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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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ナガモンウルワシオドリバエでし... 投稿者: 投稿日:2015/05/17(Sun) 23:02:33 No.9323 ホームページ  引用 
2015年5月17日青森県下北の川原の石の上30センチくらい上を10匹ほどで群れ飛んでいたので帽子でたたき落としました。No2961や原色昆虫大図鑑P431の写真とは羽の後縁の形状、交尾器の形状上部などが自分ではやや納得出来ないのでお教え下さい。

Re: ナガモンウルワシオドリバエ... 投稿者: 投稿日:2015/05/17(Sun) 23:05:02 No.9324 ホームページ  引用 
写真を後2枚載せます

Re: ナガモンウルワシオドリバエ... 投稿者: 投稿日:2015/05/17(Sun) 23:06:12 No.9325 ホームページ  引用 
翅です

Re: ナガモンウルワシオドリバエ... 投稿者:三枝豊平 投稿日:2015/05/18(Mon) 09:25:38 No.9326  引用 
おーやぎさん、お久しぶりです。

画像のオドリバエはあなたが同定された通りRhamphomyia (Calorhamphomyia) longistigma Freyの雄です。本種は北海道から関東と中部のそれぞれ北部まで、本亜属としては最も分布の広い種の一つです。それで、ある程度の地理的な変異がありますが、同亜属のcomplicans Freyやformidabilis Frey程の地理的変異はありません。画像で見る限り東北地方の本種の特徴を現わしています。

なお、本種の群飛空間は私が観察した北海道などでの経験では数m以上の林内の空間でしたので、今回あなたが観察された地上30cmというのはかなり低い位置のようです。

これからが本種成虫の最盛期になります。特に求愛餌として雄が何を捕えているかが興味あるところです。同亜属で九州に多いlatistrata Freyはもっぱら造巣性のクモを求愛餌にするという特異な行動を示します。主に水平に網を張っているクモを下の空間から襲い掛かると言う行動でして、成虫そのものがクモを餌にする昆虫としては稀な例です。

Re: ナガモンウルワシオドリバエ... 投稿者: 投稿日:2015/05/18(Mon) 20:58:16 No.9330 ホームページ  引用 
三枝先生ありがとうございます。求愛餌を見つけてみたいと思います。スレッドを変えますのでまたお教え下さい。

写真はないのですが… 投稿者:にわかなタマムシ屋 投稿日:2015/05/16(Sat) 16:31:55 No.9319  引用 
ハエ目だとは思うのですが、どの科に落ちるのか検討がつかなかったので質問させていただきます。
FITで得た個体なので体がふやけてしまい分かるのは翅の翅脈に沿って茶色の毛?トゲ?が生えていることぐらいです。遠目だとこの部分が翅の模様に見えます。体長は2mm程です。少なすぎる特徴ですが、よろしくお願いします。

Re: 写真はないのですが… 投稿者:はむし 投稿日:2015/05/16(Sat) 21:20:32 No.9320  引用 
トゲキジラミではないでしょうか?
ネットで画像検索してみてください.

Re: 写真はないのですが… 投稿者:にわかなタマムシ屋 投稿日:2015/05/17(Sun) 18:14:09 No.9321  引用 
はむし様ありがとうございます。
検索して確認できました。
見当違いの質問に答えていただきありがとうございました。

こんばんは 投稿者:ゆたか 投稿日:2015/05/12(Tue) 22:19:39 No.9316  引用 
昨日5月11日に山梨県北杜市で撮影した金色に輝く大きめのアブ?だと思うのですが、もし名前が判れば教えて頂きたいのですが宜しくお願いします。

Re: こんばんは 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/05/12(Tue) 23:11:16 No.9317  引用 
ゆたか様.

写真のアブは,ヒラヤマミズアブの♀と思われます.

Re: こんばんは 投稿者:ゆたか 投稿日:2015/05/13(Wed) 16:37:08 No.9318  引用 
茨城@市毛様
ヒラヤマミズアブ♀、確認しました。
ありがとうございました!

キモグリバエ科の属の検索 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/05/12(Tue) 09:57:05 No.9315  引用 
キモグリバエ科は、日本では上宮健吉博士によって詳細に研究され、その結果は1983年にワシントン昆虫学会の紀要に発表されています。しかし、英文である上に全形図などもほとんどないので、気軽に同定に使える文献ではありませんでした。

全形図も含めた和文の検索解説が是非欲しいものと思っていましたら、昨年同博士が久留米昆蟲研究會の会誌KORASANA,No.83に「キモグリバエ科の属の検索表絵図解説(その1)」を発表されました。本号ではケブカキモグリバエ亜科Siphonellopsinaeとナガミャクキモグリバエ亜科Oscinellinaeが扱われており、次号でその2としてキモグリバエ亜科Chloropinaeが出版される予定です。

本号ではキモグリバエ科の形態の一般解説と、両亜科の属の検索表、主要属の全形図や検索に必要な形質についての写真が含まれています。

キモグリバエ科の同定に苦労されている方々には朗報になりますので、紹介しておきました。学会誌ですし、第3者が勝手にpdfを作って学会の許可なく頒布することはできませんが、上宮博士が個人的にpdfを作成されて、必要な方にお送りいただけることを期待しています。また、個人的に同博士に依頼すれば、あるいは別刷などをお送りいただけるかもしれません。

垂直な湿った岩盤 投稿者:はむし 投稿日:2015/05/07(Thu) 21:36:18 No.9311  引用 
垂直な湿った岩盤にいる種です.シブキバエに似ていますが,足がやや短いです.
5月6日.島根県の低山地です.ほかの場所でもよく似た種か同種と思われるものをみています.よろしくお願いいたします.


Re: 垂直な湿った岩盤 投稿者:はむし 投稿日:2015/05/07(Thu) 21:37:03 No.9312  引用 
同じ種の生態写真です.

Re: 垂直な湿った岩盤 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/05/10(Sun) 08:54:48 No.9313  引用 
ハムシさん。画像のオドリバエはClinoceraシブキバエ属の1種です。この属の種は一般にTrichoclinoceraケミャクシブキバエ属の種より小型で、より一層緩慢な流れや細流、あなたが撮影されたような岩清水で生活しています。日本に少なくとも数種はいるのですが、未研究です。現在Trichoclinocera属の研究が終わって出版段階にきているので、その後本属の研究に移ることになっています。いずれもカナダのClinocerinae亜科の専門家であるSinclair博士との共同研究です。

昆虫と自然の2005年9号に「岩清水に棲む昆虫たち」の特集がありその中でもこの生息環境に特異的に生活する双翅類が紹介されています。

山地の細流には、多分あなたが撮影された種より大型の種や同様に大型で翅に多くの短条紋を表わす種などがいます。

Clinocera属とKowarziaマツゲシブキバエ属の間では、後者が顔面の眼縁に繊細な刺毛を生じることが検索の特徴になっていますが、日本産の有毛の種は交尾器の構造から判断するとヨーロッパの真のKowarziaとは異なり、Clinoceraのようです。

岩清水性の種はほぼ年間を通じて現れ、岩清水が氷結していても部分的には活動するものもあります。

Re: 垂直な湿った岩盤 投稿者:はむし 投稿日:2015/05/10(Sun) 19:51:55 No.9314  引用 
アノニモミイア様.
コメントありがとうございます.Clinoceraの1種とのことで,今後の研究に使ってもらえるよう標本を蓄積しておきたいと思います.
昆虫と自然の特集号も読んでみます.
ありがとうございました.

沖縄のミズアブの同定お願いしま... 投稿者:やきそば 投稿日:2015/05/02(Sat) 18:25:41 No.9307  引用 
沖縄のミズアブについてご教授頂きたいです
2015年4月27日沖縄県国頭郡大宜味村で採集しました
本掲示板で過去に 茨城@市毛 様に指摘されているOplodontha rubrithoraxとよく似ていると思います
よろしくおねがいします


Re: 沖縄のミズアブの同定お願い... 投稿者:やきそば 投稿日:2015/05/02(Sat) 18:31:22 No.9308  引用 
採集時の写真です

Re: 沖縄のミズアブの同定お願い... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/05/03(Sun) 16:41:04 No.9309  引用 
やきそば様.

翅のdiscal cell(中室)が大きいので,Oplodontha属ではなくコガタノミズアブと同じOdontomyia属と思われます.

これも標本を見たことがないのですが,Odontomyia okinawae Nagatomi, 1977の可能性が高いと思います.

先のOplodontha rubrithoraxと同様,採ってみたいミズアブです.

Re: 沖縄のミズアブの同定お願い... 投稿者:やきそば 投稿日:2015/05/03(Sun) 20:31:03 No.9310  引用 
茨城@市毛 様
早速のご回答ありがとうございます!
双翅目の検索自体馴染みなく困っていました
大変ありがとうございました

同定のお願い 投稿者:HM 投稿日:2015/04/19(Sun) 23:22:22 No.9292  引用 
いつもご指導ありがとうございます。
4月18日に静岡県御殿場市で採集したハエの画像を見ていただけますでしょうか。
体長は6ミリ程度でニシキギ科の樹木の若葉に数匹集まってきていました。
よろしくお願いいたします。


Re: 同定のお願い 投稿者:HM 投稿日:2015/04/19(Sun) 23:23:45 No.9293  引用 
追加の画像の一枚目です。

Re: 同定のお願い 投稿者:HM 投稿日:2015/04/19(Sun) 23:25:49 No.9294  引用 
追加の画像の二枚目です。

Re: 同定のお願い 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/04/23(Thu) 01:50:34 No.9301  引用 
あまり自信がない返答ですが、ハネオレバエ科Psilidaeの1種ではないでしょうか。

Re: 同定のお願い 投稿者:HM 投稿日:2015/04/23(Thu) 22:28:55 No.9304  引用 
アノニモミイア様
コメントをありがとうございました。
たいへん勉強になりました。
ハネオレバエについて調べてみて、葉表にとまっている画像が多いことがわかりました。

今後ともどうぞご指導をよろしくお願いいたします。
                       

同定のお願い2 投稿者: 投稿日:2015/04/20(Mon) 09:00:42 No.9296  引用 
先ほどは大きなデータを送ってしまって申し訳ありませんでした。

Re: 同定のお願い2 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/04/23(Thu) 17:53:13 No.9303  引用 
マエグロシギアブRhagio costimacula (Matsumura, 1916)です。詳細はあなたの別のスレッドに示してあります。

同定のお願い 投稿者: 投稿日:2015/04/20(Mon) 08:54:54 No.9295  引用 
知人からこのサイトを教えていただきました。4月15日に鹿児島市の自宅の玄関にとまっていたアブです。シギアブの一種だろうと教えていただきましたが,写真から名前がわかるようでしたらよろしくお願いいたします。

Re: 同定のお願い 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/04/23(Thu) 17:51:30 No.9302  引用 
画像のシギアブは、マエグロシギアブRhagio costimacula (Matsumura, 1916)です。日本産のRhagioシギアブ属としては色彩斑紋の豊かな種です。決して稀な種ではありませんが、市街地には普通は生息していません。林や森のある場所に生息しています。

同定のお願い 投稿者:てるぬま 投稿日:2015/04/20(Mon) 14:08:29 No.9297  引用 
 はじめまして、てるぬまと申します。
 
 4月20日(月)、別添写真のハエが大量発生しておりました。自分で調べてみたところアシナガヤドリバエに似ているかと思うのですが、どうでしょうか。

 また、大量発生の原因についてもわかれば教えていただきたいと思います。
 情報が少ない中ですみませんがよろしくお願いします。

 
 


Re: 同定のお願い 投稿者:てるぬま 投稿日:2015/04/20(Mon) 14:11:01 No.9298  引用 
追加の写真です。

Re: 同定のお願い 投稿者:てるぬま 投稿日:2015/04/20(Mon) 14:14:09 No.9299  引用 
 追加の写真その2です。
 
 よろしくお願いいたします。


Re: 同定のお願い 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/04/22(Wed) 10:42:23 No.9300  引用 
てるぬまさん。まず場所と日時を示してください。本掲示板への同定の投稿の基本です。これが示されていないと、しばしば同定に困難をきたします。

画像のハエは短角亜目のヤドリバエ科とは全く類縁の無い双翅目の 長角亜目に属するケバエ科のケバエ属Bibioの1種です。この画像だけでは種の同定は不可能です。

但し、Bibio属の幼虫は群生して林などの腐葉層で生活し、それらを食べて成長します。体に長い毛が疎生している一見毛虫のような幼虫ですが、鱗翅類の幼虫のような胸脚や腹脚はありません。群生することの影響もありますが、時折多数の個体が発生することがあります。年1化の昆虫です。成虫は全くの人畜に対しては無害です。しかし、個体数が多いと虫の嫌いな人にとっては迷惑でしょう。

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