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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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Tachina amurensis♂? 投稿者:ふかさわ 投稿日:2022/11/05(Sat) 05:59:35 No.11341  引用 
おはようございます。
2022/09/10 神奈川県の逗子市にて、外見がTachina amurensisに類似しているヤドリバエさんを採集しました。

中国蝿類の下巻のTachinaの検索表を辿ると
Tachina amurensisに落ちましたが、中国蝿類の下巻に載っている頭部や交尾器の図と比較すると、触角第3節や側尾叶(surstylus)の形態が明らかに異なるように見えるので、amurensisではない可能性があるのではないかと思っています。
(中国語の検索表を辿ることに慣れていないので、どこかで間違ってるかもしれないですが...。)

本個体が何者かわかる方がいらっしゃいましたら、ご教示よろしくお願いいたします。


Re: Tachina amurensis♂? 投稿者:ふかさわ 投稿日:2022/11/05(Sat) 06:00:23 No.11342  引用 
交尾器の写真も添付いたします。

Re: Tachina amurensis♂? 投稿者: 投稿日:2022/11/06(Sun) 23:27:33 No.11343  引用 
ふかさわ様

自分も基本的には中国蝿類を参照しているので,Tachina amurensis はだいたいそのようなものだと思っています.
普通種のようでも個人的には5個体ほどしか採っていなかったです.

https://www.researchgate.net/publication/262797333_Identification_and_taxonomy_of_the_West_Palaearctic_species_of_Tachina_Meigen_Diptera_Tachinidae_based_on_male_terminalia_and_molecular_analyses
amurensis は出てこないのですが,旧北区西部のTachina のオス交尾器の研究があり,中国蝿類の共通種を比べてみると,surstylus 背面先端の印象が異なるものが多いです.
材料の扱い方や描き方のくせが影響している可能性があると思います.

ついでになりますが,嶌先生が1990年にまくなぎ誌に投稿された報告によると,T. jakovlevi は日本にはおそらく産しないとの事です.
(2014年の日本昆虫目録には一応「?北海道」と載っています)
腹部第三と第四背板に側心剛毛(lateral discal bristle) をもたないものがあれば,もしかしたら真のjakovlevi かもしれません.
探してみるのも面白いかもしれません.

Re: Tachina amurensis♂? 投稿者:ふかさわ 投稿日:2022/11/08(Tue) 22:36:32 No.11345  引用 
大宮様

ありがとうございます。

材料の扱い方や描き方の癖などによる違いの可能性がある…
1つの文献だけではなく、他の様々な文献見ることは重要だと改めて感じました。
(そもそも多数の文献に載ってないなど、情報が少ないのは別ですが…)

本スレに載せた個体はamurensisと同定いたします。
----
>ついでになりますが…

ネット上に「ヨコジマオオハリバエ」とされてる個体が沢山居ますが、amurensis含めて、複数の種が含まれている気がしています。

Tachinaは詳しく調べる前は何となくヤドリバエ科の中でも比較的区別しやすく、調べやすい分類群なのだろうと思ってましたが 今回調べてみて、別にそんなことは無く、とても奥の深い分類群だと感じました。

今後も、野外で見かけたら積極的に採集しようかと思います。

メバエ科だと思いますが 投稿者: 投稿日:2022/11/02(Wed) 19:23:40 No.11338  引用 
初めて投稿する者です。お世話になります。
5月24日に長野県小谷村で撮影しましたが、種名が分かりません。よろしくお願いします。


Re: メバエ科だと思いますが 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2022/11/03(Thu) 20:33:38 No.11339  引用 
まるやま様.

写真のメバエは,ハチモドキメバエConops vesicularisです.

Re: メバエ科だと思いますが 投稿者: 投稿日:2022/11/04(Fri) 08:17:49 No.11340  引用 
茨城@市毛 様

ありがとうございます。ずっと分からずにモヤモヤしていました。
ハエ目は同定が難しいですが、それだけに奥が深いですね。

Clairvilliops属でしょうか? 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2022/07/25(Mon) 22:02:05 No.11318  引用 
こんにちは。
写真のヤドリバエを、2021年9月26日に、福井県の自宅にて採集しました。

以前にも、同種と思われるハエを数個体採集しており、
さらに、今年の7月18日にも1個体採集しました。

旧北区のマニュアルの検索表で同定すると、
Clairvilliopsというあまり聞き慣れない属に辿り着きました。

presutural ac setaeがabsentなのがとても特徴的です。
胸部背面の剛毛については、0+1ac, 2+3dc, 0+2ialです。
katepisternal setaeは2つです。
体長は4mmから6.5mm程度です。


Re: Clairvilliops属でしょうか... 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2022/07/25(Mon) 22:05:30 No.11319  引用 
Clairvilliopsの特徴として、『Apex of abdomen of female with a pair of semiglobular corpuscles. 』という文が書いてあったのですが、この「semiglobular corpuscles(半球状の部分?)」というのは、下二つの写真で赤矢印で示した部分のことなのかなと考えたのですが、
これだと、突起があまりに短くて、あまりハサミハリバエ族らしくないなぁと思い、本当に同定が合ってるんだろうかと心配になりました。

日本昆虫目録では生息地に本州が含まれていませんでしたが、Tachinidae Resourcesの世界のヤドリバエのチェックリストには、本州も含まれていたので、一応、本州にも生息するようです。

「Annotated keys to the genera of Tachinidae (Diptera) found in tropical and southern Africa」に載っている横顔の図とはおおよそ一致するようですし、
自分の家の周りには、Clairvilliopsの寄主であるクモヘリカメムシが大量発生しているので、Clairvilliopsの可能性は高いんじゃないかなとは思いつつも、
本当にこの部分を「semiglobular corpuscles」と解釈していいのか、不安になったので、質問させていただきます。


Re: Clairvilliops属でしょうか... 投稿者: 投稿日:2022/07/27(Wed) 20:54:55 No.11320  引用 
虫キョロリス様

分布が日本,コンゴ,タンザニア,マレーシア,台湾.
難易度が高そうですね.

極東の昆虫の検索によると,胸部の剛毛の数は一致しています.
メスの腹端部の説明を翻訳サイトに貼り付けると,
”15-20個の短い棘を持つ半円形の小さな葉があります.先端のスパイクは発達していません.”
となります.
小さな棘について書いている他の文献が探せていませんが,今回の標本にはなさそうに見えますね.

Herting, B. 1981.
Typenrevisionen einiger palaarktischer Raupenfliegen (Dipt. Tachinidae) und Beschreibungen neuer Arten.
Stuttgarter Beitrage zur Naturkunde. Serie A (Biologie) 346: 1-21.

https://ia800205.us.archive.org/19/items/biostor-95787/biostor-95787.pdf

Paradionaea orientalis Baranov からClairvilliops inermis Mesnil に変更した文献で,日本の記録も出てきます.
Dionaea が大きな鉗子を備えた産卵管をもつのに対して,Clairvilliops は,
" Zange des Ovipositors zu zwei kleinen, runden Korperchen reduziert, die zusammen nur so breit sind wie 3/10 der Basis des kegelformigen 5.Tergits. "
翻訳サイトに貼り付けると,
”産卵管のはさみは2つの小さな丸い体になり、それらを合わせると円錐形の5番目の背板の底の3/10の幅になります。”
と説明しています.

他のハサミハリバエ族の形状とは異なるようです.
PaleKey やMoschWeb では,(=modified pincers) (変化したはさみ)と解釈されています.
自分も採ってみたいものです.

Re: Clairvilliops属でしょうか... 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2022/07/30(Sat) 18:22:13 No.11321  引用 
大宮様、ありがとうございます!

>小さな棘について書いている他の文献が探せていませんが,今回の標本にはなさそうに見えますね.
腹端の突起、顕微鏡で最大限まで拡大して観察してみたのですが、
うーん、棘は無さそうですね。。。
手元にある他の標本も見てみましたが、棘らしきものはやはりありませんでした。
(写真は、産卵管の半円形の葉を、横側から撮ったものです。)
Clairvilliops属は、今のところC. breviforceps 一種のみの記録がありますが、
実際は、棘のある種と棘のない種というふうに何種類かいるのかも(?)知れませんね。

>他のハサミハリバエ族の形状とは異なるようです.
そうなんですね…あまりに他のハサミハリバエ族と違ったので、びっくりしました…

>Paradionaea orientalis Baranov からClairvilliops inermis Mesnil に変更した文献で,日本の記録も出てきます.
おぉ、有難うございます!この文献は知りませんでした…
これは、かなり細かい特徴書いてありますね!
最近は、色々用事があって、あまり虫の同定をする時間を取れてないのですが、
用事が終わって、時間に余裕ができたら、
この論文の説明と合致するかどうかじっくり精査してみようと思います!!


Re: Clairvilliops属でしょうか... 投稿者: 投稿日:2022/07/31(Sun) 22:06:26 No.11322  引用 
虫キョロリス様

新しい写真で太めの剛毛のようなものが並んでいますが,
棘がどんなものを指すのか,文献に図がないので分かりませんね.
機械訳の解釈もしんどいので,余裕がある時に取り組んでみてください.

Re: Clairvilliops属でしょうか... 投稿者: 投稿日:2022/10/22(Sat) 18:18:55 No.11335  引用 
虫キョロリスさま

先日,大阪市立自然史博物館へ収蔵庫の整理・調査に行った際,Clairvilliops属がいないか探してきました.
高知県で2004年9月に採集された個体等があり,掲示板に出す許可を得ました.
腹端部を左斜め下から撮りました.
赤で囲った部分は右側の尾葉の内側で,解像度が低いですが点々と白く光っているのが小さな棘状の突起です.
以前投稿していただいた写真では腹端部真ん中がが黄色っぽく見えるので,排出物があるのかもしれません.
博物館でも脂が出て見にくくなった個体がありました.
ご参考までに.


Re: Clairvilliops属でしょうか... 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2022/10/24(Mon) 22:13:56 No.11337  引用 
大宮様

なんと!! ありがとうございます!!
なるほど、この写真だと、棘があるのがよくわかりますね!
黒い尾葉に銀白色の棘が点在...なんともクールで魅力的です。

大宮様の仰る通り、僕の個体は、排出物が原因で尾葉の内側が見にくかったようです。
Clairvilliopsは、僕の家の近くでは、そんなに個体数の少ない種類ではなさそうなので、
またメスの追加個体を得たら、尾葉の内側、確認してみます!

腹部がおしゃれなハナゲバエ属 投稿者:ふかさわ 投稿日:2022/10/20(Thu) 13:32:49 No.11332  引用 
2022/09/25 神奈川県午前1〜3時頃 採集

こんにちは。
書籍「日本のイエバエ科」には載っていないと思われる、腹部の模様がおしゃれなハナゲバエ属♀を採集しました。
「日本のイエバエ科」の検索表を辿ると、ヤマトハナゲバエ氏に落ちますが
色彩はもちろん、各部位の剛毛の数等が異なっている様ようなので 別種の可能性が高いと思ってます。
(雌の腹部の詳細な観察はしていないですが。。)

果たして何者なのだろうか…。


Re: 腹部がおしゃれなハナゲバエ... 投稿者:akaitori 投稿日:2022/10/22(Sat) 07:01:51 No.11333  引用 
似たものを、2021年8月26日に東京都で見ました。

Re: 腹部がおしゃれなハナゲバエ... 投稿者: 投稿日:2022/10/22(Sat) 18:15:06 No.11334  引用 
 ふかさわ 様

同じ模様のものが時々採れ,近隣各県にいるようです.
写真は静岡県藤枝市で2016年11月6日に採集したものです.
(関東同定会翌日の採集会後に個人的に散策)
採集日の翌日に撮った写真を引っ張り出してきました.

メス腹端部の腹面に刺毛は見られるものの,
6節以後に腹板の輪郭(硬化部や色素沈着部)が見られないので,
ハナゲバエ属の中でも変わったものだと思います.
中国の検索表でも該当するものがなかったと記憶していますが,
2011年に5新種追加などありますので,中国動物志蝿科の続きが出てほしいです.


Re: 腹部がおしゃれなハナゲバエ... 投稿者:ふかさわ 投稿日:2022/10/23(Sun) 18:48:22 No.11336  引用 
akaitori様
東京都でも見られるのですね。
写真ありがとうございます。 確かにそっくりです。

大宮様
静岡県で採集された種の写真に加えて、
メスの腹端部の形態の詳細、中国の検索表でも該当するものがなかったなどの情報も共有してくださりありがとうございます。

ハナゲバエ属もまだ不明種がいるということですね。
新たな文献が出るまで、首を長くして待っていようと思います。

Phasia aurulans ヤドリバエ科 投稿者:まるこぽんた 投稿日:2022/10/04(Tue) 22:08:11 No.11329  引用 
福島県檜枝岐村で撮影しました Phasia aurulans ヤドリバエ科でしょうか?

Re: Phasia aurulans ヤドリバエ... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2022/10/07(Fri) 17:53:01 No.11330  引用 
まるこぽんた 様.

御推測通り,Phasia aurulansで合っていると思います.

Re: Phasia aurulans ヤドリバエ... 投稿者:まるこぽんた 投稿日:2022/10/07(Fri) 20:57:55 No.11331  引用 
ありがとうございます、発見例が少ないようで色々検索した結果、ここに同じが画像があり、投稿させて頂きました。

美しい複眼 投稿者:芋虫のつぶやき 投稿日:2022/08/19(Fri) 08:25:52 No.11327  引用 
アメリカミズアブでしょうか。根ぎわ近くのクヌギの樹皮に産卵していました。
独特の縞模様の複眼が綺麗でした。キンメアブなどもそうですが、双翅類に見られる複眼のデザインに驚かされることがあります。


Re: 美しい複眼 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2022/08/20(Sat) 07:01:51 No.11328  引用 
芋虫のつぶやき 様.

アメリカミズアブは腐植食性と言うイメージが強いので,朽木や腐植物に直接産卵すると思っていました.

調べてみたところ,アメリカミズアブの養殖場では下記のURLのように隙間を持たせて束ねた木材(egg collecters)に産卵させるように誘引しているのがありました.
https://zenyrgarden.com/tag/black-soldier-fly/

ガガンボらしき虫の飛翔行動につ... 投稿者: 投稿日:2022/08/03(Wed) 12:35:21 No.11323  引用 
2022年8月1日14時頃、山梨県甲州市、標高約1500mの林内にて、ガガンボらしき虫があたかもクモの巣に引っ掛かってあばれているような感じで飛び回り、時々写真のように笹の葉に止まっているのを目撃しました。地上40cm位で、上下左右30cm位の範囲です。残念ながら採集は出来ず、動画もありません。
この行動の意味、及びこの個体の分類上の位置についてご意見を頂けると有りがたく思います。宜しくお願い致します。


Re: ガガンボらしき虫の飛翔行動... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2022/08/06(Sat) 21:07:10 No.11325  引用 
小菅 様.

画像が不鮮明ではっきりしませんが,ユウレイガガンボの仲間に見えます.
ユウレイガガンボ類が,岩陰や樹の下等の薄暗い場所でダンスをするように飛翔する理由は分かりません.

Re: ガガンボらしき虫の飛翔行動... 投稿者: 投稿日:2022/08/07(Sun) 12:46:20 No.11326 ホームページ  引用 
茨城@市毛 様
ご回答ありがとうございます。ユウレイガガンボで検索したら、クモの巣に脚を掛けて飛んでいる動画を発見しました。目撃したのも同じような動きだったので、気が付かなかったのですが、もしかしたらクモの巣があったのかもしれません。何の意味が有るのか不思議ですね。
ありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。

イッシキイシアブでしょうか? 投稿者:小金井虫 投稿日:2022/08/03(Wed) 17:52:22 No.11324  引用 
お世話になっております。
7月30日、山梨県南アルプス市伊奈ヶ湖周辺で見つけたイシアブ類です。…腹端を確認する前に逃げられてしまいました。
ヤマトかイッシキあたりかとおもわれるのですが、いかがでしょうか?

よろしくお願いいたします。

ガガンボに寄生するダニ 投稿者:芋虫のつぶやき 投稿日:2022/07/22(Fri) 07:26:36 No.11312  引用 
登山道で、腹部全体がダニに覆われたガガンボを見つけました。タカラダニの仲間でしょうか。隙間なく覆っていて、いつ、どのようにして取りついたのか想像もできません。

2022.7.21 上高地


Re: ガガンボに寄生するダニ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2022/07/22(Fri) 13:19:56 No.11314  引用 
芋虫のつぶやき 様.

見たことがないガガンボ等が採れたとぬか喜びした後,ルーペで良く見ると体にダニが斑紋のように付いていてがっかりすることが良くあります.

下記の論文によると,Johnstonianidaeジョンストンダニ科のJohnstoniana erransの幼虫は,ガガンボの蛹に集まり羽化時に成体に乗り移るとようです.

Wohltmann A. 1996. On the life cycle and parasitism of Johnstoniana errans (Johnston) 1852 (Acari: Prostigmata: Parasitengonae). Acarologia, 37(3): 201-209.

Re: ガガンボに寄生するダニ 投稿者:芋虫のつぶやき 投稿日:2022/07/24(Sun) 08:15:59 No.11317  引用 
市毛 様

いつもありがとうございます。
私も見た瞬間は腹部が橙色の種と思って色めき立ちました。
ダニが蛹に集まるとは驚きです。どうやって蛹化場所を特定し集まるのか見当もつきません。ダニの世界もまた奥深いですね。
今後ともよろしくお願いいたします。

ヤドリバエ科のLeucostoma sp.メ... 投稿者:ふかさわ 投稿日:2022/07/18(Mon) 02:26:08 No.11307  引用 
こんばんは。
2021/06/26 神奈川県にて採集した個体です。

旧北区のマニュアル等を用いて属の検索をしたところ、Leucostoma属にたどり着きました。

・Tschorsnig, H.P., & Herting, B. (1994). The tachinids (Diptera: Tachinidae) of central Europe: Identification keys for the species and data on distribution and ecology.
に数種載っていたので、種の同定を試みてみましたが
うまく同定することができませんでした。
(自分が間違っているのか、正しいのかは判断がつけられてないです。。)

・Kugler, J. 1966. SPECIES OF THE GENUS LEUCOSTOMA (TACHINDAE, PHASIINAE) IN ISRAEL. Israel Journal of Zoology 15 (3-4): 173–82.
↑の文献により詳しいことが載っていそうですが、手元にないため見ることができていません。

うむむむ...。


Re: ヤドリバエ科のLeucostoma s... 投稿者:ふかさわ 投稿日:2022/07/18(Mon) 02:27:27 No.11308  引用 
腹部末端の写真です。

Re: ヤドリバエ科のLeucostoma s... 投稿者: 投稿日:2022/07/19(Tue) 01:17:20 No.11309  引用 
ふかさわ様

中央ヨーロッパのキー以外の旧北区の種としては,
edentatum, nudifacies, semibarbatum が "I tachinidi della fauna italiana" に載っています.
(イタリア語ですが翻訳サイトも使って比較的読みやすい)

その他にengeddense はイランのLeucostomatini (Gilasian, 2014) に載っています.
(ペルシャ語がコピー&ペーストできない)

あとはaterrimum, obsidianum はすぐには探せません.

イスラエルの8種のキーでは厳しいと思われます.
(実際の文献は見ていません)

写真は共に岐阜県養老山地産のLeucostoma と思われる雌雄です.
♂,2014年7月14日,体長5mm.
♀,2015年6月17日,体長5.5mm.


Re: ヤドリバエ科のLeucostoma s... 投稿者: 投稿日:2022/07/19(Tue) 01:19:27 No.11310  引用 
写真は旧北区のマニュアルで属が判別できないLeucostomatini のメスです.
同じく岐阜県養老山地,2021年7月25日,体長7.5mm.

281番で横線前acが2対あるので該当なしです.
1対の個体変異と仮定するとDionaea に行きますがそれは違うのです.

所持するハサミハリバエ族で同定できているのは,
Calyptromyia barbata Villeneuve, 1915
Dionaea karinae Draber-Monko, 2008
2種のみです.
これら以外はあまりいないのでもっと採りたいところです.


Re: ヤドリバエ科のLeucostoma s... 投稿者:ふかさわ 投稿日:2022/07/23(Sat) 00:35:07 No.11316  引用 
大宮様
ありがとうございます。

・I tachinidi della fauna italiana
・イランのLeucostomatini (Gilasian, 2014)
等を参照して、手元の個体を調べて見ましたが
どうもこれらの文献に載っている種とは異なるようです。

aterrimum, obsidianumについては載っている文献を手に入れる事ができていないので、比較できておりません。

時間が有る時に、文献を手に入れられたら他の区域で記録のあるLeucostomaと比較してみようかと思います。

まだ何も調べていないですが、Leucostomaではなさそうな
Leucostomatini(ハサミハリバエ族)が他の手元に1個体いるので、
今度同定してみます。

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