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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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同定お願いします 投稿者:HY 投稿日:2018/04/22(Sun) 18:13:25 No.9961  引用 
お世話になります。
沖縄県名護市(2018.4.3)で採集しました。
体長は22mm、翅端まで26mmです。
新訂昆虫大圖鑑(3)で検索した結果、チャイロオオイシアブになりました。
その分布は、北海道〜九州となっています。
同定ご教示、よろしくお願いします。


Re: 同定お願いします 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2018/04/22(Sun) 19:33:43 No.9962  引用 
HY様.

スレッドNo.9029にあるように,オオイシアブ類は分類が不完全で種名確定は困難なようです.

このため,新訂昆虫大圖鑑の検索表には,検索に含めていない未記載種等があると明記されております.

Re: 同定お願いします 投稿者:HY 投稿日:2018/04/22(Sun) 22:14:57 No.9963  引用 
茨城@市毛 様
早速の返信ありがとうございます。
ご提示のスレッドNo.9029を拝読しました。
オオイシアブ類の分類の現況や南西諸島産は今後の課題であることがわかりました。
ご教示に感謝いたします。

ミバエか? 投稿者:なみは 投稿日:2018/02/14(Wed) 18:56:01 No.9939  引用 
皆様
ご無沙汰しております。
北海道の道北で8月上旬に採集したミバエ?です。とても綺麗な翅をしていて、画像でも判るかもしれないと思い、投稿しました。
検索では、ミバエ科になりましたが、もしかしたら違うかもしれません。ご教授いただけたらと思います。
よろしくお願いします。

Re: ミバエか? 投稿者:なみは 投稿日:2018/02/14(Wed) 18:56:56 No.9940  引用 
すみません。画像が張られていませんでした。

Re: ミバエか? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2018/02/20(Tue) 07:09:35 No.9942  引用 
なみは様.

中々,コメントがつかないようですね.

翅のcup室が尖っているので,私もミバエ科かOtitidaeではと思います.

標本はお持ちでしょうか?

詳しい人に問い合わせて見たいと思います.

Re: ミバエか? 投稿者:なみは 投稿日:2018/02/21(Wed) 10:44:50 No.9945  引用 
茨城@市毛様
返信ありがとうございます。
標本あります。如何致しましょうか?

Re: ミバエか? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2018/02/22(Thu) 14:39:45 No.9947  引用 
なみは様.

ミバエの専門家である末吉昌宏氏にお伺いしたところ,「写真のミバエはタラノキハマダラミバエ Pseudhemilea longistigma と思います。前翅の暗色部が多数の筋状に透けていますが、色づきの悪い個体(テネラルなど)にこういうことがしばしばあります。それ以外の特徴はタラノキハマダラの♂と一致するようです。タンポポハマダラミバエ Hemilea infuscata はこれとよく似ていますが、タンポポハマダラは胸背が広く黒褐色を呈しています。」との回答を頂きました.

標本を見てみたいとのコメントも有りましたので,送付先等の打ち合わせのためsyrphidae.jp@gmail.comへご連絡願います.

それにしてもミバエ科恐るべし(^_^;)

Re: ミバエか? 投稿者:なみは 投稿日:2018/02/28(Wed) 09:03:08 No.9950  引用 
市毛様
連絡遅くなり、申し訳ございません。
テネラルだと、色づきが悪くなるのですね。
頂いたアドレスは市毛様のものでしょうか?また、送付ですが、マウントしていないで、三角紙に入れて破損しないように、箱に入れて送付すれば宜しいでしょうか?

Re: ミバエか? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2018/02/28(Wed) 21:35:37 No.9952  引用 
なみは様.

御指摘のように先のアドレスは私宛です.
末吉氏の送付先をお伝えしようと思っています.

送付方法は,そのような形で大丈夫だと思います.

連絡お待ちしております.

Re: ミバエか? 投稿者:なみは 投稿日:2018/03/05(Mon) 10:42:37 No.9953  引用 
市毛様
一度、メールにて、連絡致します。
お手数ですが、ご対応よろしくおねがいします。

メッツゲルニクバエでよいでしょ... 投稿者:anzai 投稿日:2017/12/07(Thu) 12:48:02 No.9918  引用 
はじめまして。北海道のanzaiと申します。
長きに渡り拝見させていただいていて、皆様の書き込みで勉強させていただいておりますが、投稿させていただくのは初めてです。よろしくお願いいたします。
北海道の札幌市内のサンプルです。
私はこのような交尾器のニクバエを初めてみたのですが、Fauna Japonica等で見た限りでは、交尾器の形が若干違うように思いますが、第5腹板の基部の突起の形状などからもメッツゲルニクバエに一番近いと思っています。
ネットなどでも情報が見当たらないので、珍しい種なのかな?と思っていますが、本州にも分布しているようですので、皆様からご意見を頂ければと思い、投稿させていただいた次第です。
写真のクオリティーが低くて大変申し訳ありませんが・・・、よろしくお願いいたします。


Re: メッツゲルニクバエでよいで... 投稿者:anzai 投稿日:2017/12/07(Thu) 12:49:09 No.9919  引用 
第5腹板です

Re: メッツゲルニクバエでよいで... 投稿者:anzai 投稿日:2017/12/07(Thu) 12:50:16 No.9920  引用 
第5腹板基部の突起です。
写真が悪くてすみません。


Re: メッツゲルニクバエでよいで... 投稿者: 投稿日:2017/12/10(Sun) 23:56:45 No.9921  引用 
anzai さま.

さんごといいます.ニクバエとかが好きで研究しています.よろしくお願いします.

貴重な標本を投稿していただきありがとうございます.

難しいですねー.即答できないです.

たしかにメッツゲルによく似ているようですが,私はメッツゲルの実物を採集したことがないので,断定はできないのですが,挿入器の先端部分の突起がファウナヤポニカFig. 53と異なるように見えるのですがいかがでしょうか.

むしろ「はなあぶ」誌No. 41に出た「アミカキノシタニクバエ Phallosphaera amica Ma」と同定された個体の図とよく似ているような気がします.この種はファウナヤポニカ当時は日本から知られていなかった種です.

ただし,中国常見蝿類検索表(第一版・第二版)に出てくるamicaのの図と比較するとanzaiさんの個体はアミカよりむしろメッツゲルに近いようにも見えます.

挿入器の真横からの写真がありますか?

挿入器から前方に伸びる,もっと基部からでる突起 (ventralia)の形態がヒントになるかもしれません.

ちなみにmetzger, amicaとも非常に希で採集が困難な種です.

Re: メッツゲルニクバエでよいで... 投稿者:anzai 投稿日:2017/12/19(Tue) 20:34:48 No.9927  引用 
さんご様ご返答いただきましてありがとうございました。
お礼と返答が遅くなってしまい大変に申し訳ございませんでした。
私もファウナヤポニカの図とは「似ているけど違うなぁ・・」とは思っておりました。部位の名称をきちんと理解できてはいないのですが、角度とかによるのではなく、さんごさんが仰られるように図とは完全に一致はしておりません。
「はなあぶ」が40号までしか手元になく、取り寄せているところなのですが、まだ届いていないため、アミカキノシタニクバエの図を確認できていないのですが、届き次第改めて確認したいと思います。
もっと基部からでる突起の形態ということでしたが、見えるようにしようと思ったのですが、破損しそうになり写真に撮れるようには出来ませんでした。ただ、見た限り突起とかが無いようなきがするのですが・・・、この赤丸のあたりのことを仰っているのかと思っているのですが、よろしいでしょうか?
ちなみに、お伝えするのが遅くなってしまいましたが、7月下旬のライトトラップ調査で採集されたものです。


Re: メッツゲルニクバエでよいで... 投稿者:さんご 投稿日:2017/12/19(Tue) 22:25:48 No.9928  引用 
anzaiさま

どうもです.鮮明なお写真どうもありがとうございます.

公表されているアミカキノシタニクバエの写真では,青い丸をつけたあたりに,突起が出ているようなのですが,anzaiさまの個体にはそれが無いように見えますね.

その他の部分はアミカキノシタニクバエによく一致するようです.

やわらかい突起みたいなので,corpusにくっついてしまっているのかもしれません.

あるいは未知種か・・

実物を見てない私では行き詰まってしまいますね.

アミカキノシタとメッツゲル両方とも見たことがあるかたにご意見をうかがうしかないでしょうね.

標本をお借りできますか?

はなあぶ誌No. 40で山口県のミギワバエを報告したので,その文末にある住所宛におくっていただけますか?


Re: メッツゲルニクバエでよいで... 投稿者:anzai 投稿日:2017/12/26(Tue) 13:21:59 No.9929  引用 
さんご様、コメント有難うございます。昨日、ようやく「はなあぶNo.41」が届き、ようやく確認できました。
さんご様が仰られているとおり青丸の箇所の突起物は全く見えないのですが、それ以外はアミカキノシタニクバエとほぼ同じと言ってもよい感じがしました。
とはいえ、私で解決できたわけではありませんので、お言葉に甘えて、さんごさんに標本をお送りして見ていただければと思っています。
ただ、今更なのですが・・・、本サンプルはアセスなどでは無いのですが、委託されている調査で採集されたもので、最終的にはきちんと公開される予定ですが、最終報告までは公式に発表出来ない可能性があります。
また、標本は最終的にある博物館に全部収蔵される予定ですので、標本は返却していただくことになってしまいますことなど、ご理解いただけるようでしたら、是非とも見ていただきたいと思っています。
お願いした立場にも関わらず、大変に不躾なことを申しておりますことは理解していますので、無理なら無理と言っていただければと思っています。
もし、標本を見ていただくことが可能でしたら、本投稿ではメールアドレスを公開で投稿しましたので、大変恐縮なのですが、ご連絡いただけばと思っています。
また、その際には調査の概要などについてもメールでお伝えできればと思っています。
このような場で、余計な投稿をしていること皆様にお詫びいたします。

Re: メッツゲルニクバエでよいで... 投稿者:さんご 投稿日:2018/02/27(Tue) 23:48:48 No.9949  引用 
anzaiさま

さんごです.ご返事遅くなりまして恐縮です.

標本のほう,お預かりしまして,解剖してみました.
ventraliaと思われるパーツがどうしても見つからなかった点以外は,アミカキノシタニクバエ Phallosphaera amicaと一致しました.本種と同定いたしました.
私の恩師先生にもご確認いただきました.
ventraliaの形状につきましては,今後あらたな標本を複数集めて検討してみたいと思います.

大変貴重な標本どうもありがとうございました.また北海道は新記録となります.どこかに発表しましょう.

今後とも,何とぞよろしくお願い致します.

Re: メッツゲルニクバエでよいで... 投稿者:anzai 投稿日:2018/02/28(Wed) 17:24:53 No.9951  引用 
さんご様
この度は大変にお世話になりました。
お忙しいところ、さんご様にも恩師先生様にも見て頂くことができて、お陰様で北海道初記録のアミカキノシタニクバエの種名をきちんと報告できること、大変に感謝しています。
改めて、公的に発表できるように準備が整いましたら、宜しくお願い致します。
では、今後共宜しくお願い致します。

日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:Arge 投稿日:2014/12/03(Wed) 00:01:22 No.9079  引用 
ご無沙汰をしております。
日本昆虫目録の双翅目が出版されたので、暇を見て兵庫県のリストや投稿予定の報文を同書準拠に変更中なのですが、いくつか気付いた点があります。ただの誤植もありますが、私の勘違いの可能性もあるので、確認のためここに書き込んでおきます。
よろしくお願いいたします。

ヌカカ科
 226ページ ツツヒゲヌカカの分布が本州(鹿児島県)となっています

ユスリカ科
 255ページ B. kurobeaimotoiの命名者がOksazawa Okazawaの誤りと思われます

シギアブ科
 374-376ページ Chrysopilus属の全種の命名者及び年度に( )が付いているが、原記載を見ると全てChrysopilus属であり、カッコは不要ではないでしょうか

ツリアブ科
 タイワンハラボソツリアブが抜け。シノニムリストにも入っていません。和名はタイワンですが、これは未記載時からの名残で、模式産地は国内だったはずなので、単に記録漏れだと思われます。

アシナガバエ科
 439ページ Chrysotus nudisetusの分布域 Type localityはRussiaだが、分布は北海道のみ。海外のデータが抜けているようです。

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者: 投稿日:2014/12/03(Wed) 11:40:02 No.9080  引用 
Argeさま
ご指摘ありがとうございます。承りました。誤植や間違いなど、編集サイドでも気が付いたものは、それこそ気が遠くなるほど直したのですが、まだまだご指摘いただいたような問題点が数多くあるようです(たとえば、545ページのシュモクバエ科の科の字が抜けているとか、クロユスリカ属という和名の属が310ページと318ページに2度でてくるとか、、、お恥ずかしい限りです)。編集委員会でも正誤表をネットで公開する方法を検討中です。今回のようにお気づきの点がありましたら、小さなことでも私宛にメールでお送りください。

日本昆虫目録第8巻双翅目 編集担当(の一人)中村剛之

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者: 投稿日:2014/12/03(Wed) 11:58:36 No.9081  引用 
さらに、書誌学的なことですが、初期に印刷され配付された一部の冊子で、ISBN番号の表記に間違いがあることがわかりました、ご購入いただいた方は是非ご確認ください。
日本昆虫目録第8巻双翅目第1部 ISBN 978-4-434-19718-5
日本昆虫目録第8巻双翅目第2部 ISBN 978-4-434-19719-2
ですが、第2部の一部の冊子で奥付(1103ページにあたる部分)の表示が第1部と同じISBN 978-4-434-19718-5となっているものがあります。さいごのところを9-2に修正してください。

中村

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/07/05(Sun) 20:44:15 No.9376  引用 
ミズアブ科の Craspedometopon属の情報が古いようです.

Rozkosny(2007)で2種に分けられ,Stratiomyoidea of Chinaでも同様な取り扱いとなっています.

北海道〜屋久島・・・・・・C. basale (MATSUMURA)
沖縄・・・・・・・・・・・C. frontale KERTÉSZ

ネグロミズアブという和名をどちらにつけるか難しそうですね.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/07/05(Sun) 22:11:14 No.9377  引用 
Kolomania属も間違っている.

これは九大の目録作成時のミスと思われます.

Kolomania nigripennis (Kertesz, 1909)というのは属が間違っており,Evaza nigripennis Kertesz, 1909 とするのが正しいです.
Nagatomiの図を見ると,触角が全く違います.


Kolomania属の同定をしていて気が付きました.

ついでに,Kerteszの原記載を収録しているAnnales historico-naturales Musei nationalis hungariciは下記のURLで見れます.
http://annales.nhmus.hu/bannales.php

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/07/06(Mon) 13:48:15 No.9378  引用 
Rhaphiocerina hakiensisの所属について.

今回の目録では,Sarginae亜科の下にリストアップされているが,属のアルファベット順の並び等から推測すると,Subfamily Prosopochrysinaeという行が抜けているのではないか?

なお,九大目録ではProsopochrysinaeに含まれており,Stratiomyidae of Chinaでは,Stratiomyinae亜科となっている.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:さんご 投稿日:2015/07/07(Tue) 17:28:11 No.9380  引用 
便乗でもう1点.

すでにどなたかが指摘されているかもしれませんが,
ムシヒキアブ科で,亜科Stichopogoninaeが2つに分裂しています.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/09/02(Wed) 20:47:24 No.9428  引用 
ハナアブ科Mallota属でシノニム処理が抜けていました.

誤) auricoma Sack, 1910 カワハラハラブトハナアブ

正) rossica Portschinsky, 1871 カワハラハラブトハナアブ
Portschinsky, 1871: Trudy russk. ent. Obshch., 10: 175 (Mallota). Typelocality: "Rossia media" .-Distr.: USSR: CET (Yaroslavl and Orenburg regions).

= auricoma Sack, 1910, Beil. Programm. Wöhler-Realgumn. Frankfurt a.M., 1910: 36 (Mallota). Type locality: Altai-Beresowski (W Siberia).

= aino Violovitsh, 1952, Soobshcheniya Dalnevostochnogo filiala AN SSSR, 4: 56 (Mallota). Type-localities: Dolinsk district, on the Pass between Yuzhno-Sakhalinsk and Tonnay, 15 km O Yuzhno-Sakhalinsk; Poronaysk district

Kassebeer(1996)でシノニムとっなていました.

また,近年フタガタハラブトハナアブMallota dimorphaは,M. eristaliformis Sack, 1910のシノニムに見なされているようですが,シノニム処置した文献が見つかりません.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/09/02(Wed) 21:34:49 No.9429  引用 
ハナアブ科Cheilosia属のシノニム処置

誤)pallipes Loew, 1863 アトキクロハナアブ

正)flavissima Becker, 1894 アトキクロハナアブ
Becker, 1894, Nova Acta Avad. Caesar. Leop. Carol., 62 (3): 371 (Chilosia). Type locality: Not cited (Europe).

= pallipes of authors, not Loew, 1863 - missidentification

= flavoscutellata Shiraki, 1968, Fauna Japonica, Syrphidae, 2: 66 (Cheilosia). Type locality: Shikotsuko, Hokkaido, Japan.

Claussen and Stahls(2007)でflavissimaとpallipesの2種に再分割される.
日本では平嶋1989以降この学名が使用されている.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:三枝豊平 投稿日:2015/09/04(Fri) 08:06:10 No.9430  引用 
今回並びにこれまで「日本昆虫目録第8巻双翅目」について、誤謬、誤植、追加など多くのご指摘を本掲示板上でしていただいている皆様に、本目録の編集委員長として深甚の謝意を申し上げます。

本目録は10数年前に企画されたのですが、一国の昆虫全般を対象にした今回のような詳しさのある目録はほとんど皆無でして、当初の刊行終了目標は困難視されていました。

双翅目については中村剛之博士が本目担当の編集委員を代表されて、比較的短い年月の間に原稿の集約と編集に献身的に対応していただき、一つの巻としては本目録の最初の刊行に漕ぎつけることができました。

本目録の編集方針のなかでは、上記のような大規模の企画ですので、内容的には多くの不備の点が生じることを予想の上で、一先ず刊行ということになりました。上記を恐れると、この手の目録の出版はまず不可能であると判断したためです。その結果多くの不備が生じています。これらについて今回も多くのご指摘をいただきましたが、今後本目録をお使いいただく過程でお気づきの点等ありましたら、ぜひ中村博士にご連絡いただくか、本掲示板にお書きいただきますようお願い申し上げます。

皆様のご指摘は折々整理して結果を発表できるような手筈を検討しています。

有難うございました。

三枝豊平

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者: 投稿日:2015/09/06(Sun) 23:56:06 No.9434  引用 
Arge様
ユスリカのリスト作成者として:見落とし、重複も出版後に幾つか気づいています。
255ページ、ご指摘の通りOkazawaです。

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:三枝豊平 投稿日:2015/09/07(Mon) 00:28:15 No.9435  引用 
「日本昆虫目録第8巻双翅目」の中で、双翅目談話会の会誌「はなあぶ」で発表された本目に関する多くの知見が反映されていないと思います。その原因は、
 1.双翅目研究者が必ずしも双翅目談話会に入っていないために「はなあぶ」誌を通覧していないこと。
 2.「はなあぶ」誌上の情報を反映させるための時間的余裕がなかったこと。特にこの点は同会に是非お願いしたいことですが、同誌に名称が出た双翅類について名称と同誌の号、ページの一覧表を作成していただければ、同誌の情報が利用しやすくなるということです。学名、和名、所属科名、記事の分野(分布、生態、分類など)、号、ページ、できれば表題、著者をエクセルファイルなどに入力されたものがあれば、今後同誌の利用価値は格段に上がると思います。作成には大変な労力が必要だと思いますが、同会でご検討いただけないでしょうか。

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/09/07(Mon) 10:00:52 No.9436  引用 
三枝様.

はなあぶ誌上のデータをまとめる件は,幹事会に提案してみます.

とりあえずは,このスレッドを忘備録的に活用したいと思います.

皆様も,短報作成時等に気づいたことを書き込んで頂ければと思います.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/09/07(Mon) 10:05:22 No.9437  引用 
ムシヒキアブ科 P401

Lasiopogon rokuroi カワラムシヒキ 四国を追加.

Ref.
別府隆守,2007.四国から初めて記録されたカワラムシヒキ.はなあぶ,21: 53.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:Tatz (旧Campsicn) 投稿日:2015/09/12(Sat) 00:09:10 No.9440  引用 
ご無沙汰しております。

私も目録で気づいた点をこちらに書き込ませていただきます。

アシナガバエ科 Sciapodinae亜科
マダラホソアシナガバエの学名

誤 Condylostylus nebulosus (Matsumura, 1935)
正 Condylostylus nebulosus (Matsumura, 1916)

文献名は間違っていないようですが、記載年が異なるようです。

また、はなあぶ等の報文で日本から記録されたアシナガバエ科の種について、目録に掲載されていない種を別サイトでまとめました。疑問種の記録等も含めていますが、ご参考までに。

http://goo.gl/vDltZ6

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/09/12(Sat) 09:58:30 No.9441  引用 
Tatz様.

確かに目録では,記載年と原記載(出典文献名)共に,1935と誤記されていますね.
御協力ありがとうございます.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/09/16(Wed) 21:49:15 No.9446  引用 
ハナアブ科でミスを見つけました.すみません.

Paragus clausseni Mutin, 1999
誤)Type locality: Blagodatnoye, (Russia).

正))Type locality: Blagodatnoye, (Russia) and Fukui, (Japan).


Pagagus fasciatus Coquillett, 1898 シママメヒラタアブ
誤)分布:本州,四国,九州; ロシア極東部(沿海州). Distribution: Honshu, Shikoku, Kyushu; Primorye.

正)分布:本州,四国,九州. Distribution: Honshu, Shikoku, Kyushu.

となります.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/09/21(Mon) 01:15:05 No.9448  引用 
達磨さんへ:
本掲示板で訂正などの指摘を受けた部分は、その科等の著者に早めに確認してもらって、訂正などを最終確認するようにお願いします。

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/10/05(Mon) 00:16:01 No.9467  引用 
ムシヒキアブ科での疑問点.

ヤマトイシアブの属は?

新訂大図鑑では,Choerades yamatonis (Matsumura)
昆虫目録では,Laphria yamatonis Matsumra

元の属に戻ったのでしょうか?

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/10/11(Sun) 23:20:52 No.9478  引用 
ムシヒキアブ科で,

P.406

Neoitamus fertilis Becker, 1925
分布が本州・四国となっているが,基産地が台湾である.

東洋区のカタログ(P.146)を見ると,基産地の台湾だけ記録されている.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者: 投稿日:2015/10/30(Fri) 09:59:01 No.9487  引用 
みなさま おはおうございます.

ニクバエ科で訂正があります.

ホオザワニクバエの学名の種小名がhozawaiiになっていますが,hozawai (iが1つ)です.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:さんご 投稿日:2015/11/02(Mon) 17:47:09 No.9489  引用 
みなさまこんばんは.

小出しですみません.日本昆虫目録双翅目のニクバエ科で訂正です.

ハチノスヤドリニクバエの学名の種小名polydon→polyodonでお願いします.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:pakenya 投稿日:2015/11/11(Wed) 12:00:17 No.9493  引用 
ヤドリバエ科で気づきました。

ブランコヤドリバエ属Exoristaですが、Phylogenetic relationships of subgenera of the genus Exorista Meigen, with a revision of the Japanese species (Diptera: Tachinidae). Tachi et Shima, 2008. Entomological Science 11:419-448.では日本産13種を扱っていますが、目録には10種しか載っていません。

この論文が反映されていないのではないでしょうか。

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/12/08(Tue) 22:29:04 No.9494  引用 
ハナアブ科で,下記の種類の分布が抜けていましたm(__)m

P.521
Chalcosyrphsu ambiguus クロハラナガハナアブモドキ
四国(高知,Paratype)

Chalcosyrphus frontalis ハラアカハラナガハナアブ
 (モンキナガハナアブ) 
大隅(屋久島[桂, 2000])

P.522
Chalcosryphus docolor フタイロハラナガハナアブ
四国(愛媛[大原, 2000])

Chalcosyrphus nipponicus ヤマトクロハラナガハナアブ
九州(福岡[高倉, 1983])

Chalcosyrphus latifrons スカシバクロハラナガハナアブ
九州(福岡[高倉, 1981])

大原賢二・山本栄治, 2000. 小田深山のハナアブ科. 小田深山の自然II 907-931.
桂 孝次郎, 2000b. 屋久島のハナアブ科調査報告 はなあぶ 10:88-94.
高倉康男. 1981. 福岡県のハナアブ(1). 北九州の昆虫. 28(3):143-151.
高倉康男. 1983. 福岡県のハナアブ(4). 北九州の昆虫 30(1):27-33, Pl.2.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:田中川 投稿日:2015/12/10(Thu) 21:53:17 No.9496  引用 
ミバエ科でひとつ疑問点があります。

p.574のクロハスジハマダラミバエの学名はAnomoia purmunda (Harris, 1782)とありますが、ネット検索ではAnomoia purmunda (Harris, 1780)がPreferred だと出てきます。
似通った学名に
Anomoia permunda (Harris, 1776 )
Musca purmundus Harris, 1780
Musca permundus Harris, 1782
などがあり、みんなシノニムのようです。

本種の記載年は何が正しいのでしょうか?

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/12/11(Fri) 22:20:29 No.9497  引用 
田中川様.

HarrisがDipteraを記載した”An exposition of English insects”は1776年から1780年頃まで5分冊で出されたシリーズのようです(銅版画と解説頁).

残念ながら,各巻の発行年がはっきりしないので,命名年に[1780]と角かっこが付けられることが多いようです.

昨年発行された昆虫目録で,命名年が1782とされていたのは,何か新たな発見があったのかもしれません.

なお,ハナアブ科では Xanthandrus comtus (Harris, [1780]) ヨツボシヒラタアブがあります.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:田中川 投稿日:2015/12/12(Sat) 00:57:18 No.9498  引用 
茨城@市毛様。
記載文献について詳しく教えていただき、ありがとうございます。
何か新しい発見が気になるところですが・・・・・

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/12/28(Mon) 22:36:24 No.9508  引用 
ハナアブ科で追加です.

P492
brevipila Shiraki, 1968 シコククロハナアブ
が重複してました.

これは,P493-4でCh. jozankeianaのシノニムとしてあります.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2016/03/03(Thu) 21:06:15 No.9534  引用 
ハナアブ科で追加です.

Heringia(Neocnemodon)
 Н. (N.) tsherepanovi
  ヨコハマクロコヒラタアブ
  Mutin, 1988, Nov Maloizvestiye Vidy Fauny Sib. 20:130 (Neocnemodon). Type loaclity: Primorye Territory.
  分布:北海道; ロシア.Distribution: Hokkaido; Russia.

飯島一雄・川原 進, 2009. 北海道東部の双翅目-ハナアブ科(2). 標茶町郷土館報 21:79-99.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2016/04/08(Fri) 21:49:05 No.9541  引用 
ハナアブ科で和名の修正です.

P.520
 Chalcosyrphus shirakiiの和名がツヤモンハラナガハナアブとなっていますが,アシマダラハラナガハナアブの間違いです.

はなあぶNo.41のChalcosyrphus属の解説も,この目録を参考に執筆した為,同様に間違っています.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2016/04/18(Mon) 21:47:38 No.9542  引用 
ハナアブ科で和名の修正です.

P.505 エヒメマドハナアブ(エヒメハイジマハナアブ)となっていますが,エヒメマドヒラタアブ(エヒメハイジマハナアブ)の間違いです.

また,
P.504 Sphegina ozeensisの分布が本州(栃木,東京)となっていますが,正しくは本州(栃木,群馬,東京)です.

ヒゲナガハナアブ属で追加.
 P.484 shirakii Matsumura
 備考: Suk&Han(2013)でC. sapporenseのシノニムとされた.

 新記録
 Chrysotoxum graciosum Violovitsh, 1975
  Violovitsh, 1975, Nov. mal. vidy Fauny Sibiri. 9:80 (Chrysotoxum).
  Type locality: Primorskiy Kray, Eastern Siberia, Russia.
  分布: 本州,九州; 韓国.ロシア極東部. Distribution: Honshu, Kyushu; Korea, Russian Far East.


Sang-Wook Suk & Ho-Yeon Han, 2013. Clarification of previously confused Chrysotoxum sapporense and Chrysotoxum graciosum (Insecta: Diptera: Syrphidae) in East Asia based on morphological and molecular data. Animal Cells and Systems 17(4):277-289.

Sphegina属のhennigiana Stackelbergの備考で”S. thoraciacaと同種の可能性がある”と記してありますが,”S. elongataと同種の可能性がある”の誤記です.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2017/09/24(Sun) 22:31:30 No.9885  引用 
ツリアブ科.

P.394
Systropus excisus yaeyamaensis ヤエヤマハラボソツリアブ
の命名年が間違っています.1952=>1991

 subsp. yaeyamaensis Nagatomi, Liu, Tamaki et Evenhuis,  1991 ヤエヤマハラボソツリアブ
 Nagatomi, Liu, Tamaki & Evenhuis, 1991, South Pac. Stud., 12: 52 (Systropus). Type locality: Nakamagawa-rindo, Iriomote I.

ついでにArgeさんが指摘していたタイワンハラボソツリアブも書いておきます.

 liuae Nagatomi, Tamaki et Evenhuis, 2000 タイワンハラボソツリアブ
 Nagatomi, Tamaki and Evenhuis, 2000, South Pacific Study 21:15-18 (Systropus). Type locality: Honshu (Saitama)

あ,nitobei Matsumura, 1916 ニトベハラボソツリアブも,
 Type locality: Hok. => Hokkaido
ですね.

ついでに luridus Zaitzev, 1977 キムネハラボソツリアブ
 Type locality:Russia(FE).
を追加.

limbata (Coquillett, 1898) スキバツリアブ
Type locality: Not cited. => Japan.
に変更.

Anthrax putealis Matsumura, 1905 ツマアキツリアブ
Type locality: Not cited. => Japan.
に変更.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:さんご 投稿日:2018/02/21(Wed) 18:12:20 No.9946  引用 
Argeさま
みなさま

こんばんは.

いまさらですが,日本昆虫目録のニクバエ科で訂正を発見しました.

第2部 818ページ,下の方

Hoplacephala → Hoplocephala と思います.

ちがっていたらすみません.
よろしくお願いします.

Re: 日本昆虫目録双翅目の疑問点 投稿者:田中川 投稿日:2018/02/27(Tue) 01:02:59 No.9948  引用 
メバエ科 p546 サンタロメバエの分布に,九州の屋久島が加わります.

岡留恒丸,1967.サンタロメバエの屋久島からの記録.日本昆虫学会東海支部報,(20):6.

無題 投稿者:茶碗 投稿日:2018/02/20(Tue) 00:30:27 No.9941  引用 
初めまして。茶碗と申します。

触角?が長い、双翅目と思われる昆虫を採集しましたが、
全くの無知でして…種名がてんで分かりません。
採集時から力なく弱った状態でしたので、
おかしな写真となっているかもしれません…

科レベルで構いませんので、ご教授お願いします。

採集時期は8月上旬。採集場所は岐阜県です。


Re: 無題 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2018/02/20(Tue) 07:15:57 No.9943  引用 
茶碗様.

ガガンボの1種で,Hexatomaヒゲナガガガンボ属の仲間と思われます.

Re: 無題 投稿者:茶碗 投稿日:2018/02/21(Wed) 01:39:24 No.9944  引用 
茨城@市毛様、お返事ありがとうございます!!

ヒゲナガガガンボ属…!!
見た目通りのお名前だったんですね…!!

ガガンボは触角が短いものだという考えしかありませんでした…!!

今回はありがとうございました!!
また質問させていただくかと思いますので、よろしくお願いいたします!!

無題 投稿者:HM 投稿日:2018/01/07(Sun) 05:53:23 No.9936  引用 
いつもご指導、ありがとうございます。
梅の盆栽を室内に入れておいたところ、多数のハエがコケの中から発生しました。体長は2mm程度です。静岡県御殿場市で撮影しました。画像からわかることがありましたらご教示いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。  HM


Re: 無題 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2018/01/08(Mon) 08:38:20 No.9937  引用 
HM様.

恐らくクロバエキノコバエ科の仲間と思われます.

Re: 無題 投稿者:HM 投稿日:2018/01/08(Mon) 11:54:46 No.9938  引用 
茨城@市毛様

ご教示ありがとうございました。
今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします。

                      HM

双翅目入門書をご教授ください 投稿者:mimichan 投稿日:2017/12/27(Wed) 14:15:33 No.9930  引用 
はじめまして。双翅目に大変詳しい方々がいらっしゃるとお聞きし、強縮ながらご質問したく書き込みいたします。

昆虫関連の職業ではありませんが、業務で双翅目(特にクロバエやニクバエ)に関わることがあり、双翅目の同定を学びたいと思い参考図書を探しております。

今迄こちらの掲示板で挙げていただいている図鑑等の幾つかを拝読いたしましたが、昆虫特有の専門用語が多く、双翅目の体の仕組みの基礎の基礎がまずつかめていないためすべてが呪文のようでなかなか学習が進みません。
こちらにいらっしゃる皆様にとっては常識だと存じますが、「ハエ目とはなんぞや」「体の部分の名前はこうだ」という初歩的なところから解説している図鑑、書物、レビュー等に心当たりはおありでしょうか。

同定への道へは程遠いですが、若輩者にご教授いただけますと幸いです。よろしくお願い致します。

Re: 双翅目入門書をご教授くださ... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2017/12/27(Wed) 17:30:58 No.9931  引用 
mimichan様.

何度も双翅目の入門書はないかとの話題が上がりますが,日本語での双翅目の入門書というのは皆無にちかいです.

古書となりますが,ハエ防除の為現場で働く人に役立つようにと書かた本があり,私も最初から使っています.

「ハエ : 生態と防除」 林晃史, 篠永哲 共著, 文永堂, 1979年

幾つかの公共図書館や大学図書館にも収蔵されていますので探してみて下さい.

私が初めた時は,この本と保育社「原色日本昆虫図鑑(下)」,北隆館「原色昆虫大図鑑III」,北隆館「日本昆蟲図鑑 改訂版」昭和25年,学研「学研生物図鑑III」位しか参考となる本はありませんでした.

Re: 双翅目入門書をご教授くださ... 投稿者:mimichan 投稿日:2017/12/29(Fri) 10:31:07 No.9935  引用 
茨城@市毛様

早速お返事をいただきまして御礼申し上げます。
ハエー生態と防除ーですが、大学図書館で見つけましたので拝読致します。原色昆虫大図鑑は大学のネット環境下で見れることがわかりましたのでそちらも活用しようと思います。
今後ともよろしくお願い致します。ありがとうございました。

同定お願いします 投稿者:蜂雀 投稿日:2017/12/28(Thu) 10:34:45 No.9932  引用 
8月に富山県の山里でデジカメしたものです。
体長が4,5cmの大型で、その割にはガガンボとしては脚が短い印象でした。ガガンボの親分のような姿でした。

遠方からの撮影しか出来ず、近寄れなかったので、この写真しかありません。
よろしくお願いいたします。


Re: 同定お願いします 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2017/12/28(Thu) 10:52:38 No.9933  引用 
蜂雀様.

翅の斑紋が薄いのが気になりますが,Eutonia satsuma キバラガガンボのように見えます.

Re: 同定お願いします 投稿者:蜂雀 投稿日:2017/12/29(Fri) 10:03:50 No.9934  引用 
茨城@市毛 様
早速の同定をありがとうございます。

私が今までに見たガガンボに比較して巨大だったので、とてもガガンボとは思えませんでした。

でも、やはりガガンボだったのですね。

今年の宿題が解けて、新年を迎えることができます。
皆様もよいお年をお迎えください。

同定をお願いします。 投稿者: 投稿日:2017/12/14(Thu) 16:35:21 No.9923  引用 
翅脈と胸部の形状からユスリカでしょうか?種ではなく、科レベルで十分です。よろしくお願いいたします。

Re: 同定をお願いします。 投稿者: 投稿日:2017/12/14(Thu) 21:02:14 No.9924  引用 
Saco 様
写真を見ると中脈(M)がM1とM2に明瞭に分かれています。前縁脈とR脈の状態もコナユスリカ(Corynineura)やヌカユスリカ(Thenemanniella)とも異なっております。ユスリカではなくヌカカです。

Re: 同定をお願いします。 投稿者: 投稿日:2017/12/14(Thu) 21:06:59 No.9925  引用 
Saco様
コナユスリカの属名の綴りが間違っていました。Corynoneuraです。ヌカユスリカはThienemanniella です。

Re: 同定をお願いします。 投稿者:Saco 投稿日:2017/12/14(Thu) 21:59:06 No.9926  引用 
確かにM1、M2が明瞭に分かれています。
おかげさまでユスリカとヌカカの違いを理解できました。
とても勉強になりました。
ありがとうございました。

Flytimesの発行 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2017/11/28(Tue) 11:45:45 No.9916  引用 
Flytimes 59号が発行されました.以下のサイトで見れます.

http://www.nadsdiptera.org/News/FlyTimes/issue59.pdf

夏にパソコンのハードが壊れて,修復も十分ではなくて,以来本サイトにもなかなか対応ができていない状態です.

5のキノコバエさんの繭?は多分広義のキノコバエ類かと思います.湿度を下げないようにしておけば羽化するでしょう.

Nephrotomaはダルマさんに聞けばわかるのでしようが,彼が対応してくれるか不明です.聞いてみましょう.

Re: Flytimesの発行 投稿者:CRH 投稿日:2017/12/13(Wed) 22:38:09 No.9922  引用 
CRHです。
アノニモメイア様、ご対応してくださってありがとうございます。
やはりキノコバエさんの繭なのですね。 あの後家に持ち帰り、現在も羽化はしていません。 温度か低く、湿度も高いところにしばらく置いていたので中身は現在どうなっているやら… それに、確保して観察しているあいだに小さい穴?(繭の周りの糸はちぎれていない、汚れの可能性あり)ができ、持ち帰る前に既に何かが起こっていたのかも知れません。 もし何かが羽化しても包んでおいた袋からは出られるとは思いませんが。 1mm以下くらいだとわかりませんけど…

Nephrotoma属の一種についてはしばらく待ちます。直接聞く方法があればいいのですが…

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