覆弁の発達したヤドリバエ科の1種ですが,本掲示板で折々触れられているように,本科は余程顕著な特徴のある種でない限り,この科の専門家でなければ同定は困難です.また,残念ながら本掲示板に本科の専門家はコミットしていません.
生態などの研究上かまとまった地方のヤドリバエ科の生物相的な研究の目的での同定で,しかも報文をちゃんと作成する場合は,国内(九州大学,九州大学総合研究博物館)に2名おられる本科の分類学者に同定を依頼することは可能かと思います.その場合でも標本が勿論必要です.写真での同定は正確を期すことはほとんど不可能です. |
お世話になります。昨年8月に、越後湯沢のベニヒカゲがいる高原で花に来ていたものです。どのような仲間であるか、ご教示願えませんでしょうか? どうぞよろしくお願いいたします。以下、このハエを含めて3点、同地のハエをアップさせて頂きます。
シナヒラタハナバエまたはシナヒラタヤドリバエで本掲示板を検索してみたらいいでしょう.
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HMさん:分類形質が十分に現れていない画像ですが,投稿のハエはハモグリバエ科の1種で,中央室が矮小になっていますが,閉じられているので,Napomyza等の仲間でしょう.この画像から私に言えるのは以上で,ハモグリバエ科の1種ということです.ハモグリバエ科は膨大な種が生息し,同定には交尾器を含む詳細な形態の検討が必要でしょう.
アノニモミイア様
不鮮明な画像で申し訳ありません。 どうしたら他の方々のように鮮明な画像が撮れるのか、勉強しなければと思っております。 ハモグリバエ科の1種であることがわかり、うれしく思っています。年末のお忙しい時にありがとうございました。 今後ともご指導よろしくお願いいたします。 |
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