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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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ヒメガガンボ科の一種について 投稿者:HM 投稿日:2013/11/17(Sun) 15:27:41 No.8632  引用 
いつもご指導ありがとうございます。
11月17日に採集したヒメガガンボ科と思われるガガンボについて画像から判断できることがありましたら、ご教示いただけますでしょうか。
体長は約8ミリ。静岡県御殿場市の標高450メートルの場所で撮影しました。
よろしくお願いいたします。
                     HM


Re: ヒメガガンボ科の一種につい... 投稿者:HM 投稿日:2013/11/17(Sun) 15:28:32 No.8633  引用 
追加の画像です。 HM

Re: ヒメガガンボ科の一種につい... 投稿者:HM 投稿日:2013/11/17(Sun) 15:32:52 No.8634  引用 
もう一枚、追加の画像です。
採集後に容器の中で激しく体を震わせる様子が見られました。
この行動についてもご教示いただけますと幸いです。 HM


Re: ヒメガガンボ科の一種につい... 投稿者: 投稿日:2013/11/18(Mon) 17:01:00 No.8643 ホームページ  引用 
ヒメガガンボ科のGeranomyia属の一種です。G. gifuensis Akexander, 1921の雌かなぁ、というところです。
晩秋に咲き残ったキクの花などにやってきて、蜜を吸います。キク科の花が咲いている草原をゆっくりとスウィープすると効率よく採集できるグループです。

Re: ヒメガガンボ科の一種につい... 投稿者:HM 投稿日:2013/11/18(Mon) 21:11:57 No.8644  引用 
達磨様

お忙しい中、コメントをいただきありがとうございました。
属までわかりたいへんうれしく思っております。
キク科の花が咲いている草原のスウィーピングにもいつか挑戦してみたいと思っております。
今後ともご指導よろしくお願いいたします。  HM

科の同定をしたいのですが・・・... 投稿者:蝿野 投稿日:2013/11/13(Wed) 13:40:44 No.8626  引用 
翅脈がにかよっていてわかりません。

Re: 科の同定をしたいのですが・... 投稿者:蝿野 投稿日:2013/11/13(Wed) 13:41:38 No.8627  引用 
翅脈です。
ハモグリバエ科を疑っているのですが・・・


Re: 科の同定をしたいのですが・... 投稿者:蝿野 投稿日:2013/11/13(Wed) 13:43:35 No.8628  引用 
こちらはオドリバエ科のようにも見えるのですが・・・

Re: 科の同定をしたいのですが・... 投稿者:蝿野 投稿日:2013/11/13(Wed) 13:44:26 No.8629  引用 
翅脈です

Re: 科の同定をしたいのですが・... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2013/11/13(Wed) 17:15:37 No.8630  引用 
蝿野様.

最初の種類は,クチキバエ科と思われます.
触角第2節の前縁中央が張り出していませんか?
(絵解き検索 couplet 74 )

2頭目は,破損が激しく頭部などの情報が無いので,私のレベルではわかりません.

前回,書き忘れたのですが,笹川の絵解き検索は解説文が書かれていないので,保育社の原色日本昆虫図鑑(下)等にある検索表を参考にして下さい.

また,双翅目全体の図鑑としては,Flies: The Natural History & Diversity of Diptera という図鑑が出ています(この本の巻末にも絵解き検索があります).
http://www.amazon.co.jp/Flies-Natural-History-Diversity-Diptera/dp/1770851003

Re: 科の同定をしたいのですが・... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2013/11/15(Fri) 17:18:38 No.8631  引用 
2番目のハエはアタマアブ科PipunculidaeのChalarus属の♂でしょう。
M1+2脈がほとんど消失するという顕著な翅脈上の特徴を持っています。
アタマアブ科の♂の腹端部は第9腹節背板が顕著に瘤状に肥大していますが、♀の腹端部は産卵用に細くとがっています。

日本産のChalarus属については、次の論文が参考になりますが、画像の標本の状態ですと、種までの同定は交尾器を調査しない限り難しそうです。

Morokote, R. & Hirashima, Y., 1990. A systematic study of the Japanese Pipunculidae (Diptera) Part II. The genus Chalarus Walker. J. Fac. Agr. Kyushu Uni., 34(3): 161-181.

なお、蠅野さんの10月23日投稿された質問に回答してありますが、ご覧になっているのでしょうか。ご覧になったならそれなりの返信をされないと、質問そのものの必要性について疑念を持たざるを得ません。

キモグリバエの一種でしょうか 投稿者:komachan 投稿日:2013/11/07(Thu) 16:51:34 No.8621  引用 
撮影日 2013.08.15
撮影地 長野県駒ヶ根市

キモグリバエの一種と思いますが、田んぼの害虫イネキモグリバエは胸背面の縦線は3本ですが、これは4本。
自分なりに調べても同定できなかったのでご指導お願いします。


キモグリバエの一種でしょうか 投稿者:komachan 投稿日:2013/11/07(Thu) 16:52:33 No.8622  引用 
翅脈図です。

Re: キモグリバエの一種でしょう... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2013/11/08(Fri) 04:11:13 No.8623  引用 
すでにご存じかと思いますが、日本のキモグリバエ科の総説は、

Kanmiya, K.(1983). Systematic study of the Japanese Chloropidae (Diptera). Memoirs of the Entomological Society of Washington, Number 11. 370 pages.

です。この論文には♂交尾器などの図はありますが、専門外の者が期待するような全形図、触角、頭部、胸部などの図はほとんど含まれていないために、これらの特徴のイメージなしにもっぱら検索表を引いて調べるしかありません。

私も時には同定のためにこの検索表を使いますが、かなり苦労して、そのためにキモグリバエの同定は気が重いものです。

投稿された写真はかなり特徴的なので、どなたか詳しい方からのレスが期待されます。

Re: キモグリバエの一種でしょう... 投稿者:komachan 投稿日:2013/11/11(Mon) 06:47:55 No.8625  引用 
アノニモミイア様、ありがとうございます。

検索表を引いて調べられるほどの知識は持ち合わせていないので、追加のレスがなければキモグリバエの一種として分類しておきます。

クロバエ科だと思うのですが・・... 投稿者:鴨川@房総半島 投稿日:2013/10/13(Sun) 08:54:16 No.8584  引用 
またご教授願いたく参りました。
房総で捕まえたハエなのですが、クロバエ科だと思うのですが背板にうっすら三本の黒い線が見えるので自信が持てません。今回の個体は9mmほどです。

ちなみに、私は双翅目を科まで落としたい時は「絵解きで調べる昆虫! 〜環境アセスメント動物調査手法講演会 絵解き検索シリーズ 総集編〜」を使うのですが、122pの検索表のクロバエとニクバエを分ける所が私のレベルではよくわかりません。剛毛の事だとは思うのですが・・・これらを分ける良い区別点でもあればついでにご教授願いたいのですが。。。


Re: クロバエ科だと思うのですが... 投稿者: 投稿日:2013/10/14(Mon) 09:50:02 No.8585  引用 
鴨川@房総半島 様

おはようございます.山口県のさんごです.ニクバエ・クロバエを調べているものです.

お写真のサイズが小さいので剛毛がよく見えませんが,経験的にはニクバエ科の♀のような感じがします.

ニクバエ科とクロバエ科の区別ですが,やはり胸部の剛毛が一番確実なようですが,これを文章で表現されるとなかなかとっつきにくいですよね.

北隆館の「新訂原色大図鑑III」,「ハエ 生態と防除」に両者を区別する検索表と,倉橋博士著「日本産クロバエ科の種目録」にクロバエ科の特徴が,それぞれ微妙に違った表現で,いずれも分かりやすく記されていますので,一度見られることをお勧めします.ただし「ハエ 生態と防除」に引用されているFanの図はやや解りにくいと感じます.

以後は,ニクバエ科とクロバエ科に絞って(イエバエ科やヤドリバエ科はすでに除外されているとして),かつ日本産のものに限定した話として読んでください.

剛毛以外の区別点として,北隆館の大図鑑や「ハエ 生態と防除」に記されているように,腹部の色彩が有用と思います.わずかでも青,緑,紫などの金属光沢があれば,ニクバエ科ではありません.逆はいえません.クロバエ科で黒や灰色のものはいます.

腹部にはっきりした市松模様(チェッカーフラグ模様)があって上記のような金属光沢がないものは,ニクバエ科ニクバエ亜科とみてまず間違いないですが,ニクバエ科でもヤドリニクバエ亜科やヤチニクバエ亜科では市松模様がありません.しかも,ニクバエ亜科でも古い個体で鱗粉が落ちているものでは市松模様がわかりにくかったりしますので,これも逆はいえないということになります.

あと,日本産ニクバエ科では♂の複眼が明らかに相接するものはいません.

もう一点,♀ではっきりとした産卵管状の構造があるニクバエは日本産ではいないと思います.

以上から,ニクバエ科を否定することは比較的容易なのですが,どちらかに確定するとなると,やはり胸部の剛毛をみるのが確実でしょうね.

長文のわりにわかりにくいですね.

お役に立てたでしょうか?

Re: クロバエ科だと思うのですが... 投稿者:鴨川@房総半島 投稿日:2013/10/16(Wed) 04:06:29 No.8594  引用 
さんごさま
お礼が遅くなってしまって申し訳ありません。
ご丁寧な解説ありがとうございます!!今後は以上の事も参考にして同定していこうと思います。

ちなみに件の図鑑ですが、こちらは運がいいのか悪いのか、絵解きで乗っていてわかりやすいと思いきやこの部分だけ言葉がないので理解できなかったのです。アドバイスを参考にして確実にわかる種どうしで比較して解読してみます。

Re: クロバエ科だと思うのですが... 投稿者:さんご 投稿日:2013/10/16(Wed) 15:33:30 No.8595  引用 
鴨川@房総半島 様

多少でもお役にたててよかったです.

みたことはありませんが,海外には緑色や青色のニクバエがいるようですので,先の話はあくまで本邦産の既知種限定での話です.そんなのが本邦でも見つかったらうれしいですが,ちょっと困りますね.

くどくてすみません.

Re: クロバエ科だと思うのですが... 投稿者: 投稿日:2013/11/08(Fri) 14:54:42 No.8624  引用 
鴨川@房総半島 様

さんごです.

突然ですが,先日のNo.8585で,間違い,というかウソを言いましたので,訂正させてください.

日本産ニクバエでも♀に「産卵管」状の構造があるものがいました.ギングチバチヤドリニクバエ Oebalia minutaです.実物は見たことがないのですが,Kontyu39(1):62-63 (ここではPtychoneura属とされています)に♀の「産卵管」の図が掲載されています.Oebalia属のほかの種も同様の構造を持っている可能性があります.

ということで日本産のものに限定しても,♀の産卵管をもってニクバエ科であることを否定することはできないことになります.

浅はかな知識なのに知ったような顔をして書きました.ごめんなさい.

古田死亡説・・・ガセです・・・ 投稿者:ハエ男 投稿日:2013/11/06(Wed) 00:10:48 No.8619  引用 
ハエ男=古田治です。
どうやら11/3〜11/5にかけて古田死亡説が流れていたようなのですが・・・ガセです。・・・生きてます。

体は大分細くなって、シルエットは変わってはいますが、いきてますので、よろしくお願いいたします。

Re: 古田死亡説・・・ガセです・... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2013/11/06(Wed) 21:48:45 No.8620  引用 
ハエ男様.

MLで未確認情報として流れた時は,ちょっと驚きました(^_^;)

しかし,4-5日前にメールでハエ男さんの現状を直接伺っていたので,夏に脳梗塞で倒れたという話が間違って伝聞したのではないかと考えました.

メールでは,リハビリついでにニクバエを採ってゲニを出してみるほど回復していると書かれていたので,来年にはスリムなハエ男さんとお会い出来るのではないかと楽しみにしております.

渓流域でとれました 投稿者:蝿野 投稿日:2013/10/22(Tue) 16:08:44 No.8604  引用 
なんでしょうか?

Re: 渓流域でとれました 投稿者:蝿野 投稿日:2013/10/22(Tue) 16:11:29 No.8605  引用 
翅です

Re: 渓流域でとれました 投稿者:蝿野 投稿日:2013/10/22(Tue) 16:13:11 No.8606  引用 
さらにこちらもわかりません。
翅に毛が生えております。
ヌカカ科でしょうか?


Re: 渓流域でとれました 投稿者:蝿野 投稿日:2013/10/22(Tue) 16:18:45 No.8607  引用 
翅です

Re: 渓流域でとれました 投稿者:eriyusurika 投稿日:2013/10/22(Tue) 16:53:04 No.8608  引用 
蝿野 様
前2つの写真はユスリカです。翅の前縁脈が短くR脈と融合し棍棒状になっています。更にこの棍棒状の翅脈は大変短く翅の基半に位置しています。この様な翅脈を持つものは日本では2属しかいません(南米などではこのグループの別属のものがいます)。写真では後脚脛節の末端が強く張り出しているのが判ります。この事からこの写真のユスリカはコナユスリカ属Corynoneura)に所属することが判ります。残念ですがこの写真のものは雌ですので種までは同定できません(雄であっても種の判定にはプレパラートを作製して観察しなければなりません)。

あとの2つの写真はヌカカ科のDasthelea属の種のように見えます。

Re: 渓流域でとれました 投稿者:蝿野 投稿日:2013/10/23(Wed) 09:16:50 No.8610  引用 
大変詳しいご回答ありがとうございます!!
非常に助かりました!
たくさんのユスリカを同定していますが、これもユスリカなんですね、ありがとうございます。

Re: 渓流域でとれました 投稿者:eriyusurika 投稿日:2013/10/25(Fri) 23:42:50 No.8615  引用 
蝿野 様
ヌカカの属名の綴りが間違っていました。Dasyheleaです。

何科でしょう。 投稿者:蝿野 投稿日:2013/10/23(Wed) 11:27:23 No.8611  引用 
同じく渓流域のものです。
非常に小さく、アブのような容姿です。平均棍もかろうじて確認しましたが、もしかしたらハチ目でしょうか。
翅脈は小さすぎて確認できません。
このような微小な双翅目はなにがいるのでしょうか。


Re: 何科でしょう。 投稿者:蝿野 投稿日:2013/10/23(Wed) 11:31:54 No.8612  引用 
クロバネキノコバエ科のようにみえますが、頭頂の複眼が接していません。
例外のジャガイモクロバネキノコバエを疑ったのですが、丹沢での生息データが存在しませんでした。


Re: 何科でしょう。 投稿者:蝿野 投稿日:2013/10/23(Wed) 11:35:20 No.8613  引用 
複眼が頭頂で広く接し、タマバエ科を疑ったのですが、付節第一節の特徴がありません。
タマバエ科でこのような例外は存在するのでしょうか。


Re: 何科でしょう。 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2013/10/24(Thu) 00:38:39 No.8614  引用 
最初の画像はコバチの1種でしょう。専門ではないので科まではわかりません。

第2の画像はPnyxia属やその近縁属の仲間と思います。県レベルで記録がなくても、双翅類ではよくあることです。

第3の画像はタマバエ科のLestremiinaeの多分Micromyiniの1種と思います。この亜科では付節の第1節は第2節より長いです。

Eutrixopsis 投稿者: 投稿日:2013/10/18(Fri) 23:54:29 No.8597  引用 
ヤドリバエで長々と書いてしまいましたがご容赦ください。
採集地は岐阜県不破郡関ケ原町、採集日は8月15日、体長9[mm]ほどです。
午前3時ごろに自販機の光に来ていたものです。
そんな時間に何をしていたかというと、伊吹山ドライブウェイの開門を待っていたのです。
本当は前日の夕方に上がる予定だったのですが、今年から夜中の滞在ができなくなったようです。
山頂付近は特別保護区で採集はできないので、下にいて変わったものに遭遇できたのはよかったと思いました。

 (役場で申込書みたいなものを一枚書いて採集させてくれればいいのですが、そんなわけにはいかないのでしょう。
  それでも上の駐車場のトイレにはハエ取り紙がたらしてあったりするのです。
  職員がいたらお願いしてもらってこようかな。)

それはさておき、最初の印象では、ネット上で画像が見られるTherobiaに似ていると思いました。
でも単眼があるので違います。前胸も膨らんでいないのでOrmiiniの仲間でもないようです。
あたかも知っているかのように書いていますが、今まで見たことはありません。


Re: Eutrixopsis 投稿者: 投稿日:2013/10/19(Sat) 00:05:27 No.8598  引用 
Mosch-WebとPaleKeyで調べてみると、Eutrixopsisになりました。
そのあと旧北区のマニュアルもたどってみました。
出力したものと自分でメモしたものを添付します。
(最初テキストファイルでエラーになったので、ワードにしたらできました)


添付:8598.doc (32KB)

Re: Eutrixopsis 投稿者: 投稿日:2013/10/19(Sat) 00:08:41 No.8599  引用 
MoschのRemarksと、PalekeyのAdditional informationは同じ内容のようですが、その中で、
「labella with two lobes posteriorly」とあり、唇弁の後ろが二つに分かれていました。
左右に割れていたのが乾燥して上向きと下向きになったかもしれません。
他では見たことがない形で、これは合っているのではないかと思いました。

検索表はまともにたどりつけませんでした。
253の肩の剛毛の配置の所で、実際には2本しかないようなのでそれ以上進めなくなりました。
どこかで間違ったのでしょうがこうなるとお手上げです。
検索プログラムの結果を採用してEutrixopsisから逆走してみました。
222の小盾板亜端剛毛の長さの所で違う方へ行ったようです。
地毛みたいなのは無視して、それらしい所に生えているのが側剛毛ではなくて亜端剛毛だとすると、
ルーペで見た時はだいたい先端剛毛と同じ長さに見えたのですが、
撮影して見ると、左の先端剛毛の先が鈍いので、実はこちらも折れているかもしれないと思いました。
先端剛毛を超えないとすると、他もだいたいつじつまは合うようです。


Re: Eutrixopsis 投稿者: 投稿日:2013/10/19(Sat) 00:09:33 No.8600  引用 
他に調べたのは、Shima(2006)の寄主のカタログですが、以前連絡先を教えていただき入手できました。ありがとうございました。
33ページにEutryxopsis javanaが載っていて、時々ライトトラップに来ておそらく夜行性であるらしいとの内容もありました。
直翅目ではなくてマメコガネに寄生するようです。そうなると夜行性の意味がはっきりしないと思いました。
参考文献の中の、Clausen & King 1927;が見られました。

http://archive.org/stream/parasitesofpopil1429clau#page/n1/mode/2up

FIG.17にメスの背面図があり、似ていると思いました。


中国蝿類は2040-2041ページですが、剛毛がすっきり一致しないのは残念です。
後脛節の前背剛毛が2、後背剛毛が2はいいのですが、腹剛毛はないようです。
後dcも4本あるようには見えません。
一致する所で面白いと思ったのは、複眼内の場所によって小眼の大きさが違う事です。
例えばミドリイエバエほどは目立ちませんが、よく見てみると差があるようです。


Re: Eutrixopsis 投稿者: 投稿日:2013/10/19(Sat) 00:10:29 No.8601  引用 
surstylusの根元に針をかけたので角度が変わったかもしれません。
交尾器の図が見つからないのが残念です。
Townsend (1919)は見られました。

http://www.biodiversitylibrary.org/pdf4/011735000034041.pdf

記載論文と理解しましたが、図はありません。どこかにある可能性はあるでしょうか。
属が合っていれば種類は多くないようなので、日本近辺の記録でなくても図が一致すればいいとの思いはあるのですが、
いまのところ自分で探せる範囲ではありませんでした。
ヤドリバエは難しいとわかりながらも、掲示板で安易に聞いてしまいます。もし何かありましたら、よろしくお願いします。


Re: Eutrixopsis 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2013/10/21(Mon) 11:07:16 No.8602  引用 
私も初めてみる種類なので,何のアドバイスもできませんが,Die Fliegen der Palaearktischen Region の該当頁を貼っておきます.

国定公園の特別保護地区については,"特別地域(特別保護地区)内動物の捕獲(殺傷)(動物の卵の採取(損傷))許可申請書"という申請書を県の自然保護課等に提出して許可を得ます.場合によっては,営林署の入林許可等も必要となります.

申請書の他に,研究計画書(採集目的,その地域で採集をする必要性等)や,研究実績としての別刷りなどの添付を求められると思いますので,同好会や学会で色々な報文等を書いて実績を作っておかないと難しいと思います.


添付:8602.pdf (62KB)

Re: Eutrixopsis 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2013/10/21(Mon) 11:08:06 No.8603  引用 
Die Fliegen der Palaearktischen Region の続きの頁です.

添付:8603.pdf (47KB)

Re: Eutrixopsis 投稿者: 投稿日:2013/10/22(Tue) 23:59:06 No.8609  引用 
茨城@市毛様

資料の添付ありがとうございます。
ドイツ語ですね。翻訳サイトに張り付けてもすらすらとは読めないのですが、
Die Fliegen は過去ログにも何度か出て来て、有用な資料のようです。少しづつ解読したいと思います。
図書館の蔵書検索をしたら、14件ヒットしました。何巻に何が収録されているかはわからないのですが、出かけた時に書庫から出してもらって見てみたいと思います。

採集許可について、申請の実際を教えて下さり、ありがとうございます。
採集目的についてはその分類群についてかなり熟知して他での情報も集めていないと難しいと思いました。
報文などを書いたこともありませんし、ただ申し込んだというだけで許可してもらえるはずはありませんね。
将来的には個人の楽しみ以外での必要性について語れるようになれるといいなと、少し思いました。

ありがとうございました。

また分かりません 投稿者:蝿野 投稿日:2013/10/15(Tue) 13:58:54 No.8589  引用 
トゲハネバエ科でしょうか?

Re: また分かりません 投稿者:蝿野 投稿日:2013/10/15(Tue) 14:01:43 No.8590  引用 
黒い模様のようなものがついております。

Re: また分かりません 投稿者:蝿野 投稿日:2013/10/15(Tue) 14:02:29 No.8591  引用 
すみません写真を載せ忘れました

Re: また分かりません 投稿者:蝿野 投稿日:2013/10/15(Tue) 14:03:53 No.8592  引用 
全体です。
大きさは1cm程度です。


Re: また分かりません 投稿者:SGR 投稿日:2013/10/15(Tue) 17:50:51 No.8593  引用 
ミバエ科のシラホシハマダラミバエに似ている気がします。

間違いでしたらすみません。

Re: また分かりません 投稿者:蝿野 投稿日:2013/10/17(Thu) 09:01:17 No.8596  引用 
ありがとうございます。
ミバエ科で間違いないと思われます。

縦続けに申し訳ありません。 投稿者:蝿野 投稿日:2013/10/09(Wed) 09:44:31 No.8566  引用 
注文した本がまだこないので科レベルでの同定をお願いしたいのですが・・・(屋内害虫の同定法等用いていますが、わからないのがでてきました。)
翅脈がタマバエ科に似ているような気がします。


追加 投稿者:蝿野 投稿日:2013/10/09(Wed) 09:47:08 No.8567  引用 
翅脈です

Re: 追加 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2013/10/09(Wed) 14:57:23 No.8568  引用 
このような翅脈相を持つ翅はノミバエ科Phoridaeだけです。この科には多数の属がありますが、おそらくもっとも普通で、種数がおびただしく多い(勝手な推定ですが日本だけでも100種以上は生息しているでしょう。命名されているのは少数です)Megaselia属の種だと思います。間違っているかもしれません。

ノミバエ科は双翅目の科の中で幼生期の生態が最も多様な科です。一般に腐敗物を食べますが、テントウムシなどに寄生するもの、キノコ食、アリの頭の寄生者、ネアブラムシ類の捕食者、さらには奇妙な形態と生態を示すシロアリなどの蟻客、などなど枚挙にいとまないくらいです。

Disney, R. H. L.著 Scuttle Flies:The Phoridae。Chapman & Hall出版。が簡便なテキストです。
アリやシロアリとの関係が深いノミバエについては、近刊の丸山宗利他著の「アリの巣の生きもの図鑑」東海大学出版会、に興味深い例が多数示されています。

ノミバエ科は翅の前縁の途中まで伸びる前縁脈(多くは顕著な棘状の刺毛を生じる)、これにほぼ平行する2本の翅脈と、そのうちの後の翅脈から斜め後方に伸びる3本(または4本)の翅脈が特徴です。投稿されている翅の写真にもこの特徴がよく出ています。

Re: 追加 投稿者:蝿野 投稿日:2013/10/15(Tue) 09:57:23 No.8588  引用 
とても詳しくありがとうございました!

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