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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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ガガンボの一種 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/09/20(Sun) 20:26:02 No.5981  引用 
皆さん こんにちは。

 今日、大変 特徴的なガガンボが採れました。
 東京都の海に近い公園で 飛翔中ところを採集したものです。

 ベッコウガガンボに似ていますが、色彩などが異なっています。
 ホリカワクシヒゲガガンボのメスではないかと思いましたが、近似種情報もなく ハッキリとはわかりませんでした。

 画像で わかりますでしょうか?


便乗させてください。 投稿者:Acleris 投稿日:2009/09/21(Mon) 09:21:42 No.5983 ホームページ  引用 
バグリッチさん、コンニチワ。
いつもお世話になります。
神戸でも、同種と思われるガガンボを毎年見かけます。
だいたい8月下旬から9月中旬頃に出現しているようです。
昨年採集した♂を貼っておきます。
便乗で申し訳ありませんがよろしくお願いします。
まず全形。


Re: 便乗させてください。 投稿者:Acleris 投稿日:2009/09/21(Mon) 09:23:54 No.5984 ホームページ  引用 
♂腹端部の拡大。
なんだか複雑なので、ヨクわからない写真ですが、
判るようでしたら、ご教授願います。


Re: 便乗させてください。 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/09/21(Mon) 11:48:49 No.5985 ホームページ  引用 
 バグリッチ様、Acleris様:

 今年の8月30日に庭でバラバラになった死骸を見付けたのですが、この辺り(東京都世田谷区西部)では見たことのない鮮やかな模様のガガンボなので、確保して置いたものです。翅の模様に関しては極めて類似しております。かなり酷く破損しておりますが、御参考まで。


Re: 便乗させてください。 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/09/21(Mon) 22:15:51 No.5987  引用 
昆虫ブログ「むし探検広場」で2008年9月26日に杉山はるかさんという方から,「色はハチのようで,形が蚊のようなトンボのような・・・」と言う投稿があり,これにDipterophilusのハンドルネームで私が答えてあるのを転記します。同掲示板でホリカワクシヒゲガガンボで検索すれば出てきます。

「このガガンボはベッコウガガンボに近縁のホリカワクシヒゲガガンボCtenophora (Pselliophora) bifascipennis (Brunetti, 1911)です.
幼虫は腐葉土中などに生息しており,暖地に多い種で,市街地などにも時々現われます.この仲間はみな櫛歯状の触角に特徴があります(ついでですが,本サイトではしばしば触角antennaが触覚tactile senseと誤入力されていることが多いようです.要注意です).写真は雄で,雌では腹の先が細く尖った産卵器に変化していて,これを使って腐葉土中に産卵します.幼虫は腐葉土を食べて生長します.クシヒゲガガンボ類の多くは朽木に穿孔して,これを食べます.」

ということでして,今回の写真のガガンボも本種です。メスを採集すれば飼育は簡単で,腐葉土を十分に湿らせたのを厚くいれた容器にメスを放せば盛んに産卵し,幼虫は腐葉土を摂食して成長します。幼虫はかなり大型なので,多数を飼育する場合は頻繁に腐葉土を入れてやる必要があります。桜などの葉を乾燥させたものを細かく砕いて腐葉土にまぶしてもいいでしょう。羽化は蛹が地上に上半身を出して脱皮します。
なかなか美しいガガンボですので,メスを採集したら飼育を試みられたらと思います。

本種の飼育記録は,

川瀬勝枝・三枝豊平,1984.ホリカワクシヒゲガガンボの飼育記録。まくなぎ,(12):31-34.

にあります。

Re: 便乗させてください。 投稿者:Acleris 投稿日:2009/09/22(Tue) 01:10:58 No.5988 ホームページ  引用 
三枝先生、お答えありがとうございます。
みんなで作る双翅目図鑑のリストを見ると、
クシヒゲガガンボ属Ctenophoraは、和名未定種含めて27種もあったので、素人同定はあきらめておりました。

本種は腐葉土で生育するんですね。
近縁のベッコウガガンボは、コナラの立ち枯れ木から得た成熟幼虫から羽化したのを見たことがあります。

また何かありましたら、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

Re: 便乗させてください。 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/09/22(Tue) 17:44:27 No.5990 ホームページ  引用 
三枝先生、バグリッチ様、Acleris様.

 バグリッチ、Acleris両氏が御存知ないとのことなので珍しい種類かと思いましたが、検索してみるとかなり出て来るのでそうでも無い様です。一度、チャンと生きている個体を見てみたいものです。

Re: 便乗させてください。 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/09/22(Tue) 19:55:55 No.5991  引用 
三枝豊平先生、ご教示ありがとうございます。

 ホリカワクシヒゲと確認できてありがたく存じます。
 クシヒゲガガンボ類の全体を網羅した文献を持っていないので。当たっているか否か 心配でした。

 引き続きよろしくお願い申し上げます。

ミバエ? 投稿者:tosaka 投稿日:2009/09/19(Sat) 23:29:10 No.5978  引用 
2009/09/19東京都八王子市、雑木林の林縁で撮影しました。体長約5.5mm程の大きさでした。名前がわかるようでしたらご教示いただけないでしょうか。

Re: ミバエ? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/09/20(Sun) 20:10:57 No.5980  引用 
こんちは。

 上からの画像だけでよくわかりませんが、ツヤホソバエ科の一種ではないかと思います。
 そうであれば、オスの前足の形状を精査すれば おおまかには何者かわかる可能性があります。

 ご参考になれば幸いです。

これは何でしょうか。お教えくだ... 投稿者: 投稿日:2009/09/09(Wed) 22:39:27 No.5947  引用 
2009年9月9日青森県下北郡東通村で撮りました。
クモの糸にぶらさがっていました。糸の右の方にはタマバエらしいのが同じように二匹ぶら下がっておりました。
何ガガンボでしょうか。お教えください。


Re: これは何でしょうか。お教え... 投稿者: 投稿日:2009/09/19(Sat) 21:40:08 No.5975 ホームページ  引用 
ちょっと遅い返事ですが。
これはヒメガガンボ科ヒメガガンボ亜科(Limoniidae,Limoniinae)に分類される
Thrypticomyia属の一種です。写真では断言はできませんが、本州でよく見られるT. unisetosa Alexander かな?
という印象です。

Re: これは何でしょうか。お教え... 投稿者: 投稿日:2009/09/19(Sat) 23:11:29 No.5977  引用 
達磨さま、ありがとうございます。
図鑑でしらべましたら、T. unisetosa Alexander の和名はツマジロヒメガガンボですね。また、どうぞよろしくお願いします。

Chrysotus sp. ? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/09/14(Mon) 09:16:41 No.5962 ホームページ  引用 
 今年8月14日に我が家(東京都世田谷区西部)で撮ったアシナガバエです。体長約2.3mm、翅長約1.9mm。
 北隆館の圖鑑を見ると、Chrysotusの特徴とほぼ一致する様に思えますが(小さ過ぎて良く分からない所があります)、何分にも検索表を辿ったのではないので、類似の別属の可能性もあります。Chrysotusで合っているでしょうか。
 宜敷御教示下さる様御願い申し上げます。

 ピクセル等倍なので画質が良くありません。


Re: Chrysotus sp. ? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/09/14(Mon) 09:18:12 No.5963 ホームページ  引用 
 斜め前から。

Re: Chrysotus sp. ? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/09/14(Mon) 09:23:43 No.5964 ホームページ  引用 
 真横から。

Re: Chrysotus sp. ? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/09/14(Mon) 16:43:49 No.5966  引用 
Chrysotus属の1種だと思います。

本属は日本列島には少なくとも10種以上生息していて,きわめて普通のアシナガバエの属です。種の簡単なソーティングの目安は脚の色彩です。全体に黒色の種から,全体的に黄色の種まで,いろいろの黒・黄の組合せがあります。交尾器は外部に張り出していないし,また特徴も軽微です。日本産の種はほとんど研究されていません。庭の片隅でも2,3種生息していることがあります。

Re: Chrysotus sp. ? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/09/14(Mon) 18:24:36 No.5967 ホームページ  引用 
三枝豊平先生.

 早速の御回答有難う御座います。

 今、気が付いたのですが、大変な誤りをしでかして居りました。2種と思われるChrysotusの写真を誤って混ぜて載せてしまったのです(掲載用に写真を調整したときに7月に撮った写真が1枚入ってしまいました)。最初の写真は別種でしたので、交換しておきました。大変失礼致しました。お詫び申し上げます。

 これでもChrysotusで宜しいでしょうか。

Re: Chrysotus sp. ? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/09/15(Tue) 09:33:13 No.5969 ホームページ  引用 
 中途半端になりましたので、もう一方のChrysotusと思われる方も載せておきます。

Re: Chrysotus sp. ? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/09/15(Tue) 09:34:11 No.5970 ホームページ  引用 
 斜め横から。

Re: Chrysotus sp. ? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/09/15(Tue) 09:35:50 No.5971 ホームページ  引用 
 略正面から。

 何れも東京都世田谷区西部で09/07/21に撮影。


Re: Chrysotus sp. ? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/09/15(Tue) 20:49:21 No.5972  引用 
これもChrysotusです。

Re: Chrysotus sp. ? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/09/16(Wed) 08:20:51 No.5973 ホームページ  引用 
三枝豊平先生.

 御回答有難う御座います。

 何方もChrysotusとのことでホッと致しております。どうも最近は注意が散漫になっている様なので気をつけます。

 今後とも宜敷御指導下さる様御願い申し上げます。

Empis(PLanempis)と思いますが・... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/09/12(Sat) 21:08:41 No.5955  引用 
こんにちは。

 8月末に埼玉の山地で採ったEmpisです。

 Empis(Planempis) fovea ではないかと考えましたが、いかがでしょうか?的外れでないといいのですが・・・。

 近似種がいるのでしたら 併せて ご教示いただきますよう お願い申し上げます。


Re: Empis(PLanempis)と思います... 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/09/13(Sun) 07:08:37 No.5958  引用 
写真の個体はPlanempis holocleroides-seminitida群に属する種ですが,本群の日本列島内での種分化は著しく多様で,私もまだ全容を把握していません。

写真の個体はE. foveaではないことは確実です。E. foveaでは尾角突起の上突起の下への伸長部が側面から見ると外側の輪郭は一様ですが,内側の輪郭が中ほどで強くくびれています。

写真の個体のように,この輪郭が内側もほぼ一様になっているのはE. seminitidaやE. echigoensisです。写真の個体は♂交尾器の側面観はE. echigoensisに類似していますが,この種では中室が長く,M1脈とほぼ等長です。E. seminitidaに中室長では最も良く類似していますが,♂交尾器の尾角突起の上突起の下方伸長部が本種では中ほどからやや細くなっています。E. seminitidaは北アルプスの山地ないし亜高山帯で8月に発生します。

写真のような個体はまだ見たことがありませんので,結論的なことは言えませんが,E. seminitidaの亜種的なものか,これにきわめて近い別種であろうと思います。

関係する3種の♂交尾器の側面の写真を示しておきます。左からfovea,seminitida,echigoensisです。ピントの甘い写真ですが参考にしてください。


Re: Empis(PLanempis)と思います... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/09/13(Sun) 17:52:30 No.5960  引用 
三枝先生、ご教示に御礼申し上げます。

 Description of Some New Species of The Subgenus Planempis from Japan(1964)で再確認いたしました。

 検索を見直しますと 確かに本個体は E. seminitidaに行き当たりました。
 勉強不足による間違いに対して、詳細をご解説いただきありがとうございます。
 また添付いただいた画像は大変ありがたいものです。

 引き続きよろしくお願い申し上げます。

Syndyas nigripes? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/09/10(Thu) 08:33:50 No.5949 ホームページ  引用 
 今年の8月12日に我が家(東京都世田谷区西部)で撮影したオドリバエです。体長3mm強、翅長2.5mm。以前、No.5724からのスレッドで三枝先生にSyndyas nigripesと同定して頂いたものと酷似しております。
 しかし、No.5724からのスレッドに掲載したオドリバエは一昨年の6月下旬に撮影したもので、発生の時期が異なります。北隆館の圖鑑にある解説などから、セダカバエの類は年1化と言う印象を持っておりますが、下の可能性の何れでしょうか。
 1. 写真のオドリバエはS.nigripesではない。
 2. 発生時期が年によりかなり変動する。
 3. 年に複数回発生する。
 宜しく御教示下さるよう御願い申し上げます。


 ネットで採集しコールド・スプレーで麻痺させましたが、麻痺が不充分で、周りに集ってきたヒトスジシマカに気を取られている間に逃げられてしまいました。他に、正面からの写真がありますが、翅脈の見える写真はありません。


Re: Syndyas nigripes? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/09/13(Sun) 05:59:13 No.5957  引用 
写真の個体はやはりSyndyas nigripesだと思います。

オドリバエ科では,Empis,Rhamphomyia,Hilara,Proclinopyga, Rhyacodromia,Chillcottomyiaなどの種の発生期は年1回でかなり短い(通常1ヵ所では1カ月内外)ですが,Hybosの一部の種や本種などでは年一化と思われますが,かなり成虫の発生している期間は長くなります。私も数日前九州南部で本種を採集しています。

Trichoclinocera,Roederiodesのような一部の渓流性の種では春から晩夏まで連続的に成虫が見られますが,これらの種では1個体の幼生期が短くて多化性になっているのか,幼生期は長く,個体としては1年を要しても,ひとつの時期に様々な生長段階の個体があって,結果的には温暖期にばらばらと成虫が見られるのか,ははっきりしていません。

Re: Syndyas nigripes? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/09/13(Sun) 10:21:34 No.5959 ホームページ  引用 
三枝豊平先生.

 御回答有難う御座います。

 発生期間が長いとのお話、了解致しました。ただ、一昨年の6月下旬、今年の8月中旬、共に複数頭がその時期のみに発生している様ですので、極めて狭い範囲では、発生時期がその年(とその前年)の天候等の条件で変動するのではないかと言う気も致します。

 今回は万が一?のことを考えて、写真とは別個体と思われる1頭を確保して置いたのですが、不要になった様です。

 御指導有難う御座いました。

捕食するアブ 投稿者:しぐま 投稿日:2009/09/09(Wed) 20:35:49 No.5945  引用 
小さな蜂を捕らえて吸汁しているアブ?を撮りました。
8月中旬 里山@山形県川西町
黄緑の平均棍が目立ちました。
手元の図鑑を眺めてもさっぱり分かりませんでした。
「○○の仲間」で結構ですので、ご教示頂けると助かります。


Re: 捕食するアブ 投稿者:しぐま 投稿日:2009/09/09(Wed) 20:37:02 No.5946  引用 
別アングル。
よろしくお願いします。


Re: 捕食するアブ 投稿者:ハエ男 投稿日:2009/09/10(Thu) 00:09:05 No.5948  引用 
ムシヒキアブ科イシアブ亜科のChoerades属の一種ではないかと思うのですが、種の識別ポイントが写っていないので、この画像からはそこまでしか同定できないと思います。

ムシヒキアブ科の場合、背面、翅脈、頭部側面(特に口器が確認できること&後頭部の毛の状況が確認できること)、頭部背面、♂交尾器の背面&側面がわかることが詳しい同定には必要です。

Re: 捕食するアブ 投稿者:pakenya 投稿日:2009/09/10(Thu) 10:29:31 No.5950  引用 
イシアブ亜科であることは間違いないですが、口吻が長く見えることと、よく見えないですが口吻の先端が上方に反っているようにも見える(獲物のヒメバチの腹部腹面第2節と第3節の間に刺していると思われるので)ことから、Mactea matsumurai カタナクチイシアブの可能性もあると思います。

口器が側面からばっちり見える画像があれば確認できると思います。

Re: 捕食するアブ 投稿者:ハエ男 投稿日:2009/09/10(Thu) 11:29:10 No.5951  引用 
すみません。私がうっかりしてました。私も雰囲気的にはカタナクチイシアブをうたがっていたのですが、属の学名を打ち間違えました。pakenyaさんの意見に同感です。

ただし、この画像のみではやはり種名の断定は出来ませんので、イシアブ亜科の一種とするのが良いと思います。

Re: 捕食するアブ 投稿者:しぐま 投稿日:2009/09/10(Thu) 21:42:03 No.5952  引用 
ハエ男様、pakenya様
とても親切なご指導ありがとうございました。
たとえ大雑把な分類でも名前が付くと嬉しいです。
残念ながら、なんとか上手く撮れた写真はこの二枚だけです。
肝心の口吻は獲物の腹部に隠れてしまったのですね。
撮影後は同定のため採集したかったのですけど、この日は網を持ってなくて無理でした。
今後の指針となるポイント(目の付け所)も教えて頂きまして感謝感謝。
http://www3.kcn.ne.jp/~tgw/web_page/laphriinae-pict.htm
獲物の正体がヒメバチと分かったのも嬉しい収穫です。

おしえてください 投稿者:さっぱり 投稿日:2009/09/07(Mon) 19:00:27 No.5932  引用 
昆虫を見はじめたばかりの素人で、ハエかアブかもわかりません。
頭のてっぺんからおしりの先まで4mmくらいです。うすいホルマリンに入れてあったので色は少し抜けてると思います。保存が悪くて少しかびてしまっています。
同時にサナギがたくさんとれたのですが、同じいきものでしょうか。九州の田んぼで5月にとりました。
よろしくお願いいたします。


Re: おしえてください 投稿者:さっぱり 投稿日:2009/09/07(Mon) 19:01:53 No.5933  引用 
サナギの写真です。

Re: おしえてください 投稿者:ハエ男 投稿日:2009/09/07(Mon) 21:28:13 No.5935  引用 
翅脈をみるとミギワバエ科のハエであることがわかります。

日本産のミギワバエ科のサナギについての情報はほとんど無いので、このサナギが同じ種のものなのかどうかは判別できません。(現状では飼育して羽化させて確認するより他に方法がないと思います。)

もちろん今回の場合はすでに処理されてしまっているので無理ですが、次回からは標本用にキープするサナギと飼育して成虫を確認するためのサナギを確保されると良いと思います。

Re: おしえてください 投稿者:さっぱり 投稿日:2009/09/08(Tue) 08:54:21 No.5939  引用 
ハエ男さま

早速のご回答をどうもありがとうございます。
すごい、あっさり解決してしまいました。
なるほど、このサイト上にあるミギワバエのサイト(ハエ男さまがお作りになったページかと思いますが)にある写真の翅と全く同じです。顔も変ですし。
今度サナギを見つけたらぜひ羽化させてみます。

水の中の昆虫、特に双翅目の幼虫やサナギは、それこそサッパリわからないものばかりで、頭をかかえています。
このサイトは天の助けです。どうぞよろしくお願い致します。
(さっそくまた質問してしまいます…)

Re: おしえてください 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/09/08(Tue) 20:46:58 No.5941  引用 
さっぱり さん、こんにちは。

 液浸標本のミギワバエは見慣れていないのでよくわかりませんが、関東では見慣れない種に見えます。

 乾燥標本はありますか?

 乾燥標本の画像が見えれば うれしいです。

Re: おしえてください 投稿者:さっぱり 投稿日:2009/09/09(Wed) 02:59:22 No.5942  引用 
バグリッチさま
ご返信をありがとうございます。

大変残念ですが、乾燥標本はありません。
そもそも水生生物を見ようと思い水をすくって採ったので、空中の虫のことまで考えていなかったのだと思います。(採ったのは別の人なので詳細は不明です)

素人なので間抜けな質問かもしれませんが、水をすくってうっかり採れてしまった成虫は、どのように乾燥保存したらよいのでしょうか。

ついでに蛹についですが、ミギワバエ成虫上記の蛹及び蛹殻は同時にすくわれたらしいので、この蛹もミギワバエではないかと期待しています。

Re: おしえてください 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/09/09(Wed) 08:23:57 No.5943  引用 
さっぱり さん、こんにちは。

 無理を申しあげて すいませんでした。

 誤解なきように加えますと、液浸標本がだめなわけではありません。
 見慣れていないので、画像から識別ポイントを把握できないので、見慣れた乾燥標本を見れば もう少し違う情報が得られるかと思ったわけです

 ミギワバエ類は、水と共にすくったりして翅を濡らすと 折れ曲がったり、縮れたりして 乾燥標本にした時に翅脈が見にくくなります。この場合、比較的大きな種を除けば、かなり特殊な方法で工夫しないと、状態のよい乾燥標本にするのは 難しいと思います。
 翅を気にしなければ、単純に乾かすだけで標本ができますし、翅は液体中に戻せば展開しますので なんとでもなります。

 ただし、一旦 液浸にした標本を乾燥させることについては、知見がありません。また、そこまでして乾燥させる必要もないと思います。

 余計な割り込みで申し訳ありませんでした。

Re: おしえてください 投稿者:さっぱり 投稿日:2009/09/09(Wed) 14:21:37 No.5944  引用 
バグリッチさま

とんでもりません、こちらこそ情報をありがとうございます。
もしまた蛹がとれて羽化させることができたら、乾燥標本をつくってみます。

とはいえ、次に九州の田んぼさらいをするのは、来年になりそうです。

ベッコウバエ? 投稿者:さっぱり 投稿日:2009/09/08(Tue) 09:07:35 No.5940  引用 
連続質問で失礼いたします。

田んぼの水の中にこんな幼虫がいました。長さ2mm弱です。図鑑のベッコウバエ科の幼虫に似ていると教わりましたが、よくわかりません。やはり九州で5月にとれたものです。

よろしくお願いいたします。

ヒヨドリバナウロコタマバエ? 投稿者:ハンマー 投稿日:2009/09/05(Sat) 18:31:57 No.5908  引用 
ヒヨドリバナの蕾に産卵する虫を撮影しました。
タマバエ科だろうと見当を付けて、九大のデータベースで検索してみると、ヒヨドリバナウロコタマバエ(Lasioptera euphobiae Shinji, 1944) という和名を持つ種がみつかりました。
写真の虫がヒヨドリバナウロコタマバエである可能性はあるでしょうか?


Re: ヒヨドリバナウロコタマバエ... 投稿者:ハンマー 投稿日:2009/09/05(Sat) 18:44:01 No.5911  引用 
翅脈の見える写真です。
体長は1.5mm程度でした。
兵庫県三田市、2009年9月5日の撮影です。

また、動画も撮りました。
http://video.nifty.com/cs/catalog/video_metadata/catalog_090905236717_1.htm
手ぶれと風とで見にくい動画ですが、最初、産卵管を空中に伸ばしたとき、先端から更に細い管?が出てきますが、あれは何でしょうか?あれが真の産卵管ですか?

よろしくお願いします。


Re: ヒヨドリバナウロコタマバエ... 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/09/07(Mon) 01:38:22 No.5925  引用 
「最初、産卵管を空中に伸ばしたとき、先端から更に細い管?が出てきますが、あれは何でしょうか?あれが真の産卵管ですか?」

動画も拝見しました。最初に伸びている膜状の部分は第8腹節と産卵器(真の産卵管ではない;続く投稿を参照ください)を含むそれより後方の部分との間の節間膜に相等する部分で,ここが長く筒状に伸びていて,この中に植物組織に挿入して実際に産卵に機能する骨化の強い針状構造(あなたが「細い管」と言っている部分)があるものと思います。

Re: ヒヨドリバナウロコタマバエ... 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/09/07(Mon) 01:51:39 No.5926  引用 
なお,「産卵管」という形態学用語がしばしば拡大解釈されて用いられているので注意する必要があります。

真の産卵管は直翅目,同翅亜目,ラクダムシ目,膜翅目などに見られる針状(コオロギ,ヒメバチなど)ないしブレイド状(ツユムシ,ハバチなど)の構造で,これは第8,9腹節の恐らく付属肢起源(これには議論があります)の2対ないし3対の突起状構造が組み合わされたものです。

しかし,双翅目を含む多くの昆虫目(蜻蛉目,カゲロウ目,積翅目,鞘翅目,長翅目,毛翅目,鱗翅目,双翅目など)では産卵管はほぼ完全に失われています。
これらの目では,失われた産卵管に代わって,第8腹節以後の腹節本体(双翅目ではしばしば第6,7腹節も)や尾角が多様に変形し,しばしば節間膜の伸長を伴う細長い構造の産卵器になって,これを産卵基質に挿入したり(クシヒゲガガンボ類,タマバエ類,ハルカ,ハモグリバエ類など),押し付けたり(キノコバエ類,カ類,クロバエ類など)して産卵がおこなわれます。
これらの目でもほとんどの場合に,生殖孔(産卵孔)は第8,9腹節境界部の腹域に開口しますが,鱗翅目二門類(チョウや多くの高等な蛾)などのように本来の生殖孔は交尾孔としての機能に限定され,実際の産卵孔は第9腹節と尾角が一体になった左右1対にみえる肛門葉の間の膜状部末端の肛門直下に開口するものもあります。

なお,下記のローマ字の術語を本文中で()内に入れて投稿したら,投稿拒否されましたので,下に示しました。

産卵管 ovipositor
尾角 cercus
肛門葉 papillae anales

Re: ヒヨドリバナウロコタマバエ... 投稿者:ハンマー 投稿日:2009/09/07(Mon) 21:33:02 No.5936  引用 
三枝先生、
産卵管について、詳細な解説をありがとうございます。

他の目のことはあまり考えたことはありませんでしたが、ハチの産卵管とハエのものとでは別物であろうとは、さすがに思っていました。ただ、北隆館の大図鑑の旧版(新版はまだ買えずにいます)では産卵管という用語が使用されていたので、そういうもの(由来には関係なく、産卵のための器官の総称)かと思っていました。。今後は気をつけたいと思います。
ところで、双翅目の場合は産卵器という言葉が使えるということでしょうか?そうであるなら、産卵器という言葉は産卵管を欠く昆虫の産卵のための器官の総称という解釈でいいのですか?

Re: ヒヨドリバナウロコタマバエ... 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/09/08(Tue) 03:27:55 No.5937  引用 
産卵管ovipositorと言う術語が直翅目や膜翅目に見られる真の産卵管に限らず産卵行動のために腹部の後端部が細長く伸縮状になった構造にしばしば用いられています。

古典になりますがSnodgrassのPrinciples of Insect Morphologyでは,真のovipositorを解説すると共に,これを失っている昆虫群で上記したような産卵器官を,substitutional "ovipositor"として引用符付きで紹介しています。鱗翅目,双翅目,長翅目などのメス腹端部を図説するなかでも,"ovipositor"として引用符をつけています。

最近の昆虫の形態,機能,辞書関係の図書でもovipositorの術語の元に真の産卵管が解説されています。

日本語では,真の産卵管でもこれを失った二次的な産卵器にたいしても,Snodgrassのように産卵管に引用符をつけないでただ単に産卵管という術語を当てているのが実態です。Snodgrassはこのような多様な産卵に関係する器官について,真の産卵管も含めて,organs of ovipositionという表現を用いています。これを訳すと,産卵器または産卵器官とすることが出来ると思って,私は産卵器と書いたわけです。

また,双翅目ではメスの腹部後半部,特に第8腹節以後の部分に対して,female terminaliaという術語を用いるのが一般的です。雌腹端部と訳せるでしょう。これは双翅目で腹端部が必ずしも細長い産卵管状の構造になっていない場合もありますので,より汎用性の高い術語となります。

Manual of Nearctic Dipteraでは,雌の産卵器官を含む腹部後端部についてterminaliaを用いていますが,断り書きとして,「双翅目では,尾角も含むterminaliaのすべての要素がovipositor (oviposition tube, oviscapt, ovicauda)としばしば呼ばれるが,しかしこのような双翅目のovipositorは直翅目形の真のovipositorとは相同ではない」と記述しています。

双翅目では,ガガンボダマシ科のように細長く伸びた一見真のovipositor風の尾角,タマバエ科,クロツヤバエ科やミバエ科などに見られる骨化したあるいは膜状に伸長した管状のterminaliaは,確かに産卵[管]と呼びたくなる形状です。

Re: ヒヨドリバナウロコタマバエ... 投稿者:ハンマー 投稿日:2009/09/08(Tue) 06:37:40 No.5938  引用 
三枝先生
またしても詳細な解説をありがとうございます。
おかげで産卵器について凡そ理解できました。
今後もよろしくお願いします。

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