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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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Fauna Sinica Syrphidae入手 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/05/14(Mon) 22:29:13 No.7691  引用 
China Scientific Book Servicesで英文タイトルと中国語タイトルとが異なっていた,Fauna Sinica Insecta Vol.50が届きました.

HPの英文タイトルでは「Fauna Sinica Insecta Vol.50 Dipera Muscidae」となっていましたが,やはり中国語で書かれているように内容はハナアブ科でした.
もちろん,本の見開きには「Fauna Sinica Insecta Vol.50 Diptera Syrphidae」と書かれています.(Diperaというのも笑えます)

内容はかなり古臭い感じです.

2007年に発行されたFauna of Syrphidae from MT.Qinling-Bashan in Chinaより後退しています.
標本写真もカビが生えてるような標本写真です(^_^;)

面白いことに,素木が台湾から記載した種類について,「分布 中国台湾」として収録しています.

送料込み(Air Mail)で9000円でした.

腹部に黒い突起があるオドリバエ 投稿者: 投稿日:2012/05/11(Fri) 01:07:52 No.7686  引用 
三重県松阪市の森林公園で5月6日,腹部中央付近の両サイドに黒い突起があるオドリバエを捕まえました.Rhamphomyia属かと思いますが,この突起にはビックリしました.何のためにあるんでしょう.また,種の特徴なんでしょうか.標本にしたところ,乾燥が進むにつれ,突起が少し縮んでしまいました.画像は採集当日のものです.

Re: 腹部に黒い突起があるオドリ... 投稿者: 投稿日:2012/05/11(Fri) 01:09:57 No.7687  引用 
ひっくり返して撮影.翅長は約7ミリ.いかがでしょうか.

Re: 腹部に黒い突起があるオドリ... 投稿者:三枝豊平 投稿日:2012/05/11(Fri) 10:13:33 No.7688  引用 
このオドリバエはRhamphomyia属のCalorhamphomyia亜属の1種です。♀ですのでただちに種までの同定はできません。

本亜属に限らずEmpis属や一部のHilara属でもこのような膜状の突出物が生じます。この突出物は死後にも出ていることもありますが,私の観察では,Calorhamphomyiaの1種やカナダのRhamphomyia longicaudaでは,群飛中の♀がこれを出していました。

Nuptial giftを与えるオドリバエの群飛では,giftを持った♂が群飛の主体の場合は,これに♀が加わってただちに交尾して,その後は群飛から普通は離れます。一方,giftを持ってくる♂が少ない場合は♀だけの群飛が生じ,これに時折giftを持った♂が加わるとただちに交尾して,群飛から離れます。このようなわけで,オドリバエの群飛はほとんど♂だけ,ほとんど♀だけという二通りの群飛が見られますが,両性の個体数が著しく多い場合は♂♀混合の群飛も見られます。

私が観察したのはCalo.の場合は雌だけの群飛,longi.の場合は両性混合または♀だけの群飛でした。

この付属物については,♀が自らの卵巣が成熟しているように腹部を大きく見せかけて,そのような♀はすぐに産卵する可能性が高いのでこのような♀を♂が好んで選んでgiftを送るのであろう,という説があります。しかし,この説が成立するためには,♂が腹部の大きい♀を選択するということが実証されないと難しいしい上に,すべての♀が同様な行動を群飛中にするのであれば,♂にとってはいずれの♀も選択対象になり,結果的にこの突出物を出す効果がなくなってしまいます。私はこの説にはかなり疑問を持っています。

私が考えているのは,
1.この突出物は皮膚腺で,ここからフェロモンを分泌して,これに♂も♀も惹かれるのであれば,群飛が形成しやすくなる。
2.♂の少ない群飛の場合には,♀はながく群飛中で飛翔することになり,エネルギー消費が大きい。これを防ぐためにこの部分を広げて空中にとどまりやすくしている。(♀の脚に羽状剛毛が発達するのも,私はこのためと思っています)。
の二つの仮説です。

この膨らみがどのようにして突出するのか,
内部の構造はどうなっているのか,
自然状態でのこの突出物に関する行動をよく観察する,

の3点が今後の課題です。

Re: 腹部に黒い突起があるオドリ... 投稿者: 投稿日:2012/05/11(Fri) 23:22:12 No.7690  引用 
三枝先生,いつもありがとうございます.
この突起物は♀だけにできるもので,複数の属にみられるものであることを初めて知りました.
見つけた場所へ又出かけてみます.

白神山地(周辺)で採集会 投稿者:pakenya 投稿日:2012/05/07(Mon) 09:34:47 No.7683  引用 
双翅目談話会の採集会を6月23日と24日に予定しています。
場所は、弘前大学白神自然園がらみで周辺のブナ林域を考えています。

23の晩は達磨様と懇親会もあります。

東北北部のブナ自然林域で何と出会えるのか、興味のある方の参加を募集します。

Re: 白神山地(周辺)で採集会 投稿者: 投稿日:2012/05/09(Wed) 09:36:47 No.7684  引用 
みなさん、お待ちしています。

Re: 白神山地(周辺)で採集会 投稿者: 投稿日:2012/05/11(Fri) 12:42:01 No.7689  引用 
竹内様、達磨様、どうもです。

仕事であのあたりは何回も行きましたが、なかなか面白いところです。自分が行ったときは6月にはモトドマリクロハナアブがたくさんいて、8月にはマツムラナガハナアブが普通に草地の花にヒョウモン類に混じって飛んできました。

うう、行きたいですが仕事があああ終わらないいい^^;;;;

ケンセイ(来年以降も不定期でやりたいですね^^)

ヒメカバエ科でしょうか? 投稿者:Campsicn 投稿日:2012/04/24(Tue) 20:14:17 No.7651  引用 
いつもお世話になっております。

4月24日に兵庫県神戸市の川辺で採集した種です。
林縁に近い上流域でしたが、この種が比較的多く見られ、雌雄各数個体ずつ得られました。体長は約4mmです。

原色昆虫大図鑑の検索表ではヒメカバエ科となりましたが、本掲示板でも写真が出ていない科で、同定にあまり自信がないので、ご意見をお聞かせください。

Diptera.infoでMycetobia pallipesの画像を見てみましたが、翅脈などが異なるように見えます。そもそも日本のヒメカバエ科は何種類くらい確認されているのでしょうか…?


Re: ヒメカバエ科でしょうか? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2012/04/26(Thu) 00:05:06 No.7653  引用 
実物を顕微鏡下で観察しないと確実なことは言えませんが,キノコバエ科のBoletina属の1種であることは間違いないと思います。更に正確な同定を希望されるのでしたら,♂の標本(写真の個体も♂です)を送ってもらえば可能です。

Re: ヒメカバエ科でしょうか? 投稿者: 投稿日:2012/04/27(Fri) 01:59:37 No.7655  引用 
三枝先生

コメントありがとうございます。キノコバエ科なんですね。名前からは河川にいるイメージがなかったので、少々意外に思っております。

Boletina属の1種ということまでわかって嬉しい限りです。

Sasakawa and Kimura (1974) の検索表ではB. takagiiあたりに落ちましたが、交尾器の見方が今ひとつわからず、自信はありません。参考に、あまり鮮明でない写真ですが、交尾器の画像を載せます。

確実に種まで同定できると非常に有難く思いますので、ご迷惑でないようでしたら、標本をお送りして見ていただけると幸いです。ところで私は標本の送付の経験がないのですが、どのように送ればよろしいでしょうか。

過去スレッドで「キノコバエは油がしみだしやすい」ともあり、三角紙でよいものか思案しております。送付方法についてもご教示いただけると幸いです。お手数をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。


Re: ヒメカバエ科でしょうか? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2012/04/27(Fri) 17:25:25 No.7656  引用 
Campsianさん:ご質問などに答えた文章を入力したのですが,なぜか2回も掲示板から拒否されて(単語に具合が悪いのが入っていたのでしょう)しまったので,添付書類にしました。そちらをご覧ください。三角紙標本の送り方。昆虫の外部形態の観察法などを書いてあります。

後記:拒否された原因を管理人さんにお尋ねしたら,文中の「カップヌードル」の「ヌード」が引っかかったのだそうです。投稿する前にワードなどで作文した方がよさそうですね。
後記を投稿後にみましたら,ヌードは禁止用語から排除されたのでしょうか,後記が許可されました。


添付:7656.doc (30KB)

Re: ヒメカバエ科でしょうか? 投稿者: 投稿日:2012/05/01(Tue) 10:05:25 No.7669  引用 
三枝先生

返事が遅れて申し訳ありません。

大変わかりやすい解説をありがとうございます。交尾器等の処理方法については、これまで詳細な手順を知らなかったので二の足を踏んでおりました。近いうちに必要なものを揃えて、是非挑戦したいと思います。

標本についても近日中にお送りしたいと思っておりますが、送付先は何方にすればよいでしょうか? 何度もお手数をおかけして申し訳ありません。よろしくお願い致します。

Re: ヒメカバエ科でしょうか? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2012/05/02(Wed) 09:05:05 No.7674  引用 
前の投稿に添付した昆虫の外部形態の観察方法で,苛性カリや苛性ソーダを使う場合には,これら,とくに熱したものはタンパク質など溶かします。うっかり皮膚につくとぬるぬるしますが,これはその部分が溶けているためです。また毛織物につけると,繊維が溶けて穴があきます。つけないことが大事ですが,ついてしまったらすぐに水で十分洗って,酢でいいから少量ぬって中和し,さらに水洗してください。指先についたのを十分に洗い流しておかないで,その指で眼などをこすると炎症を起こすので特に注意してください。

Re: ヒメカバエ科でしょうか? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2012/05/10(Thu) 12:06:14 No.7685  引用 
Campsionさんから標本が送られてきまして,♂交尾器を詳細に検討した結果,Boletina属のBoletina nigricans Dziedzickiであることがわかりました。本種は英国から日本まで広く旧北区に分布しており,日本からはSasakawa, M. & Kimura, T. (1974)によって北海道,本州,九州から記録されています。今回の標本の♂交尾器の簡単な画像を載せておきます。

Die Fliegen der palaearktische... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/05/06(Sun) 19:44:49 No.7681  引用 
Die Fliegen der palaearktischen Regionの一部のPDFが下記のURLよりダウンロードできます.

University of Florida Digital Collections
http://ufdc.ufl.edu/UF00081814/00004/allvolumes

Re: Die Fliegen der palaearkti... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2012/05/06(Sun) 22:31:51 No.7682  引用 
市毛様

 毎度毎度、貴重な情報ありがたい限りです。

 活用させていただきたいと思います。

キモグリバエやっと現れました。 投稿者:まあ 投稿日:2012/05/04(Fri) 11:32:51 No.7677  引用 
前に見ていただいたキモグリバエをやっと見つける事が出来、
前より触角等もきれいに撮れたので、載せてみます。

場所は前回見つけた笹のところの、谷筋に5mほど降りた石の上のコケ類にいました。

前回はハエの部分名称もなにもわかってなくて、苦しい展開になってしまって諸先生方にご迷惑をおかけしてふたをしておきたい気持ちもちょっとあるのですが、やっぱりだめもとで出してみたいと思います。

阿武隈山地標高550mぐらい
大きさ 翅の先まで6mmぐらい


Re: キモグリバエやっと現れまし... 投稿者:まあ 投稿日:2012/05/04(Fri) 11:34:46 No.7678  引用 
全体その2です。

Re: キモグリバエやっと現れまし... 投稿者:まあ 投稿日:2012/05/04(Fri) 11:35:44 No.7679  引用 
頭部拡大してみました。

Re: キモグリバエやっと現れまし... 投稿者:まあ 投稿日:2012/05/04(Fri) 11:36:40 No.7680  引用 
頭部拡大その2です。
まだまだ荒い感じだなあ。

同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/05/01(Tue) 05:04:59 No.7665  引用 
いつもご指導ありがとうございます。
お茶畑で見つけたハエを見ていただけますでしょうか。
ハグロケバエが飛び交う茶畑で白い毛の生えたハエを見つけました。
よろしくお願いいたします。
採集日  2012.04.30
採集場所 静岡県裾野市
体長   9ミリ

                     FS


Re: 同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/05/01(Tue) 05:06:00 No.7666  引用 
追加の画像です。 FS

Re: 同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/05/01(Tue) 05:07:26 No.7667  引用 
追加の画像です。 FS

Re: 同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/05/01(Tue) 05:08:23 No.7668  引用 
追加の画像です。 FS

Re: 同定のお願い 投稿者: 投稿日:2012/05/01(Tue) 12:02:48 No.7670  引用 
ツルギアブの仲間ですね。

胸部の毛の様子と腹部の斑紋からすると、触角に特徴のあるアレのような気がするのですが、上の写真の中には確認できるカットがありません。触角が鮮明に写っている写真がありましたら、追加していただけますでしょうか。
もし追加で撮影できるのであれば、頭部を真上から見たところと真横から見たところがあるといいです。

Re: 同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/05/02(Wed) 01:24:05 No.7672  引用 
猫又様

画像を見ていただきありがとうございました。
頭部の写真を追加させていただきますので見ていただけますでしょうか。
よろしくお願い致します。

                        FS


Re: 同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/05/02(Wed) 01:25:21 No.7673  引用 
横からの画像になります。 FS

Re: 同定のお願い 投稿者: 投稿日:2012/05/02(Wed) 23:13:20 No.7675  引用 
写真を追加していただきまして、ありがとうございます。

触角第3節が欠損しているようですが、触角第1節が太く非常に毛深いことと、額にも長い毛がたくさん生えている点から、ショウジツルギアブ Dialineura shozii だと思います。ちなみに♂です。永富・大石(2000)のDialineura属の検索の部分を添付しますので参考にして下さい。

引用元:永富・大石(2000) 日本産ツルギアブの同定.はなあぶ9:1-32 のP.8


Re: 同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/05/03(Thu) 15:04:46 No.7676  引用 
猫又様

丁寧に見ていただきありがとうございました。
種名がわかりとてもうれしく思っております。
検索の図もたいへん勉強になりました。
今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。

                     FS

タケカレハ幼虫を捕食寄生したハ... 投稿者:しぐま 投稿日:2012/04/28(Sat) 20:40:29 No.7658 ホームページ  引用 
皆様こんばんは。久しぶりにまたお世話になります。
冬の間に飼育していたタケカレハ幼虫(カレハガ科)に寄生していたハエについてお尋ねします。
どうも様子が変だと思っていたら蛆に内部寄生されていたようで、寄主を中から食い破って殺し、容器の底には囲蛹が3個転がっていました。
囲蛹の一個から羽化した成虫がこちらです。


Re: タケカレハ幼虫を捕食寄生し... 投稿者:しぐま 投稿日:2012/04/28(Sat) 20:43:50 No.7659 ホームページ  引用 
とりあえず当てずっぽうで「ヤドリバエ科の一種」としておきましたが、もし更に分類を絞り込めるようでしたら教えてください。
ハエの死骸を保存してありますので(あまり状態が良くないかもしれませんが)、同定のためにどの部位のどのアングルの写真が必要か言ってくだされば出来る限り対応致します。
よろしくお願いします。

追加の写真もあるので、よろしければ拙ブログもご覧ください。


Re: タケカレハ幼虫を捕食寄生し... 投稿者:しぐま 投稿日:2012/04/28(Sat) 20:57:41 No.7661 ホームページ  引用 
書き忘れました。
寄主のタケカレハ幼虫を採集したのは11月下旬の雪道@山形県です。
ハエが室内羽化したのは4月上旬。


Re: タケカレハ幼虫を捕食寄生し... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/04/29(Sun) 23:41:07 No.7662  引用 
しぐま様.

Shima(2006)A Host-Parasite Catalog of Tachinidae (Diptera) of Japanによれば,タケカレハEuthrix albomaculataを寄主とするヤドリバエは次の3種が報告されています.

・Blepharipa sericariae カイコノウジバエ近縁種
・Exorista japonica ブランコヤドリバエ
・Pseudoperichaeta nigrolineata ハマキヤドリバエ

ここから消去法で行くと,
・apical scutellar bristlesが寝ているようなので,Pseudoperichaeta属ではない.
・fronsが突出していないので,Exorista属ではない.
と2属が消えます.

実際には,日本産ヤドリバエ科は800種ほどいるそうなので,先の寄主目録に記録されていないものも多数あると思います.

同定のために必要なアングルについては,下記のURLにあるヤドリバエ科の属の検索の図を見て頂ければ解るように,あらゆる角度からの精査が必要となり,写真による同定というのは現実的ではありません.
ヤドリバエの専門家であれば,写真から属レベルまでは絞り込めると思います(^_^;)

http://www.hr-rna.com/RNA/Other%20insect%20pages/Tachinid%20key%20pg1.htm

なお,上記URLの北米の属の検索キーは260番までですが,日本の場合549番まであります.

Re: タケカレハ幼虫を捕食寄生し... 投稿者:しぐま 投稿日:2012/04/30(Mon) 21:27:10 No.7663 ホームページ  引用 
茨城@市毛さま
親切なご教示ありがとうございます。
やはりヤドリバエをきちんと見分けるのは至難の技なのですね。
少なくとも実体顕微鏡を持ってないと太刀打ち出来そうにありません。

>タケカレハEuthrix albomaculataを寄主とするヤドリバエは次の3種が報告されています.

こうした貴重な情報は助かります!
スペシャリストな寄生蜂と違って寄生蝿は寄主をあまり選ばない(ゼネラリスト)ようで、そこが難しくもあり面白いところでもありますね。

ところで、確かアブやハエで複眼の大きさから性別が見分けられたと思うんですが、ヤドリバエの仲間でも当てはまりますか?
つまり、私の写真の個体は複眼の形状から♀と言えますか?
頓珍漢な質問だったらすいません。


Re: タケカレハ幼虫を捕食寄生し... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/04/30(Mon) 22:32:02 No.7664  引用 
しぐま様.

 複眼と雌雄の関係については,オスでも複眼が離れている属があるので一概には区別出来ません.(当然,メスの方がより複眼間の幅が広くなります)
ヤドリバエの場合,殆どの属でオスでも多少なりとも複眼が離れています.
写真のヤドリバエの場合,かなり離れているのでメスと思われます.


寄種との関係については,ホスト毎にゼネラリストのDNAを調べてみた結果,いくつかの種類に分かれており意外とスペシャリストであったとの話が出ています.
DNA barcodes affirm that 16 species of apparently generalist tropical parasitoid flies (Diptera, Tachinidae) are not all generalists.

http://www.pnas.org/content/104/12/4967.full

Re: タケカレハ幼虫を捕食寄生し... 投稿者:しぐま 投稿日:2012/05/01(Tue) 21:14:14 No.7671 ホームページ  引用 
茨城@市毛さま
度々のご指導ありがとうございました。
♀で良さそうということで、書き換えておきます。

ご紹介下さりました論文はとても面白そうなので、頑張って目を通してみたいと思います。
DNAバーコーディング恐るべし…。

無題 投稿者:FS 投稿日:2012/04/24(Tue) 21:49:37 No.7652  引用 
いつもご指導ありがとうござまいす。
ムシヒキアブ科の生態写真を撮ったのですが、採集はできせんでした。場所は静岡県裾野市で採集したのは4月21日です。
生態写真だけで、さらに詳しいことがわかる方がいらっしゃいましたらコメントをいただけますでしょうか。
よろしくお願い致します。
                         FS


Re: 無題 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2012/04/28(Sat) 00:41:17 No.7657  引用 
一見するとマガリケムシヒキに類似していますね。

Re: 無題 投稿者:FS 投稿日:2012/04/28(Sat) 20:44:55 No.7660  引用 
アノニモミイア様

コメントをいただきありがとうございました。
次はきちんと採集して同定しようと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

                     FS

極東の昆虫の検索 VI Pt.I 公開... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/04/26(Thu) 18:49:17 No.7654  引用 
下記のURLから、極東の昆虫の検索 VI Pt.IのPDFがダウンロードできます。

http://sciaroidea.info/node/22433

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