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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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これはなんでしょうか 投稿者: 投稿日:2007/08/04(Sat) 22:15:47 No.3743  引用 
また、お尋ねします。No.3459 あたりのオドリバエかと思いますがよろしくお願いします。7月16日青森県下北半島での撮影です。

Re: これはなんでしょうか 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/08/05(Sun) 10:58:12 No.3744  引用 
これはオドリバエ科Empis属Planempis亜属の1種でまだ学名が付けられていない種です.この亜属の多数の種が日本に棲息していますが,写真の種は北アルプスから記載されたE. (P.) seminitida Freyとその近縁種からなるseminitida群のもので,下北半島では7月中旬から8月上旬にかけて発生します.写真でかろうじてわかるように翅の中室がメスでは著しく拡大して,翅の縁ちかくまで広がっているのが,この種の特徴です.脚に羽状剛毛が生じるのはこの群のメスでは一般的な特徴です.北海道にもこの種のようにメスの中室が著しく拡大した種が生息しています.
この種群の多くの種では,♂は渓流の上空1−3m位を活発に飛翔しながら求愛給餌用の小さな昆虫をさがします.本種の配偶行動の群飛については私は観察していません.

Re: これはなんでしょうか 投稿者: 投稿日:2007/08/06(Mon) 19:04:06 No.3747  引用 
アノニモミイアさん、ご教示ありがとうございます。配偶行動の群飛など探すのが楽しくなります。ハエは面白いですね。

(追伸。全く別件ですが昨年11月初旬に沢筋でたくさんのハエの群飛を見て、よくはありませんが動画に撮ってブログにのせていますhttp://snowmelt.exblog.jp/m2006-11-01/#4499030。彼らには求愛給餌は見られませんでした。交尾は見ました。オドリバエではなさそうだと思っています。)

Re: これはなんでしょうか 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/08/06(Mon) 22:59:02 No.3749  引用 
写真と動画はケバエ科のケバエ属Bibioの秋季発生の1種です.一見オドリバエの群飛に似ていて,私も高所で群飛している場合はオドリバエの群飛かと間違うことがあります.

Re: これはなんでしょうか 投稿者: 投稿日:2007/08/11(Sat) 22:51:17 No.3758  引用 
アノニモミイアさん、ありがとうございます。今年はもうちょっとうまく撮ろうと思います。

ヤドリニクバエ亜科? 投稿者:Arge 投稿日:2007/07/25(Wed) 13:40:54 No.3684  引用 
先週京都府の河川敷で採集したニクバエです。体長は約9mm。

普通に検索表を読んでいくとPterellaあたりに行くのですが、メスのせいかよくわかりません。

触角刺毛が羽毛状でないのでヤドリニクバエ亜科と思いますが、もしわかりましたらよろしくお願いします。


Re: ヤドリニクバエ亜科? 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/07/28(Sat) 11:33:31 No.3693  引用 
諸国巡礼の旅(現地調査)より戻ったワシです。

Argeさんの採集したのと同種と思われる個体を私も三重県で採集したのですが、現在サンプルが手元にありませんので、戻って来次第精査してお答えしたいと思います。

ところで、最近「ハチ系サイトの(蜂と亀)」はどうなってしまったんでしょうか?ご存知ですか?

Re: ヤドリニクバエ亜科? 投稿者:Arge 投稿日:2007/07/30(Mon) 19:55:37 No.3712  引用 
ハエ男様

ありがとうございます。
ニクバエはオスはゲニタリアの絵合わせでなんとかなるのですが、メスはニクバエ亜科ではあきらめて採集していません。
他の亜科なら何とかなるかと思ったのですが、ネット上に出ているオスと斑紋が違うのでよくわからなくなりました。
これで属の検索表もオスしか使えないとなるともうお手上げです。
また同定できましたらよろしくお願いします。

蜂と亀のページは、管理人さんにメールする機会があって、ついでに聞いたところ、「個人的な理由により閉鎖しております」とのことです。

Re: ヤドリニクバエ亜科? 投稿者: 投稿日:2007/08/01(Wed) 09:58:34 No.3716  引用 
Argeさん、ハエ男さん、こんにちは。

え〜と・・・Kurahashi(1970)の検索表でPterella属になるんですよね。
私の考えですが、、、

・web上で時々見かける「獲物を抱えたクロアナバチを追うハエ」に似ている
 例えば、イッカク通信発行所>自然観察な日々の「クロアナバチ(その2)」に出てくるハエは見た目そっくり!!
 http://ikkaku2.exblog.jp/4405402
・日本蜂類生態図鑑 講談社(1982)に載っている「アナバチヤドリバエ」の写真にも似ている。この写真には「クロアナバチの巣孔の近くで,産卵する機会をねらっているアナバチヤドリバエ」というキャプションがついている。

というわけで、Kurahashi(1970)のアナバチヤドリバエ P. fasciata fasciata 、現行のニクバエリストではアナバチヤドリニクバエ Protomiltogramma fasciata にあたるものの可能性が高いと思います。あくまで見た目の話ですので、種名の決定には標本の精査が必要ですが、解明の手がかりになればと思います。

Re: おっと〜〜 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/08/01(Wed) 18:32:33 No.3720  引用 
いきなりイッカク通信が出てきてしまいましたね。このサイトの作成者 安田守氏はワシの実家の近所に住んでて、お友達なのです。(今、長野県で最も面白い視点で虫をとらてるカメラマンだと思っています。)ちなみに先日、彼著の本が出ました。(ちょとワシも協力してます。)
著者 安田 守
『森の休日5 集めて楽しむ 昆虫コレクション』
出版社:山と渓谷社
サイズ:AB判96ページ
ISBN:978-4-635-06326-5
価格:\1890(税込み)
もし良ければ見てやってくださいませ。
(ナナフシモドキの一生をとらえた画像は圧巻というよりは笑えました。)


Re: ヤドリニクバエ亜科? 投稿者: 投稿日:2007/08/03(Fri) 11:22:20 No.3733  引用 
ベッコウバチの巣穴の横で待っているハエもいました。
画像の、穴の中のオレンジ色のはベッコウバチの触角です。


Re: ヤドリニクバエ亜科? 投稿者:Arge 投稿日:2007/08/11(Sat) 22:03:50 No.3757  引用 
みなさま、書き込みありがとうございます。
返事が遅くなってすみません。

実は属の検索表がちゃんとあっているかもあまり自信がないのですが。
問題は双翅目web図鑑に載っているアナバチヤドリニクバエのオスと全く色彩が違うことです。Kurahashi(1970)でも色彩などの記載がないのでさっぱりわかりません。

仕事の隙を突いて昨日は滋賀県に行ってきました。
琵琶湖の周りに砂浜があって、古い記録では海浜性の甲虫なども記録があるので、ハマベニクバエがいるのではないかと思ったのですが、場所の選択を誤ったかペキンとナミしか取れませんでした

多分ハエかと思いますがよろしく... 投稿者:トッコ 投稿日:2007/08/06(Mon) 16:57:53 No.3745  引用 
山の中で見つけました。よろしくお願いします。

Re: 多分ハエかと思いますがよろ... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/08/06(Mon) 21:44:14 No.3748  引用 
トッコ様.

マガリケムシヒキの仲間だと思います.

Re: 多分ハエかと思いますがよろ... 投稿者:トッコ 投稿日:2007/08/07(Tue) 11:37:29 No.3750  引用 
茨城@市毛様へ
ありがとうございます。
HPにて確認ができました。

同定を頼む場合の必要事項 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/08/07(Tue) 12:00:18 No.3751  引用 
トッコさん>ようこそ

別の記事でも書いてはあるのですが、再確認のために書いておきますね。

同定(種名を調べる事)を頼む場合、必ず、その昆虫の採集場所(または撮影場所)、日時などを入れるようにしてください。(昆虫には同じように見えても地域によって別種、別亜種となる場合があるので、特に採集場所情報は重要です。)

また本来、双翅目(ハエ目)の同定を一方向のみの画像から行う事はかなり無理がある作業です。特に双翅目は他の昆虫と違うところは体の紋もさることながら体の剛毛や刺毛の本数、生え方、脚の形状、色彩、毛の生え方、翅脈、♂交尾器などが重要な識別点とされているのです。(これらの剛毛等がわからない画像ではどうしても〜の一種としかならない場合が多くなるのです。)
出来れば複数方向からの画像があると同定精度が高くなります。

ということで、今後もよろしくお願いいたします。

Re: 同定を頼む場合の必要事項 投稿者:トッコ 投稿日:2007/08/07(Tue) 13:56:13 No.3752  引用 
ハエ男様へ
お世話になります。
申し訳ありませんでした。
次回また機会ましたらご指摘のように詳細を
添付したいと思います。よろしくお願いします。

産卵する柄のある羽根のハエ。。 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/08/03(Fri) 23:11:22 No.3737  引用 
今日、蓬の葉っぱに止まっているハエが産卵しているような感じでした。
何というハエですか?5〜6mmくらいだったような。
広島市佐伯区湯来町です。
よろしくお願いします!


背中からです 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/08/03(Fri) 23:12:32 No.3738  引用 
背面から撮ってみました。

顔です。 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/08/03(Fri) 23:13:26 No.3739  引用 
前面から撮ってみました。

お尻のほうです 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/08/03(Fri) 23:15:08 No.3740  引用 
動きが早くて。。お尻はこんな感じです。(^^ゞ

Re: 産卵する柄のある羽根のハエ... 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/08/04(Sat) 12:36:07 No.3741  引用 
多分ヨモギの葉にいたのではないかと思うのですが、ヨモギマルフシミバエではないかと思います。

ありがとうございました♪ 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/08/04(Sat) 17:47:02 No.3742  引用 
ハエ男さん!
最初にも書いたように蓬(よもぎ)の葉っぱにいました。
名前が分かって嬉しいです♪(^_^)/

ホソムシヒキ 投稿者:TAKAO YAMADA 投稿日:2007/08/01(Wed) 22:17:34 No.3722 ホームページ  引用 
ミノモホソムシヒキでしょうか?
クモを捕まえている様です。
2007/07/31 三重県南伊勢町


Re: ホソムシヒキ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/08/02(Thu) 17:29:23 No.3730  引用 
コメントがないので素人ですが一言.Leptogaster属は雄交尾器の構造に相違が見られますが,写真のようにメスの場合は種までの同定は難しいのではないかと思います.どなたかムシヒキアブに詳しい方で♀でも種の同定ができればいいのですが.

クモを餌にしているとのこと,本属の種は地上近くの小枝や枯れ枝の直下をそれに沿うように水平に飛翔して,そこに静止している獲物を捕獲するような行動がしばしば観察されます.オドリバエ科のRhamphomyia属のCalorhamphomyia亜属のいくつかの種も同じような狩りの行動をあらわし,R. (C.) latistriata等はもっぱらクモを狩ります.

また,本属の種で飛翔しながら(ホバリングのような)交尾を続けるのを観察したことがあります.これも他のムシヒキアブとはずいぶん違った行動だと思いました.

アリノスアブがわかりません 投稿者:pakenya 投稿日:2007/07/22(Sun) 19:47:13 No.3668  引用 
諏訪の入笠山で撮影したアリノスアブです。

雌雄とも体はエメラルドグリーンの金属光沢を持ち、胸背は黄色系の長毛に覆われています。腹部は第3節以降が黒っぽく、淡色の毛に覆われる第2節と対照的です。

「日本のハナアブ」のシリグロアリノスアブや、「札幌の昆虫」に掲載されているニシキアリノスアブあたりに似た感じですが、区別点が分らないので困っています。


Re: アリノスアブがわかりません 投稿者:pakenya 投稿日:2007/07/22(Sun) 19:54:22 No.3669  引用 
撮影・採集地点は、入笠山のひとつ南の山頂(1960m)です。当日(7/6)は曇りがちだったせいか、動きは不活発でしたが、個体数は結構多く、交尾ペアを5組は見ました。

標本のgeniの画像(側面)です。

教えてください。


Re: アリノスアブがわかりません 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/07/23(Mon) 19:29:40 No.3677  引用 
私にもわかりません.

「札幌の昆虫」の生態写真を見ても判るように,生時と死後とでは胸背の色彩が著しく異なるため,生態写真では余計判りません.

同定については,下記の文献の検索などを読んでみて下さい.
http://ci.nii.ac.jp/naid/110004702065/en/

ざっと見た感じでは,ミヤマアリノスアブとニシキアリノスアブが非常に近縁なようで,腹部の黒色毛の分布もほとんど同じですが,生時の胸背の色が全く異なります.
本州編の検索が出ないと,山岳性の同定は難しいようです.

なお,アリノスアブ亜科の交尾器は,外見が非常に酷似しているので,殆ど検討されていないようです.
内部構造を緻密に検討すると,同定に使用出来るかもしれません.

Re: アリノスアブがわかりません 投稿者:pakenya 投稿日:2007/07/27(Fri) 14:42:09 No.3688  引用 
市毛様。いつもお世話になります。レスが遅れて申し訳ありませんでした。連日30度超の千葉と都内の現場を渡り歩いておりました。

生態写真と標本写真では全く雰囲気が変わることは多いですね。標本写真を添付します。まずは、♂の背面です。

小楯板には1対のトゲがありますが、トゲアリノスほど目立ちません(写真では分らないです)。腹部の第2節から第3節は黄色の長毛に覆われ、第4節は前半がほぼ黒色短毛で覆われています。


Re: アリノスアブがわかりません 投稿者:pakenya 投稿日:2007/07/27(Fri) 14:45:07 No.3689  引用 
次は頭部を斜め上から見たもの。

複眼は、頭幅の1/5ほど離れています。
Microdonの顔は丸っこくて愛嬌がありますね。


Re: アリノスアブがわかりません 投稿者:pakenya 投稿日:2007/07/27(Fri) 14:56:13 No.3690  引用 
最後に触角です。

第1〜3節の比は3:1:2です。

先に添付したように、surstylusは細長く、中央部に切れ込みがあります。

これらの特徴は、ニシキアリノスアブ:Microdon yokohamaiの記載と異なる部分がありません。♀個体では、第4腹板の被毛に淡色のものが混在することが異なりますが、それ以外は全く一致しているようです。

ミヤマアリノスアブの胸部はどのような色彩なのでしょうか?


Re: アリノスアブがわかりません 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/07/27(Fri) 20:40:57 No.3692  引用 
ミヤマアリノスアブは,私のHPに載っていますが,撮影方法が古いのでちょっと色が違って見えます.生時にどのような色彩であったかが,うろ覚えなのですが,ニシキのような顕著な色彩はしてなかったと思います.

pakenya様が採集したのも,恐らくミヤマとしている種類なのでしょう.

後は,自力で調べるしかないようです;^_^)

北大で撮影した写真を調べたところ,Microdon nigrodorsatumはアリノスアブMicrodon japonicusに近似した種類のようでした.(スナップ的に写した写真なので,あまり良くわかりません)

本州のアリノスアブも,細かく調べると色々と出てくるかもしれません.

Re: アリノスアブがわかりません 投稿者:maruyama 投稿日:2007/07/29(Sun) 14:57:24 No.3703  引用 
はじめてコメントさせていただきます。北海道の種の著者の一人です。市毛様のおっしゃるとおりニシキと「ミヤマ」(=「シリグロ」)は非常に近縁で、ニシキを記載する際にも同種すべきか否か迷いました。しかし、頭部の形態(計測値)が明瞭に異なるのと、寄主が異なるということで(ニシキがクロヤマアリを寄主とするのに対し、「ミヤマ」がヤマクロヤマアリを寄主とする)、今後の課題に残しておこうという結論に達しました。まだ知られていませんが、ヤマクロヤマアリの分布からして東北地方でも採集される可能性があり、北海道と本州中部の間の標本を待って検討したいと考えています。

入笠山の個体はわたしも採集しており、一般に「ミヤマ」と呼ばれている種と同種であることを確認しています。

ちなみにこの仲間の交尾器は複雑でありながらもほとんど使えません。内部構造も詳しく調べましたが、いまのところ同定に有用な形質は見つかっていません。アメリカのMicrodonは詳しく調べられていますが、その著者によると交尾器が使えないのはどこでも同じようで、腹部の毛斑や色彩、頭部の計測値がやはり手がかりとなるようです。

Re: アリノスアブがわかりません 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/07/29(Sun) 19:30:29 No.3705  引用 
maruyama様.

わざわざ御足労ありがとうございます<m(__)m>

本州編のアリノスアブの検索が出るのをお待ちしております.

Re: アリノスアブがわかりません 投稿者:pakenya 投稿日:2007/07/30(Mon) 07:19:13 No.3708  引用 
maruyama様、ご無沙汰しております。
・・・って、ハンドル名だけじゃ判らないかな。

ミヤマ、シリグロ、ニシキの周辺の事情を理解しました。
東北や奥只見でも探してみます。

また、よろしくお願いします。

Re: アリノスアブがわかりません 投稿者: 投稿日:2007/08/02(Thu) 14:03:05 No.3729  引用 
市毛様、まだまだ細かい問題が多く残されており、検索表は当分先になるとは思いますが、とりあえずは「日本産好蟻性昆虫データベース」を数年中に公開する予定で、そこに大部分の種の写真を掲載したいと考えております。

pakenya様、うーん、すみません。どなたかわかりません。よろしければ、個人的にメールいただけると幸いです。奥只見で調査されているのでしたら、新潟から最近記載された正体不明種nigrodorsatumがそのあたりに分布する種に該当するかもしれません。成果を楽しみにしております。

真夏もオドリバエ 投稿者:Acleris 投稿日:2007/08/01(Wed) 18:09:03 No.3718 ホームページ  引用 
コンニチワ、いつもお世話になります。
真夏にもオドリバエはいるんですね。
検索表をたどると、Hybos属に行き着きましたが、あっているでしょうか?
後脚は通常なのですが、中脚付節は突起のある不思議な形をしています。前脚腿節にはブラシ状の毛束があります。
あと複眼は、真ん中から上は大きな個眼、下側は小さめの個眼にはっきり区分され、まるで遠近両用めがねのようでした。
何でもかんでも無節操に虫取りしていますが、よろしくお願いします。


Re: 真夏もオドリバエ 投稿者:Acleris 投稿日:2007/08/01(Wed) 18:11:45 No.3719 ホームページ  引用 
いつも聞いてばかりなので、同日に採ったミズアブを貼っていきます。

ハキナガミズアブですよね。
リストにも同属他種がいないのであっていると思うんですが。
ハエ図鑑にお使い下さい。


Re: 真夏もオドリバエ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/08/01(Wed) 19:30:09 No.3721  引用 
オドリバエはSyneches属の1種です.これはParahybos亜属が適用可能な種で,chiragra群という特殊な種群に属します.日本からはSyneches deformitarsis Saigusa, 1964が西表島と石垣島から記載されています.本土の種はこれとは別種で未記載です.これは本州から九州にかけて分布し,まさに盛夏に成虫が出現します.個体数が少ないものでして,私も10頭ほどしか持ちません.Aclerisさんが記述されているような脚の形態のほかに,腹部に長毛を生じますし,後頭部が他のSynechesとは異なって膨出し,CuA室(伝統的なanal cell)が長く伸びて尖ります(この形質のためにAclerisさんがHybos属に同定されたのでしょう).♀の脚は正常で,翅は透明感が強いです.この種群は台湾に2種棲息するほかに,東南アジアに分布し,私の手元にも数種あります.生態など一切不明でして,配偶行動でもわかれば♂の変わった形質の意味が分るかもしれません.

複眼の個眼が顕著に分かれる傾向がSyneches属ではしばしば見られます.本属の場合は上部がややあるいは強く扁平になり,その部分の個眼が著しく大きくなります(最も大きい場合は単眼より大きい).ここで上空を飛ぶ餌を見ているのでしょう.感覚生理学者に聞いても,大きい意義は知らないようです.

Re: 真夏もオドリバエ 投稿者:Acleris 投稿日:2007/08/02(Thu) 04:58:10 No.3727  引用 
アノニモミイア様、詳細なご教示ありがとうございます。
Syneches属の1種とのこと、やはりシロウトの検索では迷子になってしまいます。
本個体は、画像に記載したように、神戸市の市街地から少し入った低山地で見つけました。
アラカシ、ニセアカシア、コナラなどが主体の雑木林で、標高は120m程度です。目の高さのコナラの葉の裏に、単独で止まっていました。
また、質問に伺うこともあるかと思いますが、よろしくお願いします。ありがとうございました。

教えてください 投稿者: 投稿日:2007/07/28(Sat) 12:06:26 No.3694  引用 
沢が流れていくのですが、海岸の砂浜に水が吸い込まれていく沢尻の辺りにいました。青森県下北半島の太平洋岸です。体長は6から7ミリくらいです。よろしくお願いします。4枚貼ります。

Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2007/07/28(Sat) 12:07:17 No.3695  引用 
2枚目です

Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2007/07/28(Sat) 12:08:09 No.3696  引用 
3枚目です

Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2007/07/28(Sat) 12:09:01 No.3697  引用 
最後です。

Re: 教えてください 投稿者:バグリッチ 投稿日:2007/07/28(Sat) 23:16:25 No.3701  引用 
おーやぎ様、こんちは。

 また、役立たずのコメントですが、アシナガバエ科は間違えないです。
 触角が特徴的な種ですが、私も似た感じの種を、埼玉の上流域の砂地で撮影した事があります。

 採集していないので、属が確定できていません。

 仮に採集していても、この科は、専門家でないと、種まではなかなかわからないのが現状です。

 役立たずで、すいません。


Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2007/07/29(Sun) 23:52:50 No.3706  引用 
バグリッチさん、こんばんは。アシナガバエ科なのですね。ありがとうございます。眼の色などは違って見えますが似てますね。
食べているものはなんでしょう。前肢で持っているようにみえますね。こちらは[3694]が、昆虫を口だけでしゃぶって回転させているように見えるものを動画で撮影しました。FLVなので割合簡単に見ることができると思います。よろしければ見てください。http://snowmelt.exblog.jp/にあります。
双翅目は舐める、刺す、吸うとだけ思っていたのですが、しゃぶる構造の口もあるのですか。


Re: 教えてください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/07/30(Mon) 10:21:29 No.3709  引用 
アシナガバエ科のTachytrechus属の1種です.

Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2007/07/31(Tue) 21:55:05 No.3715  引用 
アノニモミイアさん、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

セダカオドリバエの一種というも... 投稿者: 投稿日:2007/07/23(Mon) 23:21:00 No.3679  引用 
こんばんは。7月8日に青森県下北半島で撮しました。ひとつ目はセダカオドリバエの一種ですか。二つ目と三つ目は何でしょうか。この口は他の動物の体液を吸うのですか。お教え下さい。

Re: セダカオドリバエの一種とい... 投稿者: 投稿日:2007/07/23(Mon) 23:22:00 No.3680  引用 
ふたつ目です。

Re: セダカオドリバエの一種とい... 投稿者: 投稿日:2007/07/23(Mon) 23:26:02 No.3682  引用 
三つ目です。ふたつ目と三つ目は同じところで撮りました。

Re: セダカオドリバエの一種とい... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/07/26(Thu) 07:15:41 No.3686  引用 
おーやぎ様.

中々コメントがつかないので,私の推測を書きます.

1枚目は,以前掲示板に出たHybos sp.もしくは近縁種.
2枚目は,体型がやや太めですが,恐らくHybos属ではないかと思います.こちらでも同じような標本を採ってます.
3枚目は,Hybos auriferもしくは近縁種.

生体は赤い目をしているのが多いのですが,標本にすると茶色くなるのでがっかりします.

Re: セダカオドリバエの一種とい... 投稿者: 投稿日:2007/07/26(Thu) 23:37:33 No.3687  引用 
茨城@市毛さん、ありがとうございます。[2649]にあるような格好で捕食するのですね。後肢の剛毛らしいのが獲物を押さえるのに適しているのですね。2枚目3枚目の後肢はたくましくはありませんがこれは雌雄の違いでしょうか。種の違いでしょうか。よろしくお願いします。

Re: セダカオドリバエの一種とい... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/07/30(Mon) 10:32:31 No.3710  引用 
1枚目は市毛さんの言われたとおりHybos属です.種は写真では分りません.脚の黒いHybosは日本に15種以上分布しています.黒いのは既知種でH. japonicusとH. tibialis (sensu Frey)です.前者は中脛節が赤褐色ですので,写真の種ではありません.後者は脚の細毛が白いので,これも写真の種ではありません.♂交尾器,中脚の剛毛,後脚腿節の形状などの形質が明らかでないと種は分りません.

2枚目と3枚目はSyneches(ヒロバセダカバエ属)の種です.本土さんのこのような中型のSynechesの分類の検討は十分ではありません.2枚目と3枚目は多分同種でしょう.胸背の色彩が異なりますが,性差もあり,また撮影のアングルで色調が変化しますので,写真だけでは両者の関係は分りかねます.Syneches属は頭部は半球状で,後頭部が扁平です.Hybosではほぼ球形,後頭部が膨出します.

これら2属は口吻が前方を向いていますが,飛翔中の小昆虫を捕らえて吸汁する際には口吻は下を向きます.多くのムシヒキアブのように前方を向いたままと言うことではありません.

Re: セダカオドリバエの一種とい... 投稿者: 投稿日:2007/07/31(Tue) 21:53:45 No.3714  引用 
アノニモミイアさんありがとうございます。写真のHybos属らしいものの側に吸汁されたと思われる極めて小さい双翅目が横たわっていました。抜け殻のような感じでしたが、彼らはただ体液をすうのでしょうね。ありがとうございました。

はじめまして 投稿者:あたらよ 投稿日:2007/07/28(Sat) 17:31:47 No.3698  引用 
見付けたハエの名前が分からず、ネットの大海をさまよっていた所、ここへたどり着きました。
過去ログを拝見して、メバエの仲間かな?とまで分かったのですが、それ以上の事は分かりませんでした。


お手数をお掛けしますが、名前等ご存知でしたらお教えいただけませんか?
どうぞよろしくお願いいたします。


Re: はじめまして 投稿者:あたらよ 投稿日:2007/07/28(Sat) 17:34:39 No.3699  引用 
撮影:東京都、小金井公園
月日:07年7月23日

上からです。
花壇にとまっていました。


Re: はじめまして 投稿者:あたらよ 投稿日:2007/07/28(Sat) 17:36:56 No.3700  引用 
斜め前方からです。


雨上がりだったので、背中の真ん中に付いた点は、
水滴かもしれません。


Re: はじめまして 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/07/29(Sun) 06:21:18 No.3702  引用 
間違いなくメバエ科の一種です。

メバエ科の同定は現在のところ、同定に使えるような、まとまった資料がないので、かなり難しいです。

腹部の色が良く見えないので、ちょっと断言できかねるのですが、頭部の様子などからすると、オオズクロメバエに似ているように見えます。
http://www.pref.shimane.jp/section/keikan_shizen/rdb/rdb/an202.htm

Re: はじめまして 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/07/29(Sun) 19:28:58 No.3704  引用 
ハエ男さんに1枚.

ついでに落書きしておきます.

オオズクロメバエは,従来Archiconops erythrocephalus(Fabricius,1794)とされてきましたが,Stuke(2004)Revision der Gattung ArchiconopsでArchiconops niponensis (Vollenhoven,1863)に分離されました.
また,クロメバエConops nigricans Matsumura, 1918が本種のシノニムになりました.

どうも有り難うございます。 投稿者:あたらよ 投稿日:2007/07/29(Sun) 23:56:31 No.3707 ホームページ  引用 
ハエ男様、茨城@市毛様、
詳しいご返答を下さり、どうも有り難うございました。

貼っていただいたURLの標本を拝見しましたら、
私の写したものと、そっくりでした。
謎が解けて、やっと趣味ブログへ載せられます。

とても特徴的な姿だったので、
すぐに名前が見つかるかと思っていたら大間違い、
ハエの仲間の奥深さを感じました。

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