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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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長い口針を持つハエ 投稿者:200p 投稿日:2009/06/22(Mon) 23:31:52 No.5643 ホームページ  引用 
以前色々お世話なりましたドシロウトですが、
拡大してみて今頃気がついた見慣れない個体を見てください。
あまり情報もないようなので、これもハエの仲間なのか気になっています。
撮影2009/5/10・頭からハネの先まで10mm位だったと思います
鹿児島市海岸近くの緑地公園の樹に止まっていました


Re: 長い口針を持つハエ 投稿者:200p 投稿日:2009/06/22(Mon) 23:33:13 No.5644 ホームページ  引用 
口の針の部分です

Re: 長い口針を持つハエ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/06/23(Tue) 00:13:50 No.5645  引用 
ヤドリバエ科には全くの素人ですが、写真の種はこれまでも幾度かこの掲示板に登場したヤドリバエ科のクチナガハリバエProsena siberita (Fabricius)ではないでしょうか。クチナガハリバエは林間の樹木の1.5-2mほどの場所に頭部を下にして静止しているのがしばしば観察されます。

この掲示板に出た本種の投稿は一部のは画像が消えてしまっていますが、多分画像が残っているのもあるのではないでしょうか。この名称で検索して比較してみたらいかがでしょうか。

本種はコガネムシ科(ヒメコガネ、マメコガネなど)の幼虫に寄生するといわれています。幼虫が卵殻内で十分に成長した卵を雌が寄主のいる土壌に産卵し、産卵直後に孵化した1齢幼虫(ウジ)は寄主を求めて土壌中をすすんで、これに寄生するそうです。本種は日本産ですが、日本から北米に侵入したマメコガネ(米名Japanese beetle)の天敵として日本から移入され、同地で土着しています(Shima, H., 2006. A host-parasite catalog of Tachinide (Diptera) of Japanに基づく)。

追加:2007年7月10日のNo.3633に写真が出ていますし、同定結果もありますので、参照ください。

Re: 長い口針を持つハエ 投稿者:200p 投稿日:2009/06/23(Tue) 13:14:18 No.5647 ホームページ  引用 
アノニモミイア様お世話になります。
複雑な生き方をするハエですね、それにマメコガネとのいきさつもマイナーなハエの活動も驚きと共に興味をそそられました。
今回再度こちらへうかがい、以前真っ白い大きな平均棍で投稿したぶんのお礼も中途半端のままだったことが判り恐縮したしだいですが、アノニモミイア様にもまた詳しく教えて頂きましてほんとうに有り難うございます。

ノラヒラタアブかな 投稿者:pakenya 投稿日:2009/06/22(Mon) 18:04:57 No.5639  引用 
いつもお世話になります。

5月に奥只見地域で採集した黒色ベースのEpistropheの標本が、ノラヒラタアブ;E. griseofasciata Matsumura,1918である可能性が高いと思えるので、ご意見を伺いたくスレを立てます。

特徴:翅のbr,bm,cupは全面に微毛を装い、縁紋は黒色。複眼にはごく短い淡色の毛を装う。胸背には3本の暗色条があり被毛は黄色、小楯板は黒色毛を装い、基部と端部には淡色毛も混生する。腹部背板の淡色帯は背板長の1/4ほどの幅。全長12mm。

はなあぶ23号の松村タイプ標本の調査結果とは、後脚基節前面の毛の色が黒ではなく灰褐色である点が異なりますが、他の点では一致するようですし、原記載とその図とも矛盾はないようです。


Re: ノラヒラタアブかな 投稿者:pakenya 投稿日:2009/06/22(Mon) 18:12:22 No.5640  引用 
側面図もつけます。

ちょっと目にはウスグロオビヒラタアブE. betasyrphoidesと紛らわしいです。

ブナ帯のキタゴヨウが混じる尾根上でホバリングしていました。

正体を突き止められたらうれしいのですが・・・

よろしくお願いいたします。


Re: ノラヒラタアブかな 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/06/22(Mon) 20:44:07 No.5641  引用 
pakenya様.

このノラヒラタアブ近縁種は,当面迷宮入りと思われます.

この仲間の標本はやっと1箱強ぐらいは集まったのですが,原記載と同じ9-10月の標本が皆無です.

ノラヒラタアブのタイプ標本と同じ,札幌で10月半ばに採れた標本を見てみないと安心出来ません.

Mutinなどは,8月に採れたangustifasciataをシノニムにしていますが,10月半ばに採れたgriseofasciataと本当に同種か疑問が残ります.
特に,griseofasciataのタイプ標本の翅は殆ど痛んでないので,10月になってから羽化した個体と思われます.

orientalisを含めた3種の,基産地周辺で特定の時期に採れた標本を比較して見る必要があると思います.

Re: ノラヒラタアブかな 投稿者: 投稿日:2009/06/23(Tue) 11:36:00 No.5646  引用 
市毛様、いつもお世話になります。

はなあぶ24号に市毛さんが書かれた、奥日光のハナアブの中のホソオビヒラタアブの近縁種と、この標本は同じ種になるようですね。同定のためには、まずは秋の標本を集めろ!ですね。
がんばります。

私のハナアブ写真集に、この種も収録しようと思います。
同定困難な理由などを明記して。


ではまた

菌で死亡したキノコバエ 投稿者:zatou(新屋) 投稿日:2009/06/20(Sat) 16:27:29 No.5630 ホームページ  引用 
見つけたときは「しましまのキノコバエだなあ」としか思いませんでしたが…
パソコンで画像を見ると、この写真でもただの縞ではないことがわかりました。6月16日、札幌市


Re: 菌で死亡したキノコバエ 投稿者:zatou(新屋) 投稿日:2009/06/20(Sat) 16:29:16 No.5631 ホームページ  引用 
パソコンで見る前に、横から撮ったときに菌に気づきました。息をかけても動きませんでした。

Re: 菌で死亡したキノコバエ 投稿者:zatou(新屋) 投稿日:2009/06/20(Sat) 16:31:52 No.5632 ホームページ  引用 
こちらは見つけたのは6月15日で、目視して腹の周囲が白いのに気づいたのは16日です。
赤いキノコバエとしか思っていませんでした。


Re: 菌で死亡したキノコバエ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/06/20(Sat) 18:13:30 No.5633  引用 
菌の種類などは分かりませんが、黒いのは恐らくクロキノコバエ科(Sciaridae,クロバネキノコバエ科)の1種かと思います。翅脈相が良く分からないので、確信はもてません。

橙色の腹部のものはタマバエ科の1種でしょう。

Re: 菌で死亡したキノコバエ 投稿者:zatou(新屋) 投稿日:2009/06/21(Sun) 18:38:30 No.5636 ホームページ  引用 
キノコバエ科とクロキノコバエ科はちゃんと複眼や翅を見ないと難しいようですが、2枚目はタマバエ科ですか。
タマバエ科はやせているか鮮やかなことが多いようなので、科まではわかりやすそうです。
この画像(5月17日、札幌市)もタマバエ科でしょうね。ありがとうございました。


Re: 菌で死亡したキノコバエ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/06/22(Mon) 08:14:20 No.5637  引用 
最後の写真はもちろんタマバエ科です。

タマバエ科は脚の脛節に距を持たない点でクロキノコバエ科やキノコバエ科と識別できます。更に、虫癭を作る群では跗節の第1小節が著しく短くなっている点も特異です。

キノコバエ科とクロキノコバエ科の区別は、後者では両複眼が触角の上で相接している状態になっている点で基本的には区別できますが、キノコバエ科でもきわめて少数の種でこの状態のものもあります。

翅脈相ではそれぞれの科に特徴がありますが、科内で多様です。しかも、3つの科で共通した翅脈相もあるので、この点だけで区別するのは簡単ではありません。

Re: 菌で死亡したキノコバエ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/06/22(Mon) 12:57:31 No.5638  引用 
前便で漢字が化けていますので、仮名を示しておきます。

「タマバエ科は脚の脛節に距を持たない点でクロキノコバエ科やキノコバエ科と識別できます。更に、虫癭を作る群では跗節の第1小節が著しく短くなっている点も特異です。」

虫癭 は 虫えい です。 えい は 櫻の木偏を 病垂れ に変えた漢字

跗節 は ふ節です。ふ は 足偏に付 です。

シロガネコバエ科Milichiidaeと... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/06/15(Mon) 22:11:51 No.5605  引用 
こんちは。

 ヤマトコクロコバエPhyllomyza japonicaと思われる種が採れました。嬉しかったので画像をアップします。
 なかなかすごい顔で感激しました。

 これとは別に、昨年採った採集品の中から、Leptometopa latipesに非常に似ている種も見つかりました。
 後脚脛節が顕著な形態でしたが、Phyllomyzaとは全く異なった印象で、肉眼ではフンコバエ科かミギワバエ科かも?と思える外観でした。

 シロガネコバエ科Milichiidae全体の共通形態は、一見だけでは捉えにくいように感じました。
 ではまた。


Re: シロガネコバエ科Milichiida... 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/06/17(Wed) 17:46:26 No.5611  引用 
バグリッチ様.

確かにインパクトの強い顔ですね.

どのような環境で採集したのでしょうか?

Re: シロガネコバエ科Milichiida... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/06/19(Fri) 21:09:18 No.5627  引用 
市毛様

 3日ほど出張していたので ご返事が遅れました。

 この科はまだ3回しか採ったことありませんが、皆 やや暗い水辺です。
 私は肉眼で本科と認識できないので、数が採れないです。

 なかなか興味深い仲間です。

 画像はLeptometopa latipesかなぁ と思っている個体の画像です。(不安ですが)

ヒラタヤドリバエ? 投稿者:Bacon.L 投稿日:2009/06/18(Thu) 21:40:44 No.5620  引用 
はじめまして。
素人ですが、このまえとったハエの種類がきになって調べたのですが分かりませんでした。
分かるようでしたらお願いします。


Re: ヒラタヤドリバエ? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/06/18(Thu) 23:35:35 No.5621  引用 
これはヤドリバエの仲間ではなくて、ミズアブ科のネグロミズアブCraspedometopon frontaleです。人家の周囲に多いアメリカミズアブ(時には糠みその中に幼虫が発生することがある)や、汲み取り式の便所の周囲を飛翔するコウカアブなどがミズアブ科に含まれます。

Re: 没脊爪慂浚? 投稿者:Bacon.L 投稿日:2009/06/18(Thu) 23:42:51 No.5622  引用 
三枝豊平様、どうも有り難うございます。
どうやら見当違いのところを調べていたようです。双翅目は難しいです。

Medeteraでしょうか 投稿者:Adippe 投稿日:2009/06/14(Sun) 12:16:36 No.5588  引用 
はじめまして。

札幌市在住で、半翅目を中心に採集している中1です。

近所のプラタナスで一昨年ダルマカメムシ(北海道RDBで絶滅危急種)を採集したので、追加個体を得るために時々観察しています。それで、同じ木で写真のアシナガバエをよく見るのですが、なかなか同定できないでいます。
先日、Dolichopodidaeで検索してみたところ、Medeteraによく似ているように思いましたが確信が持てません。
また、Masunaga, K.; Saigusa, T. (1998) A taxonomic study of the genus Medetera Fischer von Waldheim of Japan (Diptera: Dolichopodidae)を見てみましたが、触角端刺の状態など自宅にある顕微鏡(ニコンのファーブル)では確認しづらい部分もあります。

よろしくお願いします。

6/12 札幌市


Re: Medeteraでしょうか 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/06/14(Sun) 12:33:29 No.5590  引用 
鮮明な画像ではありませんが、ほとんど確実にMedeteraの1種の♂です。

中1とのこと、属の同定の難しいアシナガバエ科の本種を良く同定しましたね。

種までの検索をするためには、腹部を切断して(胸部との境界部からでいいでしょう、もし他の部分も壊しそうなら、腹部を切断しないで虫全体をつかう)、これを10%くらいの苛性ソーダまたは苛性カリの水溶液に1日ないし2日くらい漬けておいて、それから水のなかで綿棒などでそっと数回押さえて中の内臓などが解けた液を出して、それを10%くらいの酢酸(あるいは家庭用の酢)に数分間いれて、後にまた水につける、と言う操作をすると、♂交尾器の細部が観察できます。これをできればグリセリン80%位の水溶液にいれると次の操作がやりやすいでしょう。(グリセリンが入手できなければ、便秘の時に使う浣腸の液体ーこれもグリセリン溶液ですーを使えます)
なお、苛性ソーダや苛性カリは強アルカリですから、皮膚やウールの服装につけると、皮膚などが酷くただれたり、衣服に穴が開いたりするので、十分に注意して扱う必要があります。

以上の処理が終わった材料をできれば中央が円く凹みのあるホールスライドというスライドグラス(手に入らなければ普通のスライドグラスでもいいでしょう)に載せて、グリセリンを封入剤にしてカバーグラスをかけて、普通の生物顕微鏡で観察すると、♂交尾器の細部が観察できるでしょう。

あなたが引用されている私たちの論文で交尾器を比較すれば、種が分かるかもしれません。ただし、この属にはこの論文で発表した種のほかにまだまだかなりの数の未記録の種が日本列島には生息しているので、あなたの標本の種がこの論文で確実に同定できるとは限りません。

Medetera属の成虫は、樹幹や屏などに体をそり返すような姿で静止していて、そこにいる小型の昆虫を捕食します。また、幼虫は朽木などの中に生息していて、キクイムシ類の幼虫を捕食することが知られています。多分他の生息場所で、別の軟弱な昆虫を捕食している可能性もあります。

Re: Medeteraでしょうか 投稿者:Adippe 投稿日:2009/06/15(Mon) 15:34:19 No.5598  引用 
三枝豊平様

ありがとうございます。

夏休みか、できればその前に交尾器の解剖をしたいと思います。この文献の検索表を使って同定してみますが、日本未記録種がまだまだいるそうなので、引用文献にあるもので入手可能なものも読んでみたいです。時間があれば。

ハエの交尾器の解剖は楽しそうですね。この文献を見るかぎり種ごとの差異が大きそうなので。アワフキムシのそれのときは、違いが微妙なので交尾器をみたら余計に判らなくなってしまったことがあります。

訂正:中1→中2 です。年齢詐称していてすいません(わざとじゃないです、一応)。

Re: Medeteraでしょうか 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/06/17(Wed) 17:23:45 No.5609  引用 
アワフキムシ科の場合には確かに同属内では♂交尾器の形態の種間差は微妙ですね。

双翅目でもそのような例もありますが、概して明確な種間の差がでるものです。

それと、交尾器などの着色が強くて、生物顕微鏡(透過光でみる)では構造が分かりにくい場合は、苛性カリや苛性ソーダの液の中に、長めに(2.3日くらい)入れておくと、脱色が進んで細かな構造が分かりやすくなります。もちろん、処理する容器はフタをしておかないと、蒸発して濃度が高くなったり、いろいろと具合が悪いことがあります。Medeteraの♂交尾器は通常かなり着色が強いので、上記を参考にしてください。

苛性カリなどの処理を早くしたい場合は、カップヌードルなどの空容器に熱湯をいれます。そして、小さな容器(ペットボトルやドリンク剤の蓋でもいい)に苛性カリ水溶液を少量いれて、それに処理しようとする材料をいれます。それを湯の表面に浮かせて、お湯を入れた容器に蓋をして、10-15分置いておくと、通常の処理(筋肉や内臓などが分解・溶解して、キチン質の外骨格だけが残る)が完了します。

なお、札幌在住とのことで、ご存知かもしれませんが、私が得た情報では、北大の博物館がそのうち双翅目の標本作成や解剖についてパラタキソノミストの実習を行なうとのことです。問い合わせてみたらいかがでしょうか。

Re: Medeteraでしょうか 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/06/17(Wed) 17:42:41 No.5610  引用 
Adippe様,三枝様.

今年の「ハエ目昆虫パラタクソノミスト養成講座(中級)」は既に締め切られています.

6/20-21に実施されます.

http://museum-sv.museum.hokudai.ac.jp/activity/parataku/paratahyouji.php?renb=37.html

私も一度は参加してみたいのですが,中々日程が合いません.

Re: Medeteraでしょうか 投稿者:Adippe 投稿日:2009/06/18(Thu) 11:23:05 No.5614  引用 
三枝豊平様

交尾器の詳しい処理の方法を教えていただきありがとうございます。

三枝豊平様、茨城_市毛様

ハエ目昆虫パラタクソノミスト養成講座(中級)は、先月応募して当選の通知書が来ました。対象が高校生以上なので少し不安もありましたが当選できて嬉しいです。以前舘博士と2度お会いする機会があったのでOKだったみたいです。これで、今まで一部のハエでしかできなかった科までの同定ができるようになったり、殆どといっていいほど意味不明だった翅脈や剛毛などの名称が判るようになり、これからの昆虫採集がもっと充実したものになることを思うととても楽しみです。

昨日と一昨日、一泊二日の宿泊学習がありました。
虫用にPPサンプル管(空1つ、酢エチ入り1つ)を持って行ったのですが(もちろん内緒で)、捕る時間がなくて収穫はゼロでした。寒かったせいか、蚊もあまりたくさんはいませんでした。

キモグリバエでしょうか? 投稿者:ねぐろ 投稿日:2009/06/15(Mon) 17:49:47 No.5599  引用 
初めて投稿させていただきます。
5月中旬に茨城県の湿地で採集しました。
キモグリバエ類だと思ったのですが、よく解りません。
お教えください。よろしくお願いします。


Re: キモグリバエでしょうか? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/06/15(Mon) 21:38:56 No.5603  引用 
ねぐろ様、こんにちは。

 画像の種はキモグリバエ科の種であると思います。

 画像からは Eurina sabroskyi Kanmiya,1983 ではないかと思います。
 5〜6月に見つかる大きなキモグリバエで、湿地に生息している特徴的な種です。

 


Re: キモグリバエでしょうか? 投稿者:ねぐろ 投稿日:2009/06/16(Tue) 09:55:30 No.5606  引用 
バグリッチ様
採集した時には、変なヤチバエ類かと思っていました。ご教授ありがとうございました。

ルリチュウレンジの幼虫に産卵す... 投稿者:ハンマー 投稿日:2009/06/14(Sun) 21:06:27 No.5591  引用 
ルリチュウレンジの幼虫に産卵するハエをみつけました。
出来はよくないですが、動画も撮りました。(マックでは見ることができないようです。)
http://video.nifty.com/cs/catalog/video_metadata/catalog_090614209087_1.htm


Re: ルリチュウレンジの幼虫に産... 投稿者:ハンマー 投稿日:2009/06/14(Sun) 21:09:25 No.5592  引用 
ハエ自体はあまり上手く撮れていないのですが、ルリチュウレンジに産卵するヤドリバエについて何か分かることがありますでしょうか?
2009年6月14日、兵庫県三田市


Re: ルリチュウレンジの幼虫に産... 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/06/14(Sun) 21:59:52 No.5593  引用 
ハンマー様.

Arge similisに寄生が確認されているのは,Drinomyia bicoloripes(Oswaldia bicoloripes)が知られています.

Shima, H., 1980. Study on the Tribe Blondeliini from Japan (Diptera, Tachinidae) : III

Re: ルリチュウレンジの幼虫に産... 投稿者:ハンマー 投稿日:2009/06/14(Sun) 22:25:08 No.5594  引用 
市毛様

どうもありがとうございます。
ご紹介頂いた文献はダウンロードできました。
私にとってはほとんど意味不明ですが、ぼちぼちと解読したいと思います。

Re: ルリチュウレンジの幼虫に産... 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/06/14(Sun) 23:07:52 No.5595  引用 
ルリチュウレンジに寄生するヤドリバエDrinomyia bicoloripes Mesnilは、Drinomyia hokkaidensis (Baranov)のjunior synonymですから、有効な学名は後者D. hokkaidensisのようです。なお、本種の和名はキアシハリバエとなっています(Shima, H., 2006. A host-parasite catalog of Tachinidae (Diptera) of Japan. Makunagi/Acta Dipterologica, supplement 2)。

Re: ルリチュウレンジの幼虫に産... 投稿者:ハンマー 投稿日:2009/06/15(Mon) 21:53:09 No.5604  引用 
三枝豊平 様

どうもありがとうございます。
Drinomyia hokkaidensis キアシハリバエの可能性があるということで、メモしておきます。

クサアブについて 投稿者:りゅうひ 投稿日:2009/06/13(Sat) 12:49:39 No.5583  引用 
こんにちは。またお邪魔させていただきます。
先日、草地にてクサアブらしき♀個体を採りました。
クサアブは初見でしたので、自信がなく、一応検索してみましたが、該当する種がいなくて思慮しているところです。永冨・大石(2003)ではシマクサアブ属(Odonotosabula)に落ちましたが、それから先が落ちませんでした。はじめは分布的にヒメシマクサアブなのかなと思っていたのですが、腹部背板の模様が全く図とは異なります。近縁のキンシマ、シマとも異なっているように思います。
この種名は何でしょうか?
尚、針を刺したときに前胸背の金色のきれいな模様は体液でにじんで消えてしまいました・・・
根本的に科から間違っているのか不安になってきました。
ご教示いただければ幸いです。


Re: クサアブについて 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/06/13(Sat) 17:23:22 No.5585  引用 
Odontosabula属のことは間違いないでしょう。

本属の種は恐らく移動性が小さく、集団が分断され、日本列島内で分化途上の状態にあると推測しています。

本属では腹部や脚の色彩、体や触角の毛の色彩、触角鞭節先端小節の長さなどを基にして「種」が識別されています。白山ではdecoraとfulvipilosaが同所的と言うことになっていますが多くは異所的です。九州のgloriosaとこれら2「種」の中間地域での標本の情報もきわめて不十分です。

このような分化状態と情報不足の段階では、余り「種」にこだわる必要はないのではと思います。今、decoraやfulvipilosaを即座にgloriosaのsynonymにするわけにもいかないでしょうから、当面これら3「種」に該当しないような色彩斑紋のものは、Odontosabula sp.として扱うしかないのではないでしょうか。

日本列島には、このような分化途上の双翅目は多々あると思います。

Re: クサアブについて 投稿者:りゅうひ 投稿日:2009/06/13(Sat) 22:16:40 No.5587  引用 
三枝先生

昨年U村のカスミハネカの際はありがとうございました。
栃木県の中山です。
この度はコメントありがとうございました。

Odontosabulaは細かく分断されている可能性があるのですね。
環境省のレッドデータブックを読んでいて3種の分布からそんな気も少ししていました。
この採集地にはまた来週行く予定がありますので追加個体を探してみたいと思います。
もし♂個体や複数個体が確保できるようなら、私の手には負えませんのでお送りさせていただければと思いますがいかがでしょうか?

Re: クサアブについて 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/06/14(Sun) 12:17:36 No.5589  引用 
今回のりゅうひさんの画像の個体と類似した腹部や脚の斑紋をあらわす個体の画像が次のブログに掲載されています。いずれもシマクサアブO. gloriosaに類似した斑紋です。

1.みんなで作る昆虫ブログ、むし探検広場、のhatayanさんの投稿で、場所は「高冷地」としか示されていません。

2.ハンマーの虫のページ2.の5月17日の日付の所に、兵庫県三田市で撮影された個体。

永富・大石(2003)では、静岡県富士市で得られた2雌が、シマクサアブかそれに近似のものとして記録されています。

このようなデータから推測すると、西日本一帯(本州関東以西、九州、奄美大島)の低地ではシマクサアブのような斑紋の明るい集団が生息していて、中部から東北にかけての山地で雌腹部が広範に暗色のdecora-fulvipilosa群が生息している、という分布状態かもしれません。後者が大陸に広く分布しているO. czerskiiと関連があるということも考えられます。

以上のことも考えられますので、りゅうひさん、追加個体の採集に努めてみてください。

Re: クサアブについて 投稿者:りゅうひ 投稿日:2009/06/15(Mon) 07:43:09 No.5597  引用 
三枝先生

わかりました。
ちょっとがんばってみます。
今週末調査してきます。

管理人からのおわび 投稿者:ハエ男 投稿日:2009/06/15(Mon) 03:43:25 No.5596  引用 
当掲示板をご覧の皆様、アクセスありがとうございます。管理人の古田です。この度のアカウント切れでご迷惑をおかけしてすみませんでした。

本来はこのような場所に書き込むべき内容ではないのですが、資金的に苦しい現状でもあり、何かご依頼があればご連絡いただければ幸いです。
(価格については内容により応談有りです。)
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