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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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お教えください 投稿者:掴ツ 投稿日:2010/12/04(Sat) 01:38:39 No.6634  引用 
これは7月19日に北海道洞爺湖中島でとれたハエなのですが、何かわかりますでしょうか?

Re: お教えください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/12/04(Sat) 11:14:03 No.6636  引用 
無額嚢類のハエ(ショウジョウバエを含むいわゆるコバエ類)でしょうが、この画像では翅脈の詳細、頭部や胸部の刺毛分布状態、脚の剛毛の状態などが不鮮明でわからないので、科の正確な同定は不可能です。

Re: お教えください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/12/04(Sat) 21:58:54 No.6637  引用 
当てずっぽうですが、よくよく見るとチーズバエ科Piophilidaeの仲間かもしれませんね。

Re: お教えください 投稿者:とまつ 投稿日:2010/12/11(Sat) 19:59:52 No.6651  引用 
コメント頂きましてありがとうございます。そうですか、このハエは大量にとれたものですから。ではチーズバエ科についての画像などを調べてみます。

Re: お教えください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/12/12(Sun) 11:39:10 No.6652  引用 
標本が多数あるのなら実物を見るとせめて科までは確実に同定できるでしょう。このサイトの管理人のハエ男さんに連絡先を尋ねてみてください。サイトのホームページに戻ればハエ男さんの連絡先がわかります。

Re: お教えください 投稿者:tomatsu 投稿日:2011/02/12(Sat) 02:00:57 No.6734  引用 
チーズバエについて調べてみた所、確かに翅脈、形状が近いものが見つかりました。一応翅脈のもう少し鮮明な画像載せておきます。標本の方は多数確認できるのですが、状態の悪いものしか残っていないのですが、大丈夫なのでしょうか?

Re: お教えください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2011/02/13(Sun) 00:41:52 No.6735  引用 
最初の写真程度の形質が残っている標本があればなんとか同定は可能だと思います.

お教えください 投稿者:tomatsu 投稿日:2011/02/10(Thu) 20:28:01 No.6730  引用 
洞爺湖で8月に捕れたハエなのですが、科だけでもわかりますでしょうか? 

Re: お教えください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2011/02/10(Thu) 23:54:10 No.6732  引用 
アシナガバエ科Dolichopodidaeの1種です.おそらくアシナガバエ亜科の可能性がありますが,この画像だけでは属の同定が困難です.なお,アシナガバエ科は日本におそらく数百種が生息していると思いますが,ほとんどの種は日本未記録または学名のない未記載種です.

Re: お教えください 投稿者:tomatsu 投稿日:2011/02/11(Fri) 22:52:05 No.6733  引用 
アノニモミイア様
御指導頂きありがとうございます。
アシナガバエ科はあまり研究されていないんですね
とても参考になりました。

お教えください 投稿者:tomatsu 投稿日:2011/02/10(Thu) 20:30:36 No.6731  引用 
今では色が茶褐色になってますが、3ヶ月前までは金緑色をしていました。

集団越冬? 投稿者:ぴのきお 投稿日:2011/02/05(Sat) 00:00:45 No.6726  引用 
はじめまして、千葉県在住の「ぴのきお」といいます。
昨日、雑木林の林縁で1枚の葉(ツバキ)に100頭を超えるハエがいました。これは集団越冬なのでしょうか?そして種名はお分かりになりますでしょうか?どなたかお教え下さいませ。


Re: 集団越冬? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/02/05(Sat) 08:06:34 No.6727 ホームページ  引用 
 同種か否か分かりませんが、こちら(http://diptera.jp/usr/local/bin/perl/dipbbs/joyful.cgi?list=pickup&num=4411#4411 )を御覧下さい。

Re: 集団越冬? 投稿者:ぴのきお 投稿日:2011/02/06(Sun) 15:00:12 No.6728  引用 
アーチャーン様、ありがとうございます。
キモグリバエ科のハエなのですね、参考になりました。

Re: 集団越冬? 投稿者: 投稿日:2011/02/06(Sun) 15:32:31 No.6729  引用 
赤坂御用地のキモグリバエの記載と図からみると「ヤマギシモリノキモグリバエ」のような気がします。ご報告まで・・・

ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/01/28(Fri) 12:42:53 No.6715 ホームページ  引用 
 一月も末になりましたが、本年も宜しく御指導の程御願い申し上げます。
 
 毎年秋になると我が家(東京都世田谷区西部)のコナラの葉裏にはアブラムシが数種発生し、その捕食者としてホソヒラタアブの幼虫やダンダラテントウが相当数出現します。しかし、昨年は酷暑であったせいかこれらが全く見られず、今まで見たことのないヒラタアブの幼虫が2種居りました。
 飼育してみたところ、その内の1種はマガイヒラタアブ(2番目の写真)の幼虫でした。もう1種は、この辺りに居る種類とその大きさからしてオオフタホシヒラタアブと思うのですが、全個体が越冬体勢に入ってしまいました。
 ヒラタアブ類の幼虫については文献を探してみたのですが、どうも有用なものが見当たりません。其処で、お伺いしたいのですが、先ず、
  1)ヒラタアブ類(Syrphini)に関して、大概の種についてはその幼虫や生態が知られているのでしょうか。
  2)日本産ヒラタアブ類の幼虫に関する文献にはどの様なものがあるのでしょうか。
 更に、先のマガイヒラタアブ幼虫の頭部を撮影(3、4番目の写真)してみたのですが、
  3)Aは前気門、Bは触角であっているでしょうか
  4)Cの突起が左右合わせて4個ありますが、これらに囲まれる部分が口に相当し(この部分で被捕食者を吸い付ける)、口器は内側に見える黒い部分だと思うのですが、正しいでしょうか。また、C、Dの突起に名称はあるのでしょうか
  5)斜めから見ると、少し後方に2節?からなる突起(E)が見えますが、これは何でしょうか。
  6)その他にも色々な突起が見えます。幼虫の外部形態についての文献にはどの様なものがあるのでしょうか。

  沢山並べましたがが、宜しく御教示下さる様御願い申し上げます。

 写真はマガイヒラタアブの幼虫(2010/11/23)


Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/01/28(Fri) 12:45:02 No.6716 ホームページ  引用 
 上の幼虫から羽化した成虫。
 マガイヒラタアブで間違いないと思いますが・・・

 (2010/12/06)


Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/01/28(Fri) 12:46:07 No.6717 ホームページ  引用 
 正面から見た幼虫頭部(2010/11/23)

Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/01/28(Fri) 12:47:49 No.6718 ホームページ  引用 
 斜め前から見た幼虫頭部(2010/11/23)

Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/01/29(Sat) 09:10:16 No.6719  引用 
アーチャーン様.

>1)ヒラタアブ類(Syrphini)に関して、大概の種についてはその幼虫や生態が知られているのでしょうか。

日本国内については殆ど研究されていない分野だと思います.

海外では,下記の文献が参考になると思います.

Rojo, S., 2003. A world review of predatory hoverflies (Diptera, Syrphidae: Syrphinae) and their prey.

Roder, G., 1990. Biologie der Schwebfliegen Deutschlands (Diptera: Syrphidae).

Rotheray, G., 1993. Colour Guide to Hoverfly Larvae (Diptera, Syrphidae) in Britain and Europe.

>2)日本産ヒラタアブ類の幼虫に関する文献にはどの様なものがあるのでしょうか。

新・旧の日本産幼虫図鑑にある程度の種類が図示・解説されています.

その他には,長崎大学の二宮栄一氏による報文がいくつか書かれています.


各部名称については,上記のRotheray(1993)や下記の文献が参考になると思います.

Dusek, J. & Laska, P. 1964: A contribution to distinguishing the European species of the subgenus. Syrphus Fabricius (Diptera, Syrphidae) according to male genitalia and larvae. Acta. Soc. Ent. Cechoslov. 61: 58-70.

Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/01/29(Sat) 15:11:24 No.6720 ホームページ  引用 
市毛様.

 御回答有難う御座います。

 Rotheray(1993)は早速注文致しました。Rojo(2003)は何処から出版されているのでしょうか。
 北隆館の古い幼虫圖鑑は手元にありますが、ヒラタアブ類については形態の説明が無く、また載っている種類数が少なくてあまり役に立ちません。学研のは3駅ほど離れた所にある図書館にあるので、その内行ってみます。
 二宮氏の論文の一部は以前読んだことがあります。
 Acta Soc. Ent. Cechoslovは入手が難しそうですが、探してみます。

 飼育をしてみたら以外と楽なので、これから見慣れないヒラタアブ幼虫を見つけたら飼育してみようかと思っています。新知見は出ないでしょうが、ブログに載せれば少しは一般の役に立つと思います。

Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2011/01/29(Sat) 18:53:14 No.6721  引用 
アーチャ−ンさま
部分名称についてはお答えがなさそうですので、Stuku, J-H(2000) Studia dipterologica Suppl.8: 26p. Cheilosia 3齢幼虫胸部の名称図を読みとった結果からお知らせします。
3)Aは前気門(Vorderstigma)、Bは(Antennenmaxillarbasen)となってます。
4)C・Dの突起は、Sensillenbezeichnungです。口はMundhakenが出てくるところと思います。
5)少し後方の突起(E)はnichy-funktional Stigmaのようです。
Stukeの図は重たいスキャンしかできず、載せるられませんでした(悪しからず)。

Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2011/01/29(Sat) 19:01:21 No.6722  引用 
ミススペルを修正しそこないました。
Stuku, J-H(2000) >> Stuke, J-H(2000)
nichy-funktional Stigma>> nicht-funktional Stigma

Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/01/29(Sat) 20:56:46 No.6723 ホームページ  引用 
ezo-aphid様.

  御回答有難う御座います。おちゃたてむしさんの所では何時も行き違いになっております様で・・・。

 ドイツ語の専門書や昆虫学辞典が無いのでどうも用語が良く分かりません。Antennenmaxillarbasenは何故かラテン語みたいに修飾語後置になっていますが、「小腮基部の触角」とは小腮鬚のことでしょうか、それとも小腮基部に触角があるのでしょうか?Sensillenbezeichnungは成虫にはない構造だと思いますが、これも「感覚点」或いは「感覚器」とでも訳すのでしょうか?
 nicht-funktional Stigmaは「無機能気門」ではなく、何か適切な訳語がありそうに思えます。
 どうも、ドイツ語で書かれた昆虫学書かドイツ語も出ている昆虫学事典を買う必要がありそうです。

 今後とも宜敷御願い致します。

Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2011/01/30(Sun) 18:44:23 No.6724  引用 
アーチャ-ンさま
とても説明できるほど勉強はしていないので、ご案内だけです。
1)Antennenmaxillarはそれぞれ分離してる場合もありますが(MND 1:74p & 78p.)、Syrphidaeでは一緒になっているのかもしれません。「 Antennomaxillary Syrphidae 」で検索すると、それらしいPDFが見つかります。
2)Sensillenbezeichnungについては、別の図では単にSensillenとなってましたので、bezeichnungは無視してよいかと思います。
3)nicht-funktional Stigmaも「 non-functional spiracle 」で検索すると参考になる報文が見つかりそうです。
素木さんの昆虫学辞典には載っていませんでした。以上、ご参考までに。

Re: ヒラタアブ類の幼虫 投稿者:アーチャーン 投稿日:2011/01/31(Mon) 18:34:04 No.6725 ホームページ  引用 
ezo-aphid様.

 色々お調べ下さり恐縮です。

 検索してみると、Syrphidaeの幼虫には一般にantennomaxillary organと云うものが有ることが分かりました。non-functional spiracleに付いては、「ある」と云うこと以外良く分かりません。少し手元にあるEntomologyの本で調べてみます。
 しかし、日本語で何と言うのでしょうね?←ブログでは必要なのです。

 どうも有り難う御座いました。

お教えください 投稿者: 投稿日:2010/11/01(Mon) 18:56:05 No.6537  引用 
ハエの素人でよくわかりません。
これはなんの仲間でしょうか。ヤチバエの仲間のようにもみえます。

撮影場所は福岡県糸島市瑞梅寺
撮影年月日は2010年10月31日

山中に無人の鍾乳洞があり、入り口から30mほど入った壁面にいました。洞窟は折れ曲がっており、入り口からの明かりは届きません。洞窟の天井にはキクガシラコウモリが2頭下がっていました。このハエはひょっとするとコウモリの糞の臭いに誘引されたのかもしれません。


Re: お教えください 投稿者: 投稿日:2010/11/01(Mon) 18:57:23 No.6538  引用 
違う角度からです。

Re: お教えください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/11/02(Tue) 00:06:16 No.6540  引用 
まだ見たことのないハエです。形相はなにやら寒々とした暗い環境で生活しているような感じですね。洞窟内はぴったりです。一見するとベッコウバエ科の印象がありますが、トゲハネバエっぽいところもあります。標本を見ないと私には科の検討がつきません。

Re: お教えください 投稿者: 投稿日:2010/11/02(Tue) 00:57:59 No.6541  引用 
アノニモミイアさんこんばんは。ありがとうございます。

うわ、標本を採取してくればよかったですね。
一瞬、洞穴性かなという思いは頭をよぎりましたが、それだと多少は複眼が退化しているかもと思い直し、外部から迷い込んだのではないかと勝手に想像してしまいました。
でも穴居性かもしれませんね。
鍾乳洞はまだずっと奥に続いていますが、このハエがいたところまでは懐中電灯があれば楽に行けます。もう一ヶ所入り口があってそちらの入り口から少し入ったところではホラズミウマやオオゲジなどを見たことがあります。中で穴は続いているようなのですが、一人で奥まではいって行くにはちょっと心細いです。このハエには今後また気をつけておきます。

Re: お教えください 投稿者: 投稿日:2010/11/02(Tue) 01:32:23 No.6542  引用 
書き忘れました。
発見したときは壁面にじっと止まっていましたが、ソトロボを発光させると這って動き始めました。ストロボを間近で発光させると光と同時に多少なりの瞬間的な圧を感じます。
この光と圧力の両方あるいは片方を受けて歩き始めたと思いますが、数回のストロボ発光にもかかわらず歩き回るだけで飛び立ちはしませんでした。ひょっとしたら洞内の気温が低かったから飛べなかったのかも知れません。

念のため頭部胸部の拡大を載せておきましょう。
カメラが高感度設定になっていましたので、ノイズが目立ちます。


Re: お教えください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/11/05(Fri) 18:46:39 No.6547  引用 
Pierisさんがわざわざ再度その鍾乳洞にはいって、問題のハエを採集して提供していただきました。写真の黒っぽいのと、より小型で橙色味の強いのがいまして、いずれもトゲハネバエ科でした。属などさらに調べて、ここに投稿します。

トゲハネバエ科はこれから屋内のトイレの窓などを歩いているセンチトゲハネバエのように糞などに発生する種があるようなので、これらの種もコウモリのグアノなどから発生していると思われます。

Pierisさんありがとうございました。さらに調査してみます。

Re: お教えください 投稿者:まあ 投稿日:2010/11/05(Fri) 23:00:12 No.6548  引用 
はじめまして。よく似たハエが出ていましたので、便乗させて下さい。これは今年1月上旬に撮ったものです。木の幹にとまっていました。頭部の割りに体が長くてちょっと変わってるなあと思ってましたが、これもトゲハネバエ科ではないでしょうか?”より小型で橙色味の強いの”に似てませんでしょうか?場所は福島県の阿武隈山地標高600mです。

Re: お教えください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/11/06(Sat) 00:21:13 No.6549  引用 
まあさん。はじめまして。あなたの撮影されたハエもトゲハネバエ科の可能性が高いとおもいます。しかし、双翅類、とくに無弁翅類と呼ばれるいわゆるコバエの仲間は、顕著な特徴をもった科以外は標本で翅脈相や脚、頭部の刺毛の状態などを精査しないと科の同定さえ困難なものです。

トゲハネバエ科の特徴は翅の前縁に通常の細い刺毛のほかに強いとげ状のものが列生しているのが、顕著な特徴です。他の少数の科にも同様な特徴をもつものがありますが、この特徴をもつハエの多くはトゲハネバエ科です。

双翅類の同定にはこのように標本があると的確な同定ができますので、撮影された折に極力その被写体を標本として採集されることをお勧めします。採集道具がなければ、手の平で軽くつぶしても、科同定の特徴の多くは残るものです。それらを適当な紙で三角包紙を折って、その中に乾燥保存して、同定してくれる人のところに送れば、同定が可能になります。

Re: お教えください 投稿者:まあ 投稿日:2010/11/06(Sat) 09:16:17 No.6550  引用 
アノニモミイアさん、コメントありがとうございます。
肝心の翅の棘の部分が見えてなくて残念ですが、トゲハネバエ科の可能性が高いということですね。私はただの虫好き人間で、虫の事はいろいろ知りたいのですが、情が移っているので自然観察までにしときます。。
まだ不明なハエアブがたくさんいるのですが、写真でわかる範囲で構いませんので、これからもよろしくお願いします。

Re: お教えください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/12/28(Tue) 10:25:25 No.6685  引用 
Pierisさん。トゲハネバエの属がわかりました。

写真にある大型の種は、Heleomyza属の1種です。九大カタログによりますと、本属はH. eoa (Godorkov, 1962)が記録されていますが、この種かどうかの判定はまだです。いずれにしてもこれまで私は採集したことがありません。生息場所が限定されているのかと思います。

もう一種、体が橙色味の強い小型の個体がありました。これは同じくトゲハネバエ科のAcantholeria属の1種です。これは同カタログには出ていません。

その後の記録をチェックしていないので、現状では以下の通りの結果です。洞窟の中でこれらの種がどのように生活しているか興味あるところです。なお、同時に採集されたノミバエの1種も面白いもののようでして、これはノミバエの専門家の中山博士にお渡ししてありますので、もし、同博士がこのスレッドをご覧になられたら、属名だけでもお知らせいただければと思います。

Re: お教えください 投稿者:pieris 投稿日:2010/12/28(Tue) 11:50:27 No.6686 ホームページ  引用 
お忙しい中、大変ありがとうございます。
いずれも、興味深い種ということですので、お届けしてよかったなと喜んでいます。
洞窟という特殊な環境が生息に関係しているのでしょうね。面白いです。

Re: お教えください 投稿者:Hypocera 投稿日:2011/01/18(Tue) 17:06:04 No.6710  引用 
Pierisさんが鍾乳洞で採集されたノミバエの方です(写真)。これはTriphleba属の種で(メスです)、やはりコウモリのグアノから発生しているのだと思われます。本属の種は九州平地では冬を中心に晩秋から早春に発生します。種によって発生する時期の早晩はあるようです。写真ではわかり難いかもしれませんが、細長く、華奢な感じがします。本属は日本からはただ一種が知られるのみですが(九大目録には2種ありますが、その内Triphleba nipponicaは実はAnevrina属の種ではないかと考えられています)、実際には相当な種類がいるのではないかと思われます。なお、冬に出るノミバエはMegaselia属にも多く、またいつだったかのスレッドにもありました様にSpiniphora属にも見られます。

Re: お教えください 投稿者:pieris 投稿日:2011/01/19(Wed) 01:36:06 No.6711  引用 
Hypoceraさま、お教えいただき大変ありがとうございます。
トゲハネバエ科も変わっているようですし、こういった洞窟は外界とは違ってやはり少し異質の環境なのでしょうね。秋に入ってよかったです。夏にはこれは見られなかったかもしれませんね。
幸い自宅からは車で1時間ほどで行ける場所ですので、今年も何回か通ってみようかなと思っています。
奥まで入ると面白いのでしょうが難所がありCAVINGをなさっている方でないと素人は危ないです。危なくない場所にもグアノは少しは見ることができますし、そのような場所に結構ハエ目が見られました。

眼力の持ち合わせがなく心もとないのですが、添付の画像は洞窟内で写したもので、たぶん同じ種の生きていた時の画像じゃないかと思います。


Re: お教えください 投稿者:pieris 投稿日:2011/01/19(Wed) 01:39:15 No.6712  引用 
別の角度です。
んーん、同じ種かはちょっと自信がないです。


Re: お教えください 投稿者:Hypocera 投稿日:2011/01/19(Wed) 12:31:14 No.6713  引用 
 Pieris様、6711と6712はMegaselia属の種です(メスです)。夏場に出る種類はもっとでっぷりしていますが、冬(晩秋から早春)に発生する種類は何故か写真の様に細身で華奢になります。従って、一見Triphlebaに似て見えてしまいます。私も冬にTriphlebaだと思って採ったノミバエが顕微鏡で見てみたらMegaseliaだったということがよくあります。Megaseliaには後脚脛節背面に6710 のTriphlebaに見られるような(後脚脛節の幅より長い)独立剛毛がありません(他にもいくつか区別点はありますが)。
 ノミバエに限っていうならば、これらの種は洞窟にのみ生息しているのではないと推測します。幼虫の餌になる動物質の腐敗物があるところなら良いのではないかと(そんな所はあまりありませんが)。例えば福岡市内で最もノミバエが豊富に見られるのは中央区南公園です。ここはカラスのネグラで、土壌表層はカラスのフンに覆われており、またカラスの死体も散見できます。そこでフン混じりの土壌やカラスの腐敗死体からノミバエが発生していると思われます。冬場にはTriphlebaやMegaseliaが複数種みられます。ただ、写真を撮るポイント、ないし生きた虫の観察となると、南公園は茫漠として焦点が絞れないので洞窟の方が良いのかもしれません。また、この洞窟は南公園より高い標高の山中にあるので、平地の南公園とは違った種も期待できるかと。

Re: お教えください 投稿者:pieris 投稿日:2011/01/19(Wed) 21:07:28 No.6714  引用 
そうですか、ノミバエの属ちがいでしたか。
採集道具は空き瓶だけという状態でしたので、採集しようと思ってふたを開けてたら、いったん捕獲したものがまた逃げたり、壁面と空き瓶とで挟んでつぶさないようにと採集時に気を使うと逃げられたりでした。いったん飛ばれると見失ってしまいます。

南公園は飢人地蔵の周辺がカラスの塒になっていて、多量の糞と落鳥の死骸が見られますね。なるほど、そういう環境などにノミバエが見られるのですか。それも冬場に見られるとは。
隣接する動物園では獣糞などはすぐに処理してしまうのかもしれませんね。
ハエは全くの素人でしてお恥ずかしいのですが、アノニモミイアさんの研究室にときどき油を売りに伺っています。

大変興味深いお話をありがとうございます。

Stegana ? 投稿者:Adippe 投稿日:2011/01/10(Mon) 21:26:23 No.6704  引用 
過去にカブトショウジョウバエのような虫を捕ったのを思い出し、
タトウから出して見てみましたがSteganopsisではないようだったので、
手元の絵解き検索で調べたところなんとかショウジョウバエ科にたどり着きました。

これはカブトショウジョウバエの仲間Steganaでよいのでしょうか?

採集:2009/8/7 江別市


全体の写真です。

Re: Stegana ? 投稿者:Adippe 投稿日:2011/01/10(Mon) 21:27:57 No.6705  引用 
画像を貼り付け忘れました。

Re: Stegana ? 投稿者:Adippe 投稿日:2011/01/10(Mon) 21:41:58 No.6706  引用 
顕微鏡をつかって撮った写真です。



最近、家の中でチョウバエが発生しています。
屋外で見ると捕りたくなるのに、
家の中だとあのモフモフが異常に気持ち悪く感じます。


Re: Stegana ? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2011/01/10(Mon) 23:35:04 No.6707  引用 
調べられた通り、ショウジョウバエ科のStegana属の種です。画像では私には種までの同定はできません。

Re: Stegana ? 投稿者:Adippe 投稿日:2011/01/12(Wed) 15:53:27 No.6709  引用 
アノニモミイア様

ご回答ありがとうございます。
属までわかっただけでも嬉しいです。

Steganaで検索したところ、CiNiiでいくつかの文献をみることができました。
でも、交尾器の解剖が必要なようなので、雌雄の区別もつかない自分には種までの同定は困難と思いました。

久しぶりに標本箱をのぞいてみたら、??なハエが沢山いることに気がつきました。
科までの検索でも迷子になることが多いので、行き詰まったときにはまた質問させていただくこともあるかと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。

この虫は? 投稿者: 投稿日:2011/01/08(Sat) 17:36:24 No.6696  引用 
はじめまして
先日、小バエらしき虫が大量発生してお施主様よりクレームがありました。
どの様な原因かわからないのですがこのハエ自体の名前さえ解ればと思いこちらに書き込ませて頂きました。
何かお解りになりましたら是非お知恵をお借りしたいと思います。
宜しくお願い致します。


Re: この虫は? 投稿者:茨城@市毛_両親介護中 投稿日:2011/01/08(Sat) 20:12:25 No.6699  引用 
とも様.

一見すると,ミバエ科のシラホシハマダラミバエ(ヒシモンハマダラミバエ)Lentivena trigonaと思われます.Lentivena trigonaは,成虫越冬をするとのことですので,偶々秋口に好条件の住宅の隙間にもぐりこんだものが,暖房で次々と出てきているものと思われます.

Re: この虫は? 投稿者:ほげ 投稿日:2011/01/09(Sun) 18:15:32 No.6702  引用 
ともさま

はじめまして。あけましておめでとうございます。ほげと申します。ミバエが好きです。

お尋ねのハエ、写真が不鮮明なので断言はできませんが、市毛さんの仰るとおりシラホシハマダラでよろしいかと。

これまた市毛さんの仰るとおり、成虫越冬することが知られています。幼虫のホストはまだ知られてなかったかと思われますが、家の何かから発生したものではないと思いますよ。

家の周辺はササ原があるような山がちの場所ですか?成虫はそういう環境でよく採れる印象があるので。

Re: この虫は? 投稿者: 投稿日:2011/01/11(Tue) 18:48:22 No.6708  引用 
皆様、突然の質問にもお答え頂き、大変有り難く感謝の気持ちでいっぱいです(T_T)

今回の家は別荘としてお使いになられている方が、暫くぶりに滞在されたときに大量発生した事から皆様の御説明に合った「シラホシハマダラ」ではないかと推測されます。

ご参考にさせて頂き先方へもお話をさせて頂きます。
本当にご回答有難う御座いました。

Fly Times 44号 投稿者:三枝豊平 投稿日:2010/05/01(Sat) 09:13:53 No.6260  引用 
Fly Timesの最新号(44号)が出ましたので、興味のある方は下記のサイトをご覧ください。

http://www.nadsdiptera.org/News/FlyTimes/issue44.pdf

アシナガバエ科の胸部構造については、いま少しお待ちください。

Re: Fly Times 44号 投稿者:三枝豊平 投稿日:2010/05/01(Sat) 11:04:59 No.6261  引用 
前便でうまくFly Timesが開けない場合があるようですので編集者のGaimariからのメールを以下に引用しておきます。これを参照されて検索してみてください。

Dear Fly Times subscriber:

The new issue of Fly Times (Issue 44, April 2010) is now available online on the North American Dipterists Society website, along with past issues, an updated Directory of North American Dipterists, Tachinid Times, and numerous other internet resources on Diptera. If you want to go directly to the Fly Times page, it can be found at http://www.nadsdiptera.org/News/FlyTimes/Flyhome.htm

Cheers,
Steve Gaimari
Editor, Fly Times


Re: Fly Times 44号 投稿者:バグリッチ 投稿日:2010/05/01(Sat) 20:39:04 No.6264  引用 
三枝先生

 ご紹介いただきましたFly Times (Issue 44, April 2010)は私のパソコンではうまく開けました。
 これから少しづつ読もうかと思いますが、きれいな画像だけでも十分楽しめます。
 シマバエ科の画像の中に、この掲示板でよく出てくるSteganopsis sp.1に非常によく似た種類が入っていました。

 Steganopsis melanogaster (Thomson)となっていました。

 画像ですので特定はできないのですが、ごく近似種であることは間違いないと感じました。

Re: Fly Times 44号 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2010/05/01(Sat) 21:17:39 No.6265  引用 
バグリッチ様.

未だ掲示板では,Steganopsis sp.とされていますが,Shatalkin(1998)New species of Lauxaniidae (Diptera) from Japan and Chinaで記載された2種とは別種なのでしょうか?

Re: Fly Times 44号 投稿者:バグリッチ 投稿日:2010/05/01(Sat) 22:35:59 No.6266  引用 
 すばらしい文献情報ありがとうございます。

 これまでのSteganopsis sp.1、sp.2と対応するかどうか、確認してみたいと思います。

 もし、すでに検討された方がいましたら、教えていただけますとありがたいです。

Re: Fly Times 44号 投稿者:三枝豊平 投稿日:2010/05/02(Sun) 07:47:07 No.6267  引用 
バブリッチさん。ご紹介してよかったです。Fly Timesのホームページに行けば、バックナンバーがすべて見れます。暇つぶしと言ってはなんですが、興味ある様々な記事に出会えます。

Re: Fly Times 44号 投稿者:バグリッチ 投稿日:2010/05/16(Sun) 11:03:18 No.6310  引用 
市毛さま

 Steganopsis sp.1のゲニタリアを見てみました。

 処理はあまりうまくいきませんでしたが、画像のようなものでした。

 ご紹介いただいた文献で確認してみますと、同論文で記載された S.vittipleuraでなく、 S.melanogaster に似ています。(ただ、S.melanogaster にピッタリとも言いにくい部分がありますが・・・)
 
 ゲニタリアでないと識別できない、と書いてありましたので、両方分布しているとなると、やっかいな2種になりますね。

 ご参考までに、不鮮明ながら Steganopsis sp.2の画像もつけておきます。
 (上2枚がsp.1、下2枚がsp.2です)


Re: Fly Times 44号 投稿者:バグリッチ 投稿日:2011/01/10(Mon) 09:44:48 No.6703  引用 
市毛さん、皆さんこんにちは

 遅すぎる自己レスです。

 この時の結果がすっきりしなかったので、sp.1の別個体もゲニも見比べながら、再考してみました。
 いろいろ見てみた結果、前回の見解と異なり、前述の論文で記載された S.vittipleura と結論しました。
 (当たり前ですが)一定の角度しか図示されていないので比較標本がないと悩みますが、前回の私の解釈は不適格と考えます。

 sp.2も確認しましたが、記載からは 同論文の S.dichroa と判断します。

背中に縦条があるのが sp.1 = S.vittipleura
背中が黒いのが    sp.2 = S.dichroa

と思われる個体です。

お正月の河川敷 投稿者:ポンチ 投稿日:2011/01/08(Sat) 19:21:20 No.6697  引用 
東京の川に沿った土手。
真冬でも『シロバナタンポポ』が咲いていたりして見に行くのですが、そこにいた虫。
検索して絵合わせしてみると、『ヒメフンバエ』というのに似ているように思うのですが、1月のハエ。
これはなんなのでしょうか?


Re: お正月の河川敷 投稿者:ポンチ 投稿日:2011/01/08(Sat) 19:31:19 No.6698  引用 
このページの下の方にも似たように見えるハエがいたりして、いったい何処を見ればいいのかもわかりません。

真冬の貴重な虫。
よろしくお願いします。


Re: お正月の河川敷 投稿者:茨城@市毛_両親介護中 投稿日:2011/01/08(Sat) 20:24:34 No.6700  引用 
ポンチ様.

ヒメフンバエの可能性が一番高いと思われます.

近縁種との区別といわれると難しいのですが,脚の色が暗色で,触角第1-3節のすべてが黒色,翅のr-m脈に小暗色紋を備えている等の特徴ですかね.

♂交尾器を見ると一発で分かるのですが;^_^)

Re: お正月の河川敷 投稿者:ポンチ 投稿日:2011/01/08(Sat) 20:42:27 No.6701  引用 
茨城@市毛さん 早速のお返事ありがとうございます。
日頃、それほどハエに目を向けているわけでもないのですが、この時期はやはり貴重。
でも、やっぱりとっさの撮影なのでこれ以上は無理ですね。
交尾器などというのも、これまで目を向けたこともありませんでした。
もし、また何処かで出会うようなことがあれば、その辺も注意点として肝に銘じておきます。
ありがとうございます。

犬のウ○チなんかにいたのかな?
そこだけにいるものでもないのでしょうけれど。

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