小金井虫 様.
腹部に多数の剛毛が見られますので,ヤドリバエ科と思われます.
画像の種はカイコノウジバエ属(Blepharipa)だと思います。私も近所の河川敷でこの種をよく観察しますが、ヤブカラシの葉に産卵するのを見ることが多いです。
茨城@市毛様
ありがとうございます。 ヤドリバエ科でしたか。 …見極めるのはなかなか難しいものですね…。
小須田貴延様
ありがとうございます。 属レベルまで判明し、よかったです。 ヤブガラシに産卵するとすると、スズメガ類もよく寄生されるのでしょうね。 |
![]() 昨日ハマダラミバエと思しきハエを捕獲しました。 Manual of Nearctic Diptera vol.2で検索するとEnsina属となったのですが、自信が持てません。 ご教授いただければ幸いです。 場所:大阪府北部、川沿いの公園、日陰の樹の幹 体長:約6mm
UG 様.
写真のミバエは,ムラクモハマダラミバエStaurella nigrescens です. Korneyev(2004)の極東ロシアのミバエ科では,属の検索でcouplet 111まであるので,新北区の約2倍以上の属が日本周辺に分布しているようです (残念ながら,旧北区の双翅目マニュアルにはミバエ科がありません) http://macroclub.ru/macroid/downloads.php?catid=10&lang=1
市毛様
早速のご回答ありがとうございます! ミバエに関しては教えていただいた論文で見るのがいいんですね。精進いたしますっ
UG 様.
日本のミバエ科の総説は, 伊藤修四郎氏のDie Japanischen Bohrfliegenですが,自費出版であったため現在では入手出来ません. 入手可能なもので,図や写真が多く解りやすいのは, 市田忠夫 (1994) 青森県のミバエ科.Celastrina, 29: 45-68. です.
市毛 様
極東ロシアの文献はロシア語がダウンロードできるのですね.ありがとうございます. PDF に変換すると文字データが取り出せなくなるようなので,djvu のままにしたいと思います. |
ワシントンのスミソニアン博物館に来ています。
以前、No.4159に書き込んだ内容にちょっとした間違いが判明したので、訂正しておきます。4159の書き込みは九大に保存されているAlexander博士の同定標本をもとにしたものですが、種が記載された年と標本が同定された年とのからみで、果たして正しいものかなと、一抹の不安があったのですが、やはり同定ミスがあったようです。こちらで日本産4種全てのホロタイプを見ることができましたので、その写真と一緒にご報告。 ![]() ![]() 関東などにも多い、体の大きなやつです。褐色の模様が縁取られるのは前種と同じですが、脈の分岐や横脈の前後に小さな透明な部分(褐色の模様に穴があいている)があるので簡単に区別できるものです。 ![]()
翅の模様には個体差も大きいので、その点、ご注意ください。
また、この属の種小名を記載時と異なり、subfascipenne, subinsigneとすることがありますが、この属のジェンダーについては文献を調べきれていないので、ここでは棚上げしておきます。(もちろん、目録出版までには片付けます)
やはりタイプを見ないと分からないことが多々ありますね.ワシントンでのAlexander博士の標本の検討ご苦労様です.本属はかなりきれいなガガンボである上に,ニセヒメガガンボとの翅斑の類似からつい注目してしまいます.半分渓流に浸かった朽木から多数羽化させたことがあります.
E. evanescensのように翅に蛇の目模様があるのは,何度か採集したことがありますね.それが日本なのか中国など外国なのかは定かでありません,
このスレッドのまとめとなる,Epiphragma属についての総説が最近出たようです.
Kato, D., Nakamura, T. & T. Tachi, 2020. Taxonomic study of the genus Epiphragma of Japan (Diptera: Limoniidae). Acta Entomologica Musei Nationalis Pragae, 60(2): 449-461. https://www.biotaxa.org/AEMNP/article/view/63726/62661 |
芋虫のつぶやき 様.
アメイロオオフンバエ Norellisoma agrionと思われます.
市毛 様
早速の同定、ありがとうございました。 アメイロオオフンバエ、了解であります。 今後ともよろしくお願いいたします。 |
>take さま
M1、M2とMの柄部の比率から、お考えの通りだと思います。その他にも、下の写真ではMの基部とr-m、R4+5がほぼ一直線になっているという点もクロバネキノコバエであることを支持しています。あと、クロバネキノコバエでは一部の種を除いて左右の複眼が一部相接する構造(複眼橋)が見られますので、少しわかりにくいかもしれませんが確認してみてください。
inaensis様
早速ご教授いただきありがとうございます。 双眼実体顕微鏡の性能があまりよくないのですが、複眼橋を確認してみたいと思います。ありがとうございました。 また、色々教えていただけると幸いです。 |
>茨城@市毛 さま
大変お世話になっております。 双翅学会への入会を考えているのですが、入会方法がわかりません。会の連絡先や入会方法等についてご存知でしたら、恐れ入りますがご教示頂けますか。よろしくお願いいたします。
inaensis様.
双翅学会総務担当の中村剛之氏(craneflyheaven [at] ybb.ne.jp)に連絡して下さい.
>茨城@市毛 さま
ご連絡先お教えいただきありがとうございます。早速連絡してみたいと思います。 |
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