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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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ヒラタアブ? 投稿者:mitue@熱海 投稿日:2007/11/06(Tue) 08:30:00 No.3986  引用 
07/10/21、庭のサルビア・ディスコロールについていた蛹を捕獲していたら10日ほどで羽化しました。
えあわせではクロヒラタアブに似ているとおもいましたがどうでしょうか?よろしくおねがいいたします。


Re: ヒラタアブ? 投稿者:茨城@市毛 多少復活(~_~) 投稿日:2007/11/06(Tue) 21:55:04 No.3987  引用 
mitue@熱海様.

恐らく,御指摘どおりクロヒラタアブで良いと思います.

本種に酷似したニッポンクロヒラタアブは,♂腹部末端の交尾器が
http://homepage2.nifty.com/syrphidae/tribe/syrphini.htm
のような指状になっています.

Re: ヒラタアブ? 投稿者:mitue@熱海 投稿日:2007/11/07(Wed) 09:41:25 No.3988  引用 
茨城@市毛様
ありがとうございました。
交尾器の観察までしないと種の特定は難しいのですね。
私は植物が好きで長年観察してきましたが最近では訪花昆虫にも興味が沸き、名前を知りたいと思うようになりました。これからも宜しくお願い致します。

ご教示ください 投稿者:シャーロックZ 投稿日:2007/11/01(Thu) 22:32:06 No.3981  引用 
本来甲虫屋なので、初めて書かせていただきます。
今年の7月初頭に、南会津の高地にて、ヤシオツツジなどの花に群がっていたハエです。もしも画像で見当がつく種類でしたら、ご教示いただけると助かります。


Re: ご教示ください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/11/02(Fri) 18:01:14 No.3982  引用 
これはオドリバエ科のネウスオドリバエEmpis (Euempis) flavobasalis Matsumura, 1915の雄です.しかし,本種は北海道から記載されたもので,地理的変異が著しく,且つこれに近似の複数の種があるので,分類学的には問題があります.しかし,画像の標本は上記の同定でほぼ間違いないでしょう.

本種は基本的には雄が捕食性ですが,雌雄共に訪花して吸蜜もします.ツツジやキイチゴ類,シャガ,ヤブニンジンその他いろいろの花を訪花します.
一方,雄は自分の体よりやや小形の双翅類やカゲロウなどを狩って,群飛しながら雌にプレゼントして,小枝などに静止して交尾を続け,雌は雄から与えられた餌を食べます.
成虫の出現は年1化で初夏です.ご参考までに.

Re: ご教示ください 投稿者:シャーロックZ 投稿日:2007/11/05(Mon) 10:06:00 No.3985  引用 
ご教示ありがとうございました。行動については、当方の注意不足と慌しい登山の日程から、記憶がありません。
実はこれは、某昆虫同好会の採集調査会のときのものです。

当方は仕事でも環境調査で虫をやり、趣味でも生物の生態写真をやります。そのため、雑虫といわれているものにも関心が深いです。

居住地周辺(川崎北部)に多数いることもあって、特にガガンボモドキが好きなのですが、ものの本に書いてある求愛給餌を野外でみたことがありません。来年はぜひ昆虫の求愛給餌を撮ってみたいものです。

何というハエですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/07/10(Tue) 21:35:34 No.3633  引用 
こんばんは♪
6日に撮ったのですが、何といいますか?
よろしくお願いします!


Re: 何というハエですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/07/10(Tue) 21:36:20 No.3634  引用 
違う方向からです。

Re: 何というハエですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/07/10(Tue) 21:37:18 No.3635  引用 
前からも撮ってみました。

Re: 何というハエですか? 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/07/12(Thu) 11:50:47 No.3638  引用 
ヤドリバエ科であることは間違いなさそうです。口吻が細く長い事からクチナガハリバエかその近縁種であると思われますが・・何分ヤドリバエ科なので・・断言できないのがつらいところです。(九大目録を見たところとりあえず現在のところ1属1種みたいですが・・)

中国蝿類2(ヤドリバエ科の研究は中国ではかなり進められてるみたいです。資料がかなりあります。ただし、膨大な種数になるので、図版をしらみつぶしに見ていくのは結構根性と気合が必要なのです。)に出てくるヤドリバエ科の顔の図版を片っ端から見た限りでは図版とは口吻の曲がり方が逆なんですが、口吻がストレートに長い種は本種しか出ていないようでした。

あと、チビクチナガハリバエという和名の種があるのですが、こちらは口吻は2箇所で折れ曲がるタイプなので今回の画像とは違うと思われます。

ありがとうございました♪ 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/07/13(Fri) 22:46:48 No.3639  引用 
ハエ男さん!お手数をおかけしました。
ヤドリバエ科と言ってもたくさんいるのですね?
11日にハルジオンにお尻がオレンジ色のハエで、このハエによく似たハエがいたのですが、顔を撮ろうとしたら、逃げられ、ピンボケでしたが、どうやらそのハエの口が折れ曲がっていたような気がします。
また、出会えるといいのですが。。
今後もよろしくお願いします!<(_ _)>

Re: いっぱいいるのです。 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/07/14(Sat) 01:14:30 No.3640  引用 
九大目録では日本産ヤドリバエ科として400種以上がでているのですが、現在販売されてる図鑑でもっともヤドリバエ科が出ている北隆館の大図鑑でも21種しかでていないんですね。これで調べろってのも無理な話しなのです。

私たちも、こんなに大きくて特徴的なのに種名がわからないのが多いヤドリバエ科にはゲッソリ悩まされているのです。

大変ですね! 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/07/15(Sun) 15:52:56 No.3644  引用 
虫をデジカメで撮り始めて1年くらいになりますが、ハエだけでもこんなにも多いのかと驚いています。(゜゜;)
撮るのはだいたい家の回りです。
撮影場所を書いてなくて申し訳ありません。
広島市佐伯区湯来町です。
回りは田んぼで遠景にはいつも山が見えます。田舎です。(^^ゞ

Re: 何というハエですか? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/07/16(Mon) 16:30:56 No.3645  引用 
ヤドリバエ科の分類学者の舘博士から,写真の種はクチナガハリバエで正しいとの同定結果をいただきましたので,お知らせしておきます.しかし,ヤドリバエ科は種数が多く写真だけでは同定が極めて困難である,とのことです.市販の図鑑類で同定できない種の名称を写真だけでお尋ねになっても,先ず不可能ということのようです.

ありがとうございました♪ 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/07/19(Thu) 18:40:47 No.3659  引用 
アノニモミイアさん!
ヤドリバエ科は種数が多くて同定が大変なのですね?
舘博士に同定して頂いたのをお知らせ頂き、
ありがとうございました!<(_ _)>

Re: ありがとうございました♪ 投稿者: 投稿日:2007/11/04(Sun) 04:59:34 No.3983  引用 
Prosena siberita, Tachinidae

Re: 何というハエですか? 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2007/11/04(Sun) 22:21:51 No.3984  引用 
クチナガハリバエは九大目録にも、『中国蝿類』にもProsena属がP. siberita 1種しか出てきませんし、今まで私が採集した本属の交尾器も、全て『中国蝿類』のP. siberita の交尾器の形態と一致しています。ということは東アジアに1種しかいないのでしょうかね?

確か、コガネムシの幼虫に寄生する種でしたよね。幼虫が自ら土の中で宿主を探すタイプだったと記憶しております。

ハエは動物、植物、菌類、藻類とありとあらゆる生物を発生源としている上に、屋内害虫となる限られた種類を除くと個々の種が子孫を残していくために幼虫の食物として利用している餌の種類は案外狭いものです。動物の糞を食べて育つハエひとつとっても、牛の糞、馬の糞、人間の糞と糞をする動物が異なると、そこから発生するハエの種類も変わってしまいます。

この事実からだけでもハエという昆虫のグループが実に多様な存在だとうかがい知れるかと思いますが、その中でも昆虫に幼虫が寄生して育つヤドリバエ科は際立って種数の多い系統群です。ひとつのフィールドで毎週採集を繰り返すと、ヤドリバエ科の場合は毎週のように顔ぶれが変化していきます。

教えてください 投稿者:mbc 投稿日:2007/10/28(Sun) 06:22:24 No.3976  引用 
ヤドリバエ(Tachinidae)の一種だと思うのですが
何という名前か教えてください。


Re: 教えてください 投稿者:茨城@市毛 多少復活(~_~) 投稿日:2007/10/28(Sun) 08:01:02 No.3978  引用 
mbc様.

何度か掲示板で出てきた Compsoptesis sp. と同じ種類に見えますが,如何でしょうか?

Re: 教えてください 投稿者:mbc 投稿日:2007/10/28(Sun) 15:50:47 No.3980  引用 
茨城@市毛 多少復活(~_~)さま

たすかりました。
次からは過去の掲示板をもうちょっと良く見てから
質問させていただきます。
ありがとうございました。

モンカマオドリバエの近縁属 投稿者:茨城@市毛 多少復活(~_~) 投稿日:2007/10/24(Wed) 20:49:16 No.3966  引用 
7月に茨城県北部の山間部で採集した,体長2mm程のオドリバエです.

最初に見た時,図鑑に載っているモンカマオドリバエと思いましたが,翅の翅脈からChelipoda属のようですが,如何でしょうか?


Re: モンカマオドリバエの近縁属 投稿者:茨城@市毛 多少復活(~_~) 投稿日:2007/10/24(Wed) 21:16:05 No.3967  引用 
ついでですが,このオドリバエはElaphropeza属で良いのでしょうか?

体長は2mm程で,前種と同じく7月に茨城県北部の山間部で採集しました.

No.2788の発言でコメントされたように,後頭部の特徴や後脛節に背面剛毛があります.

よろしくお願い致します.


Re: モンカマオドリバエの近縁属 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/10/25(Thu) 08:42:09 No.3968  引用 
最初のは市毛さんが同定されたようにChelipodaの1種です.Chelipodaとそれの中室が開いたPhyllodromia,さらにCuP脈(従来のA1脈)を欠き,CuA脈(CuA2脈)のみが第2基室から突き出すもの,M1脈の基部が消えるものなど10種足らずが日本列島に分布しています.初夏から晩夏までかなり長期にわたって成虫が見られ,主に森林の林縁に生える下草を掬うと採集できます.個体数は一般に多いのですが,発生期の関係で雄が少ないことがしばしばですので,種の特徴がはっきりした雄を採集するためにはかなり多数を採集しておく必要があります.

二枚目のは同定されたとおりElaphropezaの1種です.このように体色が黒い種は日本列島で4種採集していて,触角の形状,雄交尾器の概形などからこれは八甲田山,熊本の白鳥山,対馬で採集されている種と同じものと思います.私も数頭標本をもっています.しかし,体色が黄色ー橙色の種に比べるとこの手の黒Elaphropezaは個体数が少なく,1頭採集したらその付近を丹念に掬って数を採っておいた方がいいです.色が黒いので採集した段階ではDrapetis属かと勘違いすることがあると思います.

Re: モンカマオドリバエの近縁属 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/10/25(Thu) 08:50:36 No.3969  引用 
なお,Chelipoda群はChelifera-Hemerodromia群のように幼虫が水生ではないようで,水辺には少なく,沢からずっと離れた山腹でもたくさん採集できます.この群は触角刺毛(arista)がChelifera-Hemerodromia群よりもはるかに長く(普通は触角第3節より長い),また口器も長いので簡単に識別できます.R4脈もありません(南半球温帯にはR4をもって,Chelipoda群の祖先そのものではないかと思ってしまうような種ー未記載属ーも棲息していますが,北半球のはすべてR4を持ちません;同様にChelifera群の祖先そのもののようなのもパタゴニアあたりには棲息しています.アブ類は特にオーストラリアーニュージーランドーパタゴニア地方に原始的な形態をしたのが多産しているようです).

Re: モンカマオドリバエの近縁属 投稿者:茨城@市毛 多少復活(~_~) 投稿日:2007/10/27(Sat) 10:08:29 No.3972  引用 
アノニモミイア様.

 Chelipoda属,Elaphropeza属と色々と情報ありがとうございました.

 ところで,オドリバエの標本の作成方法のアドバイスを頂けませんでしょうか?

現在,中〜大型のオドリバエは翅を揃えて三角紙に包んで乾燥させ,小型種は顕微鏡下で翅を揃えて台紙で押さえて乾燥させています.

特に,旅行先での採集品の処理方法を教えて頂きたいと思います.

よろしくお願い致します.

Re: モンカマオドリバエの近縁属 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/10/27(Sat) 18:35:55 No.3973  引用 
オドリバエ科などの採集品の処理方法を書きます.

私の場合は体長10mm前後のものは基本的には針刺し標本にします.00-1号針を適宜使っています.これは採集日か冷凍・冷蔵保存した個体の場合です.
6‐8mm前後の場合は針刺し標本と三角紙標本の両方にします.この程度の個体の場合には主に微針で刺します.
以上の標本は乾燥するまで体軸が垂直になるように保って,腹部が下がるのを避けます.
数mm以下の場合は基本的にはすべて三角紙標本にします.

三角紙の紙は薬包紙にも用いられるグラシン紙です(一般的な三角紙用紙).しかしグラシン紙も厚さ,硬さ,処理薬品によってある程度違いがありますので,できるだけ薄くて,柔らかなのを選んでいます(厚いと虫が圧迫され,また油の出やすいキノコバエなどは長期間保存すると翅が紙に密着し,油が乾いて,翅が紙にこびりつきます).文具店で大きいのを希望の大きさ(志賀昆虫普及社の下から2番目の大きさ)に裁断してもらいます.薄い紙なので10枚くらいを厚紙で挟んで裁断するようでして,どこでも喜んで引き受けてくれるものではありません.8−10枚を重ねて三角紙をおります(折り方は錯綜するので説明しません;1枚1枚折るのではありません)ので,裁断して形が同一であることが必須です.

三角紙に入れるのは,ほぼ同じサイズの虫を集めて,標本がなるべく1層になるように広げて包みます.用紙が硬いと,乾燥すると紙に押し付けれらて体が平らになってしまうので,柔らかい紙を選びます(三角紙の底辺の折りを弱くしておくとこれを少し避けれます).一層にしておくと,乾燥しても脚などが体軸かひどくはみ出さず,標本作製のさいに折れません.しかし,体が平圧されるのをさけるのなら,ある程度大きさの異なるものを混ぜることもありますし,2層くらいにすることもあります.その結果,脚や翅が体軸から出っ張っている場合の標本の作製は別の方法をとります.

海外などに行って長期間の採集で,しかも乗り物などに乗ったり,荷物が車で運搬される可能性があるときには,正方形のティシューペーパーを三角紙よりほんの少し小さい三角形に折って,内側の袋にして,標本を包みます.こうしておけば,輸送中に標本が粗面の内袋の中で動かず,傷みません.これをしておかないと,標本が三角紙の中で運動会をして,Tachydromiinaeの触角などはたちまち折れてしまいます.

三角紙標本はボール箱に入れて運びます.なるべく大型で重量のあるものを下にいれて,小形のものは上にして,押しつぶされないように配慮します.箱は水平に保つように努力します.

前にも書いたかもしれませんが,採集中は志賀昆虫普及社の鉱物標本用の丸箱(円形プラスチック容器:カタログでNO.458プラスチック丸型というもの)の9cmのものを使います.この内径の幅で,長さが20cmの紙をペーパータオルの2重のをはがして1枚にし,9cmの1辺の中央から9cmくらい切り込みを入れます.切れ込みの入っていない方を容器の底に敷くようにして,さらに容器壁に沿って折り曲げ,さらに上から覆うように切れ目を入れているほうを折り返します.この中にペーパータオル一枚にはがしたものを幅8mm長さ20cmのストライプにして,8枚入れておきます.このような容器を5-10個持っていきます.蓋に採集場所のメモが書けるようにしておきます.

殺虫菅は3.2×13cmのを使います.この中にも上のストライプを4枚いれて,採集します.殺虫菅の中身が多くなってきたら,プラスチック容器の蓋を開けて,中のストライプを4本取り出し,容器の中に殺虫菅の中身を中の4本のストライプごといれます.虫が容器の中に平均に,しかもストライプに適宜絡んでいるようにします.それから切れ目のある容器の紙が交差するように虫を覆って,さらにその上に柔らかくて水分の多そうな植物の葉(若いカエデ,コアカソ,イタドリなどの葉がいいですね)を1-2枚載せて蓋をします.これをリュックの一番底の温度が上がらないところに水平に収容します.4枚取りだしたストライプは空になった殺虫菅に入れます.こうすれば1日の採集を終わって宿などに帰っても虫は十分柔らかくて,容易に標本整理が出来ます.

宿ではA4の紙を敷いてその上に容器から虫を広げます.プラ板で作った4cm正方形の大変浅いトレーを10個ほど持っていって,これを紙の周りに並べて,その中に採集品を選別しながら入れていきます.針刺しや三角紙に入れる前に,翅が背中側に揃っているのはいいのですが,逆に腹側に羽交い絞めのようになっているのは,グラシン紙のような平滑な紙の上で虫を仰向けにして,細いピンセットで上から翅の腋の下に相当する部分を挟み,軽く紙に虫を押し付けることで,翅基部のクリック機構が作用して,翅が反転して背中側に揃います.これも殺してから時間がたつと筋肉の硬直が解けてうまくいきません.この場合は丹念に翅をそろえるしかありません.クロロフォルムなどで麻酔時間を長くすると筋肉の硬直が持続しますが,交尾器などの筋肉が異常に硬直して,その結果骨化部が変形し,これがKOH処理を行ってもうまくもどらないので,あまり薦めれません.

以上が採集品の処理です.これはオドリバエに限らず中型以下の双翅目の場合に一般に行っています.

Re: モンカマオドリバエの近縁属 投稿者:茨城@市毛 多少復活(~_~) 投稿日:2007/10/27(Sat) 20:15:29 No.3974  引用 
アノニモミイア様.

詳細な解説ありがとうございます.

筋肉の硬直が解けると,翅の反転が困難なのですね.
今まで,逆に硬直が解けた頃に反転させようとしていたので,上手く出来なかったようです.

ありがとうございました.

Re: モンカマオドリバエの近縁属 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/10/28(Sun) 02:08:18 No.3975  引用 
標本作製法も入力したのですが,パソコンの操作ミスで消去してしまいました.また時間の余裕がある時に書きます.

Re: モンカマオドリバエの近縁属 投稿者:茨城@市毛 多少復活(~_~) 投稿日:2007/10/28(Sun) 07:57:10 No.3977  引用 
アノニモミイア様.

私も,時折操作ミスで消去されてしまうことがあったので,少しでも長い文章は,別のWordやWindowsメモ帳等のソフトで書いて,その文章をこのコメント欄に貼り付けるようにしています.

コメント欄に書いている時に,間違えてESCキーを押すと全てクリアされてしまうのは辛いですね(^_^;)

キアシルリミズアブかな 投稿者:pakenya 投稿日:2007/10/15(Mon) 13:31:28 No.3958  引用 
こんにちは

奥只見地区の未丈が岳の山頂(1550m)で、6月に採集したミズアブです。全ての脚が黄色いので、はなあぶ8号の大石・蒔田の検察表によれば、キアシルリミズアブに行き着くのですが、実物や画像を見たことが無いので確信がもてません。

ご教示願います。


Re: キアシルリミズアブかな 投稿者:茨城@市毛 多少復活(~_~) 投稿日:2007/10/15(Mon) 23:04:30 No.3959  引用 
pakenya様.

体長はどのくらいですか?

詳しいことは忘れましたが,Sarugs metallinusではなく,Chrysochroma molliculumに一票.

ちなみに,下顔(口器周辺)が膜質ならSarugs属,複眼に沿って明らかに硬化していればChrysochroma属.

通常,Sarugs metallinusの後脛節基部は多少暗化しています.

Nagatomi 1975を読みましょう;^_^)

Re: キアシルリミズアブかな 投稿者: 投稿日:2007/10/24(Wed) 12:04:34 No.3965  引用 
市毛様

Nagatomi 1975をDMで送ってくださりありがとうございます。
昨日まで、急な出張で1週間沖縄に滞在しておりましたので、お礼をお伝えするのが遅れました。すみません。

この文献をCiniiで探したのですが見当たらず、どうしようと思っていたところでしたのでたいへん助かりました。早速読んでみます。

Re: キアシルリミズアブかな 投稿者:pakenya 投稿日:2007/10/25(Thu) 16:00:52 No.3970  引用 
Nagatomi 1975を紐解いた自己レスです。

属の検索は、触角の上方に当たる額に膨れた部分があり、額は上下に分割されず、顔面下部の両側は広くキチン化しているのでChrysochroma属です。


Re: キアシルリミズアブかな 投稿者:pakenya 投稿日:2007/10/25(Thu) 16:24:19 No.3971  引用 
脚は基節が黒く、後付節の2〜5節背面が暗色の他は黄色いのですが、転節はやや褐色を帯びています。触角第3節の先端節は比較的大きく、顔面の毛は暗色のものが大半を占めています。全長は11mmあるので、C. molliculumではなく、北海道の標本に基づいて記述されているC. sp.Aの方に行き着くようです。

この種の♂が未知なままのようですので、探してみたいです。

教えてください。 投稿者:mitue 投稿日:2007/10/15(Mon) 02:23:04 No.3956  引用 
先日、庭で捕まえました。5ミリで写しずらかったです何蜂でじょうか?宜しくお願い致します。

Re: 教えてください。 投稿者:mitue 投稿日:2007/10/15(Mon) 08:26:34 No.3957  引用 
すみません、
>何蜂でじょうか→何蜂でしょうかの間違いでした。

Re: 教えてください。 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/10/15(Mon) 23:51:50 No.3960  引用 
コバチ上科のハチであることは間違いないと思うのですが、翅脈が確認できないので、科の同定にも届かないというのが現状です。

コバチ類は記載されているもの、されてないものを合わせると意外と種類があるようなので、生態画像からの同定はかなり厳しいものと考えられます。

あと、種名を質問される場合は、採集(撮影)場所、日時などのデータ、どんな環境(ついてた植物等)にいたかの情報も入れていただくようお願いいたします。

Re: 教えてください。 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/10/16(Tue) 00:17:19 No.3962  引用 
写真のハチはおそらくアシブトコバチ科のハネジロアシブトコバチEpitranus albipennis Walkerか,その近縁種でしょう.北隆館の原色昆虫大図鑑でも寄主が不明と記述されていますが,平地でもスイーピングでしばしば採集されます.

私がコミットすることではないかも知れませんが,ハチのことですと,「みんなで作る昆虫ブログ むし探検広場」など,より広範囲の昆虫を扱うところもあります.

もっともアシブトコバチ科のハチはハエ類に寄生する種が多いようですから,ハエと全く無関係ではないですね.

Re: 一応・・・ 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/10/16(Tue) 02:36:08 No.3963  引用 
当掲示板は「一寸のハエにも五分の大和魂」と掲示板タイトルにもなっていますように、どちらかといえばハエ(双翅目)の話題を中心としていますので、ハチ関連のレスはつきにくいかもしれません。

最近はハチ系の専門家が集う画像投稿型のBBSが閉鎖しちゃったので、ちょっとその部分では残念なんですよね|・・・

ところでBBSに名付けておいて、気がつくと・・・一寸のハエ・・・約3センチのハエって・・・とんでもない大きさのハエです。ウシアブ並みの大きさのハエってまだ見たこともありません。

Re: 教えてください。 投稿者:mitue@熱海 投稿日:2007/10/16(Tue) 05:34:27 No.3964  引用 
ハエ男さん、アノニモミイアさん、ハチの質問にも関らずレスをいたたきありとうございました。
ハネジロアシブトコバチかその近縁種なのですね。体のわりに、あまりにも太い足でびっくりでした。私は庭や畑での観察をたのしみながらときどき市内のフィールドに出て植物を主体に観察を続けています。これからも解らない種に出合ったらお尋ねしたいとおもいますので宜しくお願い致します。

何というハエですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/10/13(Sat) 23:40:47 No.3952 ホームページ  引用 
今日、イヌホウズキの葉っぱに3〜4mmのハエのペアがいました。
何と言うハエですか?
広島市佐伯区湯来町です。
よろしくお願いします!(^_^)/


Re: あくまでも多分・・ 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/10/14(Sun) 00:29:16 No.3954  引用 
シマバエ科の一種ではないかと思います。

シマバエ科とそうでない科を見分けるには頭頂部の刺毛の向きを見なくてはならないのですが、この画像ではその向きが確認できませんので、あくまでも多分・・・ということでよろしくお願いいたします。

ありがとうございました♪ 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/10/14(Sun) 11:34:42 No.3955  引用 
ハエ男さん!
シマバエ科の一種では?と言う事ですね?
写真は小さ過ぎたみたいですね?
大きく見えるようにトリミングしてみます。
他の方向から撮れず。(^^;
ありがとうございました♪

ニクバエの仲間でしょうか 投稿者:さびきこり 投稿日:2007/10/10(Wed) 22:50:25 No.3947  引用 
初めまして。
このハエはベッコウバチの巣の近くの草に止まり、ハチが穴を掘っている様子を窺うようにしていたところを捕らえたものです。
アナバチヤドリニクバエなどという種名は聞いたことはあるのですが、果たしてこれがそうなのでしょうか。
茨城県の南岸地域での採集品です。検分お願い致します。


Re: ニクバエの仲間でしょうか 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/10/11(Thu) 00:29:51 No.3948  引用 
Miltoglaminae・ヤドリニクバエ亜科であることは間違いないと思います。(外見は似てる種が多いのでパっと見の絵合わせ同定はほぼ不可能です。)

頭部の雰囲気では♀なのかな?とも思いますが、ニクバエ科の同定は♂交尾器で行うのが基本スタイルとなってしまうので、♀だとかなり難しいです。一応、腹部末端を見て交尾器が引き出せるかどうかを確認してみてください。ニクバエ科の標本処理は翅をきれいにするよりも、まず交尾器を引き出しておくことが大変重要で、採集した日の処理というのが面倒ですが、あとの同定を楽にします。今からですと、湯気で軟化するとか、エタノールを少しかけた脱脂綿入りのフィルムケースに入れて数日置くなどの方法で軟化する方法があります。(♂交尾器の確認が必須とご理解ください。)

このグループの参考資料としては Kurahashi Hiromu 著
STUDIES ON THE CALYPTERATE MUSCOID FLIES FROM JAPAN VII. REVISION OF THE SUBFAMILY MILTOGRAMMINAE (Diptera, Sarcophagidae) があり、これはCiNii  http://ci.nii.ac.jp/cinii/servlet/CiNiiTop#の方で公開されていますのでご参照ください。(アナバチヤドリニクバエの♂交尾器の図も出ています)

Re: ニクバエの仲間でしょうか 投稿者:さびきこり 投稿日:2007/10/12(Fri) 23:54:20 No.3950  引用 
ハエ男さま
ご教示ありがとうございます。
この個体は雌のようでしたが、参考にさせていただきます。
それにしても、雌で調べにくいのは困ったことですね。
もしかしてハチのグループごとに特異的な関係が見つかるのではと思っていたのですが、道は険しいです。

Re: ニクバエの仲間でしょうか 投稿者:ハエ男 投稿日:2007/10/13(Sat) 00:21:51 No.3951  引用 
現在、倉橋弘 先生がニクバエ科の♀による同定のキーをまとめられているとのことですが、お話を聞く限りでは一般の方にはなかなか調べにくい部分や細かな部分もキーとしなくてはならないため、ある程度、訓練をつまれてそれらの部分を見るとわかるようになるかもしれません。

何という名前ですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/10/09(Tue) 12:08:53 No.3940  引用 
これも昨日、撮ったのですが、葛の葉っぱにハエか?アブか?分からない虫がいました。
何という名前でしょうか?
広島市佐伯区湯来町です。
よろしくお願いします!<(_ _)>


Re: 何という名前ですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/10/09(Tue) 12:09:57 No.3941  引用 
もう1枚横からです。

Re: 何という名前ですか? 投稿者:茨城@市毛 多少復活(~_~) 投稿日:2007/10/09(Tue) 12:34:24 No.3944  引用 
まゆみ様.

これは,ヤチバエ科のヒゲナガヤチバエで良いと思います.

水辺でよく見られますので,色々なHPに写真が出ています.

Re: 何という名前ですか? 投稿者:まゆみ 投稿日:2007/10/09(Tue) 21:15:55 No.3946  引用 
茨城@市毛さま
ヒゲナガヤチバエ検索して確認しました。
ありがとうございました♪<(_ _)>

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