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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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クロキノコバエ(クロバネキノコ... 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/01/21(Thu) 09:38:59 No.6109 ホームページ  引用 
 今年の1月11日に、我が家(東京都世田谷区西部)の庭で撮りました。植木鉢の下で越冬していました。
 翅脈相(見難いですが・・・)や左右の複眼が触角基部で接(合一?)している様に見える点などからクロ(バネ)キノコバエ科ではないかと思います。しかし、外観は脚が長いため余りクロキノコバエ的ではなく、脛節端の距は不明瞭です。また、触角にはかなり長い毛が生え、翅の色は青色です(構造色ではなく、肉眼でも青色でした)。これでもクロキノコバエ科でしょうか。
 北隆館の大圖鑑では、検索表にはクロキノコバエ科はありますが、本文にはありません。本邦では殆ど研究されていない科と聞き及んでおりますが、そのせいでしょうか。
 宜敷御教示下さい。


Re: クロキノコバエ(クロバネキ... 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/01/21(Thu) 09:41:04 No.6110 ホームページ  引用 
 横から。後ピンをアンシャープで誤魔化した酷い写真です。

Re: クロキノコバエ(クロバネキ... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/01/21(Thu) 18:03:32 No.6111  引用 
翅脈相がはっきり分からない写真なので,断言は出来ませんが,タマバエ科の幼虫が腐植を摂食するLestremiaの仲間ではないかと思います。この仲間は寒冷期にもよく活動します。翅脈相はかなりクロキノコバエのそれに似ていますが,前縁脈の位置などに相違が見られます。

クロキノコバエ科は須島充昭さんや笹川満廣先生が研究されていますが,おびただしい種数で,日本産の概要が分かるのはまだまだでしょう。TuomikoskiやFreyなど本科の先駆的研究者がいたフィンランドでも,次々と未記載種が現れているのが現状です。なお,一般的な図鑑で本科の昆虫を図示しても,属レベルであってもほとんど同定の参考にはなりません。

Re: クロキノコバエ(クロバネキ... 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/01/22(Fri) 08:58:18 No.6112 ホームページ  引用 
 アノニモミイア先生.

 御回答有難う御座います。もう少しでブログに「クロキノコバエの1種?」として掲載してしまうところでした。やはり、疑問を感じたときは、此方に御伺いを立てるべきである事を痛感致しました。

 タマバエ科について色々調べてみましたが、ゲニの図ばかりで翅脈に関する情報は少ない様です。それでも、この写真の虫にかなりよく似た翅脈の図も見つかりました。タマバエ科の翅脈には、色々なパターンがあることが良く分かりました。

 ブログには「タマバエ科の1種(Lestremia sp.?)」として掲載することに致します。

 御指導有り難う御座いました。今後とも宜敷御願い申し上げます。

Re: クロキノコバエ(クロバネキ... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/01/22(Fri) 14:57:31 No.6113  引用 
MNDから引用したLestremiaの種の翅脈相を示しておきます。M3+4とCuA(図ではM3とCuA2)が共通の柄を持たないこと(Sciaridaeでは柄がある),r-m横脈が著しく短いことなども区別点です。マクロトリキアは種によって必ずしもこのようなものではありません。

Lestremiaはこれから早春にかけて,外から窓に飛来して,窓ガラスの外側などに静止していることがしばしばありますので,注意してみたらいかがでしょうか。

いずれにしても,Sciaridaeには脛節に端距があるので,これを欠くタマバエ科とは容易に区別できます。


Re: クロキノコバエ(クロバネキ... 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/01/22(Fri) 17:50:07 No.6114 ホームページ  引用 
 アノニモミイア先生.

 翅脈相の図、有り難う御座います。写真の方は些か不明瞭ですが(Rsやr-m)、ソックリと云う感じがします。
 http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lestremiini_wing_veins.svgと云うサイト(信頼度不明)に、Lestremiiniの翅脈として先生御提示のものとよく似た図が出ていますが、九大目録を見ると同族には他にAneretellaと云う属がありました。
 この属がどの様なものか調べても全く分かりませんが、写真の虫が生態的にもLestremiaと一致するのであれば、「タマバエ科の1種(Lestremia sp.?)」の「?」は取り去っても宜しいでしょうか?

Re: クロキノコバエ(クロバネキ... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/01/23(Sat) 18:26:49 No.6116  引用 
Lestremiaの所属するLestremiiniにはAnaretella(綴りはAneretellaではない)を含めてアジアにも分布している数属があり,いずれもLestremiaと翅脈相の基本は全く同一です(私が最初に”Lestremiaの仲間”と書いたのはこの意味です)。翅脈相の微妙な相対的位置関係,触角の鞭節数,鞭節の形状,それに生える刺毛の形状などを根拠にこれらの属が分類されています。しかも,触角の形質は雄に現れる形質が多いです。

このような分類が行なわれていますし,あなたの写真の個体は雌でして,しかも残念ながらこれらの属を識別する形質が私には判断できません。私としてはLestremiini族の1種としておくでしょう。

Re: クロキノコバエ(クロバネキ... 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/01/23(Sat) 19:45:55 No.6117 ホームページ  引用 
 アノニモミイア先生.

 御回答有難う御座いました。それでは「Lestremiini族の1種」とすることに致します。

 Anaretellaで検索したら沢山出て来ました。九大目録の綴りも時に間違っていることがあるのですね。TKMの方もAneretellaになっていました。

 今後とも宜敷御指導下さい。

ホソカトリバエでしょうか 投稿者:さんご 投稿日:2010/01/18(Mon) 09:57:19 No.6096  引用 
お世話になります.初投稿です.よろしくお願いします.
山口県の双翅目を調べているアマチュアです.
カトリバエの同定で行き詰り,投稿しました.
昨年4月17日,山口県防府市.
日本のイエバエ科の検索表では,腹部の斑紋からホソカトリバエに行き着くのですが,尾角突起の形がシナホソカトリバエにそっくりで,中国蝿類のホソカトリバエの図とも合いません.過去ログもみましたが,画像が消えてしまっているようです.
シナホソカトリバエの斑紋異常個体なのでしょうか.
ご教示をお願いできますと幸いです.

全体像です.


Re: ホソカトリバエでしょうか 投稿者:Acleris@会社 投稿日:2010/01/18(Mon) 17:50:56 No.6102 ホームページ  引用 
さんごさん、コンニチワ。
過去ログの消えた画像とは、私が質問したときのものだと思いますので、再掲しておきます。

私はいつも質問する側の人間で、中国蠅類も持っていないので、
大きなことは言えないのですが、
さんごさんの採集品は、私にはシナホソカトリバエに見えます。
腹部の斑紋は個体によって変異がありますし、
光の当たり方でも変わって見えます。

あと、一連の関連する投稿の場合は、一つ一つ「新規投稿する」を使わずに、
質問したスレッドの右にある「返信」をクリックして「返信投稿」された方が、
あとでバラバラにならないので、回答される方や、
あとで参考にされる方も見やすくなって良いと思います。


再掲画像;神戸産シナホソカトリバエ♂


Re: ホソカトリバエでしょうか 投稿者:Acleris@会社 投稿日:2010/01/18(Mon) 17:52:51 No.6103 ホームページ  引用 
神戸産シナホソカトリバエ♂腹端

Re: ホソカトリバエでしょうか 投稿者:Acleris@会社 投稿日:2010/01/18(Mon) 17:54:55 No.6104 ホームページ  引用 
神戸産シナホソカトリバエ♀

ご参考まで。


Re: ホソカトリバエでしょうか 投稿者:さんご 投稿日:2010/01/18(Mon) 21:31:27 No.6105  引用 
Aclerisさん
いろいろ教えていただきまして,また分かり易い画像を添付していただきまして,ありがとうございました.
双翅目を初めたばかりの駆け出しです.大変勉強になります.
連続投稿は返信を使うのですね.今後はそうします.
今後とも,よろしくお願いします.

Re: ホソカトリバエでしょうか 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/01/19(Tue) 05:13:30 No.6107  引用 
ワード検索で「シナホソカトリバエ」を入れて検索すると25件でます。最初の画面を下までスクロールすると,次の10件とでますから,それをクリックすると,2月11日に私が本種の主要形質をいくつか図示しています。それを参照して,ご自分の標本と比べられたらいかがでしょうか。

Re: ホソカトリバエでしょうか 投稿者:さんご 投稿日:2010/01/19(Tue) 15:51:21 No.6108  引用 
アノニモミイアさん
お教えいただきまして,まことにありがとうございます.画像確認いたしました.
自分の採集した個体の腹部の斑紋が,第2から第4腹板まで連続していましたので,篠永先生のモノグラフでは迷子になってしまっていました.
お示しいただいた画像のものとは(第3腹部の斑紋を除いて)同一種と思われますので,個体変異とみなすことにしました.
山口県の双翅目faunaを調査しております.
今後もご指導いただけますよう,お願い申し上げます.

ホソカトリバエ 投稿者:さんご 投稿日:2010/01/18(Mon) 10:05:55 No.6101  引用 
尾角突起です.後方から撮影しました.手持ちの典型的なシナホソカトリバエの標本とくらべて,区別できないほど似ています.
たくさん投稿してすみません.
よろしくお願いします.

ホソカトリバエでしょうか 投稿者:さんご 投稿日:2010/01/18(Mon) 10:02:24 No.6100  引用 
腹部の斑紋です.日本のイエバエ科のホソカトリバエの図によく似ています.

ホソカトリバエでしょうか 投稿者:さんご 投稿日:2010/01/18(Mon) 10:01:06 No.6099  引用 
続いて胸部背面の剛毛です.横溝前dcは1本に見えます.

ホソカトリバエでしょうか 投稿者:さんご 投稿日:2010/01/18(Mon) 09:59:28 No.6098  引用 
続いて頭部です.パルプが黄色です.

ホソカトリバエでしょうか 投稿者:さんご 投稿日:2010/01/18(Mon) 09:58:28 No.6097  引用 
つづいて前脛節です.p剛毛があります.

ホソキノコバエ科? 投稿者:Acleris 投稿日:2010/01/10(Sun) 09:33:01 No.6092 ホームページ  引用 
昨年の暮れになりますが、スイーピングで採集したものです。
自力で検索したところ、ホソキノコバエ科に落ち着きました。
こういうマイナーなものでも、種まで判るものなのでしょうか?
なお、採集品はメスです。


Re: ホソキノコバエ科? 投稿者:Acleris 投稿日:2010/01/10(Sun) 09:34:39 No.6093 ホームページ  引用 
翅脈をスケッチしてみました。
翅脈の理解はこれで良いでしょうか?


Re: ホソキノコバエ科? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/01/10(Sun) 16:18:00 No.6094  引用 
Aclerisさん。あなたが同定されたとおりホソキノコバエ科Bolitophilidae(または亜科)のBolitophila属のBolitophila亜属(ヒメホソキノコバエ亜属)の1種です。また,翅脈相の名称もよろしいかと思います。

Bolitophila亜属は以前はBolitophilellaの学名が用いられていましたが,現在はこの属の模式種がR2+3脈がR1脈に合流する種であることがわかり,亜属名の変更,BolitophilaがCliopisaに,BolitophilellaがBolitophilaに変更になりました。

なお,Bolitophila亜属には3種がOkada(1934,1935)によって日本から記録されていますが,雌ですと同定がやや困難でしょう。上記の文献はInsecta Matsumuranaの9巻のそれぞれ,12-18,154-156ページに出ていますので,pdfで見ることが出来ます。参照してみてください。

Re: ホソキノコバエ科? 投稿者:Acleris 投稿日:2010/01/11(Mon) 00:41:06 No.6095 ホームページ  引用 
アノニモミイア様、早速の返信ありがとうございます。
糸角亜目の翅脈は、退化的なものでは読み解くのが大変ですが、なんとなく判ってきたような気がします。
また、文献の紹介もしていただきありがとうございます。
早速、ダウンロードして見てみましたが、、、、、
ドイツ語なんですね。。。。
オスが採れたときに、性根を入れて読んでみたいと思います。
それまではBolitophila(Bolitophila) sp.としておきます。
ありがとうございました。

9月のガガンボ 投稿者:田中川 投稿日:2009/12/30(Wed) 23:31:18 No.6085  引用 
2009.9.26 砂浜海岸に近い所で,セイタカアワダチソウ群生地の中で見つけました。翅長は約18ミリ。このガガンボの種名は判りますでしょうか。

Re: 9月のガガンボ 投稿者:田中川 投稿日:2009/12/30(Wed) 23:33:21 No.6086  引用 
拡大写真です

Re: 9月のガガンボ 投稿者:田中川 投稿日:2009/12/30(Wed) 23:36:25 No.6087  引用 
以上3枚の画像でどこまで判りますでしょうか。

Re: 9月のガガンボ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/12/31(Thu) 13:35:03 No.6088  引用 
田中川さん,先日は思いがけなく津でお会い,拝顔できて良かったです。

さて,お尋ねのガガンボはTipula属(キリウジガガンボ属とでもいうのでしょうか)であることは間違いないのですが,この属にはおびただしい数の種(もちろん多くは未記載でしょうが)があって,写真では専門家でも同定が困難でしょう。

腹部の色彩,翅の斑紋からはヤチガガンボ(Tipula(Vestiplax)serricauda Alexander)に類似していますが,本種にもいくつかの近似種があるようです。達磨大師など専門家のコメントがあるまで当面,ヤチガガンボまたはその近縁種とされて処理したらいかがでしょうか。

Re: 9月のガガンボ 投稿者:田中川 投稿日:2009/12/31(Thu) 18:07:11 No.6089  引用 
アノニモミイア様,いつもありがとうございます。
先日はお会いでき光栄至極。会場で先生のお姿を探しておりましたら,「雲の上におられるような偉大な方で,あの先生にお声をかけようとするのは恐れ多いことです。私にはとても出来ません」と言っている方もいました。お会いして,この掲示板でのコメントからも偲ばれるように心優しい先生で,ほっとしました。
来年もよろしくお願いします。
ヤチガガンボに類似とのこと,一度調べてみます。

Re: 9月のガガンボ 投稿者:達磨 投稿日:2010/01/01(Fri) 18:02:35 No.6090  引用 
しばらく見ないとガガンボねたが溜まりますね。
アノニモ先生のお見立てのとおり、これはTipula (Vestiplex) ノコギリガガンボ亜属の一種です。
やはり、写真ではきついですね。

田中川様、お会いできてよかったです。ネット上での知り合いは直にお会いするまで、なにか、正体のないような、得体の知れない感じがするものですから。

Re: 9月のガガンボ 投稿者:田中川 投稿日:2010/01/01(Fri) 23:54:07 No.6091  引用 
達磨様,ありがとうございます。
来津の折にはお会いできて嬉しかったです。
写真ではきついとのこと,こりゃ一度ガガンボを抱えて達磨様の許へ馳せ参じないと正解が出てきませんね。
今年はガガンボをしっかりと捕まえるようにします。
今年もよろしくお願いします。

キモグリバエ? 投稿者:Acleris 投稿日:2009/12/20(Sun) 23:37:23 No.6069 ホームページ  引用 
ハエ板復旧を昨日知りました。
ハエ男様!ありがとうございます!
またオシエテ君が再開できます。(すみません)
この夏に採った小バエなんですが、
科の見当があやふやです。
この画像で、科までなりとも判るでしょうか?
キモグリバエ科と見当はつけたのですが、、、、、
判るようでしたらよろしくお願いします。


Re: キモグリバエ? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/12/24(Thu) 20:18:01 No.6070  引用 
Aclerisさん、こんにちは。

 詳細が確認できないためか、コメントが付かないですね。

 ちなみに(ちゃんと検索してみないとわかりませんが)、この外観をみたら、私でしたら、キモグリバエ科にしてしまうと思います。

 是非、科の検索をしてみてください。

Re: キモグリバエ? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/12/25(Fri) 00:02:09 No.6072  引用 
翅脈相から判断しただけでも疑いもなくキモグリバエ科です。

Re: キモグリバエ? 投稿者:Acleris 投稿日:2009/12/26(Sat) 06:09:45 No.6073 ホームページ  引用 
バグリッチ様、アノニモミイア様、コメントありがとうございます。
科の検索までは新訂図鑑でとりあえずキモグリバエ科には行き着いたのですが、体長3mmと小型のため、特徴が判りがたかったのと、小さい割に美麗な種のため、あわよくば種名が判るかも?と考えて質問してみました。
キモグリバエ科は合っていたので良かったです。
ありがとうございました。

Re: キモグリバエ? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/12/27(Sun) 22:10:21 No.6079  引用 
キモグリバエ科に詳しい上宮健吉博士にこのキモグリバエの名称をお尋ねしたら,以下のようなご返事をいただきましたので,私が代わってお伝えします。上宮先生有難うございました。

「顕著なキモグリバエ科の1種であって、1983年の私の総説で新属の Terusa Kanmiyaの単模式種になった種類で、台湾が基産地です。分布は台湾からトカラ、九州、本州に分布し、幼虫がササ属の芽に侵入して新鞘を枯らすハエです。 H.Sauterが台湾で採集した標本に基づいたChlorops frontata Becker が原記載名です。Sauterの功績を讃えて名前を並びかえたTerusaのアナグラムで新属にしました。非常にユニークなキモグリバエ亜科の属です。まるで赤ちゃんのようなハエですね。総説の264ページに記載しています。
 同定結果:種名 Terusa frontata (Becker) 雄個体。」

Re: キモグリバエ? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/12/28(Mon) 10:50:49 No.6081  引用 
採集された標本と比較できるように,Terusaの原記載を添付しました。サイズが大きいので2回に分けます。

添付:6081.pdf (93KB)

Re: キモグリバエ? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/12/28(Mon) 10:53:23 No.6083  引用 
Terusa原記載の後半です。

添付:6083.pdf (74KB)

ありがとうございます! 投稿者:Acleris 投稿日:2009/12/29(Tue) 08:19:16 No.6084 ホームページ  引用 
アノニモミイア様、大変なお手間をかけてしまい、申し訳ない限りです。
同定していただいた、上宮先生、ありがとうございました。

Terusa frontataとのこと、野生生物目録では和名がザウターキモグリバエですね。
Terusaとザウターのつながりがおもしろいです。

また、記載文も添付していただいてありがとうございました。
日本産キモグリバエ科の総説があることも知りませんでした。
(こんな有用なものは、ちゃんと日本で発行できるように、国も支援してくれないと困りますね。)

>まるで赤ちゃんのようなハエですね。
研究対象への愛情が伝わってくるようで、うれしくなりました。

また、かわいいハエを見つけたら、質問しに来ます。
ありがとうございました。

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