Flytimes No.48が発行されました。ネットでFlytimesと入力すれば,Flytimes-American Dipterists Societyが出ますので,それをクリックして,Issue 48をダウンロードできます。
直接には,http://www.nadsdiptera.org/News/FlyTimes/issue48.pdf でも見れます。 また,小型昆虫を全方向からの照明で撮影するDome lightingの方法の改良法が示されています。これは双翅目の標本撮影に関心のある方々には参考になる方法です。 なお,本誌にはそれまで出版された双翅目の文献が列挙されています。双翅目談話会もカナダ,オタワの中央実験農場にある昆虫分類研究室に「はなあぶ」を創刊号から贈呈していまして(多分現在も送られているのかと思います),今回も「はなあぶ」に掲載されている論文もこの文献リストに挙げられています。 ![]() Flytimesの最新号の情報ありがとうございます. Dome LightのFisher氏も,マクロレンズ(or 顕微鏡対物レンズ)+image stackingを使用していますね. 私も,頑丈なコピースタンド(Nikon PF-4)がオークションで入手出来,やっと安定して高倍率が撮れるようなシステムが完成しました.実用倍率で約20倍程度まで,最大倍率では約35倍まで撮影可能です.
Dome Lightの記事にあるLEDライトを調べてみたら,eBayで購入可能でした.送料込みの価格が7000円強と国内で売っている商品に比べて激安ですね.
LEDのリングライトについて は,Gainexpressのが結構機種が多く,しかも値段が安いです(国産の半値以下)。香港の会社でおそらく中国製ですから,少々安かろう悪かろうの面がなきにしもあらずです。インターネットでgainexpress.comと検索して,会社がでたら,microscope, camera, illuminatorをクリックするといろいろなリングライトの広告がでてきます。私はKD-200(89USドル,80LED)と GX860(94.5USドル,144LED)の2種類を買ってつかっています。顕微鏡の鏡筒下部の直径を考えて適したものを購入する必要があり ます。ただLEDリングライトは,1)影がなくなるので標本がフラットな印象に見える,写真も同様な結果になる,2)液などに入れて解剖する場合にピンセットなどの周囲の水面が凹面になると,これに多数のLEDが小さく反射して解剖材料が見にくい,の二つの弊害があります。それで私は冷光ファイバー照明も併用しています。なお,gainexpress のLEDについては私が紹介した最新のFly TimesにもDome lightingの記事で紹介されています。
三枝様.
ファイバー照明に比べると安い代わりに欠点もあるのですね. ありがとうございました.
GX860が到着しました.
HPに20000Luxと表示しているだけあって,減光しないと眩しいです.現在使用している,150Wハロゲンランプを光源としたリング照明より明るいのには驚きました.拡散版を付けても明るそうです. また,三枝様が指摘していたように,一つ一つのLEDが離れて見えるので,反射した明かりが均一ではありません.(LED自体は互いに接するように並べられていますが,封入樹脂やレンズ部に比べLED素子自体が小さいので,構造的に仕方が無いようです.) GX860は内径が61mmですので,レンズ径が67mmと大きいLecia MZやCanon MP-E65には直接付けられません.アームスシステムの「LED照明装置・60φ〜70φ顕微鏡取り付け用アタッチメント 」を利用すると取り付けられそうです. 同社のKD200であれば内径70mmまで直接取り付けが可能なようです. |
![]() ニンジンの地下部分を真冬に食べていた幼虫から羽化させました。 一見するとニンジンハネオレバエのようなのですが、ネットに落ちている 写真(下記参照)とは、触角周りを中心になんだか雰囲気が異なります。 体長4.2mm、前翅長3.8mm程度です。 http://www.applenet.jp/~towada-aec/kamikitaraku/NO012.html#010-2 このハエの正体が分かる方がおられましたら、ご教示下さい。
キクノネハネオレバエ Psila nigricornis Meigen
だと思われます。 ニンジンハネオレバエではないようです。 |
China Scientific Book Servicesで英文タイトルと中国語タイトルとが異なっていた,Fauna Sinica Insecta Vol.50が届きました.
HPの英文タイトルでは「Fauna Sinica Insecta Vol.50 Dipera Muscidae」となっていましたが,やはり中国語で書かれているように内容はハナアブ科でした. もちろん,本の見開きには「Fauna Sinica Insecta Vol.50 Diptera Syrphidae」と書かれています.(Diperaというのも笑えます) 内容はかなり古臭い感じです. 2007年に発行されたFauna of Syrphidae from MT.Qinling-Bashan in Chinaより後退しています. 標本写真もカビが生えてるような標本写真です(^_^;) 面白いことに,素木が台湾から記載した種類について,「分布 中国台湾」として収録しています. 送料込み(Air Mail)で9000円でした. |
双翅目談話会の採集会を6月23日と24日に予定しています。
場所は、弘前大学白神自然園がらみで周辺のブナ林域を考えています。 23の晩は達磨様と懇親会もあります。 東北北部のブナ自然林域で何と出会えるのか、興味のある方の参加を募集します。
みなさん、お待ちしています。
竹内様、達磨様、どうもです。
仕事であのあたりは何回も行きましたが、なかなか面白いところです。自分が行ったときは6月にはモトドマリクロハナアブがたくさんいて、8月にはマツムラナガハナアブが普通に草地の花にヒョウモン類に混じって飛んできました。 うう、行きたいですが仕事があああ終わらないいい^^;;;; ケンセイ(来年以降も不定期でやりたいですね^^) |
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