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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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ルリアシナガハリバエの学名につ... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/06/08(Sun) 20:27:45 No.4582 ホームページ  引用 
 先日,会合でヤドリバエの話題が出たので,久しぶりに資料を整理し,ネット上の情報を調べていたところ,ルリアシナガハリバエの学名がJanthinomyia jelderiとされている報告書がありました.(河川水辺の国勢調査(秋季)-梯川_陸上昆虫類等)
 残念ながら,ネット上にはJanthinomyia jelderiの情報が極僅かしかなく,命名者や命名年等の手掛かりが全く得られませんでした.

従来,旧北区にはJanthinomyia属が2種分布しており,日本にはJ. elegansが広く分布するとされていましたが,学名が変更になったのでしょうか? 

Re: ルリアシナガハリバエの学名... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/06/08(Sun) 23:09:13 No.4583  引用 
Tachinidaeの専門家ではないとご質問の内容はわからないのですが,旧北区のJanthinomyiaの2種はJ. elegans (Matsumura, 1905)ともう1種はJ. felderi Brauer et Bergenstamm, 1893でしょうから,jelderiと言うのはfelderiの誤植では?

しかし,ルリアシナガハリバエがelegansなのか,felderiなのか,はたまたelegansがfelderiのjunior synonymなのかは,知るところではありません.

Re: ルリアシナガハリバエの学名... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/06/12(Thu) 20:47:14 No.4586 ホームページ  引用 
アノニモミイア様.

 確かに,誤植の可能性が高いですね.お騒がせしました.

お詫びに,今年県内で採集したRhamphomyia deformicaudaを貼っておきます.

原記載を見たときは,交尾器のかっこよさに惚れ込んだのですが,実物が4mmと小型なので採集品を整理するときまでR.deformicaudaとは気がつきませんでした.


Re: ルリアシナガハリバエの学名... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/06/14(Sat) 05:04:56 No.4588  引用 
市毛さん.今回のR. deformicaudaは本種としては最北の記録だろうと思います.本種にも交尾器に微妙な地理的変異が見られます.一連の変異からかなり逸脱したものが兵庫県篠山地方に分布しており,また四国山地などのR. araneipes Freyは本種と同一群ですが,かなり大型の種です.篠山の集団のようなのがありますので,今後も本種関連では各地で多様な集団が発見される可能性があります.

R. spiniventris Saigusa, 1964は広義では本群に近いのですが,前生殖節の変形は本群とは独立のものでしょう.なお,いわゆるPararhamphomyia亜属(おそらく単系統群ではない)には,fulvirostris群のように前生殖節の変形が起こっている群がありますが,これは本群とは全く別の単系統群で,この群は既知種のほかにもまだ数種の未記載種があり,私の知らない種が各地に生息していると推定されます.

無題 投稿者:ufo 投稿日:2008/06/09(Mon) 16:55:06 No.4584  引用 
こんにちはポケットサイズのデジタル顕微鏡が発売されたそうです
2〜3万とのことですまずは一報まで、

Re: 無題 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/06/09(Mon) 19:00:16 No.4585 ホームページ  引用 
 恐らく,スリー・アール システムのデジタル顕微鏡Vitinyのことかな?

Rhamphomyia 投稿者:Arge 投稿日:2008/06/03(Tue) 00:08:38 No.4569  引用 
お世話になります。

兵庫県北西部のハチ高原と鉢伏山周辺に行ってきました。
鉢伏山北東側の標高約1000mの林道沿いで、Rhamphomyiaが3種採集できました。

まず1種目は、腹部の基部側の色が薄く、後腿節葉先端を除き黄色で、既知種ではR. complicansやR. pretiosaに似ていますが、挿入器の内側にこれらの種にない突起があります。


Rhamphomyia2 投稿者:Arge 投稿日:2008/06/03(Tue) 00:10:05 No.4570  引用 
2種目です。標本状態がよくありませんが、ツマグロヒゲボソムシヒキ(メス)の餌になっていたためです。自力では採集できませんでした。
後腿節、各基節は全体黄色。翼状突起の先端に足首状突起がある。挿入器は強く湾曲しない。後腿節の前腹剛毛は中央部で弱くなる。
以上の各点で検索表の既知種とうまく一致しません。


Rhamphomyia 投稿者:Arge 投稿日:2008/06/03(Tue) 00:12:51 No.4571  引用 
亜属は検索表がないのでよくわかりませんでしたが、交尾器の形状から2種ともCalorhamphomyiaと思われます。

3種目はうまく写真が取れませんでしたので、また後ほど投稿します。

画質が悪く、足の毛などがはっきり写っておらず申し訳ありませんが、わかりましたらよろしくお願いします。

Re: Rhamphomyia 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/06/03(Tue) 01:00:20 No.4572  引用 
Argeさん.1種目は推定されたとおり,complicans群の未記載種で,岐阜県の天生峠から兵庫県北部の氷ノ山にかけて,中部から中国地方の境界部の日本海側に広く分布しています.挿入器の三角形の突起が重要な特徴です.私は系統的にはR.(Calorhamphomyia) itoiにもっとも近縁であると推定していまして,itoiが瀬戸内地方(近畿地方,中国地方,四国)に生息しているのとは対照的に日本海側に分布します.本種については多くの方々から標本をいただいていますが,私自身は残念ながらまだ野外で観察したことがありません.配偶行動や求愛餌の種類などがわかると面白いのですが.R. complicans群のなかで,pretiosa亜群の種(pretiosa他ーー昆虫と自然40(9),「高山性昆虫とは」でpretiosa群として示されているもの)は地上1mくらいの低位置で群飛しますが,complicans, itoiなどはかなり高所(2−3m以高の空間)で群飛します.第1の種がどのような群飛を示すか,本種の系統的位置を占う上でも重要な資料になります.

第2の種は第7腹節腹板の翼状突起の形状が写真ではちょっとわかりにくいのですが,産地とaedeagusの湾曲具合から推定すると,恐らくR. (Calorhamphomyia) issikii Itoに最も良くにています.実物を見せていただければ,もっと正確なご返事ができると思います.

Rhamphomyia3 投稿者:Arge 投稿日:2008/06/04(Wed) 00:40:04 No.4573  引用 
アノニモミイアさま。いつも詳細な説明をありがとうございます。

第1の種については林道脇や、小さな沢沿いの植物上に止まったり飛んだりしている程度で、残念ながら配偶や群飛、採餌などの行動は確認できませんでした。
第2の種については後ほどゆっくり検討してみます。

写真は第3の種です。脚と腹部は全体黒色で、既知種の検索表をみるとR. pteropygaあたりになりますが、交尾器を見ると挿入器の基部近くに内向きのやや長い突起があります。既知種の交尾器の写真にはこのような突起はありませんが、単に写っていないだけなのでしょうか。

よろしくお願いします。


Re: Rhamphomyia3 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/06/04(Wed) 11:46:50 No.4574  引用 
第3のCalorhamphomyia亜属の種は推察されたとおりR. pteropygaにやや近縁の種で,R. ladasやあと数種と共に1群を形成して,この群は主に西日本に分布しています.

本種は私が”分岐した尻尾”の意味の学名で新種として記載する予定にしている種でして,紀伊半島(奈良),近畿(京都,大阪,神戸)のほか,四国,九州中央部の山地に広く分布している種です.

原記載に用いる予定の図を参考に添付しました.容量が小さいので細部はシャギーが出ると思いますが,この図と比較してみてください.兵庫県山地でも採集されていますので,第3の種は間違いなくこれだと思います.

雄交尾器の挿入器の分岐した部分は,異状ではなくて,本種の重要な特徴です.これにもっとも近い種では分岐こそありませんが,本種で分岐部している箇所が強く屈曲しており,本種ではここがさらに伸長した結果であると思います.

本種に限らず,Calorhamphomyia亜属は挿入器が複雑に屈曲したり,奇妙な突起を生じており,これらが交尾の時に雌の交尾器とどのような対応をするかが興味あるところです.

これから7月中旬にかけて,近畿,中部以北の山地でCalorhamphomyiaが発生する時期です.多くの分布データが集積されることを期待しています.生物地理,種分化,配偶行動などいろいろと面白い問題を含む亜属でして,しかも大型なので観察しやすい面を持っています.


Re: Rhamphomyia 投稿者:Arge 投稿日:2008/06/05(Thu) 20:05:11 No.4580  引用 
アノニモミイア様
未発表の図まで出していただき、まことにありがとうございました。第3の種はこの種で間違いないと思います。
第2の種もご指摘どおりR. isshikiiと思われます。挿入器の先端部が隠れていたので、湾曲していないと見間違えてしまったようです。

また近畿の山等に行く予定もありますので、できるだけオドリバエの分布データ等も集めておきたいと思います。
ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

ガガンボ ネタです 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/06/04(Wed) 22:23:18 No.4575  引用 
こんちは。

 6/1に茨城県坂東市の小さな梅林で、画像のガガンボがたくさんいるのを見ました。

 写真を撮って見てみましたら、意外とわかりそうな色彩の種でしたので、アップしてみました。

 これだけで ある程度わかりますでしょうか?

翅の黒いアリノスアブ 投稿者:かりしうす 投稿日:2008/05/31(Sat) 00:11:49 No.4549  引用 
ご無沙汰しております。
クロクサアリ(クサアリモドキかも)の巣の周りで翅の黒いアリノスアブを見つけました。急ぎませんのでご同定いただけますと幸いです。

2008年5月30日 兵庫県川西市黒川にて


Re: 翅の黒いアリノスアブ 投稿者:かりしうす 投稿日:2008/05/31(Sat) 00:13:55 No.4550  引用 
アリの営巣するアベマキの幹にとりついては、しきりにお尻を樹皮にくっつけていました。産卵行動でしょうか。ちなみに指でつまもうとしても逃げません。

Re: 翅の黒いアリノスアブ 投稿者:かりしうす 投稿日:2008/05/31(Sat) 00:15:24 No.4551  引用 
標本写真です。翅の付け根で見えませんが、前胸の両側縁に顕著なトゲがあります。あてずっぽうでトゲアリノスアブ?

Re: 翅の黒いアリノスアブ 投稿者:Acleris 投稿日:2008/05/31(Sat) 05:20:33 No.4552 ホームページ  引用 
コンニチワ。カメムシ板ではお世話になっております。
この子はハラビロミズアブではないでしょうか?

Re: 翅の黒いアリノスアブ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/05/31(Sat) 07:37:57 No.4553 ホームページ  引用 
かりしうす様,Acleris様.

Acleris様の御指摘どおり,ハラビロミズアブです.

「はなあぶ」に下記のような報文が出ております.
No.5 宮谷秀明 アリの巣に飛来するハラビロミズアブについて
No.9 宮谷秀明 ハラビロミズアブの幼虫の生態と産卵について

Re: 翅の黒いアリノスアブ 投稿者:かりしうす 投稿日:2008/05/31(Sat) 18:08:41 No.4557  引用 
>Aclerisさん市毛さん

ご教示ありがとうございました。画像を投稿しきってから「もしかしてこれってミズアブ?」と一抹の不安を憶えたのですが、的中しました。

またお世話になります 投稿者:そよかぜ 投稿日:2008/05/25(Sun) 13:21:49 No.4544 ホームページ  引用 
名前をお教え願います。
羽化直後らしく、あまり飛びませんでしたし、近くに数頭いました。
5月24日に堺市南区で撮影しました。


Re: またお世話になります 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/05/25(Sun) 19:33:50 No.4545 ホームページ  引用 
そよかぜ様.

シナヒラタハナバエ(ヤドリバエ科)ではないかと思われます.

Re: またお世話になります 投稿者:そよかぜ 投稿日:2008/05/26(Mon) 01:33:14 No.4547 ホームページ  引用 
市毛様ありがとうございました。
別の角度から写した写真で見ると、図鑑などでは黒い色になっている後腹部が薄い黒色の帯状ですが、雄では後腹部の黒い模様が消失する事もあるようですので、たぶんシナヒラタハナバエなのだと思います。

苦手なハナアブに挑戦 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/05/18(Sun) 22:58:51 No.4538  引用 
こんちは。

 連休に埼玉で採ったハナアブを ハナアブ誌の連載の極東ロシアの検索表で属の検索をして、更に 市毛さんの報文で検索してみましたところ、ニセツヤムネオビヒラタアブ Epistrophe sp.になりました。

 黄色の模様のハナアブを筋道立てて調べるのは、実質 初めてのようなものですので、間違っているかも知れません。

 特に、極東ロシアの検索表のキー40の『後基節先端の長毛の束』の有無が判断できませんでしたので、中ふ節下面の黒剛毛で判断しました。

 ご教示 お願い致します。

 ・・・ちなみに、黒いハナアブを調べる勇気はまだありません。


Re: 苦手なハナアブに挑戦 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/05/22(Thu) 23:20:58 No.4543 ホームページ  引用 
バグリッチ様.

恐らく,合っていると思います.

cuplet40の長毛の束は非常に見辛い特徴です.
(後脚腿節を真下に伸ばすようにすると見えますが,通常の標本では殆ど見えません.)

後基節腹面側の内側に5-6本の毛が生えていることを指していると考えています.

ちなみに,原文には「後基節の先端は,後面中央角に長毛の束を備える」と記されています.

Re: 苦手なハナアブに挑戦 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/05/25(Sun) 21:29:57 No.4546  引用 
市毛様

 いつもありがとうございます。

 『後基節先端の長毛の束』はかなり見難いものである事がわかって、なんとなくホッとしました。

 まずは、よく見てみます。
 引き続き、ご教示 宜しくお願いします。

今日はコシアキ系 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/05/17(Sat) 19:43:02 No.4523  引用 
こんちは。

 今日は、このHilaraが非常にたくさんいました。

 改定図鑑の検索ではメスグロミナモオドリバエとなりました。
 改定図鑑は検索で同定が出来るので、非常に便利です。


Re: 今日はコシアキ系 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/05/17(Sat) 23:22:53 No.4527  引用 
同定されたとおりHilara melanogyne Freyの雌雄です.第3触角節(第1鞭小節)が赤みを帯びることが大きな特徴ですし,複眼もやや赤みがあります.

本種の配偶行動は私も全く観察したことがありません.雄が夕方暗くなり始めてから林道の2−3m上空をやや群れて飛翔したこと,午後4時ころ渓流の縁の高さ1-2mのところを数頭の雄が疎らに飛翔していたこと,位です.この点,Hilara neglecta Freyの雄の採餌行動,群飛行動,交尾行動,求愛餌の種類などかなり詳しく観察しているのとは対照的です.

多数発生しているのなら,是非観察されて,おおよそのことでいいのですから,「はなあぶ」誌上でも発表してみてください.

なお,複眼が赤みを帯びるHilaraは日本にこのほかの種群で数種ありますが,これらの多くは日中の一般的活動は観察されず,採集も渓流沿いの岩陰から,キノコバエ類が飛び出してくるように,採集ネットの動きに驚いて飛び出し,採集されるものです.これらの多くは複眼だけでなく,体色も一般に淡色です.しかし,体色が橙色であっても昼間活動性の種もあります.

Hilara melanogyneも上記の種のように昼間岩陰から飛び出してくる(特に雌は)個体が多いようです.

なお,北アルプスなどの山地(1,500-2000m)には本種に似て,雌の翅が幅広くなり(色彩は本種同様黒褐色),雌の腹部が白色を帯びた別種が生息し,これは昼間に群飛をするようです.雌の腹部が白っぽいのは他にH. leucogyne Freyと言う種があります.これは小楯板剛毛が4対より多いので区別できます.

Re: 今日はコシアキ系 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/05/21(Wed) 23:16:43 No.4541  引用 
アノニモミイア様
 詳しい解説をありがとうございます。

 多数いたのですが、近所では無いので、残念ながら今年は観察ができそうにありません。

 ただ、Dipteraの生態には興味がありますので、これからは 今まで以上に気をつけて観察したいと思います。

 引き続き宜しくお願い申し上げます。

Re: 今日はコシアキ系 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/05/22(Thu) 13:44:28 No.4542  引用 
今年は再訪できないとのこと残念です.

差し支えなければなるべく詳しい観察場所と日時を教えてください.重要なデータになりますので.

これは何ですか 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 00:17:17 No.4529  引用 
ブナやホオノキのようになめらかな樹皮上で、走り回ってちいさな虫を捕食しており、交尾も見られました。体長は♂は4ミリくらいです。2008年5月17日青森県下北半島の山にたくさんおりました。お教え下さい。捕食されている虫も見当がつきますでしょうか。

Re: これは何ですか 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 00:18:20 No.4530  引用 
雄です

Re: これは何ですか 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 00:19:14 No.4531  引用 
雌です

Re: これは何ですか 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 00:21:24 No.4532  引用 
翅などです

Re: これは何ですか 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/05/18(Sun) 09:08:42 No.4534  引用 
これはオドリバエ科のTachypeza fennica Tuomikoskiクロテンカマアシハシリバエです(研究者によっては別科Hybotidaeセダカオドリバエ科を建て,これに分類します).北隆館新訂原色昆虫大図鑑第三巻,p.407に解説があります.餌は写真だけでは良く分かりませんが,複眼が大型であるらしいこと,腹端の形状,大きさから勝手に判断しますとSciaridaeクロキノコバエ科の1種の雌ではないでしょうか.

Tachypeza属はT. heeri Zetterstedtを含めて日本に数種分布しています.これらの種はいずれもブナなど樹皮表面が平滑な立木や樹皮がはがれた立木,山中の山小屋などの木の壁,ベンチなど上に生息し,そこに飛来,あるいは歩行する小昆虫を餌にしています.求愛給餌行動や群飛は行ないません.走行速度が非常に速いために追っても走り回って逃げ,いよいよの段階で始めて飛びます.翅の臀葉の発達が悪いために飛翔速度は遅く,ゆっくり飛びます.

幼虫はヨーロッパでは朽木や木のうろから採集されています.日本でも朽木などの倒木が堆積した部分では,羽化直後の体が着色していない個体がしばしば採集されますので,一部の種は少なくとも,このような環境に生活し,そこで恐らく小昆虫の幼虫などを摂食していると思われます.いずれも年一化です.

下北半島にたくさん生息しているようでしたら,一部採集しておいていただければ幸いです.

Re: これは何ですか 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 22:08:32 No.4537  引用 
アノニモミイア様、ありがとうございます。現場で見たときは捕らえた獲物を前足で抱えているように見えたので、ややカマバエ的な足と思ったのですが、実体顕微鏡でみれば膨らんでいて少しだけ鎌っぽいなと感じていました。和名そのものに納得しました。獲物を吸汁しているときの映像を見てみますと大半は前肢を全く使っていない状態でしたが、左の前肢だけを鎌のように使って抱え込んでいるのが1シーン写っていました。獲物を刺しているときに、幹ごと加減しながら平手打ちしてとりあげた獲物には極小のハチの一種もおりました。標本は近日中にお送りします。

Re: これは何ですか 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 23:35:58 No.4539  引用 
追伸です。両前肢で獲物をかかえているところが写っていましたので追加します。ここにその動画をのせておきました。http://snowmelt.exblog.jp/7964104/

飛翔するオドリバエ 投稿者: 投稿日:2008/05/17(Sat) 22:01:45 No.4524  引用 
福岡市近辺の渓流に行きましたら、よくみる身体が銀白色の小さな(体長3mm前後?)オドリバエがスウォームをしていました。ずいぶんとトリミングをして、みっともない画像ですが、飛翔姿勢の参考になるかもと、投稿です。

Re: 飛翔するオドリバエ 投稿者: 投稿日:2008/05/17(Sat) 22:03:47 No.4525  引用 
同じ種です。やっぱりこれくらい小さいと、慣れてないので写すのが大変です。

Re: 飛翔するオドリバエ 投稿者: 投稿日:2008/05/17(Sat) 22:09:13 No.4526  引用 
交尾飛翔中のもいました。

ひどい画像でごめんなさい。


Re: 飛翔するオドリバエ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/05/17(Sat) 23:49:46 No.4528  引用 
素晴らしい一連の写真ですね.雌の腹部が銀色であること,前腿節が紡錘形に肥大すること,雌がホバリング飛翔をしているらしいこと,福岡市近郊でこの時期であること,の4点から,写真の種は間違いなくHilara (Ochtherohilara) mantis Freyです.これまで本種の配偶行動については観察していますが,雌の群飛,交尾写真を見たことはありません.

本種は雄が渓流の水面で主に小形ないし中型のユスリカを求愛餌にして,渓流またはその縁に張り出した樹の枝の直下の群飛空間に運びます.そこには雌が写真のようにホバリング飛翔(ほぼ空間の一点を維持するような飛翔)を続け,個体間の間隔は数センチ以内のことがしばしばです.雄がここに求愛餌をもって雌の下から追飛して交尾し,交尾したペアは群飛から離れてその下やさらに林道上空など50cmから数mの空間で飛翔しながら交尾を続けます.

本種に酷似したやはりOchtherohilara亜属の別種で,雄がコシアキ型,雌の腹部が黒い種があります.これは本州中部での観察では,mantisの雄を専ら渓流水面で狩り,求愛餌にするようですが,群飛や交尾行動は観察されていません.この種は九州でも山地に少数生息していますが,密度は本州中部ほどではありません.

Ochtherohila亜属はアジアー北米隔離分布の群で,日本列島には30種以上生息していますが,その生態はほとんど観察されていません.亜属の特徴は前腿節が肥大し,腹面に小刺を生じ,前脛節の腿・脛関節部の脛節基部が膝状に屈曲すること,しばしば前脛節腹面にナイフ状隆起が生じること,などです.

Re: 飛翔するオドリバエ 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 01:44:22 No.4533  引用 
Hilara (Ochtherohilara) mantis Freyだとのこと。どうもありがとうございます。まさに記述のとおりの群飛でした。
瑞梅寺の上の水無鍾乳洞前の渓流のよどみでムカシトンボの写真を狙っているときに気付きました。よどみに張り出した木の枝陰で吊り下げられたような群飛をしていました。これらは♀の集団なんですか。勉強になりました。
また、別の群れが反対側の木陰でも群れ飛んでおり、その群れの下側の外れぐらいの位置で交尾個体が同様にホバリングしていました。写真を見ると♀も一緒に羽ばたいているようですね。しばらくは集団とつかず離れずで飛んでいましたが、そのうち、いなくなっていました。
静かにしているとよどみにはヤマメの小さいのが時折姿を見せました。

Re: 飛翔するオドリバエ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/05/18(Sun) 09:19:24 No.4535  引用 
和名を書き忘れました.ギンパラカマミナモオドリバエ(銀腹鎌水面舞蝿--舞は松村松年先生の使用)です.長い和名になりますが,種数が多い属や亜属の和名命名は難儀なことです.鎌脚とした方が語呂がいいのですが,ますます長くなります.

交尾中の飛翔は時には雌がほとんど翅を動かさない種(個体または状況)もあります.今回の写真でも雌の翅のぶれは雄に比べて小さく,また翅の振幅も小さいために雄の翅のように前下方への動きが見られません.恐らく翅を開いて,わずかに動かしているだけかと思います.

なお,求愛給餌型のオドリバエの群飛の性比は「需要供給」の関係で決まるようです.雄の群飛への訪問が少ないと雌がほとんどの群飛集団になります.一方雄が頻繁に求愛餌を持って群飛に飛来し,雌が少ないと,求愛餌を持った雄だけの群飛になります.両性の群飛参加が著しく多いと,両性混合の群飛になります.この状況は地域の個体群密度,時間,餌の供給度などによって同一種でも変化します.

Re: 飛翔するオドリバエ 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 21:44:27 No.4536  引用 
群飛も面白いですね。こちらは、あ、飛んでるぐらいの意識しかありませんでした。次からは、よく観察してみましょう。

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