47150933
一寸のハエにも五分の大和魂・改
[トップに戻る] [新着順表示] [アルバム] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [旧過去ログ] [管理用]
1: 小笠原の海のユスリカ? (3) / 2: ショウジョウバエの同定について (0) / 3: ヤドリバエ科Peleteria属 (6) / 4: Bicellaria早春のヒメセダカオドリバエ? (3) / 5: ヒコサンアリヅカノミバエAenigmatias gotoi Disneyでしょうか? (3) / 6: ムシヒキアブでしょうか? (7) / 7: ハネオレバエ(ハネオレホソバエ)でしょうか?? (1) / 8: ハネナガケブカミバエでしょうか? (6) / 9: ハナレメイエバエ科でよいでしょうか? (0) / 10: ハネフリバエ (2) / 11: 砂浜の、ConchopusとPlatypulpus (4) / 12: Elaphropezaケズネクサハシリバエでしょうか? (3) / 13: Conchopus saigusaiゲンカイシグマクチナガイソアシナガバエですか? (6) / 14: オドリバエ科の何かでしょうか?? (1) / 15: オドリバエ科のDolichocephala属でしょうか?? (2) / 16: オドリバエ科の何かでしょうか?? (2) / 17: シダコバエAnthomzidaeでしょうか? (3) / 18: 名前がわかりません (2) / 19: くりのけらClinoceraでしょうか? (0) / 20: ネジレオバエでしょうか?? (2) /

おなまえ
Eメール
タイトル
コメント
コメント内には下記と同じURLを書き込まないで下さい
参照URL
添付File  (100kBまで)
暗証キー (英数字で8文字以内)
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
文字色

ガガンボ ネタです 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/06/04(Wed) 22:23:18 No.4575  引用 
こんちは。

 6/1に茨城県坂東市の小さな梅林で、画像のガガンボがたくさんいるのを見ました。

 写真を撮って見てみましたら、意外とわかりそうな色彩の種でしたので、アップしてみました。

 これだけで ある程度わかりますでしょうか?

翅の黒いアリノスアブ 投稿者:かりしうす 投稿日:2008/05/31(Sat) 00:11:49 No.4549  引用 
ご無沙汰しております。
クロクサアリ(クサアリモドキかも)の巣の周りで翅の黒いアリノスアブを見つけました。急ぎませんのでご同定いただけますと幸いです。

2008年5月30日 兵庫県川西市黒川にて


Re: 翅の黒いアリノスアブ 投稿者:かりしうす 投稿日:2008/05/31(Sat) 00:13:55 No.4550  引用 
アリの営巣するアベマキの幹にとりついては、しきりにお尻を樹皮にくっつけていました。産卵行動でしょうか。ちなみに指でつまもうとしても逃げません。

Re: 翅の黒いアリノスアブ 投稿者:かりしうす 投稿日:2008/05/31(Sat) 00:15:24 No.4551  引用 
標本写真です。翅の付け根で見えませんが、前胸の両側縁に顕著なトゲがあります。あてずっぽうでトゲアリノスアブ?

Re: 翅の黒いアリノスアブ 投稿者:Acleris 投稿日:2008/05/31(Sat) 05:20:33 No.4552 ホームページ  引用 
コンニチワ。カメムシ板ではお世話になっております。
この子はハラビロミズアブではないでしょうか?

Re: 翅の黒いアリノスアブ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/05/31(Sat) 07:37:57 No.4553 ホームページ  引用 
かりしうす様,Acleris様.

Acleris様の御指摘どおり,ハラビロミズアブです.

「はなあぶ」に下記のような報文が出ております.
No.5 宮谷秀明 アリの巣に飛来するハラビロミズアブについて
No.9 宮谷秀明 ハラビロミズアブの幼虫の生態と産卵について

Re: 翅の黒いアリノスアブ 投稿者:かりしうす 投稿日:2008/05/31(Sat) 18:08:41 No.4557  引用 
>Aclerisさん市毛さん

ご教示ありがとうございました。画像を投稿しきってから「もしかしてこれってミズアブ?」と一抹の不安を憶えたのですが、的中しました。

またお世話になります 投稿者:そよかぜ 投稿日:2008/05/25(Sun) 13:21:49 No.4544 ホームページ  引用 
名前をお教え願います。
羽化直後らしく、あまり飛びませんでしたし、近くに数頭いました。
5月24日に堺市南区で撮影しました。


Re: またお世話になります 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/05/25(Sun) 19:33:50 No.4545 ホームページ  引用 
そよかぜ様.

シナヒラタハナバエ(ヤドリバエ科)ではないかと思われます.

Re: またお世話になります 投稿者:そよかぜ 投稿日:2008/05/26(Mon) 01:33:14 No.4547 ホームページ  引用 
市毛様ありがとうございました。
別の角度から写した写真で見ると、図鑑などでは黒い色になっている後腹部が薄い黒色の帯状ですが、雄では後腹部の黒い模様が消失する事もあるようですので、たぶんシナヒラタハナバエなのだと思います。

苦手なハナアブに挑戦 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/05/18(Sun) 22:58:51 No.4538  引用 
こんちは。

 連休に埼玉で採ったハナアブを ハナアブ誌の連載の極東ロシアの検索表で属の検索をして、更に 市毛さんの報文で検索してみましたところ、ニセツヤムネオビヒラタアブ Epistrophe sp.になりました。

 黄色の模様のハナアブを筋道立てて調べるのは、実質 初めてのようなものですので、間違っているかも知れません。

 特に、極東ロシアの検索表のキー40の『後基節先端の長毛の束』の有無が判断できませんでしたので、中ふ節下面の黒剛毛で判断しました。

 ご教示 お願い致します。

 ・・・ちなみに、黒いハナアブを調べる勇気はまだありません。


Re: 苦手なハナアブに挑戦 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/05/22(Thu) 23:20:58 No.4543 ホームページ  引用 
バグリッチ様.

恐らく,合っていると思います.

cuplet40の長毛の束は非常に見辛い特徴です.
(後脚腿節を真下に伸ばすようにすると見えますが,通常の標本では殆ど見えません.)

後基節腹面側の内側に5-6本の毛が生えていることを指していると考えています.

ちなみに,原文には「後基節の先端は,後面中央角に長毛の束を備える」と記されています.

Re: 苦手なハナアブに挑戦 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/05/25(Sun) 21:29:57 No.4546  引用 
市毛様

 いつもありがとうございます。

 『後基節先端の長毛の束』はかなり見難いものである事がわかって、なんとなくホッとしました。

 まずは、よく見てみます。
 引き続き、ご教示 宜しくお願いします。

今日はコシアキ系 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/05/17(Sat) 19:43:02 No.4523  引用 
こんちは。

 今日は、このHilaraが非常にたくさんいました。

 改定図鑑の検索ではメスグロミナモオドリバエとなりました。
 改定図鑑は検索で同定が出来るので、非常に便利です。


Re: 今日はコシアキ系 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/05/17(Sat) 23:22:53 No.4527  引用 
同定されたとおりHilara melanogyne Freyの雌雄です.第3触角節(第1鞭小節)が赤みを帯びることが大きな特徴ですし,複眼もやや赤みがあります.

本種の配偶行動は私も全く観察したことがありません.雄が夕方暗くなり始めてから林道の2−3m上空をやや群れて飛翔したこと,午後4時ころ渓流の縁の高さ1-2mのところを数頭の雄が疎らに飛翔していたこと,位です.この点,Hilara neglecta Freyの雄の採餌行動,群飛行動,交尾行動,求愛餌の種類などかなり詳しく観察しているのとは対照的です.

多数発生しているのなら,是非観察されて,おおよそのことでいいのですから,「はなあぶ」誌上でも発表してみてください.

なお,複眼が赤みを帯びるHilaraは日本にこのほかの種群で数種ありますが,これらの多くは日中の一般的活動は観察されず,採集も渓流沿いの岩陰から,キノコバエ類が飛び出してくるように,採集ネットの動きに驚いて飛び出し,採集されるものです.これらの多くは複眼だけでなく,体色も一般に淡色です.しかし,体色が橙色であっても昼間活動性の種もあります.

Hilara melanogyneも上記の種のように昼間岩陰から飛び出してくる(特に雌は)個体が多いようです.

なお,北アルプスなどの山地(1,500-2000m)には本種に似て,雌の翅が幅広くなり(色彩は本種同様黒褐色),雌の腹部が白色を帯びた別種が生息し,これは昼間に群飛をするようです.雌の腹部が白っぽいのは他にH. leucogyne Freyと言う種があります.これは小楯板剛毛が4対より多いので区別できます.

Re: 今日はコシアキ系 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/05/21(Wed) 23:16:43 No.4541  引用 
アノニモミイア様
 詳しい解説をありがとうございます。

 多数いたのですが、近所では無いので、残念ながら今年は観察ができそうにありません。

 ただ、Dipteraの生態には興味がありますので、これからは 今まで以上に気をつけて観察したいと思います。

 引き続き宜しくお願い申し上げます。

Re: 今日はコシアキ系 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/05/22(Thu) 13:44:28 No.4542  引用 
今年は再訪できないとのこと残念です.

差し支えなければなるべく詳しい観察場所と日時を教えてください.重要なデータになりますので.

これは何ですか 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 00:17:17 No.4529  引用 
ブナやホオノキのようになめらかな樹皮上で、走り回ってちいさな虫を捕食しており、交尾も見られました。体長は♂は4ミリくらいです。2008年5月17日青森県下北半島の山にたくさんおりました。お教え下さい。捕食されている虫も見当がつきますでしょうか。

Re: これは何ですか 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 00:18:20 No.4530  引用 
雄です

Re: これは何ですか 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 00:19:14 No.4531  引用 
雌です

Re: これは何ですか 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 00:21:24 No.4532  引用 
翅などです

Re: これは何ですか 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/05/18(Sun) 09:08:42 No.4534  引用 
これはオドリバエ科のTachypeza fennica Tuomikoskiクロテンカマアシハシリバエです(研究者によっては別科Hybotidaeセダカオドリバエ科を建て,これに分類します).北隆館新訂原色昆虫大図鑑第三巻,p.407に解説があります.餌は写真だけでは良く分かりませんが,複眼が大型であるらしいこと,腹端の形状,大きさから勝手に判断しますとSciaridaeクロキノコバエ科の1種の雌ではないでしょうか.

Tachypeza属はT. heeri Zetterstedtを含めて日本に数種分布しています.これらの種はいずれもブナなど樹皮表面が平滑な立木や樹皮がはがれた立木,山中の山小屋などの木の壁,ベンチなど上に生息し,そこに飛来,あるいは歩行する小昆虫を餌にしています.求愛給餌行動や群飛は行ないません.走行速度が非常に速いために追っても走り回って逃げ,いよいよの段階で始めて飛びます.翅の臀葉の発達が悪いために飛翔速度は遅く,ゆっくり飛びます.

幼虫はヨーロッパでは朽木や木のうろから採集されています.日本でも朽木などの倒木が堆積した部分では,羽化直後の体が着色していない個体がしばしば採集されますので,一部の種は少なくとも,このような環境に生活し,そこで恐らく小昆虫の幼虫などを摂食していると思われます.いずれも年一化です.

下北半島にたくさん生息しているようでしたら,一部採集しておいていただければ幸いです.

Re: これは何ですか 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 22:08:32 No.4537  引用 
アノニモミイア様、ありがとうございます。現場で見たときは捕らえた獲物を前足で抱えているように見えたので、ややカマバエ的な足と思ったのですが、実体顕微鏡でみれば膨らんでいて少しだけ鎌っぽいなと感じていました。和名そのものに納得しました。獲物を吸汁しているときの映像を見てみますと大半は前肢を全く使っていない状態でしたが、左の前肢だけを鎌のように使って抱え込んでいるのが1シーン写っていました。獲物を刺しているときに、幹ごと加減しながら平手打ちしてとりあげた獲物には極小のハチの一種もおりました。標本は近日中にお送りします。

Re: これは何ですか 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 23:35:58 No.4539  引用 
追伸です。両前肢で獲物をかかえているところが写っていましたので追加します。ここにその動画をのせておきました。http://snowmelt.exblog.jp/7964104/

飛翔するオドリバエ 投稿者: 投稿日:2008/05/17(Sat) 22:01:45 No.4524  引用 
福岡市近辺の渓流に行きましたら、よくみる身体が銀白色の小さな(体長3mm前後?)オドリバエがスウォームをしていました。ずいぶんとトリミングをして、みっともない画像ですが、飛翔姿勢の参考になるかもと、投稿です。

Re: 飛翔するオドリバエ 投稿者: 投稿日:2008/05/17(Sat) 22:03:47 No.4525  引用 
同じ種です。やっぱりこれくらい小さいと、慣れてないので写すのが大変です。

Re: 飛翔するオドリバエ 投稿者: 投稿日:2008/05/17(Sat) 22:09:13 No.4526  引用 
交尾飛翔中のもいました。

ひどい画像でごめんなさい。


Re: 飛翔するオドリバエ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/05/17(Sat) 23:49:46 No.4528  引用 
素晴らしい一連の写真ですね.雌の腹部が銀色であること,前腿節が紡錘形に肥大すること,雌がホバリング飛翔をしているらしいこと,福岡市近郊でこの時期であること,の4点から,写真の種は間違いなくHilara (Ochtherohilara) mantis Freyです.これまで本種の配偶行動については観察していますが,雌の群飛,交尾写真を見たことはありません.

本種は雄が渓流の水面で主に小形ないし中型のユスリカを求愛餌にして,渓流またはその縁に張り出した樹の枝の直下の群飛空間に運びます.そこには雌が写真のようにホバリング飛翔(ほぼ空間の一点を維持するような飛翔)を続け,個体間の間隔は数センチ以内のことがしばしばです.雄がここに求愛餌をもって雌の下から追飛して交尾し,交尾したペアは群飛から離れてその下やさらに林道上空など50cmから数mの空間で飛翔しながら交尾を続けます.

本種に酷似したやはりOchtherohilara亜属の別種で,雄がコシアキ型,雌の腹部が黒い種があります.これは本州中部での観察では,mantisの雄を専ら渓流水面で狩り,求愛餌にするようですが,群飛や交尾行動は観察されていません.この種は九州でも山地に少数生息していますが,密度は本州中部ほどではありません.

Ochtherohila亜属はアジアー北米隔離分布の群で,日本列島には30種以上生息していますが,その生態はほとんど観察されていません.亜属の特徴は前腿節が肥大し,腹面に小刺を生じ,前脛節の腿・脛関節部の脛節基部が膝状に屈曲すること,しばしば前脛節腹面にナイフ状隆起が生じること,などです.

Re: 飛翔するオドリバエ 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 01:44:22 No.4533  引用 
Hilara (Ochtherohilara) mantis Freyだとのこと。どうもありがとうございます。まさに記述のとおりの群飛でした。
瑞梅寺の上の水無鍾乳洞前の渓流のよどみでムカシトンボの写真を狙っているときに気付きました。よどみに張り出した木の枝陰で吊り下げられたような群飛をしていました。これらは♀の集団なんですか。勉強になりました。
また、別の群れが反対側の木陰でも群れ飛んでおり、その群れの下側の外れぐらいの位置で交尾個体が同様にホバリングしていました。写真を見ると♀も一緒に羽ばたいているようですね。しばらくは集団とつかず離れずで飛んでいましたが、そのうち、いなくなっていました。
静かにしているとよどみにはヤマメの小さいのが時折姿を見せました。

Re: 飛翔するオドリバエ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/05/18(Sun) 09:19:24 No.4535  引用 
和名を書き忘れました.ギンパラカマミナモオドリバエ(銀腹鎌水面舞蝿--舞は松村松年先生の使用)です.長い和名になりますが,種数が多い属や亜属の和名命名は難儀なことです.鎌脚とした方が語呂がいいのですが,ますます長くなります.

交尾中の飛翔は時には雌がほとんど翅を動かさない種(個体または状況)もあります.今回の写真でも雌の翅のぶれは雄に比べて小さく,また翅の振幅も小さいために雄の翅のように前下方への動きが見られません.恐らく翅を開いて,わずかに動かしているだけかと思います.

なお,求愛給餌型のオドリバエの群飛の性比は「需要供給」の関係で決まるようです.雄の群飛への訪問が少ないと雌がほとんどの群飛集団になります.一方雄が頻繁に求愛餌を持って群飛に飛来し,雌が少ないと,求愛餌を持った雄だけの群飛になります.両性の群飛参加が著しく多いと,両性混合の群飛になります.この状況は地域の個体群密度,時間,餌の供給度などによって同一種でも変化します.

Re: 飛翔するオドリバエ 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 21:44:27 No.4536  引用 
群飛も面白いですね。こちらは、あ、飛んでるぐらいの意識しかありませんでした。次からは、よく観察してみましょう。

改定図鑑でヤリバエ調べてみまし... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/05/15(Thu) 22:11:26 No.4519  引用 
こんちは。

 改訂版の図鑑で検索して見ました。
 5月10日に千葉県の雑木林で採ったヤリバエは、ウスグロヤリバエと思われました。
 あたっているかどうか、ちょっと不安です。

 昨年、秋にも同種を採りましたので、2化性の可能性があるかとも思いましたが、春の数と差が大きすぎるので、もしかしたら偶然に出たのかもしれません。

 ではまた。


Re: 改定図鑑でヤリバエ調べてみ... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/05/16(Fri) 06:45:40 No.4521  引用 
同定されたとおりです.酷似種は尾角葉がこの2/3位です.しかし,雌では私には区別できません.

これら両種とクモスケヤリバエ,ヤチヤリバエなどはどうやら多化性のようで,少なくとも2化はするようです.これらの種では春の第1化では体色が暗色で,夏から秋にかけての第2化ではかなり明るくなります.ツマグロヤリバエとハコネヤリバエはどうやら夏1化のようですが,後種は第2化が出る可能性があります.このような季節型は蝶類などでは一般的ですが,双翅類ではあまり知られていないのではと思います.

第2化の個体数は確かに第1化より少ない傾向があります.

Re: 改定図鑑でヤリバエ調べてみ... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/05/16(Fri) 21:46:02 No.4522  引用 
アノニモミイア様

 いつもご教示ありがとうございます。

 ウスグロで当っていて嬉しいです。
 この他には、クモスケだけしか採ったことがありません。

 2化でよかったのですね。
 しかし、春以外には、ほとんど採ったことがありません。

 またご教示お願い致します。

ハナブトハナアブの一種について... 投稿者:ゆーちゃん 投稿日:2008/05/06(Tue) 22:09:29 No.4509  引用 
今日、久しぶりに山に出かけ、ハナアブやら雑虫やらを少々採集してきたのですが、シラオビシデムシモドキの集まるような発酵しオレンジ色になった樹液?の周りに、以前このBBSで話題になった種と同じやや大型のハナブトハナアブが集まっており、3♂2♀を採集する事ができました。

発酵し、えげつない臭いを発する物体には多くのハネカクシやらケシキスイが汁の中を泳いでおり、現地でより分けていると見落としがあるので一緒にタッパーに詰め込んで帰ってきました。

残念ながらタッパーに詰めた物は酸欠で中の虫が全部死んでいたのですが、よく見ると3mmぐらいの尾長ウジ形の幼虫も表面に浮いており、もしかするとハナブトハナアブの幼虫なのか?と考えていたら、一匹だけ生かして持ち帰ったメスが多数の卵を産んでいることに気づき、なんとかして飼育してみたいと思った次第です。

ハナブトハナアブの幼虫はこのような発酵した樹液?菌類?の中で育つのでしょうか?

どうか宜しくお願いします

Re: ハナブトハナアブの一種につ... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/05/07(Wed) 07:24:13 No.4510 ホームページ  引用 
ゆーちゃん,こんにちは.

外国の文献によると,ハナブトハナアブは樹液食のハナアブです.
フタモンハナアブ属やケコヒラタアブ属も樹液(Sap runs)で幼虫が得られるようです.

Re: ハナブトハナアブの一種につ... 投稿者:ゆーちゃん 投稿日:2008/05/09(Fri) 20:15:42 No.4514  引用 
有難うございます。

今日ケースを見たら小さなウジが沢山わいていました。

とりあえず持ち帰った樹液を冷凍した物と昆虫ゼリーと二つに分けて飼育してみたいと思います

Re: ハナブトハナアブの一種につ... 投稿者:ゆーちゃん 投稿日:2008/05/15(Thu) 22:37:26 No.4520  引用 
現在冷凍した樹液を使い飼育しています

結局ゼリーを買おうと思ったのですが、とりあえず買いに行くまで樹液で・・・と思い入れた発酵樹液が上手くいってるみたいなのでゼリーは買いませんでした

幼虫は尾長ウジ形の幼虫にミズアブの呼吸管を付けた様な独特な格好をしています。

呼吸管はほとんど伸ばせないらしく水を入れすぎると溺れて死ぬみたいです…

とりあえず少し成長して2mmほどの大きさになったので報告まで☆

ヒロオビホシ!!!! 投稿者:pakenya 投稿日:2008/05/14(Wed) 14:41:08 No.4515  引用 
こんにちは

先週、2年ぶりに山形の調査があり、春のハナアブを色々採集してまいりました。ツノヒゲハナアブ、キムラコブコシボソハナアブなどの珍品も採れました。

フタホシかな?って思って採集していたこのEupeodes、見たら顔に筋模様が無く、口の周りがちょっと黒ずんでいますし、第一腹部の模様が違います。もしや!と思って「はなあぶ」を見直すと、20号に載っているヒロオビホシヒラタアブ E. latifasciatusにドンピシャです。腹部第2節の斑紋がより拡大して左右接していますが、その他の記載内容は全く一致します。

これって、国内2例目の記録になるんではないでしょうか。
はなあぶ26号投稿ネタですね。


Re: ヒロオビホシ!!!! 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/05/14(Wed) 20:16:19 No.4516 ホームページ  引用 
pakenya様.

確かに,ヒロオビに近い斑紋ですね.

ところで,翅片(alula)の微毛の状態と,腹部第3-4腹板の黒色斑の大きさはどうなっていますか?

腹部斑紋の変異が大きいため,同定が難しいグループですので,斑紋以外の識別点をしっかり確認してください.

P.S. ヒロオビは,岩手県と北海道で数個体採れています.

Re: ヒロオビホシ!!!! 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/05/14(Wed) 20:28:04 No.4517 ホームページ  引用 
写真を良く見たら,♀ですね.

そうすると,alulaと額の微毛の確認が必要です.

Re: ヒロオビホシ!!!! 投稿者:pakenya 投稿日:2008/05/15(Thu) 09:26:07 No.4518  引用 
市毛様、いつもお世話になります。

この個体の特徴ですが、翅のalulaは全面黒色微毛に覆われています。翅はほぼ全体同様の微毛に覆われますが、brやbmの前縁には細く無毛域があります。

第2腹板は無班、第3腹板は横長の黒斑が中央にあり、第4腹板には三角形の小さめの班が中央にあります。

額は添付画像のとおりで、前半は黄色く後半は黒く、ともに微粉を欠いています。前半の中央から前側は無毛ですが、ほかは黒色細毛に覆われています。

以上のように、はなあぶ20号に記載された岩手産の個体の特徴と、斑紋以外は一致しています。斑紋にはずいぶん個体差があるようですから、変異の範疇と考えています。

是非、オスも採集したいです。

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59] [60] [61] [62] [63] [64] [65] [66] [67] [68] [69] [70] [71] [72] [73] [74] [75] [76] [77] [78] [79] [80] [81] [82] [83] [84] [85] [86] [87] [88] [89] [90] [91] [92] [93] [94] [95] [96] [97] [98] [99] [100] [101] [102] [103] [104] [105] [106] [107] [108] [109] [110] [111] [112] [113] [114] [115] [116] [117] [118] [119] [120] [121] [122] [123] [124] [125] [126] [127] [128] [129] [130] [131] [132] [133] [134] [135] [136] [137] [138] [139] [140] [141] [142] [143] [144] [145] [146] [147] [148] [149] [150] [151] [152] [153] [154] [155] [156] [157] [158] [159] [160] [161] [162] [163] [164] [165] [166] [167] [168] [169] [170] [171] [172] [173] [174] [175] [176] [177] [178] [179] [180] [181] [182] [183] [184] [185] [186] [187] [188] [189] [190] [191] [192] [193] [194] [195] [196] [197] [198] [199] [200] [201] [202] [203] [204] [205] [206] [207] [208] [209] [210] [211] [212] [213] [214] [215]

処理 記事No 暗証キー

- Joyful Note -
- Antispam Version -