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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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9月のガガンボ 投稿者:田中川 投稿日:2009/12/30(Wed) 23:31:18 No.6085  引用 
2009.9.26 砂浜海岸に近い所で,セイタカアワダチソウ群生地の中で見つけました。翅長は約18ミリ。このガガンボの種名は判りますでしょうか。

Re: 9月のガガンボ 投稿者:田中川 投稿日:2009/12/30(Wed) 23:33:21 No.6086  引用 
拡大写真です

Re: 9月のガガンボ 投稿者:田中川 投稿日:2009/12/30(Wed) 23:36:25 No.6087  引用 
以上3枚の画像でどこまで判りますでしょうか。

Re: 9月のガガンボ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/12/31(Thu) 13:35:03 No.6088  引用 
田中川さん,先日は思いがけなく津でお会い,拝顔できて良かったです。

さて,お尋ねのガガンボはTipula属(キリウジガガンボ属とでもいうのでしょうか)であることは間違いないのですが,この属にはおびただしい数の種(もちろん多くは未記載でしょうが)があって,写真では専門家でも同定が困難でしょう。

腹部の色彩,翅の斑紋からはヤチガガンボ(Tipula(Vestiplax)serricauda Alexander)に類似していますが,本種にもいくつかの近似種があるようです。達磨大師など専門家のコメントがあるまで当面,ヤチガガンボまたはその近縁種とされて処理したらいかがでしょうか。

Re: 9月のガガンボ 投稿者:田中川 投稿日:2009/12/31(Thu) 18:07:11 No.6089  引用 
アノニモミイア様,いつもありがとうございます。
先日はお会いでき光栄至極。会場で先生のお姿を探しておりましたら,「雲の上におられるような偉大な方で,あの先生にお声をかけようとするのは恐れ多いことです。私にはとても出来ません」と言っている方もいました。お会いして,この掲示板でのコメントからも偲ばれるように心優しい先生で,ほっとしました。
来年もよろしくお願いします。
ヤチガガンボに類似とのこと,一度調べてみます。

Re: 9月のガガンボ 投稿者:達磨 投稿日:2010/01/01(Fri) 18:02:35 No.6090  引用 
しばらく見ないとガガンボねたが溜まりますね。
アノニモ先生のお見立てのとおり、これはTipula (Vestiplex) ノコギリガガンボ亜属の一種です。
やはり、写真ではきついですね。

田中川様、お会いできてよかったです。ネット上での知り合いは直にお会いするまで、なにか、正体のないような、得体の知れない感じがするものですから。

Re: 9月のガガンボ 投稿者:田中川 投稿日:2010/01/01(Fri) 23:54:07 No.6091  引用 
達磨様,ありがとうございます。
来津の折にはお会いできて嬉しかったです。
写真ではきついとのこと,こりゃ一度ガガンボを抱えて達磨様の許へ馳せ参じないと正解が出てきませんね。
今年はガガンボをしっかりと捕まえるようにします。
今年もよろしくお願いします。

キモグリバエ? 投稿者:Acleris 投稿日:2009/12/20(Sun) 23:37:23 No.6069 ホームページ  引用 
ハエ板復旧を昨日知りました。
ハエ男様!ありがとうございます!
またオシエテ君が再開できます。(すみません)
この夏に採った小バエなんですが、
科の見当があやふやです。
この画像で、科までなりとも判るでしょうか?
キモグリバエ科と見当はつけたのですが、、、、、
判るようでしたらよろしくお願いします。


Re: キモグリバエ? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/12/24(Thu) 20:18:01 No.6070  引用 
Aclerisさん、こんにちは。

 詳細が確認できないためか、コメントが付かないですね。

 ちなみに(ちゃんと検索してみないとわかりませんが)、この外観をみたら、私でしたら、キモグリバエ科にしてしまうと思います。

 是非、科の検索をしてみてください。

Re: キモグリバエ? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/12/25(Fri) 00:02:09 No.6072  引用 
翅脈相から判断しただけでも疑いもなくキモグリバエ科です。

Re: キモグリバエ? 投稿者:Acleris 投稿日:2009/12/26(Sat) 06:09:45 No.6073 ホームページ  引用 
バグリッチ様、アノニモミイア様、コメントありがとうございます。
科の検索までは新訂図鑑でとりあえずキモグリバエ科には行き着いたのですが、体長3mmと小型のため、特徴が判りがたかったのと、小さい割に美麗な種のため、あわよくば種名が判るかも?と考えて質問してみました。
キモグリバエ科は合っていたので良かったです。
ありがとうございました。

Re: キモグリバエ? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/12/27(Sun) 22:10:21 No.6079  引用 
キモグリバエ科に詳しい上宮健吉博士にこのキモグリバエの名称をお尋ねしたら,以下のようなご返事をいただきましたので,私が代わってお伝えします。上宮先生有難うございました。

「顕著なキモグリバエ科の1種であって、1983年の私の総説で新属の Terusa Kanmiyaの単模式種になった種類で、台湾が基産地です。分布は台湾からトカラ、九州、本州に分布し、幼虫がササ属の芽に侵入して新鞘を枯らすハエです。 H.Sauterが台湾で採集した標本に基づいたChlorops frontata Becker が原記載名です。Sauterの功績を讃えて名前を並びかえたTerusaのアナグラムで新属にしました。非常にユニークなキモグリバエ亜科の属です。まるで赤ちゃんのようなハエですね。総説の264ページに記載しています。
 同定結果:種名 Terusa frontata (Becker) 雄個体。」

Re: キモグリバエ? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/12/28(Mon) 10:50:49 No.6081  引用 
採集された標本と比較できるように,Terusaの原記載を添付しました。サイズが大きいので2回に分けます。

添付:6081.pdf (93KB)

Re: キモグリバエ? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/12/28(Mon) 10:53:23 No.6083  引用 
Terusa原記載の後半です。

添付:6083.pdf (74KB)

ありがとうございます! 投稿者:Acleris 投稿日:2009/12/29(Tue) 08:19:16 No.6084 ホームページ  引用 
アノニモミイア様、大変なお手間をかけてしまい、申し訳ない限りです。
同定していただいた、上宮先生、ありがとうございました。

Terusa frontataとのこと、野生生物目録では和名がザウターキモグリバエですね。
Terusaとザウターのつながりがおもしろいです。

また、記載文も添付していただいてありがとうございました。
日本産キモグリバエ科の総説があることも知りませんでした。
(こんな有用なものは、ちゃんと日本で発行できるように、国も支援してくれないと困りますね。)

>まるで赤ちゃんのようなハエですね。
研究対象への愛情が伝わってくるようで、うれしくなりました。

また、かわいいハエを見つけたら、質問しに来ます。
ありがとうございました。

ガガンボダマシの季節ですね。 投稿者:Acleris 投稿日:2009/12/26(Sat) 06:18:44 No.6074 ホームページ  引用 
コンニチワ、お世話になってます。
23日の祭日に山で複数飛んでいたガガンボダマシです。
さすまたのように派手に枝分かれした交尾器と、なにより翅面に刺毛が生えると言う特徴から、コンゴウガガンボダマシとしました。
(過去ログの達磨様のコメントを参照しました。
tp://diptera.jp/usr/local/bin/perl/dipbbs/joyful.cgi?list=pickup&num=5161#5161)

その後、近縁種が記載されたりとかは、されてないですよね?


Re: ガガンボダマシの季節ですね... 投稿者:Acleris 投稿日:2009/12/26(Sat) 06:20:25 No.6075 ホームページ  引用 
腹端部と翅面の拡大です。

Re: ガガンボダマシの季節ですね... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/12/26(Sat) 08:07:49 No.6076  引用 
Aclerisさんが同定されたとおり,Trichocera (Metatrichocera) mirabilis Alexander, 1934です。

このような異型の雄交尾器を持っている日本のMetatrichoceraは,

Nakamura, T. & Saigusa, T., 1996. Two new species of Trichocera (Metatrichocera) (Diptera: Trichoceridae)from Japan. Japanese Journal of Entomology, 64(4): 795-804.

Nakamura, T. & Saigusa, T., 1997. A revision of the Japanese species of the subgenus Metatrichocera Dahl, 1966 of the genus Trichocera Meigen, 1803 (Diptera; Trichoceridae). Nature and Human Activities, (2): 59-89.

の2論文で記載されたものがすべてでしょう。ほかにも未記載種が発見される可能性はあります。

Re: ガガンボダマシの季節ですね... 投稿者:Acleris 投稿日:2009/12/26(Sat) 10:06:11 No.6077 ホームページ  引用 
アノニモミイア様、早速のお答え、ありがとうございます。
学名で検索すると、以下の文献がヒットしました。

Nakamura,T.,1995. New Record of Trichocera mirabilis ALEXANDER (Diptera, Trichoceridae) from Japan. Japanese Journal of Entomology, 63(2):260

和名の「コンゴウ〜」は朝鮮半島の金剛山のことだったんですね。
また何かありましたら、よろしくお願いします。

ヨモギハマダラミバエでよいでし... 投稿者: 投稿日:2009/12/09(Wed) 17:23:41 No.6052  引用 
12/9につくば市で、複眼の緑色があまりにきれいなので採取しました。
翅脈および翅の斑紋から、Trypetaの類と思われますが、中胸後盾板の中央に1条の黄褐色部生じる(新訂原色昆虫図鑑P353)個体については、ヨモギハマダラミバエとされています。
側板にも黄色の筋がありますが、ヨモギハマダラミバエでよいのでしょうか?過去ログなども見てみたのですが、わかりません。よろしくご教示のほど御願いします。


Re: ヨモギハマダラミバエでよい... 投稿者: 投稿日:2009/12/09(Wed) 17:24:36 No.6053  引用 
もう一枚添付します。
大きさは、翅長、体長とも6mm程度です。


Re: ヨモギハマダラミバエでよい... 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/12/09(Wed) 17:56:32 No.6054  引用 
yamasanae様.

現物を見たことは無いですが,翅の模様はハマダラミバエ亜科のVidalia sataeにかなり近いですね.

Re: ヨモギハマダラミバエでよい... 投稿者: 投稿日:2009/12/09(Wed) 19:36:52 No.6055  引用 
市毛様 早速ありがとうございます。
 ハマダラミバエ亜科のVidalia sataeについては、資料がみつかりません。ミスジハマダラミバエの斑紋とちょっと似ていると思ったのですが、横からとった写真を添付します。

 初心者としては、ハマダラミバエ亜科までたどりついただけでも、うれしいです。これからもよろしく御願いいたします。


Re: ヨモギハマダラミバエでよい... 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/12/09(Wed) 21:33:19 No.6056  引用 
yamasanae様.

Vidalia sataeは,近年ではVidalia accolaのシノニムとされているようです.
神奈川や赤坂御用地などでも採れているようです.

Re: ヨモギハマダラミバエでよい... 投稿者: 投稿日:2009/12/10(Thu) 07:46:08 No.6057  引用 
市毛様 ありがとうございました。
「赤坂御用地と常盤松御用邸のミバエ科昆虫」(末吉・国立科博報(39))まではたどり着き、外国語のサイトも少し見ましたが、限界があるようです。
とはいえ、どのような議論がされているのか、雰囲気がなんとなく伝わってきます。
Vidalia accolaだとしても、普通種ということですが、とても綺麗でした。これからもチャレンジはしていきたいと思います。よろしく御願いいたします。

Re: ヨモギハマダラミバエでよい... 投稿者: 投稿日:2009/12/13(Sun) 15:39:23 No.6064  引用 
yamasanae様.

Vidalia satae(Vidalia accola)は渋谷区広尾の調査でヤツデの葉裏に複数個体とまっているものを、まとまって採集したことがあります。

他のVidalia属はデコツノやヤマツノなど♂の頭頂剛毛がかっこいい種が多く好きなのですが、なかなか採れないですね。
以前愛知県の奥三河の調査で、ボックス式ライトトラップでVidalia rohendorfiが数十個体まとまって採れたことがあります。もしかしたら夜行性のミバエかも・・・・

ケンセイ

Re: ヨモギハマダラミバエでよい... 投稿者: 投稿日:2009/12/13(Sun) 22:51:11 No.6065  引用 
ケンセイ様
 採取の状況を記載していませんでしたが、この個体もヤツデにきていたものです。

11/22の関東同定会 投稿者: 投稿日:2009/11/19(Thu) 20:10:14 No.6015  引用 
ハエ好きの皆様、どうもです。

双翅目談話会の会員の方にはすでにお知らせが届いていると思いますが、11/22に茨城県自然博物館において双翅目談話会関東同定会が開催されます。正体不明のハエに悩んでおられる方は標本を持って関東同定会にいらしてください。もしかしたら正体がわかるかも知れません。なお、未定でした基調講演は大石さんのミギワバエ科のHydrelliaとNotiphyla(主に前者)の種の検索をお願いすることになりましたので、ミギワバエ科に興味がおありの方は必見だと思われます。

ということで、参加される皆様11/22にお会いしましょう!

ケンセイ@生息地:小平市

Re: 11/22の関東同定会 投稿者:達磨 投稿日:2009/11/20(Fri) 00:57:05 No.6016  引用 
私参加させていただけますか?

Re: 11/22の関東同定会 投稿者: 投稿日:2009/11/20(Fri) 18:53:23 No.6017  引用 
達磨様、ご無沙汰しております。

ぜひご参加ください!!
歓迎します^^

ケンセイ

Re: 11/22の関東同定会 投稿者: 投稿日:2009/11/21(Sat) 13:35:46 No.6018  引用 
達磨様

それと、ガガンボやガガンボモドキの標本(三角紙入り)を少し持って行きますのでよろしくお願いします。

ケンセイ

Re: 11/22の関東同定会 投稿者: 投稿日:2009/11/21(Sat) 13:50:43 No.6019  引用 
達磨様

なお、お持ちする標本は同定依頼ではなく、研究用に提供する標本なのでご安心ください。

ケンセイ

Re: 11/22の関東同定会 投稿者:ハエ男 投稿日:2009/11/21(Sat) 20:06:47 No.6020  引用 
時間ぎりぎりまで時間調整をしましたが、ワシはやっぱし今回は無理そうです。あ〜〜〜〜〜〜ん・・・・

Re: 11/22の関東同定会 投稿者:達磨 投稿日:2009/11/21(Sat) 23:47:52 No.6021  引用 
明日、よろしくお願いします。

Re: 11/22の関東同定会 投稿者:達磨 投稿日:2009/11/21(Sat) 23:54:37 No.6022  引用 
ところで、スタートの時間は何時でしょう?

Re: 11/22の関東同定会 投稿者:ハエ男 投稿日:2009/11/22(Sun) 09:46:32 No.6023  引用 
通常、10時開始のことが多いですね。

Re: 11/22の関東同定会 投稿者:達磨 投稿日:2009/11/23(Mon) 09:36:10 No.6024  引用 
皆様、昨日はお世話になりました。
懇親会に出たかったのですが、、残念。

そのうち、栃木で同定会開いてください。

Re: 11/22の関東同定会 投稿者: 投稿日:2009/11/24(Tue) 13:13:37 No.6026  引用 
11月22日の同定会&懇親会に出席された皆様、お疲れ様でした。

直前に何名か欠席の連絡があり、一時は20名集まるかどうかひやひやしていましたが、無事26名ほど集まり盛況のうちに終わることが出来ました。

ということで、出席した皆様、どうもありがとうございました。来年も関東同定会を11月に開催する予定なので、またよろしくお願いします。日程や場所などが決まりましたら早めにアナウンスさせていただきます。

ケンセイ

Re: 11/22の関東同定会 投稿者: 投稿日:2009/11/24(Tue) 13:23:02 No.6027  引用 
達磨様、昨日はありがとうございました。

>懇親会に出たかったのですが、、残念。

懇親会は2時間の飲み放題だったのですが、店が、がらがらだったので4時間粘ってしまいました^^

>そのうち、栃木で同定会開いてください。

了解しました。来年は栃木で行いたいと考えていますので、正式に決まりましたらご相談させていただきます。

ちなみに昨日(23日)は大石さんが関東の里山のキノコバエやミギワバエを採りたいというリクエストがあったため、私のフィールドである狭山丘陵を案内しました。成果はそこそこあったのではないかと思います。

ケンセイ

Re: 11/22の関東同定会 投稿者: 投稿日:2009/12/13(Sun) 15:28:06 No.6063  引用 
ケンセイです。

メールをはじめたばかりの大石さんよりメールが届きましたので皆様にもお知らせします。

−−−−−−−−以下大石さんのメール−−−−−
総会はお疲れ様でした。また翌日は採集お付き合いいただきありがとうございました。その後も、秩父・飯能(入間川)・静岡(大谷・竜爪山)と採集し、Trichoceridaeを200頭ほど、キノコバエを100頭ほど、それから海岸の古いテトラポットで海浜性のアシナガバエ(記録のない種らしい)などかなりの成果で、機嫌よく帰ってきました(30日)。Trichoceridaeはまだ全くみえてきませんが、晩秋から早春まで発生し、種によって発生期も違いがあるようです。いたるところに見られ、大体2−3種は混生しているみたいです。地域的にどの程度分化しているか見極めるのが今後の重要なテーマで、もし分化していれば、冬に楽しめる貴重なDipteraになるとおもいます。
−−−−−−−−−−ここまで−−−−−−−−−−

ということで、大石さんはいよいよキノコバエやガガンボダマシに取り組み始めたようです^^

ケンセイ

Homoneura tridentata? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/11/18(Wed) 08:45:50 No.6013 ホームページ  引用 
 復活、ご苦労様でした。一時はもう閉鎖してしまうのかと非常に心配致しておりましたが、「双翅目屋のひそひそ話」の方にハエ男様の復活を匂わせる記事が出ていたのでアクセスしてみたところ通じました。有り難う御座います。私など、質問するばかりで何のお役にも立っていませんが、今後とも何卒宜敷御願い申し上げます。

 ところで、早速の御伺いです。写真は今年(2009年)8月17日に自宅の庭(東京都世田谷区西部)で撮影したシマバエです。Sasakawa & Ikeuchi(1985)の検索表で H. tridentata に落ち、記載もほぼ一致しました。
 しかし、シマバエ科はその後かなり新種が出ていると聞き及んでおります。調べた範囲では、その後のHomoneura属の新種は「皇居、赤坂御所と常盤松御用邸のキノコバエ、シマバエおよびハモグリバエ類」に記載されている H. shinonagai しか見つかりませんでしたが、他にもあるのではないかと思います。Sasakawa & Ikeuchi(1985)では、Homoneura属で第5腹節に2黒斑を持つのは国内では本種のみの様に書かれていますが、その後、国産で2黒斑を持つHomoneura属の新種は報告されていないのでしょうか。

 何卒宜敷御教示下さい。


Re: Homoneura tridentata? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/11/18(Wed) 08:47:00 No.6014 ホームページ  引用 
 写真は沢山あるのですが、取り敢えず2枚だけにしておきます。

Re: Homoneura tridentata? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/11/28(Sat) 10:00:48 No.6032  引用 
アーチャーンさん、こんにちは。

 つい先日、この掲示板が復活していることを知り、訪れてみますと、新しい投稿がたくさんあって、相変わらず盛り上がっていて、ほっとしました。

 さて、画像のHomoneuraですが、これと同種と思われる種は、関東平野南部では、晩秋から春にかけて越冬中の個体が多数採集できます。
 大きめなHomoneuraと思いますが、腹部の1対の暗色斑が特徴的です。
 ご指摘の検索表では、私もH.tridentataに落ちますので、私もtridenntataにしてます。
 ただし、他の方に確認してもらったことはありません。

 私の知っている種と非常によく似ているので、ご参考になれば幸いです。

Re: Homoneura tridentata? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/12/02(Wed) 09:19:52 No.6046 ホームページ  引用 
 バグリッチ様.

 大きさを書き忘れていました。体長5mmで、かなり大きいと云う印象でした。
 「2黒斑を持つ新種」に関するコメントは頂けませんでしたので、類似の新種報告は無く、H. tridentataとすることに致します。
 御教示有り難う御座いました。

ハススジハマダラミバエの1種 投稿者:ハンマー 投稿日:2009/11/30(Mon) 21:30:27 No.6040  引用 
ソヨゴの実に産卵しているミバエをみつけました。
ハススジハマダラミバエの類のようです。
近似種が多いようですが、写真で同定可能でしょうか?
兵庫県三田市、10月18日撮影


Re: ハススジハマダラミバエの1... 投稿者:ハンマー 投稿日:2009/11/30(Mon) 21:32:00 No.6041  引用 
後ろからの写真です。

Re: ハススジハマダラミバエの1... 投稿者: 投稿日:2009/12/01(Tue) 15:56:32 No.6044  引用 
径室に透明紋がないので、クロハススジミバエ Anomoia permunda によく似て見えます。生態写真ですし、私の手持ちのミバエ標本も充実していないので確定・・・とまでは言い切れませんが。

ちなみに、クロハススジミバエの学名のスペルのややこしい問題に関しては、この掲示板でも昨年の8月に話題になっています。ちなみにそのときの生態写真はクチジロハススジミバエ A. leucochila だったようです。

http://diptera.jp/usr/local/bin/perl/dipbbs/joyful.cgi?list=pickup&num=4783

Re: ハススジハマダラミバエの1... 投稿者:ハンマー 投稿日:2009/12/01(Tue) 22:30:11 No.6045  引用 
ウミユスリカ様
どうもありがとうございました。
クロハススジミバエの可能性が高いということですね

ところで、ソヨゴに産卵していたということは同定の助けにはならないのでしょうか?

教えてください 投稿者: 投稿日:2009/11/29(Sun) 13:13:05 No.6035  引用 
2009.11.26に家の庭で撮影しました。
体長3mm程度で、翅の様子からハエ目のようですが、全く見当がつきません。
よろしくご教示のほど御願いします。


Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2009/11/29(Sun) 13:14:56 No.6036  引用 
もう一枚写真を添付します。

Re: 教えてください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/11/29(Sun) 15:25:47 No.6037  引用 
本掲示板でSteganopsisを検索してみてください。

これはシマバエ科LauxanidaeのSteganopsis属の1種です。

Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2009/11/29(Sun) 16:26:39 No.6038  引用 
アノニモミイア様 早速のご教示ありがとうございました。
検索してみたところ、No.1937〜1941に該当の記載がありました。

お陰様で、すっきりしました。初心者ですが、これからもよろしく御願いいたします。

Stichillus と思いますが、オオ... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/09/13(Sun) 18:02:18 No.5961  引用 
皆さんこんにちは。

 埼玉の山地で採った大きな(約4mm)ノミバエを同定してみましたら、Stichillus属に行き着きました。
 北隆館図鑑には オオクロノミバエ(S.japonicus)が解説されており、S.spinosusにも触れられています。

 S.japonicusに確定するポイントがありましたら ご教示いただきたく お尋ね致します。


Re: Stichillus と思いますが、... 投稿者:フンコバエ 投稿日:2009/09/14(Mon) 11:21:36 No.5965  引用 
バグリッチ様

日本産Stichillusは下記論文にまとめられています。

NAKAYAMA Hiroto , SHIMA Hiroshi:Revision of the genus Stichillus Enderlein of Japan (Diptera : Phoridae).  Entomological science 7(1), 85-95 ,2004

Re: Stichillus と思いますが、... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/09/14(Mon) 21:56:20 No.5968  引用 
フンコバエ様、ご教示ありがとうございます。

 Revisionが出ていたのですね。
 さっそく取り寄せてみます。

 またいろいろ教えていただきますよう お願い申し上げます。

Re: Stichillus と思いますが、... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/11/28(Sat) 10:08:20 No.6033  引用 
フンコバエ様、皆様、こんにちは。

 掲示板の一時的閉鎖により、結果の報告が遅れていましたが、フンコバエ様からご紹介いただいた文献により、画像の種はオオクロノミバエ(S.japonicus)と確定しました。

 ご報告させていただきますとともに、御礼申し上げます。

 引き続きよろしくお願い申し上げます。

アルビノ? 投稿者:スラダケ 投稿日:2009/09/22(Tue) 16:55:32 No.5989 ホームページ  引用 
はじまして。失礼します。
今日,花に黄色いハエが止まっているのを見つけました。
ハエについては知識が全くないのですが,目が赤く,まるでアルビノみたいです。どう思われますか?
体長は計器が見つからないのですが,目測10ミリです。
元々このような色彩のハエがいましたら,紹介していただけると嬉しいです。


Re: アルビノ? 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2009/11/24(Tue) 00:20:54 No.6025  引用 
十中八九、ヤドリバエ科の一種でしょう。ハエで目が赤いのはごく普通のことですし、背板や側板、腹板は黒色でその上に微粉状の微細突起で斑紋が生じていたり、あるいは表面に構造色を発生する構造が形成されて金属光沢を生じるものが多い中で、その一部、あるいは全てが黒色にならずに半透明の薄い黄褐色になる種も少なくはありません。ヤドリバエ科でここまで外骨格の硬化部が黒化しない種は私も始めてみるものではありますが・・・。でもアルビノというわけではないでしょう。

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