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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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教えてください 投稿者:虫取り少年 投稿日:2011/04/04(Mon) 13:42:54 No.6759  引用 
大学の庭で数匹まとまって飛び回っているところを採取しました.この虫の名前を教えてください.体長は5mmほどです.

Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2011/04/05(Tue) 12:55:22 No.6760  引用 
ガガンボダマシ科 Trichocera属の一種。♂。です。
この虫をみつけた大学はどこの町にありますか?

Re: 教えてください 投稿者:虫取り少年 投稿日:2011/04/05(Tue) 16:03:52 No.6761  引用 
達磨様

教えていただき,ありがとうございます.
大学は秋田県の大学になります.
また,Trichocera属の中のどれなのか特定することは出来ますでしょうか??

Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2011/04/05(Tue) 17:38:59 No.6762  引用 
交尾器の形状がもう少しクリアに見えれば、同定もできるかもしれません。
Trichocera hiemalis (DeGeer, 1776)の可能性が高いですが、断定はできません。

Re: 教えてください 投稿者:虫取り少年 投稿日:2011/04/07(Thu) 13:34:38 No.6763  引用 
達磨様

返信ありがとうございます.
もう一度採取し,交尾器などを鮮明に撮影したいと思います.
その際には,またご指導よろしくお願いします.

もうひとつ質問なのですが,
私が採取したとき,数匹が飛び回っていました.
その中に別の種が紛れているということはあるのでしょうか??

Re: 教えてください 投稿者:達磨 投稿日:2011/04/08(Fri) 21:26:41 No.6764  引用 
私の勤務する弘前大学の構内でも採集してみました。まだちゃんと同定していないので解りませんがキャンパス内でも2〜3種混じっているようでした。
ガガンボダマシの多くの種は早朝や夕方など日の光が横から差し込む時間帯になるとオスが集まって群飛(スウォームとかスウォーミング)をします。ひとつの群飛群は普通は一つの種からなりますが、大きく発達した群飛では別の種の群れと一緒になったように見えることがあるかもしれません。

ゲンロクニクバエ・・・じゃない... 投稿者: 投稿日:2011/02/15(Tue) 22:06:02 No.6736  引用 
久しぶりに標本ネタを投稿します。

昨年採集したこの標本。採集してすぐ、はなあぶ28号を確認して、やっぱりただのゲンロクニクバエじゃない・・・と確認しただけで放置してました(^^;)。昨日、久しぶりに標本箱を開いてブツを見つけたので、写真を撮ってみました。

採集データは新潟市西区2010年6月18日、海岸ニセアカシア林内です。


Re: ゲンロクニクバエ・・・じゃ... 投稿者: 投稿日:2011/02/15(Tue) 22:07:39 No.6737  引用 
全身左側面

Re: ゲンロクニクバエ・・・じゃ... 投稿者: 投稿日:2011/02/15(Tue) 22:09:18 No.6738  引用 
左後脚の左側面

脛節前腹面に剛毛はない・・・毛深くて画像ではわかりにくいけど、ない


Re: ゲンロクニクバエ・・・じゃ... 投稿者: 投稿日:2011/02/15(Tue) 22:10:53 No.6739  引用 
♂尾端左側面

ぱっと見はゲンロクっぽい
しかし、postgoniteの毛は先端ではなく少し引っ込んだところに生えている
pregoniteの形もそれらしい感じ


Re: ゲンロクニクバエ・・・じゃ... 投稿者: 投稿日:2011/02/15(Tue) 22:12:27 No.6740  引用 
左斜め下から

postgoniteの毛は左右とも2本なのだが、この画像に写っている右側ではその毛が若干上下にずれて生えている(左側はそれほどずれていない)


Re: ゲンロクニクバエ・・・じゃ... 投稿者: 投稿日:2011/02/15(Tue) 22:14:27 No.6741  引用 
後方から尾角も撮ってみた

ということで、ツシマゲンロクニクバエ Parasarcophaga hirtipes (Wiedemann, 1830) と判断しました。

以前採ったものも少し確認してみたら、やっぱりツシマゲンロクの方でした。まだ全部は見てませんが、もしかしたら沿岸域では真のゲンロクは採集していないかもしれません。新潟海岸のニクバエの記録をそのうち訂正しなきゃ(汗)。

ツシマゲンロクの国内の記録は、今のところ対馬と本州(山口県、島根県、宮城県)で、少なくとも本州には広く分布するようです。
分布域とか、生息環境なんかは、ただのゲンロクと重なっているのかしらん??ちょっと気になりますね。

参考文献
倉橋・星野,2009. 日本未記録のナミニクバエ属の1種(双翅目:ニクバエ科). はなあぶNo.28:4-6
柿沼・倉橋,2010. ツシマゲンロクニクバエの分布記録と雌雄同体の記録. はなあぶNo.30-1:2


Re: ゲンロクニクバエ・・・じゃ... 投稿者:さんご 投稿日:2011/02/16(Wed) 19:54:52 No.6742  引用 
猫又 様
お久しぶりです.山口県のさんごです.
ご指摘のように,両種はかなりの確率で混生しているようです.私が採集したツシマゲンロクは,すべてゲンロクニクバエと同所で採集され,1例をのぞいてはゲンロクと同時に採集しました.
数が少ないので両種の数の比率まではわかりませんでしたが,同一場所でほとんど同じ位の数でとれました.いずれも草薮的な環境でした.両種は形態のみならず生態も非常に近似している可能性があるように思いました.
今後もなにか情報がありましたらご投稿をお願いします.

Re: ゲンロクニクバエ・・・じゃ... 投稿者: 投稿日:2011/02/17(Thu) 12:33:59 No.6744  引用 
さんご さま

コメントありがとうございます。
ありゃ、両種が同時に採れることが結構あるんですね。どちらかというと、場所や時期にズレがあるんじゃないかと予想していたので、意外です。生態面で何か差があるのかしらん?。どこで分かれているのか、謎は深そうですね。

前言撤回 投稿者: 投稿日:2011/03/02(Wed) 14:17:33 No.6752  引用 
自己レスです。
2005年採集のゲンロクニクバエ標本を見直していたら、新たな問題が出てきちゃって結論が出せない状態に陥りました(--;)。

2005年採集のゲンロクニクバエ標本4♂について、後脛節前腹剛毛(av)の有無を確認していたところ、5月17日採集の個体でavが左脚にはあるけど右脚にはないのを見つけてしまいました。なんだこりゃ〜〜〜

添付画像は後脛節を左右それぞれ前面から見たところです。脚の向きが微妙にずれていてちょっと質感が違って見えますが、あしからず(汗)。左脚には立派なavがある(黄色の△印付けたとこ)のに、右脚には痕跡も見あたりません。もし脱落したのならソケットくらいは見つかるはずなので、はなから生えてなかったのでしょう。avの有無に変異があるなんて・・・想定外ですよぅ。

ちなみに残りの3個体(6月24日採集)ではavがないもの1、あるもの2でした。

ゲニタリアの外形について2010年のも入れて計5♂を実体顕微鏡で見比べてみましたが、違いがわかりません。pregonite、postgoniteの形状は、avのあるなしに関わらず、上にあげた画像と同様にツシマゲンロクの図に似ているように見えました。その他の部位も、今のところ違いは発見できず。avの有無があてにならないとしたら、どこで分けられるんだろう?というところで行き詰まってます。

というわけで、上のツシマゲンロクニクバエと判断したのは早計だったということで結論は保留にします。すみません。


Re: テストupload 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/03/22(Tue) 21:24:41 No.6756  引用 
猫又様,先日は大阪までご苦労様でした.

行き詰っているようなので,Nandi(2002)の両種の図をスキャンしてみましたので,参考にしてみてください.


Re: テストupload 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/03/22(Tue) 21:30:17 No.6757  引用 
続いて,ツシマゲンロクニクバエですが,lateral plate of paraphallusの長さなど結構違っていると思います.

やっぱりゲンロク? 投稿者: 投稿日:2011/03/24(Thu) 00:25:33 No.6758  引用 
市毛様

そちらも遠方な上に交通の不便な中、大阪までお疲れさまでした。
私は大阪の後、実家(愛知県)に寄道して昨夜帰宅しました。
ところで、朝の連発地震は大丈夫でしたか?。

さて、情報ありがとうございます。この本は未入手だったので助かりますm(_ _)m。
最初の標本のゲニの、角度が微妙に異なるカットから切り出した画像を載せます。
お示しいただいた図と比較すると、albicepsの方が似てますね。ただ、pregoniteの形状は双方とも一致しませんし(強いて言えばhiltipesに近い)、他にも細かいところで色々と異なる印象を受けます。

Fauna Japonica Sarcophagidae (FJS)のP. albiceps ゲンロクニクバエの図との比較では、ゲニの形状に違和感はないので、後脛節avの有無を問わなければ、今回見た新潟の標本はすべてP. albiceps ゲンロクニクバエ(sense FJS)として扱っておくのが妥当だと思いました。

何だか、「ふりだしに戻る」的な展開だなあ・・・(--;)

大地震生存報告 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/03/12(Sat) 20:32:38 No.6753  引用 
双翅目屋のひそひそ話にも書きましたが,無事震度6強の地震を乗り切りました.

先ほど,ライフラインも復旧し,自家発電から切り替えできました.

段々揺れが激しくなってきて,最後にはものすごい揺れでした.

家の中で立っているのが精一杯でしたが、無意識で食器棚が開かないように抑えていましたので,自宅の食器類の破損はほとんどありませんでした.(母屋は床一面に食器の破片が散乱してました)

地震がおさまった後,研究室を見てみると,家宝のライカ実体顕微鏡MZ16が,かろうじて机に半分が残った状態で危機一髪でした.対策を考えないといけないですね.

標本箱類は,耐震対策をしていたので落下は防げましたが,マウントか外れたものなど,ある程度被害を受けました.

今日は,入院・入所中の両親の無事を確認してきました.

あとは連休までに,交通網などが完全復旧すると良いのですが(^_^;).

とりあえず,報告まで.

Re: 大地震生存報告 投稿者:りゅうひ 投稿日:2011/03/16(Wed) 12:57:07 No.6754  引用 
りゅうひ@栃木です。
こちらもやっと落ち着いてきましたが、ガソリンや食料品が大変手に入りにくくなっております。あ、今も大きな余震が・・・。虫屋であってよかったなと思うのは、発電機や食糧の買いだめ、明かりをたくさん持っていることなどです。停電に耐えることができました。
今も輪番停電を行っており、大変な状況が続いておりますが、被災した方々に比べたらなんて事はありません。
私たちのできることで、被災地をバックアップしようと思います。国難ではありまsが、頑張っていきましょう!!

Re: 大地震生存報告 投稿者: 投稿日:2011/03/19(Sat) 13:00:28 No.6755  引用 
ケンセイです。

関東ではまだ毎日ぐらぐらしていますし、計画停電のおかげで電車がめちゃ混みで毎日行き帰りで相当エネルギーを消費していますし、原発がどうなるのかやきもきしていますし、とても落ち着いて仕事が出来ない状況です。

そんなわけで、3月20日の総会はキャンセルすることにしましたが、6月4日(土)の八王子市調査会は行う予定なので、参加希望の方は早めに私まで連絡願います。場所については、滝山公園か八王子城趾か京王堀之内駅北側あたりでこれから下見をして決めたいと考えています。

秋の関東同定会も11/19(土)に神奈川生命の星・地球博物館で開催予定なので、ぜひ日程調整をよろしくお願いします。

ケンセイ@小平市

無題 投稿者:JIGMS 投稿日:2011/02/18(Fri) 22:55:13 No.6747  引用 
こんばんは

知人が今週、葛西臨海公園内で撮影された種でして、採集はされなかったとのことです。
どの程度写真の情報から分かるか分かりませんが、御享受お願い致します。


無題 投稿者:JIGMS 投稿日:2011/02/18(Fri) 22:57:10 No.6748  引用 
別種です

無題 投稿者:JIGMS 投稿日:2011/02/18(Fri) 22:58:40 No.6749  引用 
別種です

Re: 無題 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/02/19(Sat) 07:49:05 No.6750  引用 
JIGMS様,初めまして.

過去ログに何度も出ているように,双翅目は写真だけの同定は非常に困難です.かなり顕著な特徴を持っている種類以外は,科名を推測するのが精一杯となります.

まず,最初の種類はイエバエ科の1種,水面に浮かんでいるのはミギワバエ科かニセミギワバエ科の1種の可能性が高いとのコメントが精一杯です.

Re: 無題 投稿者:JIGMS 投稿日:2011/02/19(Sat) 09:24:13 No.6751  引用 
市毛様、

写真から判断するのはやはり限界がありますね、
どのあたりのFamilyに属するグループなのか分かるだけでも
十二分だと思っておりましたので、大変、助かりました。

早速のご回答ありがとうございました。

春の双翅目談話会総会の日程は? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/02/16(Wed) 23:57:57 No.6743  引用 
つまらない質問ですみません.

スケジューラーの調子が悪いのか,春の双翅目談話会総会の日付がわかりません.

早めに,ヘルパー・ショートステーなどを手配したいため,ご教授願います.

Re: 春の双翅目談話会総会の日程... 投稿者: 投稿日:2011/02/17(Thu) 12:48:03 No.6745  引用 
はなあぶ30-1号の巻末に

 2011年総会の予告
場所は大阪市立自然史博物館
日程は2011年3月20日(日)を予定しています

と書いてありますので、この日だと思いますが?

Re: 春の双翅目談話会総会の日程... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/02/17(Thu) 23:02:38 No.6746  引用 
猫又様.

確かに,書いてありますね(^_^;)

ボケ老人の介護をしていると,こちらまでボケが移ってしまったようです.生気も介護で吸い取られいる感じですし・・・・

顕微鏡がカビない程度には,標本を見ようと思っていますが,今年になってからは植防からの同定依頼で数回覗いただけです.

交尾器を調べるための光学顕微鏡のほうは,カバーがかかったままで,カビていたらどうしましょう(^_^;)

大阪でお会いするのを楽しみにしております.

P.S. 常宿のスーパーホテル梅田・肥後橋を見たら,3連休のためか禁煙ルームのシングルはほとんど満室ですね.

お教えください 投稿者:掴ツ 投稿日:2010/12/04(Sat) 01:38:39 No.6634  引用 
これは7月19日に北海道洞爺湖中島でとれたハエなのですが、何かわかりますでしょうか?

Re: お教えください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/12/04(Sat) 11:14:03 No.6636  引用 
無額嚢類のハエ(ショウジョウバエを含むいわゆるコバエ類)でしょうが、この画像では翅脈の詳細、頭部や胸部の刺毛分布状態、脚の剛毛の状態などが不鮮明でわからないので、科の正確な同定は不可能です。

Re: お教えください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/12/04(Sat) 21:58:54 No.6637  引用 
当てずっぽうですが、よくよく見るとチーズバエ科Piophilidaeの仲間かもしれませんね。

Re: お教えください 投稿者:とまつ 投稿日:2010/12/11(Sat) 19:59:52 No.6651  引用 
コメント頂きましてありがとうございます。そうですか、このハエは大量にとれたものですから。ではチーズバエ科についての画像などを調べてみます。

Re: お教えください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/12/12(Sun) 11:39:10 No.6652  引用 
標本が多数あるのなら実物を見るとせめて科までは確実に同定できるでしょう。このサイトの管理人のハエ男さんに連絡先を尋ねてみてください。サイトのホームページに戻ればハエ男さんの連絡先がわかります。

Re: お教えください 投稿者:tomatsu 投稿日:2011/02/12(Sat) 02:00:57 No.6734  引用 
チーズバエについて調べてみた所、確かに翅脈、形状が近いものが見つかりました。一応翅脈のもう少し鮮明な画像載せておきます。標本の方は多数確認できるのですが、状態の悪いものしか残っていないのですが、大丈夫なのでしょうか?

Re: お教えください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2011/02/13(Sun) 00:41:52 No.6735  引用 
最初の写真程度の形質が残っている標本があればなんとか同定は可能だと思います.

お教えください 投稿者:tomatsu 投稿日:2011/02/10(Thu) 20:28:01 No.6730  引用 
洞爺湖で8月に捕れたハエなのですが、科だけでもわかりますでしょうか? 

Re: お教えください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2011/02/10(Thu) 23:54:10 No.6732  引用 
アシナガバエ科Dolichopodidaeの1種です.おそらくアシナガバエ亜科の可能性がありますが,この画像だけでは属の同定が困難です.なお,アシナガバエ科は日本におそらく数百種が生息していると思いますが,ほとんどの種は日本未記録または学名のない未記載種です.

Re: お教えください 投稿者:tomatsu 投稿日:2011/02/11(Fri) 22:52:05 No.6733  引用 
アノニモミイア様
御指導頂きありがとうございます。
アシナガバエ科はあまり研究されていないんですね
とても参考になりました。

お教えください 投稿者:tomatsu 投稿日:2011/02/10(Thu) 20:30:36 No.6731  引用 
今では色が茶褐色になってますが、3ヶ月前までは金緑色をしていました。

集団越冬? 投稿者:ぴのきお 投稿日:2011/02/05(Sat) 00:00:45 No.6726  引用 
はじめまして、千葉県在住の「ぴのきお」といいます。
昨日、雑木林の林縁で1枚の葉(ツバキ)に100頭を超えるハエがいました。これは集団越冬なのでしょうか?そして種名はお分かりになりますでしょうか?どなたかお教え下さいませ。


Re: 集団越冬? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/02/05(Sat) 08:06:34 No.6727 ホームページ  引用 
 同種か否か分かりませんが、こちら(http://diptera.jp/usr/local/bin/perl/dipbbs/joyful.cgi?list=pickup&num=4411#4411 )を御覧下さい。

Re: 集団越冬? 投稿者:ぴのきお 投稿日:2011/02/06(Sun) 15:00:12 No.6728  引用 
アーチャーン様、ありがとうございます。
キモグリバエ科のハエなのですね、参考になりました。

Re: 集団越冬? 投稿者: 投稿日:2011/02/06(Sun) 15:32:31 No.6729  引用 
赤坂御用地のキモグリバエの記載と図からみると「ヤマギシモリノキモグリバエ」のような気がします。ご報告まで・・・

ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/01/28(Fri) 12:42:53 No.6715 ホームページ  引用 
 一月も末になりましたが、本年も宜しく御指導の程御願い申し上げます。
 
 毎年秋になると我が家(東京都世田谷区西部)のコナラの葉裏にはアブラムシが数種発生し、その捕食者としてホソヒラタアブの幼虫やダンダラテントウが相当数出現します。しかし、昨年は酷暑であったせいかこれらが全く見られず、今まで見たことのないヒラタアブの幼虫が2種居りました。
 飼育してみたところ、その内の1種はマガイヒラタアブ(2番目の写真)の幼虫でした。もう1種は、この辺りに居る種類とその大きさからしてオオフタホシヒラタアブと思うのですが、全個体が越冬体勢に入ってしまいました。
 ヒラタアブ類の幼虫については文献を探してみたのですが、どうも有用なものが見当たりません。其処で、お伺いしたいのですが、先ず、
  1)ヒラタアブ類(Syrphini)に関して、大概の種についてはその幼虫や生態が知られているのでしょうか。
  2)日本産ヒラタアブ類の幼虫に関する文献にはどの様なものがあるのでしょうか。
 更に、先のマガイヒラタアブ幼虫の頭部を撮影(3、4番目の写真)してみたのですが、
  3)Aは前気門、Bは触角であっているでしょうか
  4)Cの突起が左右合わせて4個ありますが、これらに囲まれる部分が口に相当し(この部分で被捕食者を吸い付ける)、口器は内側に見える黒い部分だと思うのですが、正しいでしょうか。また、C、Dの突起に名称はあるのでしょうか
  5)斜めから見ると、少し後方に2節?からなる突起(E)が見えますが、これは何でしょうか。
  6)その他にも色々な突起が見えます。幼虫の外部形態についての文献にはどの様なものがあるのでしょうか。

  沢山並べましたがが、宜しく御教示下さる様御願い申し上げます。

 写真はマガイヒラタアブの幼虫(2010/11/23)


Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/01/28(Fri) 12:45:02 No.6716 ホームページ  引用 
 上の幼虫から羽化した成虫。
 マガイヒラタアブで間違いないと思いますが・・・

 (2010/12/06)


Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/01/28(Fri) 12:46:07 No.6717 ホームページ  引用 
 正面から見た幼虫頭部(2010/11/23)

Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/01/28(Fri) 12:47:49 No.6718 ホームページ  引用 
 斜め前から見た幼虫頭部(2010/11/23)

Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/01/29(Sat) 09:10:16 No.6719  引用 
アーチャーン様.

>1)ヒラタアブ類(Syrphini)に関して、大概の種についてはその幼虫や生態が知られているのでしょうか。

日本国内については殆ど研究されていない分野だと思います.

海外では,下記の文献が参考になると思います.

Rojo, S., 2003. A world review of predatory hoverflies (Diptera, Syrphidae: Syrphinae) and their prey.

Roder, G., 1990. Biologie der Schwebfliegen Deutschlands (Diptera: Syrphidae).

Rotheray, G., 1993. Colour Guide to Hoverfly Larvae (Diptera, Syrphidae) in Britain and Europe.

>2)日本産ヒラタアブ類の幼虫に関する文献にはどの様なものがあるのでしょうか。

新・旧の日本産幼虫図鑑にある程度の種類が図示・解説されています.

その他には,長崎大学の二宮栄一氏による報文がいくつか書かれています.


各部名称については,上記のRotheray(1993)や下記の文献が参考になると思います.

Dusek, J. & Laska, P. 1964: A contribution to distinguishing the European species of the subgenus. Syrphus Fabricius (Diptera, Syrphidae) according to male genitalia and larvae. Acta. Soc. Ent. Cechoslov. 61: 58-70.

Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/01/29(Sat) 15:11:24 No.6720 ホームページ  引用 
市毛様.

 御回答有難う御座います。

 Rotheray(1993)は早速注文致しました。Rojo(2003)は何処から出版されているのでしょうか。
 北隆館の古い幼虫圖鑑は手元にありますが、ヒラタアブ類については形態の説明が無く、また載っている種類数が少なくてあまり役に立ちません。学研のは3駅ほど離れた所にある図書館にあるので、その内行ってみます。
 二宮氏の論文の一部は以前読んだことがあります。
 Acta Soc. Ent. Cechoslovは入手が難しそうですが、探してみます。

 飼育をしてみたら以外と楽なので、これから見慣れないヒラタアブ幼虫を見つけたら飼育してみようかと思っています。新知見は出ないでしょうが、ブログに載せれば少しは一般の役に立つと思います。

Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2011/01/29(Sat) 18:53:14 No.6721  引用 
アーチャ−ンさま
部分名称についてはお答えがなさそうですので、Stuku, J-H(2000) Studia dipterologica Suppl.8: 26p. Cheilosia 3齢幼虫胸部の名称図を読みとった結果からお知らせします。
3)Aは前気門(Vorderstigma)、Bは(Antennenmaxillarbasen)となってます。
4)C・Dの突起は、Sensillenbezeichnungです。口はMundhakenが出てくるところと思います。
5)少し後方の突起(E)はnichy-funktional Stigmaのようです。
Stukeの図は重たいスキャンしかできず、載せるられませんでした(悪しからず)。

Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2011/01/29(Sat) 19:01:21 No.6722  引用 
ミススペルを修正しそこないました。
Stuku, J-H(2000) >> Stuke, J-H(2000)
nichy-funktional Stigma>> nicht-funktional Stigma

Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/01/29(Sat) 20:56:46 No.6723 ホームページ  引用 
ezo-aphid様.

  御回答有難う御座います。おちゃたてむしさんの所では何時も行き違いになっております様で・・・。

 ドイツ語の専門書や昆虫学辞典が無いのでどうも用語が良く分かりません。Antennenmaxillarbasenは何故かラテン語みたいに修飾語後置になっていますが、「小腮基部の触角」とは小腮鬚のことでしょうか、それとも小腮基部に触角があるのでしょうか?Sensillenbezeichnungは成虫にはない構造だと思いますが、これも「感覚点」或いは「感覚器」とでも訳すのでしょうか?
 nicht-funktional Stigmaは「無機能気門」ではなく、何か適切な訳語がありそうに思えます。
 どうも、ドイツ語で書かれた昆虫学書かドイツ語も出ている昆虫学事典を買う必要がありそうです。

 今後とも宜敷御願い致します。

Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2011/01/30(Sun) 18:44:23 No.6724  引用 
アーチャ-ンさま
とても説明できるほど勉強はしていないので、ご案内だけです。
1)Antennenmaxillarはそれぞれ分離してる場合もありますが(MND 1:74p & 78p.)、Syrphidaeでは一緒になっているのかもしれません。「 Antennomaxillary Syrphidae 」で検索すると、それらしいPDFが見つかります。
2)Sensillenbezeichnungについては、別の図では単にSensillenとなってましたので、bezeichnungは無視してよいかと思います。
3)nicht-funktional Stigmaも「 non-functional spiracle 」で検索すると参考になる報文が見つかりそうです。
素木さんの昆虫学辞典には載っていませんでした。以上、ご参考までに。

Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/01/31(Mon) 18:34:04 No.6725 ホームページ  引用 
ezo-aphid様.

 色々お調べ下さり恐縮です。

 検索してみると、Syrphidaeの幼虫には一般にantennomaxillary organと云うものが有ることが分かりました。non-functional spiracleに付いては、「ある」と云うこと以外良く分かりません。少し手元にあるEntomologyの本で調べてみます。
 しかし、日本語で何と言うのでしょうね?←ブログでは必要なのです。

 どうも有り難う御座いました。

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