茨城@市毛様
ハエ男様 早速の御返事ありがとうございます。 > ヒロズキンバエですと、一年中釣具屋で「サシ」という名前> で釣り餌として販売されています。 実は昨年そのような情報を仕入れてサシを羽化させたのですが、全て(10匹程度)ヒツジキンバエでした。(この時は東京医科歯科大学の篠永先生と国立感染症研究所の倉橋先生に鑑定をしてもらいました。) > 普通のキンバエ類は幼虫でも、咽頭骨格を見れば同定は可能> です。(もちろんその1頭は殺さないと無理ですけど・・) それは知りませんでした。これからハエの鑑別に関しても勉強していくつもりですが、また御指導お願いします。 > 関西だと、ヒロズキンバエも結構普通にいる種なので、温か> くなればその辺で採集できるとは思います そのようですね。ただし早く飼育を開始したいので4〜5月になってからでは少し遅すぎるのです。それがこのBBSに情報を求めた理由なのですが。 > これをどうやって無菌化するかはわかりません 無菌化の技術はアメリカで習得して来たので大丈夫です。(非常に単純な方法なのですが。) やはり今ヒロズキンバエを手に入れたいとなるとサシを羽化させていくことが一番の方法のようですね。ただし昨年は全てハズレだったこともあり、今回は本腰を入れてかなり大量に羽化させることが必要かなと思っています。時間と場所の関係上自宅(アパートの一室)でこの作業をしてみたいと思っているのですが、温度管理のためにやはり温室購入が必要でしょうか?ネット上で4万円の温室セット(http://www.rakuten.co.jp/topcreate/643210/644779/) を見つけてきたのですが、どなたか自宅でハエを飼育されている方はいらっしゃいますか?皆さんどのような方法をとっているのでしょうか?
知り合いの製薬会社にたずねましたら、飼育してるのはイエバエのみでヒロズキンバエは飼育していないとの事でした。
なかなかハエの飼育を自宅でやってる方はいないと思います。
実験で使ってる方は大学や研究所で恒温機を入れていると思います。 あと、温度を上げるのは簡単ですが、真夏の温度を下げて生産調整するときのことも考えた方が良いかもしれませんね。 |
皆様、はじめまして。
滋賀県の湖北総合病院耳鼻咽喉科の高瀬と申します。この度古田さんに許可を頂きこのBBSに参加させて頂くことになりました。 既に御存知の方もいらっしゃると思いますが、最近注目されてきた治療法の1つにウジ治療(Maggot Debridement Therapy :MDT) という難治性の創傷に対する治療法があります。既に岡山大学心臓血管外科の三井先生が医療用ウジの供給会社を立ち上げていますが、私もこの治療法に興味を持っています。今ヒロズキンバエを飼育したいと思っているのですがもちろんこの時期野外で捕獲することはできず、もしどなたかヒロズキンバエを飼育している方がいらっしゃったら分けて頂きたいと思っているのですがいかがでしょうか?
高瀬様、初めまして。
ヒロズキンバエですと、一年中釣具屋で「サシ」という名前で釣り餌として販売されています。 ただし、ヒツジキンバエの場合もあるようですので、成虫を羽化させて、古田さんに区別点を聞いて種名を確定した後、無菌飼育すると良いかもしれません。 http://www9.wind.ne.jp/matu-ko/turiesa/turiesa.htm 下記のHPには、関西ではヒロズキンバエの幼虫が主体と書かれています。 http://www.afftis.or.jp/QandA/box/mon/mon482.htm
ハエ男@古田です。
普通のキンバエ類は幼虫でも、咽頭骨格を見れば同定は可能です。(もちろんその1頭は殺さないと無理ですけど・・) 関西だと、ヒロズキンバエも結構普通にいる種なので、温かくなればその辺で採集できるとは思います・・が・・これをどうやって無菌化するかはわかりません・・・ |
バグリッチ様
これは私が昔Rachispoda subtinctipennis (Brunetti, 1913)として発表した種です。しかし最近このグループには交尾器のみで区別される数種が存在していることが外国で分かり、日本にも数種いることが分かりました。このグループは複雑なのでまだよく調べていません。現状ではRachispoda sp.としておきます。
フンコバエさん、ご教示ありがとうございます。
Rachispoda sp.として記録します。 属がわかったことは、本当にうれしいです。 この種は、初夏に 水辺でたくさん採った事がありますが、なぜか手元に標本は残っていませんでした。 このサイズの交尾器を解剖するのは、私にはまだ無理そうです。 また、ご教示お願い申しあげます。 |
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ハエというよりはコバチ上科(膜翅目)に見えるのですが、
少なくともハモグリバエ科の翅脈ではないと思います。
こんちは。
私も、膜翅目に見えます。 ・・・って事は、こちらの板が良いかと思いますが、 名前までは期待薄と思います。 http://www.raipon.jp/bbs/imgbbs.cgi
ハエ男さん、バグリッチさん、ありがとうございます。自分もハチかなと思いましたが、潜り痕が線状なので迷ってしまいました。
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1年以上前に、ケンセイさんがクモバエとコウモリバエの事を出してたんですが、ワシも頂き物のクモバエ関連で調べてたらいいのがありましたよ。
船越公威:ユビナガコウモリに外部寄生するケブカクモバエの生態学的研究 1977、Jap.J.Ecol、27.127-140.1977 です。生態のほかにも情報が多いです。 こいつはCiNii http://ci.nii.ac.jp/cinii/servlet/CiNiiTop# で「ケブカクモバエ」で検索して、その結果通りに入っていくとPDFでDL出来ます。
ハエ男様,どうもです.
すばらしい論文を紹介していただきありがとうございます. 私の会社にコウモリ屋がいるのですが船越先生はコウモリ 研究者の間ではかなりの有名人のようです. ケンセイ@久しぶりに東京都のミギワバエの報文投稿しました. |
昆蟲ニューシリーズのVol.4 No.2 29-34 2002に笹川の双翅目ノート1ってのがあって、それを見てたときにふと思ったんです。この中にはミギワバエ科のシノニム情報などもけっこうあったのですが、(ミギワバエ科24種に関する記述あり)その中に気になる部分がひとつ・・・
Gymnomyzinae Palacopsidella grandis (Cresson 1925):P.opaca Miyagi (1977)はシノニムである。(Mathis,1986b)と書かれてるんですが、ここでいうP.opacaとはParalimna opacaのことなんだろうか?Palacopsidellaという属はFauna Japonicaには出てないのですが・・・同じPから始まる学名ではあるが、属が違いますよね。同属間でのシノニムならばわかりやすいのですが、属まですっとばして、シノニムとなった場合、Paralimna属は現在はどうなってるのか、ご存知の方いません?
ハエ男様
Placopsidella opacaとParalimna opacaとは別物で、Paralimna属は今でも生きています。 Palacopsidellaで調べたので出ていなかったのではないでしょうか?正確にはPlacopsidellaで、FJの30ページに出ています。
フンコバエ師匠>ありがとうございます。すっきりしました。
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