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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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田んぼで見かけたニクバエ 投稿者:ありんこ 投稿日:2010/02/11(Thu) 22:04:56 No.6144  引用 
通りすがりの者です。
田んぼで見かけたハエについて、
よろしければ教えてください。

稲穂に止まっているのを写真におさめました。
このサイトでいろいろと調べてみたら、
「ゴヘイニクバエ」や「ハネボシスナニクバエ」に似ているなと思いましたが、イマイチ決め手に欠けます。似ているようですが、どちらも違うような気もします…。

撮影は、北海道で8月25日です。

名前がわかればどうかお教えください。


田んぼで見かけたニクバエ(2) 投稿者:ありんこ 投稿日:2010/02/11(Thu) 22:07:05 No.6145  引用 
写真2枚目です。
これも同じ種だと思うのですが。


田んぼで見かけたニクバエ(3) 投稿者:ありんこ 投稿日:2010/02/11(Thu) 22:07:56 No.6146  引用 
3枚目です。

Re: 田んぼで見かけたニクバエ 投稿者:ハエ男 投稿日:2010/02/11(Thu) 22:47:45 No.6147  引用 
残念ながらニクバエ科ではなくヤドリバエ科の種だと思います。

ヤドリバエ科は大変種類数が多いため、生態画像のみの種の同定はごく一部の種しかできません。

Re: 田んぼで見かけたニクバエ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/02/13(Sat) 08:52:19 No.6148  引用 
ハエ男さんの通りヤドリバエ科の1種でしょう。

ヤドリバエ科の最も重要な特徴は、胸部背面の後部を占める三角形ないし半円形の部分である小楯板の下に、膨らんだ土手のような部分が横断していることです。しかし、この特徴は普通の写真のアングルではみえません。

しかし、あなたの写真では、1)翅の中央にある翅室(翅脈で囲まれた部分;中室)から翅の外縁に向かう2本の翅脈の内の前の1本が途中で前のほうに強い角度で折れ曲がること、2)腹部の後半に長くて太い剛毛がほぼ直立していること、3)腹部の斑紋が帯状で、市松模様になっていないこと、4)翅の下に見える白い膜状の部分(覆弁)が純白で大型であること、5)生時で触角が前方に突き出していること、などの特徴が写真から読み取れるので、ヤドリバエである可能性が大変高いといえます。

ニクバエ科やクロバエ科(オオクロバエやキンバエ類が含まれる)では1)の特徴もありますが、2)より後の特徴がこの写真の種ほど顕著に現れる傾向がありません。特に一般的なニクバエ類では腹部に灰色と黒色の市松模様が現れます(但し、ヤドリニクバエ類では必ずしもこのようではない)。

ご参考までに。

多謝 投稿者:ありんこ 投稿日:2010/02/13(Sat) 16:22:20 No.6152  引用 
ていねいなご教示に感謝します。
腹部の「市松模様」は私のような初心者でも分りやすい目印になりそうです。

過去ログも読んでみました。
ヤドリバエというのは寄生性でものすごい種数いるようで。

この写真は無農薬の田んぼで撮ったものです。
農薬をまかないと、こういった「狩人」がやってきて、
害虫退治に一役買っているんでしょうね。

どうもありがとうございました!

サタニクバエ 投稿者:さんご 投稿日:2010/02/01(Mon) 08:55:53 No.6127  引用 
しばらくアクセスできない状態でしたが,復旧おめでとうございます.管理人さんの御苦労がしのばれます.
早速ですが,先日のお礼かたがた,あまり画像が提示されることが少ないと思われるニクバエのゲニの画像を提示します.何かのお役にたてれば幸いです.(同定が間違っていましたらご指摘願います.)
1つ目はカヤニクバエSarcophaga (Asiopierretia) kayaensis,ですよね!?
2009年5月4日,山口県萩市佐々並開作,山間部農村地帯の小川の岸辺で採集しました.


Re: サタニクバエ 投稿者:さんご 投稿日:2010/02/01(Mon) 10:49:51 No.6128  引用 
2つ目はヌマニクバエS. (Rosellea) uliginosaと思います.
2009年6月17日,山口県岩国市錦町羅漢山山頂.

Re: サタニクバエ 投稿者:さんご 投稿日:2010/02/01(Mon) 10:51:56 No.6129  引用 
すみません,画像が出ませんでした.再トライします.

Re: サタニクバエ 投稿者: 投稿日:2010/02/01(Mon) 10:56:16 No.6130  引用 
3つ目は,サタニクバエ S. (Heteronychia) depressifrons でよいでしょうか?
2009年6月11日,山口県下関市豊田町 華山山頂.


Re: サタニクバエ 投稿者: 投稿日:2010/02/01(Mon) 11:02:49 No.6131  引用 
4つ目は,ホザワニクバエ S. (Horiisca) hozawaiと思いますが,いかがでしょうか.
山口県山口市鋳銭司 陶ケ岳山頂,2009年6月25日,同7月7日ほか.
4つともFauna Japonica の図を参照して同定しましたが,カヤニクバエなどは原記載の図とFauna Japonicaの図が微妙に違っていて,同定が正しいか不安です.
いずれも各地で採れているものとは思いますが,なにかの参考になれば幸いです.
他のものは画像が準備できましたらまた投稿させていただきます.


Re: サタニクバエ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2010/02/02(Tue) 23:28:17 No.6133  引用 
さんご様.

いずれも,私にとっては初めて見る種類ですので,極東の昆虫の検索に転載された線画で描かれた交尾器と比較しながら眺めてみました.

さんご様の御指摘どおり,カヤニクバエ Sarcophaga (Asiopierretia) kayaensisはFauna Japonicaの図とは違う種類に見えますね.
そもそもFauna Japonicaの図とParkの図とでventraliaの形状やforceps(post. paramere)の湾曲が異なっていることに驚きました.
基産地はSouth Koreaですので,ここまで変化しないと思うのですが・・・・
こんなこともあるのですね.

ニクバエ屋さんの登場を待ちましょう;^_^)

Re: サタニクバエ 投稿者: 投稿日:2010/02/03(Wed) 08:29:51 No.6134  引用 
市毛 様

コメントをいただきましてありがとうございます.
いつもこの掲示板で市毛様の書き込みをみて勉強させていただいております.私のような地方のアマチュアにとって,大変勉強になります.非常にありがたいです.この場をお借りして御礼申し上げます.

さて,カヤニクバエですが,すでにお気付きとは思いますが,原記載とFauna Japonicaでは胸部の剛毛と,翅のr4+5脈にある短毛の記述も違っていて,文章だけみると別種のようにすら思えます.

Parkでは,dc剛毛は3+4で,r4+5には9本のsetaeあり,ですが,
Fauan Japonicaでは,dcは5+5, r4+5のsetaeは12本(10-15本),
と記されています.

それで今回の個体ですが,dcは3+4, r4+5に9本のsetaeがあるように見え,この点は原記載と一致するのですが,aedeagusの形はどちらかというとFauna Japonicaに似ているようです.
ずいぶん悩みましたが,胸部背面を穴があくほど凝視すると,剛毛と剛毛の間の細毛にも微妙な大小があり,このやや大きめの細毛をカウントするか否かで,結果が変わってくるかもしれないと,むりやり解釈しました.
それにしても,5+5は相当むりがあるようには思います.

のちほど画像をアップします.

ゲニタリアですが,Parkの図のventraliaが,先端に向かうほど広がっているように描かれていますが,これも実物のほうを眼が充血するほど眺めていると,やや腹側からみるとこのように見える瞬間があるように思えてきまして,結局,これらは報告者の癖もしくは個性の違いによるものと解釈してカヤニクバエと判定しました.

記載文の,このような読み方って問題があるでしょうか?

Re: サタニクバエ 投稿者: 投稿日:2010/02/03(Wed) 08:32:32 No.6135  引用 
背部の剛毛です.

見にくい写真で恐縮です.私のつたない技術では細かい毛まで描写することは難しいです.

こんな不鮮明な写真でコメントを求められても困りますよね.自覚はしているのですが・・・
ハエの見方や考え方だけでもおしえていただけると大変ありがたいです.

pre-dcは3,やや大きめの細毛をカウントすると4,ちいさいものまでいれると5,かな? と考えました.

post-dcはどうみても4までしかカウントできませんが,横溝近くに,一本だけほかよりもかすかに大きい毛があり,これをいれてようやく5になります.

このあたりの,剛毛と細毛の解釈の線引きってみなさんどうされているのでしょうか?


Re: サタニクバエ 投稿者: 投稿日:2010/02/03(Wed) 08:51:30 No.6136  引用 
Aedeagusを撮り直してみました.Parkの原図に一番近い形になるようにしてみました.若干腹側,若干後方から撮りました.

頭に角か耳のある,タツノオトシゴのような形をした先端部 (apical plateと呼ぶのでしょうか?)と,左右のventraliaが内側に丸まって,タツノオトシゴが腕で何かを抱え込んでいるように見えるのが,この個体のaedeagusの特徴です.

Parkの図でventraliaの黒く描かれている部分が,観察者からみて手前側の,白く描かれた部分が向こう側のventraliaと解釈してみました.

写真が汚くて申し訳ありません.立体的なものを撮影するのは本当に難しいですね.
それにしてもParkの図とは全体の丸っこさが微妙に異なるようにも見えます.

自己流の解釈で,むりやりkayaensisにしたような感じですが,このような考えで同定するのは問題ありでしょうか?

今後とも,よろしくお願い申し上げます.


Re: サタニクバエ 投稿者: 投稿日:2010/02/06(Sat) 12:58:08 No.6137  引用 
さんごさま、はじめまして

仕事でニクバエは良く同定しているケンセイです。
ニクバエ珍品の交尾器画像ありがとうございます。
いずれも初めて見る種で目の保養をさせていただいております^^

ファウナヤポニカの図は確かにわかりにくいですね。
絵としてはすばらしいと思うのですが、もう少し単純な線画の方が形や構造がわかるので、同定には使いやすいですね。

私もヒメニクバエを初めて同定したときは、該当するゲニが見当たらなく、かなり悩んだことがありました。
今回のkayaensisの件は、専門家の登場を待ちたいと思います。

ところで、ニクバエはぱっと見が同じなのにゲニが違う多くの種がいますが、幼虫の餌は概ね腐肉等なのに、なぜ普通種と珍品がいるのか、なぜ環境ですみ分け(例えばハマベニクバエは海浜など)しているのか不思議に思ったことはありませんか?
私はずっとそのことが不思議で今に至っております。幼虫の餌の好みが種毎に微妙に違うのか、成虫が生息環境を選り好むのかずっと不思議に思っております。

ということで、今後ともよろしくお願いします。

ケンセイ@生息地:小平市

Re: サタニクバエ 投稿者:さんご 投稿日:2010/02/07(Sun) 03:01:17 No.6138  引用 
ケンセイ様

コメントをいただきまして,誠にありがとうございました.こちらこそ当掲示板にてケンセイ様の書き込みを見て勉強させていただいております.大変参考になります.

今回,下手な写真を提示しましたのは,一つには,同定に全く自信がないので詳しい方のご意見,ご批判を仰いで勉強したい,ということと,実は私もヒメニクバエの同定で悩んでいたときに,当掲示板でヒメニクバエの画像が提示されていて,非常に助かったことがありまして,その恩返しといいますか,私が提示する写真についての,詳しい方々のご批判,討論などが,私と同じような,独学のアマチュアにとっては非常に有用だろうと考えたこと,もう一つは,これらの虫の死を無駄にしたくない,という思いがあって,提示させていただきました.
ご指摘のように,外見が同じ,すなわち成虫の身体能力に大差ないのに,非常に多様な種があることに私も驚いています.また,種によって環境の嗜好がかなりはっきり異なっているように私も感じていました.
あらゆる環境に適応できる単一の種が繁栄するパターンと異なり,特定の環境に対して特化することで,不必要な遺伝子なり酵素なりを省略し,単純化・軽量化する道を突き進んだ結果,著しく多様化したという部分もあるのかな,などと勝手に推測しておりました.本当に不思議ですね.
ところで,ニクバエって,外見はほとんど同じなのに,家に帰ってからゲニタリアを引き出すと,全く異なったものがでてくるので,くじ引きの当選番号を見るときのようなスリルがあって,最高ですね.こんな面白い虫はそうはいないと思っています(自分だけですかね).
今後ともよろしくお願いします.

Re: サタニクバエ 投稿者: 投稿日:2010/02/07(Sun) 11:07:22 No.6139  引用 
さんご様

>ところで,ニクバエって,外見はほとんど同じなのに,家に
帰ってからゲニタリアを引き出すと,全く異なったものがでてくるので,くじ引きの当選番号を見るときのようなスリルがあって,最高ですね.こんな面白い虫はそうはいないと思っています(自分だけですかね).

おお、私も密かに楽しんでおります^^ 他の調査員にも「ニクバエは♂を採ってください!♀は採らなくても良いです。」と昔からいつも騒いでいるため、どこの現場でもそこそこのニクバエは得られるようになっています。ただし、最近はあまり環境の良い現場に行っていないせいか珍品には巡り会っていません。自分が採集した一番珍しいと思われるニクバエは「フルトネニクバエ」でしょうか?山形の調査で採りました。

ではよろしくお願いします。

ケンセイ@そういえば最近ニクバエはあまりマウントしていない・・・

Re: サタニクバエ 投稿者:さんご 投稿日:2010/02/07(Sun) 18:01:39 No.6140  引用 
ケンセイ様

フルトネですか! いいですね〜.一度でいいから見てみたい憧れのハエの1つです.
フルトネは,やはり湿地で見つかるのでしょうか? 平地の湿地にいそうな感じの名前ですね.山口県にはよい湿地がないので,カエルキンバエを含め,こちらでの発見は絶望的と考えていますが,なんとか見つけたいものです.
山形県となると,やはりどちらかというと寒冷地性のものなんでしょうね.
今年は島根県か広島県あたりでトライしてみようと思っています.
またよろしくお願い致します.

Re: サタニクバエ 投稿者: 投稿日:2010/02/07(Sun) 22:09:26 No.6141  引用 
さんご様

フルトネ(だと思っているのですがずいぶん前に同定したのではたして正しいかどうか少し?です)は、山形県のギフチョウとヒメギフチョウの混生地周辺の早春調査の際に確認しました。時期はゴールデンウィーク前後だったような記憶があります。環境は里山的なところでした。標本もあるはずですが何分整理整頓下手なもので、どこかに埋もれております^^;;;

カエルキンバエが生息している岩木川ではニクバエ相はぱっとしなかったですね。渡良瀬遊水池や菅生沼でもあまり良いニクバエを採集した記憶はありません。湿地周辺はニクバエ相はあまり多様ではないような気がします。

ケンセイ

Re: サタニクバエ 投稿者:ハエ男 投稿日:2010/02/08(Mon) 00:10:19 No.6142  引用 
このところ4メートルの雪に囲まれて仕事しているハエ男In白馬村です。
とりあえず、さんごさんの推測の通りで良いと思います。

私はニクバエの同定の際に迷うとY字型の第五腹板を見るようにしています・・・(これがかなり便利で使えます)
ぜひ第5腹板も見てみてください。

Re: サタニクバエ 投稿者:さんご 投稿日:2010/02/08(Mon) 01:52:24 No.6143  引用 
ケンセイ様

フルトネの生息環境について貴重な情報をいただきまして,誠にありがとうございます.来年はぜひ里山でも採集したいと思います.
今後とも,よろしくお願いいたします.

ハエ男様
はじめまして.大雪で大変のようですね.いつもは長野県がうらやましいと思っていますが,冬はやはり相当大変なのですね.
コメントをいただきまして,誠にありがとうございます.また,この掲示板の運営,管理につきまして,心より御礼申し上げます.いつもこの掲示板の情報を読んで勉強しております.大変ありがたいです.

カヤニクバエその他ご確認いただきましてありがとうございました.不鮮明な画像で申し訳ありませんでした.

第5腹板を確認し,いずれも大きな違いはないように思いました.
Fauna Japonica と原記載の記述に相違があると,素人は困ってしまいます.こんなことって他にもあるのでしょうね.今後は第5腹板までしっかり確認したいと思います.

今後も,下手な写真を投稿させいただきますので,どうぞよろしくお願いいたします.

ツヤユスリカ属(Cricotopus)の... 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/01/26(Tue) 07:33:10 No.6118 ホームページ  引用 
 昨年の暮れに東京都世田谷区西部で撮ったユスリカです。体長は2mm強、翅長は2mm弱です
 検索表を辿るのは無理なので絵合わせになりますが、「ユスリカの世界」の図版やBugGuide.netの写真などを見るとツヤユスリカ属(Cricotopus)に似ています。
 写真だけでは無理なのは重々承知しておりますが、ツヤユスリカ属で合っているでしょうか。
 宜しく御教示下さい。


Re: ツヤユスリカ属(Cricotopus... 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/01/26(Tue) 07:34:15 No.6119 ホームページ  引用 
横から(少し後ですが)

Re: ツヤユスリカ属(Cricotopus... 投稿者:エリユスリカ 投稿日:2010/01/26(Tue) 10:11:40 No.6120  引用 
アーチャン様
ヤユスリカ属の種に間違いありません。この属の種は胸部および腹部の斑紋でかなりの程度同定が可能です。種によっては夏期に出現する個体と冬期に出現する個体では、全く色彩が異なり別種の様に見えるものもあります。雄生殖器は基本的にどの種もよく似ており、かなり微細な形質を調べなければならないことも多々あります。しかし、身近に発生するものはその種数も限られており、腹部の斑紋で十分に種まで同定できます。
写真では腹部の斑紋が良くわかりません。

Re: ツヤユスリカ属(Cricotopus... 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/01/26(Tue) 12:54:23 No.6121 ホームページ  引用 
エリユスリカ様.

 御回答有難う御座いました。

 ツヤユスリカ属と云うことで一安心しました。
 腹部の斑紋が良く分からないとの御話ですが、他に腹部の側面をやや裏側から撮った写真(腹板は殆ど黄褐色で、尾端近くは白い)があります。もし、同定の補助になるのならば載せます。

 今後とも宜しく御願い致します。

Re: ツヤユスリカ属(Cricotopus... 投稿者:エリユスリカ 投稿日:2010/01/26(Tue) 19:01:53 No.6122  引用 
写真から判断するとCricotopus bicinctus (Meigen, 1818)のように見えます。東京の都市河川ではこの時期細優占種になっています(かなり昔に調べたので、もしかしたら今は違うかも知れませんが)。特にこの種は冬期に出現するものは、腹部の斑紋が殆ど認識できなくなり全体真っ黒となる個体が増えてきます。図を入れておきます。

Re: ツヤユスリカ属(Cricotopus... 投稿者:エリユスリカ 投稿日:2010/01/26(Tue) 19:04:06 No.6123  引用 
図が入りませんでしたね。もう一度トライします。

添付:6123.pdf (39KB)

Re: ツヤユスリカ属(Cricotopus... 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/01/26(Tue) 20:05:10 No.6124 ホームページ  引用 
エリユスリカ様.

 詳細情報有り難う御座います。C.bicinctusの写真はBugGuide.netにありました。御提示いただいた図と同じく、第2腹節背板後縁が少し黄色くなっていましたが、真っ黒な個体もあるとの御話ですので、写真の虫はその中間なのかも知れません。
 御参考までにもう1枚写真を載せます。第4腹節背板が黄色いのが分かります。

クロキノコバエ(クロバネキノコ... 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/01/21(Thu) 09:38:59 No.6109 ホームページ  引用 
 今年の1月11日に、我が家(東京都世田谷区西部)の庭で撮りました。植木鉢の下で越冬していました。
 翅脈相(見難いですが・・・)や左右の複眼が触角基部で接(合一?)している様に見える点などからクロ(バネ)キノコバエ科ではないかと思います。しかし、外観は脚が長いため余りクロキノコバエ的ではなく、脛節端の距は不明瞭です。また、触角にはかなり長い毛が生え、翅の色は青色です(構造色ではなく、肉眼でも青色でした)。これでもクロキノコバエ科でしょうか。
 北隆館の大圖鑑では、検索表にはクロキノコバエ科はありますが、本文にはありません。本邦では殆ど研究されていない科と聞き及んでおりますが、そのせいでしょうか。
 宜敷御教示下さい。


Re: クロキノコバエ(クロバネキ... 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/01/21(Thu) 09:41:04 No.6110 ホームページ  引用 
 横から。後ピンをアンシャープで誤魔化した酷い写真です。

Re: クロキノコバエ(クロバネキ... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/01/21(Thu) 18:03:32 No.6111  引用 
翅脈相がはっきり分からない写真なので,断言は出来ませんが,タマバエ科の幼虫が腐植を摂食するLestremiaの仲間ではないかと思います。この仲間は寒冷期にもよく活動します。翅脈相はかなりクロキノコバエのそれに似ていますが,前縁脈の位置などに相違が見られます。

クロキノコバエ科は須島充昭さんや笹川満廣先生が研究されていますが,おびただしい種数で,日本産の概要が分かるのはまだまだでしょう。TuomikoskiやFreyなど本科の先駆的研究者がいたフィンランドでも,次々と未記載種が現れているのが現状です。なお,一般的な図鑑で本科の昆虫を図示しても,属レベルであってもほとんど同定の参考にはなりません。

Re: クロキノコバエ(クロバネキ... 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/01/22(Fri) 08:58:18 No.6112 ホームページ  引用 
 アノニモミイア先生.

 御回答有難う御座います。もう少しでブログに「クロキノコバエの1種?」として掲載してしまうところでした。やはり、疑問を感じたときは、此方に御伺いを立てるべきである事を痛感致しました。

 タマバエ科について色々調べてみましたが、ゲニの図ばかりで翅脈に関する情報は少ない様です。それでも、この写真の虫にかなりよく似た翅脈の図も見つかりました。タマバエ科の翅脈には、色々なパターンがあることが良く分かりました。

 ブログには「タマバエ科の1種(Lestremia sp.?)」として掲載することに致します。

 御指導有り難う御座いました。今後とも宜敷御願い申し上げます。

Re: クロキノコバエ(クロバネキ... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/01/22(Fri) 14:57:31 No.6113  引用 
MNDから引用したLestremiaの種の翅脈相を示しておきます。M3+4とCuA(図ではM3とCuA2)が共通の柄を持たないこと(Sciaridaeでは柄がある),r-m横脈が著しく短いことなども区別点です。マクロトリキアは種によって必ずしもこのようなものではありません。

Lestremiaはこれから早春にかけて,外から窓に飛来して,窓ガラスの外側などに静止していることがしばしばありますので,注意してみたらいかがでしょうか。

いずれにしても,Sciaridaeには脛節に端距があるので,これを欠くタマバエ科とは容易に区別できます。


Re: クロキノコバエ(クロバネキ... 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/01/22(Fri) 17:50:07 No.6114 ホームページ  引用 
 アノニモミイア先生.

 翅脈相の図、有り難う御座います。写真の方は些か不明瞭ですが(Rsやr-m)、ソックリと云う感じがします。
 http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lestremiini_wing_veins.svgと云うサイト(信頼度不明)に、Lestremiiniの翅脈として先生御提示のものとよく似た図が出ていますが、九大目録を見ると同族には他にAneretellaと云う属がありました。
 この属がどの様なものか調べても全く分かりませんが、写真の虫が生態的にもLestremiaと一致するのであれば、「タマバエ科の1種(Lestremia sp.?)」の「?」は取り去っても宜しいでしょうか?

Re: クロキノコバエ(クロバネキ... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/01/23(Sat) 18:26:49 No.6116  引用 
Lestremiaの所属するLestremiiniにはAnaretella(綴りはAneretellaではない)を含めてアジアにも分布している数属があり,いずれもLestremiaと翅脈相の基本は全く同一です(私が最初に”Lestremiaの仲間”と書いたのはこの意味です)。翅脈相の微妙な相対的位置関係,触角の鞭節数,鞭節の形状,それに生える刺毛の形状などを根拠にこれらの属が分類されています。しかも,触角の形質は雄に現れる形質が多いです。

このような分類が行なわれていますし,あなたの写真の個体は雌でして,しかも残念ながらこれらの属を識別する形質が私には判断できません。私としてはLestremiini族の1種としておくでしょう。

Re: クロキノコバエ(クロバネキ... 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/01/23(Sat) 19:45:55 No.6117 ホームページ  引用 
 アノニモミイア先生.

 御回答有難う御座いました。それでは「Lestremiini族の1種」とすることに致します。

 Anaretellaで検索したら沢山出て来ました。九大目録の綴りも時に間違っていることがあるのですね。TKMの方もAneretellaになっていました。

 今後とも宜敷御指導下さい。

ホソカトリバエでしょうか 投稿者:さんご 投稿日:2010/01/18(Mon) 09:57:19 No.6096  引用 
お世話になります.初投稿です.よろしくお願いします.
山口県の双翅目を調べているアマチュアです.
カトリバエの同定で行き詰り,投稿しました.
昨年4月17日,山口県防府市.
日本のイエバエ科の検索表では,腹部の斑紋からホソカトリバエに行き着くのですが,尾角突起の形がシナホソカトリバエにそっくりで,中国蝿類のホソカトリバエの図とも合いません.過去ログもみましたが,画像が消えてしまっているようです.
シナホソカトリバエの斑紋異常個体なのでしょうか.
ご教示をお願いできますと幸いです.

全体像です.


Re: ホソカトリバエでしょうか 投稿者:Acleris@会社 投稿日:2010/01/18(Mon) 17:50:56 No.6102 ホームページ  引用 
さんごさん、コンニチワ。
過去ログの消えた画像とは、私が質問したときのものだと思いますので、再掲しておきます。

私はいつも質問する側の人間で、中国蠅類も持っていないので、
大きなことは言えないのですが、
さんごさんの採集品は、私にはシナホソカトリバエに見えます。
腹部の斑紋は個体によって変異がありますし、
光の当たり方でも変わって見えます。

あと、一連の関連する投稿の場合は、一つ一つ「新規投稿する」を使わずに、
質問したスレッドの右にある「返信」をクリックして「返信投稿」された方が、
あとでバラバラにならないので、回答される方や、
あとで参考にされる方も見やすくなって良いと思います。


再掲画像;神戸産シナホソカトリバエ♂


Re: ホソカトリバエでしょうか 投稿者:Acleris@会社 投稿日:2010/01/18(Mon) 17:52:51 No.6103 ホームページ  引用 
神戸産シナホソカトリバエ♂腹端

Re: ホソカトリバエでしょうか 投稿者:Acleris@会社 投稿日:2010/01/18(Mon) 17:54:55 No.6104 ホームページ  引用 
神戸産シナホソカトリバエ♀

ご参考まで。


Re: ホソカトリバエでしょうか 投稿者:さんご 投稿日:2010/01/18(Mon) 21:31:27 No.6105  引用 
Aclerisさん
いろいろ教えていただきまして,また分かり易い画像を添付していただきまして,ありがとうございました.
双翅目を初めたばかりの駆け出しです.大変勉強になります.
連続投稿は返信を使うのですね.今後はそうします.
今後とも,よろしくお願いします.

Re: ホソカトリバエでしょうか 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/01/19(Tue) 05:13:30 No.6107  引用 
ワード検索で「シナホソカトリバエ」を入れて検索すると25件でます。最初の画面を下までスクロールすると,次の10件とでますから,それをクリックすると,2月11日に私が本種の主要形質をいくつか図示しています。それを参照して,ご自分の標本と比べられたらいかがでしょうか。

Re: ホソカトリバエでしょうか 投稿者:さんご 投稿日:2010/01/19(Tue) 15:51:21 No.6108  引用 
アノニモミイアさん
お教えいただきまして,まことにありがとうございます.画像確認いたしました.
自分の採集した個体の腹部の斑紋が,第2から第4腹板まで連続していましたので,篠永先生のモノグラフでは迷子になってしまっていました.
お示しいただいた画像のものとは(第3腹部の斑紋を除いて)同一種と思われますので,個体変異とみなすことにしました.
山口県の双翅目faunaを調査しております.
今後もご指導いただけますよう,お願い申し上げます.

ホソカトリバエ 投稿者:さんご 投稿日:2010/01/18(Mon) 10:05:55 No.6101  引用 
尾角突起です.後方から撮影しました.手持ちの典型的なシナホソカトリバエの標本とくらべて,区別できないほど似ています.
たくさん投稿してすみません.
よろしくお願いします.

ホソカトリバエでしょうか 投稿者:さんご 投稿日:2010/01/18(Mon) 10:02:24 No.6100  引用 
腹部の斑紋です.日本のイエバエ科のホソカトリバエの図によく似ています.

ホソカトリバエでしょうか 投稿者:さんご 投稿日:2010/01/18(Mon) 10:01:06 No.6099  引用 
続いて胸部背面の剛毛です.横溝前dcは1本に見えます.

ホソカトリバエでしょうか 投稿者:さんご 投稿日:2010/01/18(Mon) 09:59:28 No.6098  引用 
続いて頭部です.パルプが黄色です.

ホソカトリバエでしょうか 投稿者:さんご 投稿日:2010/01/18(Mon) 09:58:28 No.6097  引用 
つづいて前脛節です.p剛毛があります.

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