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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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オドリバエ 属不明? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2013/03/16(Sat) 15:10:09 No.8142  引用 
皆さん こんにちは。

 画像は昨年7月末に秩父で採集した4.5〜5mm程度のオドリバエですが、『双翅目昆虫の検索システムに関する研究』を使って検索してみましたところ、未記載属に行き当たりました。
 (どこかで間違えたかもしれません。)

 確かに特徴的な外観ですが、関連情報があるようでしたら是非ご教示いただきますよう お願い申し上げます。


Re: オドリバエ 属不明? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2013/03/17(Sun) 07:46:38 No.8146  引用 
最近のオドリバエ上科やキノコバエ上科の研究状況は、数十年前に私がこれらの群の研究を始めたころとは大変様変わりして、多数の研究者が成果を競い合う様は、まさに、生き馬の目を抜くがごとき、状態です。私が研究を始めたころは、オドリバエ上科はカナダでChillcott,フランスでVaillantらが研究していて、高名なフィンランドのFrey、米国のMelanderや英国のCollinは亡くなったか、老境でした。キノコバエ上科も同様でした。
オドリバエ科(広義)に限ってもその後、Smith, Sinclair, Cumming, Chvala, Plant, Papp, Daugeron, Grootaert, Wagner, Bartak, Rafael, Shamshev, 楊さん、等々、おびただしい研究者が現れています。

私がのんびりと構えている間に、みなさん次々と新しいものを見つけては即時発表する状況になりました。今回バグリッチさんのこのオドリバエも私が未記載属であるとしたものですが、2001年にPapp, L. & Fordavari, M.によって新属として記載されました。属名はChvalaeaです。チェコの研究者Chvala博士に献名されたものです。東欧にLeptopeza rugosiventris Stroble, 1910という種があり、標本は見なかったのですが、記載から私が未記載属としたものに含まれると思っていましたら、それをタイプ種にして記載されました。

日本産はバグリッチさんのと同じ1種ですが、この仲間は台湾から中国、東南アジアからパプア・ニューギニアまで広く分布し、多数の種から構成されています。この属は私がPimplogasterの属名で英国のSmithと新属で記載しようと試みたのですが、Smithからgasterの語尾に異議がでまして、頓挫していたものです。腹部の状態がヒメバチ科の1種を思い起こさせるような、硬くて多数の点刻があるものです。

同じ論文で、Megagraphaの1種も記載されています。この属は北米からのもので、その後日本から韓国、中国、ネパールにかけて相当数の種が生息している実態を私は把握しています。

Chvalaeaの論文は、
Papp, L. and Foldavari, M. (2001). A new genus and three new species of Hybotidae with new records of the Hungarian Empidoidea (Diptera). Acta Zoologica Academiae Scientiarum Hungaricae 47(4): 349-361.

です。ネットで検索できるはずですが、もし入手できなかったら、バグリッチさん、ご連絡ください。

Re: オドリバエ 属不明? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2013/03/17(Sun) 13:21:10 No.8147  引用 
三枝先生

 詳細にご教示賜り、深謝申し上げます。

 検索結果が正しかったことと、新属の名称がChvalaeaであること、さらにこれまでの経緯などが良くわかりました。

 ご紹介いただきました文献は、ネットで入手できました。
 この中の全体図は、私の画像と非常によく似ていて、同属であることが一目でわかりました。
 このような面白い形態の種がいるオドリバエ科は 本当に興味深いです。
 
 同じく秩父で採りましたオドリバエでわかりそうで わからない種がいくつかありましたので、改めまして お伺いしたいと思っております。
 引き続き宜しくお願い申し上げます。
 

奄美大島のハエ 投稿者:やまちゃん 投稿日:2013/03/15(Fri) 20:33:49 No.8137  引用 
お願いしまーす。どなたかお詳しい方、教えてください。
3月13日に、奄美大島の水たまりの上で群れ飛んでました。
肢が長く、立派な生殖器を持ってます。


Re: 奄美大島のハエ 投稿者:バグリッチ 投稿日:2013/03/15(Fri) 21:47:48 No.8138  引用 
やまちゃん様、こんにちは。

 画像の種はおそらくアシナガバエ科のナミアシナガバエ属(Dolichopus属)の一種と思います。
 奄美大島にどのようなナミアシナガバエ属が生息しているのか知らないのですが、ナミアシナガバエ類の多くは金緑色で脚が長く、オス生殖器が大きい、というの同じような外観ですので、ゲニタリアをはじめとして詳細を観察しませんと、おそらく種まではわからないと思います。(それでもわかりませんが・・・)
 北隆館の図鑑には沢山のアシナガバエ科の種が出ていますので大変参考になりますが、画像の種と思われる種は出ていないと思われます。
 双翅目談話会の会誌『はなあぶ』NO.32-2とNO-34 に関東のアシナガバエの交尾器の略図が出ている報文が出ていますので参考になると思います。

 コメントに『水たまりの上で群れ飛んでました』とありましたが、Dolichopus属が群れ飛んでいる様子は見たことがありませんので、興味深いです。
 だいたい、水辺にいて、飛んだり止まったりしていて、オドリバエのように長時間飛んでいる様子についてのはっきりした記憶はありません。
 今年はもっと観察してみたいと思います。

Re: 奄美大島のハエ 投稿者:やまちゃん 投稿日:2013/03/15(Fri) 23:24:05 No.8139  引用 
バグリッチ様:

これはまた早速の詳しいご教示、どうもありがとうございます。私も当初アシナガバエかな?と思いましたものの、東京にいる奴とはかなり違う様子でしたので、お尋ねさせて頂きました次第です。採集の際には、ネットが水で濡れないように底をつまみ上げながら、水面ぎりぎりのところでササッと左右に往復させましたところ、一度に数十匹が採れました! 珍しい光景だったのであれば、ビデオ撮影しておけば良かったな、と思っております・・・。

なおですが、私は「やま+ちゃん」でして、「やまちゃん様」とお呼び頂きますと敬称が重複しますので、「やまちゃん」で止めて頂くのでなければ、「やま様」になりますでしょうか・・・どうかよろしくお願いいたします(さかなクンさんの件と同様であります)。いや、ばかばかしいことを申し上げました。やはりどうでも結構です。

Re: 奄美大島のハエ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2013/03/15(Fri) 23:44:00 No.8140  引用 
本種はバグリッチさんが回答されていたように、アシナガバエ科のDolichopus属の1種です。本州西部から奄美大島、沖縄本島にかけて広く分布する普通種です。

♂の翅の前縁脈(翅の前縁部)が著しく肥大し、翅のM1脈が途中で2回直角に屈曲してその部分から短い距脈を生じ、♂腹端の尾角突起が大型でほぼ三角形をしているのが、本種の特徴です。
最近出版された中国のアシナガバエ科の総説(これは台湾産も含めています)にも含まれていません。研究不十分ですので断言はできませんが、未記載種の可能性もあります。

Dolichopus属のアシナガバエは多くは湿地性のもので、湿原、停留水の湿地、道のかなり永続的な水たまり、路傍から流れ出した緩やかな流れの湿地などを主要な生息場所にしています。一般に多数の個体が一か所にみられることが多く、湿地の上を歩きながら、湿地中のおそらくほかの昆虫の幼虫などを捕えて摂食しているものと思います。♂は♀を見つけると多くの種ではその上空5−10cmほどの空間に短時間ホバリングしながら、♀の関心を引くような前後飛翔のような特殊な飛翔を行ったり、脚の動きなどをした後に雌の背後に静止し、交尾を促す、という行動をとります。この際にはやや長い時間(と言っても数秒程度ですが)空中にとどまります。それ以外は地表ギリギリに短距離移動のときに飛翔するか、驚かされた場合に同様に低く飛翔して周囲の草の上などに逃れます。
そのためにやまさんの採集方法はこの仲間を採集するのにはもっとも適した採集方法です。

Re: 奄美大島のハエ 投稿者:バグリッチ 投稿日:2013/03/16(Sat) 09:01:18 No.8141  引用 
アノニモミイア様
やま様

 おそらく、アノニモミイヤ様が書かれた『交尾を促す、という行動』と思われる行動の画像です。
 画像はツマグロナミアシナガバエとされる種ですが、メスの後ろにオスが止まり、交尾器を前に伸ばし、翅を左右に広げてちらちらとr動か続ける行動をとっています。
 5秒程度続けた後、前に進んで交尾に移ります。

 残念ながら、この画像の前方の個体はオスです。
 後ろのオスがは、前方の個体をメスと間違えて しまったようです。


Re: 奄美大島のハエ 投稿者:やまちゃん 投稿日:2013/03/16(Sat) 15:13:40 No.8143  引用 
アノニモミイア様:

これはまたさらにお詳しいご説明をどうもありがとうございました。お陰様でもう必要以上に知り過ぎてしまいました。生息状況のご説明もまさにそのとおりでして、まるで私が採集するのをアノニモミイア様が背後から見ていたのではないかと・・・。ともかく、ご親切なご解説、大変勉強になりました。

なおですが、「奄美大島、沖縄本島にかけて広く分布する普通種です」という出だしで、私の心は傷ついてしまいましたが、「未記載種の可能性もあります」という続きで天空に上りつめました! もしも逆順序で説明されていましたら、もう第3次世界大戦ものだったかも知れません・・・。

Re: 奄美大島のハエ 投稿者:やまちゃん 投稿日:2013/03/16(Sat) 15:25:06 No.8144  引用 
バグリッチ様:

これは珍しいお写真をおありがとうございます! オス同士の間違い交尾行動、素晴らしいですね。私もこんなのを撮れればうれしかったのですが、なにしろ飛び続け、待てど暮らせど止まる気配がないくらい水面を激しく行き交っており、私もカメラを構えていたものの、短気を起こして一網打尽してしまいました・・・。

なおですが、最初のお返事で、バグリッチ様はこいつをご覧になられたことがないのかな?と優越感に浸っておりましたが、しっかり私以上に観察撮影されていましたことに、恥じ入っております・・・。いや、実を申しますと普通種であることは分かっておりましたのです。あんなものが珍種だったら、世の中どんだけ甘いのかと・・・。ともかく、貴重なお写真、どうもありがとうございました。

ケバエ 投稿者:てる 投稿日:2013/03/15(Fri) 08:48:30 No.8136  引用 
まあ、どーでもいいことですが、化石バエが図案の切手というのが、(わたしの知る範囲では)1種あって、スロベニア2002年発行のBibioと同定されているものがそれ。「学術用資料」として2005年に田型で入手していましたが、今後も活用しそうにないので、処分したい。ブロック(タテヨコ2枚づつ、計4枚ということです。未使用、ヒンジ痕なし)で、400円+送料80円=480円で引き受けてくれる人いません?

図案のもとになった化石、FDCの消印がおしゃれやで;
http://www.oocities.org/paleocarniolica/zuzek.znamka.htm

RES Handbookの絶版書がダウンロ... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2013/03/12(Tue) 13:50:17 No.8132  引用 
別件の調べもの中に,下記のRoyal Entomological Society Handbooksの絶版書がPDFで公開されていることを知りました.

Vol 9 Part 1. Diptera - 1. Introduction and key to families. H Oldroyd.

Vol 9 Part 2_1. Diptera - 2. Nematocera: families Tipulidae to Chironomidae (Tipulidae). R L Coe, Paul Freeman & P F Mattingly

Vol 9 Part 2_2. Diptera - 2. Nematocera: families Tipulidae to Chironomidae (Trichoceridae - Culicidae). R L Coe, Paul Freeman & P F Mattingly

Vol 9 Part 2_3. Diptera - 2. Nematocera: families Tipulidae to Chironomidae (Chironomidae). R L Coe, Paul Freeman & P F Mattingly

Vol 9 Part 5. Diptera Orthorrhapha Brachycera - Dolichopodidae. E C M d'Assis Fonseca

Vol 10 Part 1. Diptera. Syrphidae. R.L. Coe

Vol 10 Part 3a. Diptera - Conopidae. Kenneth G V Smith

Vol 10 Part 4a_1. Diptera - Cyclorrhapha. Calyptrata (1) Section (a) Tachinidae and Calliphoridae (Tachinidae). F I van Emden

Vol 10 Part 4a_2. Diptera - Cyclorrhapha. Calyptrata (1) Section (a) Tachinidae and Calliphoridae (Calliphoridae). F I van Emden

Vol 10 Part 4b. Diptera Cyclorrhapha Calyptrata, Section (b) Muscidae. E C M d'Assis Fonseca

Vol 10 Part 5g. Diptera, Section (g) Agromyzidae. Kenneth A. Spencer


入口は下記のURLです.
http://www.royensoc.co.uk/content/out-print-handbooks

昨年に円高で古書を色々と買ったばかりでがっかりです.

ReS Handbookの絶版書がダウンロ... 投稿者: 投稿日:2013/03/14(Thu) 20:36:14 No.8135  引用 
茨城@市毛様

free PDFの情報ありがとうございます。
Muscidaeを見てみましたが、収録されている属が違うと検索の組み立ても違ってくるので面白いと思いました。
日本で記載されていない属などを採集することはあまりないかもしれませんが、
手持ちの資料で行き詰った時などは参考までに見てみるのもいいかなと思いました。

Dichaetomyia 投稿者: 投稿日:2013/03/10(Sun) 12:49:16 No.8126  引用 
またお世話になります。
採集地は愛知県あま市、採集日は2012年12月16日で、体長8[mm]です。
冬でもシラカシの大木に樹液が出ていて、なめにきていました。
12月にハエが採れるというのはうれしいことです。


Re: Dichaetomyia 投稿者: 投稿日:2013/03/10(Sun) 12:50:09 No.8127  引用 
どうやって調べるかですが、先日教えていただいた大学図書館にはまだ行っていません。
利用申請書を顔写真添付で出してその日にはまだ利用できないようですが、
利用証は毎年度更新しなければならず、3月末で期限が切れてしまいます。
4月になったら、天気の悪い日にでも行ってみようと思います。

しかしイエバエ科なら、実は「日本のイエバエ科」を持っています。
写真は、亜科の検索表でも、トゲアシイエバエ亜科の属の検索表でも出てくる、気門の剛毛です。


Re: Dichaetomyia 投稿者: 投稿日:2013/03/10(Sun) 12:51:14 No.8128  引用 
119ページのDichaetomyiaの検索表は、D. japonica ヤマトハナゲバエに行きつくのですが、
ネットで調べると、猫又様がブログに載せてみえたのを見つけ、まさにその通りなのです。
http://nao64s.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-b9aa.html
小盾板の側面と腹面に毛がないことは、Remarksを見ると、他の種との違いの一つになっているようです。
問題の小盾板背面の剛毛がないことについては、自分の標本でもやはりないのですが、
120ページの図でも描かれていないので、それでいいかとも思ってしまいますがよくないでしょうか。


Re: Dichaetomyia 投稿者: 投稿日:2013/03/10(Sun) 12:52:04 No.8129  引用 
第5腹板です。
cerciの輪郭の方はparamereと重なって見えて、この状態ではわかりにくいです。


Re: Dichaetomyia 投稿者: 投稿日:2013/03/10(Sun) 12:52:53 No.8130  引用 
展開すると見やすくなりました。
cerciの先端に針をかけて固定しましたが、自分としてはいつも開けるとは限りません。
先ほどの写真よりももっと丸く見えるのは角度のせいかもしれません。
図とは違い、先端はやはりとがっていません。


Re: Dichaetomyia 投稿者: 投稿日:2013/03/10(Sun) 12:53:42 No.8131  引用 
側面から見ると、126ページの図eと比べて、先端は曲がっていません。
逆にparamereのほうは図よりも尖っているように見えます。
aedeagusは先端が隠れてピントもだいぶ外れていますが、今回は文献に図示されていないのであてにしなくてもいいでしょうか。

他に本文を読んで自分の標本で問題なのは、複眼の疎らで微細な毛が見当たらないこと、
R4+5脈の腹面に2,3本の短い刺毛というのが見当たらないことです。
脈の分岐点も見たのですがないようです。
ヤマトハナゲバエにしては細部がつるんとしているということになります。

今後の参考のためにお尋ねしたいのは、もしかしたら日陰にいるグループなのかどうかという事です。
種名に確信が持てないでいて、他には採集していなくて尋ねるのもおかしなことですが、
Dichaetomyia属に見えるハエの写真を他の場所でいろいろな季節に撮影したことが何度かあります。
日陰だったり、夜間の灯火に来たり、日なたのようでも実際には葉のかげにいたりで、いつも撮りづらいような気がします。
習性として直射日光の当たる所にはあまり出てこないという可能性はあるのでしょうか。

よろしくお願いします。
(あまりたくさんはらない方がいいでしょうか)


Re: Dichaetomyia 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2013/03/12(Tue) 14:10:46 No.8133  引用 
大宮様.

手元のD. japonicaやD. bibaxと思われる個体も,皆様同様discal britslesはありません.
しかし,付図に描かれているとおりなので,私も問題ないと思ってます.

また,複眼の微毛は,約30ミクロンほどの長さで,5-7facet毎に疎らに生えてますが,細く淡色の為かなり見辛いです.バックを黒にして,複眼を斜めにみると見えると思います.

Re: Dichaetomyia 投稿者: 投稿日:2013/03/12(Tue) 22:24:42 No.8134  引用 
茨城@市毛様

お手持ちの標本を調べてくださり、ありがとうございました。
小盾板の剛毛について、自分では判断つきかねるところをご意見いただき、ありがとうございます。
複眼の微毛については、再度のぞいてみて、確認できました。思っていたよりももっと疎らでした。今度から気を付けて見るようにしたいと思います。
いくつかつまずいている所が解消でき、ありがとうございました。

近刊、Willi Hennig伝 投稿者:てる 投稿日:2013/02/25(Mon) 18:43:22 No.8122  引用 
http://www.brill.com/taxonomy-phylogenetics-life-and-work-willi-hennig

クラウソンの伝記やったら買うんやけどなあ。R.A.Crowson自身もHennigと同様の方法論(いわゆるCladistics)に彼の著作(1950)を読む以前に到達していたのは、本人が述べているとおり。ただし人にわかるように定式化をしなかった。その自白がうそでもなんでもないことは、「甲虫の自然分類」(1952-)を精読すれば、実地に反映されていることがわかる。一方、同時代の甲虫学者でCrowsonのフリークスは、形式は真似たが、論理の本質が理解できなかったので、提出された仮説は長持ちしなかった。

Re: 近刊、Willi Hennig伝 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2013/02/28(Thu) 10:09:24 No.8124  引用 
久しぶりの「てるさん」.お元気でしたか?ちょっと安心しました.

 原始的であると推定した形質だけを保有することを根拠に,1分類単位を単一完系統群と考えて,ほかの系統群と姉妹群関係にあると推定する思考は,系統発生に対する思慮が浅い現生種分類学者にいつの時代も(今も)広く存在し,この思考に否定的な論理に基づいて実際の分類群の系統推定や理屈を述べた研究者は世界にもまた日本にもいました.Hennigはそれを「マニュアル化」するという「運動」を起こした点が,Phylogenetic Systematics発行後(その前のドイツ語の本や双翅目の翅の進化でも示してあったが)の系統発生学の状況を作り出す出発点になったのだろうと思います.Crowsonも上記研究者の一人だし,「蝶と蛾」12(4):136-138の記述も,いわゆるsymplesiomorphyに基づく系統群形成に否定的な思考を示したものです.これは,平行現象の存在と系統推定に生活史的側面を重視せよ,という主張が表に出過ぎて,上記思考が表面に顕著に現れなかった.

 しかし,Hennigが双翅目の分類学者として,また比較形態学,生物地理学の研究者として培った知見を礎に定式化した思考様式は,holomorphologyを含めて,はたして以降の系統推定理屈に生きているのか,と疑問を持たざるを得ない.系統発生像を推定するのは研究者の頭脳であり,他人の「考案」した系統ソフトに「取り出した”形質”」を入れ込んで得られた「直線画」に満足する浅薄・安易な方法でもなければ,DNAの一部の塩基配列の意義を単純大袈裟に信奉するエセ系統学者の”鶏頭”でもない,と喜寿に近い老兵(老平かな)は思っています.

Re: 近刊、Willi Hennig伝 投稿者: 投稿日:2013/02/28(Thu) 18:39:09 No.8125  引用 
BRILLからカタログが来たので、4月刊行らしいけど、生協で注文してきた。僕の場合、買っても読む時間があるかどうかが問題。

シマバエ科? 投稿者:しぐま 投稿日:2013/02/19(Tue) 21:59:14 No.8115 ホームページ  引用 
皆様こんばんは。
またお世話になります。

大雪の降った後の林道を歩いていたハエです。
1月下旬@山形県・里山の林道


Re: シマバエ科? 投稿者:しぐま 投稿日:2013/02/19(Tue) 22:01:19 No.8116 ホームページ  引用 
その場で採寸

Re: シマバエ科? 投稿者:しぐま 投稿日:2013/02/19(Tue) 22:02:59 No.8117 ホームページ  引用 
腹部に縞模様があります。

Re: シマバエ科? 投稿者:しぐま 投稿日:2013/02/19(Tue) 22:04:21 No.8118 ホームページ  引用 
翅脈。

シマバエ科だと思うのですが、名前が分かるようでしたら教えてください。
ヒラヤマシマバエですかね?
死んだら腹端に黄色い卵塊を付けていたので♀のようです。
よろしくお願いします。


Re: シマバエ科? 投稿者:茨城@市毛 PC電源故障中 投稿日:2013/02/21(Thu) 14:04:21 No.8119  引用 
しぐま様.

しぐま様がHPで書いているように,ナナホシシマバエと呼ばれている種類だと思います.
図の9番がヒラヤマシマバエHomoneura hirayamaeです.
右の10番が本種と同じ斑紋を持つ国後島から記載されたH. insularisで,多分この学名になると思います.

○ナホという文字が含まれると,スパムと判断されるので,フィルターリング辞書を変更しました.


Re: シマバエ科? 投稿者:しぐま 投稿日:2013/02/21(Thu) 21:33:42 No.8120 ホームページ  引用 
茨城@市毛さん、こんばんは。
いつもお世話になってます。
お忙しいところ、翅脈の図まで提示して下さって助かります。
これを見比べると一目瞭然ですね。
ナナホシシマバエ♀(Homoneura insularis)でしたか。
どうもありがとうございました。
ブログでも早速リネームしておきます。

明るい色のクロバエ科 投稿者: 投稿日:2013/02/15(Fri) 20:19:01 No.8100  引用 
またお世話になります。写真のハエの名前が知りたいです。
採集場所は愛知県あま市、日付は2012年12月7日です。体長8[mm]です。
日当たりのいい木の葉の上にもいて、そちらの方が写りは良かったのですが、採集した個体は落ち葉の上にいました。
捕まえてすぐ死なせてしまうのは抵抗があったので、家で飼っていましたが、つい先日死んで標本にしました。


Re: 明るい色のクロバエ科 投稿者: 投稿日:2013/02/15(Fri) 20:20:11 No.8101  引用 
死んだとき腹が膨れ上がっていました。尾角近辺と腹板です。
ピンセットで触る前にこの状態だったので写真に撮りました。
変形などはしていないと思います。


Re: 明るい色のクロバエ科 投稿者: 投稿日:2013/02/15(Fri) 20:22:09 No.8103  引用 
全体像からではわかりにくいですが、
後気門の下に列になった剛毛があり、
後小盾板は膨らまず、
外側の肩後剛毛が横線前剛毛よりも外側にあり、
背側剛毛は2本なので、
クロバエ科なのは間違いないと思います。


Re: 明るい色のクロバエ科 投稿者: 投稿日:2013/02/15(Fri) 20:23:12 No.8104  引用 
ゲニタリアを引き出してつながったまま乾燥標本にしたかったのですがうまくいきませんでした。歪んだりちぎれたりしました。
膜質や水分などでよく見えなかったので、台所用漂白剤に水酸化ナトリウムが入っているものを薄めて浸してみました。
以前にアノニモミイア様がキッチンハイターに言及されましたが、メーカーは違いますが使ってみました。
中和は食用酢を、グリセリンは皮膚のあかぎれにつけるものを使いました。
かなり色が抜けてしまいました。もっとかっこよくできるとよかったのですが。

ParadichosiaやMelindaに似ていると思ったのですが、どうでしょうか。


Re: 明るい色のクロバエ科 投稿者: 投稿日:2013/02/15(Fri) 20:23:57 No.8105  引用 
Melinda属は下記の文献を見ました。

加納(1962)
日本産ハエ類の研究 : クロバエ科 Melinda 属の 3 新種について
衞生動物 13(1), 1-6, 1962-04-05

6種の対応表があります。自分の標本の場合、
後iaは2、 前iaは普通の大きさのが1本、
palpusの色の表現は微妙で、 翅の色の違いは分からず、
stは1+1、 脚は腿節も脛節も明色、です。
同時に腹部も明色なのを本文から探しますが、きれいに該当するものがありません。

ちなみにM. itoi によく似た標本は別に持っています。

Re: 明るい色のクロバエ科 投稿者: 投稿日:2013/02/15(Fri) 20:24:51 No.8106  引用 
Paradichosia属は下記の文献を見ました。

Kurahashi(1965)
STUDIES ON THE CALYPTERATE MUSCOID FLIES FROM JAPAN IV :
REVISION OF THE GENUS PARADICHOSIA, WITH DESCRIPTION OF TWO NEW SPECIES (Diptera, Calliphoridae)
昆蟲 33(1), 46-52, 1965-03-20

検索表がありますが、iaは1+2、腹部は黄色、と進みました。
学名についてはいろいろと違うようですが、ウヅキイエバエモドキになりました。
ゲニタリアの図はありません。

しかしこの種は、以前ハエ男様がNo.1150から始まるスレッドで画像をあげてみえます。
尾角の先端が開くかどうかなど、違って見えます。

このようなわけで、わかりません。
ご教示いただけたらと思います。よろしくお願いします。

Re: 明るい色のクロバエ科 投稿者:さんご 投稿日:2013/02/17(Sun) 09:37:36 No.8107  引用 
大宮 様

おはようございます.雄弁翅類の投稿が増えてうれしい限りです.コメントが付きにくい場合が多いですが気にせず投稿してください.

この個体も悩みますね.難しいです.属レベルまではKurahashi1964 Kontyu 32(2):226-232等はご覧になっていることと思いますのでとばして,Paradichosia属(現在はMelinda)までたどり着いたとして,本邦産の本属で腹部が黄褐色ないし赤褐色になるものはウヅキイエバエモドキかツカモトコクロバエということになってしまいますが,ツカモトでは腹部第4,5節は黒いですし,複眼に目立たないですが白い短毛が疎生し,♂の腹部腹側に毛の束があり,脚の色も異なりますのでそれとわかります.この個体ではいかがでしょうか.
問題はウヅキです.この種は大きさも色彩もとても変異に富んでいるようで,腹部のほとんどが黄褐色のものから,かなり黒っぽいものまであります.腹部の正中に縦に走る黒いラインがあるものが多いです.お示しいただいた個体は,文献上はウヅキイエバエモドキにたどり着くかもしれませんが,たしかにちょっと違和感がありますね.胸部側面とくにhumerusがこれほど明色のものは見たことがありませんし,腹部もウヅキの♂としては剛毛が目立たず,斑紋も非典型的です.これが個体変異の範囲に含まれるのかどうかは私には判断がつきません.aedeagusの形は合致すると思いますが,お示しいただいた写真ではsurstylusの形がわかりにくいのでこれも判断しにくいところです.
国外の種類まで視野にいれるべきかもしれないですが,そうなってくると私にはよくわかりません.現時点ではウヅキイエバエモドキの疑いが濃厚,というところではないでしょうか.記録される場合は,お示しになられた参考文献をあげた上で,但し書きでこのような点が非典型的な個体と記しておくのがよろしいかと思います.

いつも役に立たないコメントばかりで申し訳ないです.

Re: 明るい色のクロバエ科 投稿者: 投稿日:2013/02/17(Sun) 13:18:06 No.8108  引用 
大宮様、さんご様、横から失礼します。

腹部第5腹板の後縁がまっすぐに近い形状で、クロバエ科の♂っぽくないので、一瞬ナンダコレ?と思いましたが、それ以外の特徴からするとクロバエ科ですね。

ウヅキイエバエモドキが候補にあげられていますが、ゲニタリアの形状、特にphallusの部分が合わないのでこの種ではないと思います。
ハエ男さんが投稿されたウヅキイエバエモドキの記事では、No.1153の写真の、右側の黒いへら状で先端に透明な突起が出ているように見える部分がphallusです(写真の向きに注意)。http://diptera.jp/usr/local/bin/perl/dipbbs/joyful.cgi?list=pickup&num=1150#1150

文献では、ウヅキイエバエモドキのゲニタリアはFauna Japonica Calliphoridae のFig.14(Plate VII)に図示されてます。

それでは何者か?ということになると、私もわかりません。すみません。

Re: 明るい色のクロバエ科 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2013/02/17(Sun) 13:43:47 No.8109  引用 
大宮様,さんご様,猫又様.

腹板形状は気が付きませんでした.さすが猫又様.

図は,Hori(1961)の腹板と交尾器です.

難しい話になると,ネットに出ていない文献が色々と出てきます.大宮さんがお住まいの愛知でしたら,名城大学の図書館にFauna JaponicaやCatalogue of Palaearctic Diptera, Contributions to a manual of palaearctic diptera 等Dipteraの文献が揃っています.10円コピー機も使えるようなので,一度訪れてみると良いと思います.

Melinda pusillaについては,旧北区南東部から東洋区・オーストラリア区と広範囲に分布する為,大分変異があるようです.
Kurahashi, H. 1970. Tribe Calliphorini from Australian and Oriental regions. I. Melinda-group (Diptera: Calliphoridae). Pae. Insects 12: 519-42.
で,3亜種に言及していますが,交尾器等については全く触れていません.

なお,本種の属名については,中国・ロシアはGymnadichosia属となっています.


Re: 明るい色のクロバエ科 投稿者: 投稿日:2013/02/17(Sun) 17:49:49 No.8110  引用 
皆様、ご回答ありがとうございます。


さんご様
お示しいただいた文献は見ておりませんでした。基本的なところが抜け落ちているようでお恥ずかしいです。
見てみると、検索表の9と11のsuprasquamal ridgeは、今回翅の角度は上向きではないのですが、角度を変えないと見づらいです。
しかしこれは今後も利用できそうです。ありがとうございます。
属の変更についてはきちんとした知識がなく、教えていただいてありがとうございます。
典型的なウヅキイエバエモドキとの違いも示してくださりありがとうございます。


猫又様
違う所を明確に指摘して下さりありがとうございます。
自分のは見にくいですが逆三角のように広がっていると思います。
可能ならFauna Japonicaを見てみようと思いました。


茨城@市毛様
図をアップして下さりありがとうございます。
図書館の情報もありがとうございます。
そして対象地域が広がるとまたいろいろ情報が出てくるんですね。

名城大学付属図書館のホームページで蔵書検索をしました。2番目と3番目はヒットしました。
Fauna Japonica Calliphoridaeは出てきません。シーボルトの日本動物誌が出てきます。自分のやり方が悪いのかもしれません。
(他には中国動物誌がありました)
いずれにしろ行って調べてみたいと思います。各科できちんと属の検索ができればだいぶ勉強になると思います。


今後は見やすい標本を作り、文献を集めてきちんと活用できるようになりたいと思います。
ありがとうございました。

Re: 明るい色のクロバエ科 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2013/02/17(Sun) 18:38:45 No.8111  引用 
大宮様.

確かに,名城大学の図書館のDBでは書名がCalliphoridae(Insecta:Diptera)となっていますね.

この大学は,WebCatやCiniiに加盟してないので普通に検索すると出てきませんが,トゲハネバエなどを研究していた岡留恒丸先生が教鞭をとっていた昆虫学教室があるので文献が豊富なようです.

Re: 明るい色のクロバエ科 投稿者: 投稿日:2013/02/17(Sun) 19:20:33 No.8112  引用 
茨城@市毛様

追加のご説明、ありがとうございました。確認しました。
出かける前に説明を聞けて良かったです。書庫にあるようなので請求しなくてはいけません。

図書館の場所自体も、名古屋なら実際に行くのが簡単です。
ありがとうございます。

Re: 明るい色のクロバエ科 投稿者:さんご 投稿日:2013/02/18(Mon) 11:09:48 No.8113  引用 
猫又 様
茨城@市毛 様

いつもフォローしていただきまして,ありがとうございます.

猫又 様

たしかに,ウヅキイエバエモドキらしくない個体ですね.パッと見ヤドリバエ科かと思ってしまったくらいです.

茨城@市毛 様

いつも貴重な情報をお示しくださってまことにありがとうございます.大変勉強になります.

大宮 様


申し訳ありませんが,そのようなわけでウズキイエバエモドキ(疑い)を撤回して,不明種とさせてください.

Re: 明るい色のクロバエ科 投稿者: 投稿日:2013/02/18(Mon) 20:54:12 No.8114  引用 
さんご様

こちらこそ、限られた情報しかお伝えできない中、真っ先にコメントいただき、感謝と同時に申し訳ありません。
もっと進歩して皆様にあまりご負担をおかけしないよう頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。

アカツリアブモドキについて 投稿者:三枝豊平 投稿日:2013/02/06(Wed) 14:20:52 No.8089  引用 
ツリアブモドキ科のアカツリアブモドキの標本をお持ちの方があったらご連絡いただければありがたいです.それと,外観はこの種ににて翅に数個の透明紋を持つ標本をお持ちでしたら同様にご連絡ください.両者の関係を今調べています.

Re: アカツリアブモドキについて 投稿者:さんご 投稿日:2013/02/07(Thu) 11:11:29 No.8090  引用 
三枝様

いつもお世話になっております.

それらしき標本を1個体,知人から託されて保管しています.しかし標本の状態がよくありません.採集者によると,マンションの階段の灯火の下に落ちていたものらしく,泥(油?)が付着していて細部が見にくいです.
原色昆虫大図鑑IIIの記述と一致しない部分もあり,アカツリアブモドキかどうかも自信がありません.
このようなものでよろしければ,お送りさせていただきます.

Re: アカツリアブモドキについて 投稿者:三枝豊平 投稿日:2013/02/14(Thu) 18:28:55 No.8099  引用 
さんごさんのご厚意で標本を調べることができました.アカツリアブモドキとは別種でして,さんごさんが多分「はなあぶ」誌上などに発表されるでしょう.さんごさん有難うございました.

日本のキマダラガガンボ属Epiphr... 投稿者:達磨 投稿日:2013/02/14(Thu) 16:45:06 No.8092 ホームページ  引用 
ワシントンのスミソニアン博物館に来ています。
以前、No.4159に書き込んだ内容にちょっとした間違いが判明したので、訂正しておきます。4159の書き込みは九大に保存されているAlexander博士の同定標本をもとにしたものですが、種が記載された年と標本が同定された年とのからみで、果たして正しいものかなと、一抹の不安があったのですが、やはり同定ミスがあったようです。こちらで日本産4種全てのホロタイプを見ることができましたので、その写真と一緒にご報告。

Epiphragma subinsignis 投稿者:達磨 投稿日:2013/02/14(Thu) 16:52:52 No.8093 ホームページ  引用 
まず、1種目。Epiphragma subinsignis 褐色の模様が濃い褐色で縁取られることと、脈の分岐や横脈の前後が一様に褐色である特徴があります。No. 4159でP. evanescensとしたものがこれです。

Epiphragma subfascipennis 投稿者:達磨 投稿日:2013/02/14(Thu) 16:58:25 No.8094 ホームページ  引用 
2種目。E. subfascipennis。
関東などにも多い、体の大きなやつです。褐色の模様が縁取られるのは前種と同じですが、脈の分岐や横脈の前後に小さな透明な部分(褐色の模様に穴があいている)があるので簡単に区別できるものです。


Epiphragma evanescens 投稿者:達磨 投稿日:2013/02/14(Thu) 17:07:41 No.8095 ホームページ  引用 
3種目。P. evanescens 。唯一タイプ産地がお隣の中国のもの。翅の褐色模様は縁取られずに一様に暗褐色です。分岐や横脈の前後に小さな透明の部分があるのは前種と一緒。帰ってから手持ちの標本を調べなくちゃなりませんが、これにドンピシャの標本をお持ちの方はありますか?

Epiphragma trichomera 投稿者:達磨 投稿日:2013/02/14(Thu) 17:12:05 No.8096 ホームページ  引用 
そして最後の4種目。E. trichomera。
前種の褐色紋が発達した個体のようにも見えますが、さていかがか。


Re: Epiphragma trichomera 投稿者:達磨 投稿日:2013/02/14(Thu) 17:18:21 No.8097 ホームページ  引用 
翅の模様には個体差も大きいので、その点、ご注意ください。
また、この属の種小名を記載時と異なり、subfascipenne, subinsigneとすることがありますが、この属のジェンダーについては文献を調べきれていないので、ここでは棚上げしておきます。(もちろん、目録出版までには片付けます)

Re: Epiphragma trichomera 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2013/02/14(Thu) 18:26:04 No.8098  引用 
やはりタイプを見ないと分からないことが多々ありますね.ワシントンでのAlexander博士の標本の検討ご苦労様です.本属はかなりきれいなガガンボである上に,ニセヒメガガンボとの翅斑の類似からつい注目してしまいます.半分渓流に浸かった朽木から多数羽化させたことがあります.

E. evanescensのように翅に蛇の目模様があるのは,何度か採集したことがありますね.それが日本なのか中国など外国なのかは定かでありません,

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