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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/03/07(Wed) 22:59:25 No.7580  引用 
いつもご指導ありがとうございます。
ツバキの花に来ていたハエを見ていただけますでしょうか。
採集データは以下の通りです。
 採集日 2012.03.07
 採集場所 静岡県裾野市桃園
 体長 4mm
どうぞよろしくお願い致します。    
                     FS


Re: 同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/03/07(Wed) 23:00:43 No.7581  引用 
追加の画像です。 FS

Re: 同定のお願い 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2012/03/10(Sat) 14:27:07 No.7595  引用 
この写真では科を特定するための形質が一つもシャープに撮影されていませんが,雰囲気からクロツヤバエ科Lonchaeidaeの1種だろうと推定します.

頭部側面の,刺毛などが写っている拡大写真,翅面に対して垂直の角度からの(要するに翅全面に焦点が合った)写真,脚の脛節の刺毛の写真などが,このようないわゆるコバエの科の正確な同定には必須なのです.

Re: 同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/03/11(Sun) 08:27:37 No.7599  引用 
アノニモミイア様

ご指導ありがとうございました。
不鮮明な写真で申し訳ございませんでした。
同定のポイントとなる形質をしっかり撮影するよう努力します。
今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。

                        FS

ヤチバエの仲間 投稿者:田中川 投稿日:2012/03/08(Thu) 23:50:10 No.7582  引用 
2011.6.18三重県松阪市飯高町の谷川近くの山地で灯火に飛来しました.ヤチバエ科と思いますが,種名にたどり着けません.翅長は約5ミリです.

Re: ヤチバエの仲間 投稿者:田中川 投稿日:2012/03/08(Thu) 23:52:49 No.7583  引用 
別角度からです.いかがでしょうか.

Re: ヤチバエの仲間 投稿者: 投稿日:2012/03/09(Fri) 15:28:40 No.7589  引用 
見た目からすると、ヤマトヤチバエだと思います。

種名にたどり着けないとのことですが、日本産水生昆虫を参照されてますか?。もしそうだとしたら、属への検索表の5番のキーに誤りがあるためそのままではたどりつけません(特徴の有無が逆になっているため迷子になる)。下記のように変更するといけるはずです。

5a 横線前翅背剛毛と小楯板直前の正中剛毛がない・・・6
5b 横線前翅背剛毛と小楯板直前の正中剛毛がある・・・8

※ただし、フサヒゲヤチバエには横線前翅背剛毛があることから考えると、両方ある場合のみ8に進むのが妥当かと思います。

Re: ヤチバエの仲間 投稿者:田中川 投稿日:2012/03/09(Fri) 19:51:38 No.7590  引用 
猫又さん,ありがとうございます.
ヤマトヤチバエは,三重県ではこれまで記録がありません.
これからは山地にもどしどし出かけて行って,三重県産双翅目のデータを積み上げていきたいと思っています.
今後ともご支援ください.

Melangyna メスの同定 投稿者:バグリッチ 投稿日:2012/03/03(Sat) 16:56:34 No.7573  引用 
皆さん こんにちは。

 懲りずに、苦手なハナアブを見てみました。
 10月に埼玉の低山地でとった約11mmのハナアブです。3頭全部メスでした。

 極東ロシアの検索を使ってみますと、Melangynaに行き、タカネムツモンホソヒラタアブに行き着きます。
画像を補足しますと、複眼には全面にやや短い毛を備えており、半月は黒色(但し中央部分の一部は黄褐色)です。
中脛節は、基部1/3は黄色、次に幅の広い黒帯があり、先はまた黄色になります。
翅の第2基室は微毛に覆われています。
小楯板では、少なくとも後半は黄色ですが、見る角度によって全体暗色に見えます。

ハナアブ300(竹内)で見比べますと、確かにタカンネムツモンホソヒラタアブに似ていますが、同定に関するご意見を伺えましたらありがたいです。
宜しくお願い致します。


Re: Melangyna メスの同定 投稿者:バグリッチ 投稿日:2012/03/03(Sat) 16:57:25 No.7574  引用 
 画像もう1枚です。

Re: Melangyna メスの同定 投稿者:バグリッチ 投稿日:2012/03/03(Sat) 17:01:15 No.7575  引用 

 最後に翅です


Re: Melangyna メスの同定 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/03/03(Sat) 23:24:20 No.7576  引用 
バグリッチ様.

残念ながら,極東ロシア〜日本にかけてのMelangyna属は♀の同定は出来ません.検索表を精査してみればわかるように,♀が記載されていない種類が2種類あります.

本州の亜高山帯以下で春・秋の2回採集される種類は,松村が記載した日本固有種のようです.

色々と試行錯誤してみましたが,普通種以外の個体数が桁違いに少なく,安定した形質が見つかりません.
それと,日光から採集されたMelangyna ochreolinea (Hull, 1944)も♂が見つかっていません.

ある程度の検索表は出来ているのですが,ヨーロッパ産の比較標本を見ながらでないと検索できない代物なので,このままお蔵入りになりそうです(^_^;)

Re: Melangyna メスの同定 投稿者:バグリッチ 投稿日:2012/03/05(Mon) 20:40:30 No.7577  引用 
市毛様

 やはりだめですか。
 Melangyna sp.で、留めておきます。

 ご検討いただき、ありがとうございました。
 また、いろいろご教示お願いいたします。

Re: Melangyna メスの同定 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/03/06(Tue) 09:42:54 No.7578  引用 
バグリッチ様.

毎度ご迷惑をおかけしております.

Melangyna属は,松村松年が新種として9種類記載しているのですが,タイプ標本が1頭しか残っていない種類が殆どで,同定標本もほぼ皆無です.(松村コレクションに残されているMelangyna属の標本は,タイプ標本を含めて22頭!しかありません)

タイプ標本と私や木野田氏から借用した標本をNorwayのDr.Nielsenに送って検討してもらっていますが,比較するための日本産標本の絶対数が不足しており,作業が中断しています.本州-九州の最普通種であるM. similis(M.S.)以外の標本を集めてほしいと言われていますが,最普通種以外は北海道や本州の亜高山帯に分布しているので殆ど集まりません.

こちらとしては,日本産のMelangyna属の見直しを行うというローカルな感覚で始めたのですが,草稿のタイトルが"Melangyna species (Diptera, Syrphidae) in Japan and a key to the Palaearctic species"と旧北全体の見直しになってしまうので,あまり中途半端な内容では書けなくなっています.

Re: Melangyna メスの同定 投稿者:バグリッチ 投稿日:2012/03/06(Tue) 21:23:37 No.7579  引用 
市毛様

 いえいえ、いつもお世話になりっぱなしで、頭が上がりません。
 Melangynaは苦戦ですね。
 しかし、すごい論文の準備が進んでいるようですので、でき上がるのを楽しみにしています。
 その暁には、メスの同定を!

 ハナアブがどんどん解明されていくのは うれしいです。

同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/02/19(Sun) 20:57:58 No.7568  引用 
いつもご指導ありがとうございます。
2月19日に静岡県裾野市で採集した蚊の幼虫です。
ユスリカ科の幼虫でしょうか。
体長8mmです。ご教示ください。よろしくお願い致します。

                       FS


Re: 同定のお願い 投稿者: 投稿日:2012/02/19(Sun) 22:48:20 No.7569  引用 
ユスリカであることは間違いありません。写真では頭部の眼斑も明瞭には判りません。が、エリユスリカ亜科Orthocladiinaeの様です。尾針台の特徴も明瞭ではありません。この部分のキチン化の状態も同定には重要な形質となります。Mentum(下唇板)が判れば、はっきりすると思います。時期的なこと、体長などを参照にすれはエリユスリカ属Orthocladiusかフユユスリカ属Hydrobaenusのどちらかでしょう。可能性としてはキソガワフユユスリカH. kondoi Sætherが最も高いでしょう。

Re: 同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/02/20(Mon) 14:48:08 No.7570  引用 
エリユスリカ様

ご指導ありがとうございます。不鮮明な写真で申し訳ございませんでした。
お時間のある時でけっこうですので二つ教えていただけますでしょうか。
◎下唇板による同定の仕方を学べる文献がありましたらお教えください。
◎採集時に幼虫はハイイロゲンゴロウの死骸についていました。これは採食行動とみなしてよろしいでしょうか。
以上、たびたびで恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。

                        FS

Re: 同定のお願い 投稿者: 投稿日:2012/02/20(Mon) 16:00:33 No.7571  引用 
下唇板による同定:下唇板の形状で、ある程度までは同定が可能です。ただし属レベルで。しかし、よく似たもの等も多々あり、これだけに頼って同定することはある程度の危険を伴います。文献としては色々な出版物があります。英語に抵抗がなければ、以下の文献があります。
1.Wiederholm, T. (ed.) 1983. Chironomidae of Holarctic region, Keys and diagnoses. Part 1. Larvae. Ent. Scand. Suppl. 19: 1-457.
他にもMmanual of Palearctic Dipteraがありますが、解説が丁寧なのは上述の文献です。

邦文としては、以下の3つを挙げることが出来ます。
1.ユスリカの世界:培風館
2.日本産水生昆虫:東海大学出版会
3.図説日本のユスリカ:文一総合出版

があります。

2番目のご質問
ハイイロゲンゴウの死体の状態はどうだったのですか?内蔵や筋肉が表に出ている状態だったのですか。後者の様な状態なら、摂食をしていたとも考えられます。ユスリカの食性は種によって多様です。この写真の幼虫は基本的にデトリタス食です。と言っても観察されたように他の生物の死体も食べます。さらに動物プランクトンなども食べます。雑食と考えて良いと思います。もちろん植物だけに依存する種もいます。

Re: 同定のお願い 投稿者:FS 投稿日:2012/02/20(Mon) 22:06:57 No.7572  引用 
エリユスリカ様

丁寧にご教示いただきありがとうございます。心より感謝申し上げます。
ハイイロゲゴロウはそれほど腐敗は進んでいませんでした。しかし、家に持ち帰って一日でかなりふやけた状態になりましたので、実際には見た目以上に腐っていたのかもしれません。
文献を取り寄せて勉強します。ありがとうございました。
                        FS

ミギワバエ科 Nostima属 投稿者:BABA@兵庫 投稿日:2012/01/18(Wed) 08:34:01 No.7522  引用 
はじめて利用させて頂きます。

Aclerisさんより、ミギワバエ科のNostima属に似ていると教えられ、こちらのサイトを勧められ
生体の写真ではありますが掲載させて頂きます。体長は約1.5mmと小さく、庭にてトビムシのように
時折、跳ねていました。撮影日は1月15日です。


Re: ミギワバエ科 Nostima属 投稿者:BABA@兵庫 投稿日:2012/01/18(Wed) 08:36:35 No.7523  引用 
頭部。

Re: ミギワバエ科 Nostima属 投稿者:BABA@兵庫 投稿日:2012/01/18(Wed) 08:40:18 No.7524  引用 
横から。

Re: ミギワバエ科 Nostima属 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2012/01/18(Wed) 13:06:06 No.7525  引用 
Nostima versifronsの記載によくあいますね。私も以前いくつかの場所で採集したことがありますが、すぐには標本が出てこないので、同定には確信はありません。触角の第3節が上下で色分けされていて、中胸の後半部が光沢がない黒色、脚も大部分が黄褐色です。大変小型で、可愛らしいミギワバエです。どなたかミギワバエ科にお詳しい方から更にレスポンスがあると思います。

Re: ミギワバエ科 Nostima属 投稿者:バグリッチ 投稿日:2012/01/18(Wed) 20:27:06 No.7526  引用 
こんにちは。

 アノニモミイアさんに賛成意見です。
 私は、Nostima pictaしか採ったことはありませんが、ビロード状の小楯板は共通で、印象的です。
 あとは、細部を調べれば、確定できると思います。

Re: ミギワバエ科 Nostima属 投稿者:BABA@兵庫 投稿日:2012/01/18(Wed) 23:39:40 No.7528  引用 
アノニモミイアさん バグリッチさん こんばんは。
早速のコメントありがとうございます。どこを、どう見るかといったポイントが勉強不足で把握出来ていませんので、非常に参考になりました。ありがとうございます。

Re: ミギワバエ科 Nostima属 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2012/01/19(Thu) 10:46:31 No.7532  引用 
BABA@兵庫さん。
バグリッチさんが指摘された第2の種、Nostima pictaと思われる画像を参考に3枚続けて出しておきます。
触角第3節は写真より2色によりはっきり色分けしています。中胸背板の両側に灰白色の縦条があり、写真でははっきりしませんが翅の中室横脈の部分が白っぽくなっているのが特徴です。

BABA@兵庫さん。もしまだN. versifronsに相当する個体が容易に採集できるようでしたら、数頭採集してお送りいただけないでしょうか。湿った土の場所にいます。本州の材料をもたないので、よろしくお願いします。Aclerisさんにお尋ねになれば私の住所はわかるかと思います。


Re: ミギワバエ科 Nostima属 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2012/01/19(Thu) 10:48:01 No.7533  引用 
背側面です。

Re: ミギワバエ科 Nostima属 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2012/01/19(Thu) 10:49:28 No.7534  引用 
背面です。中胸背板の両側にある灰白色条が特徴です。

Re: ミギワバエ科 Nostima属 投稿者:BABA@兵庫 投稿日:2012/01/19(Thu) 21:15:19 No.7545  引用 
アノニモミイアさんこんばんは。
Nostima pictaの画像および詳細な解説ありがとうございます。良い勉強になります。日頃、生体の写真ばかりで採集の経験が全く無く(吸虫管はありますが)採集した後の処理の仕方、または紹介したサイトがあれば、御教え頂けないでしょうか。発見できましたら、それらに従い採集しようと思います。

Re: ミギワバエ科 Nostima属 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2012/01/20(Fri) 01:38:25 No.7547  引用 
小型のハエやハチは普通の吸虫管で採集しますと、引き続いて殺虫管などに移す時にしばしば逃げられてしまいます。これを避けることができる吸虫管の作り方が、「昆虫と自然」誌42巻12号32-35ページ(2007年)に、「採った虫を逃がさない吸虫管」が紹介されています。これを使って、百円均一販売店で時々売っている小型の冷却スプレー(スポーツ用nの大型スプレーでもかまいませんが携帯には不便です)で凍結死させるか、低温麻痺にして殺虫管に移すと、確実に採集できます。

しかし、今回のNostimaのような微小な双翅類は、市販の吸虫管で採集して、逃げないように吸った管口をティシューで栓をしておけば、1,2日で乾燥死してしまいます。死んでから長く放置すると体や脚が固くなって傷みやすいので、動かなくなったらすぐに柔らか目の三角紙に包んでおくだけで、双翅類の標本としては最低限の状態にすることができます。大型の双翅類は微針や志賀昆虫普及社の0-2号の針に刺した方が観察がやりやすくなります。いずれにしても三角紙標本が郵送などには適当です。

三角紙は志賀昆虫普及社で販売しているのもありますが、市販の柔らかなグラシン紙を選んで作ると双翅類には適しています。双翅類は体が軟弱なものが多いので、硬めのグラシン紙の三角紙に入れますと、はじめは体に水分があるので体型を保っていますが、乾燥するにつれて三角紙の圧力で、体がやや、ないし強く扁平に押しつぶされてしまう傾向があります。このようになっても、もちろん体の構造は十分に観察できますのでダメというわけではありません。

なお、小型の双翅類をマウントした標本とする場合は三角台紙(幅9-10mmのテープ状のケント紙から長二等辺三角形を切り取る;底辺3mm、高さ9-10mm)に木工ボンド(水で薄めて、ごく微量の中性洗剤を混ぜると界面活性がよくなって虫によく貼りつく)で貼り付け、この台紙に針を刺して標本にします。また、一片が3-4mmの正方形のケント紙片に長さ12-13mmのなるべく細い釣り糸の一端をボンドで貼り付けたものを予め作っておいて、釣り糸の先にボンドをつけてこれに小型の双翅類を貼り付け、乾いたらケント紙に針を刺して標本にすることもできます。

もし、ご連絡いただければ先ほどの吸虫管の作り方のコピーはお送りできます。

Re: ミギワバエ科 Nostima属 投稿者:BABA@兵庫 投稿日:2012/01/20(Fri) 17:47:44 No.7549  引用 
懇切丁寧に教えて頂き有り難うございます。テキスト保存致しました。とりあえず今ある吸虫管でご指示通りに、慎重に採集し、三角紙に入れダメージを受けないような状態で郵送したいと思います。それ以前に発見出来ると良いのですが(^^;;進展がありましたらAclerisより連絡先を教えてもらいメール致します。

Re: ミギワバエ科 Nostima属 投稿者: 投稿日:2012/02/07(Tue) 15:09:40 No.7566  引用 
アノニモミイアさん 雨上がりの本日、ようやく3匹採集できたと思いましたが、お示し頂きましたNostima pictaのようです。なかなか思い通りに行かないようです。

Re: ミギワバエ科 Nostima属 投稿者: 投稿日:2012/02/07(Tue) 15:13:09 No.7567  引用 
吸虫管の中で交尾しておりました。

フンバエ? 投稿者: 投稿日:2012/01/28(Sat) 16:41:13 No.7556  引用 
本日(1/28)千葉県北西部の雑木林林縁のアズマネザサを掬って2頭採れました。体長は翅端まで約5mm、尾端まで4mm。
生きている時は、平べったい感じを受けました。ご教示いただけると幸いです。


Re: フンバエ? 投稿者: 投稿日:2012/01/28(Sat) 16:41:58 No.7557  引用 
頭部のアップです

Re: フンバエ? 投稿者: 投稿日:2012/01/28(Sat) 16:47:37 No.7559  引用 
背面です

Re: フンバエ? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2012/01/28(Sat) 17:17:29 No.7560  引用 
Trigonometopusで検索してみて、調べてみてください。なお、シマバエ科Lauxanideです。

Re: フンバエ? 投稿者: 投稿日:2012/01/28(Sat) 17:54:20 No.7561  引用 
アノニモミイア様、いつもお手数をおかけいたします。
Trigonometopusで早速検索いたしました。バグリッチさんのNo.5105のLuzonomyza sp.に似ていると思いました。
もう少し写りの良いフォトです


Re: フンバエ? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2012/01/28(Sat) 20:42:01 No.7562  引用 
KT様

 この種は、オス(だったような?)の尾端に牛の角状の構造が現れる種ですよね。
 関東南部の平野部では常緑樹の葉裏で越冬する普通種に似ています。

 HPに日本のシマバエのページがあります。
http://www.ecoris.co.jp//technical/tec_konntyuu/hae.html#no3

 これを参考にされるますと、Luzonomyzaに行くと思います。
 確認してみて下さい。

Re: フンバエ? 投稿者: 投稿日:2012/01/29(Sun) 00:04:29 No.7563  引用 
バグリッチ様、ありがとうございます。
ご教示いただいたHPで検索すると、4までいき、その後なのですが…
・触角が尖る…私の個体は尖っていないです
ここまではいいと思うのですが
・額眼縁剛毛は前傾する…これは頭部中央の毛のことでしょうか、そうだとすれば短い毛は前傾しています(フォトでは分かりにくいですが)
迷ってしまいました…

Re: フンバエ? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2012/01/29(Sun) 22:09:30 No.7564  引用 
KT様

 『額眼縁剛毛は前傾する』の部分ですが、ご質問の頭部中央の短い毛は剛毛ではないと考えています。
 複眼の脇に並んだ強く長い剛毛が額眼縁剛毛にあたると考えます。
 この種と同一と思われる種は、明らかに後ろに傾斜していました。
 しかしこれとは別の、触角のとがった Trigonometopusと思われる種で、手元にある標本では、前傾というより、(額面を水平において見たときには)ほぼ真上に向かっているようも見えます。
 どこを水平と見るかで 変わるような気がしますので、今のところ、(額面を水平において見たときに)真上の場合はTrigonometopusと見ています。

 このあたり、正確に確認していませんので、他にお分かりになる方がいらっしゃるかもしれんません。

Re: フンバエ? 投稿者: 投稿日:2012/01/31(Tue) 22:02:00 No.7565  引用 
バグリッチ様、ありがとうございます。私の勘違いが判明しすっきりしました。改めて検索すると、やはりLuzonomyzのようです。教えていただいたサイトによると日本産は2種となっていましたので、どちらかなのでしょうね。私は♀の採集だけなので、尾状突起のある♂が欲しいところです。
またご指導くださいませ。

ダルマメバエでしょうか? 投稿者:なみは 投稿日:2012/01/19(Thu) 19:11:41 No.7541  引用 
久しぶりに投稿させて頂きます。
5月に茨城県の湿地で採集したのですが、ダルマメバエでよろしいでしょうか?
ご教授下さい。
よろしくお願いします。

Re: ダルマメバエでしょうか? 投稿者:なみは 投稿日:2012/01/19(Thu) 19:12:54 No.7542  引用 
すみません。エラーが出て添付されておりませんでした。
再度添付いたします。


Re: ダルマメバエでしょうか? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/01/19(Thu) 20:25:23 No.7544  引用 
なみは様.

ダルマメバエで間違いありません.
今のところ,茨城では2例目の記録だと思います.

茨城@市毛

Re: ダルマメバエでしょうか? 投稿者:なみは 投稿日:2012/01/20(Fri) 15:32:28 No.7548  引用 
市毛様
ありがとうございました。
採集した時はアナアキハナアブ類かと思いました。ダルマメバエは湿地にいる種なのでしょうか?

Re: ダルマメバエでしょうか? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/01/20(Fri) 19:25:34 No.7551  引用 
なみは様.

生態については良くわかっていないようです.

Maeta(1993)Japanese Conopidae (Diptera) : Their Biology, Overall Distribution, and Role as Parasites of Bumble Bees (Hymenoptera, Apidae)によれば,Dalmannia signataダルマメバエはフタモンカタコハナバチLasioglossum(Lasioglossum) scitulumに寄生することが記されています.

Re: ダルマメバエでしょうか? 投稿者:なみは 投稿日:2012/01/25(Wed) 17:50:14 No.7554  引用 
市毛様
返信が遅くなりました。
生態はよく解らないのですね。
ありがとうございました。
今後ともご教授よろしくお願いします。

Re: ダルマメバエでしょうか? 投稿者:鈴木 投稿日:2012/01/27(Fri) 18:35:12 No.7555  引用 
岩手の鈴木です。久々にここに来ました。
フタモンカタコハナバチは田や池など水辺に営巣するそうです。このハチに特異的に寄生するならば,「湿地にいる」と言えそうですが。フタモンカタについては下記の文献がある,と教えていただきましたが,残念ながら未見です。
前田康生ほか(2001)「フタモンカタコハナバチの生態及び社会性に関する若干の知見」中国昆虫14: 11-19.

Eutolmus sp. 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/17(Tue) 01:01:35 No.7507  引用 
6月に岡山平野の河川敷で採ったEutolmus sp.♀です。
ウスグロムシヒキ Eutolmus rufibarbisに似ているものの、腹端の形などが違います。
河川敷などでは結構普通にとれる種です。
正体がわかるでしょうか?


Re: Eutolmus sp. 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/17(Tue) 01:02:49 No.7508  引用 
同じ個体の顔です。

Re: Eutolmus sp. 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/17(Tue) 01:04:43 No.7509  引用 
腹端部のアップです。
E. rufibarbisとは違っているように見えます。


Re: Eutolmus sp. 投稿者:バグリッチ 投稿日:2012/01/17(Tue) 21:19:26 No.7518  引用 
斉藤@岡山

 こんにちは。

 本種は小さいムシヒキアブではありませんか?
 体長をご確認お願いいたします。

 オスが欲しいところです。

Re: Eutolmus sp. 投稿者:ケンセイ@自宅 投稿日:2012/01/18(Wed) 21:39:40 No.7527  引用 
斉藤@岡山さま

私にはチャイロムシヒキ Eutolmus brevistylus の♀に
見えるのですが、脛節の色は明るい褐色でしょうか?

ムシヒキアブ図鑑のチャイロムシヒキの画像が参考に
なると思います。

http://www3.kcn.ne.jp/~tgw/m-index2-j.htm

ケンセイ@自宅

Re: Eutolmus sp. 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/18(Wed) 23:43:40 No.7529  引用 
バグリッチ様

レスありがとうございます。
体長は18mmです。
スケール入りの横向き画像を載せます。
♂もあれば良かったのですが、採れたのは♀1頭だけでした。


ケンセイ様

大変お忙しいところ、レスありがとうございます。
脚は脛節の一部を除き、ほとんど真っ黒です。
もしかしたら、黒化個体なのかもしれません。
ムシヒキアブ図鑑のチャイロムシヒキとも、腹端の形態が違っているように思いますが、これも変異の範疇なのでしょうか。


Re: Eutolmus sp. 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/19(Thu) 01:37:02 No.7530  引用 
2000年7月に八丈島で採集した、同種と思われる標本がありました。
油が出て黒くなってますが、genitaliaなどの特徴は一致します。
前腿節下面に刺列があり、脛節基部の一部が明るい褐色です。


Re: Eutolmus sp. 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/19(Thu) 01:39:25 No.7531  引用 
上記と同じ所で採集した♂もありました。
交尾器をアップします。
♀個体と同種とは限りませんが、一応参考になればと。


Re: Eutolmus sp. 投稿者: 投稿日:2012/01/19(Thu) 16:11:49 No.7535  引用 
斉藤@岡山さま

脛節が真っ黒ならばやはりウスグロムシヒキではないかと・・・
自分はチャイロとウスグロ以外のEutolmus属は認識しておりません。

ケンセイ@♂はウスグロっぽいですね

Re: Eutolmus sp. 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/20(Fri) 00:17:19 No.7546  引用 
ケンセイ様

コメントありがとうございます。

ウスグロ♂は、ゲニの前の第7腹板が後方に伸びるはずなのですが、写真の個体は伸びていません。
機会があれば、次こそ♂の捕獲を狙ってみます。

Re: Eutolmus sp. 投稿者:宇津木 投稿日:2012/01/20(Fri) 19:19:27 No.7550  引用 
斉藤@岡山さま
はじめまして、宇津木と申します。

斎藤さまがおっしゃるようにEutolmus属でしたら第8腹板が後方に伸長しますので、八丈島でとれたものはEutolmusではありません。八丈島のものはハナアブ(7) 7-18の 八丈島のムシヒキアブにのっているEpitiptus属の不明種と思われます。ちなみにEpitiptus属は現在Tolmerus属のシノニムになっていますので八丈島のものはTolmerus sp. でよいと思います。
ただ岡山のものと八丈島のものが同種であるかはこの写真では判断できません、またTolmerus属は近縁のMachimus属との区別が非常に難しいので、第8腹板の縁が円形に多少伸長していたらMachimus属の可能性もあります。ですので岡山のものはTolmerus sp. もしくはMachimus sp. というのが私の意見です。

Re: Eutolmus sp. 投稿者: 投稿日:2012/01/21(Sat) 10:46:00 No.7552  引用 
宇津木さま、コメント有り難うございます。

というわけで、ムシヒキアブの専門家の意見なので参考になさってください>斉藤@岡山さま

ケンセイ@ムシヒキアブ科もまだまだ未知の種がいますね

Re: Eutolmus sp. 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/21(Sat) 15:30:58 No.7553  引用 
宇津木様
ケンセイ様

興味深いコメントをいただき、ありがとうございます。

♂で伸びるのは第8腹板でしたか。
No.7546では勘違いして第7と書いてしまいました。

岡山のものはTolmerus sp. もしくはMachimus sp. とのこと。
属までの同定も、結構難しいのですね。
まだまだ精進せねばなりません。

今後とも宜しくお願い致します。

ヤドリバエでしょうか? 投稿者: 投稿日:2012/01/19(Thu) 17:12:03 No.7536  引用 
千葉県北西部の雑木林林縁を飛んでいたハエですが、ヤドリバエの仲間でしょうか?
体長は6.8mm。平べったいハエです。
ご教示くださいませ。


Re: ヤドリバエでしょうか? 投稿者: 投稿日:2012/01/19(Thu) 17:12:53 No.7537  引用 
画像2

Re: ヤドリバエでしょうか? 投稿者: 投稿日:2012/01/19(Thu) 17:13:53 No.7538  引用 
画像3

Re: ヤドリバエでしょうか? 投稿者: 投稿日:2012/01/19(Thu) 17:15:35 No.7539  引用 
画像4

Re: ヤドリバエでしょうか? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/01/19(Thu) 17:57:54 No.7540  引用 
KT様.

写真のハエは,ツマグロキンバエです.
ハエ・アブが少なくなる秋から冬にかけてやたらと目につきます.(実際には,一年中見かけているような気がします(^_^;)

Re: ヤドリバエでしょうか? 投稿者: 投稿日:2012/01/19(Thu) 19:46:44 No.7543  引用 
市毛様
いつもありがとうございます。
ツマグロキンバエとのこと、また標本箱に仲間が加わり嬉しく思います。
>一年中見かけているような気がします
まだハエに興味を持ってから1年もたたないので、私にはこれからの観察が楽しみです。
今後ともご指導のほどお願いいたします。

お教えください 投稿者: 投稿日:2012/01/16(Mon) 23:30:31 No.7506  引用 
2011年12月14日に福岡市の舞鶴公園という都市公園に植栽されているトウカエデのささくれ立った樹皮下で見たものです。
長径5mmほどの平たい場円形をした繭のようなもので、数個見ました。調べれば簡単に若だろうと思って採集はしませんでしたので中に何かが入っている(もしくは空)かは全く確かめませんでした。
ヒロズコガの1種の蓑かなと心当たりに尋ねましたがどうもヒロズコガではないようです。
どちらかというとハエの囲蛹を平ぺったくしたような感じです。これはハエ目由来のものでしょうか?


Re: お教えください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2012/01/17(Tue) 01:08:27 No.7510  引用 
私もどこかで見覚えがあるような気がします。双翅類の囲蛹ですと体節が一般には痕跡的に残りますし、気門が少なくとも後端(これはどちらが後端かわかりませんが)にあるはずですが、これらが認められません。
蛹室でしょうから、完全変態をする昆虫の繭だろうと思います。膜翅類が一番可能性が高く、次が鱗翅類かな、と推定しています。

Re: お教えください 投稿者:Acleris 投稿日:2012/01/17(Tue) 12:37:37 No.7512 ホームページ  引用 
コンニチワ。
これは神戸でもよく見かけますが、ヒメクダマキモドキの卵だと思います。
以前、初冬の頃、木の幹でヒメクダマキモドキのメスを見つけたのですが、
産卵管に卵を挟んだまま息絶えていました。
その卵とよく似ています。
カビてしまってますが標本を残しているので写真を貼っておきます。

ただ、他の樹上性ツユムシ類の卵を見たことがないので、
そちらの可能性があるかも知れません。
なお、サトクダマキモドキとヤマクダマキモドキは生木の枝を
縦に裂いて卵を並べて生み付けるので、
これらで無いことは確かです。


Re: お教えください 投稿者: 投稿日:2012/01/17(Tue) 12:40:55 No.7513  引用 
ありがとうございます。
膜翅目は考えが及びませんでした。
今度は採集してみようと思います。中を開けてみると手掛かりが得られそうです。

Re: お教えください 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2012/01/17(Tue) 16:31:20 No.7514  引用 
カメムシBBSで「ヒメクダマキモドキ」とワード検索すると、ほぼ同様の画像が出てきます。こちらは、ケヤキの樹皮下です。

Re: お教えください 投稿者:pieris 投稿日:2012/01/18(Wed) 01:53:08 No.7521  引用 
Aclerisさん、ezo-aphidさん、大変ありがとうございます。
コメントが前後したようで、お礼が遅くなってしまいました。
ツユムシの仲間(ヒメクダマキモドキ)の卵だったのですね。
この写真撮影地の付近には確かにクダマキモドキ(種名までは確かめていませんが)の類がおり、クロアナバチもいます。
目からうろこで大喜びしています。
とはいえ、ハエ目とは全く異なる直翅目の投稿になって申し訳ありませんでした。
今後ともまたよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

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