早朝、佐藤正孝先生が亡くなられたという情報があちこちで飛び交っております。
甲虫から遠ざかって大分経っておりますが、先日の佐々治先生などの訃報でも結構な衝撃でしたが、ここまで続くと・・・。
膵臓癌だったそうですね。
ご葬儀はご遺族の意向で、親族だけの密葬にされるそうです。 ご冥福を深くお祈りいたします。 |
こんばんは。今までハナアブをやり始めて5年間ずっとこの事を疑問に思っていたのですが、びみょーな毛の生えた虫や濡らして乾いたら翅べっとり毛がつんつんになる虫の軟化の方法ってどうすればいいんでしょうか??
殺してその日に標本にするのが一番やとは思うんですが、やっぱ旅行とかで展翅が出来ないまま2,3日ほったらかしになってしまったりすると、家帰ってきたらカチカチになっています。で、無理やり羽を広げようとしたら…(´・ω・`) 甲虫は熱湯につける方法でやってるんですが、双翅目は軟化のやり方が分からないので、ゆっくりと関節に力を掛けて広げたりしています。 どなたか簡単に(薬品とか難しいのはできるだけ避けたいです)出来る方法教えてくださいm(_ _)m ちなみに…最近はどこに行ってもGoodなハナアブが採れません。初夏のマロータ&モモブトで幸運を使い果たしたのでしょうか…ヨコジマナガやマツムラナガが採りたいよ〜 やり始めた頃血眼になって探したスズキナガはどこでもお目にかかるようになったんですがねw
私は、正露丸フィルムケースでうまくいく場合があることを確認しています。
まず、フィルムケースのそこに正露丸を3粒入れ、それを丸めたティッシュペーパーでおさえ、ティッシュペーパーには虫がおさまるくぼみをつけます。私はこの状態のものを亜硫酸ガス殺虫管で採集したハエを持ち帰ってマウントするまで保管するのに使っているのですが、これにびしょびしょにならない程度に水を2〜3滴たらし、乾燥した虫を入れて2日ほど放置することで、ハエの整形が可能になることがあります。
双翅目の標本は乾燥したものをどう軟化するかより、いかにして乾燥させず(なおかつ腐らせず)に持ち帰るかを考えた方が良いと思います。
私が泊りがけで採集に行く時は夜、その日の採集品をティッシュで包み小型のタッパーに入れます。その時、ティッシュの小片に包んだ正露丸を一粒入れておきます。たくさんの虫をティッシュに包んでいると虫自体の水分でしっとり湿っていますが正露丸に含まれるクレオソートの強力な防腐効果で虫が腐ることはありません。 今年2泊で行った採集品をこのようにして持ち帰りましたがハチやハエはやわらかい状態で標本にできました。帰宅後そのまま冷蔵庫に保管して少しづつ標本にしましたが甲虫やカメムシは2週間後でも生展足可能でした。ただし微小種は乾燥しやすいので早めに処理したほうがいいです。
私も正露丸を用いて軟化をしています。完全に乾燥してしまった標本でも、水分と正露丸の防カビ効果で軟化出来ます。
密閉できる容器(タッパーなど)に蓋のない小さな器を入れ、これにティッシュを畳んで敷きます。この上に標本を乗せます。器の外側に湿らせたティッシュを入れ、正露丸を一粒入れます。容器を密閉し、このままで1週間ほど常温状態でほおって置くと、ゲニも引き出せる状態になり、毛も濡れません。 正露丸と水分を、虫に直接触れさせないようにするのが吉です。 唯一の難点は、標本が正露丸臭くなることですね ^^;)
皆様わざわざありがとうございます。今度泊りがけで採集に行く事になったのでぜひ正露丸を使ってやってみたいです。
|
7月に別寒辺牛湿原で採集したミズアブOplodonta sp.です。
体長7mm。湿原の路肩のフランスギク?にみられました。 Nagatomi,1977,The Stratiomyinae of Japan IIに詳細が載っています(札幌・足寄)。 Nagtomiの写真は腹部末端が明らかに黒ずんでいますが、今回採集した4個体はわずかに褐色を帯びているだけです。 3個体は腹部が生時の色彩のまま標本に出来たのですが、1個体腹部が黄色になってしまいました。 |
双翅目には直接は関係が無いのですが、ここ連日甲虫関係者の訃報が続いております。
先月31日に、福井の佐々治寛之先生がお亡くなりになり、その葬儀が3日に行われました。 ところが、3日の晩にハムシ屋の小宮義璋氏がお亡くなりになったとの書き込みがゴミムシ板にあり、驚かされました。 共に私が甲虫を調べていた時代には、少なからずお世話になった方々でした。 一方、双翅目関係は、大御所は殆ど退官しており、残った方も退官間近となっているようですが、中堅〜若手の研究者が希薄で、特に分類屋が少ないのが気になっております。 大学や研究機関の独立法人化で、お金にならない分類が切捨てられがちななか、プロの占めるウエイトが非常に高い双翅目の分類が今後どうなってしまうのか、不安に思います。 後継者のいない分類群については、特に今後が不安です。 鹿児島大学の永冨昭先生が亡くなった後、記載予定であったムシヒキアブなどが多数棚上げ状態になっており、当事者も残念がっているそうです。 今後どうなってしまうのでしょうかね? |
たぶんアブの仲間だと思いますが,体のバランスがなんか変な感じがします。この画像で分かりましたらよろしくお願いします。
|
たえこ様、こんにちは。
ホシメハナアブのメスですね。 メスはハッキリした斑紋を持っていますが、オスは地味です。
茨城@市毛さま早速返信下さってありがとうございます。
ホシメハナアブのオスをこれから検索して調べてみます。 本当にありがとうございました。 |
- Joyful Note -
- Antispam Version -