天道虫様.
ミスジガガンボGymnastes flavitibiaと思われます.
どうもありがとうございました。はっきりしてすっきりしました。
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湿った崖に生えた草の上とか、路傍のシダやフキの葉の上なんかでよく見かけます。Afrolimnophilaという属に分類されると思いますが、種名は不明。急遽おーやぎさんの写真にそっくりな手持ちの白神山地産の標本を解剖してみましたが、北海道から記載されたA. aino (Alex., 1929)とは別ものでした。近場ではもう一種、A. dicranophragmoides (Alex., 1924)というのが沖縄から記載されていますが、これは、雄雌の不明な腹部のない個体をもとに、図もなく記載されたので、タイプ見るまではどうも正体不明です。
達磨さんありがとうございます。場所を書いていませんでしたが下北半島川内湯野川林道7月24日撮影でした。
下北のは白神と北海道では白神のものと同じでしょうかね。
写真の個体は写真を見る限り白神のものと区別できませんがこればかりは標本を見ないと分かりません。
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クロさんこんにちは
だれも書き込まないので・・・ 画像の虫は、メバエ科のムネグロメバエ:Conopus (Asiconopus) opimus Coquillett, 1898です。 この掲示板でも数回取り上げられていますので、ワード検索してみてください。 メバエ科昆虫は結構人気がある(一部の人に?)のに、きれいな写真と解りやすい解説がセットになった書物が存在しないので調べづらいのが残念ですね。 本種は、関東では平野部に主にいるようで、初夏に見られます。各脚の腿節基半と口吻が黒く、翅の前縁が不明瞭に黒ずんでいるのが近縁種との区別点です。
pakenya様、お早うございます。
「メバエ科のムネグロメバエ」を確認してきました。 他の写真もみてみましたが、腹部の突起物の有無は確認できなかったので、 雌雄の判断は出来ないようです。再会できた時には、良くみてみたいと思います。 有難うございました。 |
![]() コマツナギの花に同種のハエが何匹も訪花していました。 画像からわかることがありましたらご教示願えますでしょうか。よろしくお願いいたします。 採集データ 採集日 2012.07.14 採集場所 静岡県裾野市 標高約200m 体長 4ミリ FS
FS様.
写真のハエは,ヤドリバエの1種です. 恐らく,以前掲示板で話題に上がったSiphona属の可能性が高いと思われます. スレッドタイトルは「写真で双翅類はどこまで同定できるか」という興味深いもので,御一読頂けると写真での同定の問題点などについて御理解頂けるかと思います. こちらの掲示板の写真データが消えてしまっているので,投稿者のアーチャーン様のブログも参考にしてください. http://plaza.rakuten.co.jp/Wolffia/diary/200901190000/
茨城@市毛様
コメントをありがとうございました。 「写真で双翅類はどこまで同定できるか」とアーチャーン様のブログを拝見し、圧倒されました。 勉強を続けたいと思います。 今後ともご指導よろしくお願いいたします。 FS |
これはガガンボではありません。
トリバガ(鳥羽蛾)科の蛾で、多分エゾギクトリバ Platyptilia farfarella だと思います(この連中の識別は一般に難しい)。 参考サイト: http://www.jpmoth.org/Pterophoridae/Pterophorinae/Platyptilia_farfarella.html
早々にレス頂き誠にありがとうございます。まさに・・・ですね。ガガンボに擬態しているのでしょうか?枯れ枝などに擬態しているようにも見えます。もしや蛾ではないだろうな、と思っていたので、腑に落ちました。本当にありがとうございました。
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![]() ここ数日、静岡県裾野市で2.5ミリ程度の双翅目の昆虫が大量発生しています。人の顔にもまとわりつき、なかなかやっかいです。 画像からわかることがありましたら、ご教示いただけますでしょうか。よろしくお願い致します。 FS
投稿しながら気が付きました。
双翅目ではなく膜翅目でした。 たいへん失礼いたしました。 以後気をつけます。申し訳ございませんでした。 FS |
![]() 5月下旬@山形県・山間部渓流沿いの潅木 未採集・未採寸ですが、駄目元でお尋ねします。 もし写真で名前が絞り込めるようでしたら教えてください。 交尾しながら獲物を食べている♀だけが脚の毛が黒々と発達している点が興味深く思いました(性的二型)。 ネット検索の画像を眺めていると、素人目にはアシブトオドリバエっぽいかな?と思いました。(当てずっぽう) ブログに追加の写真と動画がありますので、よろしければご覧ください。 http://sigma-nature-vlog.blogspot.jp/2012/06/blog-post_26.html 被写界深度が浅いため、完璧な一枚という写真が撮れてないのです。 よろしくお願いします。
あなたの撮影したオドリバエは,Empis (Polyblepharis)の1種で,未記載種です.同じ亜属のE. (P.)comsogyneに近似した種です.この掲示板のワード検索でPolyblepharisで検索すれば,私が示した本亜属の検索表があるので,検索を試みてみたらいかがですか.
なお,以前に撮影された画像をみました.これは別属のRhamphomyia (Vockerothempis) arakawae Matsumura, 1915の交尾中のものです.本亜属の配偶行動は私はこれまで観察したことがなかったので興味深く見せてもらいました.本亜属の♀の腹端部はPolyblepharisにみられるような細長くなっていないので,交尾器の結合状態は興味があるのですが,残念ながら画像では♀の翅で隠れてみえません.求愛餌はケバエ科のBibio属の1種です. なお,引用されている岩波の生物学辞典の記事は,一部に誤解を招く部分があります. 「動物が求愛またはつがい維持期間中において相手に食物を与える行動.(中略)オドリバエ科のEmpis, Hilara属や,ガガンボモドキの一種では配偶行動において雄は雌に適当な餌を与え,雌がその餌を摂食中に交尾を行う.雌はある程度以上の餌を与えられた場合しか交尾を許さず,また餌の大きさと交尾時間の長さとは比例する.この場合の餌は雌の卵形成に直接の影響を及ぼし,ナプシャルギフト(nuptial gift婚姻贈呈)と呼ばれることもある. (『岩波生物学辞典』より)」 引用文ではnuptialgiftを婚姻贈呈としていますが,これは求愛餌でしょう.行動そのものは求愛給餌行動,求愛餌を送ることが婚姻贈呈でしょう. また,「雌はある程度以上の餌を与えられた場合しか交尾を許さず,」もこのような場合があるかもしれませんが,求愛餌の大小で交尾が決まるとも思えません.♂は極端に小さいような求愛餌を通常は携えません.
三枝豊平さま
こんばんは。 お忙しいところ、いつも懇切丁寧な回答をありがとうございます。 >Empis (Polyblepharis)の1種で,未記載種です 恥ずかしながら亜属というものに馴染みがなくて、この書き方だと「昔はPolyblepharis属だったものが現在ではEmpis属とされている」とつい今まで間違った理解を勝手にしてました。 二名法を復習して「Empis属(Polyblepharis亜属)」という意味だと今ようやく分かりました…。(汗 Empis sp.とリネームしておきます。 形態学は色々と勉強不足でして、正直言って検索表は用語がちんぷんかんぷんで使いこなせないでいます。 実体顕微鏡も必要みたいですね。 >以前に撮影された画像をみました.これは別属のRhamphomyia (Vockerothempis) arakawae Matsumura, 1915の交尾中のものです. http://sigma-nature-vlog.blogspot.jp/2012/06/blog-post_22.html 一つずつお尋ねするつもりでいたのですが、これも正体が判明して嬉しいです。 おまけに獲物の方まで写真鑑定していただいて感激です。 『岩波生物学辞典』の記述の不備についても勉強になりました。 今後ともよろしくご指導願います。 |
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