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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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樹液を吸いつつ翅紋を誇示するハ... 投稿者:しぐま 投稿日:2014/11/29(Sat) 21:09:08 No.9073 ホームページ  引用 
こんばんは。またお世話になります。
この夏、里山の雑木林でミズナラの樹液酒場に来ていたハエです。
8月上旬・山形県
左右の翅を同時に根元からぐるぐる回し続けているのが面白く思いました。
腹端に黒く長いヘラのような産卵管を持つ♀と、そのような構造を持たない個体が居たのですけど、交尾行動などは見られませんでした。
動画と追加の写真がありますので、宜しければブログの方をご覧ください。


Re: 樹液を吸いつつ翅紋を誇示す... 投稿者:しぐま 投稿日:2014/11/29(Sat) 21:10:35 No.9074 ホームページ  引用 
採集した♀の翅脈です

Re: 樹液を吸いつつ翅紋を誇示す... 投稿者:しぐま 投稿日:2014/11/29(Sat) 21:12:47 No.9075 ホームページ  引用 
側面。

このハエの名前を教えて下さい。よろしくお願いします。


Re: 樹液を吸いつつ翅紋を誇示す... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2014/11/30(Sun) 09:17:41 No.9076  引用 
無責任なコメント。

ハネフリバエ科UlidiidaeのOtitinae亜科の1種ではないでしょうか(Otitidaeは現在Ulidiidaeの亜科として扱われています)。

Die Fliegenの翅の図版だけで絵合わせをすれば,Myennis millepunctata Hennig, 1939 にほとんど完全に一致しています。

本種は1927年6月15日にStackelbergによってUssuriのSutschanのSt. Sizaで採集された1雌によって新種として記載されたものです(Die Fliegen, Otitidae, p. 73, Taf. V, Fig. 60)。お尋ねのハエがこの種に一致するかどうかは,写真では原記載と照合できない形質が多々ありますので,わかりません。

本種はThe key to the insects of Russian Far East, Vol.6, part 2, p. 160では,Pseudotephritis属に移され,分布はアムール地方が含まれています。また,ussurica N. Krivosheina et M. Krivosheinaがこの種のシノニムとされています。この種,ussuricaはEnt. Oboz.1997の671-678のRevision of the Palaearctic species of the genus Pseudotephritis(原題はロシア語)で記載されたものでしょう。属が移されたので,学名はPseudotephritis millepunctata (Hennig, 1939)になるでしょう。

日本昆虫目録第8巻双翅目では本亜科には,Ceroxys sp.,Melieria crassipennis(Fabricius)の2種が掲載されています。後者の斑紋はDie Fliegenで見る限りあなたのハエとは翅の斑紋が一致していません。他にもHerina属の種が日本にいますが,これとは異なります。

Re: 樹液を吸いつつ翅紋を誇示す... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2014/11/30(Sun) 17:20:04 No.9077 ホームページ  引用 
しぐま様,アノニモミイア様.

Pseudotephritis millepunctataについては,
"Han, Ho-Yeon. 2013. A Checklist of the Families Lonchaeidae, Pallopteridae, Platystomatidae, and Ulidiidae (Insecta: Diptera: Tephritoidea) in Korea with Notes on 12 Species New to Korea. Anim. Syst. Evol. Divers. 29(1):56-69"
に生態写真が載っています.

同氏の説明では,"This species is clearly distinguishable from any other species of Ulidiidae by the numerous dark dots on its body."と記されており,しぐまさんの写真にも同様な暗色斑が多数あります.

"A Checklist of the Families Lonchaeidae, Pallopteridae"で検索すると,ネットでPDFが見られます.

Re: 樹液を吸いつつ翅紋を誇示す... 投稿者:しぐま 投稿日:2014/12/01(Mon) 06:44:44 No.9078 ホームページ  引用 
おはようございます。
アノニモミイアさん、茨城@市毛さん、詳細な回答ありがとうございました。
Pseudotephritis millepunctataと正体が判明して嬉しいです。
ハネフリバエ科というのは本当に初耳で、まさに名は体(行動)を表すのですね。
この翅の動きにはどんな意味があるのか、とても興味があります。
ご紹介のあった文献に目を通してから返信しようと思っていたら、急にバタバタと雑用が忙しくなりました。
取り急ぎお礼申し上げます。

Re: 樹液を吸いつつ翅紋を誇示す... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2014/12/31(Wed) 18:08:44 No.9138  引用 
灯台下暗し,で私の標本のチェックをしていましたら本種,Pseudotephritis millepunctataの雌の標本がありました.2011年6月9日に熊本県水上村市房山キャンプ場のハルニレの樹液に飛来していたのを採集した個体です.画像を貼っておきます.

Re: 樹液を吸いつつ翅紋を誇示す... 投稿者:しぐま 投稿日:2015/01/02(Fri) 21:05:43 No.9142 ホームページ  引用 
あけましておめでとうございます。
貴重な標本写真を披露して下さってありがとうございます。

実は同じ樹液酒場で後日(8月中旬)、同種♂も採集しました。
アノニモミイアさんの美しい標本写真の後ではお恥ずかしいゴミみたいな死骸の写真なので、ここに貼るのは自重しておきます。(私の拙ブログ記事には追加で載せてあります)

今年も私は動画の方で頑張ります。
年賀状代わりとして、個人的に思い入れがある2014年ベストショット(双翅目部門)はこれです。
https://www.youtube.com/watch?v=gIU0SbU67I8
「寄主モンスズメバチの巣の近くに産卵?するムツボシベッコウハナアブ♀」
以前こちらで推薦してもらった『ハエ学』を読んだらとても面白く勉強になりました。
ぜひ続編として『アブ学』を企画出版して頂けるよう、関係者各位に熱望します。

Re: 樹液を吸いつつ翅紋を誇示す... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/01/03(Sat) 14:36:37 No.9143  引用 
しぐまさん:

Pseudotephritis millepunctata♀標本の今少し焦点深度の深い画像を貼っておきます.


Re: 樹液を吸いつつ翅紋を誇示す... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/01/03(Sat) 14:38:16 No.9144  引用 
背面の画像です.中胸背板などの刺毛の基部が褐色の小点になっているのが,種小名の由来でしょう.

Re: 樹液を吸いつつ翅紋を誇示す... 投稿者:田中川 投稿日:2015/01/22(Thu) 01:02:26 No.9192  引用 
どこかで見覚えのある気がしておりましたが、私も2頭標本を持っていました。鈴鹿山系にいました。1頭は2014.6.22三重県四日市市宮妻峡で灯火採集で得ました(写真の個体です)。もう1頭はいただきものですが、菰野町湯森谷林道で2012.8.31バナナトラップで得たものです。
皆さんのおかげで三重県産双翅目が1種増えました。


Re: 樹液を吸いつつ翅紋を誇示す... 投稿者:三枝豊平 投稿日:2015/01/22(Thu) 08:43:33 No.9193  引用 
田中川さんお久しぶりです。Pseudotephritis millepunctataを三重県で採集しているとのご投稿,興味深いものです。山形と熊本,それに末吉昌宏博士の示唆によると草間・玉木(2004)が新潟県から記録したCeroxys sp.も本種であるとのことです。これら地域の間の三重県で発見されたのは納得のいく記録です。

面白いのは山形と熊本では樹液で採集されていますが,田中川さんのは灯火への飛来とバナナトラップとのことです。新しい生態情報になります。

樹液やバナナトラップに飛来する双翅類はもっぱらショウジョウバエ科が注目されますし,トラップは主にこの科の調査などに用いられているので,他の双翅類の記録が少ないのかもしれません。これからはもっと樹液に注目したいと思います。

なお,バナナトラップの個体の性はわかりますか?

Re: 樹液を吸いつつ翅紋を誇示す... 投稿者:田中川 投稿日:2015/01/22(Thu) 11:28:27 No.9194  引用 
三枝様、あらたに本種の新潟県からの記録情報を教えていただきありがとうございます。分布域が立体化してきましたね。
バナナトラップで得た個体は♀です。

Re: 樹液を吸いつつ翅紋を誇示す... 投稿者:三枝豊平 投稿日:2015/01/22(Thu) 17:10:36 No.9195  引用 
田中川さん。バナナトラップの個体も♀でしたか。草間・玉木の個体も♀です。この個体は写真がでていて,同定も性も間違いありません。

同定お願いします 投稿者:HY 投稿日:2015/01/20(Tue) 20:51:17 No.9188  引用 
また、お世話になります。

沖縄県国頭村西銘岳(2014.12)で夜間灯火で採集しました。体長は4mmです。
三枝氏のオドリバエ図解検索表で検索した結果、Rhamphomyia 属にたどりつきました。
検索の途中、悩んだ点は以下の通りです。
検索NO.22 翅の基室の長さ→通常の長さにしました。
検索NO.29 Sc脈の先端は、前縁の直前で終わっている気がします。平均棍前方に刺毛塊がありました。
ただ、中脛節の中ほどの前腹面に1本の長い剛毛は見られません。
その代わり、中脚・後脚にやや太い毛が多数生えています。
交尾器は、写真ではわかりにくいのでスケッチしました。返信メールで送ります。


Re: 同定お願いします 投稿者:HY 投稿日:2015/01/20(Tue) 20:54:23 No.9189  引用 
交尾器のスケッチです。下手なスケッチで申し訳ありません。
前回(記事NO.9185)の交尾器とはだいぶ違います。これは、♀でしょうか。
同定・ご教示よろしくお願いします。


Re: 同定お願いします 投稿者:三枝豊平 投稿日:2015/01/21(Wed) 07:56:16 No.9190  引用 
画像のハエは直前の「無題」のスレッドに投稿されたRhamphomyia (Pararhamphomyia) ciliatopoda群の雌です。

沖縄本島北部のciliatopoda群の種は,前スレッドで私が♂交尾器のラフスケッチを示した上段の3種です。これらの内,中央の最も個体数の多い種の雌の翅は今回図示された個体より幅広く,それの約1.3倍で,明らかに雄の翅より幅広いです。そのため,今回の♀は翅が特に広くないので,上段の両側いずれかの種の雌ということになるが,yasumatsuiの雌は中腿節と後腿節の背面に羽状剛毛を生じない。画像の種は羽状剛毛がこれらの腿節背面に生じているようにみえるし,前付節の第1付小節背面にも弱い羽状剛毛があるように見えるので,交尾器図上段の左の未記載種の雌でしょう。

沖縄のciliatopoda群は11月から12月に成虫が採集されています。西表島では12月下旬でも採集しているので,あるいは沖縄島でもこの季節にまだこの仲間の生き残りがいるかもしれません。発生期には比地渓谷の入り口あたりで樹木の枝で囲まれた空間の上空を眺めると群飛が観察できます。

Re: 同定お願いします 投稿者:HY 投稿日:2015/01/21(Wed) 09:37:58 No.9191  引用 
三枝様

貴重なご教示ありがとうございます。
採集したのは、この1個体のみです。
脚の羽状剛毛が印象的でした。
未記載種ということなので、記載される日を心待ちにしております。
丁寧なご教示に感謝申し上げます。

無題 投稿者:HY 投稿日:2015/01/15(Thu) 10:13:05 No.9166  引用 
沖縄県国頭村(2014.11)に採集しました。
体長は5mmです。
林道で1カ所に群れて飛んでいました。
翅脈の形状からオドリバエ科と思うのですが、
同定よろしくお願いします。


Re: 無題 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/01/15(Thu) 14:18:39 No.9167  引用 
オドリバエについては,大概は三枝先生のオドリバエ科の絵解き検索で属まで判るようになっています.

http://diptera.jp/fly/dl/etoki-empididae.pdf 

また,属より細かな同定については,雄腹部末端にある交尾器が見える写真が必要となります.
過去ログを参考にして撮影してみてください.

P.S. 双翅目の科までの検索は,新訂大図鑑等色々な文献があります.
ネットでは,田中和夫(2000)屋内害虫の同定法 双翅目の科の検索表 が無料公開されています.
http://ci.nii.ac.jp/naid/110007724383

Re: 無題 投稿者:HY 投稿日:2015/01/15(Thu) 23:28:04 No.9174  引用 
市毛様
いつも貴重なご教示ありがとうございます。
ご教示いただいた、三枝氏と田中氏の検索表をダウンロードし、
検索にチャレンジしてみます。

Re: 無題 投稿者:三枝豊平 投稿日:2015/01/16(Fri) 00:33:24 No.9175  引用 
検索結果を楽しみにしています.

Re: 無題 投稿者:HY 投稿日:2015/01/17(Sat) 14:38:05 No.9180  引用 
市毛 様、 三枝 様

ご教示いただいた資料を基に検索しました。採集標本は三角紙で保管していましたが、写真撮影時よりもかなりいたんでいます。
まず、田中氏の検索表で検索した結果、オドリバエ科と推測されました。検索表(4)の図31bの翅脈の形状とよく似ています。画像の翅脈の名称は、それを参考に記入しました。
次に、三枝様の図解検索表で検索しました。その結果、Rhamphomyia属にいきつきました。以下に検索で少し悩んだ箇所を書きます。
検索NO.3は3本に少し悩みました。NO.26の口吻の長さは少し悩みましたが長いにしました。NO.28は観察に少し時間が掛かりましたが、検索図を参考に判断しました。NO.29の亜前縁脈(Sc)は見づらかったので数回観察しました。また、平均棍は脱落していたので、平均棍基部らしき場所の前方を観察しました。やや長い毛が9本ほど生えています。以上です。
  ご教示よろしくお願いします。

Re: 無題 投稿者:三枝豊平 投稿日:2015/01/17(Sat) 17:34:07 No.9181  引用 
HYさん:
 投稿された画像のハエは,あなたが同定されたようにオドリバエ科のRhamphomyia属の種です。正解でした。この属には多数の亜属があって,お使いになった私の検索表にはそれら亜属は示してありません。Die Fliegenなどに示されているFreyの亜属の分類はヨーロッパの種を対象にしているので,アジアや北米の種に適用するのはかなり難しいところがあります。

 画像の種はRhamphomyiaのPararhamphomyia亜属の中で暖温帯性のciliatopoda群に属する種です。この群は日本では主に秋に成虫が発生します。本州から沖縄,台湾,中国大陸全般,インドシナ半島北部に広く分布しています。
 沖縄からRhamphomyia (Pararhamphomyia) yasumatsui Saigusa, 1963が知られていて,この種は1960年11月13日に沖縄本島の与那で採集された標本に基づいて記載したものです。Sieboldia,3(1): 147-148, fig. 9 が原記載(原公表)です。同時に奄美大島から記載されたR. (P.) ciliatopoda Saigusa, 1963があります。

 あなたが画像の個体を採集した国頭村(比地など)では、yasumatsuiに加えてこの群の種が他に2種生息していて,いずれも晩秋に活動します。林間の空間で非常に大きな群飛集団を形成します。国頭村の3種の雄はかなり類似していて,雄交尾器の形態で識別できます。投稿された画像では交尾器の形状があまりはっきりしないので,これら3種のどれかは即断できません。琉球列島のciliatopoda群の♂交尾器の鉛筆画のラフスケッチを載せておきますので,それと比較してみてください(画像の作成がうまくいかないので,後ほど試みます)。

R. ciliatopoda群は,多くは脚が黄褐色で,中脛節の中ほどの前腹面に1本の長い剛毛を生じることが特徴です。

Re: 無題 投稿者:HY 投稿日:2015/01/18(Sun) 00:13:49 No.9182  引用 
三枝 様

貴重なご教示、ありがとうございます。
早速、中脚節を観察しました。中脚節のやや長い剛毛の2倍の長さの長い剛毛が1本見られました。
色は白っぽい感じがします。また、この個体は国頭村(伊湯岳入口)で採集しました。
この採集個体はRhamphomyia sp. として記録しておきたいのですがよろしいでしょうか。

Re: 無題 投稿者:三枝豊平 投稿日:2015/01/18(Sun) 01:03:02 No.9183  引用 
沖縄本島北部のciliatopoda群は3種で,それらの雄交尾器の概略の図は添付の上段の3種です。右がyasumatsuiでして,残りの2種は未記載です。中央の種が最も普通です。

これらの図と標本を比較してみて,左と中央の二つのいずれかに相当したら,Rhamphomyia (Pararhamphomyia) sp.(ciliatopoda group) として同定されたらいいと思います。

右の図に一致したら,それはRhamphomyia (Pararhamphomyia) yasumatsuiに相当します。

以上の同定で記録されたらいかがでしょうか。


Re: 無題 投稿者:HY 投稿日:2015/01/18(Sun) 16:29:40 No.9185  引用 
三枝 様

貴重なご教示ありがとうございます。
採集した個体は、写真撮影後、腹部がとれてなくなっています。とても残念です。
それで、実体顕微鏡にデジタルカメラをくっつけて撮影した写真がありましたので、それを拡大して検索しました。
画像も粗く、毛なども判別できないのですが、全体の形態から三枝様のスケッチの上段右端に似ているように見えます。
粗い画像判定ですが、Rhamphomyia (Pararhamphomyia) yasumatsui と記録してよろしいでしょうか。


Re: 無題 投稿者:三枝豊平 投稿日:2015/01/18(Sun) 17:34:30 No.9186  引用 
私も初めはyasumatuiと同定したのですが,画像がやや不鮮明なので疑問符付きの回答になりました。しかし,3種の内では交尾器のかたちからyasumatsuiである可能性が最も高いと思います。本種の雄交尾器では尾角突起が小型で深く抉られず,背板葉が小型で先端が細長く伸びず,挿入器の基半部がソーセージ状に太くなるのが特徴です。今回の写真にはこれらの特徴,特に挿入器の特徴がよく出ています。

腹部が無くなったとのこと。沖縄にお住まいなら,この仲間は秋にはいくらでも採集できます。比地渓谷のゲートから入ってトイレなどがある場所の林縁(大きなギョボクの周囲)や与那の琉大の亜熱帯センターの横から与那川沿いに山に入っていく果樹園の周囲の場所などには,11月から12月にかけて大きな群飛が5-8m上空にいくつも観察できます。配偶行動や求愛餌の種類などを観察するのも面白いと思います。

沖縄本島南部にも当然生息しているはずで,そこにどのような種が分布しているか興味あるところです。

Re: 無題 投稿者:HY 投稿日:2015/01/18(Sun) 21:13:57 No.9187  引用 
三枝 様

貴重なご教示ありがとうございます。
また、交尾器の図までご提示いただき、感激しています。
この採集個体は、Rhamphomyia (Pararhamphomyia) sp. (R (P).yasumatsui の可能性がある)としておきます。次回(秋になるかもしれませんが)は、是非、交尾器の観察ができればと思います。
それから、昨年の12月に西銘岳で夜間灯火採集をしました。その時、今回の種とは異なるオドリバエを2種ほど採集しました。写真撮影をして、また、投稿したいと思いますのでよろしくお願いします。
本当に、ありがとうございました。

越後湯沢のハエ3 投稿者:やまちゃん 投稿日:2015/01/15(Thu) 22:32:59 No.9173  引用 
最後です。どうぞよろしくお願いいたします。

Re: 越後湯沢のハエ3 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/01/16(Fri) 01:00:48 No.9176  引用 
これはツヤホソバエ科のSepsis属の1種でしょう.日本産の種の検索表はJapanese Journal of Entomology, 63(4):781-797のIwasa, 1995. Revisional notes on the Japanese Sepsidae.を参照すれば,30倍程度の双眼実体顕微鏡があれば同定できると思います.

上記文献はネットでCiNiiを検索して,CiNii Articlesを開いて,論文検索で,上記の論文名を入力してクリックし,その後で,CiNii PDF オープンアクセスをクリックすれば,少し時間を置いてこの論文のpdfがみれます.論文末に他の岩佐さんの参考文献が出ているので,関連のを同様の方法で探すことができます.

なお,Sepsidaeはその概観からして一般の図鑑類でも見当がつくハエですから,一先ず自助努力と言いましょうか,ご自分で図鑑類などを当たって,その結果に基づいて更なる見解を掲示板に求めるようにしたらいかがですか。そうされた方が,ご自分の勉強になると思います。

Re: 越後湯沢のハエ3 投稿者:やまちゃん 投稿日:2015/01/16(Fri) 23:53:13 No.9179  引用 
アノニモミイア様:

早速に、3件ともに大変詳しいご指導を頂きまして、どうもありがとうございました。先生方の奥深い同定力とご親切さに、頭が上がりません・・・。自助努力につきましては、確かに仰せのとおりでして、私もそのように感じて参りましたが、なにしろ系統が違っても素人目には一見よく似たものが多く、全容を把握していないととんでもない間違いをしてしまいそうで、ついつい皆様におんぶしっ放しでした。しかし、確かにいつまでもこれではいけませんので、今後はもう少し努力をしたく存じます・・・。どうぞよろしくお願いいたします。

越後湯沢のハエ2 投稿者:やまちゃん 投稿日:2015/01/15(Thu) 22:32:07 No.9172  引用 
二つ目です。どうぞよろしくお願いいたします。

Re: 越後湯沢のハエ2 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/01/16(Fri) 01:21:10 No.9178  引用 
覆弁の発達したヤドリバエ科の1種ですが,本掲示板で折々触れられているように,本科は余程顕著な特徴のある種でない限り,この科の専門家でなければ同定は困難です.また,残念ながら本掲示板に本科の専門家はコミットしていません.

生態などの研究上かまとまった地方のヤドリバエ科の生物相的な研究の目的での同定で,しかも報文をちゃんと作成する場合は,国内(九州大学,九州大学総合研究博物館)に2名おられる本科の分類学者に同定を依頼することは可能かと思います.その場合でも標本が勿論必要です.写真での同定は正確を期すことはほとんど不可能です.

越後湯沢のハエ1 投稿者:やまちゃん 投稿日:2015/01/15(Thu) 22:31:20 No.9171  引用 
お世話になります。昨年8月に、越後湯沢のベニヒカゲがいる高原で花に来ていたものです。どのような仲間であるか、ご教示願えませんでしょうか? どうぞよろしくお願いいたします。以下、このハエを含めて3点、同地のハエをアップさせて頂きます。

Re: 越後湯沢のハエ1 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/01/16(Fri) 01:03:59 No.9177  引用 
シナヒラタハナバエまたはシナヒラタヤドリバエで本掲示板を検索してみたらいいでしょう.

マレーシアのハエ 投稿者:やまちゃん 投稿日:2015/01/14(Wed) 17:50:25 No.9163  引用 
お世話になります。このハエは今月、マレーシアの川辺にいたものです。歩行中は片時もなく翅を動かして、ディスプレイしていました。ミバエかハネフリバエに近いのかと思うのですが、どのような仲間であるか、ご教示願えませんでしょうか? どうぞよろしくお願いいたします。

Re: マレーシアのハエ 投稿者:三枝豊平 投稿日:2015/01/15(Thu) 16:54:19 No.9168  引用 
投稿されたハエは,おそらく東洋区の目録にリストアップされているミバエ科のEuphranta (Staurella) maculifemur (de Meijere, 1924)か,これに大変近い種でしょう.

本種はde Meijere,1924. Studien ueber suedostasiatische Dipteren XV, dritter Beitrag zur Kenntnis der sumatranischen Dipteren. Tijdschrift voor Entomologie (suppl.), 67の39-40ページで Staurella maculifemurの学名のもとに,Fort de Kockで10月に採集された1頭の雌で記載されたものです.原公表(原記載)の翅の図を貼っておきます(バックの濃淡はコピー上のため).図では翅の先の暗色部の前縁と後縁が明るくなっていますが,この形質にはおそらく個体変異があるでしょう.標本画像でも後縁部はやや淡色化しているし,また前縁にも小さい単色部があります.

本種は東洋区の双翅目のカタログでは Euphranta (Staurella) maculifemur (de Meijere, 1924)の学名になり,ミャンマー,フィリピン,スマトラ,タイが分布に挙げられているので,マレーシアはこの範囲に入ります.

画像に出ている範囲の形質は原公表の記載文と一致します.

どうもこの画像に返信がないので,一仕事終わった時間を使って,特徴のある翅の斑紋をもとに,de MeijereのXVI部に亘り数百ページ以上のStudien ueber suedostasiatische Dipterenをひも解いていたら行き当たりました.ミバエ科の専門の人がより正確な回答を寄せてくれるといいですね.


Re: マレーシアのハエ 投稿者:三枝豊平 投稿日:2015/01/15(Thu) 18:29:42 No.9169  引用 
やまちゃんさん:

あまり解像度は良くないけれど,本種の原記載の最初のページのコピーを付けておきます.記載内容と標本画像を比較してみてください.添付画像を解像度をある程度保ちながら100kB以下にするのは難しいですね.


Re: マレーシアのハエ 投稿者:やまちゃん 投稿日:2015/01/15(Thu) 22:14:34 No.9170  引用 
三枝先生:

これは大変詳しいご解説と資料を頂戴しまして、また大変お時間を割いて頂きましたご様子で、感謝にたえません。どうもありがとうございました。マレーシア産ということで、よく判明しないのでは?と案じておりましたが、明らかにして頂きまして、頭が上がりません。実は、ミバエに近縁な別の類でしたら大変うれしかったのですが、ご教示いただきました事実を受け入れたく存じます! 

同定お願いします 投稿者:HY 投稿日:2015/01/13(Tue) 21:54:22 No.9160  引用 
沖縄県国頭村(2014.10)で採集したハエで、体長は6mmです。
翅脈の形状からイエバエ科と判断しましが、それでよろしいでしょうか。また、写真から属名が推測できましたらご教示ください。よろしくお願いします。


Re: 同定お願いします 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/01/14(Wed) 09:10:53 No.9161  引用 
HY様.

この掲示板は,日本国内で情報が少ない双翅目についてのディスカッションの場所として作られています.

わざわざ時間をかけて調べた回答を消されてしまっては,回答者としては不愉快です.

この趣旨を御理解頂けないのであれば,質問を控えてください.

Re: 同定お願いします 投稿者:HY 投稿日:2015/01/14(Wed) 09:58:55 No.9162  引用 
前回投稿した「オオヒメヒラタアブ」と「ミズアブ科」は、
投稿者名が私のフルネームになっていましたので、それをイニシャルHYに変更しようとしたのですが、Netが不慣れで、うまくいかなくて削除してしまいました。お許し下さい。貴重なご教示はメモしています。もう一度、参加させてもらえないでしょうか。今後は、削除しません。

Re: 同定お願いします 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/01/14(Wed) 18:48:30 No.9164  引用 
HY様.

次回からは暗証キーを忘れないようにお願いします.

写真のハエは,M1+2の屈曲がゆるやかですのでHY様のご指摘通りイエバエの仲間のような気がします.

ここら辺のグループは,かなり細かく体毛を見ないと科ですらはっきりしません.

Re: 同定お願いします 投稿者:HY 投稿日:2015/01/14(Wed) 22:05:17 No.9165  引用 
市毛 様
貴重なご教示ありがとうございます。
回答される方の苦労も知らず削除したことを後悔しています。
基本的な質問が多いと思いますが、よろしくお願いします。

腐肉トラップに来たハエ 投稿者:なみは 投稿日:2014/12/04(Thu) 14:21:03 No.9086  引用 
皆様
ご無沙汰しております。
新潟県の平地の湿地で行った腐肉トラップに来たハエです。採集は8月中旬です。
5mm程度の大きさで翅に2つの黒斑があります。腹部の末端節は黄色の縁取りになっています。
科すら判りません。
ご教授お願いします。


Re: 腐肉トラップに来たハエ 投稿者:三枝豊平 投稿日:2014/12/14(Sun) 10:43:04 No.9099  引用 
なみはさん:

返信の書き込みがないので,一先ず連絡します。

私もこれまでかなりの数の双翅類を採集していますが,この画像に相当するハエを採集したことがありません。残念ながら画像だけでは私には科の同定も出来ません。標本をお送りいただければこの年末年始の時間に調査して結果をお知らせできると思います。

Re: 腐肉トラップに来たハエ 投稿者:なみは 投稿日:2014/12/14(Sun) 23:08:04 No.9103  引用 
三枝豊平様
お忙しい中、ご返信ありがとうございます。
サンプルを送付させていただきます。

ただ、画像はアルコールに入っていた物を少し乾燥させて撮影した物です。液浸のままお送りすればよろしいでしょうか?乾燥させた方がよろしければ、乾燥させてから送付させていただきます。

Re: 腐肉トラップに来たハエ 投稿者:三枝豊平 投稿日:2014/12/18(Thu) 08:05:17 No.9106  引用 
なみはさん:

標本は液浸のままお送りください.容器の中になるべく空気の入っているスペースを小さくしておくと,輸送中に材料があまり動かずに傷みが少なくなります.

Re: 腐肉トラップに来たハエ 投稿者:namiha 投稿日:2014/12/24(Wed) 09:53:07 No.9117  引用 
三枝豊平様
連絡が遅くなり、申し訳ありません。
ご指示通り、液浸にて送付させていただきます。
よろしくお願いします。

Re: 腐肉トラップに来たハエ 投稿者:三枝豊平 投稿日:2014/12/29(Mon) 07:57:11 No.9121  引用 
なみはさん:

投稿されたハエの標本をお送りいただいて,同定ができました.ハネフリバエ科UlidiidaeのEuxesta属の1種です.従来,本掲示板に出ているE. pechumaniとは翅の斑紋や腹部,脚などの色彩に相違がありまして,日本昆虫目録第8巻にリストアップされているE. notataにかなり類似しています.本種はこれまで植物防疫所でも外国からの野菜類から出ているそうですので,この種の可能性が高いと思います..

Re: 腐肉トラップに来たハエ 投稿者:なみは 投稿日:2015/01/08(Thu) 13:51:48 No.9149  引用 
三枝豊平様
別途に詳細な解説を頂き、勉強になりました。ありがとうございました。
ハネフリバエ科に属する種であるとのこと、ハエの奥深さを改めて思い知りました。
今後ともご教授よろしくお願いします。

名前がわかりません 投稿者:ちゃわんむし 投稿日:2014/12/31(Wed) 22:34:40 No.9139 ホームページ  引用 
はじめて投稿させていただきます。
写真は津久井湖城山公園の園路の手摺にいたハエ?です。体長は4.2mm程度です。前肢を広げて、周囲を探るような面白い歩き方をしてました。ハエ目である事しか分かりません。なんという名前でしょうか。宜しくお願いします。
撮影日時:2014/12/30 13:20
撮影場所:津久井湖城山公園・湖畔展望園路


Re: 名前がわかりません 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/01/01(Thu) 00:25:08 No.9140  引用 
画像の双翅類はブユ科の1種の雄でしょう。属や種までは私にはわかりません。なお、蚊と同じように雄は吸血しません。

Re: 名前がわかりません 投稿者:ちゃわんむし 投稿日:2015/01/01(Thu) 07:27:43 No.9141 ホームページ  引用 
あけましておめでとうございます
アノニモミイアさん、初めましてちゃわんむしと申します。
ブユ科でしたか。これまで色々な昆虫の写真を撮ってきましたが、ブユ科は初めてです。ブユ科の中にも結構綺麗な種がいるのですね。ブユのイメージが変わりました。
元旦から早速の回答、有難うございます。
本年もよろしくお願いいたします。

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