r.nakamuraさま
ご推察のとおりMallota属です。 画像を見ると、複眼が左右離れて見えます。おそらく複眼に立毛を伴わないグループと思われます。これには、M. tricolor:トゲミケハラブトハナアブとM. inopinata:ミケハラブトハナアブモドキの2種が日本にいます。この2種の区別には、後転節に剛毛が密生したトゲ状突起があるかどうかと、Geniの形状で区別できますが、今回の画像だけでは判別できません。拡大画像をUpしていただければわかると思います。 どちらの種にせよ、近年の都内の記録が皆無と思いますので、是非確認したいですね。よろしくお願いします。
pakenya様
ご教示ありがとうございます。ご指摘の通り、複眼には立毛はありませんでした。後転節とゲニタリアの画像を撮ってみましたがいかがでしょうか。もし見当違いの方向から撮っていたら申し訳ありません。 記録の少ない種でしたらどこかに正式に発表する所存であります。 (掲示板の操作に慣れていないのでコメントが前後してしまいました。すみません。)
r.nakamuraさま
追加の画像をありがとうございます。 後転節には黒色剛毛はなさそうですね。 Geniの画像はちょっと不鮮明で確定的ではありませんが、surstylus背面が直線的ですので、M. inopinataのように見えます。確定させるためにもう1点確認をお願いします。羽根の表面が全面microtrichiaに覆われているかどうかを実態顕微鏡下で観察してみてください。 M. inopinataなら東京都初記録です。
pakenya様
返信遅れて申し訳ありません。 翅の表面には全面に微毛があるように見えます。 報文を書く際に謝辞にお名前を入れたいので、お手数ですがr.nakamura5364@gmail.comに連絡をお願いします。
r.nakamuraさま
羽根の微毛の確認をありがとうございます。 全面微毛に覆われているのであれば、M. inopinataで間違いありません。 本種は国内では北海道小樽、本州福島、栃木、群馬、奈良、広島から記録されていますが、いずれもブナ帯の森で得られています。目黒にいたとは!びっくりです。 |
きりん様.
ケバエ科のアシボソケバエの仲間と思われます. 写真だけでは種まではわかりかねます. この仲間について詳しく調べた方のブログです. https://blogs.yahoo.co.jp/fushionotori1/56102568.html 参考にしてください.
茨城@市毛 様
返信ありがとうございます。 |
日本産水生昆虫 第二版が届きました.
第2巻は全て双翅目で,初版ぐらいの厚さがあります. 参考までに目次をアップしておきます. 双翅目 Diptera…………………………………………………篠永 哲 791 オビヒメガガンボ科 Pediciidae………………………………中村剛之 799 ヒメガガンボ科 Limoniidae……………………………………中村剛之 807 シリブトガガンボ科 Cylindrotomidae………………………中村剛之 839 ガガンボ科 Tipulidae…………………………………………中村剛之 843 アミカ科成虫 Blephariceridae Adult…………………………三枝豊平 859 アミカ科幼虫 Blephariceridae Larvae………………………岡崎克則 907 ハネカ科 Nymphomyiidae………………………………………竹門康弘 929 チョウバエ科 Psychodidae……………………………………古屋八重子 935 ニセヒメガガンボ科Tanyderidae…………………三枝豊平,中村剛之 939 コシボソガガンボ科 Ptychopteridae………………三枝豊平,中村剛之 943 ホソカ科 Dixidae……………………………………三枝豊平,杉本美華 957 カ科 Culicidae…………………………………………………田中和夫 1021 ユスリカバエ科 Thaumaleidae……………………Bradley J. Sinclair 1271 ブユ科 Simuliidae………………………………………………上本騏一 1279 ユスリカ科 Chironomidae…………………………新妻賢美,山本 優 1307 ミズアブ科 Stratiomyidae………………………………………永冨 昭 1445 ナガレアブ科 Athericidae………………………………………永冨 昭 1455 アブ科 Tabanidae…………………………………………………早川博文 1463 オドリバエ科 Empididae…………………………………………三枝豊平 1479 アシナガバエ科 Dolichopodidae…………………………………桝永一宏 1557 ヤリバエ科 Lonchopteridae………………………………………三枝豊平 1565 ハナアブ科 Syrphidae………………………………………………池崎善博 1595 ベッコウバエ科 Dryomyzidae………………………………………巣瀬 司 1609 ヤチバエ科 Sciomyzidae……………………………………………末吉昌宏 1611 ニセミギワバエ科 Canacidae…………………………宮城一郎,大石久志 1643 フンバエ科 Scathophagidae………………………………………諏訪正明 1653 ハナバエ科 Anthomyiidae…………………………………………諏訪正明 1655 イエバエ科 Muscidae………………………………………………篠永 哲 1657
アブ科は初版の間違いが直っていません.
第9図と第10図が逆です. ヤチバエ科は初版にあった間違いが修正されています. |
皆様
ご無沙汰しております。 北海道の道北で8月上旬に採集したミバエ?です。とても綺麗な翅をしていて、画像でも判るかもしれないと思い、投稿しました。 検索では、ミバエ科になりましたが、もしかしたら違うかもしれません。ご教授いただけたらと思います。 よろしくお願いします。
なみは様.
中々,コメントがつかないようですね. 翅のcup室が尖っているので,私もミバエ科かOtitidaeではと思います. 標本はお持ちでしょうか? 詳しい人に問い合わせて見たいと思います.
茨城@市毛様
返信ありがとうございます。 標本あります。如何致しましょうか?
なみは様.
ミバエの専門家である末吉昌宏氏にお伺いしたところ,「写真のミバエはタラノキハマダラミバエ Pseudhemilea longistigma と思います。前翅の暗色部が多数の筋状に透けていますが、色づきの悪い個体(テネラルなど)にこういうことがしばしばあります。それ以外の特徴はタラノキハマダラの♂と一致するようです。タンポポハマダラミバエ Hemilea infuscata はこれとよく似ていますが、タンポポハマダラは胸背が広く黒褐色を呈しています。」との回答を頂きました. 標本を見てみたいとのコメントも有りましたので,送付先等の打ち合わせのためsyrphidae.jp@gmail.comへご連絡願います. それにしてもミバエ科恐るべし(^_^;)
市毛様
連絡遅くなり、申し訳ございません。 テネラルだと、色づきが悪くなるのですね。 頂いたアドレスは市毛様のものでしょうか?また、送付ですが、マウントしていないで、三角紙に入れて破損しないように、箱に入れて送付すれば宜しいでしょうか?
なみは様.
御指摘のように先のアドレスは私宛です. 末吉氏の送付先をお伝えしようと思っています. 送付方法は,そのような形で大丈夫だと思います. 連絡お待ちしております.
市毛様
一度、メールにて、連絡致します。 お手数ですが、ご対応よろしくおねがいします。 |
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