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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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キアシルリミズアブかな 投稿者:pakenya 投稿日:2007/10/15(Mon) 13:31:28 No.3958  引用 
こんにちは

奥只見地区の未丈が岳の山頂(1550m)で、6月に採集したミズアブです。全ての脚が黄色いので、はなあぶ8号の大石・蒔田の検察表によれば、キアシルリミズアブに行き着くのですが、実物や画像を見たことが無いので確信がもてません。

ご教示願います。


Re: キアシルリミズアブかな 投稿者:茨城@市毛 多少復活(~_~) 投稿日:2007/10/15(Mon) 23:04:30 No.3959  引用 
pakenya様.

体長はどのくらいですか?

詳しいことは忘れましたが,Sarugs metallinusではなく,Chrysochroma molliculumに一票.

ちなみに,下顔(口器周辺)が膜質ならSarugs属,複眼に沿って明らかに硬化していればChrysochroma属.

通常,Sarugs metallinusの後脛節基部は多少暗化しています.

Nagatomi 1975を読みましょう;^_^)

Re: キアシルリミズアブかな 投稿者: 投稿日:2007/10/24(Wed) 12:04:34 No.3965  引用 
市毛様

Nagatomi 1975をDMで送ってくださりありがとうございます。
昨日まで、急な出張で1週間沖縄に滞在しておりましたので、お礼をお伝えするのが遅れました。すみません。

この文献をCiniiで探したのですが見当たらず、どうしようと思っていたところでしたのでたいへん助かりました。早速読んでみます。

Re: キアシルリミズアブかな 投稿者:pakenya 投稿日:2007/10/25(Thu) 16:00:52 No.3970  引用 
Nagatomi 1975を紐解いた自己レスです。

属の検索は、触角の上方に当たる額に膨れた部分があり、額は上下に分割されず、顔面下部の両側は広くキチン化しているのでChrysochroma属です。


Re: キアシルリミズアブかな 投稿者:pakenya 投稿日:2007/10/25(Thu) 16:24:19 No.3971  引用 
脚は基節が黒く、後付節の2〜5節背面が暗色の他は黄色いのですが、転節はやや褐色を帯びています。触角第3節の先端節は比較的大きく、顔面の毛は暗色のものが大半を占めています。全長は11mmあるので、C. molliculumではなく、北海道の標本に基づいて記述されているC. sp.Aの方に行き着くようです。

この種の♂が未知なままのようですので、探してみたいです。

教えてください。 投稿者:mitue 投稿日:2007/10/15(Mon) 02:23:04 No.3956  引用 
先日、庭で捕まえました。5ミリで写しずらかったです何蜂でじょうか?宜しくお願い致します。

Re: 教えてください。 投稿者:mitue 投稿日:2007/10/15(Mon) 08:26:34 No.3957  引用 
すみません、
>何蜂でじょうか→何蜂でしょうかの間違いでした。

Re: 教えてください。 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/10/15(Mon) 23:51:50 No.3960  引用 
コバチ上科のハチであることは間違いないと思うのですが、翅脈が確認できないので、科の同定にも届かないというのが現状です。

コバチ類は記載されているもの、されてないものを合わせると意外と種類があるようなので、生態画像からの同定はかなり厳しいものと考えられます。

あと、種名を質問される場合は、採集(撮影)場所、日時などのデータ、どんな環境(ついてた植物等)にいたかの情報も入れていただくようお願いいたします。

Re: 教えてください。 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/10/16(Tue) 00:17:19 No.3962  引用 
写真のハチはおそらくアシブトコバチ科のハネジロアシブトコバチEpitranus albipennis Walkerか,その近縁種でしょう.北隆館の原色昆虫大図鑑でも寄主が不明と記述されていますが,平地でもスイーピングでしばしば採集されます.

私がコミットすることではないかも知れませんが,ハチのことですと,「みんなで作る昆虫ブログ むし探検広場」など,より広範囲の昆虫を扱うところもあります.

もっともアシブトコバチ科のハチはハエ類に寄生する種が多いようですから,ハエと全く無関係ではないですね.

Re: 一応・・・ 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/10/16(Tue) 02:36:08 No.3963  引用 
当掲示板は「一寸のハエにも五分の大和魂」と掲示板タイトルにもなっていますように、どちらかといえばハエ(双翅目)の話題を中心としていますので、ハチ関連のレスはつきにくいかもしれません。

最近はハチ系の専門家が集う画像投稿型のBBSが閉鎖しちゃったので、ちょっとその部分では残念なんですよね|・・・

ところでBBSに名付けておいて、気がつくと・・・一寸のハエ・・・約3センチのハエって・・・とんでもない大きさのハエです。ウシアブ並みの大きさのハエってまだ見たこともありません。

Re: 教えてください。 投稿者:mitue@熱海 投稿日:2007/10/16(Tue) 05:34:27 No.3964  引用 
ハエ男さん、アノニモミイアさん、ハチの質問にも関らずレスをいたたきありとうございました。
ハネジロアシブトコバチかその近縁種なのですね。体のわりに、あまりにも太い足でびっくりでした。私は庭や畑での観察をたのしみながらときどき市内のフィールドに出て植物を主体に観察を続けています。これからも解らない種に出合ったらお尋ねしたいとおもいますので宜しくお願い致します。

何というハエですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/10/13(Sat) 23:40:47 No.3952 ホームページ  引用 
今日、イヌホウズキの葉っぱに3〜4mmのハエのペアがいました。
何と言うハエですか?
広島市佐伯区湯来町です。
よろしくお願いします!(^_^)/


Re: あくまでも多分・・ 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/10/14(Sun) 00:29:16 No.3954  引用 
シマバエ科の一種ではないかと思います。

シマバエ科とそうでない科を見分けるには頭頂部の刺毛の向きを見なくてはならないのですが、この画像ではその向きが確認できませんので、あくまでも多分・・・ということでよろしくお願いいたします。

ありがとうございました♪ 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/10/14(Sun) 11:34:42 No.3955  引用 
ハエ男さん!
シマバエ科の一種では?と言う事ですね?
写真は小さ過ぎたみたいですね?
大きく見えるようにトリミングしてみます。
他の方向から撮れず。(^^;
ありがとうございました♪

ニクバエの仲間でしょうか 投稿者:さびきこり 投稿日:2007/10/10(Wed) 22:50:25 No.3947  引用 
初めまして。
このハエはベッコウバチの巣の近くの草に止まり、ハチが穴を掘っている様子を窺うようにしていたところを捕らえたものです。
アナバチヤドリニクバエなどという種名は聞いたことはあるのですが、果たしてこれがそうなのでしょうか。
茨城県の南岸地域での採集品です。検分お願い致します。


Re: ニクバエの仲間でしょうか 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/10/11(Thu) 00:29:51 No.3948  引用 
Miltoglaminae・ヤドリニクバエ亜科であることは間違いないと思います。(外見は似てる種が多いのでパっと見の絵合わせ同定はほぼ不可能です。)

頭部の雰囲気では♀なのかな?とも思いますが、ニクバエ科の同定は♂交尾器で行うのが基本スタイルとなってしまうので、♀だとかなり難しいです。一応、腹部末端を見て交尾器が引き出せるかどうかを確認してみてください。ニクバエ科の標本処理は翅をきれいにするよりも、まず交尾器を引き出しておくことが大変重要で、採集した日の処理というのが面倒ですが、あとの同定を楽にします。今からですと、湯気で軟化するとか、エタノールを少しかけた脱脂綿入りのフィルムケースに入れて数日置くなどの方法で軟化する方法があります。(♂交尾器の確認が必須とご理解ください。)

このグループの参考資料としては Kurahashi Hiromu 著
STUDIES ON THE CALYPTERATE MUSCOID FLIES FROM JAPAN VII. REVISION OF THE SUBFAMILY MILTOGRAMMINAE (Diptera, Sarcophagidae) があり、これはCiNii  http://ci.nii.ac.jp/cinii/servlet/CiNiiTop#の方で公開されていますのでご参照ください。(アナバチヤドリニクバエの♂交尾器の図も出ています)

Re: ニクバエの仲間でしょうか 投稿者:さびきこり 投稿日:2007/10/12(Fri) 23:54:20 No.3950  引用 
ハエ男さま
ご教示ありがとうございます。
この個体は雌のようでしたが、参考にさせていただきます。
それにしても、雌で調べにくいのは困ったことですね。
もしかしてハチのグループごとに特異的な関係が見つかるのではと思っていたのですが、道は険しいです。

Re: ニクバエの仲間でしょうか 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/10/13(Sat) 00:21:51 No.3951  引用 
現在、倉橋弘 先生がニクバエ科の♀による同定のキーをまとめられているとのことですが、お話を聞く限りでは一般の方にはなかなか調べにくい部分や細かな部分もキーとしなくてはならないため、ある程度、訓練をつまれてそれらの部分を見るとわかるようになるかもしれません。

何という名前ですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/10/09(Tue) 12:08:53 No.3940  引用 
これも昨日、撮ったのですが、葛の葉っぱにハエか?アブか?分からない虫がいました。
何という名前でしょうか?
広島市佐伯区湯来町です。
よろしくお願いします!<(_ _)>


Re: 何という名前ですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/10/09(Tue) 12:09:57 No.3941  引用 
もう1枚横からです。

Re: 何という名前ですか? 投稿者:茨城@市毛 多少復活(~_~) 投稿日:2007/10/09(Tue) 12:34:24 No.3944  引用 
まゆみ様.

これは,ヤチバエ科のヒゲナガヤチバエで良いと思います.

水辺でよく見られますので,色々なHPに写真が出ています.

Re: 何という名前ですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/10/09(Tue) 21:15:55 No.3946  引用 
茨城@市毛さま
ヒゲナガヤチバエ検索して確認しました。
ありがとうございました♪<(_ _)>

何というハエですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/10/09(Tue) 12:04:23 No.3937  引用 
昨日、カラムシの葉っぱに止まっていたのですが、背中が金色でお尻が真っ黒のハエです。
6〜7mmだったような気がします。
広島市佐伯区湯来町です。
よろしくお願いします!(^_^)/


Re: 何というハエですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/10/09(Tue) 12:05:34 No.3938  引用 
横からです。

Re: 何というハエですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/10/09(Tue) 12:06:27 No.3939  引用 
前方からです。

Re: 何というハエですか? 投稿者:茨城@市毛 多少復活(~_~) 投稿日:2007/10/09(Tue) 12:29:56 No.3943  引用 
まゆみ様.

ヤドリバエ科の1種ですが,非常に種類が多いため写真での同定は困難です.

今年の1月頃に,Calozenillia tamaraという学名のヤドリバエの写真が掲示板に出ており,今回のヤドリバエに良く似ています.

Re: 何というハエですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/10/09(Tue) 21:13:15 No.3945  引用 
茨城@市毛さま
今年1月のCalozenillia tamaraという学名のヤドリバエの写真を拝見しましたら、そっくりでした。
もう1枚ドアップにトリミングした写真を添付してみます。
ありがとうございました♪(^_^)/

教えてください 投稿者: 投稿日:2007/07/22(Sun) 21:33:51 No.3670  引用 
「ムシヒキアブ図鑑」を見ましたがわかりません。
教えてください。青森県下北半島で6月30日に撮したものです。


Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2007/07/22(Sun) 21:34:48 No.3671  引用 
もうひとつ。

Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2007/07/22(Sun) 21:36:23 No.3672  引用 
もうひとつ。よろしくお願いします。

Re: 教えてください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/10/09(Tue) 07:53:25 No.3936  引用 
3ヶ月前の投稿でしたが,マガリケムシヒキの仲間は田川勇治さんの論文に検索表があります.標本を採集されていればこれで同定できると思います.

Tagawa, Yuji, 1981. Asilinae in Shikoku, Japan (Diptera:Asilinae). the Transactions of the Shikoku Entomological Society, vol.15, Nos.3-4:187-213.

ご参考までに.

Re: 教えてください 投稿者:茨城@市毛 多少復活(~_~) 投稿日:2007/10/09(Tue) 12:21:51 No.3942  引用 
おーやぎ様,アノニモミイア様.

田川さんの論文は未読なのですが,マガリケムシヒキ属は未記載種が幾つかあったと思います.

絵解き検索が,大石久志・田川勇治(1997)日本産マガリケムシヒキ属の再検討(1)に載っていたはずです.

では,また.

Hybos bicoloripes? 投稿者:茨城@市毛 多少復活(~_~) 投稿日:2007/10/07(Sun) 22:17:46 No.3931  引用 
7月に茨城県北部の山間部で採集した,体長3mm程のHybos属の1種です.

後腿節の色からするとHybos bicoloripesかその近縁種と思われますが,如何でしょうか?

よろしくお願い致します.


Re: Hybos bicoloripes? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/10/08(Mon) 00:00:46 No.3932  引用 
同定されたようにHybos bicoloripes Saigusa, 1963の♂です.原記載では奥入瀬の1ペアに基づいていますが,国内では結構分布が広く,九州南部の山地でも得られています.後腿節が著しく紡錘形に肥大しており,♂交尾器の背方に突起がのびているのも目安になります.場所と時期を選ぶと意外とまとまった数が採れることがあります.後腿節の先端が暗色のことも含めて識別しやすいものです.H. auriferのように前小楯板域が金色に輝くこともありません.

Hybosは種によっては多産するのですが,林床の葉の上に静止している姿しかほとんどみていないので,じっくり観察したことがありません.多産地で半日くらい費やすつもりで観察するといろいろと分ってくるのではないかと思います.前を向いた長い口吻も摂食時には真下を向くようになりますし.かなり獰猛な捕食者ですが,交尾のときにどのような行動をとるかも観察されていません.

Re: Hybos bicoloripes? 投稿者:茨城@市毛 多少復活(~_~) 投稿日:2007/10/08(Mon) 00:46:49 No.3933  引用 
アノニモミイア様,早速の回答ありがとうございます.

私も,Hybos属は葉上に静止している個体ばかり見ています.


先ほど,Dolichocephalaの1種を見つけました.
マウントしたのは覚えていたのですが,永らく行方不明になっておりました.

実は,この属は翅脈が変わっており,最初は検索で上手く落ちませんでした.他の属に比べ,bmやcup室がとても小さいのですね.

体長約1.5mm.7月に茨城県北部の山間部で採集しました.

当間山のオドリバエに描かれている種類とは,翅の斑紋が異なるようですが,別の種類なのでしょうか?

よろしくお願い致します.


Re: Hybos bicoloripes? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/10/08(Mon) 09:30:48 No.3934  引用 
これは日本に産する2種のDolichocephalaの片方です.もう1種は本種よりはるかに多数の白斑をあらわす種です.今回のはインドのSimlaから記載されたDolichocephala septemnotata Brunettiに極めて類似して別種と考えています.もう1種(これは伊藤先生が北隆館のミズタママメオドリバエの和名とD. irrorataの学名で掲載されています;しかし,irrorataとは♂交尾器が異なり別種です)に比べると今回の種は個体数がやや少ない傾向があります.

これら2種のほかに,Lamposoma属があり,これも頭部が長く,頸の位置が頭部の背方に移動していますが,DolichocephalaのようにR4がR2+3と横脈で結ばれていません.最近の分類ではこれもDolichocephalaに入れることがあるので,そうすると後2-3種増えます.Lamposomaは翅に水玉模様がありません.

これらの種はほかのClinocerinaeの属と異なって,渓流や岩清水にはいないで,Heleodromia属と同じように切り通し道などの斜面がわずかの漏水で常時湿っているような場所を主な生息場所にしていますので,このようなマイクロハビタートを丹念に繰り返し地上ぎりぎりをスイーピングすると採集できます.

Re: Hybos bicoloripes? 投稿者:茨城@市毛 多少復活(~_~) 投稿日:2007/10/09(Tue) 00:02:52 No.3935  引用 
アノニモミイア様.

やはり,別種なのですね.
来年は,御指摘のような場所に注意して,別の1種を狙ってみます.

ありがとうございました.

Hilara (Ochtherohilara) mantis... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/10/06(Sat) 17:38:58 No.3927  引用 
Hilara (Ochtherohilara) mantispa Freyの雄の画像を出しておきます.長野県島島谷(模式産地)のものです.前にも書いたように翅がかなり透き通って,腹部が細長く,黒光りしています.交尾器がやや下を向く,というのが乾燥標本で一般的です.No. 3880と比べてみてください.

Re: Hilara (Ochtherohilara) ma... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/10/06(Sat) 17:49:43 No.3929  引用 
ついでに先ごろから出ているTrichopeza albocincta (Boheman)の雄の写真をだします.腹部が少しよじれています.福岡県産です.

Re: Hilara (Ochtherohilara) ma... 投稿者:茨城@市毛 燃え尽き中;^_^) 投稿日:2007/10/07(Sun) 22:11:24 No.3930  引用 
アノニモミイア様.

わざわざ画像を張って下さりありがとうございました.

やはり,写真を見ると実感がわきます.

ツヤホソバエ科でしょうか 投稿者:F 投稿日:2007/09/19(Wed) 20:12:02 No.3851  引用 
島根県・石見銀山近くの水田雑草(オモダカ)の花を撮影したときに写りこんできたハエです。
撮影時はアリだと思っていて、PCで見たときに初めてハエだと分かりました。
「アリに擬態している」ということでハエ男さまの「ツヤホソバエ科」にあたり、「Black scavenger fly」で検索して
www.cirrusimage.com/fly_black_scavenger_Sepsidae.htm
www.biosurvey.ou.edu/okwild/misc/blkscafly.html
の画像を見つけました。体色・頭部・翅の紋など、そっくりだと思うのですが、この仲間と考えていいのでしょうか。
1枚偶然に撮った写真だけで申しわけありませんが、よろしくお願いします。

Re: ツヤホソバエ科でしょうか 投稿者:F 投稿日:2007/09/19(Wed) 20:32:29 No.3853  引用 
すみません、画像を付け忘れました。

あと、以前にも一度お世話になりました。ありがとうございました。


Re: ツヤホソバエ科でしょうか 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/09/19(Wed) 20:53:19 No.3854  引用 
お調べになったとおりツヤホソバエ科SepsidaeのSepsis属の種です.どの種であるかは,体の剛毛の状態や♂前足の構造が分らないと正確には決定できません.

この仲間は獣糞などを幼虫の食餌とし,成虫も糞を吸汁して生活していますので,この写真のように花に来ることは一般的な行動ではありません.牛糞,人糞,犬や猫などの糞にも良く集まっています.

Re: ツヤホソバエ科でしょうか 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/09/19(Wed) 21:53:57 No.3855  引用 
日本で記録のあるSepsis属のうち翅の先の方に黒点があるのは10種類くらいいるはずなのですが、一般的に圧倒的に多いのはヒトテンツヤホソバエで次がオスアカツヤホソバエになると思います。

このグループは♂の前足の形や剛毛、トゲなどの状態を見ないと識別できないのですが、上記2種の識別はFさんもご覧いただいたツヤホソバエのページhttp://furumusi.aez.jp/fly/spotlight/sepsidae/sepsidae1.htmの画像をクリックすると拡大画像が見れるようになっていますのでご参照下さい。

アノニモミイアさんは花に来るのが一般的な行動ではないと書かれていますが、私は低標高の場所(東海地方)の河原の白いキク科の花等でも良く見つけます。(別の獲物を狙って花を網でスイーピングすると一緒にポチポチ入ってきます・・・この場合はヒトテンツヤホソバエが圧倒的に多いです。)

また、3月の南アルプスの標高1700mの雪だらけの林道の中で飛んでいたツヤホソバエ科の一種(♀だったので種名は不明)を捕まえて驚いた記憶があります。(現在標本が行方不明なので・・・う〜む困ったもんです)

個人的には細いハエや平べったいハエにすごくあごがれてるのです注目してるハエではあります・・・

Re: ツヤホソバエ科でしょうか 投稿者:F 投稿日:2007/09/20(Thu) 00:29:23 No.3858  引用 
アノニモミイアさま
ハエ男さま

素人のぶしつけな質問に再三お答えいただき、ありがとうございました。
動き(花の上を歩き回る)もアリを思わせるものがありました。

Re: ツヤホソバエ科でしょうか 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/09/24(Mon) 16:25:26 No.3861  引用 
ハエ男さんが南アルプスの雪だらけの林道でツヤホソバエを採集されたということですが,Themira属の種はどちらかと言えば寒地性で,真冬でも少し暖かいと獣糞上で活動していることがあります(Themiraは翅端の黒点がない).それと,SepsisやDecachaetophoraの仲間は個体数が多い,すなわち餌になる牛糞などが多い,場所では周囲の低い植生の上にも群がって,徘徊したりそこで交尾したりしている個体がたくさんいます.それで花上でも観察されます.しかし,花で吸蜜しているか確かめたことはありません.

Re: ツヤホソバエ科でしょうか 投稿者:mahoro_s 投稿日:2007/10/06(Sat) 17:41:19 No.3928  引用 
訪花昆虫を採集していますとツヤホソバエが時々捕れます(ヒトテンかなと思っています)。湿地(水面上)ではミツガシワ、エゾノコリンゴなど、草地では木にからんだボタンヅルなどで記録しています。虫が雄蕊または雌蕊に接触していることを確認してから捕っており、採餌行動ではないかと考えているのですが、口器がどんなものか・・・花蜜ではなく花粉ということはないでしょうか。上のFさんの写真のオモダカは雄花ですし、私が採集した他の花も、花粉の多い白色の花です。次に出会ったらよく行動を観察してみたいと思います。

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