.6643  引用 
魅力的ですが、この写真ではどういった種にあたるか判別は難しいですね。
過去2回北海道でガガンボダマシを採集していますが、面白い場所です。
ガガンボダマシは北方系の昆虫だけあって、北海道ではまだまだ見たことのない種が見つかるものと思います。
意外に、町の中の公園とか、畑のまわりなんていうのは、採集していないので、狙い目かも。

Re: 定山渓のガガンボダマシ 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2010/12/06(Mon) 11:47:11 No.6644  引用 
達磨さま

色々と見ていただいてありがとうございます。

北海道のガガンボダマシは未記録種がまだまだ多く眠っていそうですね。環縫群のハエの採集のついでにでも、晩秋には少しでも心がけて小まめに採集して標本を蓄積しておくように致します。

西表島のムシヒキ 投稿者:pakenya 投稿日:2010/12/05(Sun) 15:46:03 No.6642  引用 
こんにちは

9月下旬の西表島で多数見かけたムシヒキアブです。tgwさんのムシヒキアブ図鑑には画像が収録されていない種のようで、同定できないでいましたが、先日の関東同定会でutgさんに教えてもらいました。

シオヤアブ亜科のPromachus indigenusです。和名は付けられていないんですね。画像がどこにも無いようですので、ご紹介ってことで。

全長29mm、白浜林道の地面や低木の葉上に止まっていました。

アザミオナガミバエ雌 投稿者: 投稿日:2010/12/05(Sun) 01:13:40 No.6638  引用 
2008年4月25日に三重県志摩市の太平洋に面した岩場海岸で,スゲ属の植物に集団で見られたミバエです。
先月の関東同定会において,ミバエの好きな方にオナガミバエ亜科のアザミオナガミバエと教えていただきました。当時の生態写真がありましたので投稿します。幼虫はアザミの頭花の中で暮らしているとも教えていただきました。一種でも多くの双翅目の名前が判明するのは感激です。ありがとうございました。

キノコバエ科(Mycetophilidae)... 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/11/24(Wed) 15:45:52 No.6619 ホームページ  引用 
 写真を整理していたら出て来た糸角亜目の虫です。撮影は東京都世田谷区西部で、日付は2008/06/12です。この写真1枚しかないので放置していたのですが、腹部に虎模様があり中々綺麗なので名前を知りたくなりました。
 翅脈からキノコバエ科と思います(一応検索で落ちました)。しかし、この科の翅脈はかなり変化に富んでいる様です。キノコバエ科であっているでしょうか。
 宜しく御指導下さい。


Re: キノコバエ科(Mycetophilid... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/11/24(Wed) 18:55:20 No.6620  引用 
検索された通りキノコバエ科で、Leia属の1種です。

Re: キノコバエ科(Mycetophilid... 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/11/24(Wed) 20:19:29 No.6622 ホームページ  引用 
アノニモミイア先生

 早速の御回答有難う御座います。

 Leiaでワード検索してみたところ、No.4295からのバグリッチ氏の投稿が見付かりました。翅脈や翅の紋や、触角等はソックリですが、前胸背の模様や脚の色は違う様に見えます。「皇居・・・キノコバエ・・・」のL. billineataフタスジエナガキノコバエの記述とも一致しませんでした。
 キノコバエ科の研究がどの程度進んでいるのか分かりませんが、「皇居・・・」に載っているもう1種、シリアゲエナガキノコバエである可能性はあるのでしょうか。

 また、Leia属の特徴は、翅脈で決まると考えて宜しいのでしょうか。

 何時もながらクドイ質問で恐縮ですが、御教示頂ければ幸甚です。

ハススジハマダラミバエ似のハエ... 投稿者:まあ 投稿日:2010/11/19(Fri) 20:42:16 No.6610  引用 
またお聞きしたいハエがおります。
これは6月下旬に撮影したものです。
調べたら、ハススジハマダラミバエの仲間に近いなあとは思ったのですが、これっといったハエに行き当たらなくて現在に至ってます。(毎回ボヤケててテンションも下がり気味ですが、空元気で投稿してみます。何か少しでもわかりましたらよろしくお願いします。)
場所:阿武隈山地標高550mぐらい


Re: ハススジハマダラミバエ似の... 投稿者:まあ 投稿日:2010/11/19(Fri) 20:43:09 No.6611  引用 
もう一枚です。

Re: ハススジハマダラミバエ似の... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/11/21(Sun) 18:24:14 No.6612  引用 
ミバエに詳しい方からの返信がないので、一言。

伊藤修四郎先生の総説によれば、写真のミバエは、Montiludia fucosa Ito, 1984 でしょう。
同論文の付図を添付します。色彩なども原記載にほぼ適合します。


Re: ハススジハマダラミバエ似の... 投稿者:ほげ 投稿日:2010/11/22(Mon) 03:07:31 No.6614  引用 
まあさま

ほげと申します。ミバエが好きです。

すっかり乗り遅れてしまいましたが、お写真のハエはアノニモニイア様の仰るとおり、Montiludia fucosa でよろしいかと思います。分布も青森県での記録もあるので、いてもおかしくないかと。

簡単で申し訳ありませんが、取り急ぎ。

ああ、明日は仕事かあ…(- -;)。

Re: ハススジハマダラミバエ似の... 投稿者:まあ 投稿日:2010/11/22(Mon) 20:33:41 No.6615  引用 
アノニモミイアさん、またお世話になりました。
図の添付たいへんありがたいです。名前もわかった上に自分の目で確認すると、おおー!と、捜してたときの疲れが飛びました。

ほげさん、情報どうもありがとうございます。分布的にも合っていることもわかりました。ミバエは翅の模様が特徴的で、捜す作業も結構楽しかったりします。

双翅目談話会 関東同定会の御案... 投稿者:茨城@市毛_介護休暇中 投稿日:2010/11/15(Mon) 05:23:24 No.6596  引用 
双翅目談話会

第14回 同定会&勉強会のお知らせ

会員の皆様,とんでもなく暑い夏でしたが今年の成果は如何だったでしょうか?恒例になりました双翅目談話会第6回関東同定会を,今年は栃木県立博物館で開催することになりました.何かとお忙しいと存じますが,この機会に,いろいろな標本や情報を携えて,ぜひご参加くださいますようにご案内申し上げます.

◆ 日 時  平成22年11月20日(土) 午前10時より
10:00〜12:00  同定会
12:00〜 1:00  昼食(できるだけ弁当をご持参ください)・休憩
        (博物館内にレストランもあります)
1:00〜 3:00  基調講演(中村剛之さんの予定),ミニ講演
3:00〜 3:30  休憩・写真撮影
3:30〜 5:00  1人1話
<ミニ講演を募集しますので,ミニ講演ができる方はメールで伊東まで連絡願います>
伊東のメールアドレス:n-itoh@chiikan.co.jp
<懇親会を6:00頃から予定しています(宇都宮駅西口周辺の予定)>
◆ 場所:栃木県立博物館(下図参照)
◆ 持ち物:同定してほしい標本(双翅目)、筆記用具、ルーペ、弁当

■ 会場 栃木県立博物館 http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/
〒320-0865 栃木県宇都宮市睦町2-2
TEL 028-634-1311(代) FAX 028-634-1310
JR宇都宮駅から 関東バス市内線(駅西口バスターミナル13番乗り場)
37番「桜通り経由鶴田駅行」または「桜通り経由西川田駅行」で『中央公園博物館前』
(詳細なアクセスについては博物館のホームページなどをご覧ください)
◎宿泊は宇都宮駅西口周辺の以下のホテルが便利です.
ホテルサンロイヤル宇都宮028-638-3711      ホテルサンルート宇都宮028-621-3355
宇都宮ステーションホテル028-637-0111       チサンホテル宇都宮028-634-4311
リッチモンドホテル宇都宮駅前028-610-8822   東横イン宇都宮駅前028-624-1045

談話会の行事ですが,会員以外の飛び入り大歓迎です.


Re: 双翅目談話会 関東同定会の... 投稿者:茨城@市毛_介護休暇中 投稿日:2010/11/21(Sun) 21:40:30 No.6613  引用 
皆様,昨日はご苦労様でした.

今回も関東同定会は参加者が30名を越える大盛況でした.

中村氏によるガガンボダマシ科についての基調講演から始まり,日本初記録のツリアブなど色々と興味深いミニ講演等色々な話で盛り上がることが出来ました.

同定会に持ち込まれた標本でも,日本未記録と思われるハナアブ等,色々と面白い種類が見られました.


次回は,来年3月20日に大阪市立自然史博物館で総会が開催されます.

また,来年秋の関東同定会は,神奈川県博で行われる見込みです.

では,また.

豹柄のガガンボ 投稿者:まあ 投稿日:2010/11/15(Mon) 21:18:50 No.6603  引用 
いつもピンボケで恐縮です。
6月上旬に見つけたガガンボです。
これも、自分なりに捜したのですがわからず、ヒメガガンボだとは思いますが(前回ははずれました)何かわかることはありますでしょうか?


こいつかな? 投稿者: 投稿日:2010/11/16(Tue) 10:04:19 No.6605  引用 
翅脈が読みにくいので難しいですが
似たのを探すとこれかな?
斑紋が少し違いますがこのような複雑な模様をもつ種は
斑紋の細かな点では変異が多いことがあるようです.

これはヒメガガンボ科の Ilisia incongruens (Alexander, 1913).
まあさんの写真のガガンボもこれでないかと思うのですが、どうでしょう?


Re: こいつかな? 投稿者: 投稿日:2010/11/16(Tue) 10:20:35 No.6606  引用 
ところで、まあさんの写真の撮影地はどちらです?

Re: こいつかな? 投稿者:まあ 投稿日:2010/11/16(Tue) 22:14:42 No.6607  引用 
達磨さん、これだと思います!
いろいろな模様を捜してきましたが、こんなにそっくりな模様は見つけられませんでした。うれしいです。
ヒメガガンボでよかったのも安心しました。
それと場所を入れ忘れていました。阿武隈山地の標高600mぐらいです。
採集するか、写真の腕を上げるか、もうちょっとがんばらないと、とちょっとあせっておりますが、これからもよろしくお願いします。

Re: こいつかな? 投稿者: 投稿日:2010/11/17(Wed) 08:33:06 No.6608  引用 
写真の個体はもう少し標高が低いですが、栃木県益子町のものですから、近い山系のものですね。

Re: こいつかな? 投稿者:まあ 投稿日:2010/11/19(Fri) 20:21:42 No.6609  引用 
そうですね。気候的にも地形的にも似ているかもしれません。これから捜すときの参考になりそうです。ありがとうございます。

ホンシュウホソニクバエ♀? 投稿者:しぐま 投稿日:2010/11/14(Sun) 07:56:46 No.6579  引用 
度々すいません。
なぜか迷惑投稿として弾かれてしまいます…。
また何かNGワードが含まれてますかね?

似たハエをあちこちでよく見かけたので普通種かなと思うのですが、これはホンシュウホソニクバエ♀でしょうか?
9月上旬@山形県
山地の庭でヤブガラシの葉を頻りになめていました。
よろしくお願いします。


Re: ホンシュウホソニクバエ♀? 投稿者:しぐま 投稿日:2010/11/14(Sun) 08:00:06 No.6580  引用 
ようやく投稿できました。
「なめる」を漢字にするとNGなのですね(笑

たぶん普通種で場違いなお尋ねかもしれませんが、どうかよろしくお願いします。


Re: ホンシュウホソニクバエ♀? 投稿者:Acleris 投稿日:2010/11/14(Sun) 08:33:05 No.6581  引用 
しぐまさん、コンニチワ。
少なくともニクバエ科ではないと思います。
「みんなで作る双翅目図鑑 画像一括閲覧ページ」を見ると、
ヤドリバエ科によく似たのがいますね。
シロウトの助言ではこれが精一杯。。。

Re: ホンシュウホソニクバエ♀? 投稿者: 投稿日:2010/11/14(Sun) 10:28:19 No.6583  引用 
しぐま様、はじめまして

ケンセイです。

ホンシュウホソニクバエの画像ですが、ネットで見てみると多くの画像がヤドリバエ科のアシナガヤドリバエ亜科の画像をホンシュウホソニクバエと誤同定しているようですね。

写りが悪いのですが大阪自然史博物館のホンシュウホソニクバエの標本画像が見られますので以下にURLを示します。

http://www.mus-nh.city.osaka.jp/tour/view.cgi?page=3&corner=22&file=250

ホンシュウホソニクバエは体は細いのですがやはりニクバエ科なので、胸背に3本の黒縦線があります。

わかりにくい場合は、そのうち標本画像をアップしたいと思います。ヨシ原などに生息しているため生態写真はなかなか撮りにくいと思われます。

ケンセイ@そのうち生態写真にもチャレンジします

Re: ホンシュウホソニクバエ♀? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/11/14(Sun) 10:58:00 No.6584  引用 
ヤドリバエ科Tachinidae(広義の)の1種であることは間違いありません。おそらくナガハリバエ類(いろいろの属を任意にまとめたグループ名です)に含まれる種であろうかと思います。葉をなめていたというのは、おそらく葉の表面にアブラムシが分泌した甘露がついていて、これを摂食していたのだろうと思います。

ご存じかもしれませんが、双翅類の同定は膜翅類と同様に、鱗翅類、鞘翅類、あるいは大型の半翅類や直翅類の同定に比べると著しく困難な点があります。背面から撮影した写真では、斑紋が顕著で大型の一部のハナアブ類、アブやムシヒキアブアブなどのアブ類、などについては、おおよその見当がつく場合がありますが、ほとんどの双翅類は通常の写真だけでは同定が大変困難です。それは、体に生えているさまざまな毛、剛毛の生える位置や長さ、翅にある多くの翅脈の部分の相対的位置や長さ、脚の各節の相対的長さ、触角の形状等々の通常の写真では正確に撮影できない形質、さらに体の表面から隠れている♂や♀の交尾器、産卵器等の形質をもとにして、種はもちろん、属や亜科、しばしば科等の分類群が規定されています。

今回ご投稿の写真についても、ニクバエ科とヤドリバエ科を区別する科の検索形質は、胸部背面の後方にある小楯板という部分の後ろの縁が張り出していて、その下に上から見ると隠れている下小楯板と呼ばれている部分が、横に土手状に盛り上がるか(ヤドリバエ科)、否か(ニクバエ科、クロバエ科など)です。この区別に基づきますと、Aclerisさんのご投稿にあるような遠慮深いご判断が限度になります。しかし、このような検索形質によらなくても、多くのハエ類についての知見がある場合には、これまでの経験から、外観で科までの判断ができる場合があります。しかし、ヤドリバエ科を専門としていない私には、外観だけでヤドリバエとクロバエを区別できない場合もしばしばある、というものです。

双翅目の分類が難しいのは、上記の虫自体の問題に加えて、双翅目を研究する職業的分類学者(大学や博物館などで、分類学の仕事に部分的にでも給与が払われている研究者)がわが国では決して多くはなかったのが、昨今はさらに減少して、全国で10名前後程に減少してしまっていることも、この昆虫群の分類学の研究やその成果としての図説、論文が十分に出版されていない原因です。本掲示板に回答をくださる分類学を生業とされていない非職業的研究者の方も決して多いとは言えません。

COP10とか言って、生物多様性の重要性が喧伝されていますが。そのもっとも基本的な資料になる記載分類学とそれを研究するポジションにわが国は国家予算をほとんど支出していないのが現状です。あたかもトキやイリオモテヤマネコが生物多様性の象徴のように宣伝され、膨大な予算の支出が行われている日本の環境行政や文部行政の片手落ち、脆弱性が、ハエやハチなどごく身近にいる真の生物多様性の実態が国民に分からないという最大の原因です。率直にいえば、今では外来種であるトキの飼育に膨大な予算と人員を使って、穴だらけの飼育小屋を作って、挙句の果てにはトキをテンの餌にするような行政こそ事業仕訳の対象にされるべきで、このような予算があるのなら、トキ等よりも稀少な日本固有の生物、昆虫類の保護・保全、さらにはこれらの生物群の分類学的研究に回すべきでしょう。

Re: ホンシュウホソニクバエ♀? 投稿者:しぐま 投稿日:2010/11/14(Sun) 20:56:11 No.6591  引用 
皆様コメントありがとうございます。
どうやら場違いなお尋ねではなかったようで、とりあえず一安心。

生前のマクロ動画はこちらになります。(1:52)
よろしければご覧下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=6Cu8hQqJ9gQ
微妙なアングルや体のパーツはもしかしたら意外に動画の方がよく写ってるかもしれません。
初めは朝露を飲んでいるのかと思ったのですが、目を凝らしても葉上に朝露は見えませんでした。
アノニモミイアさんの仰るように甘露をなめていたのかもしれません。
尻を高く上げた姿勢で翅を広げたまま小刻みに震わせている行動が気になりました。
何か本種に特有のディスプレイ行動なのだろうか?
白い鱗板の下で小さな平均棍をピコピコ上下させていました。

ケンセイ様
ニクバエ科は胸背に3本の黒縦線があるとのこと、一つ勉強になりました。

Re: ホンシュウホソニクバエ♀? 投稿者:しぐま 投稿日:2010/11/14(Sun) 21:05:34 No.6592  引用 
Aclerisさんの助言で「みんなで作る双翅目図鑑 画像一括閲覧ページ」を探してみると、素人目には Cylindromyia pandulata と似ている気がしました。
更に調べると和名も判明。
ヒョウタンハリバエ Cylindromyia (Malayocyptera) pandulata (Matsumura. 1916)
今回はCylindromyia sp. としておくのが無難ですかね?

ここまで調べたところでアノニモミイアさんの回答を頂戴しました。
ヒョウタンハリバエはPhasiinae ヒラタハナバエ亜科に属すらしいので、どうやらナガハリバエ類とはまた違うようです。
ナガハリバエ類とはDexiinae アシナガヤドリバエ亜科の仲間と理解しました。(違ってたらご指摘願います)

Re: ホンシュウホソニクバエ♀? 投稿者: 投稿日:2010/11/14(Sun) 23:52:55 No.6594  引用 
しぐま様

>ケンセイ様
ニクバエ科は胸背に3本の黒縦線があるとのこと、一つ勉強になりました。

あくまで、ニクバエ亜科に限ります。ニクバエ亜科でもハマベニクバエのように3本の黒縦線がない種もいます。

flyflyflyのみんなで作る双翅目web図鑑にも少数ですが画像が登録されているので参考にしてください。

ケンセイ@ニクバエ亜科のハエは見た目は皆同じに見えますが♂交尾器はものすごく多様で驚きます

Re: ホンシュウホソニクバエ♀? 投稿者:しぐま 投稿日:2010/11/15(Mon) 07:09:57 No.6598  引用 
ケンセイ様
度々ご指導ありがとうございます。
本当にハエは奥が深いですねー。
私としては虫撮り日記Vlogに載せる際に名前が少しでも分かればよいので、なるべく色んな角度の写真を撮って先輩諸氏のご教示を仰ぐだけです。
今後もお手を煩わせるかと思いますがよろしくお願いします。
このBBSが素晴らしいと思うのは、「どうやったら見分けられるようになるか」「どうやったら達人の境地に少しでも近づけるか」を具体的に示して下さることです。

PS:
昔、放送大学でたまたま見た「ヤドリバエの世界」という特別授業にいたく感動しました。
TVの動物自然ドキュメンタリーでヤドリバエとかニクバエとか何でもいいですけど、蝿で一本番組を作って放送するぐらい日本も成熟してくれればいいのになーと思います。(蝿のイメージアップ作戦)

Re: ホンシュウホソニクバエ♀? 投稿者: 投稿日:2010/11/15(Mon) 22:18:52 No.6604  引用 
しぐま様

ニクバエ科の生態写真ですが、東海大学出版会の「日本の有害節足動物」というハエ屋必須の文献に多くの種の生態写真が載っています。ホンシュウホソニクバエの生態写真も載っていますよ!今日時間があったので池袋のジュンク堂に行ったのですが、上記の本がちゃんと置いてありました。

ケンセイ@なぜかジュンク堂でキノコの本を買いました^^;;;

黄色いアブ 投稿者:まあ 投稿日:2010/11/07(Sun) 09:57:18 No.6551  引用 
またお邪魔します。
7月の中旬に撮ったアブなんですけど、色的にはきれいで個性的なのですぐに見つかるかなと思ってましたが、いろいろ捜してもわからず、ハナアブの仲間っぽいとは思ってるんですけど。翅の支脈も移ってないし、かなりボヤけてますがこんなので何かわかりますか?


Re: 黄色いアブ 投稿者:まあ 投稿日:2010/11/07(Sun) 10:00:19 No.6553  引用 
もう一枚。
場所:阿武隈山地


Re: 黄色いアブ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/11/09(Tue) 01:00:20 No.6558  引用 
ミズアブ科のOxycera trilineata (Linnaeus)だろうと思います。Yang & Nagatomi (1993) The Chinese Oxycera (Diptera:
Stratiomyidae). South Pacific Study, 13(2)131-160 から同種の図を引用しておきます。右が♀です。ユーラシア大陸に広く分布している種です。


Re: 黄色いアブ 投稿者:まあ 投稿日:2010/11/09(Tue) 20:50:11 No.6566  引用 
アノニモミイアさん、どうもありがとうございます。
ミズアブ科だったのですね。
名前までわかるとは思ってませんでしたのでうれしいです。
図から見ると、♀タイプですね。
小さかったのを覚えてますが、6mmぐらいだったかもしれません。

Re: 黄色いアブ 投稿者: 投稿日:2010/11/14(Sun) 10:14:53 No.6582  引用 
まあ様、はじめまして

双翅目談話会関東事務局のケンセイです。

問い合わせのミズアブはおそらく日本未記録種だと思われます。次回同じものに出会った場合はぜひ採集して標本にしておいてください。大変貴重な記録になると思われます。

標本作製方法や報告文の書き方などは問い合わせいただければ、いつでも対応させていただきます。

ケンセイ@まだまだ未知のハエがたくさん眠っている・・・

Re: 黄色いアブ 投稿者:まあ 投稿日:2010/11/15(Mon) 21:07:06 No.6602  引用 
ケンセイさん、はじめまして。
日本未記録種ですか。なんとなく外来種の予感がしますね。。
私が見たのは後にも先にも1匹だけなのですが、ユーラシア大陸の普通種ということから北欧の輸入建材に関係ないのかなあなんて思ってしまいました。(こちらではちらほらそういう建物があります。)そういう場所で探したらもしかしたらいるのでは?なんて思いました。採集はハードルが高くて超えられそうにありませんが、何か違う形でお役に立てたらと思ってます。m(__)m

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