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双翅目屋としてはどうコメントしてよいかわからないのですが、一般のサイトに出れば「森の妖精現る」なんてタイトルがつきそうな画像ですね。
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アノニモミイア様
この画像がタマバエとはとても驚きです。見たことがありません。 こんなにたくさんがクモの糸についている理由に、大変興味があります。 これから、注意して探してみます。 ![]()
pierisさんの投稿された画像のハエの腹部にはなんかカビ見たいのがあるように見えるのですが・・・もしかしたら昆虫病原糸状菌に感染して発症した個体群なのではないでしょうか?
ちなみに昆虫病原糸状菌に関しては昆虫病原糸状菌データベースというサイトがあって詳しく出ています。(でも、双翅目関連は少ないですが・・)http://fruit.naro.affrc.go.jp/kajunoheya/epfdb/
おーやぎさんの観察されたようなガガンボ類がクモの糸に静止するのも観察したことがあります.ガガンボの場合は一列に並んで足をつないでいることもあるようです.
Pierisさんの撮影されたのはハエ男さんの言われるとおり菌類に寄生されたものと思います.エントモフトラのような菌かもしれません.ハエは斑紋の特徴や渓流の側ということから渓流に多いミズギワイエバエ属Limnophoraのハエではないでしょうか.それにしてもたくさん集まって死んでいるものですね.一部の個体は姿勢からみると生きているようにも見えますが.この写真を見た瞬間,私は以前中国雲南省のDaweishanという山の近くの渓流で,無数のミギワバエの1種が渓畔の草に群がって静止しているのを思い出しました.
コメントありがとうございます。
このような光景がススキの葉に何本も見られましたが、広範囲ではなくかたまっていました。 昆虫病原糸状菌のサイトは私もよく利用させていただいています。昆虫寄生性菌類のなかには寄主操作をしているとしか思えないものも見られます(イトヒキミジンアリタケなど)。 このミズギワイエバエ?もひょっとしたら寄生した菌類から集合命令が出されているのかもしれませんね。確かにまだ生きていて翅を震わせているのも中に見受けられましたが、脚がいう事を聞かないようで、離れられない感じでした。
はじめまして。
かわいい画像です! ハエとは思えないです! 生き物には変わりないですものね^^v ![]()
ブランコしているのはやはりタマバエです.かなり北の方まで棲息しているのですね.幼虫が捕食性のタマバエだと聞いていますが,いつか機会をみて専門家に詳しい話を聞きたいと思っています.例えばなん属あるかとか,幼虫の生活はどうだとか.
写真では別のように見えますが,光線やバックの色調の関係もありませんか. どの糸を好むとか,ハエ自身が糸を揺らすとか,あまり観察したことがありません.今度であったら写真をとるだけでなく,いま少し注意してみましょう.
アノニモミイアさん、ありがとうございます。1枚目は別物です。付け忘れましたが、写真は青森県下北半島で2007年9月9日に撮りました。
アノニモミイ様、ハエ男様、皆様
クモ屋の なみは です。 薄暗い沢沿いや谷スジで、アノニモミイ様が確認されたクモの糸にぶら下がるタマバエ類を良く見ます。 ヤミサラグモ類やホラヒメグモ類、ヒメグモ類の網でよく見るような気がします。これらのクモ類の生息場所自体が、薄暗い湿った場所なので、生息環境が重なるのかもしれません。また、ぶら下がっているタマバエ類を捕食しているのを見た事がありません。どうしてなのかよく解りません。ただ単に観察不足かもしれません。 |
初心者様.
たぶん,ヒゲナガヤチバエではないかと思われます. 類似の画像を検索してみてください.
茨城@市毛様
ありがとうございます。 検索で確認したところ、おそらく間違いないと思われます。 湿地や田んぼ等に生息という所もあっていました。 (周辺は田んぼでした) 今後もお願いすることがあるかもしれませんが、 よろしくお願い致します。 |
田中川さん、こんにちは。
このハナアブは、ハラアカハラナガハナアブ:Chalcosyrphus (Xylotomima) frontalis (Shiraki et Edashige, 1953)のメスです。 ハラナガハナアブ属の中では比較的ポピュラーな種で、各種の花に来ています。出現期間も春から夏までと長いので、フィールドで出会う機会も多いんでしょうね。
pakenyaさん,ありがとうございます。
比較的ポピュラーな種だったのですね。登山者以外はめったに行けない場所だったので,てっきり珍品だと思い込んでいました。私にとっては初めての出会いでした。もっといろんな環境へも出かけてみようかと思います。 |
![]() トラフムシヒキの翅脈図を試作してみましたが,R2+3脈や2ndMはどこにあるのでしょうか? また,M3はm3と小文字を使うべきなのではと思いますが,いかがでしょうか?
田中川様.
ムシヒキアブの翅脈については,下記のURLを参考にしてみてください. http://www.geller-grimm.de/morph/morph06.htm
茨城@市毛様,ありがとうございます。
すごく詳しく紹介しているサイトがあるんですね, R2+3脈の所在は分りましたが,Cu偽脈などの解釈が図鑑と異なっていて,私の疑問が半分解決できませんでした。2ndMって,どこにあるんですか? 件の図鑑に「本書旧版段階では伝統的命名にもとづいて記載されており,改定分についても著者によって記述が異なり,両命名法が混在しているので,混同しないように注意されたい。」と書かれてあることに今気付きました。 最新の解釈に基づいた科別,属別の翅脈図が欲しいものです。
田中川様.
改めて新訂版と旧版の解説を調べて見たところ,新訂版のムシヒキアブ科の各種の解説は旧版の久松定成氏のオリジナルをそのまま掲載していることが分かりました.田中川さんの疑問を解決するには久松氏がどのような論文を元に翅脈を見ていたかが鍵となります. ムシヒキアブに近縁のツルギアブ科の古い文献ですと,田中川さんの書かれた図で,中室となっているのが1.M2, m2室が2.M2, m3室がM3となり,各翅脈については全て小文字となっている文献もあります. 双翅目に限らず,各部名称というのは時代や研究者によって色々と変わってしまうので,かなり古い文献でも眼を通しておかないと,論文を正しく解釈出来ないことがあるのでやっかいです;^_^) また,翅脈と翅室の大文字・小文字の件については,1980年頃逆転したばかりなので,やむおえない混乱だと思っています.
茨城@市毛様,丁寧に調べていただいて,ありがとうございます。
2ndMもようよう読めてきました。 翅脈に関する解説文にはまだまだ悪戦苦闘しそうです。 |
![]() (里山の参道に立つお地蔵さんの背中@山形県飯豊町) 育房から採集した6個の繭を個別に飼育してみたところ、寄生されていたようで6月下旬になってツリアブが2匹羽化して着ました。 この組写真は繭#1から羽化した個体です。 羽化直後(左)は翅の黒色が薄いようです。 数日間容器内で飼育して成熟を待ってみたら翅が擦り切れてしまいました。
どなたか、ツリアブにお詳しい方のレスが期待されますが、一見したところ翅斑はコウヤツリアブに類似してはいないでしょうか。未熟個体のために翅の基部の暗色部の黒化がすすにでいないためか、その部分に基本的には生じる斑紋がより淡色のバックに浮き出して、結果的にホシツリアブのような斑紋にも見えますが。
![]() ツリアブもparasitoidですよね。 寄主の蜂に繭を作らせてから殺す(捕食する)ところが策士です。 うーむ、コウヤツリアブなのかな? 擦り切れた状態でお恥ずかしいのですが、個体#1の成熟した翅の写真も一応載せておきます。
しぐま様
コウヤツリアブとホシツリアブについては、「はなあぶ」誌上にツリアブ屋のKさんが書いているように、非常に難しい問題が含まれており、簡単ではありません。もしかしたら写真では同定が困難なのかもしれませんが、Kさんに連絡しておきますので、もしかしたら、書き込んでもらえるかも知れません。 ケンセイ
ケンセイさんよりご指名いただきましたので出て参りました。ツリアブ屋のK@前橋市です。
写真の個体はいずれもホシツリアブだと思います。 参考になる論文に次のものがあります。 Liu, Nagatomi & Evenhuis 1995 Genitalia of the Japanese Species of Anthrax and Brachyanax (Diptera, Bombyliidae) Zoological Science 12(5):633-647. この論文はネット上にPDF等が公開されていますので、ごらんになってみて下さい。 http://www.bioone.org/doi/abs/10.2108/zsj.12.633
ツリアブ屋のK様
連休前の貴重なお時間を割いて回答頂きましてありがとうございます。 やはりホシツリアブでしたか。 論文PDFが無料で入手できるのも助かります。 虫の解剖用語が(英語だろうと日本語だろうと)私にはちんぷんかんぷんなので、図や写真を眺めただけですけど。今後の資料として保存しておきました。 ケンセイ様もこの度はお世話になりました。 普通種のFAQでおそらくやっかいな質問だったと思いますが、皆様に大層親切に対応してもらって感謝致します。 |
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