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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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交尾器が小さいRhamphomyia属の1... 投稿者:茨城@市毛 燃え尽き中;^_^) 投稿日:2007/10/01(Mon) 23:36:46 No.3901  引用 
 4月に茨城県の里山で採集した,体長5.5mm程のオドリバエで,Rhamphomyia属の1種と思われます.

 新潟県のオドリバエ科に書かれている,Rhamphomyia(Collinaria) japonicaと思われますが,如何でしょうか?

よろしくお願い致します.


Re: 交尾器が小さいRhamphomyia... 投稿者:茨城@市毛 燃え尽き中;^_^) 投稿日:2007/10/01(Mon) 23:37:32 No.3902  引用 
同,交尾器付近です.

Re: 交尾器が小さいRhamphomyia... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/10/02(Tue) 00:09:37 No.3904  引用 
同定されたとおりRhamphomyia japonica Freyです.本種はDie FlietenではCollinariaに含めていますが(原記載でも同様),この亜属の模式種とはまったく別の群で,R. arakawae MatsumuraやR. calcarifera Saigusaなどと共にRhamphomyia属の中でも特異な1群を構成しています.特に♂交尾器の挿入器がテープ状に細く扁平になっている点とメスの腹端がほとんど裁断状で,第9腹節が極めて短く,尾角も短い点です.この群は東アジア-北米型隔離分布をするものでして,日本列島には上記のほかに後4種ほど未記載種が棲息しています.R. japonicaは翅がガラス様透明で,基部が黄色味を帯びる点で他の種から簡単に識別できます.

なお,本種は函館の♂に基づいて記載され,記載文はよく写真の標本の種と一致し,また後にDie Fliegenに図示された♂交尾器の図もほぼこの種の交尾器に合致します.しかし,holotypeを見ていないのと,北海道の標本を持たないので、同定に一抹の不安はあります.道南で早春に採集してみれば本種が函館周辺にいるかどうかわかるのですが.

Re: 交尾器が小さいRhamphomyia... 投稿者:茨城@市毛 燃え尽き中;^_^) 投稿日:2007/10/03(Wed) 18:05:40 No.3906  引用 
アノニモミイア様.

毎回詳細に回答して頂きありがとうございます.

今後ともよろしくお願い致します.

胸背後部が金色のHybos 投稿者:茨城@市毛 燃え尽き中;^_^) 投稿日:2007/10/01(Mon) 23:10:26 No.3900  引用 
茨城県北部山地で8月に採集した,体長4mm程のHybosの1種です.

当間山のオドリバエを見ると,Hybos auriferとして記されているものと同種と思えますが,如何でしょうか?


Re: 胸背後部が金色のHybos 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/10/01(Mon) 23:48:13 No.3903  引用 
同定されたとおりHybos aurifer Saigusa, 1963です.本種に類似した種は東南アジアにかなり生息していますが,日本列島の場合は私が知る限り本種だけですので,前小楯板域が金色に光るのはこれと同定して間違いないと思います.夏性のHybosでして,各地に普通です.

何というハエですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/09/29(Sat) 22:47:23 No.3886  引用 
今日、タデ科のミゾソバの葉っぱに3mmくらいの小さな変わった形のハエみたいなのがいました。
何という名前ですか?
広島市佐伯区湯来町です。
よろしくお願いします!(^_^)/


Re: 何というハエですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/09/29(Sat) 22:49:09 No.3887  引用 
横からです。

Re: 何というハエですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/09/29(Sat) 22:50:21 No.3888  引用 
上からです。

Re: 何というハエですか? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/09/29(Sat) 23:17:18 No.3890  引用 
これは以前に笹川満廣先生が確か京都から記録されたシマバエ科Lauxaniidaeの1種ではないかと思います.学会で発表されたのか,論文として発表されたのか,記憶が定かではありません.翅が甲虫のように腹部を覆うように曲がっているものだと思います(ショウジョウバエ科のSteganaカブトショウジョウバエのように).あまりはっきりした回答にはなりませんが,どなたか上記笹川先生の記録をご存知の方があったら詳細を示してください.いずれにしてもそれほど普通の種ではありません.

Re: 何というハエですか? 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/09/30(Sun) 00:10:21 No.3891  引用 
埼玉県昆虫誌や「はなあぶ」No.4 1997に玉木長寿さんがかかれてるSteganopsis sp.2にあたると思います。

過去の記事ではNo.1937-1942あたりにこの種の関連のカキコミが出ていますのでご参照ください。

Re: 何というハエですか? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/09/30(Sun) 00:47:49 No.3892  引用 
Steganopsis sp. 2の標本写真を2枚だしておきます.

Re: 何というハエですか? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/09/30(Sun) 00:49:19 No.3893  引用 
もう一枚です.別個体.2個体とも宮崎県小林市.

Re: 何というハエですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/10/01(Mon) 10:25:35 No.3899  引用 
アノニモミイアさん!ハエ男さん!
シマバエ科のSteganopsis sp.2なのですね。
小さくて最初、形からカスミカメかと思いましたが、こんなハエがいるのですね。
ありがとうございました♪<(_ _)>

カマキリナガレオドリバエの1種 投稿者:茨城@市毛 燃え尽き中;^_^) 投稿日:2007/09/29(Sat) 10:43:15 No.3880  引用 
茨城県北部山地で6月に採集した,体長3.5mm程のカマキリナガレオドリバエの1種です.

Hilara(Ochtherohilara) mantispa Frey, 1955か,その近縁種と思われますが,如何でしょうか?


Re: カマキリナガレオドリバエの... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/09/29(Sat) 14:20:35 No.3884  引用 
Ochtherohilara亜属は日本列島に私の手元の材料だけに基づいても約40種生息しています.ほかに中国,韓国,沿海州,北米にも分布していますが,これらの地域での分化はとても日本には及びません.宮崎県南部山地では同一場所に6種棲息しています.そして,既知種はH.(O.) mantis FreyとH. (O.) mantispa Freyの2種だけです.

前種は,大型種で♂の胸背と腹背がかなり明るい灰色粉で覆われおり,R4脈先端がR2+3脈とM1脈の先端のほぼ中間で終わり,メスの腹部が銀白色に光るので容易に他の種から区別できます(分布:広域分布種;本州,四国,九州).

一方,H. (O.) mantispaの方は小形で類似種が多く,識別が困難です.本種は一般的に言えるのは腹部が細長くて,真っ黒で光沢があり,翅はほとんどガラス様透明で,雄交尾器が腹部の体軸に対して,乾燥標本ではやや下に傾く,と言う傾向があります.本種は飛騨山脈のものですが,これに似たのが他の地域にも少数ありますので要注意です.本物のmantispaは飛騨山脈に限らず長野,山梨の山地には局所的ですが分布しているようです.

というわけで,写真の種はmantispaではないと思います.
本亜属は雄交尾器にわずかの相違しかでませんので,交尾器を解剖しないと種に分類はできません.

一度書いたことがありますが,mantisの♂をもっぱら♀への餌にする近似種があります.やや大型で,♂の腹部の前半が乳白色,後半が真っ黒の種でして,これは同一水面を同時期に探餌行動をとるmantis♂をもっぱら狩って♀の求愛餌にします.この種は本州中部山岳にいて,個体数は当然のことながら,mantisよりかなり少ないものです.

Re: カマキリナガレオドリバエの... 投稿者:茨城@市毛 燃え尽き中;^_^) 投稿日:2007/09/30(Sun) 06:31:07 No.3896  引用 
アノニモミイア様.

Ochtherohilara亜属が,日本だけで40種程分布しているとは驚きでした.もっとも,以前Hilara属が300種と書かれていましたから,当然かもしれませんね.

実は,Ochtherohilara亜属がどの程度記載されているのか,旧北区のカタログを見たのですが,カタログではHilara属を亜属で分けていないので全く予想が出来ませんでした.(ざっと見たところmantisとmantispaの2種だけ?)

また,BioSystematic Databaseを見ると,Hilara属は世界で500種ほどが記載され,Ochtherohilaraを独立した属として考えている研究者もいるのですね.(Ochtherohilara basiflava Yang & Wang, 1998)

色々と,勉強になります.
ありがとうございました.

オドリバエ Platypalpus 2種 投稿者:茨城@市毛 燃え尽き中;^_^) 投稿日:2007/09/29(Sat) 11:16:28 No.3881  引用 
Platypalpus属と思われる2種類です.

体長2.5mmと体長1.8mm,共に7月に茨城北部山地で採集しました.


Re: オドリバエ Platypalpus 2種 投稿者:茨城@市毛 燃え尽き中;^_^) 投稿日:2007/09/29(Sat) 11:20:10 No.3882  引用 
体長1.8mmの個体です.

おそらく,種名は判らないでしょうが,日本のPlatypalpus属の現状でもお聞かせ願えれば幸いです.


Re: オドリバエ Platypalpus 2種 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/09/29(Sat) 22:58:04 No.3889  引用 
日本にはPlatypalpus属の種は60種以上棲息しています.既知種はPlatypalpus itoi Frey1種のみです.これらは頭頂部の刺毛,触角第3節の形や色,胸背の刺毛配列,中腿節の形と腹面の棘,翅脈相,などをもとに分類されています.もちろん♂交尾器は決定的です.ベルギーのGrootaertさんが一緒に研究できないかと言ってきていますが,私の材料も全部は整理し終えていませんので,直ちに研究に着手できる状態ではありません.せめて普通種だけでも一先ず名前をつけなければとは思っています.それで,今回の写真の種について決定的なことが私には言えません.

Re: オドリバエ Platypalpus 2種 投稿者:茨城@市毛 燃え尽き中;^_^) 投稿日:2007/09/30(Sun) 05:55:41 No.3895  引用 
アノニモミイア様.

やはり,かなりの種類が日本にいるのですね.

ありがとうございました.

オドリバエ Trichopezaの1種 投稿者:茨城@市毛 燃え尽き中;^_^) 投稿日:2007/09/29(Sat) 11:23:45 No.3883  引用 
7月に茨城北部山地で採集した,体長5mm程のオドリバエです.

恐らく,Trichopezaの1種と思われます.

前3種も含め,よろしくお願い致します.


Re: オドリバエ Trichopezaの1種 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/09/29(Sat) 22:44:49 No.3885  引用 
Trichopeza属は日本本土に3種分布しています.1種はすでに先日(19日)バグリッチさんがお尋ねになったTrichopeza albocinctaです.残りの2種は未記載種で(世界のこの仲間のrevisionは8分どおり仕上がっているのですが,その後中国から新しい種の材料が入って,いささか力尽きて頓挫しています)です.1種(未記載種1)はalbocinctaに類似して,小形のもの,もう1種(未記載種2)は大きくて,♂の中腿節腹面に扁平になった剛毛が2列生えているので簡単に区別できます.♀は少しややこしいので,検索表と後脚の簡単なスケッチをつけてありますので,これで同定してみてください.

1.後腿節腹面に顕著な刺毛を生じる;中脛節背面1/4に各1本の前背,後背長刺毛あり;触角刺毛白色・・・・・2
  後腿節腹面に顕著な毛を欠き,白い微軟毛が密生する;中脛節背面に2本の前背長刺毛とその間に1本の後背長刺毛あり;触角刺毛黒色・・・・・未記載種2(♂中腿節に扁平剛毛あり)
2.後脛節腹面の基部近くに1本の長刺毛あり・・・・albocincta
後脛節腹面には基部近くと中央近くに各1本の長刺毛あり・・・・未記載種1.albocinctaに似た別種

図はメスの左脚前面図で上のが未記載種1,albocincta類似種,中が未記載種2,♂中腿節に扁平剛毛列を持つ種,下がalbocinctaです.

写真で見る限り,♂中腿節に扁平剛毛列を持つ種のようにもみえます.実物を上記検索表と図で同定してみてください.


Re: オドリバエ Trichopezaの1種 投稿者:茨城@市毛 燃え尽き中;^_^) 投稿日:2007/09/30(Sun) 05:52:46 No.3894  引用 
アノニモミイア様.

標本を調べたところ,御指摘どおり未記載種2でした.

ありがとうございました.

大いなる悩み 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/09/27(Thu) 20:30:13 No.3879  引用 
出張帰りで寝ぼけてる今朝早暁、知り合いから連絡が入り(キバネクロバエが分かるということで、クマ避けとして重宝されてるらしい)飯田の山奥で、急遽採集してきました。

さて、問題はこれをどうするかです。

1:キノコバエが羽化するまで待つ
2:キノコショウジョウバエが羽化するまで待つ
3:キノコ喰いのトゲハネバエが羽化するまで待つ
4:キノコ喰いのヒメイエバエが羽化するまで待つ(マツタケからのヒメイエバエ科羽化の記録はまだありません)

5:昆虫食文化のある長野県なので、幼虫の入ってるのを覚悟の上、食べる・・・

今年初めての獲物だったので・・ついうれしくて・・画像だけでも味わっていただこうと思いまして・・・香りもWebで送れたらいいのになあ・・・

とりあえず、一本はマジで様子を見てみようと思います。

ハナダカの黒化型かな? 投稿者:pakenya 投稿日:2007/09/26(Wed) 11:38:43 No.3871  引用 
こんにちは

山形県小国町の泡の湯温泉でミゾソバの花に飛来したヒラタアブです。
一見、ヒメルリコウカアブか?と思えるような色彩ですが、紛れも無くハナアブです。

腹部には全く斑紋が無いのですが、それ以外はハナダカヒラアシヒラタアブ Platycheilus dux (Violovitsh,1957)の特徴を示しています。単なる黒化型なのでしょうか。


Re: ハナダカの黒化型かな? 投稿者:pakenya 投稿日:2007/09/26(Wed) 11:42:35 No.3872  引用 
側面の画像です。

そういえば、「日本のハナアブ」の本種の写真は背面だけですね。「札幌の昆虫」でも背面写真だけ。
側面が見れるのは、市毛さんのHPだけですね。

腹部の斑紋以外は、全く同じに見えますね。

9/23の朝に採集したものです。


Re: ハナダカの黒化型かな? 投稿者:茨城@市毛 燃え尽き中;^_^) 投稿日:2007/09/26(Wed) 16:42:48 No.3875  引用 
pakenya様.

確かに,ハナダカですね.
私も殆ど見たことがないので,黒化型かどうかは判断しかねます.

側面の写真は,「札幌の昆虫」のようなチョウ屋式の展翅方法では,翅が邪魔で顔が写りませんので,撮影していないのでしょう.
「日本のハナアブ」のような展翅方法も,胸側部の斑紋等は辛いところがあります.

Re: ハナダカの黒化型かな? 投稿者:pakenya 投稿日:2007/09/27(Thu) 09:44:11 No.3878  引用 
市毛様

コメントありがとうございます。
ハナダカは、はなあぶ誌などで北海道から山口県まで分布していることが分りますが、報告件数が少ない種のようですね。
私は、山形、新潟、長野のいずれも山地の標本を持っていますが、今回のような斑紋がない個体は初めてでした。

図鑑に収録する写真については、「札幌の昆虫」などのように種類数を多くするためにはページ数が制限されるので最低限の枚数にならざるを得ませんが、Eumerus, Cheilosia, Spheginaなどのややこしいところの特徴を説明するには不十分になります。「日本のハナアブ」のように1種1ページを使えるのであれば、特徴の出る部分の写真をばっちり入れたいですね。小さい種については撮影がたいへんですが・・
コガネムシ図説の様式が見やすく参考になりますね。六本脚に追いつけ・追い越せ、談話会!

平均棍の大きなハエ 投稿者:200p 投稿日:2007/09/26(Wed) 13:01:28 No.3873 ホームページ  引用 
はじめまして。
全く無知で、こちらへ伺ってよいのか迷いましたが、どこを探しても分かりません。
大きさはごく普通だったと思いますが、全体は少し青っぽく赤に近いアズキ色の目、真っ白な平均棍がとても大きく、爽やかでスッキリときれいな感じでした。とても気なるこのハエの名前を教えてください。よろしくお願いします。
撮影2007/08/14 鹿児島市


Re: 平均棍の大きなハエ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/09/26(Wed) 16:34:24 No.3874  引用 
200P様.

恐らく,3442-3646で出てきた,ヤドリバエ科のCompsoptesisの仲間と同じように見えます.

Re: 平均棍の大きなハエ 投稿者:200p 投稿日:2007/09/26(Wed) 21:40:20 No.3876 ホームページ  引用 
茨城@市毛様、私のような者にご親切に有難うございます。
やはりヤドリバエ科ですか?
ハエもけっこう被写体になるのもいるようなので、又見回して見たくなりました。 ヒラタアブの仲間も身近で楽しんでいます。

Re: 平均棍の大きなハエ 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/09/27(Thu) 09:13:58 No.3877  引用 
200pさん>ようこそ 管理人のハエ男です。

双翅目(ハエ目)の場合、一般に市販されてる図鑑に載ってるのはごくわずかですが、実はそれらの科にとんでもない数の種類がある場合が多いのです。(図鑑に2種で実際には100種以上とか、図鑑に5〜6種でも実際は400種以上あるなんてことも珍しくありません。)

これらの種名を決定するのには体の色彩や模様もさることながら毛の状態(体毛、剛毛、刺毛の長さや本数、生えている方向)が大変重要で、これらが写っていないと専門の方々でも種まで調べられない場合が大変多いのが現状です。
なかなか大変な事ですが、出きるだけ複数のアングルからの撮影をお勧めします。

また、♂交尾器を見ないと種名が決定できない種類も大変多いので、どうしても種名を調べたい場合は双翅目の場合は出きるだけ撮影の後に現物保管をすることが大変重要です。

多くの図鑑等の生態写真で種名が出ているものは撮影後に保管した標本を検討して種名を決定してる場合がほとんどであるということもご理解下さい。

今後ともよろしくお願いいたします。

Empis syusiroiana 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/09/24(Mon) 23:43:51 No.3865  引用 
6月に,茨城県北部の山地で採集した体長約6.5mmのオドリバエです.

特徴的な交尾器をもっており,Empis syusiroianaと思われます.

よろしくお願い致します.


Re: Empis syusiroiana 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/09/24(Mon) 23:45:30 No.3866  引用 
同,交尾器です.

Re: Empis syusiroiana 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/09/25(Tue) 11:42:30 No.3868  引用 
Empis (Planempis) syusiroiana Freyは九州内大臣の材料で記載されたものです.これに似たものは本州中部から四国まで広く分布しているのですが.脚の色彩の変化,雄交尾器の尾角葉の背突起の状態に地理的変異があって,これの取り扱いは今後の問題です.syusiroianaは脚は完全に黒色です.もし,記録される場合は本種の地理的変異とされた方が後々の処理が適当かと思います.群飛を見たことはないのですが,ペアはカゲロウを求愛餌にしていました.

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