小西様.
口吻の向きが見えませんが,翅脈からすると御推測通りHybos属のようです. 新訂原色昆虫大図鑑によると,日本列島からはHybos属が6種類記録されていますが,脚が黒い種類はほとんど未研究とのことです. 日本昆虫目録(2014)でも屋久島の記録はありません. 若手の研究者が出てくれると良いのですが;^_^)
採取してありますが、お送りしましょうか?
エタノールで固定も可能です。 よろしくお願いいたします。 |
RES Handbooks for the Identification of British Insectsシリーズについて
【Mycetophilidae-Mycetophilinae】 のものが新たに発売されるようですね。 スゴイ。 日本のMycetophilidaeを調べる上で、参考になる書籍の1つとなりそうな気がします。 https://www.royensoc.co.uk/shop/publications/handbooks/fungus-gnats-diptera-mycetophilidae-mycetophilinae/
ふかさわ様.
Chandler氏もそろそろ80歳ですから最後の書籍になりそうですね. 日本のAmazonで扱ってくれると楽なのですが.
価格未定ながら,Amazon.jpに2022/7/1発売とのことで出てきました.
Pemberley Booksで定価55ポンドなので,11000円前後になりそうです.
市毛様
書籍に関する情報を連携してくださってありがとうございます。 Chandler氏について、キノコバエ類に関する文献でその名を目にすることが多々ありましたが、どういうお方なのか知らなかったので調べてみました。 詳しいことは調べられませんでしたが 英国にて、Dipteraのあらゆる分野でご活躍されている方なのですね。 |
小西様.
本種は頭部単眼があるので,Pyrgotidaeデガシラバエ科ではなくPlatystomatidaeヒロクチバエ科です. 市毛(2016)でXenaspis sp.タンカクツマグロヒロクチバエとして報告した種類かその近縁種と思われます. 参考文献 市毛勝義, 2016. 日本産ヒロクチバエ科への追加種について. はなあぶ, (42): 5-7.
早速のご回答ありがとうございます。
もしサンプル必要であれば採取して発送いたします。
小西様.
機会があれば,何頭かお送り頂ければ幸いです.
探していますが、見つからなくなりました。
春に鹿見られない印象があります。 |
海外サイトで似ているものが見つかりました。
Sicus ferrugineus 2015年の過去ログに「日本産のSicus属で,体色が赤褐色となるのはS. ogumaeとS.ferrugineusの2種」という記載がありました。 和名はあるのでしょうか?
久保田様.
こちらは,Sicus ogumaeチャイロフタオレメバエの可能性が高いと思われます.
市毛様、ありがとうございました。
ネット上の写真を比べるとチャイロフタオレメバエはもう少し黒っぽく、色からだけであればferrugineusに近いかと感じていました。
久保田様.
確かにチャイロフタオレメバエで検索すると,黒い個体が出てきますね. これらは,Sicus nishitapensisクロフタオレメバエです. 稀に,やや中間的な色彩の個体が獲られます. 参考文献 市毛勝義. 2019. 日本産メバエ科忘備録. はなあぶ, (47): 35-64. |
久保田様.
メバエ科のMyopa maetaiマエタマダラメバエか,Myopa chuncheonensisチュンチョンマダラメバエと思われます.
市毛様、ありがとうございました。
この写真だけでは判断できないということですね。 定年退職後に数年前から自宅の虫をひたすら写真に撮っていますので、標本を作る元気がありません。 |
今日(3月17日)に川口市の緑地豊かな園地で撮影したものです。
「ハナアブの世界」HP: http://syrphidae.a.la9.jp/index.html などで調べた範囲で、ホソヒラタアブ Episyrphus balteatus に一番似ていると感じました。 同種でも腹部斑紋パターンに変異があるようで自信がもてません。 よろしくお願いします。
トンボ自然史研究所 様
御推測通り,ホソヒラタアブの斑紋変異型です. 松村松年によりEpistrophe fallaciusとして記載され,1950年発行の北隆館 日本昆虫図鑑改訂版ではジュウニモンホソヒラタアブという和名で図示されていました.
市毛様
ご教示有難うございます。 私はトンボ以外は素人ですが、今回はあたっていてホッとしました。 松村松年記載のものはシノニムとされたことになりますね。和名だけで虫の名を扱う場合には気を付けなければと、あらためて思いました。 そういえば私の恩師、坂上昭一(まもなく評伝本が出版予定)の初活字はマンシュウルリイトトンボ(現在のルリイトトンボ)の産卵観察記録でした。
> トンボ自然史研究所 様
> > 御推測通り,ホソヒラタアブの斑紋変異型です. > > 松村松年によりEpistrophe fallaciusとして記載され,1950年発行の北隆館 日本昆虫図鑑改訂版ではジュウニモンホソヒラタアブという和名で図示されていました. 市毛様 種名および型についてご教示いただき、ありがとうございました。 少し遅くなりましたが、当研究所のブログで写真撮影の状況などを紹介しておきました。 今後ともよろしくお願いいたします。 |
芋虫のつぶやき 様.
こちらはキノコバエ科の仲間と思われます.
市毛 様
早速のご返事ありがとうございました。 今後ともよろしくお願いいたします。 |
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