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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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クロマルハナバチ♀っぽいハナア... 投稿者:しぐま 投稿日:2014/01/22(Wed) 06:50:29 No.8715 ホームページ  引用 
今年もお世話になります。

山麓にある鎮守の森(スギ林)の薄暗い林床でサラシナショウマを訪花する虻を撮りました。
ツートンカラーの配色が一緒に訪花していたクロマルハナバチ♀と少し似ている気がしました。
もし名前と性別(左右の複眼が接しているから♂?)が分かるようでしたら教えて下さい。
ストロボを焚いたら肉眼の印象とは違った写真になってしまいました。
ホバリングしながら吸蜜する様子を動画に撮りましたので、よろしければブログ記事もご覧ください。

2013年9月下旬・山形県
未採集・未採寸


Re: クロマルハナバチ♀っぽいハ... 投稿者:しぐま 投稿日:2014/01/22(Wed) 06:52:44 No.8716 ホームページ  引用 
もう一枚、横からの写真。
よろしくお願いします。


Re: クロマルハナバチ♀っぽいハ... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2014/01/22(Wed) 07:39:38 No.8717  引用 
しぐま様.

ツマキオオヒラタアブDideoides coquillettiの♀です.

Re: クロマルハナバチ♀っぽいハ... 投稿者:しぐま 投稿日:2014/01/22(Wed) 20:41:10 No.8718 ホームページ  引用 
茨城@市毛さん、こんばんは。
いつもお世話になっております。
迅速な回答ありがとうございました。
当てずっぽうの絵合わせでは丸っきり見当はずれのところを見ていたようです…。

Pegoplata juvenilis 投稿者: 投稿日:2014/01/16(Thu) 23:53:09 No.8705  引用 
今年もよろしくお願いします。

このハナバエ科は去年オスを4匹採集しました。
2013年5月24日に1匹、8月2日に2匹、11月22日に1匹、
場所はいずれも岐阜県海津市南濃町です。
体長は6-9[mm]とばらつきがあります。
現地で見た時の印象は、大きめのものでは白っぽく長めに見え、違う種類かもしれないと思っていました。
背の低い植生の上や落ちた枝の上にいて、地面に近い比較的低い所でした。


Re: Pegoplata juvenilis 投稿者: 投稿日:2014/01/16(Thu) 23:53:56 No.8706  引用 
最初に見たのはSuwa (1974)、Anthomyiidae of Japan ですが、
Pegoplata 属になりました。
種の検索はここでは2種だけで、この段階ではP. virginea になりました。
図は171ページにP. palposa しかありません。

図を探そうと思って中国蝿類を見ましたが、virginea を探していてその名前では載っていません。
後でjuvenilis の名前で766ページに載っている事が分かりました。

中国経済昆虫誌の花蝿科にはありました。
273ページの図877-879です。
この本は図がたくさんあり、表紙の紙質は簡単なものでとても安かったです。
600円のところを半額セールで買いました。


Re: Pegoplata juvenilis 投稿者: 投稿日:2014/01/16(Thu) 23:54:55 No.8707  引用 
ハナバエ科の交尾器もやはりそれぞれ特徴のある形をしているようです。

今度は種類が増えていないか、Suwa (1999)、JAPANESE RECORDS OF ANTHOMYIID FILES を見ました。
Pegoplata属は5種になっていました。

fukushii は1990年に記載され、他も調べるとその後2011年にplicatura のシノニムになっています。両方に図があります。
nigroscutellata はNupedia 属から移動してきています。最初に見た文献に図がありました。
palposa はそのままです。

infirma の文献はSuwa, 1983a で、Supplementary notes on the family Anthomyiidae of Japan (Diptera), II.です。
このシリーズはII以外はCiNiiで出てきますが、これだけは収録されているのがAkitu new series で、
収蔵図書館に利用者登録をすれば複写依頼ができるようですが、そこまではしていません。

問題のvirginea はjuvenilis のシノニムになっています。出典は、
Oku et aI., 1989: 245; Fukushi, 1990: 55; Mitsui, 1993: 19.
と並んでいます。
和賀岳自然環境保全地域調査報告書、
東京都大田区および埼玉県狭山丘陵のハエ類〔ハエ目(双し目)・ハエ亜目(環縫亜目)〕の分布 I、
の二つはJ-GLOBALで複写申込みしようと思えばできるようですが、ストップしています。
juvenilis は「Very common species 」とあるので超普通種のようですが、名前が変わった理由が分かると面白いと思います。
しかしこれらの文献の中に書いてあるとは限らないとも思います。

日本産昆虫目録データベースではvirginea にミヤマハナバエの和名がついています。
シノニムにいろいろ種類があるのを熟知していませんが、
それまで日本にjuvenilis がいるとはいわれていなくて、シノニムの処理がなされた後にvirginea が残っていない場合、
juvenilis をミヤマハナバエと呼ぶと考えてよいでしょうか。
変更の理由が分かった上でならだいぶ違うと思いますが、無理があると思いながらも、よろしくお願いします。


Re: Pegoplata juvenilis 投稿者: 投稿日:2014/01/16(Thu) 23:55:58 No.8708  引用 
交尾器を開こうとしてとれてしまった標本があったので、こりずに台所用漂白剤に入れてみました。
第5腹板は壊れました。
hypandrium など隠れている部分が少し見えるようになりました。
乾燥標本にしようと思った時に場合によってはpregonite やpostgonite も見にくい場合があるので、
複数採集できた時は解離処理するのもいいと思いました。
乳酸ならネット通販でも入手できるようなので将来的にはそれで練習してやってみたいと思います。
うまくいったら投稿したいと思います。


Re: Pegoplata juvenilis 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2014/01/17(Fri) 15:13:37 No.8711  引用 
大宮様.

Systema Dipteroroum http://www.diptera.org/index.php で調べると,Statusは両種共に有効名となっているので,Suwaが1974年に旧北区に分布するP. virgineaとしたものが,研究が進んで全北区に分布するP. juvenilisであったことが判明したという経緯と思われます.

シノミニックリスト(synonymic list)に,ずばりauthers, misident.(誤同定)と書いてあると解りやすいのですが(^_^;)

ここら辺は,多数の文献を見ていないと解り辛い話です.

Re: Pegoplata juvenilis 投稿者: 投稿日:2014/01/17(Fri) 22:59:12 No.8712  引用 
茨城@市毛様

コメントありがとうございます。Systema Dipterorum を見れば、完全に無効になったかどうかを知ることができるのですね。
「(Available, Valid) Changed Combination」になっています。
両方とも有効で利用可能という事は、統合とか先取権とかいう事ではなくて、あくまでも日本に分布しているものがどちらに属するかという事なのでしょうね。
専門の方が誤同定されるという事は両種が似ているのかもしれません。
本当のvirginea がどういうものか少し気になりますが、確かめるのは簡単ではないと思います。
中国でも、中国経済昆虫誌は1988年で、1994年の中国蝿類ではvirginea は消えてjuvenilis になっています。
近場にいるのはjuvenilis だろうと考えておこうと思います。
なかなか奥が深いようです。
ありがとうございました。

ニクバエ科の話題 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2014/01/15(Wed) 12:51:03 No.8702  引用 
Zoological Recordを見ていたら,Fragmenta Dipterologicaという雑誌を見つけました.

下記のURLで閲覧できます.
http://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Fragmenta_Dipterologica

ニクバエ等のLehrer氏の論文が多数載っております.

ZooRecoには,Vol.27のParasarcophago chihoi,Vol.29のKonoisca honshunia,Vol.30のPseudolhyrsocnema nevaiが日本からの新種記載と載っています.

時間が有ったら,読んでみてください.

Re: ニクバエ科の話題 投稿者: 投稿日:2014/01/16(Thu) 14:14:59 No.8704  引用 
茨城@市毛 様

いつもお世話になっています.さんごです.

貴重な情報を提供していただき,どうもありがとうございます.Zoological Recordにこのような報告がのっているとは,まったく気が付きませんでした.詳細これから確認してみます.

取り急ぎ,御礼までに.

フンバエ科の話題 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2014/01/15(Wed) 13:08:13 No.8703  引用 
色々と不明種が多くやっかいなフンバエのネタです.

Ozerovが2008年に大阪 和泉葛城山産の標本を元にMegaphthalmoides japonicusというフンバエを記載していたのを見つけました.

旧北区の検索でMegaphthalmoides属の特徴を見ると,Scathophaga属とは胸側部の長毛で区別が出来るようです.

論文のタイトルは
A.L. Ozerov, 2008, New species of Scathophagidae (Diptera). Russian Entomol. J. 17(4): 419-427.
ですが,直接リンクが張れません.

"ent17_4 419_427 Ozerov Scathoph (color).P65"で検索してください.

このハエの名前を教えてください 投稿者:TED 投稿日:2014/01/10(Fri) 20:04:44 No.8697  引用 
このハエの名前を教えてください。
撮影日;2013年10月24日
撮影場所;大阪府高槻市
シナヒイラギの葉の上に止まっていました。
クロバエ科と思うのですが、それ以上判りません。
よろしくお願いします。


Re: このハエの名前を教えてくだ... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2014/01/11(Sat) 09:16:44 No.8698  引用 
TED様.

下側板剛毛や下小楯板が見えないのではっきりしませんが,腹部第3背板に太い背板剛毛と後縁剛毛があるので,ヤドリバエ科の可能性があると思います.

Re: このハエの名前を教えてくだ... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2014/01/11(Sat) 16:05:29 No.8699  引用 
画像のハエは,賢そうな顔つきと市毛さんのご指摘のように腹部背板に直立して生じる強い剛毛からヤドリバエ科のことはほぼ間違いないでしょう。クロバエ研究者からは叱られそうですが,クロバエ科のハエの顔つきは何となく愚鈍か,垢ぬけしていない印象を受けます。私の勝手な印象ですが。オオクロバエの♂などは少々賢そうにみえますが,こいつらはただ単にテリトリーを張って♀の飛来を今や遅しと待っている面構えだけです。ヤドリバエがなぜ利口そうなのか?って。それは必死に寄主を探したり,多数の卵を忙しげに次々と産卵しなければならず,クロバエのように主に腐敗物を嗅覚頼りに集まってくるのとは違うのでは?

Re: このハエの名前を教えてくだ... 投稿者:TED 投稿日:2014/01/11(Sat) 21:37:38 No.8700  引用 
茨城@市毛様
アノニモミイア様

ありがとうございました。

撮影の時、亜小楯板、腹部背板が確認できる写真も
必要ですね。
とても勉強になりました。これからもよろしくお願いします。

コシアキツマグロキンバエ 投稿者: 投稿日:2013/12/01(Sun) 23:23:01 No.8669  引用 
先日教えていただいたCladura sp.と同じ時に採ったものです。
三重県いなべ市、渓流沿いの林道で標高400[m]くらい、11月8日、体長10[mm]です。
落ち葉が目立つ林道の路面にいたのですが、普通に各地で見るツマグロキンバエよりも大きいと思いました。
そして腹部の明るい部分も広く、珍しいのでメスでも採集しました。

胸部の側面をピンセットでつまんで翅を振り上げたところ、今回は運よく腹部から離れる角度になり、色の違いが見やすくなりました。
頑張って腹部末端を引っ張り出しましたが、撮影した後で乾燥させる時に下に垂れてしまいました。
次からはお尻を下向きにして安置しようと思います。


Re: コシアキツマグロキンバエ 投稿者: 投稿日:2013/12/01(Sun) 23:23:55 No.8670  引用 
Fauna Japonica Calliphoridae には、ツマグロキンバエとハラアカツマグロキンバエのメスの腹部末端の絵は載っているのですが、
コシアキツマグロキンバエについては載っていないです。
検索表を見ると、後脛節の前背剛毛で見分けるようです。

中国蝿類にもメスの図はないですが、記述の上では、
 ”産卵器第七背板の対は両方が楕円形の骨片で、第七腹板は三角形に似る。”
というようなことが書いてあり、それは当てはまると思いました。

中国動物志麗蝿科には589ページにIdiella tripartita の図があり、載っていました。
中国のほかの三種と比べてみてもこれが一番合うと思いました。

それにしてもFauna Japonica Calliphoridae には一般的にオスメス共に図が載っている事が多いので、
採集すれば各種これを見ればメスでも同定できるかもしれないと思いました。


はなあぶ28号と30-1号には本土でも見つかったという記事があり、
九州から関西地方の記録、茨城の記録があり、今回の採集場所はその間という事になります。
掲載された記録の中ではメスは1匹だけです。
11月の記録はないようです。
今度はオスも採ってみたいと思いました。


Re: コシアキツマグロキンバエ 投稿者:さんご 投稿日:2013/12/02(Mon) 11:03:44 No.8671  引用 
大宮様

こんにちは.いつもお世話になっております.さんごです.

これはこれは,貴重な写真を投稿くださいまして,ありがとうございます.

翅脈や交尾器もばっちり写っていて感激です.私は実物を見たことがないので大変参考になります.

もし機会がありましたら生態写真にも期待したいです.

とりいそぎ御礼までに.

Re: コシアキツマグロキンバエ 投稿者: 投稿日:2013/12/02(Mon) 23:23:05 No.8677  引用 
さんご様

こちらのほうこそお世話になっております。

残念ながら生態写真はないです。
採集するようになってからもできるだけ撮影もするようにしているのですが、
この日はだんだんと雲が出てきて、これを採った昼過ぎにはマクロ撮影は厳しいと思うようになりました。
接写に合ったフラッシュを使えればいいのですが、そこまできちんと用意していません。
たまに思いつきでフラッシュの発光部にフィルムケース型容器を押し当ててディフューザー代わりにしたこともありますが、確立したやり方ではありません。

撮影もするようにしていると言うよりは、いざハエを前にすると欲が出ると言った方が当たっているかもしれません。
しかしそのために撮影している間に当然逃げられる事もあります。
始めて日が浅いですが永遠のテーマかもしれません。

Re: コシアキツマグロキンバエ 投稿者: 投稿日:2013/12/15(Sun) 20:55:10 No.8687  引用 
あっ!

逃げられました。
撮影場所は岐阜県海津市、標高100[m]くらい、12月5日です。
前回採集した所から直線距離で8.5[km]ほど離れていて、県をまたいでそれぞれ養老山地の西側と東側という位置づけです。
サザンカの花に来ていたツマグロキンバエに混じって、見たのはたぶん一匹だけです。
一つの花に長くとどまることはなく、何度か見かけてから飛び去って行きました。
網を振ったのですが間に合いませんでした。
目の高さよりも若干高く、カメラの構えに手間取っていたのも災いしたかもしれません。

今週も探しに行こうと思っていたのですが、休みの都合や用事の都合や天気の都合が合わず、
いよいよ冬の天気になってきたので断念しました。
こちらはよく行く所なので来年以降またチャンスはあるかもしれません。


Re: コシアキツマグロキンバエ 投稿者:さんご 投稿日:2013/12/16(Mon) 12:04:48 No.8688  引用 
大宮様

いつもお世話になっております.さんごです.

これもまた素晴らしい写真を投稿いただきまして,ありがとうございます.

私は本種を生で見たことがないので感謝感激です.

噂にたがわぬ美麗なハエですね.

せっかく網をもっておられたのに,生態写真撮影をお願いしたばかりに逃げられてしまったようで,申し訳ないです.

12月になっても見られるのですね.勉強になります.

今後もがんばって下さい.そして興味深いものが採れましたら,ぜひまた投稿してください.

今後ともよろしくお願いします.

Re: コシアキツマグロキンバエ 投稿者: 投稿日:2013/12/17(Tue) 00:10:48 No.8690  引用 
喜んでいただけてうれしいです。

寒くなってきたのでこれからの時期は、日当たり加減を見て近場の風通しの悪い所でハエ探しをしたいと思っています。
平年並みなら年明けごろまで何かしらいると思うので頑張ります。

今年投稿しそびれているものもあるので、調べたらまた上げてみようと思います。

ミズアブ科の何者でしょうか? 投稿者:なみは 投稿日:2013/11/03(Sun) 13:59:53 No.8618  引用 
みなさま
こんにちは。
7月下旬に埼玉県の低山地の水域脇で、スギや広葉樹等の林縁で採集しました。
体長は8mm程度です。触覚末端節は伸張して細いです。
よろしくお願いします。


Re: ミズアブ科の何者でしょうか... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2013/12/14(Sat) 21:03:11 No.8685  引用 
なみは様.

亀レスになってしまいましたが,小楯板後縁に4本の太い刺状突起が見えるので,Evaza japonicaクロツヤミズアブ の可能性が高いと思います.

Re: ミズアブ科の何者でしょうか... 投稿者:なみは 投稿日:2013/12/16(Mon) 18:38:18 No.8689  引用 
市毛様
こんばんは。
小楯板後縁には4本の刺状突起があります。
クロツヤミズアブとのこと、その名の通り、全体的に光沢があります。覚えやすい種名ですね。
丹沢大山総合調査で確認されているのですね。ありがとうございました。

トゲハネバエ?と前に載せたハエ... 投稿者:まあ 投稿日:2013/12/14(Sat) 12:33:13 No.8682  引用 
こんにちはです。
だいぶ前に頭しか写ってないようなハエを”トゲハネバエでしょうか?”と無謀なお尋ねしたハエ^^;ですが今回撮った写真に翅のトゲが写ってましたので、再度載せてみたいと思います。
こちらは2011/11下旬の写真です。(残念ながら翅のトゲはよくわかりません)
大きさは翅先まで10mmぐらい
場所:阿武隈山地標高550mぐらいです。


Re: トゲハネバエ?と前に載せた... 投稿者:まあ 投稿日:2013/12/14(Sat) 12:37:27 No.8683  引用 
今年12月上旬の写真です。
短いですがちょっと長めのトゲがありました。


Re: トゲハネバエ?と前に載せた... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2013/12/14(Sat) 20:50:40 No.8684  引用 
まあ様.

チャバネトゲハネバエ等のTephrochlamys属かと思ったのですが,背中剛毛が2+3で小楯板剛毛が3対あるように見えるのでOrbellia tokyoensisセンチトゲハネバエに1票.

Re: トゲハネバエ?と前に載せた... 投稿者:まあ 投稿日:2013/12/15(Sun) 13:43:35 No.8686  引用 
茨城@市毛様、コメントありがとうございます。
写真等は見つけられませんでしたが、ネットに載ってた形態ともあってる感じでした。
センチトゲハネバエってこんな感じなんですね。

トゲハネバエはいろいろいますがまだまだわからない感じですね。楽しみです。

ノミバエ科の一種について 投稿者:HM 投稿日:2013/11/21(Thu) 20:46:01 No.8651  引用 
いつもご指導ありがとうございます。
11月20日に静岡県裾野市でノミバエ科の一種と思われるハエを採集しました。
画像から判断できることがありましたらご教示ください。
よろしくお願いいたします。
体長は3ミリ程度です。
                          


Re: ノミバエ科の一種について 投稿者:HM 投稿日:2013/11/21(Thu) 20:47:44 No.8652  引用 
追加の画像です。

Re: ノミバエ科の一種について 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2013/11/22(Fri) 01:23:02 No.8653  引用 
画像のハエは言うまでもなくノミバエ科Phoridaeの1種です。この科の属などの検索には頭部、胸部、脚などの剛毛分布状態などの形質を精査する必要があります。そのためにこの科の専門家でない限り、今回の画像だけでは属の同定もまず不可能です。
ただし、日本のノミバエ科に精通している研究者では外観の画像だけであるいは属などの同定が可能かもしれません。現在、この科の日本のアクティブな分類学者は1名だけです。

Re: ノミバエ科の一種について 投稿者:HM 投稿日:2013/11/22(Fri) 21:47:33 No.8654  引用 
アノニモミイア様
コメントありがとうございました。
ノミバエ科の分類の難しさがよくわかりました。
日本の研究者の現状まで教えていただき、感謝申し上げます。
今後ともご指導よろしくお願いいたします。     HM
                       

Re: ノミバエ科の一種について 投稿者:Hypocera 投稿日:2013/11/24(Sun) 18:56:25 No.8659  引用 
 写真のノミバエは、顔面のsupra-anttenal bristleが下向きならば(写真ではよくわかりません)、全体的な印象からMegaseliaだと思われます。Megaseliaは莫大な種類を擁する属で、ヨーロッパの双翅目の中でも最も分類の遅れたグループです。イギリスのDisney博士ががんばって、ヨーロッパはかなりまとまったかと思っていたところ、スウェーデンで未記載種がまとまってでてきてしまいました。山で無目的にスウィーピングをして採れるのはほとんどMegaseliaです。ただし、種類はたくさん採れます。日本のMegaseliaで種まで落とせるのは衛生害虫になっているもの、キノコ食のもの等ほんの少数です。和文でおおまかにノミバエの分類の要点について知ることができるのは以下の文献です。ネット上で無料でダウンロードできる筈です。
 
 金子ら(1961)日本産ノミバエ科に関する研究 衛生動物 12巻4号、238-247.

Re: ノミバエ科の一種について 投稿者:HM 投稿日:2013/12/02(Mon) 22:57:51 No.8673  引用 
Hypocera様
たいへん貴重なコメントをいただきながら気がつくのが遅れ、たいへん失礼いたしました。
懇切丁寧なご指導に心から感謝申し上げます。
文献を読み勉強したいと思います。
今後ともご指導よろしくお願いいたします。 HM

ヒザグロフンバエ or Amaurosom... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2013/11/26(Tue) 08:17:34 No.8660  引用 
茨城県南部霞ヶ浦水系の湿地で採集した体長7mm程のフンバエです.

当初,ヒザグロフンバエCleigastra apicalis ではないかと考えていましたが,先の同定会でバグリッチさんと話した際に,玉木さんがNanna属として記録した種類と同種ではないかとの話になりました.
(Sifner,2003 でNanna属は無効名とされ,現在ではAmurosom属となっています)

*)田悟敏弘・玉木長寿, 2005, 埼玉県,千葉県,茨城県,東京都で,2003−2005年に採集された双翅類の記録(2). 寄せ蛾記 118:39-49.

再度,旧北区の検索で属を調べてみると,couplet3の"Postpronotal lobe anteriorly with erect spines"という記述がありますが,写真のように肩瘤にspineと言えるほどの太い剛毛はありません.

ヒザグロフンバエについても,日本産昆虫総目録で本州に産すると記されているだけで,具体的な記録が出てきません.ネットで調べてみると,まあさんが阿武隈山地で撮影した画像が見つかるだけでした.http://mitikusakuttemiyo.blog70.fc2.com/blog-entry-876.html

この個体は,どちらの属なのでしょうか? 御教授頂ければ幸いです.


Re: ヒザグロフンバエ or Amauro... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2013/11/26(Tue) 22:15:35 No.8661  引用 
市毛様

 こんにちは。
 同定会の際にお話ししました通り、画像の種は、手持ちの標本とよく似ています。
 肩瘤には、非常に強い刺毛があります。
 市毛さんの標本で欠損の可能性もあると思います。

 ただ、その位置がanteriorlyでなく、postetirolyな点が異なっています。

 いくつも持っていますので、この週末でも標本をお送りします。比較してみてください。

 また、あす以降、画像と標本と詳しく比較してきたいと思います。
 ではまた。

Re: ヒザグロフンバエ or Amauro... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2013/11/30(Sat) 18:03:16 No.8662  引用 
市毛様

 良く似た手持ちの標本で検索してみました。
 ご指摘の『肩瘤にspineと言えるほどの太い剛毛はありません.』の部分ですが、確かに、そのようなものはありません。
 私が前のコメントで書きましたものは、強い刺毛で、spineでなありませんでした。
 旧北区の検索ではNannaには落ちずに、Orthachetaに行ってしまいました。
 Nannaではないように思います。

 一方で、Cleigastra にも行き着きませんでした。


 画像を添付しましたが、成虫全形画像の左はオス、右はメスです。オスは白い長い毛を体の下面〜脚のたくさん備えていて、大変きれいです。
 
 というわけで、結論できませんでした。
 
 詳しい方のフォローがいただけますとありがたいです。


Re: ヒザグロフンバエ or Amauro... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2013/11/30(Sat) 18:04:03 No.8663  引用 
画像に追加です

Re: ヒザグロフンバエ or Amauro... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2013/11/30(Sat) 18:05:37 No.8664  引用 
もうひとつ。

Katepisternumには、3本の強い刺毛がありますが、個体によっては、4本に見えるものもいます。


Re: ヒザグロフンバエ or Amauro... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2013/12/01(Sun) 17:31:30 No.8665  引用 
バグリッチ様.

確かに小楯板剛毛が2対あり,CMPDではOrthacheta属に行きつきますね.(脱落してたのと,日本にいないだろうと思って見落としてました)

改めてSifnerのフンバエ科カタログで極東ロシアの記録を調べてみたところ,20属近くが記録されており驚きました.(一部,Cordilura属等を細分化しているような傾向もあります).
中国の記録は,中国蠅類からあまり増えていないので,調査不足のようです.

CMPD(旧北区の検索)に載っていない,1999年に極東ロシアから新属として記載されたLangechristia属が気になります.

やはり,フンバエ科は難しいですね.

Re: ヒザグロフンバエ or Amauro... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2013/12/01(Sun) 18:48:29 No.8666  引用 
市毛様

 手元に、未同定の小型のフンバエ科を結構持っています。
 小型種は情報が少なく、難しいです。

 今回の種は、本日、2オス、1メス送りましたので、比較してみてください。
 ではまた。

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