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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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教えてください。 投稿者:質問 投稿日:2011/10/11(Tue) 23:24:38 No.7158  引用 
お忙しいところ失礼いたします。

ヒトリガの幼虫を飼育していた際、双翅目の幼虫が表皮を食い破って出てきました。それの成虫を同定しようとしたのですが、絵合わせくらいしかできず挫折しました…。

出来れば種名まで教えて頂けると幸いです。
宜しくお願い致します。

ヒトリガ幼虫の採集場所は北海道札幌市で、
採集日は2011年6月21日-7月14日です。
個体は70%アルコールで保存しており、状態は良くありません。

Re: 教えてください。 投稿者:質問 投稿日:2011/10/11(Tue) 23:25:23 No.7159  引用 
A-1
サイズは1cm程です。


Re: 教えてください。 投稿者:質問 投稿日:2011/10/11(Tue) 23:26:11 No.7160  引用 
A-2
上個体と同じ個体です。

Re: 教えてください。 投稿者:質問 投稿日:2011/10/11(Tue) 23:27:12 No.7161  引用 
失礼しました。
A-2


Re: 教えてください。 投稿者:質問 投稿日:2011/10/11(Tue) 23:28:04 No.7162  引用 
A-3
上の個体と同じ個体です。


Re: 教えてください。 投稿者:質問 投稿日:2011/10/11(Tue) 23:28:49 No.7163  引用 
A-4
上の個体と同じ個体です。


Re: 教えてください。 投稿者:質問 投稿日:2011/10/11(Tue) 23:30:40 No.7165  引用 
B-1
上の個体とは違う個体ですが、
同種でしょうか?


Re: 教えてください。 投稿者:質問 投稿日:2011/10/11(Tue) 23:32:22 No.7166  引用 
C-1
羽化不全を起こしていました。
体長は8mm程です。


Re: 教えてください。 投稿者:質問 投稿日:2011/10/11(Tue) 23:33:07 No.7167  引用 
C-2
上の個体と同じ個体です。


Re: 教えてください。 投稿者:質問 投稿日:2011/10/11(Tue) 23:33:53 No.7168  引用 
C-3
上の個体と同じ個体です。


Re: 教えてください。 投稿者:質問 投稿日:2011/10/11(Tue) 23:34:38 No.7169  引用 
C-4
上の個体と同じ個体です。


Re: 教えてください。 投稿者:質問 投稿日:2011/10/11(Tue) 23:35:24 No.7170  引用 
D-1
体長は1cm程です。


Re: 教えてください。 投稿者:質問 投稿日:2011/10/11(Tue) 23:36:36 No.7171  引用 
D-2
上の個体と同じ個体です。

連続で沢山の写真、失礼いたしました。
標本の状態も良くなく、難しいとは思いますが、
宜しくお願い致します。


Re: 教えてください。 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2011/10/12(Wed) 00:38:58 No.7172  引用 
写真の寄生蠅はすべてヤドリバエ科Tachinidaeの種であることは間違いないでしょう。日本には数百種以上のヤドリバエ科のハエが生息していると言われています。そして、ヤドリバエ科の同定はごく一部の顕著な種を除くと、専門家が標本を検して初めて可能だろうと思います。

この科の分類学の研究論文から判断しますと、日本でヤドリバエ科を的確に同定できる専門家は九州大学に2名おられるだけでして、しかもその方たちは本掲示板には出てきていません。

研究論文作成などのために同定が必須であるという場合に限って、彼らに同定を依頼すればしてもらえる可能性はあります。

このように、現在(おそらく将来何十年も)日本でヤドリバエ科の「名前を単に知りたい」という希望は、一部の顕著な特徴を持っている種を除くと、叶えられない状況です。生物多様性の重要性が一見強調されているような昨今ですが、残念ながらわが国では双翅目に限らず昆虫分類学を専攻できるようなポジションや研究費の支給を国や地方自治体がほとんど行っていないというのが現状です。

Re: 教えてください。 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/10/12(Wed) 11:17:54 No.7174 ホームページ  引用 
質問様.

 アノニモミイア氏が述べているようにヤドリバエ科は他のハエに比べ多数の種類が日本に分布しています.当然,属数も多く検索が非常に厄介です.旧北区の双翅目マニュアルでのヤドリバエ科の検索表は,549ものcoupletから成り立っているので,これを見ただけで大半の人は投げ出します.
 また,毎度のことながら,体全体の毛の配列を見ないと属を調べるための検索表を使えません.ヤドリバエ科の場合,人間に例えると首の付け根にある前胸腹板の形状や剛毛の有無などまで見なければならないので,時には乾燥標本の頭部を外して観察することもあります.
 
 今回の場合,ヒトリガArctia cajaがHostとのことですので,H. Shima(2006)A Host-Parasite Catalog of Tachinidae (Diptera) of Japan(ヤドリバエ科の寄主目録)を元に推測していくと,A及びBはCarcelia属の1種の可能性が高いと思います.Dの種類も見た記憶はあるのですが,標本が出てきません.
実際には,この寄種目録に記録されていない種類も寄生する可能性があるので,標本を精査しないと属を特定することすら困難です.

Re: 教えてください。 投稿者:質問 投稿日:2011/10/12(Wed) 22:46:24 No.7178  引用 
とても早い回答有難うございます。
同定が難しいとは思っていましたが、
ヤドリバエ科がそこまで属数、種数が多く、困難なものだとは初めて知りました。

述べてくださった内容を知れただけでもとても勉強になりました。
アノニモミイア様、茨城@市毛様有難うございました。

ハイジマハナアブについて 投稿者:necydalis 投稿日:2011/10/07(Fri) 20:02:02 No.7147  引用 
こんばんは。どなたか教えてください。

 ハイジマハナアブ( Eumerus のうち、白い紋がないグループ)ですが、
せめて低地や身近なな環境に見られる種について、現在の国内分布(本州
以西とか、四国・九州とか)と簡単な種の区別点などをを教えていただけ
ませんか?

 「はなあぶ」に出ている

市毛勝義:日本産ハイジマハナアブ類について(第1報)

を見ればよいのかもしれませんが、「ハナアブ」自体を購読していない
のです(六本脚から買え!と言われるかもですが)。

 もしかしたら、その後、追加記録が出て分布や種に関する知見が更新されて
いるかもしれませんが、可能なら重要な新知見についても教えていただき
たいです。

 あと、雌での同定ポイントと幼虫の食性についても既知の情報があれば
教えてください。

 あれこれ教えろとはムシがよいとは思いますが、どうかよろしくお願い
いたします。

 PS 参考に載せた画像は、九州北部の水田でみかけたもの。雌です。


Re: ハイジマハナアブについて 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/10/08(Sat) 00:07:59 No.7148 ホームページ  引用 
necydalis様.

イケザキハイジマハナアブE. kongosanensisが兵庫から記録された以外は,重要な追加記録や新知見は出ていないと思います.

雌での同定ポイントは,ツマキハイジマハナアブE. figuransが分布から,イイダハイジマハナアブ E. iidaiが体長から,コブアシハイジマハナアブE. funeralisが後腿節の突起から区別出来ると思われます.他の種類については判別不能です.

幼虫の食性についての情報は全くありません.
海外の論文を読むと,玉ねぎやユリ科の他にサボテンまで食べる種類が見つかるほど,色々な植物を食べるようです.

HPにアドレスが載せてありますので,御連絡頂ければ別刷りをお送りします.双翅目に興味があるのならば,談話会に御入会頂けると幸いです.

Re: ハイジマハナアブについて 投稿者:なんくろ 投稿日:2011/10/09(Sun) 13:19:18 No.7151  引用 
necydalis様
茨城@市毛様

九州の何カ所かでハイジマハナアブの仲間を採集して市毛さんの文献で調べたところ、ヒライハイジマハナアブ Eumerus sp.5を確認しています。
採集したときにヒガンバナの球根に集まっているメスを確認しています。また、ヒガンバナがたくさん見られる水田まわりでたくさんの個体を確認しています。
共にお仕事中でしたので、データを公表することはできません(T_T)が、これをヒントにしていただけるとうれしい限りです(産卵現場を押さえて他の方が発表してもうれしいですね!)。
necydalisさんの撮影された場所が「九州北部の水田」という事ですが、今の時期ですとたくさんヒガンバナが咲いているのではないでしょうか?
そうするとヒライハイジマハナアブの可能性が高いかも知れませんね。
もちろん、ちゃんと標本を確認する必要があるのですが...。

Re: ハイジマハナアブについて 投稿者:pakenya 投稿日:2011/10/10(Mon) 17:48:02 No.7156  引用 
皆様こんばんわ

私の経験からはこんな感じです。
・平野部から丘陵地のヒガンバナやドクダミが生育するような湿潤な環境ではヒライハイジマが優占種である。本種は初夏から秋まで普通に見られる。
・関東では山地の林道に行くとカツラハイジマがエヒメマドやコモンマドと一緒にいる。主に夏から初秋。
・宮崎県の小林付近では秋にニセハイジマがツマキハイジマと一緒に果樹園にいた。
・その他の種類は見たことが無い。

参考になりますでしょうか。

Re: ハイジマハナアブについて 投稿者:さんご 投稿日:2011/10/10(Mon) 21:02:20 No.7157  引用 
いつもお世話になっております.

山口県ではニセハイジマハナアブが海岸でたくさん取れます.ご参考までに.

双翅目談話会 第7回 関東同定会... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/10/08(Sat) 23:10:24 No.7150  引用 
皆様,双翅目談話会 関東同定会の日時が正式発表となりました.

場所:神奈川県立生命の星・地球博物館

日 時  平成23年11月19日(土) 午前10時より
<懇親会を6:00頃から予定しています(小田原駅周辺の予定)>
◆ 持ち物:同定してほしい標本(双翅目)、筆記用具、ルーペ、弁当

会員以外でも参加出来ますので,興味のある方は覗いてみてください.

シバカワオビヒラタアブなんでし... 投稿者:まあ 投稿日:2011/10/05(Wed) 20:07:53 No.7139  引用 
またお世話になります。
9月中旬ですが、林道沿いのアザミにいました。
ハナアブの写真図鑑に載っていたのにそっくりだったのがシバカワオビヒラタアブでしたが、どうでしょうか?


Re: シバカワオビヒラタアブなん... 投稿者:まあ 投稿日:2011/10/05(Wed) 22:03:36 No.7140  引用 
写真があまりよくないのですが、横顔の写真も載せてみます。
肝心なところは写っていますでしょうか?


Re: シバカワオビヒラタアブなん... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/10/05(Wed) 23:27:46 No.7141  引用 
まあ様.

いつも通り,撮影は阿武隈山地南部ですか?

 エダシゲオビヒラタアブかシバカワオビヒラタアブだと思います.判別には,高倍率で翅の第2基室周辺の微毛の分布状態を見る必要があります.(腹部斑紋と脚部の色には変異があります.)

Re: シバカワオビヒラタアブなん... 投稿者:まあ 投稿日:2011/10/06(Thu) 09:55:47 No.7142  引用 
茨城@市毛様、
コメントどうもありがとうございます。
そしてまた忘れてしまいました。
その通り、阿武隈山地標高550mぐらいです。

エダシゲオビヒラタアブかシバカワオビヒラタアブ、はずれじゃなくてほっとしてます。
でも確実な相違点が翅の第2基室周辺の微毛の分布状態にあるのですね。

私としては肉眼で何とかわかる違いを見つけたいと探してみるのですが、標本写真を見比べてみましたら、触角の上から複眼の付け根にかけて(部分名称がわかりませんが、鼻筋とでも言いましょうか・・汗!)

シバカワ→黒い毛が筋状にあるように見えます。
エダシゲ→黄色い毛が同じく筋状にあるように見えます。

これもある程度の相違点になるのなら、嬉しいんですけど。
この写真ではそれもあまりはっきりしませんので、エダシゲオビヒラタアブかシバカワオビヒラタアブということで納得です。
もっとたくさんの個体をみないとだめですね。
種の差なのか、個体差なのかもまだ全然ピンときません・・;

どうもありがとうございました。

初ハエ採集 投稿者:KT 投稿日:2011/10/02(Sun) 18:52:44 No.7128  引用 
前スレで、ハエに興味が・・・と書かせていただきました。
アブ以外はじめて意識してハエを採集いたしました。
今までは、毒瓶にハエが入ってしまっていてもぽいしていました。さて、採集品ですが今回は半翅目の調査の折に採集した3品です。


Re: 初ハエ採集 投稿者:KT 投稿日:2011/10/02(Sun) 18:53:43 No.7129  引用 
2品目:体長3mmほど

Re: 初ハエ採集 投稿者:KT 投稿日:2011/10/02(Sun) 18:59:17 No.7130  引用 
3品目:体長2mmほど

種名は知りたいのですが、調べ方のこつなども教えていただけたら幸いです。市毛様に教えていただいた通り、北隆館の図鑑を片手に学んでいきたいと思います。


Re: 初ハエ採集 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/10/02(Sun) 22:09:23 No.7132  引用 
KT様.

最初の一歩は,標本作成です.

翅脈が見えないと,よほど特徴的な種類でない限り,科や属が判別出来ません.

通常は,翅が上側に来るようにマウントします.また,脚はある程度伸ばすようにします.

一度,みんなで作る双翅目図鑑 画像一括閲覧ページの標本を見てください. http://homepage3.nifty.com/syrphidae1/diptera_web/issun_photo.htm

同定会で,甲虫のようにタトウに並べた標本を持ち込む方がおりますが,以前にアノニモミイア氏が「双翅目は三次元昆虫」と述べているように360°色々な角度から見えるような標本を作製する必要があります.したがって,適切に作られてない標本の場合,同定に無駄な労力を必要としたり,普通種でありながら種の特徴が見えないため,○○の1種としか判別できないことがよくあります.


1枚目は,翅脈などの特徴が全く把握できないので,科すらわかりません.
2枚目は,シマバエ科Lauxaniidaeかクロツヤバエ科Lonchaeidaeのように見えます.
3枚目は,アシナガバエ科Dolichopodidaeの1種です.翅脈が見えるともう少し絞れるかもしれません.

P.S. 投稿時には,採集時期,採集場所,体長を明記するようにお願いします.

Re: 初ハエ採集 投稿者:KT 投稿日:2011/10/02(Sun) 22:59:32 No.7133  引用 
市毛様、ありがとうございます。
採集場所等失礼いたしました。千葉県印西市の雑木林で本日(10月2日)採集です。
皆様の標本画像拝見いたしました。私も翅が上に(バタフライのような)かえるようにしてみたいのですが、難しいですね。
2枚目のやつは翅が上になかなか行ってくれません。壊れることを覚悟して練習してみようと思います。
1枚目のやつもちょっと翅がよれてしまっていて、残念です。なんとかきちんとしてみようとは思います。まだ柔らかいのでもう少し硬くなった方が整形しやすいのでしょうか。
とりあえず1枚目のもうすこしましな翅の画像です。


Re: 初ハエ採集 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/10/03(Mon) 10:11:57 No.7134  引用 
KT様.

双翅目でも,ハエ類の仲間の軟化は難しいです.
軟化展翅は出来ますが,体の剛毛の脱落が起きやすく,剛毛の有無や長さの比率を必要とする種類の同定が困難となります.
軟化方法はNo.5240,No.2574 等を読んでみてください.

新訂大図鑑の科の検索でも,多数の用語が出てきますが,初心者には解り辛いので,概念的な絵解き検索のHPを紹介しておきます.
Key to the Families of Diptera Associated with Cow Dung
http://www.nadsdiptera.org/FFP/dungfly/dungfly.htm

1枚目の写真の種類をこの絵解き検索で調べると,
・触角の形から,(Brachycera短角亜目) Go to 11
・Ptilinal fissure(額のう溝)の有無でkey 16と11に分かれます.(ここでは,写真からの印象で16へ行きます)
・Couplet 16で,また写真では見えない特徴を判別しなくてはなりません.ここで有弁類17と無弁類22に分かれます.(ここでも,写真からの印象で17へ行きます)
・Couplet 17で,meron(下側板)に剛毛列があるかどうかでkey 18と19に分かれます.残念ながらKT様の写真では判別できません.

この検索では,18はCalliphoridaeクロバエ科,19はSarcophagidaeニクバエ科がゴールとなっていますが,KT様の翅の写真から翅脈R4+5とM1+2がほぼ並行で,翅端でわずかに閉じ気味になるので,仮に有弁類であるとしたらMuscidaeイエバエ科の1種の可能性が高いと私は思います.

Re: 初ハエ採集 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2011/10/03(Mon) 18:40:52 No.7135  引用 
2番目はクロツヤバエ科のLonchaeaの1種の可能性が高く、1番目もあるいはこれと同じかも知れません(頭部の刺毛、中脛節端の背刺毛など)が、光沢が写真に写っていませんので、あまり自信がありません。3番目はもちろんアシナガバエ科です。

多くの双翅類は採集して死んでからあまり時間がたっていない(数時間以内)時には、胸部筋肉が死後硬直していて、翅が静止しているタテハチョウのように背中に立ててあるか、あるいは「はがいじめ」のように腹側になっている場合があります。この時間内では、体が硬直していて、翅は二つのいずれかの姿勢を取っていて、翅がだらだらとは動きません。前者の場合にはそのままの状態で標本作成ができます。後者の場合には字で書くのは少々難しいのですが、体を仰向き(背中を下)にして)、紙の上に置き、細いピンセットで両翅の根元のすぐ上(体が仰向きですから、翅の根元の上になります)を軽く挟んで、そのまま胸を弱く紙に押しつけると、瞬間的に翅は背中側に反転します。これは何度か大型のハエ(クロバエ、ニクバエなど)で練習してみると習得できます。なぜこのようになるかと言いますと、ハエの翅の根元の関節には弾力性のあるクチクラの構造があって、胸部の飛翔筋の収縮との関連で、この部分で翅が上下に瞬間的に反転するようになっているからです(詳しいことは説明が錯綜するのでやめておきます)

このようにして、翅を背中側に反転させておくと、そのままの姿勢で乾燥します。

ただし、死後半日以上位たつと、胸部の筋肉が弛緩して(その前は死後硬直している)、弾性クチクラの働きがうまく利かなくなり、翅はだらだらとなります。もちろんこの状態で、翅を背中側にピンセットで合わせて、その姿勢で三角紙などに挟めば、その状態で乾燥します。

なお、乾燥してしまったハエは以上のことはできません。当たればあたるほど標本を傷めるだけです。乾燥したハエは脚でも触角でも大変壊れやすいので丁寧に扱わなければなりません。

失敗;; 投稿者:KT 投稿日:2011/10/03(Mon) 21:45:36 No.7136  引用 
市毛様、アノニモミイア様、ありがとうございます。
早速、翅をくるんとさせようといろいろ頑張ってみましたが、
足が取れたり、頭が取れたり、ぼろぼろになってしまいました。悔しいですが、そのまま台紙に貼り付けて標本にしようと思います。もう少し大きなハエで練習してみます。アノニモミイア様のおっしゃるようにニクバエ辺りで…。
悔しいですが・・・
ボロボロになっても翅が反転してくれなかった2枚目の画像の翅です。
不器用な私ですが、懲りずにこれからもご指導くださいませ。


Re: 失敗;; 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2011/10/04(Tue) 15:31:49 No.7137  引用 
2枚目は今回の翅の写真からもLonchaeaまたはその近縁属でしょう。

Re: 失敗;; 投稿者:KT 投稿日:2011/10/05(Wed) 10:42:53 No.7138  引用 
アノニモミイア様、ありがとうございます。
そこまででも分かって一歩前進です。
今後ともよろしくお願いいたします

長野県浅間山産 投稿者: 投稿日:2011/09/28(Wed) 22:07:35 No.7120  引用 
長野県浅間山alt.1600mで撮影したハエ2種です。
一枚目はシナヒラタハナバエかと思いますがいかがでしょうか?

2枚目は全く分かりません。体長は10mm前後だと思われます。

お分かりになる方がいらっしゃればご教示お願いいたします。


Re: 長野県浅間山産 投稿者: 投稿日:2011/09/28(Wed) 22:08:21 No.7121  引用 
2枚目です。

Re: 長野県浅間山産 投稿者: 投稿日:2011/09/28(Wed) 22:11:27 No.7122  引用 
2枚目と同じ個体のポーズ違いです

Re: 長野県浅間山産 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/09/29(Thu) 00:35:05 No.7123  引用 
KT様.

1枚目は,KT様のご指摘通り,シナヒラタヤドリバエ(シナヒラタハナバエ)で良いと思います.

2-3枚目は,翅脈等の細かな情報が見えないため,フンバエ科の1種とまでしか判別出来ません.

Re: 長野県浅間山産 投稿者:KT 投稿日:2011/09/29(Thu) 22:12:10 No.7124  引用 
市毛様、いつもありがとうございます。
1.やはりシナヒラタヤドリバエですよね、ほっとしました。
2.科が分かっただけでもありがたいです。

ところで、最近、ハエに興味がどんどん湧いてきておりまして、良い入門書などありますでしょうか?例えば、標本の作り方とか(良く標本画像で、虫ピンを逆さまにして虫体をさしているように見えるのがありますが・・・)。すこしずつ勉強したいと思っております。よろしくお願いいたします。

Re: 長野県浅間山産 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/09/30(Fri) 21:16:07 No.7125  引用 
KT様.

簡単そうで,最も難しい質問がきましたね(^_^;)

 入門書については,日本では古くから図鑑文化という障害があり,簡単なものはほとんど無いのが現状です.
昔からの図鑑に載っている絵と現物を見比べて同定するという,変わったアマチュア昆虫学を育ててしまったため,双翅目のように剛毛配列や翅脈・交尾器を精査しないと区別が困難なグループは避けられているようです.

 一応,標本作成方法として北隆館のグリーンブックスから「昆虫の採集と標本の作り方」という本が出ています.専門的には九州大学出版より「新版 昆虫採集学」,川島書店より「昆虫分類学」という本が出ています.

 現時点では,北隆館の新訂原色昆蟲大図鑑 第III巻のハエ目(双翅目)の解説が最も優れていると思います.

 国外では,P. ChandlerらによるA Dipterist's Handbook 2nd editionという優れた入門解説書が出版されています.敷居が高そうに見えますが,The Amateur Entomologists' Societyというアマチュアの団体の出版物です.双翅目の高次分類リストに始まり,各科の同定用参考文献リスト,採集方法,標本作成方法,幼虫及び成虫の生息環境,昆虫化石等,525頁にわたってぎっしりと解説されています.さらに,各解説に参考文献が書かれており,興味のある人が読むべき文献までフォローしている親切さです.

 日本の書籍が頼りにならないのは,出版社側が双翅目の多様性について無知なため,各目毎に記述するスペースを一定に割り当てるのが原因と思われます.今年,初めて月刊の昆虫雑誌から執筆依頼を受けましたが,参考文献は10件までとの制限にかなり泣かされました.
先にあげた新訂大図鑑は,某先生が出版元とかなり交渉した結果なので,双翅目の概論は他のグループとは力の入り方が異なっています.ぜひ,御一読下さい.

 具体的な標本作成方法ですが,甲虫目や鱗翅目では下等な科から高等な科まで体の造りがそれほど変わりませんので,教科書的な作り方でカバーされます.
 双翅目の場合は,下等なグループは「カ」と呼ばれる体形をしており,それが進化して「アブ」と呼ばれる体形となり,最も進化したグループが「ハエ」と呼ばれる体形となっています.これらの3グループをひとまとめに双翅目と呼んでいますので,それらのグループ毎に標本の作り方が違ってきます.
また,大きさもスズメバチ大からショウジョウバエより小さいグループまでかなり差があるので,直接体にピンを刺す場合と,微針と呼ばれるより細いピンを使う場合や,三角台紙に体の側面の一部を張り付ける場合と様々です.(かなり簡素化した乱暴な説明です.諸先生方お許しください(^_^;)

 この他に,♂交尾器や♀産卵管を引き出しておく必要のあるグループもあります.
 
 まずは,標本にする双翅目がどのグループに含まれそうか判断し,種類を判別する重要な場所が見易い標本を作る事が求められます.図鑑に載せられている写真は,図鑑用に特別に展翅・展足した標本である場合が多いです.(某研究所には,図鑑用標本という双翅目の標本箱が残っています)

 私も,指導を受けたことがないアマチュアですので,未だ試行錯誤している状態です.

 過去にも,何度か色々な討論がありましたので,膨大な量になりますが,この掲示板の過去ログを読んでみることをお勧めします.

 なお,この掲示板が敷居が高いと敬遠される方が居られてますが,○○の仲間的な回答で良ければ気軽に御質問下さい.(実際に,標本を見ても科のレベルで判断に迷う場合もあるので,写真だと余計正確な回答が困難なのです)

Re: 長野県浅間山産 投稿者:KT 投稿日:2011/09/30(Fri) 21:32:40 No.7126  引用 
市毛様
ご丁寧なご回答ありがとうございました。
北隆館の新訂原色昆蟲大図鑑 第III巻は所持しておりますので、早速読んでみます。いままで興味があるのですが、談話会に入会するのも、それこそ敷居が高いと感じておりました。
まずは身近な物を採集して、少しずつ学んでいこうと思います。文献等も必要な時に必要な物を少しづつ揃えたいと思います。またご指導お願いいたします。

Re: 長野県浅間山産 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/10/01(Sat) 08:58:54 No.7127  引用 
KT様.

学会と異なり,談話会という形式にしてあり,98%アマチュアの集まりです.会費も年3000円と低額におさえていますので,気軽に入会できます.
 現在200人強の会員がいますが,比較的ハイレベルなアマチュアは1割程度です.
今年は,11月末に神奈川県博で関東同定会が開かれます.
来年は,4月に九州大学で総会を開く予定です.

Re: 長野県浅間山産 投稿者:KT 投稿日:2011/10/02(Sun) 19:00:25 No.7131  引用 
市毛様、ありがとうございます。
思い切って談話会に入会しようと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。

アブの名前を教えてください 投稿者:平群庵 投稿日:2011/09/24(Sat) 10:23:11 No.7117  引用 
いつもお世話になります。
普通に見られるアブのようですが名前が分かりません。
中額瘤は紡錘形で下額瘤とは離れている。R4脈には小枝がない・・・
私の持っている図鑑(古い北隆館の)ではキスジアブの解説に一致するところもありますが黄筋がありません。で、ギブアップ。
よろしくお願いします。
2011年7月 奈良県平群町で撮影


Re: アブの名前を教えてください 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/09/25(Sun) 13:11:48 No.7118  引用 
平群庵様.

私としては,キスジアブで良いと思います.

図鑑に記された「腹背中央の黄縦線」という表現に問題があるようです.
他の文献にはこのような記述がないので,著者の勘違い等の可能性があります.


アブ科については,これまでも何度か出たように下記の文献がCiNii論文情報ナビゲータでPdfを入手できます.

早川(1985)日本産アブ科雌成虫の検索表と全種の目録

その他に,動薬研究に絵解き検索が出ています.

Re: アブの名前を教えてください 投稿者:平群庵 投稿日:2011/09/25(Sun) 18:55:17 No.7119  引用 
市毛 様

 ご回答ありがとうございます

しかし、こんどはキスジアブという名前の由来がミステリーですが、ともあれ名前が分かって嬉しいです。
ネットでは「キスジアブ」で検索するとそこそこヒットするのですが、絵合わせできる画像や情報は得られませんでした。
ネット内ではことわざが変わるようです。
「百見は一聞にしかず」・・・ネットでは百のサイトを見るより一つのサイトで聞く方が確かである。

有難うございました。

翅脈の異常分岐 投稿者:JIGMS 投稿日:2011/09/16(Fri) 15:04:37 No.7107  引用 
JIGMSです

保管標本でカタナクチイシアブの♀の個体で右翅脈のみ異常分岐していることに気付きました。
このような事は初めて見ましたが、結構あることなのでしょうかね。
御報告まで


Re: 翅脈の異常分岐 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/09/16(Fri) 19:09:52 No.7108  引用 
JIGMS様.

 私が見てるだけでも,翅脈に限らず,剛毛等の左右差がある個体が結構あります.その為,検索表でどちらに行くべきか迷子になったり,結論が出なかったりします.

 これは,双翅目が他の昆虫と異なり,外見を元にした直観的な同定が困難なため,体の細かい構造を調べることが普通に行われるため左右差などが目立つのだと思います.
恐らく,他の昆虫でも細かく調べていくと異常がある個体が結構出ると思います.

 今回のケースについては,一般的な双翅目の翅脈の形成の流れからみると,該当する翅脈が思い浮かばないので,JIGMSさんの御指摘通り翅脈の異常分岐ではないかと思われます.無理やり理由をこじつけると,クサカゲロウなどに見られるMA脈の一部が何らかの理由で現れてしまったのかもしれません.

Re: 翅脈の異常分岐 投稿者:JIGMS 投稿日:2011/09/21(Wed) 10:58:11 No.7116  引用 
市毛様

早速の御回答ありがとうございます。

このような事が結構あるのですね。
翅脈の分岐も形成の流れから見てみるのも面白いですね。

JIGMS@今週はインセクトフェアに行ってきます

長野県根子岳産 投稿者:KT 投稿日:2011/09/18(Sun) 23:32:14 No.7113  引用 
長野県根子岳alt.1750m地点で7月中旬撮影したハナアブです.
撮影時の状況は記憶が無く覚えていないのです.多分2cm前後であろうと思いますが、お分かりになる方がいらっしゃればご教授願います.


Re: 長野県根子岳産 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/09/19(Mon) 00:28:57 No.7114  引用 
KT様.

写真のハエはハナアブ科ではなく,ヤドリバエ科のTachina属の1種です.
たぶん,T. luteola コガネオオハリバエと思われます.

Re: 長野県根子岳産 投稿者:KT 投稿日:2011/09/19(Mon) 21:50:40 No.7115  引用 
市毛様、早速のご回答ありがとうございます。
なにぶんハエ、アブの仲間は全くの素人ですのでいろいろとご教示いただけるとありがたいです。
今後ともよろしくお願いいたします。

オオシマシュスランにいた虫 投稿者:ポンチ 投稿日:2011/09/16(Fri) 21:30:00 No.7109  引用 
昨年も、ランの花粉を運ぶショウジョウバエのお尋ねをした者ですが、今年は千葉県の低山で『オオシマシュスラン』にいた虫のお尋ねを「昆虫質問箱」へ問い合わせをしました。
そちらで甲太郎さんとくまじろうさんに、コチラにお尋ねした方が・・・とい助言をいただきましたのでお尋ねに参りました。
非常に小さな花、1センチに満たない花にいたので、虫自体も1センチに満たないものなのですが、触角が分かれているような不思議な形のもの。
これはなんなのでしょうか。


Re: オオシマシュスランにいた虫 投稿者:ポンチ 投稿日:2011/09/16(Fri) 21:33:36 No.7110  引用 
こちらの写真は精密なというか、非常に微細な部分まで写っているものが多く、現地でパチリとした写真で、情報不足かと思いますが、近縁のものでも名前がわかればありがたいのですが。
以上、よろしくお願いします。


Re: オオシマシュスランにいた虫 投稿者: 投稿日:2011/09/17(Sat) 09:49:07 No.7111  引用 
ヌカカ科であることまでは判りますが、それ以上は判りません。ヌカカの属を知るには、翅脈、脚の爪の形、爪間盤の発達状態などを調べなければ判りません。触角が分かれている様に見えるのは、触角鞭節の基部の10節前後に長い毛が生えており、かつそれから先は短い刺毛になっている為です。

Re: オオシマシュスランにいた虫 投稿者:ポンチ 投稿日:2011/09/17(Sat) 10:05:42 No.7112  引用 
エリユスリカさん、早速のお返事ありがとうございます。
「ヌカカ」の仲間ということなんですね。
これまでまったく意識したこともなかったので、なんだかさっぱりわかりませんでした。
触角に黒く伸びているのが毛であるのも初めてしりました。
なにしろ小さな虫ですし、これ以上の情報もないので、「ヌカカ」の仲間で納得です。
検索すると害虫のページがいろいろ出てきました。
ありがとうございます。

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