ヤドリバエ科らしいのですが,双翅目の名前はそう簡単にわかるものではありません.
4678の投稿に対する4691の反応をお読み下さい.
なるほど、これは大変失礼なお願いをしてしまいました。
申し訳ありません。 といって、自力で同定するすべも持ち合わせておりませんので、今後がんばりますとも言えず、痛み入るばかりです。 本当に申し訳ありませんでした。 |
同僚が草木染めのためにスーパーで買ってきたベニバナの葉に大量の潜葉虫がついていました。が、ものぐさな私は見て見ぬふりをしていたのですが、今日見たら、そのラッピングの中に小さいハエがたくさんいるので、せっかくだからと思い採集しました。
ベニバナとハモグリバエで検索しても種名を特定できるHPが見つからないのですが、花卉の害虫としてわずかにナモグリバエの名を挙げてあるところがありました。写真を見ると確かによく似ているような気がします。ベニバナのハモグリバエもこの種でよろしいでしょうか。ご教示下さい。
追記です。
顔は淡黄色で頭頂には四角い黒紋があります。 体側部は胸部は暗色で、腹部は細く(メス?ではやや広く)黄色です。
深〜く深〜く潜っている管理人です。ご無沙汰してます。
ハモグリバエ類の同定は結構きついのですが、お話の内容からLiriomyza属及び近縁属の種の可能性が高いと思われます。(マメハモグリとその近縁種あたりを調べるといくつか参考になるサイトが出てきます。 この属にはキク科(ベニバナもキク科ですよね)を食害する種もいくつかあったと思います。 //www.jppn.ne.jp/kagoshima/YAKUDATI/HAMOGURI/HAMOGURI. (尻に大文字でHTMを付ける) //www.pref.fukushima.jp/fappi/byougai_library/yasai/hamoguri-library/hamoguri-discriminate. (尻に小文字でhtmをつける) 上記2サイトはとりあえず参考にできると思います。
ハエ男さん、ありがとうございました。
サイトを見てみました。 小楯板が黄色くないのでトマトやナスは除外し、ベニバナなのでネギを除外し・・・と見ていくと、消去法でやはりナモグリかなと思いました。 とはいえ、それだけでDipteraの種名を決めようなどとは恐れ多いので、もっと勉強してみたいと思います。 |
はじめまして。abchoと申します。よろしくお願いします。
写真のハナアブはマガイヒラタアブでしょうか? 腹部がやけに透き通っているような気がするのですが… 複眼は無毛でした。 3月27日に千葉で採集しました。 よろしければお教えください。
abcho様。
腹部が透き通って見えるのは、羽化後の体が十分硬化していないためと思われます。(テネラル個体と呼んでいます) 出張+採集旅行中で、資料が手元に無いので種名は判りません。
市毛様、採集旅行中に有難うございます。
テネラル個体というんですね。初めて聞きました。 種名はわからないということですが、この個体はヒラタアブ属でいいのでしょうか? オビヒラタアブ属と悩んで極東ロシアの検索表で属の検索をしてみたところ、下胸弁背面の毛の有無がわかりにくくて、毛があるように見えたのですが、自信がありません。 またテネラル個体を普通の検索で同定するのは危険なのでしょうか? 質問ばかりで申し訳ないのですが、お教えいただけると幸いです。
いつも訊いてばかりなので、市毛さんがお帰りになるまでちょっとだけ。
翅の第二基室の微毛の生え方はどうなっていますでしょうか。後腿節の黒色部が少し短いのと、脛節がほぼ黄色なので、キイロナミホシの可能性もあるかな?と思いまして。キイロナミホシは否定されましたか? 「札幌の昆虫」の検索表では、第二基室の微毛について ・マガイは「前縁は狭く無毛域がある」 ・キイロナミホシは「広い範囲で無毛」となっています。 あと、翅はもう少し大きく前へ開くと、胸弁が完全に開いて、背面の毛と縁の毛が区別しやすくなると思います。
mahoro_s様、有難うございます。
第二基室の微毛は全体に生えていたのでオオフタホシヒラタアブかもしれません。ただ後腿節の色が微妙ですけど…。 マガイの「狭く無毛」というのはものすごく狭い範囲なのでしょうか 一応後腿節のアップを。
mahoro_s様。
フォローありがとうございます。 おかげさまで種類が絞れました。 第2基室が全体有毛であれば、オオフタホシかケヒラタアブです。 ケヒラタアブ♀の複眼の毛は顕微鏡で見ないと見落としがちで注意が必要です。 キイロナミホシは、本州以南には分布していない可能性が高いと思います。もっとも岩手の千葉さんなら採っているかもしれませんが(^_^;) こちら北海道でもかなりの珍品のようです。
市毛様、mahoro_s様
複眼の毛を実体顕微鏡で見た所、複眼に毛がありました! よってケヒラタアブだったようです。 お二方とも有り難うございました。 大変勉強になりました。
市毛さんwrote:
> キイロナミホシは、本州以南には分布していない可能性が高いと思います。 > もっとも岩手の千葉さんなら採っているかもしれませんが(^_^;) あらっ!?そうだったんですか! キイロナミホシ、岩手で採集されています。文献記録にあるだけで4つ、うち1つはもちろん千葉さんです。 文献リスト含めてハナアブマップのここにも載せていただいています。 http://furumusi.aez.jp/fly/hanaabu-net/iwate.html 私も自分の調査地で1回捕っていますが・・・。 もしや誤同定?もう一度確かめる必要がありますね。情報をありがとうございました。 |
tumumasi様。
連日質問をされていますが、もうすこし図鑑などで調べるなどされてみては如何でしょうか? 質問内容からすると、ハエとハチとの違いや、ハエ類にどのような仲間があるかなどの基礎知識がほとんど無いとお見受けします。 また、当掲示板での過去ログなども一読することをお勧めします。
この地味な色合いと背中の三本線は、ニクバエ科のような気がします。虫がもっと大きく鮮明に写っている画像であれば、もう少し確信を持って言えるのですが・・・この画像からは「おそらくニクバエ科のハエであろう」としか言えません。
それから、ニクバエ科であった場合、背中に三本線があって腹部に黒い斑紋(モザイク状の模様)があるものには、生態写真では見分けのつかない種が多数存在するため、種まで同定するには標本の確保が不可欠になります。しかも、たいていは同所的に複数の種がいるので、野外で撮影した写真のタイトルに種名を入れたい場合は、撮影した個体そのものを採集して確認しなくてはなりません。犬の糞にハエがたかっていたので3〜4個体採集して確認してみたら、全部違う種だったなんてこともよくある話です。種を見分けるためのポイントは、主に♂の交尾器&腹部第5腹板の形です。♀は特徴がわかりにくく、きちんと同定出来るのは専門家の方のみというのが現状です。もし興味がおありでしたら、双翅目web図鑑のニクバエ科の項をご覧になってみて下さい。 http://furumusi.aez.jp/wiki.cgi?%a5%cb%a5%af%a5%d0%a5%a8%b2%ca まだ画像のある種は少ないのですが、画像有の種を開くと♂の交尾器や第5腹板の画像がみられます。こうした部位の画像をアップしていただけると、この掲示板上でも種の同定のお手伝いが出来ると思います。 |
こんちは。
詳しい方からの返信に時間がかかるかもしれませんので、繋ぎでコメントします。 画像からは、ハタケヤマヒゲボソムシヒキに見えます。 秋に発生します。 アイノヒゲボソムシヒキに似てますので、注意が必要だと思います。(この点、ちょっと自信ないです)
バグリッチさん、お世話かけます。
ハタケヤマヒゲボソムシヒキで検索、表面的な比較では間違いないように思えました。 しかしアイノヒゲボソムシヒキやチャイロオオイシアブなどよく似たものもあり、画像だけでの同定はむずかしいんでしょうね、有難うございました。
naoiさん、バグリッチさん、こんにちは。
画像のムシヒキですが、後脛節の腹部に面する部分の毛が黄色いので、ハタケヤマヒゲボソムシヒキです。アイノはこの毛が白色です。大きさもハタケヤマのほうが若干大きく、15mmあればほとんどハタケヤマです。 触角の先端にAristaがあるのが画像でも分りますので、これを欠くイシアブ亜科のチャイロオオイシアブとは明瞭に区別できます。新訂北隆館IIIに亜科の区分が掲載されていますのでご参照ください。
pakenyaさん、お世話かけます。
やはりハタケヤマヒゲボソムシヒキでしたか、ご丁寧な解説 を有難うございました。 |
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