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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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Temnostoma bombylans 投稿者:pakenya 投稿日:2007/06/29(Fri) 14:30:17 No.3598  引用 
こんにちは

新潟県内でTenmostoma bombylansを採集しました。
はなあぶ23号に収録された横濱会長の識別点がすべて合致しております。この資料は平成15年3月の談話会講演資料だったようですが、この時点では「本州での確実な記録はまだない」とされています。はなあぶ誌にも当サイトのはなあぶネットにもまだ本州からの記録は収録されていないようですが、もしかして初記録だったりするのでしょうか?


Re: Temnostoma bombylans 投稿者: 投稿日:2007/06/29(Fri) 14:36:29 No.3599  引用 
顔の黒色中条がぶっとく、額は三角です。

Geniは茶色く、surstylusが波打つような形状をしています。


採集地の奥只見地区は、Mallota inopinataとかCriorhina ainoとかも採れていて、宝の山かもしれません。


Re: Temnostoma bombylans 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/06/29(Fri) 21:42:58 No.3602  引用 
pakenya様。

腹部斑紋等を見るとT. nitobeiとも見えます。
詳しくは、surstylusでは無く、反対側のhypandriumの先端の形状をみないと判別出来ません。
写真の右横側から撮影すると写るかもしれません。(拡大率が高いので、前後数枚撮ってみた方が良いと思います。)
この仲間は、肝心な識別点がepandriumに隠れてしまうので面倒です。

なお、このbombylansグループを含むTemnostomaについては、
2000年以降Krivosheinaが色々と記載しているので、極東の昆虫の検索は正確ではありません。

交尾器が黒いbomylansにそっくりなTemnostoma angustistriatum Krivosheinaという種類が沿海地方まで分布していますので、北海道等でも出るかもしれません。

原記載の検索は、色々と問題があるので、正しい標本を見て検索を作り直さないと使えませんね;^_^)

それにしても、Fauna Japonicaには、Temnostoma属がたくさん載っていましたが、研究所の箱の中はラベルだけが残されています。
素木氏がどのような考えで整理をしていたのか、全くわかりません;^_^)

Re: Temnostoma bombylans 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/06/30(Sat) 12:36:55 No.3604  引用 
pakenya様。

新潟の奥のほうで、ミヤマアリノスアブが採れていませんでしょうか? 妙高高原を基産地とするMicrodon nigrodorsatum Mutin,2001を探しています。

また、触角第3節が黄色いSpheginaも探しています。[S.(S.) spiniventris Stack.]
S. ozeenisとの関係が怪しいです。

Re: Temnostoma bombylans 投稿者:pakenya 投稿日:2007/07/01(Sun) 10:04:50 No.3605  引用 
市毛様

いつもご教授ありがとうございます。
Temnostomaもややこしかったんですね ^^;)

Hypandriumが見やすい角度の画像は、これ1枚撮影しておりました。これで特徴が確認出来ますでしょうか。


ミヤマアリノスアブの特徴が分らないのですが、当該地方ではヒゲナガ、ナミ、キン、フタオビなどが得られている程度です。

Spheginaには「もしや」がありますので、別にスレッドを立てて画像を出したいと思います。


Re: Temnostoma bombylans 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/07/01(Sun) 17:04:17 No.3613  引用 
pakenya様。

やはり、hypandrium先端は、見えませんね。
写真の個体は、surstylusが一定のカーブであることと、preginital segmentが赤褐色なのでニトベのようですね。

通常、bombylansやangustistriatum は、
・腹部第3〜4節の斑紋は、側縁直前まで狭まらない。
・preginital segmentは黒色で、交尾器は赤褐色から黒色。
・surstylusは先端のくぼみ以外に、一度明らかに波曲する。

また、nitobeiは、
・腹部第3〜4節の斑紋は、側縁に向かって徐々に狭まる。
・preginital segmentと交尾器は明赤褐〜赤褐色。
・surstylusは先端のくぼみ以外は、一定のカーブ。

極東の昆虫の検索では、中胸背の毛が黄褐色なのがnitobeiで、ほとんど黒色毛なのがbombylansとなっていたと思います。

今のところ、Pakenyaさんと「めざせギネス」さんや木野田氏に追いまくられているような;^_^)

では、また。

今日は帰れないかも;^_^)

Empis sjoestedti とは? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2007/06/26(Tue) 22:49:10 No.3593  引用 
こんちは。

 以前、Empis (Polyblepharis) compsogyneと、Empis (Polyblepharis) sp. について教えていただいたのですが、近似種で Empis (Polyblepharis) sjoestedti FREY,1953というのがいるようなのですが、初めの2種との関係がわかりません。
 相当 似ているようなのですが、もしかしたら別名でしょうか?

 ご教示いただけましたら 幸いです。

Re: Empis sjoestedti とは? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/06/29(Fri) 11:08:33 No.3595  引用 
E. sjoestedtiはカムチャツカから知られている種です.本種はcompsogyneに酷似していて,あるいは同種かも知れませんが,今のところ後者が北海道などから知られていませんので,一先ず別種としておきます.前者は1雄で記載され,その標本の交尾器aedeagusの先端は露出されていますが,乾燥状態なのでcompsogyneと正確な比較ができませんが,やや異なります.以下に私の手元にある材料に基づく日本産のPolyblepharis亜属の種にsjoestedtiを加えた検索表を下に示しておきますので,これを参照してください(添付書類にしようかと試みたのですが,「アップロードできません」と言う表示なので,参照しにくいでしょうが下に付けます).分らない点や,この表でおかしいところ,または追加すべき形質などありましたら,教えていただければ幸いです.なお,この場に示しておきますが,この検索表は未発表データですので,他での引用,特に印刷物での引用はしないでください.

日本産Empis (Polyblepharis)亜属の種の検索表(カムチャツカ産P. sjoestedtiを含む)

1.脚は部分的ないし全体的に黄褐色;雄は合眼的;雌の脚には羽状剛毛がある;acrostichalsがある.中型ないし大型種・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
  脚は全面的に黒色;雄は離眼的;雌の脚に羽状剛毛を欠く;acrostichalsを欠く.大型種・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
2.雄の第7腹節後縁は正常で,第6腹節腹板と大差なく,通常の刺毛を生じる;雌の中脛節には羽状剛毛を生じる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
  雄の第7腹節腹板の後縁は第6腹節腹板のそれと異なり,第8腹節腹板前縁との間に顕著な段差があり,後縁亜側部に上(第8腹板前縁方向)を向く強い剛毛群を生じる;雌の中脛節は羽状剛毛を欠く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P. multinodosa Frey・・・・・・3
3.Dorsocentralsは前端部を除いて1列;雄の後腿節の前腹刺毛は疎ら・・・・・・・・・・・・・
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P. multinodosa (北海道集団)
  Dorsocentrals不規則に2列;雄の後腿節の前腹刺毛は密・・P. multinodosa(カムチャツカ集団)
4.小楯板剛毛は4本以上;雄の後腿節はその全長にわたって前腹剛毛を生じる(moiwasanaの対馬集団では基半部に剛毛を欠く);雌の後脚第1付小節は羽状剛毛を欠く・・・・・・・・・・・5
  小楯板剛毛は2本;雄の後腿節の基部1/3から1/2には前腹剛毛を欠く;雌の後脚第1付小節には羽状剛毛を生じる…・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 未記載種A(本,四,九)
5.雄・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
  雌・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
6.付節は黄褐色;presutural dorsocentralsは前半部で不規則な2列;アエデアグスの先端部にある第一湾曲内縁の先半部に1個の小形突起を生じる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
  付節は暗褐色ないし黒褐色;presutural dorsocentralsはその前端部を除いて1列;アエデアグスの先端部にある第一湾曲内縁は突起を欠き,一様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
7.前腿節背面は暗色;中胸背のpollinosityの地色は黄褐色・・・P. compsogyne Frey(本,四,九)
  前腿節は一様に黄褐色;中胸背のpollinosityの地色は灰褐色・・P. sjoestedti Frey(カムチャツカ)
8.雄の後腿節は全長に亘って前腹剛毛を生じる・・・・・・P. moiwasana Matsumura(北海道集団)
  雄の後腿節の前腹剛毛は先半部にほぼ限定される・・・・・・・・・・P. moiwasana (対馬集団)
9.後脛節は部分的に黄褐色;presutural dorsocentralsは不規則な2列・・・・・・・・・・・10
  後脛節はほとんど全面的に黒色;presutural dorsocentralsはほとんど1列・・・P. moiwasana (北)
10.中胸背のpollinosityの地色は黄褐色・・・・・・・・・・・P. compsogyne Frey(本,四,九)
   中胸背のpollinosityの地色は灰褐色・・・・・・・・・・・・P. sjoestedti Frey(カムチャツカ)
11.雄の第3−6腹節背板は全面的に黄褐色のpollinosityで覆われる;雌の中・後腿節は細く,円筒型,小棘を生じる顕著な隆起を欠く・・・・・・・・・・・・・・ 未記載種B (日本アルプス)
   雄の第3−6腹節背板中央部は光沢のある黒色;雌の中・後転節は著しく肥大して紡錘型,腹面特に基部近くに小棘を生じる顕著な小隆起を生じる・・P. cylindracea Frey(北関東,南東北)

Re: Empis sjoestedti とは? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2007/06/29(Fri) 22:34:59 No.3603  引用 
アノニモミイア様

 貴重な知見につきまして、詳細をご開示賜りました事、深く御礼申し上げます。P. sjoestedti は、カムチャツカでの記録で、日本では記録が無いのですね。
 また、P. moiwasana (北海道集団)(対馬集団)
    P. cylindracea Frey など、初めての名前で、まだまだそう簡単には、行き着けない オドリバエの奥深さが 今更ながらに実感できました。
 たくさんの情報を頂きましたので、引き続き勉強をしてみます。
 今後とも、宜しくお願い申し上げます。
 重ねまして、御礼申し上げます。

 
 

キョウトハナアブ♀ 卵あり(と... 投稿者:ゆーちゃん 投稿日:2007/05/27(Sun) 16:51:12 No.3508  引用 
皆様お久しぶりです。ついに高3になりあまり出て行くことができなくなりました…といいつつも出れる日は以前より必ず出るようになりましたが笑

今日滋賀県の湖西にある蓬莱山の山頂でズミの花に訪花したキョウトハナアブと思われる♀を採ったのですが、腹がパンパンで、白い卵のようなものも腹の中にある状態だったので生かしたまま持ち帰りました。
できれば採卵して、幼虫を飼育してみたいのですが、モンハナアブはどのような朽木に産卵するのでしょうか?
去年…かな?夏ごろにカオグロオオモモブトを同じようにして孵化までこぎつけたのですが、結局全滅してしまいました。

よろしくお願いします。

ところで…キョウトハナアブのメスって少し後脚が曲がってるのでよかったのでしょうか??図鑑見ても解説に京都と横紋のメスは区別がつきにくいと書いてあるので…

Re: キョウトハナアブ♀ 卵あり... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/05/27(Sun) 21:23:37 No.3509  引用 
ゆーちゃん、お久しぶり(~_~)

調べてみたところ、ヨーロッパのBlera fallaxは針葉樹食いのようです。

キョウトやヨコモンは茨城にも分布していますので、広葉樹食いと予想してます。したがって、ミズナラQuercusやブナFagus属等の朽木で飼育出来るのではないでしょうか。

下記のファイルが多少参考になるのかも?
www.schwebfliegen.de/sonderdrucke/stuke/saproxylic_syrphidae.pdf

キョウトハナアブのメスは見たことが無いのですが、♂同様に後転節に黒色の小さな棘を多数持っているそうです。

Re: キョウトハナアブ♀ 卵あり... 投稿者:ゆーちゃん 投稿日:2007/05/27(Sun) 22:28:55 No.3511  引用 
ありがとうございます。早速何個か産んでるので慎重に成虫と隔離しました

英語…ぱっと見ただけではわけわかめなんで今から電子辞書と格闘します笑 前に桂さんに頂いたSUGEEEE専門的な本も一日2〜3ページずつ格闘してました。ただ、電子辞書にはあまりにも専門的な用語(体の各部の詳細な名称かな?と予想しているのですが)は載ってないので苦労します…

ところで、市毛さんがブログに書いてらっしゃったジョウザンやムツボシの朽木はどの位湿気たものを使われたのですか?
一緒に持ち帰ったシコクモモ太の♀は残念ながら死にましたが、生きたかえでの洞の周りを繰り返し飛んでいたのでおそらくここに卵産むつもりだったのだろうと思って調べたのですが、朽木の部分は予想外に乾燥してぱりっとしてました。また、中にたまった泥のような物はどろどろになっていました(何かよく分からない大きな尻尾のないウジムシが一匹だけ出てきました)
あと、腹がパンパンなツマキモモブトも2匹生きたまま持ち帰りました。

Re: キョウトハナアブ♀ 卵あり... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/05/27(Sun) 22:50:43 No.3512  引用 
専門的な英文を読むには、やはりランダムハウスやリーダースプラスが必要ですね。それでも、判らない単語がたくさんあります。

記載文や検索表を読むのはあまり難しくありませんが、生態に関する文章を読むのは地獄ですね;^_^)
植物は全て学名だし、日本に分布していない属だと見当を付けるのが大変です。
外国語音痴の私は、生態面の文書は避けてます;^_^)

飼育している材は、4/14の写真の小川に浸っているものです(赤テープが巻いてある)。
コンテナ内の壁や上蓋が、常に水滴に覆われるほど水を含んでいます。2年目の今でも、水滴だらけです。
ガガンボ等が山のように羽化してきます。

シコクモモブトについては、桂さんが湿地内に転がっていた朽木を拾ってきてたくさん羽化させてましたね。
「はなあぶ」に書くようにお願いしているのですが・・・
3月に訪れたときも、何か飼育していましたね。

Re: キョウトハナアブ♀ 卵あり... 投稿者:ゆーちゃん 投稿日:2007/05/28(Mon) 01:51:36 No.3513  引用 
湿気より乾燥に注意したほうがいいってことですね☆

とりあえず明日暇なら学校の帰りに奈良公園で去年の春ナガハナアブの蛹(種類も分からずいったいなんだったのか・・・)を採った朽木の一部をもらってこようかなと思います。

あの屋上の小屋はある意味聖域ですね笑 いろんなハナアブがそこらじゅうにいて、、、  去年僕が行ったときにはマロータとアナアキハナアブがケースにいました。 また発泡スチロールの箱買いがてらおじゃましよっかな…この子の卵も半分里子に出せばうちで全滅しても成虫になる確率は残るしなぁ。。。

Re: キョウトハナアブ♀ 卵あり... 投稿者:ゆーちゃん 投稿日:2007/06/14(Thu) 23:57:07 No.3576  引用 
その後順調に卵は孵化し、今は尾長うじが10匹ほど部屋に居ます。
桂さんに教えてもらった通り、水に朽木の砕いたものを入れて飼育中です。
一つのケースに入れると全滅した時のリスクが高いので、クワガタマットをもう少し朽ちさせたような部分、中間、ミミズが居るぐらい朽ちた部分、Mallotaが住むような穴に溜まったかなり分解された朽木の4つに分けて、腐朽の度合いの違う物を入れたのですが、クワガタマットのようなあまり朽ちていないもの以外は全滅しました

桂さんはヨコモンを飼育されてたようで、飼育法について大変いいアドバイスを下さいました。当たると70匹以上生まれてくるので処理が大変とのことです笑

Re: キョウトハナアブ♀ 卵あり... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/06/15(Fri) 08:16:12 No.3578  引用 
ゆーちゃん様。

うまくいったようですね。

是非、桂さんと一緒に飼育方法についての記事を書いて下さい。
なお、失敗例も重要な情報です。
私の会社でも、色々な失敗事例のデータベースを作っています。

Re: キョウトハナアブ♀ 卵あり... 投稿者:ゆーちゃん 投稿日:2007/06/15(Fri) 22:32:53 No.3579  引用 
はい。今回はある程度水深を深くし、タッパーを2重構造にして腐って上に膜が張ってきたら水を追加して、膜ごと外のタッパーに溢れさせて取り除き、呼吸不足による死亡を防いでいます

今日は琵琶湖バレイで洞の中から採ったガガンボが羽化しました。ガガンボにしてはかなりモモブトでマッチョなベッコウハナアブでした。

Re: キョウトハナアブ♀ 卵あり... 投稿者:pakenya 投稿日:2007/06/29(Fri) 16:00:04 No.3601  引用 
こんにちは。ちょっと横から失礼します。

キョウトハナアブの交尾中のペアを採集することができたので、市毛さんの情報の後転節を確認してみました。

オスには確かに多数の黒い短剛毛が密生していますが、メスの場合黒い短剛毛は5・6本で、黄色い立毛に隠されて結構見えづらいです。でも、ヨコモンには全く無いようなので、じっくり見ればこれで同定できる様です。

キョウトの画像を貼ります(♀)。
山形県米沢市の吾妻連峰北麓で6/17に採集したものです。

削除キー 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/06/29(Fri) 11:15:43 No.3596  引用 
ハエ男さん.修正のために削除キーを正確にいれても,削除キーが違いますと言う表示がでて,修正できません.どうしてでしょうか.また,検索表を添付しようとしたのですが,アップロードできないと言う表示がでました.長すぎたのですか.添付書類にしないと,投稿枠と表示枠に差があるために,表の行にでこぼこがでてみにくいので,添付しようと思った次第です.

Re: 削除キー 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/06/29(Fri) 11:21:52 No.3597  引用 
ハエ男さん

上記を修正しようとしたらは暗証キーがはたらきました.暗証キーが違うと言う表示がこれまで2回ほどでたものですからお尋ねしています.本掲示板で一度暗証キーを入れると,次からの投稿の際には暗証キーの部分はそのまま手付かずで(黒丸がついているままで)だしていいのでしょうか.私は暗証キーの欄を空白にしてから自分の暗証キーを入力しているのですが,それでいいのでしょうか.教えてください.

Re: 削除キー 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/06/29(Fri) 15:43:54 No.3600  引用 
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

PCには一度見たウェブサイトを早く表示するためにCookieと呼ばれるそのPCに一時的に保存される情報があるのですが、通常はそのCookie(クッキーと呼ぶ)が有効であるので、投稿したのと同じPCであれば暗証キーは保存されるようになっています。ですから新しい設定のBBSシステムでは通常はあえて暗証キーを入力しなくても修正できるはずなのですが・・・(うまくいかない場合は、もしかしたら英字入力とひらがな入力とか、全角、半角などの設定が違っているのかもしれません。)

あと検索表を投稿についてですが、多分、全国のさまざまな方がさまざまな機種でごらんになっていると思われます。
モニターの大きさが機種によって全く違うので、文字列の表示はアノニモミイアさんが見ているのと全く異なる配置で見えていることが多いのです。また見る人のPCの表示文字サイズの設定によっても変わってきます。(サイトの編集の際の悩みの種です)
ですから、BBS投稿時の行末を「・・・」で揃えるのはかなり難しいということになります。どうしても行末をそろえたい場合はその部分をPDFとして投稿するということになります。

調子に乗ってる? 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/06/24(Sun) 05:44:28 No.3585  引用 
昨年までは採ってもわからないので、採らない虫だったオドリバエを今年はアノニモミイアさんのおかげでわかるかもしれないということで、ついつい採ってしまうのです。
今日の結果は・・・
Rhamphomyia(Orientomyia) spirifera Frey. 1955 と
Rhamphomyia(Pararhamphomyia) setulosa Saigusa,1964 ?みたいの(画像1枚目)

とりあえず、画像がまだあるので次に続く・・・


Re: 調子に乗ってる? 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/06/24(Sun) 05:47:24 No.3586  引用 
Rhamphomyia(Pararhamphomyia) setulosa Saigusa,1964 ?みたいの(画像1枚目)の外見です。

採集データは長野県下伊那郡大鹿村 鳥倉林道標高1600m〜鳥が池キャンプ場です。

続く


Re: 調子に乗ってる? 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/06/24(Sun) 05:52:20 No.3587  引用 
3枚目の画像は多分これまでに画像としては出てきていない種ではないかと思います。

挿入器が曲がらずにひたすらまっすぐに伸びています。


Re: 調子に乗ってる? 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/06/24(Sun) 05:55:03 No.3588  引用 
外見図です。

Re: 調子に乗ってる? 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/06/24(Sun) 06:43:42 No.3589  引用 
3587と同種ではないかと思われます。

Re: 調子に乗ってる? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/06/24(Sun) 19:14:59 No.3590  引用 
中部山岳地帯は今まさに様々なオドリバエの発生の最盛期でしょう.島島谷とか乗鞍荒原など飛んで行きたいくらいの気持ちです.しかし,なんともぐだぐだした仕事のために動けません.アルプス関係はハエ男さんのご活躍を期待します.

最初のは,交尾器や外見からRhamphomyiaではなくて,Empisではないでしょうか.2枚目の本体の写真でR4脈がうっすらと写っているように見えます.口吻もかなり長いので,この点も通常のRhamphomyiaとは違うと思います(R. arakawae群は例外的に長く,これは東亜・北米型分布で日本からはarakawae,japonica,calcariferaが既知種でほかに数種未記載種あり).それでほとんど間違いなくEmpis (Euempis)のtessellata群の種です.日本産はflavobasalis Matsumura, 1915(ネウスオドリバエ,北海道;esoensis Frey, 1955はシノニム)のほかにFreyがstigmatica, 1953(四国)とその亜種とされるapophysis Frey, 1953(大阪),honsyuensis Frey, 1953(八幡平)を記載していて,このほかにヨーロッパから記載されたtessellataを日光から記録しています.この日光からのtessellataはヨーロッパのものとは明らかに別物です.このほかにまだいろいろ日本列島にはいまして,北海道のflavobasalisから九州のstigmatica的なものまでが同一単系統群の地理的集団で,これに近似のもっぱら本州に分布する別の一群があり,これらよりも細身でやや大型のものが盛夏に北アルプスに現われ,さらに大型でどっしりした一群が中部山岳から九州まで分布しており,これも地理的分化が見られます.この大型のは個体数が少なく,群飛もずいぶん高所で(10mカーボン竿でも届かない),しかも通常flavobasalis群とおなじ初夏出現のもので,観察された限りでは,nuptial giftとして,flavobasalis群の雄を狩ります.
今回のは2枚目の写真で拝見する限り,flavobasalis群のものと推測されます.Empis (Euempis) flavobasalis subsp.と一先ず同定されたらいかがでしょう.

本群の日本列島での実態は各地のいろいろな季節の材料を収集しないと分りませんので,興味のある方は是非採集してみてください.オドリバエとしては本群は珍しく雄交尾器に顕著な種間の差がはっきり出ないので,苦労します.近いうちになんとか検索表を作成してみます.

3-5枚目のはHilaraのコシアキ型の種ですが,小楯板剛毛が2対(4本)のH. neglectaとH. melanogyne,3対以上(6本以上)のH. leucogyneとH. itoiが既知種ではあります.6本のタイプはほかに数種近似種があって,特にleucogyneに近いものはhypandriumの先が鉤状に前上方に湾曲したaedeagal sheathになる部分に生じる突起の状態(数,位置,大きさなど)に違いが見られます.これも近々コシアキ型の大型Hilaraの検索表を作成してみます.

今回の写真では交尾器の筋肉が収縮しているために,骨化部が屈曲していて,正常の形になっていないので,大変分りにくく,その点からも,写真だけでは同定できません.また,前述の通りhypandriumiも形状が重要です.クロロフォルムなどで長めに殺すと,筋肉収縮が起ってしまいます.

二つとも種までの同定がこれらの写真では困難でして,確答できないですみません.

Re: まさに最盛期 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/06/25(Mon) 06:08:43 No.3591  引用 
アノニモミイアさん>詳細な解説ありがとうございます。

Hilaraのコシアキ型の種の方は小楯板剛毛を見たところ2対でありました。
大鹿村の鳥倉林道は林道の横が絶壁&吹き上げになってるような場所がかなりあり、高いところを群飛や輪舞するようなタイプのハエも比較的容易に採集できます。(いろいろとオドリバエも注意して採集したいと思います。)

オドリバエだけでなく、さまざまな双翅目が見られますので、晴れ間と空き時間がかみ合えばまた行って来たいと思います。
やっぱしご神木はすごいのです・・・いろいろ出てきます。

ヤチニクバエも今年もゲットできましたし・・Piezzura sp.もそこでしたし・・

Re: 調子に乗ってる? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/06/25(Mon) 18:08:26 No.3592  引用 
小楯板剛毛が2対4本のコシアキ型の大型Hilaraの2種,neglectaとmelanogyneの相違点につきましてはNo.3464とNo.3468に少し詳しく書いてありますので参照ください.写真の前脚の第一付小節の太さから判断しますと,H. neglectaの可能性が高いと思います.本種は北海道から九州まで分布していますが,軽微ですがやはり地理的変異がみられます.

Piezzura sp.(ヒメイエバエ科) 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/06/24(Sun) 02:31:13 No.3583  引用 
大鹿村の鳥倉林道がようやく開通したのを受けて、行ってきました。

これまでに大鹿村からは12種が記録されていたのですが、昨年はヒメイエバエ科の長野県新記録種はでなかったので、ちょっと悔しかったんですね、今日なかなかいけてる長野初記録のヒメイバエを捕まえましたのでアップします。


Re: Piezzura sp.(ヒメイエバエ... 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/06/24(Sun) 02:35:13 No.3584  引用 
こんなに黄色いのがいたんですね・・驚きました。
体の外見はハナイエバエ Piezura nigrigenusに良く似ていますが♂ゲニはCercal Plateの形がちょっと違うようなんです。

Cercal plateが膜質ではある場合、原記載の図と新鮮な標本とでは多少異なる場合があるのですが、今のところPiezzura sp.としておきます。

長崎大学も公開されてました。 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/06/19(Tue) 07:25:26 No.3580  引用 
偶然、長崎大学学術研究成果リポジトリhttp://naosite.lb.nagasaki-u.ac.jp/  にアクセスしました。(2006年4月試験公開、2007年2月正式公開された比較的新しいサイトです。)
Dipteraで検索をしたところ、蚊やヌカカなどの論文が比較的多いのですが、エセミギワバエやクロバエ、イエバエ、クモバエなどの論文(原記載・再記載も有り)もありますので、興味ある方はチェックされてはいかがでしょうか・・・

Re: 各大学でも公開始まる 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/06/19(Tue) 15:14:30 No.3581  引用 
上記長崎大学だけでなく、国立大学の多くで現在紀要などの公開を始めたところが多くでてきたようです。

一括して検索したいのならばJuNii 試供版 http://ju.nii.ac.jp/でも検索できます。

Re: 各大学でも公開始まる 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/06/19(Tue) 15:16:11 No.3582  引用 
また各大学でリポジトリを公開してるところについてはこんなところ(広島大学サイト内)http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/portal/link.htmlも便利かもしれませんね。

とはいえ、ほとんどの大学で一応公開してはみたものの、まだまだ、公開数は少ないですが、これからに期待したいものですね。

自分で設定しておいてなんだが・・・URLは一個しか書き込めなかったようです。(2個書き込んだら迷惑投稿扱いになってしまいました。)

わかりません 投稿者: 投稿日:2007/06/14(Thu) 12:26:21 No.3573  引用 
ヨコモンハマダラミバエかなあ。フチモンハマダラミバエかなあとも思うのですが良くわかりません。
福岡県前原市8月です。


Re: わかりません 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/06/14(Thu) 14:30:06 No.3575  引用 
タテジマハマダラミバエ Lenitovena pteropleuralisだと思います。
日本産Acanthonevrini族は翅斑紋が似てるのが多く、種の同定は胸部の紋を見たほうがわかりやすいとされています。

Re: わかりません 投稿者: 投稿日:2007/06/15(Fri) 00:05:57 No.3577  引用 
ハエ男さん、いつもありがとうございます。
胸部の比較ですね。勉強になります。

Brachyopa むずかしい 投稿者:pakenya 投稿日:2007/06/14(Thu) 11:26:50 No.3570  引用 
山形県内で採集されたハナアブの記録をまとめようとしていますが、今ひとつ同定に自信がもてないものがいくつも出てきております。

これは、6月頭に大石田町で採集したものです。サワフタギの花に群れていました。

はなあぶ20号にしたがって検索すると、key9:腹部背板第2-3節は淡色〜淡褐色の後縁を備えていないのでヨツモンハナブトsp.Aに行き着くのですが、記載文と一致しません。プロポーションも細めですし、何より交尾器が違います。

交尾器をじっくり見ると、どうやらはなあぶ18号に紹介されているツマキハナブトハナアブB. violovitshiに一致するようです。

形態的な特徴は、はなあぶ18号に記述されている内容と一致しますが、胸部側面は赤みに乏しく、小楯板の黄色部もごく小さいですし、第2-3背板後縁は暗色になる点が違っております。

同時に得られた3♂は、皆同じ色彩をしております。
ツマキと同定していいでしょうか?ご教授ください。


Re: Brachyopa むずかしい 投稿者:pakenya 投稿日:2007/06/14(Thu) 11:39:17 No.3571  引用 
交尾器の画像(腹面から)です。
側面からの画像は、ものが小さいこともあり、じゃじゃ馬レンズでもいい写真が取れませんでした f^^;)

交尾器の側面中央から先端に向けて梁が形成されており、下面には顕著な皺があります。先端部は細い針状になって上方へ湾曲しています。はなあぶ18号、20号、23号のBrachyopaの交尾器の図のうち、一致するのはB. Violovitshiのみと思います。

なお、同所で同時にツマグロハナブト1♂1♀、メスアカハナブト2♂1♀、カワカミハナブト1♀、ヨツモンハナブト1♀も得られています。

よろしくお願いいたします。


Re: Brachyopa むずかしい 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/06/14(Thu) 12:51:51 No.3574  引用 
pakenya様。

ハナアブの場合、プロポーションでの判断は困難です。
交尾器を引き出すと、大概腹部は細めになりまし、成熟度等によっても体型が異なります。

確かに、B. violovitshiに似ていますが、精査しないと判断出来ません。

Chalcosyrphus (Xylotodes)の1種 投稿者:pakenya 投稿日:2007/06/11(Mon) 20:27:29 No.3558  引用 
こんにちは

先日、カオスジモモブトと同じ場所で採集したChalcosyrphus属のメスです。胸背に鱗粉による顕著な縞模様があるのでXylotodes亜属と思われますが、はじめて見る種類のようです。大きさは、同所に多数いたクロハラナガハナアブモドキC. ambiguusより少し小さい感じでした。もしかして、これがヒサマツケブカC. hisamatsui (Shiraki,1968)なのでしょうか?Fauna Japonicaの記述を読むと、オスには腹背に顕著な特徴があるものの、メスの特徴は弱いらしいです。なんだかよくわかりません。

教えてください!

明日は天候がよさそうなので、会社をサボってオスを狙いに出かけて見ます。


Re: Chalcosyrphus (Xylotodes)... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/06/13(Wed) 21:53:21 No.3562  引用 
pakenya様。

ヒサマツケブカハラナガハナアブは、タイプ標本の♂同様に翅に明瞭な暗色斑紋を有します。
http://cse.niaes.affrc.go.jp/nakatany/dbdiptera/b_hisamatsui.htm

写真だけで絵合わせすると、Chalcosyrphus jacobsoniの♀の可能性があると思います。
詳しく調べないと難しいです。

ここら辺の属も、北海道などの標本を交えて、再検討しなければならないようです。

Re: Chalcosyrphus (Xylotodes)... 投稿者:pakenya 投稿日:2007/06/14(Thu) 09:31:44 No.3569  引用 
市毛様

いつもありがとうございます。
Chalcosyrphusには、目録に載っていないものが少なくとも3種あることが、ハナアブネットの北海道のリストに示されていて(C. eugenei, C. jacobsoni, C.nitidus)、いつか見てみたいと思っておりました。これらは、極東ロシアの検索などに記述されているのでしょうか?原典を持っておりませんので、会長の翻訳を心待ちにしております。

一昨日の採集では同じ種の追加はできませんでした。が、クロハラナガハナアブC. longusに似ていて、後脚脛節末端に長いとげを持たないやつと思われるメスを採集することができました。こいつの名も知りたいものです。

ではまた。


Re: Chalcosyrphus (Xylotodes)... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/06/14(Thu) 12:15:35 No.3572  引用 
このトゲ無しのlongusは、Dr.Mutinに送ったのですが、交尾器を飛ばされてしまい、そのままになっています(^_^;)
おそらく、あちらには同じような近縁種はいないようです。

Chalcosyrphusは、本州に6種ぐらい不明種がいたと思います。

Xylotini類は、なかなかまとまって採れないので標本蓄積が進まないグループです。
Spheginaも含め、片っ端から針刺し標本にしておくことをお勧めします。

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