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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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クロオビハナバエと似ていますが 投稿者:KURO 投稿日:2015/03/27(Fri) 20:12:17 No.9260  引用 
高知県室戸市での画像です(3/21)。
ネット上で見られるクロオビハナバエと似た外見ですが、
胸の黒紋の様子が微妙に違うような気がします。
やはり別種でしょうか?詳しい方のご見解をお願いいたします。


Re: クロオビハナバエと似ていま... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/03/28(Sat) 23:04:33 No.9261  引用 
KURO様.

写真のハナバエは,クロオビハナバエAnthomyia illocataではなく,近縁のA. latifasciataの可能性が高いと思います.

詳しくは,
Suwa, M. 1987. The genus Anthomyia in Palaearctic Asia (Diptera: Anthomyiidae). Insecta matsumurana 36:1-37.
をご覧になってください.

Re: クロオビハナバエと似ていま... 投稿者:KURO 投稿日:2015/03/29(Sun) 12:57:44 No.9264  引用 
茨城@市毛 様
回答ありがとうございます。
ご紹介いただいた文献はPDFで公開されていましたが、よく分かりませんでした。
でも、ハナバエ科Anthomyia属まで絞り込めただけでも良かったです。
どうもお世話になりました。

クロヒカゲイエバエ 投稿者: 投稿日:2015/03/26(Thu) 23:10:58 No.9258  引用 
採集場所は愛知県あま市,標高3m,採集日は2015年1月23日,体長は6mmです.

針は微針を刺しました.

はなあぶ誌37号の検索表で調べるとHebecnemaになります.
116ページのcouplet 16で,「♂の頭部上方はしばしば平圧される」とありますが,なかなか微妙なカーブだと思います.
日本のイエバエ科のクロヒカゲイエバエの説明では,”側額と亜側顔が横顔では見えない”という内容の事が書かれています.
中国蝿類の1071ページの図版231の2425では横顔が出ていて,カーブは多少違うものの雰囲気は似ていると思います.

37号の解説によると少ない種だそうで,採集地でも今までに数えるほどしか見たことがありません.
今回の採集地は標高が低いので山地性というよりは森林性という事になると思います.
冬だからかもしれませんが,ヒカゲではなく日の当たる葉の上にいました


Re: クロヒカゲイエバエ 投稿者: 投稿日:2015/03/26(Thu) 23:12:03 No.9259  引用 
日本のイエバエ科の検索表でも,はなあぶ誌28号の種類が増えた検索表でも,胸背と腹背に明瞭な縦線はないという選択肢になります.
一方で詳しい記述では,胸部に4本のはっきりしない暗い縦条と,腹部第3と第4背板に暗い中央の縦線があります.
手元の標本は暗い線も見当たらず,胸部と腹部で多少の質感の違いはあるものの,およそ黒一色に見えます.

もっと違いが目立つのは鱗弁の色で,
教科書通りなら褐色で,黄色い平均棍とは異なる色彩で,Plete 18-12を見ても上下とも暗色なのですが,
手元の標本は明るい色をしています.

しかし色彩についてはいろいろあるようで,例えば脚の色を見ると,
日本のイエバエ科では腿節が黒色,脛節が暗褐色であるのに対して,
中国蝿類のH. fumosa では中脚と後脚の脛節は黄色で,ある時には暗褐色で,検索表でも基本的には黄色という事になっています.
異なるカラーバリエーションがあってもいいかもしれないと思います.

今回はゲニタリアは未処理なので,追加個体が採れたら見てみようと思っています.

ついでになりますが中国のMydaeinaeの文献を見つけました.英文です.
http://jinsectscience.oxfordjournals.org/content/14/1/22

Phasia cf. albopunctata 投稿者: 投稿日:2015/03/13(Fri) 23:30:01 No.9243  引用 
採集場所は岐阜県海津市南濃町,月見の森,標高100m.
採集日は2014年11月30日,体長9mmです.
曇りでも平年より気温が高い中,サザンカの花を見て周っていました.
その時に採集した別のハエについては次号のはなあぶ誌に投稿しましたが,
こちらは同じく訪花していたヤドリバエです.

僕は初めて採りましたが一見してPhasiaのようで,Mosch-WebやPalekeyで確かめました.
翅がきれいな種類では角度を水平にして標本にすることもあると思いますが,
今回マウントする時間ができるまで冷凍したところ,解凍時に翅が上向きになりました.
角度が違うと印象が変わりますが,ゲニタリアを横からも見るので,これはこれで様になっているのではないかと思います.


Re: Phasia cf. albopunctata 投稿者: 投稿日:2015/03/13(Fri) 23:30:49 No.9244  引用 
メスの腹端部ですが,死んだ後で自然にこの状態になりました.

以前に紹介された文献,Sun, X. and S.A. Marshall. 2003. を見てみました.
図が多いと検索表よりも先に絵合わせがしたくなります.
細くとがっているのは第7腹板と第8腹板だそうです.
掲載されている中では,231ページのPhasia albopunctata が似ていると思います.

オスの頭部の図よりも手元のメスの標本のほうが額幅がわずかに狭いので,あれっと思いましたが,
記述でも,オスの眼は単眼の幅ほど離れるのに対して,メスではほぼ接するそうで,普通の感覚とは逆なので面白いと思いました.

日本昆虫目録で他の属から移動してきたものについてはどんな特徴があるのか調べられていません.

近辺では個体数が少ない種だと思いますが,今度はオスを採ってみたいです.


Re: Phasia cf. albopunctata 投稿者: 投稿日:2015/03/14(Sat) 00:54:42 No.9245  引用 
疑問が残るのは,63ページの検索表の35番で腹端部について述べている所ですが,
「Ovipositor (segment VIII) much shorter than sternite VIII」
という記述がよく理解できないのです.

そこで分岐するP. grazynaeは図がないのですが,

その記述は簡潔で,見ると,albopunctataに類似し,違いは問題の腹端部の相対的な長さだとあります.
「and females differ in relative lengths of ovipositor and sternite VII.」

もしかしたら検索表は本来は,sterniteのVIIIとVIIを比べるはずだったのだろうかと思ってしまいます.

そうだとしたら手元の標本はsterniteVIIIが長いgrazynaeの可能性もあると思います.

Character Matrixも形質の内容が書かれていないと思うのでそれで比べることもできないです.

何か勘違いをしているかもしれませんが,よく分からないのでcf.にしてあります.

Re: Phasia cf. albopunctata 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/03/15(Sun) 22:01:41 No.9246  引用 
大宮様.

恐らく,大宮さんの推測通りP. albopunctataと思われます.
原記載の付図を見ると,P. grazynaeのovipositorはsheathを超える位置で軽く波曲しています.また,顔も触角直下が窪んでいます.

couplet 35の検索についても,推測通りovipositor(segment VIII)とsheath(Sternite VII)の長さを比較しているようです.

Phasiaの尾端の用語は,Herting(1957)を読まないとはっきりしません.

Re: Phasia cf. albopunctata 投稿者: 投稿日:2015/03/15(Sun) 23:56:20 No.9247  引用 
茨城@市毛様

原記載を調べて下さりありがとうございます.
手元の標本との違いが分かりました.
cf.を外せそうです.
検索表の表記についても謎がひとつ解けました.

Herting(1957)はドイツ語の形態学の文献ですね.
ネット上で40ドルほどで購入できるようです.
現段階ではそういう文献があるという事は覚えておきたいと思います.

教えて下さりありがとうございました.

埼玉のガガンボダマシ 投稿者:バグリッチ 投稿日:2015/03/07(Sat) 09:26:55 No.9240  引用 
皆さん こんにちは。

 今回、昨年12月に埼玉の平野部で採ったガガンボダマシについての質問です。
 これまでは、サカグチがほとんどで、たまにニッポン、ウスモン、フユが採れていましたが、突然、初めて見る特徴的なゲニ種が見つかりました。
 Trichocera mirabilisではないかと考えていますが、近似種情報などよく知りません。いかがでしょうか。
 分かる範囲でご教示いただきたく お願い申しあげます。

 


Re: 埼玉のガガンボダマシ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/03/07(Sat) 16:39:52 No.9241  引用 
Trichocera mirabilisの雄交尾器の図(部分)を貼っておきます。ご参考に。

Nakamura, T. & Saigusa, T., 1997. A revision of the Japanese species of the subgenus Metatrichocera Dahl, 1966 lf the genus Trichocera Meigen, 1803. Nature and Human Activities, 2: 59-89.

兵庫県立人と自然の博物館の報告書でして,これが交尾器に変形のあるTrichoceraの論文です。


Re: 埼玉のガガンボダマシ 投稿者:バグリッチ 投稿日:2015/03/07(Sat) 18:40:19 No.9242  引用 
アノニモミイア様

 情報ありがとうございます。

 整理が悪かったのと、記憶が薄れていたことで抜けていましたが、ご教示いただいた文献があったような気がして探しましたところ、見出しました。

 画像のように異常に長い平均棍と、翅の端部・膜部裏面のmacrotrichiaも確認できましたので、Trichocera mirabilisで良いように思います。

 ご教示に御礼申し上げます。 

ヨツボシヒラタアブ? 投稿者:HY 投稿日:2015/03/03(Tue) 21:23:44 No.9236  引用 
お世話になります。
沖縄県国頭村で2015年2月に採集しました。体長は10mmです。
新訂原色昆虫大図鑑第3巻で調べた結果、ヨツボシヒラタアブに似ています。同定よろしくお願いします。


Re: ヨツボシヒラタアブ? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/03/04(Wed) 22:10:55 No.9238  引用 
HY様.

HY様のご指摘通り,ヨツボシヒラタアブXanthandrus comtusです.ヨーロッパから台湾まで広く分布しておりますが,南西諸島では少ないようです.

Re: ヨツボシヒラタアブ? 投稿者:HY 投稿日:2015/03/04(Wed) 23:56:23 No.9239  引用 
市毛 様

沖縄島に分布の資料が見いだせなかっため、同定依頼しました。
ご教示ありがとうございました。

シマバエ科? 投稿者:Arge 投稿日:2015/02/16(Mon) 20:56:05 No.9228  引用 
ご無沙汰しております。

兵庫県西部で5月にマレーズトラップで採集されたハエです。
一見トゲアシモグリバエ科かと思ったのですが、翅脈が違います。
検索表を読んでいくと、最終的にシマバエ科のItomyia属にたどり着いたのですが、既知種の写真を見る限り違うようで、どこかで検索表を読み違えたのではないかと思います。

何かわかりましたらよろしくお願いします。


Re: シマバエ科? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/02/19(Thu) 14:25:56 No.9229  引用 
しばらくどなたからも返信がないので,この仲間については詳しくありませんが一言。

写真が大変不鮮明で主要な分類形質がほとんど写っていないので,判断材料が稀薄です。

少なくともOdiniidaeトゲアシモグリバエ科ではないでしょう。同科にはpresutural dorosocentral bristleがあるのですが,どうもそれは写っていないようです。また,3対の額眼縁剛毛があり,前端の対はやや内側を向きます。これらの形質も画像では全く見えません。画像のコントラストが強すぎて,刺毛などがほとんどとんでしまっていますね。

Lauxaniidaeシマバエ科のような印象ですが,この科の主要形質である,2対の後傾額眼縁剛毛,脛節先端背面の1剛毛などが画像ではほとんど確認できません。これらの形質について標本で調べてみたらどうですか。

Itomyiaは画像のようなシマバエとは概観が全く異なります。

いい画像が撮れないのでしたら,科の検索表を調べた時の主要形質についての観察結果を示されたら参考になるでしょう。

その内,この仲間などに詳しい方が,写真の外観だけでコメントしてくれるといいですね。

Re: シマバエ科? 投稿者:Arge 投稿日:2015/02/19(Thu) 21:50:49 No.9230  引用 
アノニモミイア様
ご返信ありがとうございました。

再度撮影を試みましたが、デジカメが古くなったせいかモニターの移りが悪く、うまくピントの合った写真が撮れませんでした。

北隆館の図鑑の検索表を見る限り、まず無弁翅類で83まで行き、それから、口吻は短い、単眼がある、複眼に眼柄はない、触角刺毛が発達する、後付節第1節は発達しない、翅のSc脈は完全で直角に曲がらない、体は細長くない、触角梗節先端は突出しない、翅の前縁脈に切目がない、で95まで来て、ツヤホソバエ、フトモモホソバエ、ヨロイバエとは明らかに違い、Cu融合脈は短いので、結局シマバエ科ということになりました。

翅の斑紋が独特なので分かりやすいかと思ったのですが、どうも簡単に手に入る文献ではわからなさそうです。
専門の方はご高齢で同定依頼も難しそうですので、中国かロシアの文献を探してみようかと思います。

ありがとうございました。

Re: シマバエ科? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/02/21(Sat) 00:42:57 No.9231  引用 
参考にLauxanidaeと思われるネパールの標本の画像を貼っておきます。Traginopsカトウトゲアシモグリバエのように頭頂部が盛り上がっているのが平行現象のようにみえます。

Re: シマバエ科? 投稿者:Arge 投稿日:2015/03/03(Tue) 22:45:36 No.9237  引用 
アノニモミイア様

少し調べてみましたが、ロシアや中国だけではなく、東南アジアの方も調べる必要がありそうですね。

とりあえず、旧世界の属の分類に関する文献をネット上で見つけたので、それを足掛かりに何とか時間がある時に調べてみたいと思います。

ありがとうございました。

ヤマモトオオカバエでしょうか? 投稿者:りゅうひ 投稿日:2015/02/21(Sat) 11:47:31 No.9232  引用 
ご無沙汰いたしております。

栃木県内で2年前に採集したカバエですが、北驫ルの大図鑑を見ても自信が持てなかったもので、ここにご質問させていただきました。
この個体はヤマモトオオカバエ Olbiogaster yamamotoi Okadaでしょうか?県北部2箇所で採集されました。体長約11mmです。
よろしくお願いいたします。


Re: ヤマモトオオカバエでしょう... 投稿者:りゅうひ 投稿日:2015/02/21(Sat) 11:48:17 No.9233  引用 
上からの図です。
写真があまりよくなく、申し訳ありません。


Re: ヤマモトオオカバエでしょう... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/02/21(Sat) 12:58:40 No.9234  引用 
りゅうひさん。画像のカバエは間違いなくOlbiogaster yamamotoiです。大変稀な種ですが,2カ所で採集されたとのこと珍しい記録です。画像の個体は腹端の形状から雌のようです。もう一か所の個体の性はなんでしょうか。なお,本掲示板の原則でしょうから採集地,採集年月日などは差支えなければ画像と一緒に出してください。

Re: ヤマモトオオカバエでしょう... 投稿者:りゅうひ 投稿日:2015/02/21(Sat) 15:16:09 No.9235  引用 
アノニモミイア先生、大変ご無沙汰いたしております。
また、ご返信ありがとうございました。
うっかりしており、採集地と年月日の記述を忘れておりました。申し訳ありません。

もう1個体もメスです。本個体は那須塩原市の個体です。栃木県那須塩原市ではマレーズトラップで採集されました。6月下旬〜7月中旬にかけてです。もう1個体は日光市で採集されました。両方とも2013年の採集品です。
ヤマモトオオカバエとのこと、嬉しい限りです。どこかに報告いたしたいと思います。ありがとうございます。

都心ハモグリバエ? 投稿者:やまちゃん 投稿日:2015/02/09(Mon) 01:49:48 No.9222  引用 
冬の東京都心ですが、ハモグリバエ科と思われるハエを採集しました。あまり自信がないのですが、それで当たっていますでしょうか?! ご意見を頂けましたら幸いに存じます。

Re: 都心ハモグリバエ? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/02/09(Mon) 07:22:34 No.9223  引用 
やまちゃん様.

写真のハエは,ハモグリバエではなく,キモグリバエ科Chloropidaeの仲間です.

恐らく,Dicraeus phyllostachyusオオササノミモグリバエではないかと思われます.

Re: 都心ハモグリバエ? 投稿者:やまちゃん 投稿日:2015/02/09(Mon) 16:34:12 No.9224  引用 
これは早速にどうもありがとうございました。検索表を見ながら考えたつもりですが、なかなか難しいですね・・・。もっと修業が必要ですが、またご教示をよろしくお願いいたします。

Re: 都心ハモグリバエ? 投稿者:やまちゃん 投稿日:2015/02/09(Mon) 18:22:04 No.9225  引用 
市毛様:

たびたび恐縮です。そうしますと、これもキモグリバエ科の同じ種類かと思われますが、いかがでしょうか?


Re: 都心ハモグリバエ? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/02/10(Tue) 00:00:12 No.9226  引用 
キモグリバエ科はどちらかと言えば無弁翅類のなかでも一番識別しやすい科です。

1)Sc脈の発達が悪い。
2)R1脈が前縁に達する少し手前に顕著な前縁の切れ目がある。
3)後(第二)基室と中央室の境の脈が消えて,両室が合一する。
4)上記合一した室の後縁になる脈がやや手前でわずかではあるが特徴的に弱いカーブを示す。
5)頭頂に通常は無毛で光沢のある大型の単眼三角部がある。
6)翅にcua室(伝統的な臀室)を欠く。

とくに,4と5は重要な特徴です。

Re: 都心ハモグリバエ? 投稿者:やまちゃん 投稿日:2015/02/11(Wed) 17:58:21 No.9227  引用 
アノニモミイア様:

これはご丁寧な解説を、どうもありがとうございました。よく覚えておきまして、これから活用したいと存じます。いつもご親切なご教示を賜りまして、お礼申し上げます。

同定お願いします 投稿者:HY 投稿日:2015/02/05(Thu) 18:11:37 No.9216  引用 
お世話になります。

沖縄県国頭村西銘岳(2014.12)で夜間灯火で採集しました。体長は6mmです。
三枝氏のオドリバエ図解検索表で検索した結果、Phyllodromia 属にたどりつきました。
検索の経過は以下の通りです。
1.前脚は捕獲脚に変形している→54.翅にR4脈を欠く→57.翅は中室を欠く→58.翅のM2脈はその基部が存在し、M1脈と分岐する。
顔が細長く、複眼も細長いです。また、腹端の形状から雌だと思われます。
同定・ご教示、よろしくお願いします。

Re: 同定お願いします 投稿者:HY 投稿日:2015/02/05(Thu) 18:13:51 No.9217  引用 
画像を添付します。

Re: 同定お願いします 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/02/05(Thu) 19:55:30 No.9218  引用 
残念ながら,これはオドリバエ科ではありません。触角を見れば分かるように長角亜目のケバエ科の雌です。Bibio属ですが,この時期に沖縄で発生するのはBibio ryukyuensis Hardy et Takahashi, 1960でしょう。色彩の記載は画像に良く合います。本種は1月から3月まで採集されていますが,原記載に用いた標本はRyukyu Is.だけで,正確な産地は分かっていません。原記載の後脚の図では後脛節が今回の画像よりやや先に向かって肥大し,付節もかなり太目です。しかし,原記載の後脚の図の性が示されていないので,あるいは図は雄で,雌は今回の画像のように細いのかもしれません。

オドリバエ科の触角は第1,2節が短く,第3節は長さが多様で,その先には糸状ないし筆状の触角刺毛が付いています。ケバエでは第1,2節の先には少なくとも数節以上に分節した鞭節が付いているので,長角亜目のものと分かります。

新訂原色昆虫大図鑑第3巻の双翅目の概説にこの目の成虫の形態の概要と,科の検索表があるので参照されたらいかがですか。

Re: 同定お願いします 投稿者:HY 投稿日:2015/02/05(Thu) 23:54:46 No.9219  引用 
アノニモミイア 様
早速、触角を実体顕微鏡で観察しました。この個体の触角は、ご教示のように鞭節がついています。オドリバエ科とケバエ科の触角の説明は大変勉強になりました。
ご教示ありがとうございます。

Re: 同定お願いします 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2015/02/06(Fri) 18:07:09 No.9220  引用 
昆虫の触角について,私が2種類の名称体系を混用したので誤解があるようです。

一つは,根元から第1(触角)節(1st antennal segment,1st segment,以下同様),第2(触角)節,第3(触角)節と順次番号を付ける名称。
もう一つは,根元から,柄節(scape:第1触角節に相当),梗節(pedicel:第2触角節に相当),鞭節(flagellum:第3触角節から先端まで)の形態学用語があります。なお,鞭節はそれ自体が一つの節と考えられ,それがほとんどの昆虫のように多数の小節に分節しています。鞭節が分節した一つ一つが鞭小節(flagellomere)です。

ですから,第3(触角)節は通常は第1鞭小節(1st flagellomere)に相当しますが,触角の形態進化上では基部にある複数の鞭小節が融合して単一の節に見える場合もあります。

オドリバエでは,第1(触角)節(柄節),第2(触角)節(梗節)の先に第3(触角)節(第1鞭小節)があり,その先に触角刺毛(antennal aristaまたは単にarista)または触角筆節(antennal style)と呼ばれる2小節から構成された構造があります。オドリバエの触角刺毛または触角筆節の基部の節を第2鞭小節,先の部分を第3鞭小節とみることができます。環縫類(ハナアブやさらに高等ないわゆるハエ類)では触角刺毛(これらの群では触角筆節の形状を取ることは稀)は3節から構成されています。

ケバエなどの長角亜目では,柄節,梗節のさきに多数の鞭小節に分節した鞭節が続きます。ガガンボやキノコバエなどのように鞭小節が細長くてそれぞれの境界が分かりやすいものと,今回のケバエやブユ,ニセケバエ,などのように鞭小節が大変短くて鞭節が全体として圧縮されたように見える群もあります。

一方,短角亜目の中でも,オドリバエや環縫類に含まれる多くの高等ハエ類のように鞭節が大型の第1鞭小節(第3触角節,第3節)とその先の触角刺毛に変形している場合はわかりやすいのですが,多くのアブ類のように数個の鞭小節が圧縮(さらに部分的融合)された触角筆節を形成しているものや,キアブ,クシツノアブのように,外観は長角亜目の触角とほとんど違わないように,多数の同形の鞭小節から構成されているものもあります。

ですから,オドリバエ科でもケバエ科でも梗節(第2触角節,または第2節)の先に鞭節が付いていることは同じですが,鞭節の構造が異なるということです。あなたが「鞭節がついています」と書き込まれたので,誤解がないように詳しく説明しました。更に詳しくは新訂原色昆虫大図鑑第3巻等の双翅目の概説を参照ください。

Re: 同定お願いします 投稿者:HY 投稿日:2015/02/06(Fri) 20:21:17 No.9221  引用 
アノニモミイア 様
触角についての詳細な解説、ありがとうございます。大変勉強になりました。これからは、触角の観察を怠らないようにします。そのためにも、新訂原色昆虫図鑑第3巻を何とか入手したいと思います。
ご教示ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

コシボソハナアブ 投稿者:なみは 投稿日:2015/01/31(Sat) 17:00:33 No.9213  引用 
皆様
こんにちは。
10月下旬に神奈川県相模原市緑区で採集したコシボソハナアブ類と思われる個体の種名をご教授ください。
頭部や胸部背面、小楯板、腹部第一節が光沢のある紺色をしています。腹部二節以降は赤褐色をしています。
体長は12mm程度です。
よろしくお願いします。


Re: コシボソハナアブ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2015/01/31(Sat) 19:52:53 No.9214  引用 
なみは様.

Baccha laphrieformisムモンコシボソハナアブと思われます.

Re: コシボソハナアブ 投稿者:なみは 投稿日:2015/01/31(Sat) 20:36:52 No.9215  引用 
市毛様
こんばんは。
早速の返信ありがとうございます。

ハナアブ図鑑に載っておりました。♂♀で大分違うのですね。
今後ともよろしくお願いします。

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