この掲示板を利用するのは初めてです。
少し疑問に感じたのですが、双翅目は紫外線に誘引されるという話をよく聞くのですが、紫外線に誘引されないものもいるのでしょうか?
JK 様.
灯火採集を行うと夜行性のガや甲虫・カメムシ等以外に,昼行性のチョウやセミ,ハチ,トンボ等いろいろな昆虫がライト(紫外線)に集まってきます. 少ないながらハエ・アブ類なども得ております. 感覚的には,他の昼行性の昆虫と大差ないように思います. 紫外線に誘引されない種類がいるかは不明です. 誘引されるという事象は電撃殺虫器などを調べると簡単に調査(証明)できそうですが,誘引されないという事象の証明は光源の強さや気温・湿度など色々なケースを想定して実験しなければならないので不可能に近いと思います.
ありがとうございます。
ある虫が紫外線に誘引されるという事象を証明できなかった=紫外線にその虫は誘引されないと結論づけるのは早計だということですか?
JK 様.
走行性などを調べる場合,外的環境の他に生理的変化(年齢等)を考慮する必要と考えています. 昆虫のように短命な生き物でも,羽化直後と成熟後では異なる行動を取ります. 人間で例えれば,幼少期と青年期,老年期では味覚などの好みが変わるようなものです. また,♂♀で差が出る種類もあるかもしれません. 走行性のメカニズムについて下記のようPDFがあります. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjaez/58/2/58_93/_pdf PDFには,とあるアメンボは,高温時は光に集まり,低温時は光を避けるそうです. このようなわけで,誘引されないことを実験で証明するのは,かなり大掛かりな実験が必要となります.
ありがとうございました。
|
「ご利用」は「ご指導」の誤りでした。
失礼いたしました。 HМ
HM様.
写真のハエは,Anisopodidaeカバエ科の仲間です. Sylvicola suzukiiスズキカバエである可能性が高いと思います.
茨城@市毛様
コメントありがとうございます。 スズキカバエは「森の住人」ですね。以前に南方種だとサイトでご教示いただいた記憶があります。 標本があるのですが、種の同定は可能でしょうか。 |
メンバラ 様.
残念ながら,この掲示板ではハモグリバエ科が分かる人がいません. ハモグリバエ科は,ほとんど黒色の小型種で,日本に260種以上いるようなので,写真ではほぼ区別できないと思います.
お忙しい中、さっそくお知らせいただきありがとうございました。状況証拠だけではどうにもならないということが良くわかりました。
|
夏風様.
写真のハエは,ヒロクチバエ科のLamprophthalma japonica ヒゲナガヒロクチバエです.
茨城@市毛様ヒロクチバエ科とヒゲナガヒロクチバエの名前を教えていただきこちらでも確認できました。
お忙しい中さっそく教えて頂きましてありがとうございました。 なかなか分らなかった名前がやっと判って嬉しいです。 オスとメスはずいぶん違って見えます。 数年前にもこちらで白い大きな平均こんを持つハエで教えていただきました、全くの素人ですがまたよろしくお願いいたします。 |
昨日、オサ堀りにとフィールドに出た際に、朽木の割れ目にキンバエの仲間が集まっているのを見たのですが、キンバエは成虫越冬するのでしょうか?
スズメ 様.
キンバエ類は夏に多くみられますが,スネアカキンバエやツマグロキンバエのように通年見られる種類もいるようです. |
- Joyful Note -
- Antispam Version -